JPH1097835A - 保護リングを有するフラット・ディスプレイ・スクリーン・アノード - Google Patents

保護リングを有するフラット・ディスプレイ・スクリーン・アノード

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JPH1097835A
JPH1097835A JP9130553A JP13055397A JPH1097835A JP H1097835 A JPH1097835 A JP H1097835A JP 9130553 A JP9130553 A JP 9130553A JP 13055397 A JP13055397 A JP 13055397A JP H1097835 A JPH1097835 A JP H1097835A
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JP
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track
potential
anode
active region
secondary electrons
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Withdrawn
Application number
JP9130553A
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English (en)
Inventor
Stephane Mougin
ムウジャン ステファン
Francis Courreges
クレージュ フランシス
Bernard Bancal
バンカル ベルナール
Cazaux Lionel Riviere
リヴィエール−カゾー リオヌル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pixtech SA
Original Assignee
Pixtech SA
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/02Electrodes; Screens; Mounting, supporting, spacing or insulating thereof
    • H01J29/08Electrodes intimately associated with a screen on or from which an image or pattern is formed, picked-up, converted or stored, e.g. backing-plates for storage tubes or collecting secondary electrons
    • H01J29/085Anode plates, e.g. for screens of flat panel displays

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  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スクリーンの周縁に出る火花の問題の新しい
解決策を提供すること。 【解決手段】 本発明は、蛍光エレメントを有する活性
領域を含み、活性領域が、1に等しいかまたは1よりも
小さい二次放出係数を有する材料内の少なくとも1つの
トラックによって囲まれるタイプのフラット・ディスプ
レイ・スクリーン・アノードに関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フラット・ディス
プレイ・スクリーンに関し、さらに詳細には、そのアノ
ードが絶縁領域によって互いに分離され、かつ電子衝撃
によって励起される可能性のある蛍光エレメントを担持
するいわゆるカソード・ルミネセンス・スクリーンに関
する。この電子衝撃は、蛍光エレメントをバイアスする
ことを必要とし、マイクロチップ、低い抽出電位を有す
る層、または熱イオン源から発生する。
【0002】
【従来の技術】本願の説明を簡単にするために、以下で
はマイクロチップ・スクリーンについてのみ検討する
が、本発明は一般に、様々な上述のタイプのスクリーン
などに関することに留意されたい。
【0003】図1に、フラット・カラー・マイクロチッ
プ・ディスプレイ・スクリーンの構造を示す。
【0004】そのようなマイクロチップ・スクリーンは
本質上、マイクロチップ2を有するカソード1と、マイ
クロチップ2の位置に対応する穴4が形成されたグリッ
ド3から構成される。カソード1は、そのガラス基板6
がスクリーン表面を構成するカソード・ルミネセント・
アノード5に対向して配置される。
【0005】マイクロチップ・スクリーンの動作原理お
よび特定の実施形態は、特に、Commissaria
t a l’Energie Atomiqueの米国
特許第4949116号に記載されている。
【0006】カソード1は、列として編成され、ガラス
基板10上で、導電層からメッシュとして編成されたカ
ソード導体から構成される。マイクロチップ2は、カソ
ード導体上に設置された抵抗層11上で実施され、カソ
ード導体によって画定されたメッシュ内に配置される。
図1は、特にメッシュの内部を示し、カソード導体は図
面に示されていない。カソード1は、行として編成され
たグリッド3と関連する。グリッド3の行とカソード1
の列との交点がピクセルを定義する。
【0007】この装置では、カソード1とグリッド3の
間に生成される電界を使用して、マイクロチップ2から
電子を抽出する。次いで、これらの電子は、アノード5
の蛍光エレメントが適切にバイアスされた場合、それに
よって引きつけられる。カラー・スクリーンの場合、ア
ノード5は、それぞれカラー(赤、緑、青)に対応する
蛍光エレメント7r、7g、7bの交互のバンドを具備
する。バンドは、カソードの列に平行であり、絶縁体
8、一般に二酸化ケイ素(SiO2 )によって互いに分
離される。蛍光エレメント7は、インジウムおよびスズ
酸化物(ITO)など透明導電層の対応するバンドから
構成される電極9上に設置される。赤、緑、青のバンド
の組は、カソード1に対して交互にバイアスされ、した
がってカソード/グリッドのピクセルのマイクロチップ
2から抽出された電子は、各カラーに対応する蛍光エレ
メント7に交互に向けられる。
【0008】カソード1のマイクロチップからの電子に
よって衝撃すべきエレメント7(図1の蛍光体7g)を
選択する制御は、カラーごとに、アノード5の蛍光エレ
メント7のバイアスを選択的に制御するように強いる。
【0009】一般に、グリッド3の行は、80ボルト程
度の電位に逐次バイアスされ、励起すべき蛍光エレメン
トのバンド(例えば、図1の7g)は、蛍光エレメント
がその上に設置されたITOバンドを介して400ボル
ト程度の電圧のもとでバイアスされる。蛍光エレメント
の他のバンド(例えば、図1の7rおよび7b)を担持
するITOバンドは、低電位または0電位にある。カソ
ード1の列は、最大放出電位と無放出電位の間のそれぞ
れの電位にされる(例えば、それぞれ0〜30ボル
ト)。このようにして、行内の各ピクセルのカラー成分
の輝度が決定される。
【0010】バイアス電位の値の選択は、蛍光エレメン
トのフィーチャおよびマイクロチップ2のフィーチャに
関連する。通常、カソードとグリッドの間の電位差が5
0ボルト以下の場合、電子放出は起こらず、使用される
最大放出は80ボルトの電位差に対応する。
【0011】基板6と基板10の間の空間12は、一般
に、グリッド3とアノード5の間でスクリーンの表面全
体上に均一に分配されたスペーサ(図示せず)によって
画定される。基板6と基板10は、周縁密封材、例え
ば、焼き入れした後、堅い周縁ジョイントを構成する溶
融ガラスのひもによって互いにアセンブルされる。
【0012】カラー・スクリーンの場合、同じカラーの
蛍光エレメントを担持するバンドの組によってバンド9
を接続するためのトラックは、交互のバンドの3つの組
を相互接続しなければならないので、絶縁層と導電層の
パイルを基板6上に形成する必要がある。
【0013】モノクローム・スクリーンの場合、そのア
ノードが同じカラーの蛍光エレメントの平面から構成さ
れ、必要な接続トラックは1つだけであり、このトラッ
クは、基板6上に直接設置される。
【0014】従来のスクリーンの欠点は、その寿命が短
いこと、すなわち、比較的短い動作時間(100時間程
度)の後、スクリーン周縁における火花の形成に起因す
る破壊現象が起こることである。
【0015】この現象の原因は、あまりよく分かってお
らず、一般に、アノードとカソードの間の高い電位差に
対して電極間の空間が小さい(0.2mm程度)ためで
あると考えられていた。とりわけこの現象を克服するた
めに、所与のアノード/カソード電圧に対して電極間の
距離を増す方法が実施された。しかしながら、この解決
策では、他の問題(スペーサ、結像...)が発生し、
スクリーン周縁における破壊現象の発生が遅くなるだけ
である。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
のスクリーンの周縁に出る火花の問題の新しい解決策を
提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、蛍光エレメントを有する活性領域を含
み、前記活性領域が、活性領域を電子衝撃した後でそれ
によって再放出される可能性のある二次電子を収集する
少なくとも1つのトラックによって囲まれ、前記トラッ
クの少なくとも大部分が絶縁材料内の間隔によって活性
領域の周縁から分離されるタイプのフラット・ディスプ
レイ・スクリーン・アノードを提供する。
【0018】本発明の一実施形態によれば、トラックの
幅は、絶縁材料によって再放出される二次電子が進む可
能性のある距離よりも大きい。
【0019】本発明の一実施形態によれば、トラックの
幅は、50μmよりも大きい。
【0020】本発明の一実施形態によれば、絶縁間隔の
幅は、それを構成する材料によって再放出される二次電
子が進む可能性のある距離よりも小さい。
【0021】本発明の一実施形態によれば、トラック
は、活性領域のバイアス電位よりも実質上小さい電位に
される。
【0022】本発明の一実施形態によれば、アノード
は、活性領域を囲む少なくとも2つの同心トラックを含
む。活性領域に近接する第1のトラックは、この活性領
域の電位と、活性領域に対して遠端側にある第2のトラ
ックがもっていかれる電位との間の中間電位にされる。
【0023】本発明の一実施形態によれば、トラック
は、活性領域をバイアスするためのトラックが通過でき
るように開いている。
【0024】本発明の一実施形態によれば、トラック
は、活性領域と、活性領域の電位よりも低い電位にある
接続端子との間でらせん形状になっている。
【0025】本発明の一実施形態によれば、抵抗がらせ
んの各断面内に挿入される。
【0026】本発明の一実施形態によれば、トラック
は、低抵抗材料内にある。
【0027】本発明の一実施形態によれば、トラック
は、1に等しいかまたは1よりも小さい二次放出係数を
有する材料内にある。
【0028】本発明の上記の目的、特徴および利点につ
いて、添付の図面と関連して、以下の本発明の特定の実
施形態についての非限定的な説明において詳細に論じ
る。
【0029】
【発明の実施の形態】図が見やすいように、異なる図面
において、同じ要素は同じ参照番号によって示してあ
る。同じ理由で、図面の表示は縮尺が一定でない。
【0030】本発明の発端は、従来のスクリーン内で上
述の問題を発生する現象を解明することである。
【0031】本発明の発明者等は、この問題は、特に、
アノード周縁において発生する二次放出現象に起因する
と考える。
【0032】図2に、フラット・ディスプレイ・スクリ
ーンの縁部を概略的に断面で示す。図が見やすいよう
に、カソード1およびグリッド3を構成する細部は図示
していない。
【0033】上記のように、スクリーンが完成した後、
内部間隔12は、それぞれスクリーンのアノードおよび
カソードを担持する基板6および10の密封を保証する
ためにガラス・ジョイント14で囲まれる。カラー・ス
クリーンの場合、ジョイント14は、バンドが同じカラ
ーの組によって相互接続されるように、蛍光エレメント
を担持するアノードの活性領域の縁部から離して配置し
なければならない。図が見やすいように、導電層と絶縁
層のパイルは図2に示されていない。周縁絶縁バンド
8’のみを示してある。このバンド8’は、図2に示す
ように、ジョイント14まで延びるか、またはスクリー
ンの周縁のいくつかの部分において基板6にアクセスで
きる状態にすることができる。
【0034】スクリーンの周縁に配置されたITOバン
ド(例えば、図2のバンド9g)が400ボルトにバイ
アスされているとき、カソード1のマイクロチップ(図
示せず)によって放出された「一次」電子ei は蛍光体
7g上に到達する。「二次」電子es は、7gによって
再放出される。さらに、多数の一次電子は、絶縁層8’
の縁部上に到達するか、またはついには基板6上の層
8’のない領域に直接到達する。この場合も、二次電子
が発生する。
【0035】どんな材料も、この材料上に到達する入射
電子に対して再放出される二次電子の平均数を表すδと
呼ばれる二次放出係数を有する。二次電子の統計分布の
優勢なエネルギーは、入射電子のエネルギーの如何に関
わらず、30〜50eV程度である。
【0036】材料の二次放出係数は、その表面に接触す
る電子のエネルギーに応じて変化する。一般に、この係
数は、最大レベルδmax に達するまで増大し、その後漸
近値まで減少する。マイクロチップ・スクリーンの場
合、一次電子のエネルギーは、アノードのバイアス電位
に結合され、例えば400eV程度である。
【0037】二次放出係数δが1よりも大きい場合、材
料の表面が、それが受け取ったよりも多くの電子を再放
出し、正に帯電する傾向があることを意味する。逆に、
二次放出係数δが1よりも小さい場合、電子は蓄積す
る。
【0038】集積回路を製造する場合に使用される技術
から派生する技術を使用してマイクロチップ・スクリー
ンを実施することから、酸化ケイ素を使用して絶縁バン
ド8’を実施することになる。実際、酸化ケイ素は、一
般的な材料であり、その使用はよく制御される。残念な
がら、酸化ケイ素は、特に高い二次放出係数を有する
(δmax は、400eV程度のエネルギーに対して3程
度である)。
【0039】同様に、基板6およびジョイント14を構
成するガラスも非常に高い二次放出係数を有する(δ
max は、400eV程度のエネルギーに対して4程度で
ある)。
【0040】この二次放出現象の結果は次のようにな
る。
【0041】最初に、トラック8’、基板6およびジョ
イント14は0ボルトになっている。トラック8’(ま
たは基板6上)の縁部上で、トラック9gがバイアスさ
れた場合にトラック9gの縁部に到達する一次電子は、
二次電子の放出によって、層8’の酸化ケイ素の表面
(または基板6の表面)に正電荷を発生させる。スクリ
ーンが動作すると、正電荷が増大するにつれて、ますま
す多くの一次電子がバンド8’の表面または基板6の表
面によって引きつけられるので、この正電荷領域が拡大
する。さらに、二次電子の放出は一般に、二次電子の新
たな放出をもたらす。正電荷領域は、ジョイント14に
向かって伝搬し、次いでガラス・ジョイント14の表面
に達し、したがって徐々にカソードに近くなる。正電荷
領域がカソードに十分近くなると、カソードに対する電
位差のために、火花現象が起こる。
【0042】これで、基板を互いに間隔しても、スクリ
ーン周縁における電気アークの発生が遅くなるだけであ
る理由が理解できよう。
【0043】この分析に基づいて、本発明は、二次放出
現象が密封ジョイントまで伝搬するのを防ぐために、二
次電子を捕獲する方法を提供する。
【0044】本発明の特徴は、アノードの蛍光エレメン
トを担持する活性領域と密封ジョイントとの間に、第2
の電極を収集するトラックを配置することである。この
収集トラックは、本発明によれば、所定の電位にバイア
スされた導電性材料内か、またはバイアスできることが
好ましい1に等しいかまたは1よりも小さい二次放出係
数を有する材料内にある。
【0045】本発明によれば、収集トラックの少なくと
も大部分が絶縁材料内の間隔によって活性領域の周縁か
ら分離される。
【0046】トラックをバイアスする場合、そのバイア
ス電位は、カソードによって放出される電子に影響を及
ぼさないように選択する。
【0047】材料の選択は、特に、以下で本発明の様々
な実施形態に関して示すように、収集トラックの数およ
び形状に依存する。低い二次放出係数δを有する材料の
場合、少なくともマイクロチップによって放出された一
次電子のエネルギー範囲内で1よりも小さい二次放出係
数δを有する材料を選択する。導電性材料の場合、その
二次放出係数δが1よりも大きいならば、低抵抗材料を
選択する。
【0048】次に、これらの実施形態について、図3な
いし図5と関連して説明する。図面を簡単にするため
に、図3ないし図5は、対応するITO平面(図面には
図示せず)によって支持される同じカラーの蛍光エレメ
ントの平面20から構成されるモノクローム・スクリー
ンのアノードを示す。ただし、以下に記載する様々な実
施形態は、そのアノードが同じカラーの蛍光エレメント
の交互の平行バンドのいくつかの組から構成されるカラ
ー・スクリーンの場合にも適用されることに留意された
い。図3ないし図5において、密封ジョイント(図2の
14)の内部限界の位置は、点線14’の枠によって表
されている。
【0049】図3に、本発明によるフラット・スクリー
ン・アノードの第1の実施形態を示す。
【0050】この実施形態によれば、活性領域20は、
二次電子を収集する単一のトラック21によって囲まれ
る。
【0051】トラック21は、活性領域20を囲むリン
グであり、カソード(図示せず)から電子を引きつける
ことによってスクリーンの動作を妨害しないように、実
質上活性領域のバイアス電位よりも小さい電位にバイア
スされることが好ましい。
【0052】リング21は、活性領域20と接触しては
ならない。したがって、リング21および活性領域20
は、絶縁材料22、例えば、アノードがその上に形成さ
れる基板6のガラスまたは基板6上に移動した酸化ケイ
素バンドによって分離される。
【0053】リング21は、バイアスされていない場
合、その二次放出係数が1よりも小さいので、材料22
の表面によって再放出された二次電子を受け取ったとき
に負に帯電し、帯電した後、電子を活性領域20の方へ
集中させる。しかしながら、この負の帯電は制御するこ
とが困難である。特に、活性領域20とトラック21の
間に電気アークが発生するのを回避できる絶縁間隔22
の幅を決定することが困難である。
【0054】リング21の電位は、バイアスされた場
合、例えば、0または0に近くなる(わずかに負になる
ことが好ましい)。
【0055】リング21の幅は、前述のようにマイクロ
チップからの一次電子を受け取る可能性のある絶縁材料
22の表面によって再放出され、二次電子が進む可能性
のある平均距離よりも大きくなるように選択される。一
般に、30eV程度のエネルギーでは、二次電子は、5
0μm程度の距離を進む。したがって、リング21の幅
は、実質上50μm以上であることが好ましい。
【0056】絶縁間隔22は、活性領域20と収集リン
グ21の間に電気アークが発生するのを回避するために
十分大きくなければならない。しかしながら、間隔22
は、この間隔内で正電荷領域が拡大するのを回避するた
めにできるだけ狭くする。バイアス電位が許すならば、
絶縁間隔22の幅は、この間隔の表面によって放出され
た二次電子が進む可能性のある平均距離よりも小さい、
すなわち50μm以下であることが理想的である。これ
により、絶縁材料22よって再放出されたすべての二次
電子が材料21によって収集されることになる。
【0057】トラック21の材料は、少なくとも低い抵
抗率を有しない場合、1よりも小さい二次放出係数δ
max を有することが好ましい。これにより、一次電子の
エネルギーとは無関係に、すなわちアノードおよびカソ
ードのバイアス値とは無関係に、二次放出が起こらなく
なる。第1の実施形態では、トラック21の材料は、必
要ならば、それをバイアスすることが望まれない場合、
絶縁される。
【0058】本発明の利点は、二次電子がアノード・プ
レートとカソード・プレートの間の密封ジョイント1
4’まで伝搬する現象が回避されることである。さら
に、リング21をバイアスすることにより、対応する電
荷を除去することができる。
【0059】図3において、リング21は、連続的であ
り、したがって絶縁物(図示せず)を介して、活性領域
20をバイアスするためのトラック24を覆う。このト
ラック24は、ジョイント14’の先に延び、コネクタ
25を介して、スクリーン制御回路(図示せず)に接続
されるようになされる。同様に、リング21は、ジョイ
ント14’の先に延びる導電トラック26によってバイ
アスされ、制御回路に接続するためのコネクタ27を受
容するようになされる。
【0060】しかしながら、リング内には、トラック2
4と接触することなく通過できるように開口が残され
る。これは、同じプロセス・ステップにおいてエッチン
グされる領域20、トラック24およびリング21に同
じ材料(例えばITO)が使用できる利点を有する。
【0061】図4に、本発明によるフラット・スクリー
ン・アノードの第2の実施形態を示す。
【0062】この第2の実施形態によれば、アノードの
活性領域20は、二次電子を制御するための2つの同心
リングで囲まれる。第1のリング21’は、絶縁材料2
2内の間隔によって領域20から分離される。第2のリ
ング21”は、リング21’を囲み、同時に絶縁材料2
2’内の第2の間隔によってリング21’から分離され
る(例えば、基板6のガラスまたは基板6上に付着した
酸化ケイ素)。本願では、リング21’および21”を
構成する材料は、バイアスできる(また低い抵抗率を有
しない場合、1よりも小さいδを有する)ように選択さ
れる。
【0063】上述のように、リング21’および21”
の幅は、それぞれ絶縁材料22および22”によって再
放出された二次電子が進む可能性のある平均距離よりも
大きくなるように選択される。
【0064】活性領域20は、トラック24およびコネ
クタ25によってバイアスされる。リング21’および
21”は、それぞれトラック26’およびコネクタ2
7’、トラック26”およびコネクタ27”によってバ
イアスされる。
【0065】本発明によれば、リング21’および2
1”は、異なる電位にバイアスされる。リング21’
は、活性領域20の電位と外部リング21”の電位の間
の中間電位にあることが好ましい。具体例として、リン
グ21’は200ボルトの電位にあり、リング21”は
0ボルトの電位にある。
【0066】この第2の実施形態の利点は、電位を活性
領域からスクリーンの縁部までより漸進的に低下させ、
電界力線を拡げることによりエッジ効果が回避されるこ
とである。
【0067】この第2の実施形態の他の利点は、活性領
域20とリング21’の間の間隔22の幅、およびリン
グ21’とリング21”の間の間隔22’の幅を短縮で
きることである。実際、領域20とリング21’の間の
電位差、およびリング21’とリング21”の間の電位
差が低下するので、電気アークが生成される限界距離は
小さくなる。これにより、領域20とリング21’の間
の電気アークの形成を防ぐ要件および二次電子が進む距
離よりも小さい幅をもたせる要望と関連して、間隔22
の幅の兼ね合いの考慮が容易になるので、間隔22内の
正電荷領域の拡大が最小限に抑えられる。
【0068】図5に、本発明によるフラット・スクリー
ン・アノードの第3の実施形態を示す。
【0069】この実施形態によれば、二次電子の収集
は、0または0に近い電位にある導体27によって活性
領域20の1つの縁部を接続端子36に接続するらせん
形状のトラック31によって実施される。本願では、ト
ラック31は、1よりも小さい二次放出係数を有するよ
うに選択される。
【0070】絶縁材料22、22’および22”内の間
隔は、活性領域20と第1のらせん巻線の間、およびト
ラック31の各らせん巻線間に形成される。
【0071】上述のように、トラック31の巻線の幅
は、二次電子が巻線をスキップし、絶縁間隔22から絶
縁間隔22’または22”まで伝搬して、スクリーンの
縁部に到達するのを回避するために十分大きくする。
【0072】この第3の実施形態では、巻線の幅はま
た、活性領域(400ボルト)から端子36(例えば、
0ボルト)までの電位の漸進的低下を得るために、所望
の抵抗率によって決定される。
【0073】本発明によれば、トラック31の幅は、ト
ラック31がそこを通る電流を最小にするために十分な
抵抗を有するように選択される。
【0074】別形態として、トラック31を構成するた
めに選択した材料の抵抗率に応じて、トラック31によ
って画定される各らせん巻線内に、例えば、セリグラフ
ィによって得られる抵抗33を組み込むことができる。
【0075】活性領域20のバイアスは、上述のよう
に、スクリーン制御回路に接続されたコネクタ25を受
容するトラック24によって得られる。
【0076】図5に示される第3の実施形態の利点は、
活性領域20とジョイント14’の間に漸進的な制御さ
れた電位減少が生じることである。
【0077】この第3の実施形態の他の利点は、中間電
源を必要とせず、同時に縁部効果が最小限に抑えられる
ことである。
【0078】前述の実施形態の1つによる二次電子収集
リング21、21’、21”または31を構成する材料
は、例えば、ITO(低抵抗材料)である。
【0079】二次電子収集リングはまた、0.95程度
の最大二次放出係数δmax を有する酸化クロム(Cr2
3 )によっても実施できる。この場合、収集トラック
の最終的なバイアスは、酸化クロム層がその上に設置さ
れる(例えば、ITOの)同じパターンを有する導電層
を介して得られる。
【0080】図5に示される第3の実施形態のトラック
31を実施するために酸化クロムを選択した場合、酸化
クロムはITOよりも大きい抵抗率を有する材料なの
で、一般に、抵抗33を追加する必要はない。さらに、
酸化クロムを使用すると、第3の実施形態によれば、よ
り広い巻線を実施することができ、したがって二次電子
伝搬の欠如が改善される。
【0081】トラック21’、21”および31に選択
した材料が1よりも小さい係数δを有しない場合、それ
をバイアスすることによって電荷を除去し、それにより
二次電子再放出を回避するために、その抵抗率を十分小
さくすべきことに留意されたい。
【0082】上述のいずれかの実施形態による本発明の
実施は、選択した材料に対して従来の付着およびトラッ
ク画定手段によって実施できる。例えば、カソード・ス
パッタリングまたは蒸着が使用できる。トラックの幅は
また、セリグラフィの使用を可能にすることに留意され
たい。
【0083】もちろん、当業者なら容易に考えつくであ
ろう様々な変更、修正および改善を本発明に加えること
ができる。特に、二次電子収集リングのバイアス電位の
選択は、スクリーンのアノードおよびカソードそれぞれ
の電位に依存する。
【0084】さらに、例として示したもの以外の他の材
料を使用して、収集リングを実施することができ、また
例として与えられた寸法は、用途に応じて修正できる。
【0085】さらに、記載の例はモノクローム・スクリ
ーンに適用されるが、本発明は、カラー・スクリーンに
も適用できる。この場合、二次電子収集リングは、蛍光
エレメントのバンドの相互接続を可能にするパイルの上
に設置される。
【図面の簡単な説明】
【図1】上述した従来のマイクロチップ・スクリーンの
構造全体を概略的に示す図である。
【図2】従来のフラット・ディスプレイ・スクリーンの
縁部を概略的に断面で示す図である。
【図3】本発明によるカソード・ルミネセンス・フラッ
ト・ディスプレイ・スクリーン・アノードの第1の実施
形態を示す図である。
【図4】本発明によるカソード・ルミネセンス・フラッ
ト・ディスプレイ・スクリーン・アノードの第2の実施
形態を示す図である。
【図5】本発明によるカソード・ルミネセンス・フラッ
ト・ディスプレイ・スクリーン・アノードの第3の実施
形態を示す図である。
【符号の説明】
i 一次電子 es 二次電子 1 カソード 2 マイクロチップ 3 グリッド 4 穴 5 カソード・ルミネセント・アノード 6 ガラス基板 7r 蛍光エレメント 7g 蛍光エレメント 7b 蛍光エレメント 8 絶縁体 8’ 周縁絶縁バンド 9 電極 9g バンド 10 ガラス基板 11 抵抗層 12 空間 14 ガラス・ジョイント 20 蛍光エレメントの平面 21 トラック 21’ 第1のリング 21” 第2のリング 22 絶縁材料 22’ 絶縁材料 22” 絶縁材料 24 トラック 25 コネクタ 26 導電トラック 26’ トラック 26” トラック 27 コネクタ 27’ コネクタ 27” コネクタ 31 らせん形状のトラック 33 抵抗 36 接続端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フランシス クレージュ フランス国, 34000 モンペリエ, リ ュ デュ プティ サン ジャン, 16番 地 (72)発明者 ベルナール バンカル フランス国, 13080 リュイヌ, アレ ドゥ ロデナ, 5番地 (72)発明者 リオヌル リヴィエール−カゾー フランス国, 34000 モンペリエ, リ ュ デュ ピオク ドゥ ブウトネート, 473番地

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蛍光エレメントを有する活性領域を含
    み、前記活性領域(20)が、活性領域を電子衝撃した
    後でそれによって再放出される可能性のある二次電子を
    収集する少なくとも1つのトラック(21、21’、3
    1)によって囲まれ、前記トラックの少なくとも大部分
    が絶縁材料内の間隔によって活性領域の周縁から分離さ
    れるタイプのフラット・ディスプレイ・スクリーン・ア
    ノード。
  2. 【請求項2】 トラック(21、21’、21”、3
    1)の幅が、絶縁材料(22、22’、22”)によっ
    て再放出される二次電子が進む可能性のある距離よりも
    大きい請求項1に記載のアノード。
  3. 【請求項3】 トラック(21、21’、21”、3
    1)の幅が50μmよりも大きい請求項2に記載のアノ
    ード。
  4. 【請求項4】 絶縁間隔(22、22’、22”)の幅
    が、それを構成する材料によって再放出される二次電子
    が進む可能性のある距離よりも小さい請求項1ないし3
    のいずれか一項に記載のアノード。
  5. 【請求項5】 トラック(21、21’、31)が、活
    性領域(20)のバイアス電位よりも実質上小さい電位
    にされる請求項1ないし4のいずれか一項に記載のアノ
    ード。
  6. 【請求項6】 活性領域(20)を囲む少なくとも2つ
    の同心トラック(21’、22”)を含み、活性領域
    (20)に近接する第1のトラック(21’)が、この
    活性領域(20)の電位と、活性領域(20)に対して
    遠端側にある第2のトラック(22”)がもっていかれ
    る電位との間の中間電位にされる請求項1ないし4のい
    ずれか一項に記載のアノード。
  7. 【請求項7】 トラックが、活性領域(20)をバイア
    スするためのトラック(24)が通過できるように開い
    ている請求項1ないし6のいずれか一項に記載のアノー
    ド。
  8. 【請求項8】 トラック(31)が、活性領域(20)
    と、活性領域(20)の電位よりも低い電位にある接続
    端子(36)との間でらせん形状になっている請求項1
    ないし4のいずれか一項に記載のアノード。
  9. 【請求項9】 抵抗(33)がらせん(31)の各セク
    ション内に挿入される請求項7に記載のアノード。
  10. 【請求項10】 トラック(21、21’、21”、3
    1)が低抵抗材料内にある請求項1ないし9のいずれか
    一項に記載のアノード。
  11. 【請求項11】 トラック(21、21’、21”、3
    1)が、1に等しいかまたは1よりも小さい二次放出係
    数(δ)を有する材料内にある請求項1ないし10のい
    ずれか一項に記載のアノード。
JP9130553A 1996-05-06 1997-05-06 保護リングを有するフラット・ディスプレイ・スクリーン・アノード Withdrawn JPH1097835A (ja)

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