JP3624495B2 - 手乾燥装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗面所やトイレ・キッチン等で使用する、水で手を洗った後手を乾かすために用いる手乾燥装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来使用している手乾燥装置は図4に示すような構成となっている。これは、電動送風機1が送風した空気をヒータ2によって加熱し、送風口3から排出される温風によって手を乾燥するもので、タオルやハンカチ等で手を拭くという動作に代わるものである。このとき使用者は濡れた手を揉むなどして、濡れた手に程良く温風が当たるようにして手を速く乾燥させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の構成の手乾燥装置は、濡れ手の乾燥に相当の時間を必要とするものであり、使い勝手の悪いものとなっている。つまり、乾燥に必要な時間が、ハンカチで拭う時間に比べて我慢できる限度を超える程長くかかるものとなっている。この理由は、例えば電源の容量に限界があって送風量とヒータ容量をあまり大きくできないこと、また、ヒータから空気への伝熱効率が極めて悪いこと等である。
【0004】
本発明はこのような従来の構成が有している課題を解決するもので、短時間で手を乾燥することができる手乾燥装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための本発明の第一の手段は、アルコール噴出孔から噴出したアルコールが手表面上の水分の沸点を低下させ、エアー噴出孔から噴出される高速空気によって短時間で乾燥ができる手乾燥装置としている。
【0006】
また本発明の第二の手段は、ポンプを電磁ポンプとして、アルコールの噴霧量と噴霧タイミングとをコントロールして、より短時間で乾燥ができる手乾燥装置としている。
【0007】
更に本発明の第三の手段は、アルコール噴出孔を電動送風機が送風する送風経路中に開口して、エジェクタ効果によってアルコール噴出孔からアルコールを噴出でき、簡単な構成で短時間で乾燥ができる手乾燥装置としている。
【0008】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
以下、本発明の第一の実施の形態について説明する。図1は本実施形態の手乾燥機の構成を示す断面図である。本体5の底部には、室内の空気を送風する電動送風機6と、アルコール貯蔵室7とを設けている。電動送風機6が送風した室内の空気は、通路8を通過してエアー噴出孔9から高速で噴出される。エアー噴出孔9は、乾燥するために手を挿入する挿入口10内に開口している。アルコール貯蔵室7内には、アルコール貯蔵容器11とアルコール貯蔵容器11内に一端が入っているアルコール輸送パイプ12と、アルコール輸送パイプ12を介してアルコールを挿入口10内に噴霧供給するポンプ13とを配置している。アルコール輸送パイプ12の先端は、挿入口10内に開口しているアルコール噴出孔14となっている。
【0009】
以下本実施形態の動作について説明する。使用者が濡れた手を挿入口10内に挿入すると、自動的にスイッチが入って電動送風機6とポンプ13とが動作する。電動送風機6が送風する室内空気の気流は、通路8を通ってエアー噴出孔9に導かれる。エアー噴出孔9を通った気流は高速の噴流となって、挿入口10内に挿入した手に吹き付けられる。同時にポンプ13が輸送したアルコールは、アルコール輸送パイプ12を通ってアルコール噴出孔14から噴霧流として手に吹き付けられる。こうして手の表面は、水分とアルコールとが混ざり合った状態となる。このとき、水よりもアルコールの方が沸点が低いため、この混合液体は水よりも蒸発温度が低くなる。エアー噴出孔9から高速で噴出した気流は、この蒸発した混合液体を吹き飛ばし素早く手を乾燥させるものである。
【0010】
(実施形態2)
続いて本発明の第二の実施形態について説明する。本実施形態では、図2に示しているように、アルコール貯蔵室7内に電磁ポンプ17とコントロールボックス18とを備えている。コントロールボックス18内には、電磁ポンプ17の汲み上げ量等の挙動をコントロールする回路が内包されている。
【0011】
以下本実施形態の動作について説明する。電磁ポンプ17は、コントロールボックス18内の回路によってコントロールされるようになっている。つまり、電磁ポンプ17によるアルコール供給量を時系列的に変化させているものである。すなわち、挿入室10内に手を挿入した瞬間は手は水分を多量に含んでおり乾燥されにくいものである。従ってこの時に多量のアルコールをアルコール噴出孔14から噴霧供給するようにし、時間の経過に従って供給量を低下させるようにするものである。
【0012】
以上のように本実施形態とすることによって、乾燥時間を短縮することができる。
【0013】
(実施形態3)
続いて本発明の第三の実施形態について説明する。図3は本実施形態の手乾燥装置を示す断面図である。本体5の底部には、室内の空気を送風する電動送風機6と、アルコール貯蔵室7とを設けている。電動送風機6が送風した室内の空気は、送風経路20を通過してエアー噴出孔9から高速で噴出される。エアー噴出孔9は、乾燥するために手を挿入する挿入口10内に開口している。アルコール貯蔵室7内には、アルコール貯蔵容器11とアルコール貯蔵容器11内に一端が入っているアルコール輸送パイプ12と、前記電動送風機6の送風量をコントロールする回路を内包したコントロールボックス18とを配置している。アルコール輸送パイプ12の先端は、送風経路20内に開口しているエジェクタノズル21となっている。
【0014】
以下本実施形態の動作について説明する。電動送風機6が送風する気流は、送風経路20を通ってエアー噴出孔9から高速で噴出する。このときエジェクタノズル21が送風経路20内に開口しているため、アルコール輸送パイプ12はエジェクター効果によってアルコール貯蔵容器11からアルコールを吸い上げるものである。吸い上げられたアルコールは、エジェクタノズル21から霧状に噴出する。従ってエアー噴出孔9からは、空気とアルコールとの混合気体が噴出されるものである。もちろんこのとき電動送風機6はコントロールボックス18によって送風量をコントロールされており、実施形態2で説明したように初期には大風量を時間の経過と共に風量を少なく送風しているものである。従って、エジェクタノズル21から供給されるアルコールも同様に時間の経過と共に少なくなるものである。
【0015】
以上のように本実施形態とすれば、アルコールを供給するためのポンプを不要とした簡単な構成で、短時間で手の乾燥ができる手乾燥装置を実現するものである。
【0016】
【発明の効果】
本発明の第一の手段は、室内の空気を送風する電動送風機と、貯蔵ケースに貯蔵したアルコールを先端がアルコール噴出孔となっているアルコール輸送パイプを介して供給するポンプと、電動送風機が送風した空気を高速で噴出するエアー噴出孔とを備えた構成として、短時間で手を乾燥することができる手乾燥装置を実現するものである。
【0017】
本発明の第二の手段は、特にポンプを電磁ポンプとして、アルコールの噴霧量と噴霧タイミングとをコントロールしてより短時間で乾燥ができる手乾燥装置を実現するものである。
【0018】
本発明の第三の手段は、室内の空気を送風する電動送風機と、電動送風機が送風した空気を高速で噴出するエアー噴出孔と、アルコールを貯蔵する貯蔵ケース内に一端を配置し、他端を前記電動送風機の送風経路中に開口したアルコール噴出孔としたアルコール輸送パイプとを備えた構成として、簡単な構成で、短時間で手の乾燥ができる手乾燥装置を実現するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態である手乾燥装置の断面図
【図2】同、第二の実施形態である手乾燥装置の断面図
【図3】同、第三の実施形態である手乾燥装置の断面図
【図4】従来の手乾燥装置を示す断面図
【符号の説明】
6 電動送風機
9 エアー噴出孔
11 貯蔵ケース
12 アルコール輸送パイプ
13 ポンプ
14 アルコール噴出孔
17 電磁ポンプ
20 送風経路
21 エジェクタノズル
Claims (3)
- 室内の空気を送風する電動送風機と、前記電動送風機が送風した空気を高速で噴出するエアー噴出孔と、前記エアー噴出孔の開口を、乾燥するために手を挿入する挿入口内に備えた手乾燥装置において、前記電動送風機と、貯蔵ケースに貯蔵したアルコールを先端がアルコール噴出孔となっているアルコール輸送パイプを介して供給するポンプと、前記アルコール噴出孔を前記挿入口内に備えると共に、使用者が濡れた手を挿入口内に挿入すると、自動的にスイッチが入って前記電動送風機と前記ポンプとが動作することを特徴とする手乾燥装置。
- 前記ポンプからのアルコール供給量を時間の経過に従って時系列的に少なくすることに合わせたことを特徴とする請求項1記載の手乾燥装置。
- 室内の空気を送風する電動送風機と、電動送風機が送風した空気を高速で噴出するエアー噴出孔と、アルコールを貯蔵する貯蔵ケース内に一端を配置し、他端を前記電動送風機の送風経路中に開口したアルコールを噴出するエジェクタノズルを備えた手乾燥装置。
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1995
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