JPH1098861A - 低騒音スイッチドリラクタンスモータ - Google Patents

低騒音スイッチドリラクタンスモータ

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JPH1098861A
JPH1098861A JP9160281A JP16028197A JPH1098861A JP H1098861 A JPH1098861 A JP H1098861A JP 9160281 A JP9160281 A JP 9160281A JP 16028197 A JP16028197 A JP 16028197A JP H1098861 A JPH1098861 A JP H1098861A
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reluctance motor
rotor
poles
stator
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JP9160281A
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Ki-Bong Kim
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K19/00Synchronous motors or generators
    • H02K19/02Synchronous motors
    • H02K19/10Synchronous motors for multi-phase current
    • H02K19/103Motors having windings on the stator and a variable reluctance soft-iron rotor without windings
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K37/00Motors with rotor rotating step by step and without interrupter or commutator driven by the rotor, e.g. stepping motors
    • H02K37/02Motors with rotor rotating step by step and without interrupter or commutator driven by the rotor, e.g. stepping motors of variable reluctance type
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K29/00Motors or generators having non-mechanical commutating devices, e.g. discharge tubes or semiconductor devices
    • H02K29/03Motors or generators having non-mechanical commutating devices, e.g. discharge tubes or semiconductor devices with a magnetic circuit specially adapted for avoiding torque ripples or self-starting problems

Abstract

(57)【要約】 【課題】 固定子極および回転子極の数を増加してトル
クの分配を合理化し、回転子極の形状を改善してインダ
クタンスの変化を緩やかにすることにより、スイッチド
リラクタンスモータのトルクリップル現象を減少させて
スイッチドリラクタンスモータが駆動の際に発生される
騒音および振動を低減させうる低騒音スイッチドリラク
タンスモータを提供することにある。 【解決手段】 固定子が2個で対をなす2N個(N:自
然数)の固定子極が形成され、該複数の固定子極に巻回
される巻線は、トルクの分布周期が360゜/2Nとな
るように直列に連結されている固定子と、回転子極が2
N個(N:自然数)の極数に形成されている回転子とか
らなる低騒音スイッチドリラクタンスモータ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチドリラク
タンスモータの駆動の際に騒音が少なく発生される低騒
音スイッチドリラクタンスモータにかかり、より詳しく
は、スイッチドリラクタンスモータの構造を改善するこ
とにより、スイッチドリラクタンスモータのトルクリッ
プル現象を減少せしめてスイッチドリラクタンスモータ
の駆動時に発生する騒音および振動を低減させうるよう
にされている低騒音スイッチドリラクタンスモータに関
する。
【0002】
【従来の技術】スイッチドリラクタンスモータは、誘導
電動機または永久磁石の直流電動機より多くの利点を有
していることから、最近にいたって、次世代型電動機と
して注目を集めている。ところで、前記のごときスイッ
チドリラクタンスモータは、騒音および振動が大である
ことから、次世代型電動機としての費用化に最大の障害
として作用している。したがって、スイッチドリラクタ
ンスモータの騒音を低減するための研究が世界的に進ん
でいるが、モータの騒音を低減させるための方法として
は、モータの形状を変形する方法と、モータの電子回路
を通じた制御方法を改善する方法との二とおりがある。
【0003】本発明は、前者であるモータの形状を変形
して騒音の改善に寄与させるためのものである。図1
(a)は、6個の固定子極と4個の回転子極を備えてい
る従来の3相スイッチドリラクタンスモータを示し、図
1(b)は図1(a)のA相固定子極の巻線状態を示す
図である。図1(a)に示すように、6個の固定子極と
4個の回転子極を備えているスイッチドリラクタンスモ
ータ(以下6/4極スイッチドリラクタンスモータとい
う)は、A相が励磁されるようになると、A相コイルと
該A相コイルに直列に連結された−A相コイル(ここ
で、−は逆相を意味する)、すなわち、2個の固定子極
が励磁される。したがって、前記6/4極スイッチドリ
ラクタンスモータの場合には、2個の極によりトルクが
発生するため、トルクが180゜の幾何学的角度で分布
されている。
【0004】かように、従来の6/4極スイッチドリラ
クタンスモータは、6個の固定子極で同時に電流、磁
束、トルクが発生するのではなく、それぞれの瞬間ごと
に6個の固定子極中から対抗されている2個の固定子極
のみが励磁される。したがって、トルクは固定子の全体
の円周中から回転子と固定子の位置である作用点を有し
ており、その作用点は180゜の角度で相互に対称され
た2個の点から表わされる。
【0005】すなわち、誘導電動機や3相同期電動機な
どのように、トルクが回転子の全円周区間にわたって平
均的に分布されているのではなく、それぞれの瞬間ごと
に対向する2極の一部区間でトルクが発生し、かように
発生されたトルクはその都度回転子の回転方向に沿って
移動するようになる。さらに、任意の瞬間に発生するト
ルクは、回転子の位置された角度によってその大きさが
周期的に変化する。また、任意の瞬間に発生されるトル
クは円形座標系上で接線成分と法線成分とに分離できる
が、該二成分の相互の大きさは回転子の位置によってそ
の大きさが相違する。
【0006】前記トルクの接線成分は、回転子の回転力
としてはたらき、法線成分は回転子軸が収縮作用を行う
ようにする力によって作用させ、トルクの大きさもトル
クの発生する位置によって変化するばかりか、回転子の
角度も変化を続けているため、法線成分の大きさが周期
的に変化するようになることにより、スイッチドリラク
タンスモータが振動するようになる。この際、従来の6
/4極スイッチドリラクタンスモータではトルクの分布
角度が180゜であるため、トルクが一部分に偏重され
るようになり、駆動の際騒音および振動の発生が大きい
という問題点があった。
【0007】一方、スイッチドリラクタンスモータのト
ルクの特性は、非線形的であるが、その大きさを表す公
式を線形的にモデリングして概略に下記のような方程式
(1)で表すことができる。
【数1】 ここで、dL/dθはスイッチドリラクタンスモータの
インダクタンスであるが、その大きさは固定子と回転子
の角度によって変化する。前記方程式(1)で示されて
いるように、インダクタンスが緩やかに変化すれば、ト
ルクの変化が緩やかになる。従って、インダクタンスの
変化が緩やかになるようにするためには、固定子極と回
転子極の形状が重要である。すなわち、初期に回転子極
と固定子極間の角度が大きくてその間に間隔がある場
合、インダクタンスの値は極めて低い。
【0008】ついで、回転子極の位置が変化して回転子
極の一部が固定子極の一部と角度的に重なり合いはじめ
ると、インダクタンス値はにわかに増加するようにな
る。ついで、回転子極の位置が変化して回転子極と固定
子極が角度的に完全に重なり合うとインダクタンスの変
化がほとんどなくなる。したがって、かように変化する
インダクタンスの変化が緩やかになるように回転子極と
固定子極の形状を改善すればトルクの変化が緩やかにな
りモータの振動がより少なくなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の6/
4極スイッチドリラクタンスモータでは、回転子極の先
端部の角部分が垂直に折曲されているため、インダクタ
ンスの変化が緩やかにならず、したがって、トルクの変
化が緩やかでないため、モータの駆動時に騒音および振
動が大きく発生するという問題点があった。そこで、本
発明は、上記種々の問題点を解決するためになされたも
のであって、本発明の目的は、固定子極および回転子極
の数を増加されてトルクの分配を合理化し、回転子極の
形状を改善してインダクタンスの変化を緩やかにするこ
とにより、スイッチドリラクタンスモータのトルクリッ
プル現象を減少させてスイッチドリラクタンスモータが
駆動の際に発生する騒音および振動を低減させうる低騒
音スイッチドリラクタンスモータを提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記のごとき目的を達成
するために、本発明による低騒音スイッチドリラクタン
スモータは、固定子が2個で対をなす2N個(N:自然
数)の固定子極によって形成され、該複数の固定子極に
巻回される巻線はトルクの分布周期が360°/2Nと
なるように直列に連結されている固定子と、回転子極が
極数の2N個(N:自然数)の極数に形成されている回
転子とからなることを特徴とする。さらに、回転子極の
先端部の角部分が所定角度に傾斜されていることを特徴
とする。また、それぞれの回転子極の先端部にポールシ
ューが形成されていることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明による一実施例につ
いて添付図面に沿って詳述する。図2は、通常の3相ス
イッチドリラクタンスモータの駆動回路図であって、図
2に示す駆動回路は本発明の低騒音スイッチドリラクタ
ンスモータにも適用される。図2に示すように、3相ス
イッチドリラクタンスモータ駆動回路は、A、B、C相
コイルとから構成され、該A、B、C相コイルに直流電
圧を順次印加するためのA相スイッチング素子T1、T
4とB相スイッチング素子T2、T5およびC相スイッ
チング素子T3、T5が前記A、B、C相コイルA、
B、Cにそれぞれ直列に接続されている。また、キャパ
シタCがA、B、C相スイッチング素子T1〜T6およ
びA、B、C相コイルA、B、Cとからなる回路と並列
に接続されているため、前記A、B、C相スイッチング
素子T1〜T6がオフの際前記A、B、C相コイルA、
B、Cに残留された電流がA、B、C相ダイオードD1
〜D6を通じてキャパシタCを充電する。
【0012】さらに、図3(a)は本発明の実施例1に
よる低騒音スイッチドリラクタンスモータを示す図であ
って、本発明の実施例1により低騒音スイッチドリラク
タンスモータは、12個の固定子極と8個の回転子極と
から構成されたスイッチドリラクタンスモータ(以下、
12/8スイッチドリラクタンスモータという)であ
る。すなわち、固定子1には固定子極が、対となる極数
の2倍数個、つまり、12個が形成され、回転子2には
回転子極が極数の2倍数個、つまり、8個が形成されて
いる3相低騒音スイッチドリラクタンスモータを挙例し
て図示したものである。
【0013】さらに、図3(b)は、図3(a)に示す
12/8極スイッチドリラクタンスモータにおけるA相
固定子極の巻線状態図であって、各相の固定子極に巻回
されている巻線のターン数は、従来の3相スイッチドリ
ラクタンスモータの固定子極に券回されている巻線のタ
ーン数の1/2となり、同相の複数の固定子極に券回さ
れている巻線は相互直列に連結されている。上記のよう
に、図3(a)に示す本発明の実施例1による3相低騒
音スイッチドリラクタンスモータは、固定子1に固定子
極が、対となる極数の2倍数個、つまり3(相数)×2
×2=12個が形成され、回転子2には回転子極が極数
の2倍数個、つまり、4(極数)×2=8個が形成され
ている。
【0014】さらに、図3(a)に示す低騒音スイッチ
ドリラクタンスモータにおいて、それぞれの固定子極に
券回される巻線は図3(b)に示すように、同相の複数
の固定子極に券回される巻線が直列に連結されている。
すなわち、トルクの分布周期が360°/2×2=90
°となるよう直列に連結されている。さらに、前記それ
ぞれの固定子極に券回される巻線のターン数は従来の3
相スイッチドリラクタンスモータの固定子極に券回され
る巻線のターン数の1/2となる。
【0015】図3(a)に示す本発明の実施例1におい
ては、12個の固定子極と8極の回転子極とから構成さ
れ、つまり、極数が2倍に増加されたスイッチドリラク
タンスモータを挙例して並べたが、所定の倍数、たとえ
ば、18個の固定子極と12個の回転子極とから構成さ
れた3倍数のスイッチドリラクタンスモータによっても
実現することができる。ところで、極数が増加するほど
制御できる角度が小さくなって制御しにくくなるため、
適正な倍数で固定子極と回転子極の数を増加すべきであ
る。
【0016】図4は本発明の実施例2による低騒音スイ
ッチドリラクタンスモータを示す図であって、固定子3
には固定子極が12個形成され、回転子4には回転子極
が8個形成されている一方、前記回転子極の先端部の角
部分が所定角度に傾斜されている。かように、回転子極
の先端部の角部分を所定角度に傾斜されるようににつく
るわけは、インダクタンスの増加が最小点で円滑な形に
なるようにするためである。
【0017】すなわち、回転子極の上端の角部分を所定
角度に傾斜されるようにつくって、回転子の角度の変化
に伴うインダクタンスの変化が緩やかになるようにする
ことにより、トルクのリップルが減少してモータの騒音
を低減させるのである。図5は、本発明の実施例3によ
る低騒音スイッチドリラクタンスモータを示す図であっ
て、固定子5には回転子極が12個形成され、回転子6
には回転子極が8個形成されている一方、それぞれの回
転子極の先端部にポールシューが形成されている。この
ように、それぞれの回転子極の先端部にポールシューが
形成されると、導通角で磁束がより強くなり、インダク
タンスの偏差が緩やかになり、かように、インダクタン
スの偏差が緩やかになることによりトルクのリップルが
減少されてモータの騒音が低減される。
【0018】次に、上記のごとく構成された本発明によ
る低騒音スイッチドリラクタンスモータの作用、効果に
ついて述べる。図2に示すスイッチドリラクタンスモー
タの駆動回路は、もっとも汎用されているスイッチドリ
ラクタンスモータの駆動回路であって、それぞれの相に
たいし相巻線A、B、Cの両端に2個の電力スイッチT
1〜T6がそれぞれ接続されているが、該回路の電力ス
イッチT1〜T6はNチャンネルMOS−FETであ
る。この際、前記それぞれの電力スイッチT1〜T6の
中から下端スイッチT4〜T6はパルス幅の偏重信号に
よりオン、オフされ、上端スイッチT1〜T3は回転子
の位置センサからの位置感知信号によりターンオンされ
る。
【0019】上記のように、スイッチドリラクタンスモ
ータはロータ位置感知装置を必要とするが、かかるロー
タ位置感知装置としてはロータリエンコーダが主に使用
され、より経済的なロータ位置感知装置としてはホール
イフェクトセンサまたはポートインタラプタがある。さ
らに、前記それぞれの相巻線A、B、Cには高電圧が印
加されるため、上端スイッチT1〜T3のゲートは、下
端電力スイッチT4、T5、T3と同一でなく、ゲート
動作のための電力源を最少化するために積分ゲート制御
装置が使われる。
【0020】上記のごときスイッチドリラクタンスモー
タの駆動回転によりA相が励磁されると、図3(a)、
3Bに示す本発明の実施例1による12/8極スイッチ
ドリラクタンスモータでは2個のA相と2個の−A相コ
イル(ここで、−は逆相を意味する)が相互に直列に連
結されているため、4個の極が励磁される。さらに、上
記のごとく4個の極が励磁されることにより4個の極に
よりトルクが発生してトルクの分布角度が90゜に保持
される。したがって、既存の6/4極スイッチドリラク
タンスに比べてトルクの分布が均一になり、トルクのリ
ップルを低減させることによりモータの騒音が低減され
る。
【0021】この際、固定子1のそれぞれの固定子極に
巻回された巻線のターン数は既存の6/4極スイッチド
リラクタンスモータの固定子極に巻回された巻線のター
ン数の1/2にすぎない。したがって、それぞれの相コ
イルのインピーダンスは既存の6/4極スイッチドリラ
クタンスモータでのそれぞれの相コイルのインピーダン
スのごとき水準となる。また、前記本発明の実施例1に
よる12/8極スイッチドリラクタンスモータの場合、
4個の極からトルクが発生されてトルクの合成力も従来
のスイッチドリラクタンスモータにおけるより相殺され
る方向へ作用するようになり、トルクのリップルを低減
させうるのである。
【0022】上記のごときトルクは任意の回転子角にお
いて2種の成分、つまり、接線成分TT と放射成分TR
とに分解されるが、固定子極と回転子極が整列された位
置では放射成分のみが存在する。かような、トルクの放
射成分は、負の放射成分(−TR )と正の放射成分(+
R )とに区分されるが、かかる負の放射成分(−T
R )と正の放射成分(+TR )との差が少ないほどトル
クリップルが少ないため、モータの騒音および振動を減
少することができる。一方、図6に示すように、固定子
極と回転子極は全体の円周中で、あるトルクの作用点を
有しており、前記固定子極と回転子極のトルクの作用点
をC、Dと仮定する。
【0023】さらに、回転子2の中心と回転子極<先端
間の距離、つまり、回転子極の有効半径をR0 とし、回
転子極と固定子極間の空極をagとし、固定子極と回転
子極の作用点C、D間の距離、つまり、固定子極と回転
子極の有効距離をae とすると、次のごとき不等式が成
り立つ。
【数2】
【数3】 さらに、−TR の不等式から次の不等式(4)が得られ
る。
【数4】 前記不等式(4)で示したように、固定子極と有効磁極
の有効距離ae が小さくなるときにトルクの放射成分T
R が小さくなる可能性が大きくなる。換言すれば、同大
のスイッチドリラクタンスモータでは固定子と回転子極
の数が多くなるほどae は小さくなり、これによりトル
クリップルが小さくなるのである。
【0024】さらに、図4、図5に示す本発明の実施例
2、3による低騒音スイッチドリラクタンスモータは、
上記のように、固定子極と回転子極の数を増加された本
発明の実施例1による低騒音スイッチドリラクタンスモ
ータにおいて、回転子極の形状を変形されてトルクリッ
プルをより低減させうる。図4に示す本発明の実施例2
により低騒音スイッチドリラクタンスモータでは、それ
ぞれの回転子極の先端部の角部分を所定の角度に傾斜に
なるようにつくり、角度の変化に伴うインダクタンスの
変化が緩やかになるようにすることにより、トルクリッ
プルを減少されてモータの騒音を低減させる。さらに、
図5に示す本発明の実施例3による低騒音スイッチドリ
ラクタンスモータでは、それぞれの回転子極の先端部に
ポールシューを形成して導通角で磁束をより強くするこ
とにより、インダクタンスがより緩やかに変化されるよ
うにし、トルクリップルを減少させてモータの騒音を低
減させる。
【0025】上記のごとき本発明の実施例3による低騒
音スイッチドリラクタンスモータにたいする騒音の評価
は下記のごとく行った。実験の対象となったモータは、
従来の6/4極3相スイッチドリラクタンスモータSR
MIと、本発明の実施例りよる12/8極3相スイッチ
ドリラクタンスモータSRMIIおよび誘導電動機であ
る。さらに、上記のごとき複数のモータの騒音の評価は
特別に設計された実験装置を通じて行われ、その実験の
結果は下記のとおりである。
【表1】 上記のごとき実験結果によれば、従来の6/4極3相ス
イッチドリラクタンスモータSRMIに比べて本発明の
実施例3による12/8極3相スイッチドリラクタンス
モータSRMIIでは騒音が大幅に減少したのがわかる。
【0026】また、負荷のある場合にも本発明の実施例
3による12/8極3相低騒音スイッチドリラクタンス
モータSRMIIが誘導電動機よりも騒音が小なることが
わかる。一方、回転子角の全体にわたってトルクリップ
ルを減少させるためにインダクタンス値を角度で微分し
た値dL/dθの傾斜が緩慢であるべきであるが、パタ
ーンの研究を通じて導通角でのインダクタンスの偏差が
緩慢であるべきであるとの結論を得た。したがって、導
通角でインダクタンスの偏差が緩やかになるようにする
ために回転子極の形状の変形が試みられ、図5に示すそ
れぞれの回転子極の形状がポールシューをもつように変
形された。
【0027】上記のように、回転極の形状がポールシュ
ーをもつように変形されると、その結果として導通角で
磁束が強くなってインダクタンスの曲線が緩やかになっ
た。すなわち、図7は従来の6/4極スイッチドリラク
タンスモータの磁束を示し、図8は本発明の実施例1に
よる12/8極スイッチドリラクタンスモータの磁束を
示し、図9は本発明の実施例3によるポールシューをも
つ12/8極のスイッチドリラクタンスモータの磁束を
示す図であって、従来の6/4極スイッチドリラクタン
スモータに比べて本発明の実施例1により12/8極ス
イッチドリラクタンスモータが導通角で磁束が強くなっ
たことがわかる。
【0028】さらに、本発明の実施例1による12/8
極のスイッチドリラクタンスモータに比べて本発明を実
施例3による12/8極のスイッチドリラクタンスモー
タが導通角で磁束が強くなったことがわかる。上記のよ
うに、6個の固定子極と4個の回転子極を有する従来の
スイッチドリラクタンスモータSRMIと、それぞれの
回転子極の先端部にポールシューが形成されている12
/8極スイッチドリラクタンスモータSRMIIの回転子
極に伴うインダクタンス値は図10のごとく示される。
すなわち、従来の6/4極スイッチドリラクタンスモー
タSRMIが1対の正および負のピークをもつ間は本発
明の実施例3による/8極スイッチドリラクタンスモー
タSRMIIは2対の正および負のピークが存在する。
【0029】しかし、本発明の実施例3によるスイッチ
ドリラクタンスモータSRMAIIは従来のスイッチドリ
ラクタンスモータSRMAIに比べて最大のインダクタ
ンスと最小のインダクタンスとの差が小さい。したがっ
て、本発明の実施例3によるスイッチドリラクタンスモ
ータSRMIIは従来のスイッチドリラクタンスモータS
RMIに比べてトルクのリップルが低減される。
【0030】一方、本発明の実施例3によるスイッチド
リラクタンスモータSRMIIと、従来のスイッチドリラ
クタンスモータSRMIにおいて、インダクタンス値を
回転子角で微分した値dL/dθを回転子の角度に沿っ
て図示すると、図11のようになる。図11に示すよう
に、従来のスイッチドリラクタンスモータSRMIと本
発明の実施例3によるスイッチドリラクタンスモータS
RMIIはピークのレベルがほぼ同一である。つまり、ト
ルクの大きさがほぼ同一である。また、本発明の実施例
3によるスイッチドリラクタンスモータSRMIIは、イ
ンダクタンスを回転子角で微分した値dL/dθの変化
がスイッチドリラクタンスモータSRMIに比べて緩や
かであるため、トルクの変化もまた緩やかになってスイ
ッチドリラクタンスモータの騒音および振動が減少され
る。
【0031】上記のごとき本発明のそれぞれの構成要件
に併記された図示参照符号は本願発明を理解しやすくす
るためのものであって、本願発明の技術的範囲を図示し
た実施例に限定させる意図で付されたものではない。ま
た、発明の要旨から逸脱しない範囲でいろいろと変形し
て実施することができる。
【0032】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、固定子
極および回転子極の数を所定の倍数に増加させて形成
し、トルクの分布角度を小さくすることにより、スイッ
チドリラクタンスモータの駆動時に発生する騒音を低減
させることができる。また、回転子極の形状を変更して
リラクタンスの変化曲線を緩やかにすることにより、ス
イッチドリラクタンスモータの駆動の際に発生されるト
ルクのリップル現象を減少せしめることによりモータの
騒音を低減せしめうるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) 6個の固定子極と4個の回転子極とか
ら構成された従来の3相スイッチドリラクタンスモータ
を示す図である。 (b) 図1(a)の相固定子極の巻線状態図である。
【図2】 通常のスイッチドリラクタンスモータの駆動
回路図である。
【図3】(a) 12個の固定子極と8個の回転子極か
ら構成された本発明の実施例1による低騒音スイッチド
リラクタンスモータを示す図である。 (b) 図3(a)のA相固定子極の巻線状態図であ
る。
【図4】 本発明の実施例2による低騒音スイッチドリ
ラクタンスモータを示す図である。
【図5】 本発明の実施例3による低騒音スイッチドリ
ラクタンスモータを示す図である。
【図6】 本発明の実施例1による低騒音スイッチドリ
ラクタンスモータの部分拡大図である。
【図7】 従来の6/4極スイッチドリラクタンスモー
タの磁束分布状態図である。
【図8】 図3(a)に示す本発明の実施例1による低
騒音スイッチドリラクタンスモータの磁束分布状態図で
ある。
【図9】 図5に示す本発明の実施例3による低騒音ス
イッチドリラクタンスモータの磁束分布状態図である。
【図10】 回転子の回転角度に沿って従来のスイッチ
ドリラクタンスモータと本発明の実施例3による低騒音
スイッチドリラクタンスモータのインダクタンスを示す
図である。
【図11】 回転子の回転角度に沿って従来のスイッチ
ドリラクタンスモータと本発明の実施例3による低騒音
スイッチドリラクタンスモータでインダクタンスを回転
子の角度で微分した値を示す図である。
【符号の説明】
1 固定子、 2 回転子、 3 固定子、 4 回転
子、 5 固定子、6 回転子 、 A 固定子極、 −
A 固定子極、 B 固定子極、−B 固定子極、 C
固定子極、 −C 固定子極 、(ここで、−は逆相
を意味する)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定子が2個で対をなす2N個(N:自
    然数)の固定子極によって形成され、該複数の固定子極
    に巻回される巻線は、トルクの分布周期が360゜/2
    Nとなるように直列に連結されている固定子と、回転子
    極が2N個(N:自然数)の極数に形成されている回転
    子とからなる低騒音スイッチドリラクタンスモータ。
  2. 【請求項2】 前記回転子極の先端部の角部分が所定の
    角度に傾斜されていることを特徴とする請求項1に記載
    の低騒音スイッチドリラクタンスモータ。
  3. 【請求項3】 前記それぞれの回転子極の先端部にポー
    ルシューが形成されていることを特徴とする請求項1に
    記載の低騒音スイッチドリラクタンスモータ。
  4. 【請求項4】 複数の固定子極が形成されている固定子
    と複数の回転子極が形成されている回転子とからなるス
    イッチドリラクタンスモータにおいて、 前記それぞれの回転子極の先端部の角部分が所定の角度
    に傾斜されていることを特徴とする低騒音スイッチドリ
    ラクタンスモータ。
  5. 【請求項5】 複数の固定子極が形成されている固定子
    と複数の回転子極が形成されている回転子とからなるス
    イッチドリラクタンスモータにおいて、 前記それぞれの回転子極の先端部にポールシューが形成
    されていることを特徴とする低騒音スイッチドリラクタ
    ンスモータ。
JP9160281A 1996-06-18 1997-06-17 低騒音スイッチドリラクタンスモータ Pending JPH1098861A (ja)

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