JPH1098434A - 光無線通信装置 - Google Patents
光無線通信装置Info
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- JPH1098434A JPH1098434A JP25145496A JP25145496A JPH1098434A JP H1098434 A JPH1098434 A JP H1098434A JP 25145496 A JP25145496 A JP 25145496A JP 25145496 A JP25145496 A JP 25145496A JP H1098434 A JPH1098434 A JP H1098434A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 通信品質が良好で、しかも超高速伝送が可能
なうえ、小型,軽量,安価なこと。 【解決手段】 単一の主局22と1台以上の従局24と
にそれぞれ光送受信部を設けて、主局22と従局24と
の間の信号伝送を行うものであって、送信光Aは各従局
24に対応した反射鏡23で反射され、鉛直に近い角度
で従局24に降下する。該従局24からの送信先は鉛直
またはそれに近い角度で上昇して、反射鏡23で反射さ
れ、前記主局22に入射し受信信号に変換される。
なうえ、小型,軽量,安価なこと。 【解決手段】 単一の主局22と1台以上の従局24と
にそれぞれ光送受信部を設けて、主局22と従局24と
の間の信号伝送を行うものであって、送信光Aは各従局
24に対応した反射鏡23で反射され、鉛直に近い角度
で従局24に降下する。該従局24からの送信先は鉛直
またはそれに近い角度で上昇して、反射鏡23で反射さ
れ、前記主局22に入射し受信信号に変換される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信装置の中
でも通信手段として、光を用いた光無線通信装置に属す
る。
でも通信手段として、光を用いた光無線通信装置に属す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のデータの伝送方式には有線方式と
無線方式とがある。有線方式は、対ペアー線や同軸ケー
ブルまたは光ファイバーといった通信用の線を媒体とし
て、データの伝送を行うものである。無線方式は空間を
媒体として、主に電磁波でデータの伝送を行うものであ
る。電磁波としてはVHF,UHFの電波や、マイクロ
波、ミリ波の他に光を使用するものがある。
無線方式とがある。有線方式は、対ペアー線や同軸ケー
ブルまたは光ファイバーといった通信用の線を媒体とし
て、データの伝送を行うものである。無線方式は空間を
媒体として、主に電磁波でデータの伝送を行うものであ
る。電磁波としてはVHF,UHFの電波や、マイクロ
波、ミリ波の他に光を使用するものがある。
【0003】無線伝送を光で行うものが光無線通信装置
であり、近年、この光無線通信装置により、室内でのL
ANを構成する機器が実用化されている。以下にLAN
を構成する機器の構成例の一つを図3に示す。有線LA
Nケーブル118と従局(端局)111との中継は複数
の主局112,113で行われる。主局112,113
は天井116に取り付けられている。
であり、近年、この光無線通信装置により、室内でのL
ANを構成する機器が実用化されている。以下にLAN
を構成する機器の構成例の一つを図3に示す。有線LA
Nケーブル118と従局(端局)111との中継は複数
の主局112,113で行われる。主局112,113
は天井116に取り付けられている。
【0004】また、主局112,113は壁などの仕切
り板15で隔ててられた室内に設置されている複数の情
報端末114のそれぞれに取り付けられている従局11
1と交信する。即ち、2つの主局112,113との間
のデータ伝送は、有線LANケーブル118により行
う。有線ケーブル118は天井裏117に設置される。
主局112、113からの送信光は各々の室内全体にで
きるだけ有効なレベル以上の光量で放出される必要が有
る。また従局111からの送信光は主局112におい
て、一定レベル以上のパワーレベルとなる様なパワーで
送出する必要がある。なお、図3において、115は、
複数の情報端末114を室内で分ける仕切り板である。
り板15で隔ててられた室内に設置されている複数の情
報端末114のそれぞれに取り付けられている従局11
1と交信する。即ち、2つの主局112,113との間
のデータ伝送は、有線LANケーブル118により行
う。有線ケーブル118は天井裏117に設置される。
主局112、113からの送信光は各々の室内全体にで
きるだけ有効なレベル以上の光量で放出される必要が有
る。また従局111からの送信光は主局112におい
て、一定レベル以上のパワーレベルとなる様なパワーで
送出する必要がある。なお、図3において、115は、
複数の情報端末114を室内で分ける仕切り板である。
【0005】従来技術として特開昭59−79650号
公報には、天井116等に光反射鏡を置く提案がなさ
れ、また、他の従来技術としての特開平6−13290
6号公報にはポール上の高所に主局の送受信部を置く方
式などが提案されている。
公報には、天井116等に光反射鏡を置く提案がなさ
れ、また、他の従来技術としての特開平6−13290
6号公報にはポール上の高所に主局の送受信部を置く方
式などが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の光無線通信装置
では、主局が大型で質量が大きく、しかも高価であり、
しかも光無線通信装置全体として、超高速光通信を実現
するのが難かしいという問題がある。
では、主局が大型で質量が大きく、しかも高価であり、
しかも光無線通信装置全体として、超高速光通信を実現
するのが難かしいという問題がある。
【0007】その理由としては、従来の光無線通信装置
では、主局はエリア内に対し、送信光を3次元的に十分
なパワーで行き渡るように送出する必要があり、超高出
力の発光素子か、多数の中出力素子を用いる必要があ
る。このため大型で質量大となり、高価となる。
では、主局はエリア内に対し、送信光を3次元的に十分
なパワーで行き渡るように送出する必要があり、超高出
力の発光素子か、多数の中出力素子を用いる必要があ
る。このため大型で質量大となり、高価となる。
【0008】また、従局には壁面で反射した迷光が直達
光による信号の雑音として混入するため、超高速伝送レ
ートで通信する事が困難であるとともに、安定した通信
品質を確保するのが難かしいという問題がある。
光による信号の雑音として混入するため、超高速伝送レ
ートで通信する事が困難であるとともに、安定した通信
品質を確保するのが難かしいという問題がある。
【0009】また、従来の光無線通信装置にあっては、
主局と従局とを結ぶ光路が、通路や設備の上を横切るこ
とが多く、人や物の異動により通信の瞬断や途絶を起こ
すためである。
主局と従局とを結ぶ光路が、通路や設備の上を横切るこ
とが多く、人や物の異動により通信の瞬断や途絶を起こ
すためである。
【0010】さらに、上記従来技術のいずれの方式も、
光無線通信方式の有効エリア内に3次元的に送信光を充
満させなければ、十分な通信が可能ではなく、また光線
の方向として斜方向を用いる機器が存在し、光路が通路
を横切ると、通信の瞬断や、場合によっては途絶を起こ
しやすく、安定な通信を確保し難いという問題がある。
光無線通信方式の有効エリア内に3次元的に送信光を充
満させなければ、十分な通信が可能ではなく、また光線
の方向として斜方向を用いる機器が存在し、光路が通路
を横切ると、通信の瞬断や、場合によっては途絶を起こ
しやすく、安定な通信を確保し難いという問題がある。
【0011】それ故に本発明の課題は、通信品質が良好
で、しかも超高速伝送が可能なうえ、小型,軽量,安価
な1(主局):n(従局)の短距離用の光無線通信装置
を提供することにある。
で、しかも超高速伝送が可能なうえ、小型,軽量,安価
な1(主局):n(従局)の短距離用の光無線通信装置
を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、単一の
主局と1台以上の従局とを含み、該主局及び該従局のそ
れぞれに光送受信部を有し、前記主局及び前記従局との
間の信号伝送を行う光通信装置において、前記主局が送
出する第1の信号光は、物品や人間により妨害を受けな
い高さにおいて平面状に放出され、前記従局の直上の空
間にかつ前記第1の送信光内に前記従局の方向へ前記第
1の送信光の一部を反射して前記第1の送信光を前記従
局で受信させるとともに、前記従局から直上方向に放出
されたペンシル状の第2の送信光を前記主局の方向へ反
射して前記主局で受信するよう設けた反射鏡を有してい
ることを特徴とする光無線通信装置が得られる。
主局と1台以上の従局とを含み、該主局及び該従局のそ
れぞれに光送受信部を有し、前記主局及び前記従局との
間の信号伝送を行う光通信装置において、前記主局が送
出する第1の信号光は、物品や人間により妨害を受けな
い高さにおいて平面状に放出され、前記従局の直上の空
間にかつ前記第1の送信光内に前記従局の方向へ前記第
1の送信光の一部を反射して前記第1の送信光を前記従
局で受信させるとともに、前記従局から直上方向に放出
されたペンシル状の第2の送信光を前記主局の方向へ反
射して前記主局で受信するよう設けた反射鏡を有してい
ることを特徴とする光無線通信装置が得られる。
【0013】また、本発明によれば、前記反射鏡の反射
面が、凹面形状または凸面形状であることを特徴とする
光無線通信装置が得られる。
面が、凹面形状または凸面形状であることを特徴とする
光無線通信装置が得られる。
【0014】また、本発明によれば、前記反射鏡を室内
の天井に設置したことを特徴とする光無線通信装置が得
られる。
の天井に設置したことを特徴とする光無線通信装置が得
られる。
【0015】また、本発明によれば、前記主局の前記第
1の送信光を前記室内の床面に平行な方向に放出するよ
う前記主局を室内の側壁面に設置したことを特徴とする
光無線通信装置が得られる。
1の送信光を前記室内の床面に平行な方向に放出するよ
う前記主局を室内の側壁面に設置したことを特徴とする
光無線通信装置が得られる。
【0016】さらに、本発明によれば、前記主局の前記
送信光を室内の床面に平行な方向に放出するよう前記主
局を前記側壁面の2面が交わる隅に設置したことを特徴
とする光無線通信装置が得られる。
送信光を室内の床面に平行な方向に放出するよう前記主
局を前記側壁面の2面が交わる隅に設置したことを特徴
とする光無線通信装置が得られる。
【0017】
【作用】本発明の光無線通信装置によれば、主局の送出
する信号光は平面状の拡がりを持って送出され、その一
部を反射鏡で従局に導くため、3次元的に必要なパワー
密度を一定の空間内で保持する必要が無いので、主局が
送出する信号光のパワーは、従来の方法の1/10〜1
/100に減少する。
する信号光は平面状の拡がりを持って送出され、その一
部を反射鏡で従局に導くため、3次元的に必要なパワー
密度を一定の空間内で保持する必要が無いので、主局が
送出する信号光のパワーは、従来の方法の1/10〜1
/100に減少する。
【0018】また、主局からの送出信号光が大巾に減少
するため、信号光と、迷光との比が大巾に大きくなるた
め、雑音となって混入する迷光に妨害されることが少
く、伝送レートを超高速の100Mビット/秒以上にす
ることが可能となる。
するため、信号光と、迷光との比が大巾に大きくなるた
め、雑音となって混入する迷光に妨害されることが少
く、伝送レートを超高速の100Mビット/秒以上にす
ることが可能となる。
【0019】更に、主局の信号光は、従局に鉛直方向に
降下し、従局から主局へ送る信号光も、従局からは鉛直
に上昇するため、人や物に妨害されて、通信の瞬断や途
絶を起こすことが大巾に減り、通信品質を一定のレベル
に確保することが容易である。
降下し、従局から主局へ送る信号光も、従局からは鉛直
に上昇するため、人や物に妨害されて、通信の瞬断や途
絶を起こすことが大巾に減り、通信品質を一定のレベル
に確保することが容易である。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の光無線通信装置の
実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1を参照して、第1の実施の形態例における光無線通
信装置は、単一の主局22と1台以上の従局24とにそ
れぞれ光送受信部を設けて、主局22と従局24との間
の信号伝送を行うものである。
実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1を参照して、第1の実施の形態例における光無線通
信装置は、単一の主局22と1台以上の従局24とにそ
れぞれ光送受信部を設けて、主局22と従局24との間
の信号伝送を行うものである。
【0021】図1における光無線通信装置では、主局2
2から周辺全体に360°の角度で第1の送信光Aを放
出する場合を示している。21はオフィス天井であり、
光無線装置の主局22は、天井21に平行に第1の送信
光Aを放出している。放出された第1の送信光Aは各従
局(端局)24に対応した反射鏡23で反射され、でき
るだけ鉛直に近い角度で従局24に降下する。従局24
は端末機器のパソコン25やプリンタ26に付属してい
る。従局24からの送信先は鉛直またはそれに近い角度
で上昇して、反射鏡23で反射され、主局22に入射
し、受信信号に変換される。
2から周辺全体に360°の角度で第1の送信光Aを放
出する場合を示している。21はオフィス天井であり、
光無線装置の主局22は、天井21に平行に第1の送信
光Aを放出している。放出された第1の送信光Aは各従
局(端局)24に対応した反射鏡23で反射され、でき
るだけ鉛直に近い角度で従局24に降下する。従局24
は端末機器のパソコン25やプリンタ26に付属してい
る。従局24からの送信先は鉛直またはそれに近い角度
で上昇して、反射鏡23で反射され、主局22に入射
し、受信信号に変換される。
【0022】主局22と従局24との間での伝送信号の
交換により、主局22をハブとした小規模のLANを形
成することが可能である。また主局22に外部接続機能
を与えて、外部の有線LANケーブル27に接続するこ
とも可能である。
交換により、主局22をハブとした小規模のLANを形
成することが可能である。また主局22に外部接続機能
を与えて、外部の有線LANケーブル27に接続するこ
とも可能である。
【0023】また、図1の第1の実施の形態例では、反
射鏡23は天井21に取り付けているが、軽量のミラー
のため、各従局24に付属のポールの上に配置すること
も可能である。また、反射鏡23は従局24の真上の天
井21に取り付けられ、主局22が送出する第1の信号
光Aは、物品や人間により妨害を受けない高さにおい
て、平面状に放出される。従局24は、その直上の空間
の主局22の平面状の第1の送信光A内に反射鏡23を
各々設けて、従局24の方向に第1の送信光Aの一部を
反射して受信する。
射鏡23は天井21に取り付けているが、軽量のミラー
のため、各従局24に付属のポールの上に配置すること
も可能である。また、反射鏡23は従局24の真上の天
井21に取り付けられ、主局22が送出する第1の信号
光Aは、物品や人間により妨害を受けない高さにおい
て、平面状に放出される。従局24は、その直上の空間
の主局22の平面状の第1の送信光A内に反射鏡23を
各々設けて、従局24の方向に第1の送信光Aの一部を
反射して受信する。
【0024】従局24から直上方向に放出されたペンシ
ル状の第2の送信光Bは反射鏡23を介して、主局22
方向に反射して、主局22で受信する。従局24の直上
に設けた反射鏡23の反射面は、凹面形状または凸面形
状に作られている。
ル状の第2の送信光Bは反射鏡23を介して、主局22
方向に反射して、主局22で受信する。従局24の直上
に設けた反射鏡23の反射面は、凹面形状または凸面形
状に作られている。
【0025】この光無線通信装置では、主局22から送
出される第1の信号光Aは、前述したように、物品や人
間により妨害を受けない高さの空間に平面状に放出さ
れ、従局24は主局22の放出する光ビームの中に反射
鏡23を従局24の真上に設けて、主局22の第1の送
信光Aを従局24自体の受信部に導いて受信する。
出される第1の信号光Aは、前述したように、物品や人
間により妨害を受けない高さの空間に平面状に放出さ
れ、従局24は主局22の放出する光ビームの中に反射
鏡23を従局24の真上に設けて、主局22の第1の送
信光Aを従局24自体の受信部に導いて受信する。
【0026】逆に、従局24の第2の送信光Bは、前述
したように、その直上に設けられている反射鏡23に向
って送出され、従局24の各々に付属する反射鏡23で
ほぼ直角に曲げられ、主局22の送受信部へ送られる。
したように、その直上に設けられている反射鏡23に向
って送出され、従局24の各々に付属する反射鏡23で
ほぼ直角に曲げられ、主局22の送受信部へ送られる。
【0027】図2に本発明の光無線通信装置の第2の実
施の形態例を示している。光無線通信装置の主局32
は、室内の直立した側壁面31に取り付けられている。
33は従局34に付属する反射鏡である。反射鏡33
は、端末機器であるパソコン35やサーバ36のそれぞ
れに直立して取り付けられている棒状のポール41に保
持されている。
施の形態例を示している。光無線通信装置の主局32
は、室内の直立した側壁面31に取り付けられている。
33は従局34に付属する反射鏡である。反射鏡33
は、端末機器であるパソコン35やサーバ36のそれぞ
れに直立して取り付けられている棒状のポール41に保
持されている。
【0028】本発明の光無線通信装置は、各々の従局3
4のそれぞれに1個ずつの反射鏡33を使用するが、反
射鏡33は軽量の簡単なもので良く、プラスチックに金
属膜を蒸着した程度の安価なもので十分であり、軽量小
型のため、天井や側壁面31などへの取付けも接着など
で可能であり、また、ポール41の上部に取り付ける時
も太いポールや配線を必要としない。
4のそれぞれに1個ずつの反射鏡33を使用するが、反
射鏡33は軽量の簡単なもので良く、プラスチックに金
属膜を蒸着した程度の安価なもので十分であり、軽量小
型のため、天井や側壁面31などへの取付けも接着など
で可能であり、また、ポール41の上部に取り付ける時
も太いポールや配線を必要としない。
【0029】今、主局32を室内の側壁面31に置き、
主局32の第1の送信光Aを室内の床面に平行な方向に
放出する。即ち、主局32は床面に平行に第1の送信光
Aを放出している。反射鏡33で反射した主局32の第
1の送信光Aは鉛直またはそれに近い角度で各々の従局
34に降下し、従局34にて電気信号に変換され、端末
機器であるパソコン35やサーバ36にそれぞれ供給さ
れる。
主局32の第1の送信光Aを室内の床面に平行な方向に
放出する。即ち、主局32は床面に平行に第1の送信光
Aを放出している。反射鏡33で反射した主局32の第
1の送信光Aは鉛直またはそれに近い角度で各々の従局
34に降下し、従局34にて電気信号に変換され、端末
機器であるパソコン35やサーバ36にそれぞれ供給さ
れる。
【0030】逆に、端末機器からの信号は、従局34で
第2の光信号Bに変換され、反射鏡33へ鉛直またはそ
れに近い角度で上昇し、主局32に送り込まれて電気信
号に変換される。主局32は、場合により外部の有線L
ANケーブル37に接続される。
第2の光信号Bに変換され、反射鏡33へ鉛直またはそ
れに近い角度で上昇し、主局32に送り込まれて電気信
号に変換される。主局32は、場合により外部の有線L
ANケーブル37に接続される。
【0031】第1の実施の形態例の光無線通信装置に対
して、第2の実施の形態例の光無線通信装置は天井(図
1の天井21)に工事をする必要がないため、簡便に利
用することが可能である。そして、主局32の第1の送
信光Aは平板状に180°の角度で主局32から発射さ
れる。
して、第2の実施の形態例の光無線通信装置は天井(図
1の天井21)に工事をする必要がないため、簡便に利
用することが可能である。そして、主局32の第1の送
信光Aは平板状に180°の角度で主局32から発射さ
れる。
【0032】また、主局32を部屋の隅の側壁面31に
置くことも可能であるが、この場合には主局32の第1
の送信光Aは平板状に90°の角度で発射すればよい。
この際、主局32を室内の側壁面31の2面が交わる隅
に置き、主局32の送信光を室内の床面に平行な方向に
放出する。
置くことも可能であるが、この場合には主局32の第1
の送信光Aは平板状に90°の角度で発射すればよい。
この際、主局32を室内の側壁面31の2面が交わる隅
に置き、主局32の送信光を室内の床面に平行な方向に
放出する。
【0033】以上説明したように、第1及び第2の実施
の形態例においては、反射鏡23、33の種類として、
用途に応じて平面鏡、凸面鏡および凹面鏡のいずれもが
使用可能である。特に、凸面鏡の場合には、若干は伝達
距離が減少することはあるが、主局22もしくは32と
従局24もしくは34間との光軸調整がほとんど不要と
なるという利点がある。逆に凹面鏡は伝達距離を増加さ
せる時に利用できる。
の形態例においては、反射鏡23、33の種類として、
用途に応じて平面鏡、凸面鏡および凹面鏡のいずれもが
使用可能である。特に、凸面鏡の場合には、若干は伝達
距離が減少することはあるが、主局22もしくは32と
従局24もしくは34間との光軸調整がほとんど不要と
なるという利点がある。逆に凹面鏡は伝達距離を増加さ
せる時に利用できる。
【0034】上記各実施の形態例の中の従局24、34
の送受信光学系は、送信光ビームがペンシル状の平行ビ
ームであり、また受信視野も小さいため通常の光学系で
構成が可能である。主局22、32は送信光ビームは平
板状に発射しなければならないうえに、受信視野も一方
向にではあるが広角でなければならない。
の送受信光学系は、送信光ビームがペンシル状の平行ビ
ームであり、また受信視野も小さいため通常の光学系で
構成が可能である。主局22、32は送信光ビームは平
板状に発射しなければならないうえに、受信視野も一方
向にではあるが広角でなければならない。
【0035】しかし、本発明では、簡単には複数個の送
受信光学系に分割して形成することができる。平板ビー
ム状の送信光は、発光素子からの信号光を平行ビームに
した後でカマボコ形レンズか波形板を通する平板状の光
ビームを形成するが可能である。
受信光学系に分割して形成することができる。平板ビー
ム状の送信光は、発光素子からの信号光を平行ビームに
した後でカマボコ形レンズか波形板を通する平板状の光
ビームを形成するが可能である。
【0036】また、受信系としては短焦点のレンズの後
に直線状の光検出器を焦点面に置くことにより一方向に
広視野であるが、それと直角方向には狭視野の受信光学
系を形成できる。これらの光学系を少数個組み合わすこ
とにより、各実施の形態例の主局22、32の送受信光
学系は形成が可能である。
に直線状の光検出器を焦点面に置くことにより一方向に
広視野であるが、それと直角方向には狭視野の受信光学
系を形成できる。これらの光学系を少数個組み合わすこ
とにより、各実施の形態例の主局22、32の送受信光
学系は形成が可能である。
【0037】
【発明の効果】以上実施の形態例によって説明したよう
に、本発明の光無線通信装置の第1の効果は、主局の送
信光を平板状にして送出し、反射鏡を利用して、従局へ
導き、従局の送信光を逆に反射鏡により主局へ導くこと
により、とくに主局の送信パワーを大巾に削減し、軽
量,小型,安価とすることが可能となり、迷光のレベル
の大巾減少により、超高速伝送レートの通信が可能とな
る。
に、本発明の光無線通信装置の第1の効果は、主局の送
信光を平板状にして送出し、反射鏡を利用して、従局へ
導き、従局の送信光を逆に反射鏡により主局へ導くこと
により、とくに主局の送信パワーを大巾に削減し、軽
量,小型,安価とすることが可能となり、迷光のレベル
の大巾減少により、超高速伝送レートの通信が可能とな
る。
【0038】その理由は、従来の光無線通信装置では、
主局から3次元的に信号光を放射しているため、大きな
パワーを必要としが、本発明では平板状に主局から送信
光を放出するため、従来の1/10〜1/100のパワ
ーで十分であり、この分、主局が小型,軽量,安価で済
み、また、壁面で散乱して従局に入射し雑音となる光も
減少して、伝送レートを上げてもS/N比が確保される
からである。
主局から3次元的に信号光を放射しているため、大きな
パワーを必要としが、本発明では平板状に主局から送信
光を放出するため、従来の1/10〜1/100のパワ
ーで十分であり、この分、主局が小型,軽量,安価で済
み、また、壁面で散乱して従局に入射し雑音となる光も
減少して、伝送レートを上げてもS/N比が確保される
からである。
【0039】本発明の第2の効果は、安定した通信品質
を確保できるという利点がある。その理由は、本発明で
は、信号光は物品の上の空間を上下して、障害物の無い
空間を水平方向に結んでいるだけであり、人や物の移動
により通信の瞬絶や途絶を起こすことがまれになる。ま
た、光軸はほとんど半固定の状態で良いから、光軸ずれ
による通信途絶も希にしか起こらない。
を確保できるという利点がある。その理由は、本発明で
は、信号光は物品の上の空間を上下して、障害物の無い
空間を水平方向に結んでいるだけであり、人や物の移動
により通信の瞬絶や途絶を起こすことがまれになる。ま
た、光軸はほとんど半固定の状態で良いから、光軸ずれ
による通信途絶も希にしか起こらない。
【0040】また、主局の送出する信号光は平面状の拡
がりを持って送出され、その一部を反射鏡で従局に導く
ため、3次元的に、必要なパワー密度を一定の空間内で
保持する必要が無いので、主局が送出する信号光のパワ
ーは、従来の方法の1/10〜1/100に減少する。
がりを持って送出され、その一部を反射鏡で従局に導く
ため、3次元的に、必要なパワー密度を一定の空間内で
保持する必要が無いので、主局が送出する信号光のパワ
ーは、従来の方法の1/10〜1/100に減少する。
【0041】従って、主局の発光素子は中型の素子1個
か少数個で済み、必要電力所要が減少し、主局自体の大
きさ,質量,価格を大巾に削減することが可能である。
か少数個で済み、必要電力所要が減少し、主局自体の大
きさ,質量,価格を大巾に削減することが可能である。
【0042】また、主局からの送出信号光が大巾に減少
するため、信号光と、迷光との比が大巾に大きくなるた
め、雑音となって混入する迷光に妨害される事が少く、
伝送レートを超高速の100Mビット/秒以上にするこ
とが可能となる。
するため、信号光と、迷光との比が大巾に大きくなるた
め、雑音となって混入する迷光に妨害される事が少く、
伝送レートを超高速の100Mビット/秒以上にするこ
とが可能となる。
【0043】また、主局の信号光は、従局に鉛直方向に
降下し、従局から主局へ送る信号光も、従局からは鉛直
に上昇するため、人や物に妨害されて、通信の瞬断や途
絶を起こすことが大巾に減り、通信品質を一定のレベル
に確保する事が容易である。さらに、本発明では、従来
の光無線通信装置と異り、各々の従局に1個ずつの反射
鏡を使用するが、この反射鏡は軽量の簡単なもので良
く、プラスチックに金属膜を蒸着した程度の安価なもの
で十分であり、軽量小型のため、天井や側壁面などへの
取付けも接着などで可能であり、また、ポールの上に取
り付ける時も太いポールや配線を必要としない。
降下し、従局から主局へ送る信号光も、従局からは鉛直
に上昇するため、人や物に妨害されて、通信の瞬断や途
絶を起こすことが大巾に減り、通信品質を一定のレベル
に確保する事が容易である。さらに、本発明では、従来
の光無線通信装置と異り、各々の従局に1個ずつの反射
鏡を使用するが、この反射鏡は軽量の簡単なもので良
く、プラスチックに金属膜を蒸着した程度の安価なもの
で十分であり、軽量小型のため、天井や側壁面などへの
取付けも接着などで可能であり、また、ポールの上に取
り付ける時も太いポールや配線を必要としない。
【図1】本発明の光無線通信装置の第1の実施の形態例
を示す構成図である。
を示す構成図である。
【図2】本発明の光無線通信装置の第2の実施の形態例
を示す構成図である。
を示す構成図である。
【図3】従来の光無線通信装置を示す構成図である。
21、116 天井 22,32、112 主局 24,34、111 従局 23,33 反射鏡 27,37、118 有線LANケーブル 31 側壁面 115 仕切り板
Claims (5)
- 【請求項1】 単一の主局と1台以上の従局とを含み、
該主局及び該従局のそれぞれに光送受信部を有し、前記
主局及び前記従局との間の信号伝送を行う光通信装置に
おいて、 前記主局が送出する第1の信号光は、物品や人間により
妨害を受けない高さにおいて平面状に放出され、前記従
局の直上の空間にかつ前記第1の送信光内に前記従局の
方向へ前記第1の送信光の一部を反射して前記第1の送
信光を前記従局で受信させるとともに、前記従局から直
上方向に放出されたペンシル状の第2の送信光を前記主
局の方向へ反射して前記主局で受信するよう設けた反射
鏡を有していることを特徴とする光無線通信装置。 - 【請求項2】 前記反射鏡の反射面が、凹面形状または
凸面形状であることを特徴とする請求項1記載の光無線
通信装置。 - 【請求項3】 前記反射鏡を室内の天井に設置したこと
を特徴とする請求項1記載の光無線通信装置。 - 【請求項4】 前記主局の前記第1の送信光を前記室内
の床面に平行な方向に放出するよう前記主局を室内の側
壁面に設置したことを特徴とする請求項1記載の光無線
通信装置。 - 【請求項5】 前記主局の前記送信光を室内の床面に平
行な方向に放出するよう前記主局を前記側壁面の2面が
交わる隅に設置したことを特徴とする請求項1記載の光
無線通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25145496A JPH1098434A (ja) | 1996-09-24 | 1996-09-24 | 光無線通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25145496A JPH1098434A (ja) | 1996-09-24 | 1996-09-24 | 光無線通信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1098434A true JPH1098434A (ja) | 1998-04-14 |
Family
ID=17223075
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25145496A Pending JPH1098434A (ja) | 1996-09-24 | 1996-09-24 | 光無線通信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1098434A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107896128A (zh) * | 2017-12-13 | 2018-04-10 | 福建晶彩光电科技股份有限公司 | 一种基于无线光通信的室内led屏实时显示系统 |
-
1996
- 1996-09-24 JP JP25145496A patent/JPH1098434A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107896128A (zh) * | 2017-12-13 | 2018-04-10 | 福建晶彩光电科技股份有限公司 | 一种基于无线光通信的室内led屏实时显示系统 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990804 |