JPH1098748A - 立体映像の表示方法及び立体映像表示装置 - Google Patents

立体映像の表示方法及び立体映像表示装置

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JPH1098748A
JPH1098748A JP8253376A JP25337696A JPH1098748A JP H1098748 A JPH1098748 A JP H1098748A JP 8253376 A JP8253376 A JP 8253376A JP 25337696 A JP25337696 A JP 25337696A JP H1098748 A JPH1098748 A JP H1098748A
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JP
Japan
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optotype
observer
stereoscopic
display screen
stereoscopic video
Prior art date
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Pending
Application number
JP8253376A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiya Iinuma
俊哉 飯沼
Junya Kaku
順也 郭
Yoshihiro Furuta
喜裕 古田
Masutaka Inoue
益孝 井上
Katsumi Terada
克美 寺田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 観察者が立体感を感じ易い立体映像の表示方
法を提供する。 【解決手段】 観察者側に位置する部分ほど幅広の形状
であり、観察者側から離れる位置の部分ほど濃色で着色
されている水平部2Aと、観察者側を向く面を有する垂
直部2Bとからなる視標体2を設け、前記水平部2Aを
観察視野3内に、前記垂直部2Bを観察視野3外に位置
させたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は立体映像を観察者に
認識させる立体映像の表示方法及び立体映像の表示装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、視点の異なる映像を観察者の左右
の眼に独立して入射させ、人間の両眼視差により観察者
に立体映像を認識させる立体映像の表示方法が多数提案
されている。この立体映像の表示方法としては、観察者
が偏光メガネや液晶シャッターメガネを装着するメガネ
有り方式と、レンチキュラレンズやパララックスバリア
等を用いたメガネ無し方式とがある。
【0003】しかしながら、これら従来の立体映像の表
示方法においては、映像を表示画面より飛び出させる場
合、観察者の眼の輻輳は飛び出している映像に向くが、
眼の焦点は飛び出し映像に合わず、表示画面に合う傾向
がある。このため、観察者は眼の焦点と輻輳とが一致せ
ず、立体感を認識し難いという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来例の
欠点に鑑み為されたものであり、観察者が立体映像を観
察する際、眼の焦点と輻輳とが一致し易く、立体感を認
識し易い立体映像の表示方法及び立体映像表示装置を提
供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の立体映像の表示
方法は、観察者が立体映像を観察する際の観察視野内あ
るいは観察視野近傍に視標体を設けて立体映像を表示す
ることを特徴とする。
【0006】この立体映像の表示方法によれば、観察者
は眼の焦点を表示画面だけでなく表示画面の前方に位置
する視標体にも安定させることが出来、輻輳と焦点が一
致し易くなる。このため、観察者は立体映像の立体感を
感じやすくなる。
【0007】更に、本発明の立体映像の表示方法では、
前記視標体の一部が前記観察視野内に位置すればよい。
また、本発明の立体映像の表示方法では、前記視標体の
全部が前記観察視野外に位置しても、前記観察視野の近
傍ではあれば、前述と同様に観察者は眼の焦点を視標体
に合わせることが出来る。
【0008】また、本発明の立体映像の表示方法では、
前記視標体が観察者側を向く面を有することにより、観
察者の眼は前記観察者側を向く面に焦点を合わせ易くな
る。また、本発明の立体映像の表示方法では、前記視標
体が観察者側に位置する部分ほど幅広の形状であること
により、前記視標体の前後方向の距離感が強調される。
【0009】また、本発明の立体映像の表示方法では、
前記視標体が観察者側から離れる部分ほど濃色に着色さ
れていることにより、前記視標体の前後方向の距離感が
強調される。
【0010】更に、本発明の立体映像の表示方法では、
前記着色の色の変化間隔が観察者から離れる側に位置す
る部分ほど狭くすることにより、前記視標体の前後方向
の距離感が一層強調される。
【0011】また、本発明の立体映像表示装置は、立体
映像を表示する表示画面と、該表示画面よりも観察者側
に位置する視標体とからなることを特徴とする。このよ
うな構成の立体映像表示装置では、観察者は眼の焦点を
表示画面だけでなく表示画面の前方に位置する視標体に
も安定させることが出来、輻輳と焦点が一致し易くな
る。このため、観察者は立体映像の立体感を感じやすく
なる。
【0012】更に、本発明の立体映像表示装置では、前
記視標体の基部を前記表示画面上に位置させることによ
り、前記視標体は確実に観察者が立体映像を観察する際
の観察視野内に入り、眼の焦点を前記視標体に合わせ易
くなる。
【0013】また、本発明の立体映像表示装置では、前
記視標体を観察者側に向かう水平部と、観察者側に向く
面を有する垂直部とを備える構造とすることにより、前
記視標体は水平部により表示画面から観察者側に延び、
垂直部により観察者の眼に認識させ易くする。
【0014】更に、観察者が立体映像を観察する際の観
察視野内に前記垂直部が位置するように構成することに
より、観察者は眼の焦点を確実に前記垂直部に合わせる
ことが出来る。
【0015】また、前記観察視野外に前記垂直部が位置
するように構成することにより、観察者が立体映像を観
察する際の邪魔にならない。また、本発明の立体映像表
示装置は、パチンコ機に装着された立体映像表示装置で
あって、立体映像を表示する表示画面と、該表示画面の
周囲に形成された球避け用のガードと、該ガードに形成
された視標体とからなることを特徴とする。
【0016】このような構成の立体映像表示装置では、
パチンコ機用の表示装置に通常必要な球避け用のガード
を利用して視標体を形成することが出来、立体映像の立
体感を強調することが出来る。
【0017】更に、前記視標体を前記ガードの内面に形
成することにより、該視標体は表示画面に近接し、表示
画面に映し出された立体映像を観ているパチンコの遊技
者は眼の焦点を前記視標体を合わせ易くなる。
【0018】更に、前記内面を前方に向かう程、外側に
拡がるように傾斜させることにより、前記視標体はパチ
ンコの遊技者から見え易くなる。また、本発明の別の立
体映像表示装置では、立体映像を表示する表示画面と、
該表示画面と実質的に同一面上に位置する視標体とから
なることを特徴とする。
【0019】このような構成の立体映像表示装置では、
観察者は表示画面内の立体映像を観る際に、前記視標体
をも認識するため、前記立体映像の飛び出し位置(表示
画面よりも奥側の場合も含んでおり、以後、総称して
「飛び出し位置」と云う)と表示画面の位置とが比較さ
れ、前記立体映像が表示画面よりも前方或いは後方であ
ることが強調される。
【0020】更に、前記視標体は、前記表示画面を囲う
枠部に設けることにより、前記表示画面と同一平面とな
り、且つ立体映像を観ている観察者に認識されやすくな
る。また、前記表示画面のうち、画面中央を含む領域に
立体映像が表示される表示領域を形成し、前記表示領域
の外側に該表示領域とは異なる無表示領域を形成し、前
記無表示領域内に前記視標体を映像として表示する構成
とすることにより、前記視標体を不必要時には表示させ
ないことを容易に行うことが出来る。
【0021】特に、左眼用映像を表示する左眼用モニタ
装置と、右眼用映像を表示する右眼用モニタ装置とを別
々に備える構成の場合は、左眼用モニタ装置、右眼用モ
ニタ装置の夫々に、表示画面内に前記無表示領域を形成
し、該無表示領域内に前記視標体を映像として表示する
ことにより、前記左右のモニタ装置に設けられた一対の
視標体を、互いの位置関係が位置ずれすること無く、正
確な位置に容易に形成することが出来る。
【0022】また、前記表示画面には左眼用映像と右眼
用映像とが時分割で交互に表示される立体映像表示装置
であって、前記視標体を、反射板と、該反射板上に設け
られ、互いに偏光方向が異なる第1、第2の偏光板とに
より構成してもよい。
【0023】この構成の場合、観察者は、液晶シャッタ
ーメガネを装着して立体映像を観察するため、該液晶シ
ャッターが備えている偏光板により、反射板からの反射
光のうち第1の偏光板を通って来る光を認識し、第2の
偏光板を通って来る光については認識出来ないため、第
1の偏光板の部分を明、第2の偏光板の部分を暗と感じ
る。このため、この明暗により形成される模様が実質的
に視標体として機能する。
【0024】また、前記視標体としては、該視標体の占
める面積が部分的に変化する形状であることがよく、こ
のような形状であれば、観察者に認識されやすくなる。
また、前記視標体は、その間隔が前記表示画面の水平方
向の長さに対して5〜30%の範囲内にあれば、立体映
像の立体感が最も強調されることが実験で確認された。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態について詳細に説明する。図1は本発明の立
体映像の表示方法を用いた第1の実施の形態である立体
映像表示装置の構成を示す斜視図である。
【0026】図中、1は立体映像を表示するためのモニ
タ装置であり、1aはその表示画面である。前記モニタ
装置はメガネ有り方式、メガネ無し方式のどちらでもよ
く、例えばシャッターメガネを用いるメガネ有り方式の
場合は、表示画面1aに左眼用映像と右眼用映像とが時
分割で表示され、また、メガネ無し方式の場合、表示画
面1aの前面にはレンチキュラレンズやパララックスバ
リアが装着されている。
【0027】前記モニタ装置1の表示画面1aの下部中
央には、視標体2が装着されている。前記視標体2は基
部が表示画面1a上に位置し、上方を向く面を有する水
平部2Aと、該水平部2Aの先端に上方に向けて設けら
れ、観察者側を向く面を有する垂直部2Bとを有する。
前記水平部2Aは表示画面1aに装着される側の基部か
ら観察者側の先端部に向かって曲線的に幅が拡がる形状
をしており、観察者側に向かうほど徐々に下方に位置す
るように傾斜して取り付けられている。また、前記水平
部2Aの上面は、図2に示すように、基部側から先端側
に向かって6つ部分2a、2b、2c、2d、2e、2
fに分離されており、該6つ部分2a、2b、2c、2
d、2e、2fは基部側に向かう部分ほど濃い色が着色
されている。
【0028】この第1の実施の形態の立体映像表示装置
では、図3に示すように、観察者が画面中央正面から立
体映像を観察する際、視標部2の水平部2Aの基部側は
観察者の立体映像の観察視野3内に入っているが、水平
部2Aの先端側及び垂直部2Bは観察視野3外である。
【0029】このような第1の実施の形態の立体映像表
示装置では、観察者は立体映像を観察する際、立体映像
と同時に表示画面1aより前方に突出している視標部2
を認識する。このため、観察者の眼は表示画面より飛び
出している映像に輻輳が向き、焦点はその飛び出し映像
の飛び出し位置と同程度突出している視標部2の部分に
合う。従って、観察者の眼はその輻輳と焦点とが略一致
する傾向となり、飛び出し映像の立体感を感じやすくな
る。特に、前記水平部2Aは観察者側に行くほど幅広に
なり、塗布されている色が薄くなっているので、観察者
は前記水平部2Aの突出感が強調され、飛び出し映像の
立体感が強調される。
【0030】また、観察者は立体映像を観察する際、水
平部2Aの先端側の位置まで飛び出している映像に対し
ても、前記水平部2Aの先端側が観察視野3近傍に位置
しているため、立体映像と同時に認識することが出来、
眼の焦点と輻輳とが一致し易くなり、立体感を感じ易く
なる。また、最も、観察視野3から離れている前記水平
部2Aの最先端部の位置まで飛び出している映像に対し
ても、垂直部2Bの観察者側を向いている平坦面を観察
者が立体映像と同時に認識することが出来るため、眼の
焦点と輻輳とが一致し易くなり、立体感を感じやすくな
る。
【0031】尚、この実施例では、観察視野3内には、
視標体2の水平部2Aの基部だけが入っており、他は観
察視野3外である構造であるため、前記視標体2が邪魔
になることは無く、視標体2により立体映像が見難くな
るという点も防止される。
【0032】図4は上記第1の実施の形態の立体映像表
示装置を改良した構成を示す図である。この立体映像表
示装置では、視標体2は水平部2Aの基部がモニタ装置
1の表示画面1aを囲う枠部の下辺部に設けられてい
る。前記水平部2Aは観察者側に位置するほど上方に位
置するように取り付けられており、全域において観察視
野3外である。また、前記水平部2Aの先端に設けられ
た垂直部2Bは、その上側部分が観察視野3内に位置し
ている。
【0033】従って、観察者は前記視標体2の垂直部2
Bと同時に立体映像を認識し、眼の焦点と輻輳とが一致
し易くなり、飛び出し映像の立体感が感じやすくなる。
また、上記第1の実施の形態の立体映像表示装置に用い
られる視標体2としては、図2に示す形状以外のもので
もよく、例えば、図5(a)に示すように水平部2Aの
幅が観察者側に向かうほど、直線的に幅広になる形状、
図5(b)に示すように水平部2Aの幅は変化せず、色
の濃度だけが変化するもの、図5(c)に示すように水
平部2Aの分割された各部分2a、2b、2c、2d、
2e、2fの幅(前後方向の長さ)が観察者側に近い部
分ほど長くなるようにして、距離感を強調してもよい。
【0034】尚、上述の実施の形態では、垂直部が水平
部よりも上方に向かって延びている視標体を表示画面の
下部側に設けているが、逆に、垂直部が水平部よりも下
方側に向かって延びている視標体を表示画面の上部側に
設けてもよい。
【0035】図6は本発明の立体映像の表示方法を用い
た第2の実施の形態の立体映像表示装置の構成を示す斜
視図であり、図1と同一部分には同一符号を付し、その
説明は割愛する。
【0036】この立体映像表示装置では、モニタ装置1
の表示画面1aの周りを囲う枠部のうち上辺部の左側半
分より第1の視標体4Aが、右側半分より第2の視標体
4Bが突出している。前記第1、第2の視標体4A、4
Bは略平板三角形状をしており、頂点が観察者側を向く
ように設けられている。前記第1、第2の視標体4A、
4Bは夫々、内側端面41と外側端面42とを有してお
り、内側端面41は突出曲面形状をしており、外側端面
42は平面形状をしている。
【0037】この第2実施例の立体映像表示装置では、
図7に示すように観察者が立体映像を観察する際の観察
視野3内には、前記第1、第2の視標体4A、4Bは入
っておらず、観察視野3の近傍に位置する。
【0038】このような第2実施例の立体映像表示装置
では、観察者は立体映像を観察する際、第1、第2視標
体が観察視野3内には位置していないが、第1、第2の
視標体4A、4Bは観察視野3近傍に位置し、しかも内
側端面41及び外側端面42は観察者側を向いているた
め、観察者は飛び出し映像と同時に第1、第2の視標体
4A、4Bを認識する。このため、観察者は飛び出し映
像を観察する際、眼の焦点が前記第1、第2の視標体に
合い、眼の焦点と輻輳とが一致し、立体感を感じやすく
なる。
【0039】尚、前記内側端面41、外側端面42には
夫々、図5(b)、(c)に示すように各部分に分割
し、各部分ごとに濃度が異なるように着色するように距
離感を強調しても良い。
【0040】次に、本発明の立体映像の表示方法を用い
た第3の実施の形態について説明する。図8は第3の実
施の形態である立体映像シアターの構成を示す図であ
る。
【0041】図中、5は立体映像を表示するスクリーン
である。このスクリーン5には、メガネ有り方式の立体
映像、メガネ無し方式の立体映像のどちらが表示されて
も良い。
【0042】前記スクリーン5と観察位置6との間に
は、スクリーン5側に複数の第1の視標体7A、観察位
置6側に複数の第2の視標体7Bが設置されている。前
記第1、第2の視標体7A、7Bは共に円柱形状であ
り、第1の視標体7Aに比べ観察位置側の第2の視標体
7Bの方が高く形成されている。
【0043】この第3の実施の形態の立体映像の表示方
法においても、図9に示すように観察者が立体映像を観
察する際の観察視野3内には、前記第1、第2の視標体
7A、7Bは入っていないが、観察視野3の近傍に位置
する。
【0044】従って、このような第3実施例の立体映像
の表示方法においても、上述の第2実施例の場合と同様
に、観察者が立体映像を観察する際、観察者は映像と同
時に第1、第2の視標体7A、7Bを認識する。このた
め、観察者は飛び出し映像を観察する際、眼の焦点と輻
輳とが一致し易くなり、飛び出し映像の立体感を感じ易
くなる。
【0045】次に、本発明の立体映像の表示方法を用い
た第4の実施の形態について説明する。図10は第4の
実施の形態であるパチンコ機に取り付けられた立体映像
表示装置の構成を示す斜視図、図11は前記立体映像表
示装置の正面図、図12は図11の波線部分での側断面
図である。
【0046】図中、22は立体映像を表示するためのモ
ニタ装置であり、パチンコ機のパチンコ板23の略中央
に取り付けられている。前記モニタ装置22はメガネ無
し方式の立体映像表示装置であり、表示画面22aには
レチキュラレンズやパララックスバリアが装着されてい
る。パチンコを行う遊技者は、パチンコ機の前方に配備
された椅子に腰掛けてパチンコを行う姿勢になると、左
右の眼は表示画面22aに映し出された立体映像を良好
に観察することが出来る適視領域に位置する。
【0047】前記モニタ装置22の表示画面22aの表
面は前記パチンコ板23の表面と略面一であり、該表示
画面22aの周囲には前方に突出した球避け用のガード
24が形成されている。前記ガード24はパチンコ球が
表示画面22aの前方を通るのを防止するためのもので
ある。
【0048】前記ガード24の内面(表示画面22a側
の面)24aは前方に向かう(表示画面22aから離れ
る)程、外側に拡がるように傾斜しており、該内面24
aには複数の視標体25が貼り付け、印刷等により所定
間隔置きに形成されている。
【0049】前記視標体25は、表示画面22aと平行
方向に延びる黒色のストライプと白色のストライプとが
前後方向に交互に配置されてなる横縞模様であり、該黒
色、白色のストライプは前方に位置する程長く、視標体
25の全体形状は頂点が後方(表示画面22a)側を向
いている三角形状を成している。前記視標体25は前述
したように傾斜しているガード24の内面24aに形成
されているため、パチンコを行うために椅子に腰掛けて
いる遊技者から見える位置にある。尚、図中、26はパ
チンコ板23に打ち付けられた釘である。
【0050】従って、この第4の実施の形態において
も、パチンコを行っている遊技者は、表示画面22aに
映し出されている立体映像を観ると、それと同時にその
観察視野の近傍に位置する視標体25を認識する。この
ため、上述の第1〜第3の実施の形態と同様に、パチン
コの遊技者は表示画面22aに映し出された立体映像を
観察する際、眼の焦点と輻輳とが一致し易くなり、飛び
出し映像の立体感を感じ易くなる。しかも、前記視標体
25は上述したような三角形状、即ち観察者側に向かう
程、幅広になる形状であるため、前述した立体感の強調
度は大きくなる。
【0051】次に、本発明の立体映像の表示方法を用い
た第5の実施の形態について説明する。図13は第5の
実施の形態である立体映像表示装置の表示画面及びその
周辺部を示す平面図である。
【0052】図中、8は立体映像を表示するためのモニ
タ装置であり、8aはその表示画面、8bは表示画面8
aを囲う枠部である。尚、前記表示画面8aは上述の第
1の実施の形態の表示画面1aと同様の構成である。
【0053】前記枠部8bは表示画面8aの上側に位置
する上枠部8b1、下側に位置する下枠部8b2、左側
に位置する左枠部8b3、右側に位置する右枠部8b4
により構成されている。
【0054】この第5の実施の形態では、上枠部8b
1、下枠部8b2、左枠部8b3、右枠部8b4の上面
のうち表示画面8aに近接する部分には、複数の細長状
の視標体9が所定間隔置きに、表示画面8aを囲うよう
に形成されている。前記視標体9は枠部8bの面上に貼
り付け、印刷等により形成されており、枠部8bの面と
同一面上に位置する。前記枠部8bの表面は前記表示画
面と略同一面上であり、前記視標体9は前記表示画面8
aと実質的に同一面上に形成される。尚、ここで云う実
質的とは、視標体9が枠部8bから突出した形状では無
く、視標体9と表示画面8aとの突出量の差が枠部8b
と表示画面8aとの突出量の差だけの場合を意味する。
【0055】このような構成では、図14(a)に示す
ように、観察者が表示画面8a上に映し出された立体映
像を観察する場合、観察者は立体映像を観ると同時に前
記視標体9も知覚するため、立体映像の飛び出し位置T
と視標体9が形成されている枠部8bの面の位置Sとが
比較出来、立体映像の立体感が強調される。尚、図14
(b)は視標体を設けなかった従来の構成の場合を示す
図である。
【0056】尚、上述の図14に示した実施の形態で
は、視標体9を上枠部8b1、下枠部8b2、左枠部8
b3、右枠部8b4の夫々に形成したが、図15(a)
に示すように、上枠部8b1と下枠部8b2のみ、或い
は図15(b)に示すように左枠部8b3と右枠部8b
4のみに形成してもよい。
【0057】また、視標体9の形状としても、図16
(a)に示す細長の長方形状以外にも、図16(b)に
示すような細長の菱形形状、図16(f)に示すような
星形状、図16(g)に示すようなV字形状でもよい。
また、各視標体が分離されずに、図16(c)に示すよ
うに波線により起伏のある形状を成すように繋がってい
るもの、或いは図16(d)に示すように斜め線により
起伏のある形状を成すように繋がっているものでもよ
い。また、図16(e)に示すように複数の大小のドッ
トが集まって視標体を形成しているもの、或いは図16
(h)に示すように様々な形状(図ではV字形状とドッ
ト状)のものが混在しているものでもよい。また、図1
6(i)に示すように長方形状の視標体とドット状の視
標体とが混在し、長方形状の視標体上に位置するドット
状の視標体は白黒反転させるようにしてもよい。
【0058】図16に示したように視標体としては様々
な形状、配置が考えられるが、共通している点は、各枠
部8b1、8b2、8b3、8b4に一様に形成するの
で無く、部分的に異なる状態で形成することにより、視
標体の占める面積が表示画面8aに沿う方向に変化して
いる点である。具体的には、図16(a)、(b)、
(d)、(e)、(f)、(g)、(h)、(i)は、
各視標体を分離させて、視標体の存在している部分と存
在していない部分とを形成することにより、視標体の占
める面積を変化させた例であり、図16(c)、(d)
は、視標体は分離されず繋がった形状であるが、各部分
での幅に変化を持たせることにより、視標体の占める面
積を変化させた例である。
【0059】このように視標体を部分的に異なる状態で
存在するように構成することにより、立体映像を鑑賞し
ている観察者に視標体の存在を確実に認識させることが
出来る。
【0060】図17は上述の図13に示した立体映像表
示装置において、表示画面8aのサイズに対する各視標
体9の間隔の割合xさせた場合における立体感の強調さ
れる効果を示す図である。ここで、割合x=(視標体の
間隔y)/(画面の水平サイズz)であり、縦軸の効果
とは、複数人に対して前記間隔の割合xを変化させて立
体映像を観せた場合において、視標体の無い場合の立体
感を1、最も立体感が強調された場合を6として、各割
合xにおける立体感を大小を6段階評価させた時の平均
値である。尚、図17には、表示画面8aが4インチで
ある場合と、表示画面8aが32インチである場合の2
つデータについて載せている。
【0061】この図17より判るように、前記割合xが
5〜30%の範囲で立体感が最も強調される。次に、本
発明の立体映像の表示方法を用いた第6の実施の形態に
ついて説明する。
【0062】この第6の実施の形態は、前述の第5の実
施の形態で枠部8bに設けた視標体を表示画面8a内に
表示した例である。図18は第6の実施の形態である立
体映像表示装置の表示画面及びその周辺部を示す平面図
であり、図13と同一部分には同一符号を付し、その説
明は割愛する。
【0063】この第6の実施の形態の立体映像表示装置
では、表示画面8aに表示されるべき画像のうち上端側
の画像、下端側の画像、左端側の画像、及び右端側の画
像を除去し、実質的に画面中央を含む画像枠(表示領
域)10内に画像が表示されるように構成されている。
前記表示画面8a内のうち画像枠10の周りの部分は画
像が表示されない無表示領域11となり、該無表示領域
11内に白色の視標体12が画像として表示される。
【0064】図19は上記第6の実施の形態の技術を液
晶シャッターメガネ方式の立体映像表示装置に用いた実
施例のブロック図である。図中、13は左眼用映像信号
Lと右眼用映像信号Rとが倍速され、1/2フィールド
周期で交互に出力される倍速立体映像信号に変換する倍
速変換処理回路、14は前記倍速立体映像信号のうち画
面の上端側の部分に相当する信号、画面の下端側の部分
に相当する信号、画面の左端側の部分に相当する信号、
及び画面の右端側の部分に相当する信号を除去すること
により、画像が前記画像枠10内に表示されるようにブ
ランキング期間を変更するブランキング処理回路、15
は前記視標体12をキャラクタ画像として表示するため
のキャラクタ信号を生成するキャラクタ作成回路、16
は前記ブランキング処理回路より出力された倍速立体映
像信号のうち無表示領域11の部分に前記キャラクタ信
号を合成するキャラクタ信号挿入回路、17は前記ブラ
ンキング処理回路14及びキャラクタ作成回路15を制
御するCPUである。
【0065】この実施例では、左眼用映像信号L及び右
眼用映像信号Rは倍速変換処理回路13で倍速立体映像
信号に変換され、ブランキング処理回路14で画像枠1
0内の映像信号に変換された後、キャラクタ挿入回路1
6で無表示領域11内に視標体12のキャラクタ画像が
表示されるように前記キャラクタ作成回路15からのキ
ャラクタ信号が合成される。そして、前記キャラクタ挿
入回路16でキャラクタ信号が合成された立体映像信号
はモニタ装置8に出力され、表示画面8a内には、図1
8に示すように、画像枠10内に実質的な立体映像が表
示され、無表示領域11内に視標体12が表示される。
尚、前記キャラクタ挿入回路16で合成されるキャラク
タ信号は、倍速立体映像信号が左眼用映像信号の部分で
も右眼用映像信号の部分でも視差の無い同一の信号であ
り、前記視標体12は表示画面8a面と同一面上に平面
画像として表示される。
【0066】従って、観察者は液晶シャッターメガネを
装着して、表示画面aを観ると、画像枠10内に表示さ
れた立体映像を観ると同時に無表示領域11内の視標体
12を認識し、立体映像の立体感が強調される。また、
この実施例では、視標体12が映像信号内にキャラクタ
信号として合成されるので、モニタ装置8の電源OFF
時には視標体12は表示されず目障りとはならない。ま
た、モニタ装置8に2次元映像を表示する場合には、キ
ャラクタ信号を合成しないことにより、視標体12が表
示されないようにすることも可能となる。
【0067】図20は上記第6の実施の形態の技術をレ
ンチキュラレンズやパララックスバリア等を用いたメガ
ネ無し方式の立体映像表示装置に用いた実施例のブロッ
ク図であり、図19と同一部分には同一符号を付してい
る。
【0068】この実施例では、左眼用映像信号、右眼用
映像信号は、夫々別々の映像信号の状態でブランキング
処理回路14で画像枠10内の映像信号に変換された
後、キャラクタ挿入回路16で視標体12を表示するた
めのキャラクタ信号が合成される。そして、前記キャラ
クタ挿入回路16でキャラクタ信号が合成された左眼
用、右眼用映像信号L、Rはモニタ装置8に出力され、
表示画面8a内には、図18に示すように、画像枠10
内に立体映像が表示され、無表示領域11内に視標体1
2が表示される。尚、前記キャラクタ挿入回路16で左
眼用映像信号Lに合成されるキャラクタ信号と右眼用映
像信号Rに合成されるキャラクタ信号は、互いに視差の
無い同一の信号であり、前記視標体12は表示画面8a
と同一面上に平面画像として表示される。
【0069】従って、この実施例においても、観察者は
所定の位置で表示画面aを観ると、画像枠10内に表示
された立体映像を観ると同時に無表示領域11内の視標
体12を認識し、立体映像の立体感が強調される。ま
た、視標体12が映像信号内にキャラクタ信号として合
成されるので、モニタ装置8の電源OFF時には視標体
12は表示されず目障りとはならない。また、モニタ装
置8に2次元映像を表示する場合には、視標体12が表
示されないようにすることも可能となる。
【0070】また、第6の実施の形態の他の実施例とし
て、頭部搭載型(ヘッド・マウンテッド)ディスプレイ
のように、左眼用映像の表示部と右眼用映像の表示部と
を別々に構成した立体映像表示装置に適用することも可
能である。
【0071】図21はこの場合の立体映像表示装置の構
成を示すブロック図であり、図20と同一部分には同一
符号を付している。この実施例は立体映像を表示するモ
ニタ装置が左眼用映像を表示する左眼用モニタ装置8L
と右眼用映像を表示する右眼用モニタ装置8Rとで構成
されている点で図20の実施例と異なり、他は同一であ
る。
【0072】この実施例では、左眼用モニタ装置8Lの
表示画面8a内には、画像枠10内に左眼用映像が表示
され、無表示領域11内には視標体12が表示される。
また、右眼用モニタ装置8Rの表示画面8a内には、画
像枠10内に右眼用映像が表示され、無表示領域11内
に視標体12が表示される。
【0073】従って、観察者は左眼で左眼用モニタ装置
8Lの表示画面8aを観察し、右眼で右眼用モニタ装置
8Rの表示画面8aを観察することにより、画像枠10
内に表示された立体映像を観ると同時に無表示領域11
内の視標体12を認識し、立体映像の立体感が強調され
る。
【0074】また、上述のように2つのモニタ装置に夫
々視標体を設ける場合は、この各々の視標体を相互間に
位置ずれが無いように正確に設ける必要があるが、この
実施例では、キャラクタ信号を合成するという映像信号
処理で行っているので、各々の視標体を位置ずれ無く設
けることを容易に行うことが出来る。
【0075】尚、上述の第6の実施の形態で示した実施
例では、ブランキング処理回路14で映像信号の一部を
除去することにより、画像枠10内の映像信号に変換し
ているが、それ以外にも、元の映像信号を水平、垂直方
向に圧縮することにより画像枠10内の映像信号に変換
しても良い。
【0076】次に、本発明の第7の実施の形態として、
偏光板を用いた視標体の構成について説明する。この第
7の実施の形態の視標体は、図22に示すように、反射
板19と偏光板20とにより構成されている。前記反射
板19はモニタ装置の枠部に貼り付けられ、その上に偏
光板20が貼り付けられている。前記モニタ装置は、液
晶シャッターメガネ方式の立体映像表示装置用であり、
左眼用映像と右眼用映像とを交互に表示する装置であ
る。尚、図22では構成が判り易いように、反射板19
と偏光板20とを分離して図示している。前記偏光板2
0は右側半分がP偏光を通過させるP偏光板(第1の偏
光板)20Pで構成されており、左側半分がS偏光を通
過させるS偏光板(第2の偏光板)20Sで構成されて
いる。
【0077】21は立体映像を鑑賞する際に観察者が装
着する液晶シャッターメガネであり、左右共にP偏光の
みが通過するように偏光板が設けられている。このた
め、観察者が前記液晶シャッターメガネ21を通して視
標体を見ると、メガネと偏光方向が同じであるP偏光板
20Pの右側半分については反射板19を見ることが出
来るが、メガネと偏光方向が異なるS偏光板20Sの左
側半分については反射板19を見ることが出来ない。即
ち、観察者には、視標体は図23に示すように視標体を
右側半分が明るく、左側半分が暗くなるように見える。
【0078】従って、観察者が立体映像を鑑賞する際、
表示画面8a内の立体映像を観察すると同時にP偏光板
20Pの部分だけを視標体として明るく認識し、立体映
像の立体感が強調される。また、立体映像を観察しない
人、即ち液晶シャッターメガネ21を装着しない人に対
しては、P偏光板20Pの部分もS偏光板の部分も一様
な明るさで見えるため、目障りとならない。尚、このよ
うな構成の視標体では、P偏光板20PとS偏光板20
Sの形状を変えることにより、明るくなる部分を様々な
形状にすることが出来る。
【0079】尚、上述の第6、第7の実施の形態におい
ても、視標体の形状としては、図16に示すような様々
な形状のものが考えられる。また、視標体の形態として
は、上述の第1〜第7の実施の形態以外にも、例えば、
視標体の形状を複数の発光ダイオードで構成し、立体映
像表示時のみ、前記発光ダイオードを発光するように構
成してもよい。
【0080】また、サーモクロミック液晶等の熱により
色が変化する素材を用い、立体映像表示時のみ、視標体
の形状の部分だけヒーター等により加熱されるように構
成しても良い。
【0081】
【発明の効果】本発明によれば、観察者が立体映像を観
察する際、飛び出し映像に眼の焦点を合わせ易くなり、
立体感を感じ易くさせた立体映像の表示方法、及び立体
映像表示装置を提供し得る。
【0082】また、本発明によれば、球避け用のガード
を有効に利用することにより、表示画面に映し出された
立体映像の立体感を感じ易くさせたパチンコ機用の立体
映像表示装置を提供し得る。
【0083】また、本発明によれば、観察者が立体映像
を観察する際、同時に視標体を認識さることにより、前
記立体映像の飛び出し位置と前記視標体との位置を比較
させ、立体映像の立体感を強調することが出来る立体映
像表示装置を提供し得る。
【0084】更に、本発明によれば、前記視標体を映像
信号の処理に形成することにより、前記視標体は不必要
時には消去することが可能となり、目障りとはならな
い。更に、本発明によれば、左右別々のモニタ装置で立
体映像を表示する場合においては、前述のように視標体
を映像信号の処理により形成することにより、前記左右
のモニタに位置ずれ無く視標体を表示することが可能と
なり、該視標体を良好に形成することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態である立体映像表示装
置の構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に用いられる視標体
の水平部の構成を示す上面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態での視標体と観察視
野との関係を示す側面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態での視標体と観察視
野との関係を示す側面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態で用いられる視標体
の水平部の様々な形状を示す上面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態である立体映像表示
装置の構成を示す斜視図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態での視標体と観察視
野との関係を示す側面図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態である立体映像シア
ターの構成を示す斜視図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態での視標体と観察視
野との関係を示す側面図である。
【図10】本発明の第4の実施の形態である立体映像表
示装置の斜視図である。
【図11】本発明の第4の実施の形態である立体映像表
示装置の正面図である。
【図12】本発明の第4の実施の形態である立体映像表
示装置の側断面図である。
【図13】本発明の第5の実施の形態である立体映像表
示装置の要部を示す平面図である。
【図14】本発明の第5の実施の形態における立体感の
強調の原理を示す図である。
【図15】本発明の第5の実施の形態である立体映像表
示装置の他の例の要部を示す平面図である。
【図16】本発明における視標体の形状を示す図であ
る。
【図17】本発明の第5の実施の形態における視標体の
間隔の割合に対する立体感強調の効果を示す図である。
【図18】本発明の第6の実施の形態である立体映像表
示装置の要部を示す図である。
【図19】本発明の第6の実施の形態である立体映像表
示装置の回路構成を示すブロック図である。
【図20】本発明の第6の実施の形態である立体映像表
示装置の他の例の回路構成を示すブロック図である。
【図21】本発明の第6の実施の形態である立体映像表
示装置の他の例の回路構成を示すブロック図である。
【図22】本発明の第7の実施の形態である立体映像表
示装置の構成を示す図である。
【図23】本発明の第7の実施の形態である立体映像表
示装置での観察者が認識する視標体の形状を示す図であ
る。
【符号の説明】
1a 表示画面 2 視標体 2A 水平部 2B 垂直部 3 観察視野 4A、4B 第1、第2の視標体 41 内側端面(観察者側を向く面) 42 外側端面(観察者側を向く面) 5 スクリーン(表示画面) 6 観察位置 7A、7B 第1、第2の視標体 8 モニタ装置 8A 第1のモニタ装置 8B 第2のモニタ装置 8a 表示画面 8b 枠部 9 視標体 10 画像枠(表示領域) 11 無表示領域 12 視標体 19 反射板 20 偏光板 20P P偏光板(第1の偏光板) 20S S偏光板(第2の偏光板) 22 モニター装置 22a 表示画面 23 パチンコ板 24 ガード 24a 内面 25 視標体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 益孝 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 寺田 克美 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 観察者が立体映像を観察する際の観察視
    野内あるいは観察視野近傍に視標体を設けて立体映像を
    表示することを特徴とする立体映像の表示方法。
  2. 【請求項2】 前記視標体の一部が前記観察視野内に位
    置することを特徴とする請求項1記載の立体映像の表示
    方法。
  3. 【請求項3】 前記視標体の全部が前記観察視野外に位
    置することを特徴とする請求項1記載の立体映像の表示
    方法。
  4. 【請求項4】 前記視標体が観察者側を向く面を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の立体映像の表示方法。
  5. 【請求項5】 前記視標体が観察者側に位置する部分ほ
    ど幅広の形状であることを特徴とする請求項1記載の立
    体映像の表示方法。
  6. 【請求項6】 前記視標体が観察者側から離れる部分ほ
    ど濃色に着色されていることを特徴とする請求項1記載
    の立体映像の表示方法。
  7. 【請求項7】 前記着色の色の変化間隔が観察者から離
    れる側に位置する部分ほど狭いことを特徴とする請求項
    6記載の立体映像の表示方法。
  8. 【請求項8】 立体映像を表示する表示画面と、該表示
    画面よりも観察者側に位置する視標体とからなることを
    特徴とする立体映像表示装置。
  9. 【請求項9】 前記視標体は基部が前記表示画面上に位
    置していることを特徴とする請求項8記載の立体映像表
    示装置。
  10. 【請求項10】 前記視標体は、観察者側に向かう水平
    部と、観察者側に向く面を有する垂直部とを備えること
    を特徴とする請求項8記載の立体映像表示装置。
  11. 【請求項11】 観察者が立体映像を観察する際の観察
    視野内に前記垂直部が位置することを特徴とする請求項
    10記載の立体映像表示装置。
  12. 【請求項12】 観察者が立体映像を観察する際の観察
    視野外に前記垂直部が位置することを特徴とする請求項
    10記載の立体映像表示装置。
  13. 【請求項13】 パチンコ機に装着された立体映像表示
    装置であって、立体映像を表示する表示画面と、該表示
    画面の周囲に形成された球避け用のガードと、該ガード
    に形成された視標体とからなることを特徴とする立体映
    像表示装置。
  14. 【請求項14】 前記視標体が前記ガードの内面に形成
    されていることを特徴とする請求項13記載の立体映像
    表示装置。
  15. 【請求項15】 前記内面は前方に向かう程、外側に拡
    がるように傾斜していることを特徴とする請求項14記
    載の立体映像表示装置。
  16. 【請求項16】 立体映像を表示する表示画面と、該表
    示画面と実質的に同一面上に位置する視標体とからなる
    ことを特徴とする立体映像表示装置。
  17. 【請求項17】 前記視標体を前記表示画面を囲う枠部
    に設けたことを特徴とする請求項16記載の立体映像表
    示装置。
  18. 【請求項18】 前記表示画面のうち、画面中央を含む
    領域に立体映像が表示される表示領域を形成し、前記表
    示領域の外側に該表示領域とは異なる無表示領域を形成
    し、前記無表示領域内に前記視標体を映像として表示す
    ることを特徴とする請求項16記載の立体映像表示装
    置。
  19. 【請求項19】 左眼用映像を表示する左眼用モニタ装
    置と、右眼用映像を表示する右眼用モニタ装置とを別々
    に備え、該左眼用モニタ装置、右眼用モニタ装置の夫々
    に、表示画面内に前記無表示領域を形成し、該無表示領
    域内に前記視標体を映像として表示することを特徴とす
    る請求項18記載の立体映像表示装置。
  20. 【請求項20】 前記表示画面には左眼用映像と右眼用
    映像とが時分割で交互に表示される立体映像表示装置で
    あって、前記視標体を、反射板と、該反射板上に設けら
    れ、互いに偏光方向が異なる第1、第2の偏光板とによ
    り構成したことを特徴とする請求項17記載の立体映像
    表示装置。
  21. 【請求項21】 前記視標体は、該視標体の占める面積
    が部分的に変化する形状であることを特徴とする請求項
    16、17、18、19または20記載の立体映像表示
    装置。
  22. 【請求項22】 前記視標体の間隔が、前記表示画面の
    水平方向の長さに対して5〜30%の範囲内にあること
    を特徴とする請求項16、17、18、19、20また
    は21記載の立体映像表示装置。
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