JPH1097940A - めっき用下地膜 - Google Patents

めっき用下地膜

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JPH1097940A
JPH1097940A JP27290696A JP27290696A JPH1097940A JP H1097940 A JPH1097940 A JP H1097940A JP 27290696 A JP27290696 A JP 27290696A JP 27290696 A JP27290696 A JP 27290696A JP H1097940 A JPH1097940 A JP H1097940A
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修二 須藤
Kaoru Jinnai
馨 神内
Kazuhiro Kusaka
和宏 日下
Tadashi Tomitani
忠史 富谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 めっき用下地膜において、下地膜除去の時間
を短縮する。 【解決手段】 NiFe膜をめっき法で形成するための
下地膜であって、Cr膜51bと該Cr膜51b上に形
成するNiFe膜51aを含み、Cr膜51bおよびN
iFe膜51aはCr用エッチング液で除去が可能とす
る。めっき用下地膜のCr膜51bのウエットエッチン
グによる除去時間は、イオンミリングと比較して短時間
であるため、下地膜除去の時間を短縮することができ、
また、NiFe膜51aの膜厚を薄く不連続とすること
によって、Cr膜51bと同時にウエットエッチングに
よる除去を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、めっき用下地膜に
関し、特に、NiFe膜をめっきするための下地膜に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、薄膜の磁性層をNiFe膜で
形成する方法としてめっき法が知られている。NiFe
膜を電気めっき法により成膜する場合には下地膜が必要
であり、めっき膜の付着強度を考慮すると、下地膜とめ
っき膜は同一の材質であることが望ましく、下地膜は上
層のめっき層と同じ材質のNiFe膜を単層で用いるこ
とが一般に行われている。この場合には、基板と下地膜
との間の接着強度が不足する場合があるため、基板との
密着強度を高めるために、TiやCr等を下地としNi
Feを形成したCr−NiFeの二層膜や、Ti−Ni
Feの二層膜をめっき用電極とするものも知られてい
る。
【0003】磁気ディスク装置において、小型化や薄型
化が要求される磁気ヘッドとして、導体コイルを薄膜形
成技術によって形成した磁気ヘッドや、薄膜型磁気ヘッ
ドが知られており、これらの磁気ヘッドでは、小型化や
薄型化の要求から薄膜の磁性層を用いている。
【0004】図11は導体コイルを薄膜形成技術によっ
て形成した磁気ヘッドの構成例を説明する概略図であ
る。図11において、磁気ヘッドは、スライダー部2と
コイル部3を備え、スライダー部2は浮上面側に一対の
スライダーレール21を持ち、該スライダーレール21
の端部に2つのコアを有した磁気コア4を備え、また、
コイル部3は基板31上にバックヨーク(図示していな
い)および薄膜コイル32を備え、スライダー部2の磁
気コア4とともに磁路を形成する。
【0005】コイル部3の薄膜コイル32は薄膜形成技
術によって形成する。図12は薄膜コイルの薄膜形成技
術による形成工程の従来例を説明するための図である。
図12において、基板31上に例えば、スパッタリング
によってCr膜50bとNiFe膜50aからなるCr
−NiFeの二層膜のめっき用下地膜50を形成し(ス
テップJ1)、塗布したレジストを露光、現像してフレ
ームレジストを形成し(ステップJ2,3)、NiFe
膜をめっき法で成膜してバックヨーク部分を形成する
(ステップJ4)。レジストを除去した後(ステップJ
5)、フレームレジスト部のめっき用下地膜50をイオ
ンミリングにより除去する(ステップJ6)。さらに、
バックヨーク上に絶縁膜を形成した後、フレームめっき
で導体を形成した薄膜コイルを形成する(図示していな
い)。
【0006】また、薄膜型磁気ヘッドは、基板上に下部
磁性膜,絶縁膜を形成し、その上にコイル導体をスパイ
ラル状に形成し、さらに絶縁膜を介して上部磁性膜を積
層して閉磁路を形成したものである。この下部磁性膜お
よび上部磁性膜は、NiFeのめっき膜によって形成す
ることができる。
【0007】図13は薄膜型の磁気ヘッドの磁性層の形
成工程の従来例を説明するための図である。図13にお
いて、基板31上に絶縁膜としてAl2 3 膜53を形
成し、その上にCr膜50bとNiFe膜50aからな
るCr−NiFeの二層膜のめっき用下地膜50を形成
し(ステップJ11)、レジストパターンによる露光,
現像によってフレームレジスト52を形成し(ステップ
J12)、このフレームレジスト52を用いてNiFe
膜38をめっきして磁性層を形成する(ステップJ1
3)。
【0008】フレームレジストを除去した後(ステップ
J14)、フレームレジスト部の下地膜50をイオンミ
リングで除去する(ステップJ15)。この後、下地膜
50を除去した部分およびめっきNiFe膜38上にフ
ィールドエッチング用レジスト57を形成し(ステップ
J16)、フィールドエッチングを行う。フィールドエ
ッチングは、まずNiFe用エッチング液を用いてめっ
きNiFe膜38およびNiFe膜50aを除去し、次
にCr用エッチング液を用いてCr膜50bを除去する
(ステップJ17)。フィールドエッチング終了後、フ
ィールドエッチング用レジスト57を除去する(ステッ
プJ18)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】NiFe膜の形成に使
用する従来のめっき用下地膜は、Cr膜とNiFe膜の
2層膜、Ti膜とNiFe膜の2層膜、NiFe単層膜
等を用いており、フレームレジスト部の下地膜を除去す
るにはイオンミリングによる除去が必要となる。しかし
ながら、このイオンミリングによる下地膜の除去では、
除去時間が長くなり、下地膜除去の終点を精度良く検出
することが困難という問題点があり、また、イオンミリ
ング装置が高価であるという問題点もある。
【0010】例えば、イオンミリングによる下地膜除去
では、基板をイオンミリング装置に導入してから装置内
を真空排気する必要があり、このために30分から60
分程度の時間を要し、また、イオンミリング法のエッチ
ングレートは、0.1μm/10分程度と低速であるた
め、所要時間が長時間化する。
【0011】また、イオンミリング不足の場合には、磁
気的あるいは電気的短絡が生じるおそれがあるため、高
い精度の終点検出が必要である。イオンミリングによる
エッチングでは、エッチング量を処理時間で管理してい
るため、下地膜除去の終点の合否は、基板をイオンミリ
ング装置から取り出し、光学顕微鏡で観察して判断する
必要がある。しかしながら、エッチングレートのばらつ
きや下地膜の膜厚のばらつきがあるため、終点を精度良
く検出することが困難である。また、イオンミリングで
除去した成分がめっきNiFe膜の側面に再付着する場
合もある。そのため、エッチングが不十分な場合には、
イオンミリングを追加して行う必要があり、再度真空排
気を行うため処理時間が長くなる。
【0012】この下地膜の除去に要する時間が長時間と
なると、磁性層の形成に要する時間が長くなり、磁気ヘ
ッドの製造時間にも影響することになる。
【0013】そこで、本発明は前記した従来の問題点を
解決して、フレームレジスト部の下地膜除去の時間を短
縮することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、NiFe膜の
磁性層を形成するためのめっき用下地膜であって、Cr
膜と該Cr膜上に形成するNiFe膜を含み、Cr膜お
よびNiFe膜はCr用エッチング液による除去を可能
とする。めっき用下地膜のCr膜のウエットエッチング
による下地膜の除去時間は、イオンミリングと比較して
短時間であるため、下地膜除去の時間を短縮することが
できる。
【0015】硝酸第二セリウムアンモンを含むCr用エ
ッチング液を用いた場合のNiFe膜のエッチングレー
トは、Cr膜のエッチングレートの約700分の1程度
と小さいため、めっきNiFe膜をほとんどエッチング
せずに、下地膜を除去することが可能である。
【0016】また、めっき用下地膜のNiFe膜は、C
r膜上において島状に不連続に存在し、下側のCr膜の
一部が露出する構成であり、これによって、エッチング
液はNiFe膜とCr膜の両方に浸潤し、両膜をエッチ
ングすることができる。また下地膜内のNiFe膜の平
均膜厚を10Åから30Å程度とすることで、下地膜の
NiFe膜を島状の、不連続膜とすることができる。平
均膜厚は一様な連続膜に換算した値で定義している。下
地膜のNiFe膜は非常に薄い膜であるが、下地膜にN
iFe膜を加えることで、下地膜とめっきNiFe膜と
の密着力を増大させることができる。
【0017】また、本発明のめっき用下地膜を、磁気ヘ
ッドのNiFe膜の形成に適用すると、コイル部におけ
る薄膜形成工程や薄膜型磁気ヘッドのNiFe膜の形成
工程中の下地膜の除去に要する時間を短縮することがで
き、これによって、磁気ヘッドの製造時間を短縮するこ
とができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照しながら詳細に説明する。以下、本発明のめっき用
下地膜を、導体コイルに薄膜形成技術を用いた磁気ヘッ
ドにおける磁性層の形成,および薄膜型磁気ヘッドにお
ける磁性層の形成に適用した各場合について説明する。
【0019】はじめに、導体コイルに薄膜形成技術を用
いた磁気ヘッドのNiFe膜の形成に対して、本発明の
めっき用下地膜を適用した場合について、図1,2,3
を用いて説明する。
【0020】図1は磁気ディスク装置に適用される磁気
ヘッドの構成を説明するための概略図であり、図2にそ
の組み立て後の拡大図を示す。図1において、磁気ヘッ
ド1はスライダー部2とコイル部3とによって構成され
る。スライダー部2は、スライダー溝22を挟んで設け
た一対のスライダーレール21により形成される浮上面
を持つとともに、スライダーレール21の端部に2つの
コアを有した磁気コア4を備えている。また、コイル部
3は、基板31上にバックヨーク46(図2参照)およ
び薄膜コイル32を設け、スライダー部2の磁気コア4
とともに閉磁路を形成する。
【0021】スライダー部2は、例えばCaTiO3
ヘマタイト,NiOMnO等のスライダー材により形成
することができる。そして、スライダー部2の磁気コア
4が設置された縁部側の浮上面と反対側の一部分を切り
欠き、この切り欠き部に基板31をはめ込むことによっ
て磁気ヘッド1が組み立てられる。基板31上に形成さ
れる薄膜コイル32は、磁気ヘッド1を組み立てたとき
に磁気コア4の下方となる位置に形成する。また、薄膜
コイル32の外部端子であるボンディングパッド33
は、スライダー部2の磁気コア4が設置された縁部から
はみ出た位置となる基板31上に形成し、薄膜コイル3
2とボンディングパッド33との間はリード部によって
薄膜形成することができる。
【0022】なお、図1に示す磁気ヘッドは、基板31
の一部がスライダー部2からはみ出た構成としている
が、基板31とスライダー部2の縁部を揃えた構成とす
ることもできる。また、図1に示す構成では、外部コー
ド(図示していない)との接続を行うボンディングパッ
ド33を大きく形成できるとともに、磁気ヘッド1を形
成した後においても外部コードの接続を容易に行うこと
ができる。
【0023】図2は、スライダー部2と基板31とを組
み合わせた後の磁気ヘッド1の一部を切り欠いた斜視図
であり、図3は本発明の磁気ヘッドの概略断面図であ
る。なお、図2,3において、図中の上方は磁気記録媒
体の記録面側を示している。
【0024】図2,3において、磁気コア4はほぼI字
状の第1コア41とL字状の第2コア42の2つコアか
らなり、例えばMnZn等の単結晶フェライトによって
形成する。第2コア42の先細りに形成された一辺は、
微小な間隔を開けて第1コア41と対向配置する。そし
て、両コアの対向する面には、例えばFeAlSi,C
oTaZr,FeTaN等の高飽和磁束密度膜43を設
け、両高飽和磁束密度膜43間に磁気ギャップ44を形
成する。また、この磁気ギャップ44の部分にはガラス
45等が充填されている。そして、この磁気コア4は、
スライダー部2に形成された凹部内にはめ込めれ、磁気
ギャップ44がスライダー面側に露出するよう取り付け
る。また、第1コア41をほぼI字状の形状とした場合
にはそのコア面が平面状となるため、コア面上への磁性
膜の形成が容易となり、磁路の磁気抵抗を低減して再生
出力を高めるという効果を得ることができる。なお、前
記した第1コア41と第2コア42の形状は一例であっ
てこの形状に限定されるものではなく、コア間の磁気ギ
ャップを介して閉磁路を形成するものであれば任意の形
状とすることができる。
【0025】コイル部3は、バックヨーク46,コイル
台座34上に形成される薄膜コイル32を備える。この
バックヨーク46,コイル台座34は磁性層によりな
り、基板31上に下地膜51を介してめっきNiFe膜
によって形成される。
【0026】下地膜51は、NiFeをめっきするとき
に電流を流す膜である。なお、バックヨーク46は、磁
気ギャップ44とは反対側の端部において、第1コア4
1と第2コア42とを接合して閉磁路を形成する磁性体
部分であり、薄膜コイル32の一部をその上方に形成す
る。また、コイル台座34は薄膜コイル32の一部を上
方に支持する台座の役目をなす部分であり、バックヨー
ク46と同様にめっきによるNiFe膜等の磁性材料に
よって形成することができる。
【0027】薄膜コイル32は薄膜形成技術によって導
体と絶縁材とを層状に重ねて形成して多層コイルを形成
することができ、リード部35を介して外部端子である
ボンディングパッド33と接続している。
【0028】図4は、本発明の下地膜の断面図であり、
基板31上に形成されるめっき用下地膜51を示してい
る。図4において、めっき用下地膜51は、Cr膜51
bの上に薄く不連続膜であるNiFe膜51aを形成し
て構成される。NiFe膜51aはCr膜51b上に島
状に不連続な状態で形成され、Cr膜51bが露出した
状態にある。従って、本発明のめっき用下地膜51は、
従来のCr膜とNiFe膜との2層膜と異なり、NiF
e膜を含むCr膜の1層膜である。
【0029】一般に、薄膜を作成する場合、その初期成
長時には、島状に膜が形成される。従って、Cr膜51
b上にNiFe膜をスパッリング等によって成長させる
場合、初期段階ではNiFe膜は島状に形成される。本
発明のめっき用下地膜は、このNiFe膜の形成を初期
段階で終了させることによって、Cr膜51b上に島状
の不連続なNiFe膜を形成することができる。本発明
のめっき用下地膜は、このような構成とすることによっ
て、ウエットエッチングによる下地膜の除去を可能とす
る。
【0030】Cr膜はウエットエッチングによって除去
可能な素材であり、下地膜としてCr膜を用いることに
よって、以後の下地膜の除去工程においてウエットエッ
チングによる処理が可能となる。また、Cr膜に加えて
NiFe膜を設けることによって、下地膜の密着度を向
上させることができる。
【0031】NiFe膜は、例えば100Å程度の膜厚
の場合には、硝酸第二セリウムアンモンを含むCr用エ
ッチング液ではウエットエッチングによる除去は困難で
ある。本発明のめっき用下地膜中のNiFe膜は、スパ
ッタリングによって平均膜厚が10Åから30Å程度の
薄い膜厚で形成する。このような薄い膜厚では、NiF
e膜は前記したように、Cr膜上に島状に不連続な状態
で形成される。硝酸第二セリウムアンモンを含むCr用
エッチング液に対するNiFe膜のエッチングレートは
非常に小さいが、本発明のめっき用下地膜は、NiFe
膜を不連続膜とすることによってCr用エッチング液に
よる除去を可能としている(ステップS1)。
【0032】以下、図5〜図7を用いて、薄膜コイルに
よる磁気ヘッドのNiFe膜形成プロセスについて説明
する。
【0033】はじめに、基板31上にCr膜を成膜した
後、該Cr膜上にNiFe膜を成膜して下地膜51を形
成する。Cr膜の膜厚は、例えば約0.1μm程度と
し、NiFe膜の平均膜厚は約10Å〜30Å程度の薄
い薄膜とする(図4参照)。従って、めっき用下地膜の
膜厚は、ほぼCr膜の膜厚によって定まることになる。
成膜は、スパッタリングあるいは蒸着等で行うことがで
きる(ステップS1)。
【0034】次に、下地膜51上にレジスト52を塗布
し、バックヨークやコイル台座の形状に合わせたパター
ンによって露光,現像を行う。レジスト52の塗布はス
ピンコート等により均一な厚さに制御することができ、
例えば7μm程度の厚さのバックヨークを形成する場合
には10μm厚程度のレジストを形成する(ステップS
2,3)。
【0035】その後、フレームレジストを用いて、めっ
き法で例えば7μm程度の膜厚のNiFe膜38を形成
する。この磁性部材によって、バックヨークやコイル台
座を形成することができる。また、リード部についても
同様に形成することができる(ステップS4)。
【0036】NiFe膜38をめっき法で形成した後、
フレームレジスト52の除去を行い(ステップS5)、
さらに、フレームレジスト52部の下側の下地膜51の
除去を行う。下地膜51の除去には、硝酸第二セリウム
アンモンを含むCr用エッチング液によって行う。硝酸
第二セリウムアンモン含むCr用エッチング液によるC
r膜のエッチングレートは、NiFe膜のエッチングレ
ートの約700倍大きく、エッチングレートに大きな差
があり、下地膜を除去する際にはめっきNiFe膜はほ
とんどエッチングされない。下地膜のNiFe膜は薄く
不連続であるため、硝酸第二セリウムアンモンを含むC
r用エッチング液で除去が可能であり、めっき用下地膜
のCr膜とNiFe膜の両膜を同時にウエットエッチン
グで除去し、工程時間を短縮することができる(ステッ
プS6)。
【0037】NiFe膜38および下地膜51に形成さ
れている穴部分を選択的に穴埋めする(ステップS
7)。バックヨーク,コイル台座,およびリード部等の
磁性薄膜の上層部において、コイルを形成する所定箇所
に絶縁膜54を形成する。この絶縁膜54は、NiFe
膜38と薄膜コイルの導体との間の絶縁を確保するため
であり、絶縁が確保できる程度の所定の厚さとする。ま
た、バックヨークとなるNiFe膜38において、コア
が接合する面には絶縁膜54を設けず、磁性薄膜の部分
を直接露出させる(ステップS8)。
【0038】この後、スピンコート等によりレジスト5
5を塗布する(ステップS9)。
【0039】レジストを塗布した後、形成する薄膜コイ
ルのパターンに対応したフレームレジスト56を形成す
る。このフレームレジスト56は、バックヨーク,コイ
ル台座,およびリード部上に形成する(ステップS1
0)。
【0040】フレームレジスト56を用いて薄膜コイル
のCu膜39をめっき法で形成する。薄膜コイルのCu
膜39の厚さは、このフレームレジスト56の膜厚によ
って制限される。薄膜コイルの導体の厚さおよびフレー
ムレジスト56の膜厚の一例として、4μm,5.5μ
mとすることができる(ステップS11)。コイルのC
u膜39を形成した後、レジストを塗布、露光、現像し
てコアがバックヨークと接合する面を露出させる。この
後硬化させて層間の絶縁を行う。これによって、一層目
の薄膜コイルの形成が終了する(ステップS12)。
【0041】前記ステップS10,11,12と同様の
レジストパターンの形成工程およびコイルの形成工程を
繰り返すことによって多層の薄膜コイルを形成を行う。
この多層の薄膜コイルの形成において、形成するコイル
の巻線数は総巻線数と層数によって設定することができ
る(ステップS13,14,15)。
【0042】前記ステップS15までの工程では、バッ
クヨーク,コイル台座,およびリード部以外の部分につ
いてもNiFe膜が残った状態にある。そこで、フィー
ルドエッチングによって不要部分のNiFe膜,および
下地膜の除去を行う。素子部以外をフィールドエッチン
グ用レジストで覆い(ステップS16)、NiFe用エ
ッチング液を用いて素子以外のNiFe膜を除去し、次
に、Cr用エッチング液を用いて素子以外の下地膜中の
Cr膜を除去する。NiFe用エッチング液として、例
えば過硫酸アンモンと硝酸の溶液を用い、Cr用エッチ
ング液として、硝酸第二セリウムアンモンの溶液を用い
ることができる(ステップS17)。
【0043】フィールドエッチングの処理の後、アセト
ンまたは剥離液を用いてフィールドエッチング用レジス
トを除去する(ステップS18)。
【0044】従って、この実施形態によれば、ステップ
S6のフレームレジスト部の下地膜51の除去をウエッ
トエッチングで行うことによって工程時間を短縮するこ
とができる。
【0045】次に、薄膜型磁気ヘッドにおける磁性層の
形成に対して、本発明のめっき用下地膜を適用した場合
について、図8,9,10を用いて説明する。
【0046】図8は磁気ディスク装置に適用される薄膜
型磁気ヘッドの構成を説明するための概略図である。図
8において、薄膜型磁気ヘッド60は、上部磁極77と
下部磁極72(図9参照)とを、一端を磁気ギャップ6
4(図9参照)とし、他端を結合部68で結合して閉磁
路を形成し、該結合部68を囲むように薄膜技術によっ
てコイル導体65を形成する。磁気ギャップ64の部分
では、上部磁極77と下部磁極72とをトラック幅程度
に狭め、ポールティップ62を形成し、スライダ浮上面
63の端面に合わせて配置する。なお、コイル導体65
の両端には端子66,67が形成される。 図9は、薄
膜型磁気ヘッドの断面図である。図9において、薄膜型
磁気ヘッドは、基板61上に絶縁膜を形成し、その上部
に下部磁極72,コイル導体65,および上部磁極77
を形成する。基板61として、例えばAl2 3 ・Ti
Cを用いることができ、該基板上の絶縁膜として、例え
ば膜厚10μm程度のAl2 3 膜70を用いることが
できる。
【0047】Al2 3 膜70の上に、本発明のめっき
用下地膜71を形成する。このめっき用下地膜71の膜
厚は約0.1μm程度であり、約0.1μm程度の膜厚
のCr膜の上に10Å〜30Å程度の膜厚のNiFe膜
を成膜して形成することができる。
【0048】めっき用下地膜71の上にNiFe膜をめ
っきして下部磁極72を形成し、さらにその上方に磁気
ギャップ64を形成するための非磁性層73を設け、絶
縁層74を介してコイル導体65を形成する。コイル導
体65の上方には、さらに絶縁層75を介してめっき用
下地膜76を設け、その上にNiFe膜をめっきして上
部磁極77を形成する。
【0049】めっき用下地膜71および76の断面の状
態は、前記図4と同様であり、めっき用下地膜51は、
Cr膜51bの上に薄いNiFe膜51aを島状に不連
続な状態で形成した、NiFe膜を含むCr膜の1層膜
である。
【0050】上記しためっき用下地膜の構成とすること
によって、Cr用エッチング液による除去が可能とな
り、また、Cr膜に加えてNiFe膜を設けることによ
って、めっきNiFe膜と下地膜の密着力を向上させる
ことができる。
【0051】以下、図10を用いて、薄膜型磁気ヘッド
の成膜プロセスについて説明する。図10は薄膜型磁気
ヘッドのNiFe膜の形成工程の一例を説明するための
図である。
【0052】はじめに、基板31上に絶縁膜として膜厚
約10μmのAl2 3 膜53を形成し、該Al2 3
膜53上にCr膜を成膜した後、該Cr膜上にNiFe
膜を成膜して、めっき用下地膜51を形成する。Cr膜
の膜厚は、例えば約0.1μm程度とし、NiFe膜の
膜厚は約10Å〜30Å程度の薄い薄膜とする。従っ
て、めっき用下地膜51の膜厚は、ほぼCr膜の膜厚に
よって定まることになる。成膜は、スパッタリングある
いは蒸着等で行うことができる(ステップS21)。
【0053】レジストを塗布、露光、現像しフレームレ
ジスト52を形成する。フレームレジスト52の幅は、
例えば3〜10μmとすることができる(ステップS2
2)。このフレームレジスト52を用いてNiFe膜3
8をめっきして磁性層を形成する。めっきNiFe膜の
膜厚として、例えば2〜4μmとすることができる(ス
テップS23)。
【0054】フレームレジストを除去した後(ステップ
S24)、素子部分のめっきNiFe膜38を覆うよう
にフィールドエッチング用レジスト57を形成し(ステ
ップS25)、フィールドエッチングを行う。フィール
ドエッチングは、まずNiFe用エッチング液を用いて
素子部以外のNiFe膜を除去し(ステップS26)、
次に、アセトン又は剥離液を用いてフィールドエッチン
グ用レジスト57を除去する(ステップS27)。次
に、Cr用エッチング液を用いて、素子部以外のめっき
用下地膜53のCrを除去する(ステップS28)。
【0055】Cr用エッチング液として、例えば硝酸第
二セリウムアンモン360gを純水2040ccに溶か
した溶液を用いることができ、NiFe用エッチング液
として、例えば過硫酸アンモン360gを硝酸200c
cと純水2000ccに溶かした溶液を用いることがで
きる。上記の実施形態によれば、めっき用下地膜の除去
に硝酸第二セリウムアンモンを含むCr用エッチング液
を用いた場合、膜厚が0.1μmのCr膜を1〜2分程
度でエッチングを行うことができる。このエッチングレ
ートは、従来のイオンミリング法による0.1μm/1
0分程度より5〜10倍の処理の速さとなる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
NiFe膜のめっき用下地膜の除去に要する処理時間を
短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】磁気ディスク装置に適用される本発明を適用し
た磁気ヘッドの構成を説明するための概略図である。
【図2】スライダー部とコイル部とを組み合わせた後
の、本発明を適用した磁気ヘッドの一部を切り欠いた斜
視図である。
【図3】本発明を適用した磁気ヘッドの概略断面図であ
る。
【図4】本発明の下地膜の断面図である。
【図5】本発明を適用した薄膜コイルのプロセスを説明
するための図である。
【図6】本発明を適用した薄膜コイルのプロセスを説明
するための図である。
【図7】本発明を適用した薄膜コイルのプロセスを説明
するための図である。
【図8】磁気ディスク装置に適用される薄膜型磁気ヘッ
ドの構成を説明するための概略図である。
【図9】薄膜型磁気ヘッドの断面図である。
【図10】本発明を適用した薄膜型磁気ヘッドの磁性層
の形成工程の一例を説明するための図である。
【図11】導体コイルを薄膜形成技術によって形成した
磁気ヘッドの構成例を説明する概略図である。
【図12】薄膜コイルの薄膜形成技術による形成工程の
従来例を説明するための図である。
【図13】薄膜型の磁気ヘッドの磁性層の形成工程の従
来例を説明するための図である。
【符号の説明】
1 磁気ヘッド 2 スライダー部 3 コイル部 4 磁気コア 21 スライダーレール 22 スライダー溝 31,61 基板 32 薄膜コイル 33 ボンディングパッド 34 コイル台座 35 リード部 38 NiFe膜 39 Cu膜 41 第1コア 42 第2コア 43 高飽和磁束密度膜 44,64 磁気ギャップ 45 ガラス 46 バックヨーク 50,51,71,76 めっき用下地膜 50a,51a NiFe膜 50b,51b Cr膜 52 フレームレジスト 53 Al2 3 膜 54 絶縁膜 55 レジスト 56 フレームレジスト 57 フィールドエッチング用レジスト 60 薄膜型磁気ヘッド 62 ポールティップ 63 スライダ浮上面 65 コイル導体 66,67 端子 68 結合部 70 Al2 3 膜 72 下部磁極 73 非磁性層 74,75 絶縁層 77 上部磁極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 富谷 忠史 栃木県真岡市松山町18番地 日立金属株式 会社電子部品工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 NiFe膜のめっき用下地膜であって、
    Cr膜と該Cr膜上に形成するNiFe膜を含み、前記
    Cr膜およびNiFe膜はCr用エッチング液で除去が
    可能であることを特徴とするめっき用下地膜。
  2. 【請求項2】 前記Cr用エッチング液は、硝酸第二セ
    リウムアンモンを含むことを特徴とする請求項1記載の
    めっき用下地膜。
  3. 【請求項3】 前記NiFe膜はCr膜上で不連続であ
    り、Cr膜の一部が露出することを特徴とする請求項
    1,又は2記載のめっき用下地膜。
  4. 【請求項4】 前記NiFe膜の平均膜厚は10Å〜3
    0Åであることを特徴とする請求項1,又は2記載のめ
    っき用下地膜。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008047810A1 (en) * 2006-10-16 2008-04-24 Nippon Sheet Glass Company, Limited Antibacterial substratum and process for producing the same

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