JPH1099320A - 補間データ生成方法およびx線ct装置 - Google Patents

補間データ生成方法およびx線ct装置

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JPH1099320A
JPH1099320A JP8254274A JP25427496A JPH1099320A JP H1099320 A JPH1099320 A JP H1099320A JP 8254274 A JP8254274 A JP 8254274A JP 25427496 A JP25427496 A JP 25427496A JP H1099320 A JPH1099320 A JP H1099320A
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JP
Japan
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data
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reconstruction
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JP8254274A
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Natsuko Satou
夏子 佐藤
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GE Healthcare Japan Corp
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GE Yokogawa Medical System Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データの矛盾に起因して生じるアーチファク
トを抑制する。 【解決手段】 補間データDdを生成するための2つの
データD,dの違いが大きい場合は、再構成位置に近い
方のデータDを補間データDdとし、再構成位置から遠
いデータdは使わない。 【効果】 補間データに矛盾が入らず、補間データすな
わち再構成用データが矛盾することに起因して生じるア
ーチファクトを抑制できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、補間データ生成方
法およびX線CT装置に関し、さらに詳しくは、再構成
用データが矛盾することに起因して生じるアーチファク
ト(artifact)を抑制できるようにした補間データ生成
方法およびX線CT装置に関する。
【0002】
【従来の技術】X線CT装置では、被検体の体軸方向に
X線管および検出器を相対移動しながら被検体の周りに
X線管(またはX線管および検出器)を回転させて異な
るビューのデータを収集することが行われる。これをヘ
リカルスキャン(helical scan)という。ヘリカルスキ
ャンにより収集したデータからCT画像を作成する場合
は、指定した再構成位置を挟み且つ同一ビューまたは対
向ビューの関係にある2つのデータに対して補間演算を
施して、再構成位置における一群の補間データ(再構成
に必要な多数のビューのデータ)を生成する。そして、
その一群の補間データに対して再構成演算を施して、C
T画像を作成する。
【0003】図8は、従来の補間データ生成処理のフロ
ー図である。ステップC81では、補間データDdを求
めるための一対のデータD,dを記憶装置から取り出
す。例えば、図9に示す被検体Hをヘリカルスキャンし
て得たデータA〜G,a〜gが記憶装置に記憶されてい
る場合、再構成位置を挟み同一ビューまたは対向ビュー
の関係にある2つのデータD=7,d=27を記憶装置
から取り出す。なお、図9に記入してある値は被検体H
の実際の値とし、その値は図9の斜線の密度が高いほど
大きいものとする。後述する図11も同様とする。
【0004】ステップC82では、一対のデータD,d
を荷重平均して補間データDdを算出する。すなわち、
重みをW,wとするとき、Dd=W・D+w・dであ
る。ヘリカルスキャンのデータの場合、再構成位置から
データDまでの距離をα,データdまでの距離をβとす
るとき、W=β/(α+β),w=α/(α+β)とす
る。図9に示す例では、α=1,β=3なので、W=
0.75,w=0.25となる。従って、Dd=0.7
5・7+0.25・27=12となる。
【0005】上記補間データ生成処理が他のデータA〜
C,E〜Gおよびa〜c,e〜gについても施される
と、図10に示すように、再構成位置における補間デー
タAa〜Ggが求められる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】再構成演算用データの
収集は次の条件を満たすことが前提になっている。 被検体が静止した状態で全ビューのデータが取得され
たこと。 同一平面内で全ビューのデータが取得されたこと。こ
の条件が満たされた場合、再構成演算用データに矛盾が
なく、アーチファクトを生じない。しかし、被検体Hの
呼吸や心拍などによる体動があるため、上記の条件が
満たされない場合がある。また、ヘリカルスキャンの場
合には、補間データを求めることにより上記を満たす
ようにしているが、被検体Hに不連続が存在すると、上
記を満たさなくなる。このため、再構成演算用データ
が矛盾することがあり、CT画像上にアーチファクトが
現われることがある。
【0007】例えば、図9に示すような不連続が存在し
ない(図9の斜線の密度は連続的に変化している)被検
体Hの場合、図10に示す補間データAa〜Ggに矛盾
がなく、アーチファクトを生じない。ところが、図11
に示すような不連続が存在する(図11の斜線の密度は
右端で不連続に変化している)被検体H’の場合、図1
2に示す補間データDdが他の補間データAa〜Cc,
Ee〜Ggと矛盾しており、CT画像上にアーチファク
トが現われる問題点がある。そこで、本発明の目的は、
再構成用データが矛盾することに起因して生じるアーチ
ファクトを抑制できるようにした補間データ生成方法お
よびX線CT装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の観点では、本発明
は、同一ビューまたは対向ビューの関係にある2つのデ
ータに基づいて補間データを生成する補間データ生成方
法において、前記2つのデータを比較し、両データの違
いが大きいなら一方のデータを補間データとし、両デー
タの違いが小さいなら前記2つのデータを用いた補間演
算により補間データを算出することを特徴とする補間デ
ータ生成方法を提供する。上記第1の観点による補間デ
ータ生成方法では、補間データを生成するための2つの
データの違いが大きい場合は、一方のデータを補間デー
タとし、他方のデータは使わないから、補間データに矛
盾が入る余地はない。また、両データの違いが小さい時
は、両データにもともと矛盾がないから、両データを用
いた補間演算により補間データを算出しても、その補間
データには矛盾がない。従って、常に補間データに矛盾
が入らないから、再構成用データが矛盾することに起因
して生じるアーチファクトを抑制できるようになる。
【0009】第2の観点では、本発明は、再構成位置を
挟み且つ同一ビューまたは対向ビューの関係にある2つ
のデータに基づいて再構成位置の補間データを生成する
補間データ生成方法において、前記2つのデータを比較
し、両データの違いが大きいなら再構成位置に近い方の
データを補間データとし、両データの違いが小さいなら
前記2つのデータを用いた補間演算により補間データを
算出することを特徴とする補間データ生成方法を提供す
る。上記第2の観点による補間データ生成方法では、補
間データを生成するための2つのデータの違いが大きい
場合は、再構成位置に近い方のデータを補間データと
し、再構成位置から遠いデータは使わないから、補間デ
ータに矛盾が入る余地はない。また、両データの違いが
小さい時は、両データにもともと矛盾がないから、両デ
ータを用いた補間演算により補間データを算出しても、
その補間データには矛盾がない。従って、常に補間デー
タに矛盾が入らないから、再構成用データが矛盾するこ
とに起因して生じるアーチファクトを抑制できるように
なる。
【0010】第3の観点では、本発明は、再構成位置を
挟み且つ同一ビューまたは対向ビューの関係にある2つ
のデータに基づいて再構成位置の補間データを生成する
補間データ生成方法において、前記2つのデータを比較
し、両データの違いが大きいなら再構成位置に近い方の
データを補間データとし且つ再構成位置から遠い方のデ
ータの近傍のデータおよび再構成位置を挟み前記近傍の
データと同一ビューまたは対向ビューの関係にあるデー
タに基づいて修正データを算出しそれを前記近傍のデー
タに対応付けし、両データの違いが閾値より小さいなら
前記2つのデータまたはそれらに対応付けされた修正デ
ータを用いた補間演算により補間データを算出すること
を特徴とする補間データ生成方法を提供する。上記第3
の観点による補間データ生成方法では、補間データを生
成するための2つのデータの違いが大きい場合は、再構
成位置に近い方のデータを補間データとし、再構成位置
から遠いデータは使わないから、補間データに矛盾が入
る余地はない。さらに、前記再構成位置から遠いデータ
の近傍のデータおよび再構成位置を挟み前記近傍のデー
タと同一ビューまたは対向ビューの関係にあるデータに
基づいて修正データを算出し、それを前記近傍のデータ
に対応付けしておく。また、両データの違いが小さい時
は、両データまたはそれらに対応付けされた修正データ
を用いた補間演算により補間データを算出するが、両デ
ータを用いるときは、もともと矛盾がないから、その補
間データには矛盾がない。一方、修正データを用いると
きは、その修正データが前記補間データとした再構成位
置に近い方のデータの近傍のデータを部分的に反映して
いるので、その補間データが前記補間データと整合す
る。従って、常に補間データに矛盾が入らず、また、補
間データ間の整合もとれるから、再構成用データが矛盾
することに起因して生じるアーチファクトを抑制できる
ようになる。
【0011】第4の観点では、本発明は、同一ビューま
たは対向ビューの関係にある2つのデータに基づいて補
間データを生成するX線CT装置において、前記2つの
データを比較するデータ比較手段と、両データの違いが
大きいなら一方のデータを補間データとすると共に両デ
ータの違いが小さいなら前記2つのデータを用いた補間
演算により補間データを算出する補間処理手段とを具備
したことを特徴とするX線CT装置を提供する。上記第
4の観点によるX線CT装置によれば、上記第1の観点
の補間データ生成方法を好適に実施できる。この結果、
再構成用データが矛盾することに起因して生じるアーチ
ファクトを抑制できるようになる。
【0012】第5の観点では、本発明は、再構成位置を
挟み且つ同一ビューまたは対向ビューの関係にある2つ
のデータに基づいて再構成位置の補間データを生成する
X線CT装置において、前記2つのデータを比較するデ
ータ比較手段と、両データの違いが大きいときは再構成
位置に近い方のデータを補間データとすると共に両デー
タの違いが小さいときは前記2つのデータを用いた補間
演算により補間データを算出する補間処理手段とを具備
したことを特徴とするX線CT装置を提供する。上記第
5の観点によるX線CT装置によれば、上記第2の観点
の補間データ生成方法を好適に実施できる。この結果、
再構成用データが矛盾することに起因して生じるアーチ
ファクトを抑制できるようになる。
【0013】第6の観点では、本発明は、再構成位置を
挟み且つ同一ビューまたは対向ビューの関係にある2つ
のデータに基づいて再構成位置の補間データを生成する
X線CT装置において、前記2つのデータを比較するデ
ータ比較手段と、両データの違いが大きいなら再構成位
置に近い方のデータを補間データとし且つ再構成位置か
ら遠い方のデータの近傍のデータおよび再構成位置を挟
み前記近傍のデータと同一ビューまたは対向ビューの関
係にあるデータに基づいて修正データを算出しそれを前
記近傍のデータに対応付けすると共に両データの違いが
閾値より小さいなら前記2つのデータまたはそれらに対
応付けされた修正データを用いた補間演算により補間デ
ータを算出する補間処理手段とを具備したことを特徴と
するX線CT装置を提供する。上記第6の観点によるX
線CT装置によれば、上記第3の観点の補間データ生成
方法を好適に実施できる。この結果、再構成用データが
矛盾することに起因して生じるアーチファクトを抑制で
きるようになる。
【0014】なお、X線CT装置では、被検体の体軸方
向の一つの位置で被検体の周りにX線管(またはX線管
および検出器)を回転させながら異なるビューでのデー
タを収集し、所定量のデータが得られる毎に補間演算お
よび再構成演算を施してCT画像を次々に生成するシネ
スキャン(cine scan)が行われるが、かかるシネスキ
ャンにも、本発明を適用できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図に示す発明の実施の形態
により本発明をさらに詳細に説明する。なお、これによ
り本発明が限定されるものではない。
【0016】−第1の実施形態− 図1は、本発明の一実施形態にかかるX線CT装置の構
成図である。このX線CT装置100は、操作コンソー
ル1と、撮影テーブル10と、走査ガントリ20とを具
備している。前記操作コンソール1は、操作者の指示や
情報などを受け付ける入力装置2と、スキャン処理や補
間処理や画像再構成処理などを実行する中央処理装置3
と、制御信号などを撮影テーブル10や走査ガントリ2
0へ出力する制御インタフェース4と、走査ガントリ2
0で取得したデータを収集するデータ収集バッファ5
と、画像などを表示するCRT6と、各種のデータやプ
ログラムを記憶する記憶装置7とを具備している。前記
撮影テーブル10は、被検体を乗せる。また、被検体を
乗せて体軸方向に移動させる。前記走査ガントリ20
は、X線管21と、コリメータ22と、検出器23と、
被検体の体軸の回りにX線管21や検出器23などを回
転させる回転コントローラ24と、X線照射のタイミン
グや強度を調整するX線コントローラ25と、データ収
集部26とを具備している。
【0017】図2は、上記X線CT装置100による補
間データ生成処理のフロー図である。ステップC1で
は、補間データDdを求めるための一対のデータD,d
を記憶装置7から取り出す。例えば、図9に示す被検体
Hをヘリカルスキャンして得たデータA〜G,a〜gが
記憶装置7に記憶されている場合、再構成位置を挟み同
一ビューまたは対向ビューの関係にある2つのデータD
=7,d=27を記憶装置7から取り出す。なお、図9
の再構成位置に記入してある値は、被検体Hの実際の値
とする。ステップC2では、一対のデータD,dの差|
D−d|が閾値より小さいか否かを判定し、小さいなら
ステップC3へ進み、小さくないなら図3のステップC
10へ進む。例えば、閾値=50とすると、|D−d|
=20<50であるから、ステップC3へ進む。ステッ
プC3では、一対のデータD,dに修正データD’,
d’(後述する)が対応付けされているか判定し、対応
付けされていないならステップC4へ進み、対応付けさ
れているならステップC5へ進む。ここでは、図5に示
すように、対応付けされていない(D’=null,d’=
null)ものとし、ステップC4へ進む。ステップC4で
は、一対のデータD,dを荷重平均して補間データDd
を算出する。すなわち、重みをW,wとするとき、Dd
=W・D+w・dである。ヘリカルスキャンのデータの
場合、再構成位置からデータDまでの距離をα,データ
dまでの距離をβとするとき、W=β/(α+β),w
=α/(α+β)とする。図9に示す例では、α=1,
β=3なので、W=0.75,w=0.25となる。従
って、図5に示すように、Dd=0.75・7+0.2
5・27=12となる。
【0018】ここで、図6に示す例を考えると、上記ス
テップC3で、データdに修正データd’が対応付けさ
れている(d’=15)から、ステップC5へ進む。ス
テップC5では、修正データを優先的に用いて補間デー
タDdを算出する。すなわち、修正データD’,d’が
あるときはDd=W・D’+w・d’とし、修正データ
D’のみがあるときはDd=W・D’+w・dとし、修
正データd’のみがあるときはDd=W・D+w・d’
とする。図6に示す例では、修正データd’のみがある
から、Dd=0.75・7+0.25・15=9とな
る。
【0019】次に、図7の(a)に示す例を考えると、
D=7,d=93であり、上記ステップC2で、閾値=
50とすると、|D−d|=86>50であるから、図
3のステップC10へ進む。ステップC10では、再構
成位置から遠い方のデータに、近い方のデータを、置換
データとして対応付けする。図7の(a)に示す例で
は、再構成位置から遠い方のデータdに、近い方のデー
タD=7を、置換データ“@7”(@は置換データを表
す)として対応付けする。ステップC11では、再構成
位置に近い方のデータを補間データDdとする。図7の
(a)に示す例では、再構成位置に近い方のデータD=
7だから、補間データDd=7とする。
【0020】ステップC12では、再構成位置から遠い
方のデータの次のデータに置換データが対応付けされて
いるか判定し、対応付けされていないならステップC1
3へ進み、対応付けされているなら図4のステップC2
0へ進む。図7の(a)に示す例では、再構成位置から
遠い方のデータdの次のデータeに置換データ@が対応
付けされていないから、ステップC13へ進む。ステッ
プC13では、再構成位置から遠い方のデータの次のデ
ータの次のデータに置換データが対応付けされているか
判定し、対応付けされていないならステップC14へ進
み、対応付けされているなら図4のステップC20へ進
む。図7の(a)に示す例では、再構成位置から遠い方
のデータdの次のデータeの次のデータfに置換データ
@が対応付けされていないから、ステップC14へと進
む。
【0021】ステップC14では、再構成位置から遠い
方のデータの次のデータに修正データを対応付けする。
ここで、修正データとは、再構成位置に遠い方のデータ
の近傍のデータに、再構成位置に近い方のデータの近傍
のデータを、部分的に反映させたデータである。前記ス
テップC5および後述するステップC15,C18で、
この修正データを用いて補間データを求めることによ
り、上記ステップC11による補間データとその近傍の
補間データとを整合させることができる。例えば、修正
データは、再構成位置に近い方のデータの近傍のデータ
に重み0.6を掛け、再構成位置に遠い方のデータの近
傍のデータに重み0.4を掛け、加算することにより求
める。図7の(b)に示す例では、再構成位置に近い方
のデータDの近傍のデータEに重み0.6を掛け、再構
成位置に遠い方のデータdの近傍のデータeに重み0.
4を掛け、加算し、e’=0.6・8+0.4・28=
16となる。ステップC15では、修正データを優先的
に用いて補間データEeを算出する。すなわち、修正デ
ータE’,e’があるときはEe=W・E’+w・e’
とし、修正データe’のみがあるときはEe=W・D+
w・e’とする。図7の(b)に示す例では、修正デー
タe’のみがあるから、Ee=0.75・8+0.25
・16=10となる。
【0022】ステップC16では、再構成位置から遠い
方のデータの次のデータの次のデータの次のデータに置
換データが対応付けされているか判定し、対応付けされ
ていないならステップC17へ進み、対応付けされてい
るなら図4のステップC20へ進む。図7の(a)に示
す例では、再構成位置から遠い方のデータdの次のデー
タeの次のデータfの次のデータgに置換データ@が対
応付けされていないから、ステップC17へと進む。
【0023】ステップC17では、再構成位置から遠い
方のデータの次のデータの次のデータに修正データを対
応付けする。例えば、修正データは、再構成位置に近い
方のデータの近傍のデータに重み0.2を掛け、再構成
位置に遠い方のデータの近傍のデータに重み0.8を掛
け、加算することにより求める。図7の(b)に示す例
では、再構成位置に近い方のデータDの近傍のデータF
に重み0.2を掛け、再構成位置に遠い方のデータdの
近傍のデータfに重み0.8を掛け、加算し、f’=
0.2・9+0.8・29=25となる。ステップC1
8では、修正データを優先的に用いて補間データFfを
算出する。すなわち、修正データF’,f’があるとき
はFf=W・F’+w・f’とし、修正データf’のみ
があるときはFf=W・F+w・f’とする。図7の
(b)に示す例では、修正データf’のみがあるから、
Ff=0.75・9+0.25・25=14となる。
【0024】図3のステップC20では、再構成位置か
ら遠い方のデータの前のデータに置換データが対応付け
されているか判定し、対応付けされていないならステッ
プC21へ進み、対応付けされているなら処理を終了す
る。図7の(a)に示す例では、再構成位置から遠い方
のデータdの前のデータcに置換データ@が対応付けさ
れていないから、ステップC21へ進む。ステップC2
1では、再構成位置から遠い方のデータの前のデータの
前のデータに置換データが対応付けされているか判定
し、対応付けされていないならステップC22へ進み、
対応付けされているなら処理を終了する。図7の(a)
に示す例では、再構成位置から遠い方のデータdの前の
データcの前のデータbに置換データ@が対応付けされ
ていないから、ステップC22へ進む。
【0025】ステップC22では、再構成位置から遠い
方のデータの前のデータに修正データを対応付けする。
例えば、修正データは、再構成位置に近い方のデータの
近傍のデータに重み0.6を掛け、再構成位置に遠い方
のデータの近傍のデータに重み0.4を掛け、加算する
ことにより求める。図7の(b)に示す例では、再構成
位置に近い方のデータDの近傍のデータCに重み0.6
を掛け、再構成位置に遠い方のデータdの近傍のデータ
cに重み0.4を掛け、加算し、c’=0.6・6+
0.4・26=14となる。ステップC23では、修正
データを優先的に用いて補間データCcを算出する。す
なわち、修正データC’,c’があるときはCc=W・
C’+w・c’とし、修正データc’のみがあるときは
Cc=W・C+w・c’とする。図7の(b)に示す例
では、修正データc’のみがあるから、Cc=0.75
・6+0.25・14=8となる。
【0026】ステップC24では、再構成位置から遠い
方のデータの前のデータの前のデータの前のデータに置
換データが対応付けされているか判定し、対応付けされ
ていないならステップC25へ進み、対応付けされてい
るなら処理を終了する。図7の(a)に示す例では、再
構成位置から遠い方のデータdの前のデータcの前のデ
ータbの前のデータaに置換データ@が対応付けされて
いないから、ステップC25へと進む。
【0027】ステップC25では、再構成位置から遠い
方のデータの前のデータの前のデータに修正データを対
応付けする。例えば、修正データは、再構成位置に近い
方のデータの近傍のデータに重み0.2を掛け、再構成
位置に遠い方のデータの近傍のデータに重み0.8を掛
け、加算することにより求める。図7の(b)に示す例
では、再構成位置に近い方のデータDの近傍のデータB
に重み0.2を掛け、再構成位置に遠い方のデータdの
近傍のデータbに重み0.8を掛け、加算し、b’=
0.2・5+0.8・25=21となる。ステップC2
6では、修正データを優先的に用いて補間データBbを
算出する。すなわち、修正データB’,b’があるとき
はBb=W・B’+w・b’とし、修正データb’のみ
があるときはBb=W・B+w・b’とする。図7の
(b)に示す例では、修正データb’のみがあるから、
Bb=0.75・5+0.25・21=9となる。そし
て、処理を終了する。
【0028】上記補間データ生成処理が、図5に示す例
における他のデータA〜C,E〜Gおよびa〜c,e〜
gについても施されると、図10に示すように、再構成
位置における補間データAa〜Ggが求められる。つま
り、図9に示すような不連続が存在しない被検体Hの場
合には、従来と同じ結果が出る。一方、上記補間データ
生成処理が、図7の(a)に示す例における他のデータ
A〜C,E〜Gおよびa〜c,e〜gについても施され
ると、図7の(b)に示すように、再構成位置における
補間データAa〜Ggが求められる。この図7の(b)
の結果を、図12の結果と比較すれば、補間データDd
が含む矛盾が抑制されると共にその近傍の補間データB
b,Cc,Ee,Ffが補間データDdと良く整合して
いることが判る。つまり、図11に示すような不連続が
存在する被検体H’の場合には、再構成用データである
補間データの含む矛盾が従来よりも抑制される。従っ
て、再構成用データが矛盾することに起因して生じるア
ーチファクトを抑制することが出来る。
【0029】
【発明の効果】本発明の補間データ生成方法およびX線
CT装置によれば、補間データを生成するための2つの
データの違いが大きい場合は、再構成位置に近い方のデ
ータを補間データとし、再構成位置から遠いデータは使
わないから、補間データに矛盾が入らず、補間データす
なわち再構成用データが矛盾することに起因して生じる
アーチファクトを抑制できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるX線CT装置を示
す構成図である。
【図2】本発明の一実施形態にかかる補間データ生成処
理のフロー図である。
【図3】図2の補間データ生成処理の続きのフロー図で
ある。
【図4】図3の補間データ生成処理の続きのフロー図で
ある。
【図5】2つのデータの違いが小さく且つ修正データが
対応付けされていない場合の補間データ生成の説明図で
ある。
【図6】2つのデータの違いが小さく且つ修正データが
対応付けされている場合の補間データ生成の説明図であ
る。
【図7】2つのデータの違いが大きい場合の補間データ
生成の説明図である。
【図8】従来の補間データ生成処理のフロー図である。
【図9】不連続が存在しない被検体の例示図である。
【図10】図9の被検体に対する従来の補間データ生成
の説明図である。
【図11】不連続が存在する被検体の例示図である。
【図12】図11の被検体に対する従来の補間データ生
成の説明図である。
【符号の説明】
100 X線CT装置 2 入力装置 3 中央処理装置 20 走査ガントリ 21 X線管 23 検出器 A〜G,a〜g データ @ 置換データ A’〜G’,a’〜g’ 修正データ Aa〜Gg 補間データ H,H’ 被検体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一ビューまたは対向ビューの関係にあ
    る2つのデータに基づいて補間データを生成する補間デ
    ータ生成方法において、 前記2つのデータを比較し、両データの違いが大きいな
    ら一方のデータを補間データとし、両データの違いが小
    さいなら前記2つのデータを用いた補間演算により補間
    データを算出することを特徴とする補間データ生成方
    法。
  2. 【請求項2】 再構成位置を挟み且つ同一ビューまたは
    対向ビューの関係にある2つのデータに基づいて再構成
    位置の補間データを生成する補間データ生成方法におい
    て、 前記2つのデータを比較し、両データの違いが大きいな
    ら再構成位置に近い方のデータを補間データとし、両デ
    ータの違いが小さいなら前記2つのデータを用いた補間
    演算により補間データを算出することを特徴とする補間
    データ生成方法。
  3. 【請求項3】 再構成位置を挟み且つ同一ビューまたは
    対向ビューの関係にある2つのデータに基づいて再構成
    位置の補間データを生成する補間データ生成方法におい
    て、 前記2つのデータを比較し、両データの違いが大きいな
    ら再構成位置に近い方のデータを補間データとし且つ再
    構成位置から遠い方のデータの近傍のデータおよび再構
    成位置を挟み前記近傍のデータと同一ビューまたは対向
    ビューの関係にあるデータに基づいて修正データを算出
    しそれを前記近傍のデータに対応付けし、両データの違
    いが閾値より小さいなら前記2つのデータまたはそれら
    に対応付けされた修正データを用いた補間演算により補
    間データを算出することを特徴とする補間データ生成方
    法。
  4. 【請求項4】 同一ビューまたは対向ビューの関係にあ
    る2つのデータに基づいて補間データを生成するX線C
    T装置において、 前記2つのデータを比較するデータ比較手段と、両デー
    タの違いが大きいなら一方のデータを補間データとする
    と共に両データの違いが小さいなら前記2つのデータを
    用いた補間演算により補間データを算出する補間処理手
    段とを具備したことを特徴とするX線CT装置。
  5. 【請求項5】 再構成位置を挟み且つ同一ビューまたは
    対向ビューの関係にある2つのデータに基づいて再構成
    位置の補間データを生成するX線CT装置において、 前記2つのデータを比較するデータ比較手段と、両デー
    タの違いが大きいなら再構成位置に近い方のデータを補
    間データとすると共に両データの違いが小さいなら前記
    2つのデータを用いた補間演算により補間データを算出
    する補間処理手段とを具備したことを特徴とするX線C
    T装置。
  6. 【請求項6】 再構成位置を挟み且つ同一ビューまたは
    対向ビューの関係にある2つのデータに基づいて再構成
    位置の補間データを生成するX線CT装置において、 前記2つのデータを比較するデータ比較手段と、両デー
    タの違いが大きいなら再構成位置に近い方のデータを補
    間データとし且つ再構成位置から遠い方のデータの近傍
    のデータおよび再構成位置を挟み前記近傍のデータと同
    一ビューまたは対向ビューの関係にあるデータに基づい
    て修正データを算出しそれを前記近傍のデータに対応付
    けすると共に両データの違いが閾値より小さいなら前記
    2つのデータまたはそれらに対応付けされた修正データ
    を用いた補間演算により補間データを算出する補間処理
    手段とを具備したことを特徴とするX線CT装置。
JP8254274A 1996-09-26 1996-09-26 補間データ生成方法およびx線ct装置 Pending JPH1099320A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002360560A (ja) * 2001-05-16 2002-12-17 Siemens Ag コンピュータトモグラフによる像の作成方法
JP2007521906A (ja) * 2004-02-13 2007-08-09 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 動きアーチファクトの補償

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