JPH1099203A - 自動飲料抽出装置 - Google Patents
自動飲料抽出装置Info
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- Apparatus For Making Beverages (AREA)
Abstract
さく、コストを低く、寿命を長くする。 【解決手段】 ノズル9に温水と空気を供給する手段と
して1つのギヤポンプ26を使用し、このギヤポンプ26に
温水と空気を供給する1つのパイプ24に温水と空気とを
切り換える開閉弁28を設ける。また供給用パイプ32に
は、オリフィス34より上流側すなわちギヤポンプ26の吐
出側からギヤポンプ26の吸入側で前記空気導入用の開閉
弁28より下流側に帰還する循環回路36が分岐され、この
循環回路36には定圧力弁38が設けられる。
Description
詳しくは飲料粉末パッケージの上部に装置のノズルを貫
通させて温水と空気を該パッケージ内に交互に注入し、
解放された該パッケージの底部から飲料を抽出する自動
飲料抽出装置に関し、特にそのノズルに温水と空気を供
給する手段の改良に関するものである。
示されているような飲料粉末パッケージの上部に備えた
ノズル部にノズルを貫通させて温水と空気をパッケージ
内に交互に注入し、解放されたパッケージの底部から飲
料を抽出する自動飲料抽出装置が知られている。また、
パッケージ自体にノズルを備えていない形式の飲料粉末
パッケージとして特開平4−173563号、特開平4
−364819号等が知られている。
自動飲料抽出装置においては、飲料粉末の成分を有効に
抽出するための温水(熱湯)と、飲料の供給後にパッケ
ージ内の水分を十分に排出するとともに香りをも十分に
供給するため、ノズルに温水と空気を供給する手段が必
要である。従来、通常のポンプでは温水と空気とを1つ
のポンプで供給することができないため、それぞれの供
給のために別個のポンプを使用したり、円筒状のハウジ
ングの内壁に沿って環状に配したホースの内側をローラ
で円周方向に押して温水と空気を供給する特殊な装置を
用いていた。
ストを要するために好ましくなく、後者の場合はホース
の寿命が短く、メンテナンスとしてホースの交換作業を
頻繁に行なわなければならず、実用上不便であった。
な従来の自動飲料抽出装置における難点に鑑みて、占有
スペースが小さく、低コストで、且つ寿命が長くメンテ
ナンスの容易な自動飲料抽出装置を提供することを目的
とするものである。
出装置は、前記ノズルに温水と空気を供給する手段とし
て1つのギヤポンプを使用し、このギヤポンプに温水と
空気を供給する配管に温水と空気とを切り換える切換手
段を設け、ギヤポンプの吐出側から温水と空気を前記ノ
ズルへ供給する配管にオリフィスのような流量調整手段
を設け、さらにギヤポンプの吐出側から吸入側に帰還す
る循環回路に定圧力弁を設けたことを特徴とするもので
ある。
管を温水タンクに連通したパイプとし、このパイプに大
気中に解放する開閉弁を設けることにより、この開閉弁
を開閉するだけの操作で温水と空気とを切り換えること
ができる。すなわち、開閉弁を閉じている時はギヤポン
プにより温水が吸引されるが、開閉弁を開くことによ
り、この配管内に空気を導入し、温水の吸い上げを不可
能にして空気をギヤポンプに送るようにすることができ
る。
ヤポンプで送ることができることを確認し、特に熱湯が
必要なこの種の飲料抽出装置においては、ギヤの材質を
熱に強い樹脂、例えばポリイミド樹脂とすることによ
り、特に良好な温水/空気の供給ができることを確認し
た。
ルに温水と空気を供給する手段として1つのギヤポンプ
を使用したので、省スペースと低コストが実現でき、ま
たギヤポンプを使用してホース等の消耗品を使用しない
ので、寿命が長くメンテナンスの容易な自動飲料抽出装
置を実現することができる。
を前記ノズルへ供給する配管にオリフィスのような流量
調整手段を設けるとともにギヤポンプの吐出側から吸入
側に帰還する循環回路に定圧力弁を設けたことにより、
温水を供給する時にはオリフィスにより流量を調整され
た余剰の温水は循環回路を通り定圧力弁を開いてポンプ
に帰還され、空気を供給する時には圧力が低いため低圧
弁は開かずオリフィスを通って必要な空気がノズルに供
給される。空気の圧力と温水の圧力とは大きく異なるか
ら、ギヤポンプの回転速度は全くあるいはほとんど変更
しなくても温水と空気とを切り換える切換手段の切換に
よって自動的に適量の温水空気とを切り換えて供給する
ことができる。
後で必要な量の空気を十分に効率よく供給することがで
き、短時間で、おいしい香りのよいコーヒー等の飲料を
抽出することができる。
置の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発
明による自動飲料抽出装置の一実施の形態の概観を示す
斜視図、図2はその装置に使用される飲料粉末パッケー
ジを示す正面図、図3はそのパッケージのシールが密封
された状態を示す縦断面図、図4はそのシールが解放さ
れた状態を示す縦断面図、および図5は上記実施の形態
における温水、空気供給部の系統を示す概略図である。
ような飲料粉末パッケージ10を使用する自動飲料抽出装
置で、図1にその概観を示す。この装置は、正面に設置
された押しボタン式操作部2の下に飲料粉末パッケージ
10をセットする開閉式受け部4を備え、その受け部4の
内側には飲料粉末パッケージ10のノズル部12を係止する
ノズル受け部6が設けられている。飲料を抽出するとき
はこの受け部4の下のカップ置き8の上にカップを置
き、この開閉式受け部4を開いてその中に飲料粉末パッ
ケージ10を挿入してセットし、パッケージ10のノズル部
12がノズル受け部6に嵌入されるようにして受け部4を
閉じる。これによりノズル受け部6に保持されたパッケ
ージ10のノズル部12に装置のノズル9が上から貫通し、
パッケージ10のノズル部12からパッケージ10内へ温水と
空気が交互に供給されてパッケージ10の底辺のシールが
解放され、底からコーヒー、紅茶等の飲料粉末14とフィ
ルタ16とを透過した、温水と空気が排出されて飲料が抽
出される。
パッケージを膨らませて温水が十分に粉末に行き渡るよ
うにするためと、飲料の香りを十分に出すため、さらに
パッケージの湿気をなるべく除去して乾燥を促進するた
めである。
10を十分に膨らませ、ついで温水を供給してパッケージ
内の飲料粉末14に温水が十分に行き渡るようにし、さら
に空気を送り込んでパッケージ内の温水を、粉末14およ
びパッケージ底部のフィルタ16を通して排出する。これ
により、十分な香りをもったコーヒー、紅茶等の飲料を
抽出することができる。なお、例えばココアの場合は、
フィルタを通さず、温水とともに溶かした粉末を排出す
るようにすることもできる。このときはココア専用のパ
ッケージを使用し、温水と空気の排出の工程もココア専
用のものとするのが好ましい。
温水および空気供給部の構成を説明する。タンク20に装
置内で加熱された温水22が収容されており、このタンク
内に温水吸上げ用のパイプ24の下端が垂下されている。
この温水吸上げ用のパイプ24の上端はギヤポンプ26の吸
入側に接続され、その途中に、大気に解放した先端に空
気導入用の開閉弁28が設けられた分岐パイプ24aが設け
られている。ギヤポンプ26の吐出側には供給用パイプ32
の一端が接続され、供給用パイプ32の他端には図示しな
い機構により上下動されるノズル9が接続されている。
また供給用パイプ32の一部には、供給される温水の流量
を一定に調整するためのオリフィス34が設けられてい
る。
り上流側すなわちギヤポンプ26の吐出側からギヤポンプ
26の吸入側で前記空気導入用の開閉弁28より下流側に帰
還する循環回路36が分岐され、この循環回路36には定圧
力弁38が設けられている。
を解放してタンク20からの温水22の吸い上げを不能に
し、ギヤポンプ26により大気中の空気を温水吸上げ用パ
イプ24に導入する。これにより、ギヤポンプ26によって
空気を効率よくパッケージ10内に供給し、パッケージを
膨らます。次に、空気導入用の開閉弁28を閉じてタンク
20からの温水22の吸い上げを可能にし、温水を温水吸上
げ用パイプ24に導入する。これにより、ギヤポンプ26に
よって温水をパッケージ10内に供給する。このとき、オ
リフィス34によって流量を一定に調整された適量の温水
がパッケージ10に供給される。次に再び開閉弁28を解放
してタンク20からの温水22の吸い上げを不能にし、ギヤ
ポンプ26により大気中の空気を温水吸上げ用パイプ24に
導入する。これにより、ギヤポンプ26によって空気を効
率よくパッケージ10内に供給し、パッケージ内の温水
を、粉末14とフィルタ16を通して排出する。
度は温水を供給する時の回転速度より大きくしてもよい
が、同じでもよく、いずれにしても十分な空気が迅速に
供給されるように制御する。回転速度を多少変えるとき
は、このギヤポンプ26の回転速度の制御を開閉弁28と連
動して行うようにして、空気と温水の切換えの際には必
ずギヤポンプ26の回転速度の切換えが自動的に行なわれ
るようにすることが望ましい。ギヤポンプ26の回転速度
の制御と開閉弁28の切換えとは1つの制御部からの信号
により同時に行うようにしてもよいし、一方の作動に応
じて他方が作動されるようにしてもよい。
置は、その効果を損なうことなく種々の変更が可能であ
る。例えばギヤポンプに温水と空気を供給する配管に設
けられる温水と空気とを切り換える切換手段は、大気中
に解放する開閉弁でなく、空気の供給を強制的に行なう
コンプレッサのような強制送風機に接続した切換手段と
してもよい。また、この開閉弁を設ける位置は上記実施
の形態の位置に限定されるものではなく、ポンプ26とタ
ンク20の間であればどこでもよいし、温水吸上げ用パイ
プ24から分岐したパイプの先端でなく温水吸上げ用パイ
プ24に直接設けてもよい。
2156号に開示されているような上部にノズルを備え
た飲料粉末パッケージを対象にして説明されているが、
これは、例えば特開平4−173563号、特開平4−
364819号等に開示されているような上部にノズル
を備えていないタイプの飲料粉末パッケージを対象にし
た装置にも適用できることは言うまでもない。
の一実施の形態の概観を示す斜視図
す正面図
す縦断面図
統を示す概略図
Claims (3)
- 【請求項1】 装置内に支持された飲料粉末パッケージ
の上部に貫通させたノズルから温水と空気を該パッケー
ジ内に交互に注入し、フィルタを介して解放された該パ
ッケージの底部から飲料を排出することにより飲料を抽
出する自動飲料抽出装置において、 前記ノズルに温水と空気を供給する手段として1つのギ
ヤポンプを使用し、 該ギヤポンプの吸入側に温水と空気を供給する配管に、
温水と空気とを切り換える切換手段を設け、 該ギヤポンプの吐出側から温水と空気を前記ノズルへ供
給する配管に流量調整手段を設け、 該ギヤポンプの吐出側から吸入側に帰還する循環回路を
設け、 該循環回路に定圧力弁を設けたことを特徴とする自動飲
料抽出装置。 - 【請求項2】 前記温水と空気を前記ギヤポンプに供給
する配管が温水タンクに連通したパイプであり、前記温
水と空気とを切り換える切換手段が該パイプの内部を大
気中に解放するよう該パイプもしくは該パイプに連通し
たパイプに設けられた開閉弁であることを特徴とする請
求項1記載の自動飲料抽出装置。 - 【請求項3】 前記流量調整手段が前記配管中に設けら
れたオリフィスであることを特徴とする請求項1または
2記載の自動飲料抽出装置。
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JP08256685A JP3124725B2 (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | 自動飲料抽出装置 |
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Publications (2)
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JPH1099203A true JPH1099203A (ja) | 1998-04-21 |
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JP08256685A Expired - Lifetime JP3124725B2 (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | 自動飲料抽出装置 |
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JP (1) | JP3124725B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008178724A (ja) * | 2008-04-18 | 2008-08-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 飲料抽出機 |
KR100933588B1 (ko) | 2002-04-11 | 2009-12-23 | 유씨씨 우에시마 고히 가부시끼가이샤 | 추출 장치 |
JP2017024081A (ja) * | 2012-01-05 | 2017-02-02 | ストール マシーナリ カンパニー, エルエルシーStolle Machinery Company, LLC | 二次冷却を伴う低圧オイル冷却複合ラムブッシング |
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KR102049354B1 (ko) * | 2018-07-30 | 2019-11-27 | 강정모 | 커피 메이커 |
-
1996
- 1996-09-27 JP JP08256685A patent/JP3124725B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP3124725B2 (ja) | 2001-01-15 |
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