JPH1097510A - コンピュータシステムの負荷均衡化方法及び装置 - Google Patents

コンピュータシステムの負荷均衡化方法及び装置

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JPH1097510A
JPH1097510A JP9201993A JP20199397A JPH1097510A JP H1097510 A JPH1097510 A JP H1097510A JP 9201993 A JP9201993 A JP 9201993A JP 20199397 A JP20199397 A JP 20199397A JP H1097510 A JPH1097510 A JP H1097510A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低負荷から高負荷まで広い範囲の負荷におい
て、少ない負荷均衡化処理オーバヘッドにより、システ
ム全体の負荷を均衡させ、システム全体の平均応答時間
を短縮する。 【解決手段】 複数のノードが論理的ループネットワー
ク60Bに接続されたコンピュータシステムにおいて、
該ネットワークを各ノードの共通バッファとして利用
し、自ノード負荷推定部16により自ノードのノード負
荷を推定し、閾値変更部40によりシステム全体の負荷
変動に応じて、自ノードの閾値を変化させ、閾値変分変
更部41によりシステム全体の性能と自ノードの性能に
応じて閾値変分値を設定するとともに、システム全体の
性能が変化した場合には、その変化に応じて閾値変分値
を変更し、呼取り込み制御部19により、自ノード負荷
推定値を自ノードの閾値と比較し、その大小関係に基づ
いて呼取り込み制御を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータであ
る複数のノードがネットワークで接続され、ノードは入
力された呼を処理するコンピュータシステムの負荷均衡
化方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数のコンピュータ(以下ノードと呼
ぶ)をネットワークで接続したコンピュータシステム
は、呼の到着の仕方によって集中到着型システム(全て
の呼を単一ノード(呼受け付けノードと呼ぶ)が受け付
け、呼受け付けノードから各ノードへ呼が分配されるシ
ステム)と分散到着型システム(システム内の各ノード
に呼が到着し、各ノードが呼を受け付けるシステム)と
に分けられる。負荷均衡化方式には、システム内の1つ
のノードが負荷均衡化処理機構を有し、負荷均衡化処理
機構を有するノード(制御ノードと呼ぶ)のみが負荷均
衡化処理を実行する集中制御方式と、システム内の各ノ
ードが負荷均衡化処理機構を有し、各ノードが負荷均衡
化処理を実行する分散制御方式とがある。
【0003】また、複数のコンピュータがネットワーク
で接続されたコンピュータシステムにおいて、システム
全体の負荷を各ノードに配分することにより各ノードの
負荷を均衡させ、システム全体としての平均応答時間を
最小化することを目的とした負荷均衡化方法としては、
これまでに、各ノードの性能および機能が均一(処理可
能な機能の種類が同一)であるシステム(性能・機能均
一システム)についてのものが報告されている(特開平
7−152700)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】性能・機能が均一であ
るシステムでは、単に各ノードのノード内呼数を等しく
することにより負荷を均衡させることができるが、各ノ
ードの性能が不均一であるシステムでは、各ノードの性
能によって処理時間が異なることから、単にノード内呼
数を等しくしただけでは負荷は均衡しない。性能・機能
均一システムに対する負荷均衡化方法を、各ノードの性
能が不均一であるシステム(性能不均一システム)に適
用すると、以下のような問題が生じる。
【0005】1.各ノードの性能に応じた呼の割当が行
なわれないため、性能の高いノードの処理能力が余って
いるにも関わらず性能の低いノードに呼が割り当てられ
る場合がある。従って、性能の高いノードに呼が割り当
てられれば、応答時間をより小さくすることができ、結
果としてシステムの平均応答時間を最小化することが可
能であるのに、最小化が実現されない。 2.システム内のノードの並び順によっては、性能の低
いノードから順に呼が割り当てられる場合があり、性能
の高いノードが十分に活用されないため、システムの平
均応答時間が最小化されない。
【0006】また、機能不均一である(実行可能な呼の
数及び種類が異なる)システムでは、機能によって実行
ステップ数が異なること、また、システム内で各機能ご
とに実行可能なノードの数が異なることから、各ノード
の性能及び機能が均一であるシステムを対象とした負荷
均衡化方法では、各ノードの負荷は均衡しない。性能・
機能均一システムに対する負荷均衡化方法を、各ノード
の性能は均一だが、機能が不均一であるシステムに適用
すると以下のような問題が生じる。
【0007】1.各ノードの性能及び機能が均一である
システムを対象とした負荷均衡化方法では、実行可能な
ノード数が少ない機能の呼と実行可能なノード数が多い
機能の呼とを区別せずに各ノードに呼を割り当ててしま
う。そのため、”実行可能なノード数が多い機能の呼”
を、”実行可能なノード数が少ない機能の呼”を実行で
きないノードへ割り当てることが可能な場合でも、両機
能の呼の実行が可能なノードに割り当てられ、これによ
り前者の機能の呼がネットワークを周回しながら処理を
待つというケースがあり、応答時間が大きくなる。
【0008】2.各機能の実行プログラムステップ数が
異なる場合、実行プログラムステップ数が大きい呼は、
できるだけ負荷の低い(処理リソースに余裕がある)ノ
ードに処理させる必要があるが、機能均一システムに対
する負荷均衡化方法では、実行プログラムステップ数に
関係なく各ノードの呼数が等しくなるように呼を割り当
てるため、割り当てられた、実行プログラムステップ数
の総計が大きい呼の処理がなかなか実行されない。その
ため、そのようなノードに割り当てられた呼の応答時間
が大きくなり、システム全体の平均応答時間が最小化さ
れない。
【0009】また、分散到着型システムにおいて、負荷
均衡化を行なうためには、各ノードに到着した呼を他ノ
ードに移送する必要がある。呼移送アルゴリズムとし
て、従来、sender initiatedアルゴリ
ズムとreceiver initiatedアルゴリ
ズムがあり、sender initiatedアルゴ
リズムは、システム全体の負荷が低い場合には有効であ
るが、システム全体の負荷が高くなると平均応答時間が
増大し、システムが不安定になる。receiver
initiatedアルゴリズムは、システム全体の負
荷が高い場合には有効であるが、システム全体の負荷が
低い時には、sender initiatedアルゴ
リズムに比べて、平均応答時間が大きい。また、いずれ
のアルゴリズムでも、他ノードの負荷情報を管理せず、
呼移送の必要が生じた時点で移送先ノードまたは移送元
ノードを探し始めるため、実際に呼移送を開始するまで
にかかる時間が大きく、負荷均衡化までの時間が大き
い。
【0010】さらに、分散制御方式では、各ノードが、
移送先ノードまたは移送元ノードを決めるために他ノー
ドとの情報交換を行うため、システム全体としてネット
ワークのトラフィックが増大するため、結果的に呼移送
に要する時間が大きくなり、正味の平均応答時間短縮量
が小さい。即ち、上述した従来の負荷均衡化方法では、
各ノードの性能が不均一なシステムに適用した場合、各
ノードの性能に応じた呼の割当を行なうことができない
ので、ノード間で平均応答時間が均衡せず、システム全
体の平均応答時間が最小化されないという問題点があっ
た。
【0011】また、上述した従来の負荷均衡化方法で
は、ノードごとに実行可能な機能の種類・数が異なるシ
ステムに対しては、各機能を実行可能なノードの数、機
能ごとの負荷及び各機能の実行プログラムステップ数を
考慮した呼の割当を行なわないので、機能によっては応
答時間が大きくなり、各ノードの負荷が均衡しないた
め、システム全体の平均応答時間が最小化されないとい
う問題点があった。
【0012】本発明の目的は、低負荷から高負荷まで広
い範囲の負荷において、少ない負荷均衡化処理オーバヘ
ッドによりシステム全体の負荷を均衡させ、システム全
体の平均応答時間を短縮することができるコンピュータ
システムの負荷均衡化方法および装置を提供することで
ある。本発明の他の目的は、性能が異なるノードから構
成される性能不均一システムにおいて、ノード間の平均
応答時間を均衡させ、システム全体の平均応答時間の最
小化を達成するコンピュータシステムの負荷均衡化方法
および装置を提供することである。本発明のさらに他の
目的は、性能は均一だが機能が異なるノードからなる機
能不均一システムにおいて、システム全体の平均応答時
間の最小化及び各機能の平均応答時間の最小化を達成す
る、コンピュータシステムの負荷均衡化方法および装置
を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、複数の処理ノードがループネットワーク
で接続され、該ループネットワークは、各ノードが端末
から入力された呼を呼処理部により処理して端末に返す
場合に、ノード間を順次一方向にのみ呼を論理的に伝送
する機能を有するコンピュータシステムにおいて、シス
テム全体の負荷をシステム内の各ノードに均等に配分す
るための負荷均衡化方法であって、(1)自ノードの処
理中及び処理待機中の呼の数から自ノードの負荷を推定
して自ノード負荷推定値を求め、(2)前記ループネッ
トワークを周回する呼を取り込み、そのたびに前記自ノ
ード負荷推定値を、自ノードの負荷を制限するための自
ノード内呼数の閾値と比較し、(3)比較結果に基づい
て、当該呼を前記呼処理部に渡すか、あるいは前記呼処
理部に渡さずに再び前記ループネットワークに送出する
かの判断を行なう各過程を有するコンピュータシステム
の負荷均衡化方法を提供する。
【0014】上記方法において、一定時間内に前記ルー
プネットワークを通過する呼の数の変化に応じて、ま
た、周回呼を検出した場合に前記閾値を変更するように
しても良い。この場合、 ・前記コンピュータシステム内のノードの編成に削除や
追加の変更があった場合に、削除・追加されたノードの
性能値を基に、前記閾値の変更の程度である閾値変分の
値を変更する ・前記ループネットワークを流れる全ての呼を監視し、
全通過呼数の変化と周回呼数の変化とから、前記コンピ
ュータシステム全体の負荷変動及び、同システムのノー
ド編成の変化を推定し、推定結果に基づいて、前記閾値
の変更の程度である閾値変分の値を変更するようにする
ことも好ましい。
【0015】また、本発明は、同様のコンピュータシス
テムにおいて、各ノードの呼処理部と前記ループネット
ワークの間に設けられ、(1)自ノードの処理中及び処
理待機中の呼の数から自ノードの負荷を推定して自ノー
ド負荷推定値を求める自ノード負荷推定手段と、(2)
自ノードの負荷を制限するための自ノード内呼数の閾値
を保持する閾値格納手段と、(3)前記ループネットワ
ークを周回する呼を取り込み、そのたびに前記自ノード
負荷推定値を前記閾値と比較し、比較結果に基づいて、
当該呼を前記呼処理部に渡すか、あるいは前記呼処理部
に渡さずに再び前記ループネットワークに送出するかの
判断を行なう呼取り込み制御手段とを有するコンピュー
タシステムの負荷均衡化装置を提供する。
【0016】上記装置において、一定時間内に前記ルー
プネットワークを通過する呼の数の変化に応じて、また
は、周回呼を検出した場合に前記閾値格納手段に格納さ
れる閾値を変更する閾値変更手段を更に有しても良い。
この場合、前記閾値変更手段が行う閾値変更の程度であ
る閾値変分の値を保持する閾値変分格納手段を設け、 ・前記コンピュータシステム内のノードの編成に削除や
追加の変更があった場合に、削除・追加されたノードの
性能値を基に、前記閾値変分格納手段に格納される閾値
変分の値を変更する閾値変分変更手段 ・前記ループネットワークを流れる全ての呼を監視し、
全通過呼数の変化と周回呼数の変化とから、前記コンピ
ュータシステム全体の負荷変動及び、同システムのノー
ド編成の変化を推定し、推定結果に基づいて前記閾値変
分格納手段に格納される閾値変分の値を変更する閾値変
分変更手段を設けることも好ましい。
【0017】更にまた、本発明は、複数の処理ノードお
よび端末がネットワークに接続されたコンピュータシス
テムのシステム全体の負荷をシステム内の各ノードに均
等に配分するコンピュータシステムの負荷均衡化方法で
あって、 ・各ノードは、前記端末からの呼の入力があった場合、
ノード内の呼処理部に渡された呼に対して該呼処理部か
ら返される応答である結果の出力があった場合、また
は、他ノードとの間での呼移送があった場合に、自ノー
ド内において処理中の呼および処理を待っている呼の数
から自ノードの負荷を推定して自ノード負荷推定値を求
め、 ・前記自ノード負荷推定値と予め与えられた閾値とを比
較し、比較結果を基に呼移送の有無を判定し、呼移送有
りの場合に呼移送方法を選択・起動し、 ・前記選択・起動された呼移送方法に応じて、前記ネッ
トワークに接続された呼移送制御を行う制御ノード宛に
呼移送要求を送信し、 ・呼移送の必要が無くなった場合に前記制御ノード宛に
呼移送キャンセル要求を送信し、 ・当該処理ノードにおける前記呼移送要求の受信を契機
として、呼移送の対象となる呼および、呼移送先または
呼移送元となるノードを決定する各過程を有するコンピ
ュータシステムの負荷均衡化方法と、同様のコンピュー
タシステムのシステム全体の負荷をシステム内の各ノー
ドに均等に配分する負荷均衡化装置であって、 (1)いずれも各ノード内に設けられる、 ・端末からの呼の入力があった場合、ノード内の呼処理
部に渡された呼に対して該呼処理部から返される応答で
ある結果の出力があった場合、または、他ノードとの間
での呼移送があった場合に、自ノード内において処理中
の呼および処理を待っている呼の数から自ノードの負荷
を推定して自ノード負荷推定値を求める自ノード負荷推
定手段と、 ・前記自ノード負荷推定値と予め与えられた閾値とを比
較し、比較結果を基に呼移送の有無を判定し、呼移送有
りの場合に呼移送方法を選択・起動する呼移送方法起動
手段と、 ・前記選択・起動された呼移送方法に応じて、前記ネッ
トワークに接続された呼移送制御を行う制御ノード宛に
呼移送要求を送信する呼移送要求送信手段と、 ・呼移送の必要が無くなった場合に前記制御ノード宛に
呼移送キャンセル要求を送信する呼移送キャンセル要求
送信手段と、 (2)前記制御ノード内に設けられる、処理ノードから
の前記呼移送要求の受信を契機として、呼移送の対象と
なる呼および、呼移送先または呼移送元となるノードを
決定する呼移送判定手段とを有するコンピュータシステ
ムの負荷均衡化装置を提供する。
【0018】また、本発明は、上記各々の方法をコンピ
ュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について説明する。図1〜3は、本発明の実施
形態例としてのコンピュータシステムの負荷均衡化装置
10の3例(10A〜10C)の各構成図であり、図
4、図5はその設置形態例を示す図である。即ち、本負
荷均衡化装置10は、論理的ループネットワーク60B
と各ノードの間に設けられるか(図4)、または各ノー
ド内に設けられる(図5)。
【0020】負荷均衡化装置10Aは、自ノード負荷推
定部16と閾値格納部30と呼取り込み制御部19とで
構成され、負荷均衡化装置10Bでは、これら各構成要
素に閾値変更部40が付加され、負荷均衡化装置10C
では、これに加えて更に、閾値変更の単位である閾値変
分値を格納する閾値変分格納部31及び閾値変分変更部
41が付加されている。なお、負荷均衡化装置10Bの
場合も、閾値変分値を格納する閾値変分格納部を閾値変
更部40の外に独立して設けても良い。
【0021】これら図1〜図3のシステムは集中到着型
システムの例で、呼は呼受け付けノードに到着したのち
に、呼受け付けノードによって論理的ループネットワー
ク60Bに投入され、論理的ループネットワーク60B
を周回する。論理的ループネットワーク60Bに投入さ
れてから該ループネットワーク60Bを1周していない
呼を通常呼と呼ぶ。一方、どのノードにも処理されずに
論理的ループネットワーク60Bを1周以上してきた呼
を周回呼と呼び、呼受け付けノードは、周回呼に印をつ
けたのちこれを再び論理的ループネットワーク60Bに
流し、各ノードが周回呼とそれ以外の呼とを区別できる
ようにする。
【0022】なお、分散到着型システムは、集中到着型
システムにおいて呼受け付けノードが実行していた呼受
付、呼の論理的ループネットワーク60Bへの投入およ
び周回呼への印付けを各ノードが行うようにすることに
より、容易に実現可能である。
【0023】負荷均衡化装置10Aの動作概要 図6(A)、(B)は、図1に示した負荷均衡化装置1
0Aの概略動作を示す流れ図である。自ノード負荷推定
部16は、呼取り込み制御部19から、自ノード実行可
能機能X(当該ノードで実行可能なある機能を指す)の
呼を呼処理部20に渡したという通知を受けたこと、ま
たは、自ノード実行可能機能Xの結果を呼処理部20か
ら受けたという通知を受けたことを契機として起動し
(ステップ3001)、自ノード実行可能機能Xの負荷
推定値(以後、参照符号21Xで表す)を更新する(ス
テップ3002)。
【0024】一方、呼取り込み制御部19は、論理的ル
ープネットワーク60Bから呼取り込み制御部19へ上
記機能Xに関する呼の入力が有るか否かを判定し(ステ
ップ3003)、無い場合には、呼処理部20から結果
の入力が有るか否かを判定する(ステップ3004)。
ここで「有り」と判定されると、その旨を自ノード負荷
推定部16に通知する(ステップ3008)。また、結
果の入力も無い場合には、処理はステップ3003に戻
る。
【0025】ステップ3003で呼の入力が有ると判定
されると、呼取り込み制御部19は、閾値格納部30か
ら自ノードの上記機能に関する(所定の)閾値(以後、
参照符号27Xで表す)を読み出し(ステップ300
5)、(呼取り込み制御部19は)上記負荷推定値21
Xを閾値27Xと比較し、その大小関係によって呼の取
り込みが可能か否かを判断し(ステップ3006)、そ
の結果により、呼を呼処理部20へ渡すか(ステップ3
007)、あるいは、呼を呼処理部20に渡さずに論理
的ループネットワーク60Bに流す(ステップ300
9)。呼取り込み制御部19は、呼処理部20に呼を渡
した場合及び呼処理部20からの結果の入力があった場
合に、その旨を自ノード負荷推定部16に通知する(ス
テップ3008)。図1中の一点鎖線は、呼取り込み制
御部19からの結果及び呼処理部20に渡されなかった
呼を示す。
【0026】なお、上述の動作においては、自ノード実
行可能機能Xごとに呼の取り込み制御、負荷推定値の更
新及び閾値との比較を行っているが、適用システムの形
態によっては、機能ごとではなく、自ノードについて1
種類の負荷推定値及び閾値を持ち、全ての呼を監視・制
御するようにしても良い。また、両方法を併用しても良
い。
【0027】負荷均衡化装置10Bの動作概要 図7(A)、(B)は、図2に示した負荷均衡化装置1
0Bの概略動作を示す流れ図である。自ノード負荷推定
部16は、呼取り込み制御部19から、自ノード実行可
能機能Xの呼を呼処理部20に渡したという通知を受け
たこと、および自ノード実行可能機能Xの結果を呼処理
部20から受けとったという通知を受けたことを契機と
して起動し(ステップ2001)、自ノード実行可能機
能Xの負荷推定値21Xを更新する(ステップ200
2)。
【0028】一方、呼取り込み制御部19は、論理的ル
ープネットワーク60Bから呼取り込み制御部19へ上
記機能Xに関する呼の入力が有るか否かを判定し(ステ
ップ2003)、無い場合には、呼処理部20から結果
の入力が有るか否かを判定する(ステップ2004)。
ここで「有り」と判定されると、その旨を自ノード負荷
推定部16に通知する(ステップ2008)。また、結
果の入力も無い場合には、処理はステップ2003に戻
る。
【0029】ステップ2003で呼の入力が有ると判定
されると、呼取り込み制御部19はその旨を閾値変更部
40に通知し、閾値変更部40は、呼取り込み制御部1
9からの通知に基づいて論理的ループネットワーク60
Bを流れる呼を監視することによりシステム全体の負荷
の変動量を推定し、その変動量に応じて自ノード全体の
閾値27を変更するとともに、自ノード実行可能機能に
関する負荷の変動量を推定し、その変動量に応じて自ノ
ード実行可能な各機能ごとの閾値27Xを変更する(ス
テップ2005)。
【0030】呼取り込み制御部19は、入力された呼が
上記機能Xに関する呼であった場合には、上記負荷推定
値21Xを閾値27Xと比較し、その大小関係によって
呼の取り込みが可能か否かを判断し(ステップ200
6)、その結果により、呼を呼処理部20へ渡すか(ス
テップ2007)、あるいは、呼を呼処理部20に渡さ
ずに論理的ループネットワーク60Bに流す(ステップ
2009)。呼取り込み制御部19は、呼処理部20に
呼を渡した場合及び呼処理部20からの結果の入力があ
った場合に、その旨を自ノード負荷推定部16に通知す
る(ステップ2008)。図2中の一点鎖線は、呼取り
込み制御部19からの結果及び呼処理部20に渡されな
かった呼を示す。
【0031】このような動作を行う負荷均衡化装置を、
互いに実行可能な機能の数及び種類が異なるノードから
なる機能不均一システムに適用すると、論理的ループネ
ットワークを各ノードの共通バッファとして利用し、自
ノード負荷推定部により自ノード実行可能機能Xのノー
ド負荷を推定し、閾値変更部によりシステム全体の負荷
変動及び自ノード実行可能機能の負荷変動に応じて、自
ノード全体の閾値及び自ノード実行可能機能Xの閾値を
変化させ、呼取り込み制御部により、自ノード実行可能
機能Xの負荷推定値と自ノード実行可能機能Xの閾値を
比較し、その大小関係に基づいて呼取り込み制御を行な
うので、 各ノードが取り込む呼の数をシステム内の各機能を実
行可能なノード数及び機能ごとの負荷に応じて変えるこ
とにより、実行可能ノードの多い機能の呼と少ない機能
の呼とのノードへの割り当てが最適化されるため、実行
可能なノード数が少ない機能の呼の応答時間が大きくな
ることがなく、 自ノード実行可能機能のプログラムステップ数及び負
荷変動に応じて各ノードの閾値を機能ごとに変えること
により、ノードごとの実行プログラムステップ数の総計
が均衡し、システム全体の平均応答時間が最小化され
る。
【0032】負荷均衡化装置10Cの動作概要 図8(A)、(B)は図3に示した負荷均衡化装置10
Cの概略動作を示す流れ図である。自ノード負荷推定部
16は、呼取り込み制御部19から、呼を呼処理部20
に渡したという通知を受けたこと、および、その結果を
呼処理部20から受けとったという通知を受けたことを
契機として起動し(ステップ1011)、自ノードの負
荷推定値(以後、参照符号21で表す)を更新する(ス
テップ1012)。
【0033】一方、呼取り込み制御部19は、論理的ル
ープネットワーク60Bから呼取り込み制御部19へ呼
の入力が有るか否かを判定し(ステップ1013)、無
い場合には、呼処理部20から結果の入力が有るか否か
を判定する(ステップ1014)。ここで「有り」と判
定されると、その旨を自ノード負荷推定部16に通知す
る(ステップ1018)。また、結果の入力も無い場合
には、処理はステップ1013に戻る。
【0034】ステップ1013で呼の入力が有ると判定
されると、呼取り込み制御部19はその旨を閾値変更部
40に通知し、閾値変更部40は、呼取り込み制御部1
9からの通知に基づいて論理的ループネットワーク60
Bを流れる呼を監視することによりシステム全体の負荷
変動量を推定し、自ノードの閾値27を変更する。ま
た、閾値変分変更部41は、その時々のシステム全体の
性能と自ノードの性能とを推定することにより、あるい
は、システム全体の性能と自ノードの性能についての情
報を外部から与えられることにより、閾値変更の単位量
としての閾値変分値(以後、参照符号28で表す)を変
更する(ステップ1015)。
【0035】呼取り込み制御部19は、上記負荷推定値
21を閾値27と比較し、その大小関係によって呼の取
り込みが可能か否かを判断し(ステップ1016)、そ
の結果により、呼を呼処理部20へ渡すか(ステップ1
017)、あるいは、呼を呼処理部20に渡さずに論理
的ループネットワーク60Bに流す(ステップ101
9)。呼取り込み制御部19は、呼処理部20に呼を渡
した場合及び呼処理部20からの結果の入力があった場
合には、その旨を自ノード負荷推定部16に通知する
(ステップ1018)。図3中の一点鎖線は、呼取り込
み制御部19からの結果及び呼処理部20に渡されなか
った呼を示す。
【0036】このような動作を行う負荷均衡化装置を、
互いに性能が異なるノードからなる性能不均一システム
に適用すると、論理的ループネットワークを各ノードの
共通バッファとして利用し、自ノード負荷推定部により
自ノードのノード負荷を推定し、閾値変更部によりシス
テム全体の負荷変動に応じて、自ノードの閾値を変化さ
せ、閾値変分変更部によりシステム全体の性能と自ノー
ドの性能に応じて閾値変分値を設定するとともに、シス
テム全体の性能が変化した場合には、その変化に応じて
閾値変分値を変更し、呼取り込み制御部により、自ノー
ド負荷推定値を自ノードの閾値と比較し、その大小関係
に基づいて呼取り込み制御を行なうので、各ノードの
性能と負荷に応じた呼の割当が行なわれるため、性能の
高いノードから順に呼が割り当てられ、各呼の応答時間
が最小化されるので、システム全体の平均応答時間が最
小化され、 ノードの並び順によらず、性能の高いノードから順に
呼が割り当てられるので、性能の高いノードを十分に活
用することができる。
【0037】なお、上述の概略動作において、自ノード
について1種類の負荷推定値及び閾値を用いて機能毎で
はない制御を行っているが、適用システムの形態によっ
ては、自ノード実行可能機能Xごとの呼の取り込み制
御、負荷推定値の更新及び閾値との比較を行うようにし
ても良い。また、両方法を兼ねるようにしても良い。
【0038】次に、自ノード負荷推定部16の複数の動
作例を示す。以下の動作例は、上記負荷均衡化装置10
A〜10Cのいずれに適用しても良い。
【0039】自ノード負荷推定部の動作例1 図9(A)は、本動作例1の処理の流れ図であり、呼取
り込み数カウンタを用いた例である。自ノード負荷推定
部16は、機能Xに関する呼が呼取り込み制御部19か
ら呼処理部20に渡された場合に機能Xの呼取り込み数
カウンタを1増やし(ステップ2101、2102)、
機能Xの呼の結果が呼処理部20から呼取り込み制御部
19に通知された場合に機能Xの呼取り込み数カウンタ
を1減らす(ステップ2103、2104)。そして、
結果としてのカウンタの値を自ノード実行可能機能Xの
負荷推定値21Xとし、呼取り込み制御部19に伝え
る。機能毎でない自ノード負荷推定値21を求める場合
も、手順は同様であり、この場合の処理の流れを図9
(B)に示す。
【0040】自ノード負荷推定部の動作例2 図10(A)、(B)は、本動作例2の処理の流れ図で
あり、応答時間を利用したものである。自ノード負荷推
定部16は、機能Xの呼が呼取り込み制御部19から呼
処理部20に渡されると、その時刻Tr を記録し(ステ
ップ2401、2402)、機能Xの呼の結果が呼処理
部20から呼取り込み制御部19に通知されると、その
時刻Ts を記録し(ステップ2403、2404)、応
答時間RTX =Ts −T r を算出し(ステップ240
5)、この応答時間RTx を自ノード実行可能機能Xの
呼を単独で処理した場合(ノードが、ノード内に待ち呼
がない状態で呼を1つだけ処理することを示す)の応答
時間RTX0で割った値を切り上げて整数化した値を、自
ノード実行可能機能Xの負荷推定値21Xとする(ステ
ップ2406)。機能毎でない自ノード負荷推定値21
を求める場合も、手順は同様であり、この場合の処理の
流れを図11(A)、(B)に示す。
【0041】自ノード負荷推定部の動作例3 図12(A)、(B)は、本動作例3の処理の流れ図で
あり、応答時間の平均値を利用したものである。自ノー
ド負荷推定部16は、一定数nの自ノード実行可能機能
Xの呼について、各呼が呼取り込み制御部19から呼処
理部20に渡されるとその時刻Tri(i=1,2,…,n)
を記録し(ステップ2501、2502)、各機能Xの
呼について、対応する結果を呼処理部20から受け取っ
た時刻Tsiを記録して、それぞれ応答時間RTxi=Tsi
−Tri(i=1,2,…,n)を計測し(ステップ2503
〜2508)、次式 RTxmean=(ΣRTxi )/n により、応答時間の平均値(平均応答時間)RTxmean
を算出し(ステップ2509)、この平均応答時間RT
xmean を単独処理に関する応答時間RTx0で割った値を
切り上げて整数化した値を自ノード実行可能機能Xの負
荷推定値21Xとする(ステップ2510)。
【0042】なお、一定時間内に処理された呼について
の全体の応答時間RTxiを計測し、これから平均応答時
間RTxmeanを求めてもよい。機能毎でない自ノード負
荷推定値21を求める場合も、手順は同様であり、この
場合の処理の流れを図13(A)、(B)に示す。
【0043】次に、呼取り込み制御部19の複数の動作
例を示す。以下の動作例もまた、上記負荷均衡化装置1
0A〜10Cのいずれに適用しても良い。
【0044】呼取り込み制御部の動作例1 図14は、本動作例1の処理の流れ図であり、自ノード
実行可能機能Xの負荷推定値21Xと閾値27Xとの比
較結果を用いた一例である。呼取り込み制御部19は、
機能Xに関する呼の到着ごとに、自ノード実行可能機能
Xの負荷推定値21Xを同機能Xの閾値27Xと比較す
る(ステップ2301、2302)。そして、自ノード
実行可能機能Xの負荷推定値21Xが自ノード実行可能
機能Xの閾値27Xより小さい場合には、周回呼・通常
呼ともに呼処理部20に渡すが(ステップ2303)、
それ以外の場合、即ち、上記負荷推定値21Xが上記閾
値27Xと等しいか、あるいはこれより大きい場合に
は、周回呼であれば、該閾値27Xを増やすことにより
「閾値27X>負荷推定値21X」の条件が成立する場
合に限り呼処理部20へ渡し(ステップ2304、23
05、2303)、周回呼以外の呼は論理的ループネッ
トワーク60Bに流す(ステップ2306)。機能毎で
はなく、負荷推定値21と閾値27との比較結果を用い
て呼取り込み制御を行う場合も、手順は同様であり、こ
の場合の処理の流れを図15に示す。
【0045】呼取り込み制御部の動作例2 図16(A)は、本動作例2の処理の流れ図であり、自
ノード実行可能機能Xの負荷推定値21Xと閾値27X
との比較結果を用い、よりシンプルな判定を行う例であ
る。呼取り込み制御部19は、機能Xに関する呼の到着
ごとに自ノード実行可能機能Xの負荷推定値21Xを同
機能Xの閾値27Xと比較し(ステップ2701、27
02)、上記負荷推定値21Xが上記閾値27Xより小
さい場合には呼を呼処理部20に渡すが(ステップ27
03)、閾値27Xと等しいかこれよりも大きい場合に
は呼を論理的ループネットワーク60Bに流す(ステッ
プ2704)。機能毎ではなく、負荷推定値21と閾値
27との比較結果を用いて呼取り込み制御を行う場合
も、手順は同様であり、この場合の処理の流れを図16
(B)に示す。
【0046】呼取り込み制御部の動作例3 図17(A)、(B)は本動作例3の処理の流れ図であ
り、自ノード実行可能機能Xの負荷推定値21Xと閾値
27Xとの比較結果に加え、取り込み制御フラグを用い
た例である。呼取り込み制御部19は、一定周期で、自
ノード実行可能機能Xの負荷推定値21Xを同機能Xの
閾値27Xと比較し(ステップ2801、2802)、
自ノード負荷推定値21Xが閾値27Xよりも小さけれ
ば取り込み制御フラグ29Xをオンし(ステップ280
3)、自ノード負荷推定値21Xが閾値27Xよりも大
きいかあるいは等しい場合は、当該呼が周回呼であれ
ば、閾値27Xを増やすことにより自ノード負荷推定値
21Xが閾値27Xよりも小さくなるのであれば取り込
み制御フラグ29Xをオンとし(ステップ2804、2
805、2803)、周回呼でなければ取り込み制御フ
ラグ29Xをオフとする(ステップ2804、280
6)。
【0047】次に、機能Xに関する呼が到着すると、取
り込み制御フラグ29Xを調べ(ステップ2807、2
808)、同フラグがオンであれば呼を呼処理部20に
渡し(ステップ2809)、オフであれば呼を論理的ル
ープネットワーク60Bに流す(ステップ2810)。
なお、ステップ2802における比較処理は、自ノード
実行可能機能Xの閾値27Xの変更あるいは自ノード実
行可能機能Xの負荷推定値21Xの変更を契機として行
ってもよい。機能毎ではなく、負荷推定値21と閾値2
7との比較結果及び取り込み制御フラグ(29)を用い
て呼取り込み制御を行う場合も、手順は同様であり、こ
の場合の処理の流れを図18(A)、(B)に示す。
【0048】呼取り込み制御部の動作例4 図19(A)、(B)は本動作例4の処理の流れ図であ
り、取り込み制御フラグを用いた第2の例である。呼取
り込み制御部19は、一定周期で、自ノード実行可能機
能Xの負荷推定値21Xを同機能Xの閾値27Xと比較
し(ステップ2901、2902)、負荷推定値21X
が閾値27Xよりも小さければ取り込み制御フラグ29
Xをオンし(ステップ2903)、負荷推定値21Xが
閾値27Xより大きいかあるいは等しいとき同フラグ2
9Xをオフする(ステップ2904)。
【0049】そして、機能Xに関する呼が到着すると、
取り込み制御フラグ29Xを調べ(ステップ2905、
2906)、同フラグがオンであれば呼を呼処理部20
に渡し(ステップ2906、2907)、同フラグ29
Xがオフで、かつ当該呼が周回呼であれば、閾値27X
を増やすことにより自ノード負荷推定値21Xが閾値2
7Xよりも小さくなるのであれば呼を呼処理部20に渡
す(ステップ2908、2909、2907)。一方、
取り込み制御フラグ29Xがオフで、かつ当該呼が周回
呼でなければ呼をネットワーク60Bに流す(ステップ
2910)。なお、ステップ2902における比較処理
は、自ノード実行可能機能Xの閾値27Xの変更あるい
は自ノード実行可能機能Xの負荷推定値21Xの変更を
契機として行ってもよい。また、機能毎ではなく、負荷
推定値21と閾値27との比較結果及び取り込み制御フ
ラグ(29)を用いて呼取り込み制御を行う場合も、手
順は同様であり、この場合の処理の流れを図20
(A)、(B)に示す。
【0050】次に、閾値変更部40の複数の動作例を示
す。以下の動作例は、上記負荷均衡化装置10B、10
Cのいずれに適用しても良い。
【0051】閾値変更部の動作例1 図21は、閾値変更部40の動作例1の処理の流れ図で
あり、周回呼検出を契機に変更を行う例である。閾値変
更部40は、論理的ループネットワーク60Bを流れる
全ての呼を呼取り込み制御部19を介して監視し、ある
自ノード実行可能機能Xに関する周回呼を検出した場
合、その検出時刻を記録する(ステップ2201、22
02)。
【0052】次に、(1)周回呼検出時刻から前回の周
回呼検出時刻を差し引き、その差が呼の所定の周回時間
よりも大きく(ステップ2203)、(2)自ノード実
行可能機能Xの負荷推定値21Xを同機能Xの閾値27
Xと比較し、負荷推定値21Xが閾値27Xと等しいか
あるいはこれより大きく(ステップ2204)、(3)
閾値27Xに上記機能Xに関する所定の閾値変分値(こ
こでは、以降「1単位」と呼ぶ。各機能によって1単位
の値は異なる)を足した値が、同機能Xに関してあらか
じめ定められた所定の閾値上限値27XL1よりも小さく
(ステップ2205)、更に、(4)自ノードの各実行
可能機能Xi の閾値27Xi の総和(即ち、27X1
27X2+…)と上記(ある特定の)機能Xの閾値変分
との和が自ノード全体の閾値27を超えない場合(ステ
ップ2206)、閾値27Xを1単位分増やす(ステッ
プ2207)。
【0053】一方、周回呼を検出しなかった場合には、
(1)現在時刻と前回の周回呼検出時刻の差が呼の周回
時間よりも大きく、(2)閾値27Xを上記1単位分だ
け減らしても同機能Xに関する所定の閾値下限値27X
L2よりも小さくならない場合、閾値27Xを1単位分減
らす(ステップ2208〜2210)。なお、機能毎で
なく、負荷推定値21と閾値27との比較結果を用いて
閾値変更を行う場合も手順も同様であるが、上記ステッ
プ2206に対応する処理は不要になる。この場合の処
理の流れを図22に示す。
【0054】閾値変更部の動作例2 図23は、閾値変更部40の動作例2の処理の流れ図で
あり、負荷変動量推定値の算出を行う例である。閾値変
更部40は、論理的ループネットワーク60Bを一定計
測期間中に通過した全ての呼の数を、呼取り込み制御部
19を介して計測し(ステップ2601〜2606)、
直前の計測期間における(同様に計測された)全ての通
過呼数との比を算出し、これをシステム全体の負荷変動
量推定値とする(ステップ2607)。
【0055】そして、以後も論理的ループネットワーク
60Bを流れる全ての呼を監視して負荷変動量推定値の
算出を続け、システム全体の負荷変動量推定値が増加し
た場合、自ノード負荷推定値21が閾値27と等しいか
あるいは大きい場合に、所定の閾値上限値27L1を超え
ない限り、閾値27を所定量増やし(ステップ2608
〜2611)、システム全体の負荷変動量推定値が減少
した場合、所定の閾値下限値27L2を超えない限り、閾
値27を所定量減らす(ステップ2612〜261
4)。なお、図中のα、βは、それぞれ0より大きく1
より小さい適当な値である。
【0056】また、上記システム全体の負荷変動量推定
値が微少な場合には、自ノード全体の閾値27を変更し
ない方がよい場合があるので、閾値の変更は、負荷変動
量推定値が一定以上の場合に行なうようにする。
【0057】閾値変更部の動作例3 図24は、閾値変更部40の動作例3の処理の流れ図で
あり、自ノード実行可能機能Xの負荷変動量推定値の算
出を行う例である。閾値変更部40は、一定計測時間内
に論理的ループネットワーク60Bを通過した機能Xに
関する呼の数を、呼取り込み制御部19を介して計測し
(ステップ2614〜2619)、直前の計測期間にお
ける機能Xの通過呼数との比を算出し、これを上記機能
Xの負荷変動量推定値とする(ステップ2620)。
【0058】そして、以後も論理的ループネットワーク
60Bを流れる機能Xに関する呼を監視して機能毎の負
荷変動量推定値の算出を続け、 (1)機能Xのシステム負荷変動量推定値が1より大き
い場合、(i)自ノード実行可能機能Xの負荷推定値2
1Xが同機能Xの閾値27Xと等しいかあるいは大き
く、(ii)更新後の閾値27Xが閾値上限値27XL1
を超えず、(iii)自ノードの各実行可能機能Xi
閾値27Xi の総和と上記(ある特定の)機能Xの閾値
変分との和が自ノード全体の閾値27を超えない場合、
自ノード実行可能機能Xの負荷変動量推定値の大きさに
応じて閾値27Xを増やし(ステップ2621〜262
5)、 (2)機能Xのシステム負荷変動量推定値が1より小さ
い場合、(i)自ノード実行可能機能Xの負荷推定値2
1Xが自ノード実行可能機能Xの閾値27Xより小さ
く、(ii)更新後の閾値27Xが閾値下限値27XL2
より大きいかあるいは等しい場合に、閾値27Xを減ら
す(ステップ2626〜2629)。なお、図中のα、
βは、それぞれ0より大きく1より小さい適当な値であ
る。
【0059】また、上記自ノード実行可能機能Xの負荷
変動量推定値が微少な場合には、同機能Xの閾値27X
を変更しない方がよい場合があるので、閾値の変更は負
荷変動量推定値が一定以上の場合に行なうようにする。
【0060】次に、閾値変分変更部41を有する上記負
荷均衡化装置10Cでは、上記閾値変分値の変更が可能
である。閾値変分変更部41は、システム全体の性能
(システム内の全ノードの性能の総和)と自ノードの性
能の値を既知のものとして保持し、自ノードの性能の値
をシステム全体の性能の値で割った値を自ノードの閾値
変分値28の初期値として設定し(通常、システムの運
用前に外部から設定される)、システム内のノードが削
除された場合や、システムに新たにノードが追加された
場合には、削除・追加されたノードの性能値を元に、自
ノードの閾値変分値28を設定し直す。
【0061】閾値変分値28の初期値は、0.1、0.
5、1など、適当な値とし、閾値変分変更部41は論理
的ループネットワーク60Bを流れる呼の時間あたりの
流量の変化の仕方と周回呼の検出状況とから、システム
からノードが削除されたこと、あるいはシステムに新た
にノードが追加されたことを推定し、ノードが削除され
たことが推定される場合や、新たにノードが追加された
ことが推定される場合には、閾値変分値28を変える。
論知的ループネットワーク60Bを流れる呼の時間あた
りの流量の変化の仕方(システム全体の負荷変動と呼
ぶ)と周回呼の検出状況の組み合わせによる閾値変分値
28の変化のさせ方の例を、図25の表に示す。
【0062】集中管理型システム形態例 上述した負荷均衡化処理装置10B、10Cにおいて
は、閾値変更部40、閾値変分変更部41が各ノードに
対応して、即ち、ノード数分設けられていたが、各ノー
ドの閾値、閾値変分を集中的に変更制御する閾値変更部
40C、閾値変分変更部41Cを設けても良く、この例
を図26、27に示す。
【0063】図26は、図2の負荷均衡化処理装置10
Bに関する集中管理型システム例である負荷均衡化処理
装置10D+閾値変更部40Cの組み合わせ構成を示す
ものである。ここで、閾値変更部40Cは、システム内
の1つのノード内に、あるいは独立して設けられ、論理
的ループネットワーク60B及び各ノードの呼取り込み
制御部19を介して当該ノードに対する閾値変更処理を
行う。処理の内容は、上述した各関連動作例と同様であ
る。
【0064】また、図27は、図3の負荷均衡化処理装
置10Cに関する集中管理型システム例である負荷均衡
化処理装置10E+閾値変更部40C+閾値変分変更部
41Cの組み合わせ構成を示すものである。ここで、閾
値変更部40C及び閾値変更部41Cは、システム内の
1つのノード内に、あるいは独立して設けられ、論理的
ループネットワーク60B及び各ノードの呼取り込み制
御部19を介して当該ノードに対する閾値及び閾値変分
変更処理を行う。処理の内容は、上述した各関連動作例
と同様である。
【0065】上記の各処理形態例は、呼が呼処理部20
に渡された順に処理され、結果は呼が処理された順番と
同じ順番で出力され、1つの呼に対して1つの結果が返
される場合についてのものであるが、識別子等により呼
と結果との対応をつけることにより、呼が取り込まれた
順番と異なる順番で結果が出力される場合についても容
易に実現可能である。また、1つの呼に対して複数の結
果が返される場合についても、最後の結果を識別するこ
とにより容易に実現可能である。
【0066】なお、図4のように、負荷均衡化装置を各
ノードの外部に独立させる場合、各ノードの(コンピュ
ータ)処理に余計な負担をかけることがなく負荷均衡化
処理を行うことができるので、高負荷においても従来技
術に比べてより大きな平均応答時間の短縮が可能とな
る。また、更に負荷均衡化装置をLSI化して独立させ
ることにより、さらに高速な処理、平均応答時間の短縮
が実現される。
【0067】図28は、本発明の別の実施形態例として
の、コンピュータシステムの負荷均衡化装置の構成図で
ある。ここでは、コンピュータである処理ノード70
1 、702 、…、70m と呼の入力を行う端末50がネ
ットワーク60Aに接続されてコンピュータシステムが
構成されている。ノード701 〜70m-1 内には、自ノ
ードの負荷を推定する自ノード負荷推定部11と、自ノ
ード負荷推定部11が出力する自ノード負荷推定値21
を基に呼移送方法を選択・起動する呼移送方法起動部1
2と、選択・起動された呼移送方法に基づいて、呼移送
要求(信号)231 、232 をそれぞれ送信する呼移送
要求送信部131 、132 と、呼移送要求231 、23
2 の送信後に、必要に応じて呼移送キャンセル要求(信
号)241 または242 を送信する呼移送キャンセル要
求送信部14とが設けられている。また、ノード(制御
ノード)70m には、ノード701 〜70m-1 から送信
された呼移送要求の受信を契機として、呼移送の対象と
なる呼、および、呼移送先ノードまたは呼移送元ノード
を決定する呼移送判定部15が設けられ、これら各部は
本コンピュータシステムの負荷均衡化装置を構成してい
る。
【0068】本実施形態は、呼が各処理ノードに到着
し、各処理ノードの待ち行列に並べられる分散到着型シ
ステムの場合である。集中到着型の場合には、分散到着
型システムにおいて各処理ノードが実行していた呼受
付、自ノードの負荷の推定、呼移送方法の起動をシステ
ム内の1ノードが行うようにすることにより、容易に実
現可能である。また、自ノード負荷推定部11、呼移送
方法起動部12、呼移送要求送信部131 、132 、呼
移送キャンセル要求送信部14と呼移送判定部15と
は、同一のノード内に設けることも可能である。
【0069】図29(A)、(B)は、図28に示した
負荷均衡化装置の概略の動作を示す流れ図である。本実
施形態のような分散到着型システムの場合には、呼は各
処理ノードに到着し、待ち行列に並べられる。端末50
から処理ノードへの呼の入力があった場合、処理ノード
内の呼処理部20を介し、呼処理の完了により結果の出
力があった時および呼移送による呼の送受信があった時
に、自ノード負荷推定部11は自ノード負荷推定値21
を更新する(ステップ101)。呼移送方法起動部12
は、自ノード負荷推定値21を所定の閾値22と比較し
(ステップ102)、その大小関係によって、呼移送要
求送信部131 か呼移送要求送信部132 のいずれかを
起動する(ステップ103)。
【0070】呼移送要求送信部131 は、呼移送要求2
1 を制御ノード70m に送信する。一方、呼移送要求
送信部132 は、呼移送要求232 を制御ノード70m
に送信する。呼移送要求231 は、要求を出したノード
が呼移送を受け入れることが可能であることを示す。一
方、呼移送要求232 は、要求を出したノードが他の処
理ノードに対し、呼移送受け入れを要求することを示
す。各要求は移送対象となる呼と同時に各ノードから送
信される。また、呼移送キャンセル要求送信部14は、
呼移送キャンセル要求241 または242 を送信する
(詳細は後述)(ステップ104)。
【0071】制御ノード70m 内の呼移送判定部15
は、受信した呼移送要求に応じて呼移送の対象となる処
理ノードを決定して呼移送を行ない(ステップ105〜
106)、呼移送キャンセル要求241 または242
受信すると(ステップ107)、レシーバリスト25、
センダリスト26を更新する(詳細は後述)(ステップ
108)。以下、本負荷均衡化装置に関する3つの具体
的動作例を挙げる。
【0072】動作例1 図30は、本動作例1における自ノード負荷推定部11
の処理を示す流れ図である。自ノード負荷推定部11
は、端末50から当該ノードに呼の入力があった時に自
ノード負荷推定値を1増やし(ステップ201、20
2)、自ノードでの呼処理完了により結果を出力した時
に自ノード負荷推定値を1減らし(ステップ203、2
04)、また、他ノードから呼の移送を受けた時には自
ノード負荷推定値を1増やし(ステップ205、20
6)、他ノードへ呼を移送した時には自ノード負荷推定
値を1減らす(ステップ207、208)。
【0073】図31は、本動作例1における呼移送方法
起動部12の処理の流れを示す図である。呼移送方法起
動部12は、自ノード負荷推定値21が閾値22に等し
い場合(ステップ301)には何もせず、自ノード負荷
推定値21が閾値22よりも小さい場合には、呼移送要
求送信部131 を起動し(ステップ302、303)、
一方、自ノード負荷推定値21が閾値22よりも大きい
場合には、呼移送要求送信部132 を起動する(ステッ
プ302、304)。即ち、呼移送要求送信部13 1
132の起動契機は自ノード負荷推定値21が変化した
時とするが、呼の移送により自ノード負荷推定値21が
変化した時には起動しない。
【0074】図32(A)、(B)は、それぞれ、本動
作例1における呼移送要求送信部131 、132 の処理
の流れ図である。呼移送要求送信部131 は、自ノード
負荷が0でなくなるか、他ノードからの呼移送を受ける
まで、適当な周期で呼移送要求231 を送信する(ステ
ップ401)。ここで、呼移送要求231 を送信したノ
ードをレシーバと呼ぶ。呼移送要求231 は、前述のよ
うに呼受け入れ可能であることを示す要求である。
【0075】呼移送要求送信部132 は、起動時に呼移
送要求232 を1回だけ送信する(ステップ403)。
呼移送要求232 を送信したノードをセンダと呼ぶ。即
ち、呼移送要求232 は、センダからの呼受け入れ要求
である。呼移送要求232 を送信する際には、移送対象
となる呼を自ノード内の待ち(行列の)呼から選択し、
呼移送要求232 とともに送信する。移送対象となる呼
はまだ処理の開始されていない呼とするが、予め呼処理
時間がわかっている場合には、呼処理時間の大きい呼で
あれば、呼処理開始後であっても移送対象としてよい。
呼移送要求231 または232 の送信後、呼移送キャン
セル要求送信部14が起動される(ステップ402、4
04)。
【0076】図33は、本動作例1における呼移送キャ
ンセル要求送信部14の処理の流れ図である。呼移送キ
ャンセル要求送信部14は、呼移送要求231 送信後に
端末50から呼の入力があった場合には、呼移送キャン
セル要求241 を送信し(ステップ501〜503)、
端末50から呼の入力がある前に呼移送を受けた場合に
は何も行わない(ステップ501、502、504)。
また、呼移送要求232 送信後に結果が出力され、自ノ
ード負荷推定値21が閾値22よりも小さくなった場合
には、呼移送キャンセル要求242 を送信し(ステップ
505、506、508、509)、結果を出力する前
に呼移送が行われた場合には何も行わない(ステップ5
05〜507)。
【0077】図34(A)、(B)は、本動作例1にお
ける呼移送判定部15の処理の流れ図である。呼移送判
定部15は、呼移送要求231 を受信した場合には、呼
移送要求23 1 を出したノードをレシーバリスト25に
登録し(ステップ601、602)、呼移送要求232
を受信した場合には、呼移送要求232 を出したノード
をセンダリスト26に登録する(ステップ605、60
6)。呼移送要求231 は、自ノード負荷が変化しない
限り周期的に送られてくるので、レシーバリスト25に
登録する際には同じノードを重複して登録しないように
する。
【0078】呼移送判定部15は、呼移送要求231
受信した場合には、センダリスト26の先頭にあるノー
ドから呼移送要求231 を出したノードに呼を移送する
ように制御し(ステップ603)、移送元ノードをセン
ダリスト26から削除し、センダリスト26に登録され
ているノードの順番を一つずらす(ステップ604)。
一方、呼移送要求232 を受信した場合には、レシーバ
リスト25の先頭にあるノードに、呼移送要求232
ともに送信された呼が移送されるように制御し(ステッ
プ607)、移送先ノードをレシーバリスト25から削
除し、レシーバリスト25に登録されているノードの順
番を一つずつずらす(ステップ608)。
【0079】また、呼移送キャンセル要求241 を受信
した場合には、呼移送キャンセル要求241 を送信した
ノードをレシーバリスト25から削除する(ステップ6
09、610)。一方、呼移送キャンセル要求242
受信した場合には、呼移送キャンセル要求242 を送信
したノードをセンダリスト26から削除する(ステップ
611、612)。
【0080】動作例2 図35(A)、(B)は、本動作例2における自ノード
負荷推定部11の処理の流れを示す図である。自ノード
負荷推定部11は、端末50から呼の入力があると、呼
の入力があった時刻Tr を記録し(ステップ701、7
02)、呼に対する結果を呼処理部20から受け取る
と、結果を受け取った時刻Ts を記録し(ステップ70
3、704)、応答時間RT=Ts −Tr を算出する
(ステップ705)。そして、応答時間RTを、呼を単
独で処理した時の応答時間RT0 で割った値を切り上げ
て整数化した値を自ノード負荷推定値21とする(ステ
ップ706)。本動作例2における呼移送方法起動部1
2、呼移送要求送信部131 、132、呼移送キャンセ
ル要求送信部14、呼移送判定部15の動作は、動作例
1の場合と同じである。
【0081】動作例3 図36(A)、(B)は、本動作例3における自ノード
負荷推定部11の処理の流れを示す図である。自ノード
負荷推定部11は、端末50から呼の入力があると、呼
の入力があった時刻Triを記録する(ステップ801、
802)。そして通番カウンタiをリセットし(ステッ
プ803)、ノードの呼処理部20から結果が出力され
ると、その出力された時刻Tsiを記録し(ステップ80
4〜806)、応答時間RTi=Tsi−Triを算出する
(ステップ807)。
【0082】そして、カウンタiリセット後の動作を一
定数nの呼について行ない(ステップ808)、次式 RTmean=(ΣRTi )/n により応答時間の平均値(平均応答時間)RTmeanを算
出し(ステップ809)、RTmeanを、呼を単独で処理
した時の応答時間RT0 で割った値を切り上げて整数化
した値を自ノード負荷推定値21とする(ステップ81
0)。なお、一定時間内に処理された呼について応答時
間RTi を計測し、平均応答時間RTmeanを求めてもよ
い。本動作例3における呼移送方法起動部12、呼移送
要求送信部131 、132、呼移送キャンセル要求送信
部14、呼移送判定部15の動作は、動作例1の場合と
同じである。
【0083】上記動作例1〜3に示した実施形態は、呼
がノードに渡された順に処理され、結果は呼が処理され
た順番と同じ順番で出力され、1つの呼に対して1つの
結果が返される場合についてのものであるが、識別子等
により呼と結果との対応をつけることにより、呼が取り
込まれた順番と異なる順番で結果が出力される場合につ
いても容易に実現可能である。また、1つの呼に対して
複数の結果が返される場合についても、最後の結果を識
別することにより容易に実現可能である。
【0084】
【発明の効果】請求項1及び30(及びこれらの従属系
列)記載の負荷均衡化方法及び装置によれば、以下のよ
うな効果を得ることが可能となる。 (1)各ノードの性能と負荷に応じた呼の割当が行なわ
れるため、性能の高いノードから順に呼が割り当てら
れ、各呼の応答時間が最小化されるので、システム全体
の平均応答時間が最小化される。 (2)ノードの並び順によらず、性能の高いノードから
順に呼が割り当てられるので、性能の高いノードを十分
に活用することができる。 (3)各ノードが取り込む呼の数をシステム内の各機能
を実行可能なノード数及び機能ごとの負荷に応じて変え
ることにより、実行可能ノードの多い機能の呼と少ない
機能の呼とのノードへの割り当てが最適化されるため、
実行可能なノード数が少ない機能の呼の応答時間が大き
くなることがない。 (4)自ノード実行可能機能のプログラムステップ数及
び負荷変動に応じて各ノードの閾値を機能ごとに変える
ことにより、ノードごとの実行プログラムステップ数の
総計が均衡し、システム全体の平均応答時間が最小化さ
れる。
【0085】また、請求項71及び80(及びこれらの
従属系列)記載の負荷均衡化方法及び装置によれば、以
下のような効果が得られる。 各々の呼受け入れ可能ノードでは、自ノードの負荷の
大きさに応じた呼移送要求が行われるため、低負荷から
高負荷まで広い範囲の負荷において各処理ノードの負荷
を均衡化することができる。 制御ノードが移送先ノードまたは移送元ノードの情報
を収集・管理し、予め移送先ノード・移送元ノードを決
めておくことにより、呼移送に要する時間が小さくな
り、平均応答時間を小さくすることができる。 各処理ノードからの呼移送要求は1つの制御ノードに
送られ、制御ノードのみが呼移送先あるいは呼移送元を
決めるため、各処理ノードが呼移送先あるいは呼移送元
を決める方法に比べてノード間での情報交換の総量が少
なくなり、システム全体の負荷均衡化処理オーバヘッド
が小さく、結果として平均応答時間短縮量が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態例としての、コンピュータ
システムの負荷均衡化装置の構成を示す図である。
【図2】 本発明の別の実施形態例としての、コンピュ
ータシステムの負荷均衡化装置の構成を示す図である。
【図3】 本発明の別の実施形態例としての、コンピュ
ータシステムの負荷均衡化装置の構成を示す図である。
【図4】 図1〜3の負荷均衡化装置の設置形態例を示
す図である。
【図5】 図1〜3の負荷均衡化装置の設置形態例を示
す図である。
【図6】 図1の負荷均衡化装置の概略動作を示す流れ
図である。
【図7】 図2の負荷均衡化装置の概略動作を示す流れ
図である。
【図8】 図3の負荷均衡化装置の概略動作を示す流れ
図である。
【図9】 自ノード負荷推定部の動作例1の処理の流れ
を示す図である。
【図10】 自ノード負荷推定部の動作例2の処理の流
れを示す図である。
【図11】 同様に、自ノード負荷推定部の動作例2の
処理の流れを示す図である。
【図12】 自ノード負荷推定部の動作例3の処理の流
れを示す図である。
【図13】 同様に、自ノード負荷推定部の動作例3の
処理の流れを示す図である。
【図14】 呼取り込み制御部の動作例1の処理の流れ
を示す図である。
【図15】 同様に、呼取り込み制御部の動作例1の処
理の流れを示す図である。
【図16】 呼取り込み制御部の動作例2の処理の流れ
を示す図である。
【図17】 呼取り込み制御部の動作例3の処理の流れ
を示す図である。
【図18】 同様に、呼取り込み制御部の動作例3の処
理の流れを示す図である。
【図19】 呼取り込み制御部の動作例4の処理の流れ
を示す図である。
【図20】 同様に、呼取り込み制御部の動作例4の処
理の流れを示す図である。
【図21】 閾値変更部の動作例1の処理の流れを示す
図である。
【図22】 同様に、閾値変更部の動作例1の処理の流
れを示す図である。
【図23】 閾値変更部の動作例2の処理の流れを示す
図である。
【図24】 閾値変更部の動作例3の処理の流れを示す
図である。
【図25】 システム全体の負荷変動と周回呼の検出状
況の組み合わせによる閾値変分値の変化のさせ方を示す
図表である。
【図26】 集中管理型システムの形態例である。
【図27】 集中管理型システムの別の形態例である。
【図28】 本発明の更に別の実施形態例としての、コ
ンピュータシステムの負荷均衡化装置の構成を示す図で
ある。
【図29】 図28の負荷均衡化装置の概略動作を示す
流れ図である。
【図30】 図28の装置における自ノード負荷推定部
の動作例の、処理の流れ図である。
【図31】 図28の装置における呼移送方法起動部の
動作例の、処理の流れ図である。
【図32】 図28の装置における呼移送要求送信部の
動作例の、処理の流れ図である。
【図33】 図28の装置における呼移送キャンセル要
求送信部の動作例の、処理の流れ図である。
【図34】 図28の装置における呼移送判定部の動作
例の、処理の流れ図である。
【図35】 自ノード負荷推定部の別の動作例の、処理
の流れ図である。
【図36】 自ノード負荷推定部の更に別の動作例の、
処理の流れ図である。
【符号の説明】
10A、10B、10C、10D、10E 負荷均衡化
装置 11、16 自ノード負荷推定部 12 呼移送方法起動部 131 、132 呼移送要求送信部 14 呼移送キャンセル要求送信部 15 呼移送判定部 19 呼取り込み制御部 20 呼処理部 25 レシーバリスト 26 センダリスト 30 閾値格納部 31 閾値変分格納部 40 閾値変更部 41 閾値変分変更部 50 端末 60A ネットワーク 60B 論理的ループネットワーク 701 〜70m ノード

Claims (89)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の処理ノードがループネットワーク
    で接続され、該ループネットワークは、各ノードが端末
    から入力された呼を呼処理部により処理して端末に返す
    場合に、ノード間を順次一方向にのみ呼を論理的に伝送
    する機能を有するコンピュータシステムにおいて、シス
    テム全体の負荷をシステム内の各ノードに均等に配分す
    るための負荷均衡化方法であって、 自ノードの処理中及び処理待機中の呼の数から自ノード
    の負荷を推定して自ノード負荷推定値を求め、 前記ループネットワークを周回する呼を取り込み、その
    たびに前記自ノード負荷推定値を、自ノードの負荷を制
    限するための自ノード内呼数の閾値と比較し、比較結果
    に基づいて、当該呼を前記呼処理部に渡すか、あるいは
    前記呼処理部に渡さずに再び前記ループネットワークに
    送出するかの判断を行なう各過程を有するコンピュータ
    システムの負荷均衡化方法。
  2. 【請求項2】 前記閾値を変更する過程を更に有する請
    求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記閾値の変更の程度である閾値変分の
    値を変更する過程を更に有する請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記閾値の変更は、複数の処理ノードの
    閾値を集中的に管理し、各ノードに関する閾値をそれぞ
    れ変更する請求項2記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記閾値変分の変更は、複数の処理ノー
    ドの閾値変分値を集中的に管理し、各ノードに関する閾
    値変分値をそれぞれ変更する請求項3記載の方法。
  6. 【請求項6】 負荷均衡化処理開始前に、0より大きい
    所定値を前記閾値として与えられる請求項1記載の方
    法。
  7. 【請求項7】 負荷均衡化処理開始前に、自ノードの性
    能の値をシステム内の全ノードの性能の総和であるシス
    テム全体性能で割った値を、前記閾値の変更の程度であ
    る閾値変分値として与えられる請求項2記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記自ノード負荷推定値の決定を、自ノ
    ードが実行可能な各機能毎に行う請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記自ノード負荷推定値を決定する過程
    は、 呼が前記呼処理部に渡された場合には前記呼取り込み数
    カウンタを1増やし、結果が前記呼処理部から返された
    場合には前記呼取り込み数カウンタを1減らし、該呼取
    り込み数カウンタの値を前記自ノード負荷推定値とする
    過程を有する請求項1記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記自ノード負荷推定値を決定する過
    程は、 呼が前記呼処理部に渡された時刻と該呼に対する結果が
    前記呼処理部から返された時刻とから呼の応答時間を算
    出し、該応答時間を基に前記自ノード負荷推定値を求め
    る過程を有する請求項1記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記応答時間の、個を単独で処理した
    時の応答時間に対する比を前記自ノード負荷推定値とす
    る請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記自ノード負荷推定値を決定する過
    程は、 一定数の呼あるいは一定時間内に処理された呼について
    該呼が呼処理部に渡された時刻と該呼に対する結果が前
    記呼処理部から返された時刻とから応答時間を算出し、
    これら応答時間の平均値を基に前記自ノード負荷推定値
    を求める過程を有する請求項1記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記応答時間の平均値の、個を単独で
    処理した時の応答時間に対する比を前記自ノード負荷推
    定値とする請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記呼を呼処理部へ渡すか否かの判断
    を行う過程は、 呼の到着ごとに前記自ノード負荷推定値を前記閾値と比
    較し、 該自ノード負荷推定値が該閾値よりも小さければ、当該
    呼を呼処理部へ渡し、 該自ノード負荷推定値が該閾値と等しいかあるいは大き
    い場合には、該閾値を増やすことにより当該自ノード負
    荷推定値が該閾値よりも小さくなる場合に限り、当該呼
    が周回呼であれば前記呼処理部へ渡し、通常呼であれば
    前記ループネットワークに流す各過程を有する請求項1
    記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記呼を呼処理部へ渡すか否かの判断
    を行う過程は、 呼の到着ごとに前記自ノード負荷推定値を前記閾値と比
    較し、 該自ノード負荷推定値が該閾値よりも小さければ、当該
    呼を呼処理部へ渡し、 該自ノード負荷推定値が該閾値と等しいかあるいは大き
    い場合には、呼を前記ループネットワークに流す各過程
    を有する請求項1記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記呼を呼処理部へ渡すか否かの判断
    を行う過程は、 一定周期で、または前記閾値の変更あるいは前記自ノー
    ド負荷推定値の変更を契機として前記自ノード負荷推定
    値と前記閾値との比較を行ない、比較結果を記憶してお
    き、 呼到着時に、 前記自ノード負荷推定値が前記閾値よりも小さい比較結
    果が記憶されていれば、当該呼を呼処理部へ渡し、 前記自ノード負荷推定値が前記閾値と等しいかあるいは
    これより大きいことが記憶されている場合には、当該呼
    が通常呼であれば前記ループネットワークに流し、当該
    呼が周回呼で、前記閾値を増やすことにより前記自ノー
    ド負荷推定値が前記閾値よりも小さくなる場合には該呼
    を前記呼処理部へ渡す各過程を有する請求項1記載の方
    法。
  17. 【請求項17】 前記呼を呼処理部へ渡すか否かの判断
    を行う過程は、 一定周期で、または前記閾値の変更あるいは前記自ノー
    ド負荷推定値の変更を契機として前記自ノード負荷推定
    値と前記閾値との比較を行ない、 前記自ノード負荷推定値が前記閾値よりも小さい場合、
    及び、前記自ノード負荷推定値が前記閾値と等しいかあ
    るいはこれより大きくかつ当該呼が周回呼で、前記閾値
    を増やすことにより前記自ノード負荷推定値が前記閾値
    よりも小さくなる場合、取り込み制御フラグをオンし、 前記自ノード負荷推定値が前記閾値と等しいかこれより
    も大きく、かつ当該呼が通常呼であれば、前記取り込み
    制御フラグをオフし、 新たな呼の到着時、前記呼取り込み制御フラグがオンで
    あれば該呼を前記呼処理部へ渡し、前記呼取り込み制御
    フラグがオフであれば該呼を前記ループネットワークへ
    流す各過程を有する請求項1記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記呼を呼処理部へ渡すか否かの判断
    を行う過程は、 一定周期で、または前記閾値の変更あるいは前記自ノー
    ド負荷推定値の変更を契機として前記自ノード負荷推定
    値と前記閾値との比較を行ない、 前記自ノード負荷推定値が前記閾値よりも小さい場合、
    取り込み制御フラグをオンし、 前記自ノード負荷推定値が前記閾値と等しいかこれより
    も大きければ、前記取り込み制御フラグをオフし、 新たな呼の到着時、 前記呼取り込み制御フラグがオンであれば該呼を前記呼
    処理部へ渡し、 前記呼取り込み制御フラグがオフであれば、当該呼が通
    常呼であれば前記ループネットワークに流し、当該呼が
    周回呼で、前記閾値を増やすことにより前記自ノード負
    荷推定値が前記閾値よりも小さくなる場合には該呼を前
    記呼処理部へ渡す各過程を有する請求項1記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記自ノード負荷推定値と前記閾値と
    の比較を、自ノード実行可能機能ごとに行う請求項14
    〜18いずれか記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記閾値の変更を、自ノードが実行可
    能な各機能毎に行う請求項2記載の方法。
  21. 【請求項21】 システム全体の負荷変動量を推定し、
    それに基づいて前記閾値の変更を行う請求項2記載の方
    法。
  22. 【請求項22】 一定時間内に前記ループネットワーク
    を通過する呼の数の変化に応じて、前記閾値の変更を行
    う請求項21記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記ループネットワークを流れる全て
    の呼を監視し、周回呼を検出した場合に、前記閾値の変
    更を行う請求項21記載の方法。
  24. 【請求項24】 一定計測時間に前記ループネットワー
    クを通過した全ての呼の数と直前の計測時間の全てのル
    ープネットワーク通過呼数との比をシステム全体の負荷
    変動量推定値とし、該負荷変動量推定値が所定値より大
    きい場合には、前記閾値を所定の閾値変分値だけ増や
    し、該負荷変動量推定値が所定値より小さい場合には、
    前記閾値を前記閾値変分値だけ減らす各過程を有する請
    求項22記載の方法。
  25. 【請求項25】 前記周回呼を検出した場合に、前記自
    ノード負荷推定値が前記閾値と等しいかあるいは大きい
    場合に、所定の閾値変分値だけ前記閾値を増やす過程を
    有する請求項23記載の方法。
  26. 【請求項26】 前記コンピュータシステム内のノード
    の編成に削除や追加の変更があった場合に、削除・追加
    されたノードの性能値を基に前記閾値変分値を変更する
    請求項3記載の方法。
  27. 【請求項27】 前記ループネットワークを流れる全て
    の呼を監視し、全通過呼数の変化と周回呼数の変化とか
    ら、前記コンピュータシステム全体の負荷変動及び、同
    システムのノード編成の変化を推定し、推定結果に基づ
    いて前記閾値変分値を変更する請求項3記載の方法。
  28. 【請求項28】 前記ループネットワークを流れる全て
    の呼を監視し、周回呼を検出した場合に、前記閾値の変
    更を行う請求項27記載の方法。
  29. 【請求項29】 前記自ノード負荷推定値を決定する過
    程は、 呼が前記呼処理部に渡された場合には前記呼取り込み数
    カウンタを1増やし、結果が前記呼処理部から返された
    場合には前記呼取り込み数カウンタを1減らし、該呼取
    り込み数カウンタの値を前記自ノード負荷推定値とする
    過程を有する請求項28記載の方法。
  30. 【請求項30】 複数の処理ノードがループネットワー
    クで接続され、該ループネットワークは、各ノードが端
    末から入力された呼を呼処理部により処理して端末に返
    す場合に、ノード間を順次一方向にのみ呼を論理的に伝
    送する機能を有するコンピュータシステムにおいて、各
    ノードの呼処理部と前記ループネットワークの間に設け
    られ、システム全体の負荷をシステム内の各ノードに均
    等に配分するための負荷均衡化装置であって、 自ノードの処理中及び処理待機中の呼の数から自ノード
    の負荷を推定して自ノード負荷推定値を求める自ノード
    負荷推定手段と、 自ノードの負荷を制限するための自ノード内呼数の閾値
    を保持する閾値格納手段と、 前記ループネットワークを周回する呼を取り込み、その
    たびに前記自ノード負荷推定値を前記閾値と比較し、比
    較結果に基づいて、当該呼を前記呼処理部に渡すか、あ
    るいは前記呼処理部に渡さずに再び前記ループネットワ
    ークに送出するかの判断を行なう呼取り込み制御手段と
    を有するコンピュータシステムの負荷均衡化装置。
  31. 【請求項31】 前記閾値格納手段に格納される閾値を
    変更する閾値変更手段を更に有する請求項30記載の装
    置。
  32. 【請求項32】 前記閾値変更手段が行う閾値変更の程
    度である閾値変分の値を保持する閾値変分格納手段を更
    に有する請求項31記載の装置。
  33. 【請求項33】 前記閾値変分格納手段に格納される閾
    値変分の値を変更する閾値変分変更手段を更に有する請
    求項32記載の装置。
  34. 【請求項34】 本負荷均衡化装置が各処理ノード内に
    設けられる請求項30〜33いずれか記載の装置。
  35. 【請求項35】 本負荷均衡化装置が各処理ノード外に
    設けられる請求項30〜33いずれか記載の装置。
  36. 【請求項36】 前記閾値変更手段は、複数の処理ノー
    ドの閾値を集中的に管理し、各ノードの前記閾値格納手
    段に格納された閾値をそれぞれ変更する請求項31記載
    の装置。
  37. 【請求項37】 前記閾値変更手段は、いずれかの処理
    ノード内に設けられる請求項36記載の装置。
  38. 【請求項38】 前記コンピュータシステムは管理・制
    御目的の制御ノードを更に有し、前記閾値変更手段は、
    前記制御ノード内に設けられる請求項36記載の装置。
  39. 【請求項39】 前記閾値変更手段は、各処理ノード毎
    に設けられ、自ノードの前記閾値格納手段に格納された
    閾値を変更する請求項31記載の装置。
  40. 【請求項40】 前記閾値変分変更手段は、複数の処理
    ノードの閾値変分値を集中的に管理し、各ノードの前記
    閾値変分格納手段に格納された閾値変分値をそれぞれ変
    更する請求項33記載の装置。
  41. 【請求項41】 前記閾値変分変更手段は、いずれかの
    処理ノード内に設けられる請求項40記載の装置。
  42. 【請求項42】 前記コンピュータシステムは管理・制
    御目的の制御ノードを更に有し、前記閾値変分変更手段
    は、前記制御ノード内に設けられる請求項40記載の装
    置。
  43. 【請求項43】 前記閾値変分変更手段は、各処理ノー
    ド毎に設けられ、自ノードの前記閾値変分格納手段に格
    納された閾値変分値を変更する請求項33記載の装置。
  44. 【請求項44】 前記閾値格納手段は、負荷均衡化処理
    開始前に、0より大きい所定値を前記閾値として与えら
    れる請求項30記載の装置。
  45. 【請求項45】 前記閾値変分格納手段は、負荷均衡化
    処理開始前に、自ノードの性能の値をシステム内の全ノ
    ードの性能の総和であるシステム全体性能で割った値を
    前記閾値変分値として与えられる請求項32記載の装
    置。
  46. 【請求項46】 前記自ノード負荷推定手段による自ノ
    ード負荷推定値の決定を、自ノードが実行可能な各機能
    毎に行う請求項30記載の装置。
  47. 【請求項47】 前記自ノード負荷推定手段は呼取り込
    み数カウンタを有し、呼が前記呼処理部に渡された場合
    には前記呼取り込み数カウンタを1増やし、結果が前記
    呼処理部から返された場合には前記呼取り込み数カウン
    タを1減らし、該呼取り込み数カウンタの値を前記自ノ
    ード負荷推定値として前記呼取り込み制御手段に渡す請
    求項30記載の装置。
  48. 【請求項48】 前記自ノード負荷推定手段は、呼が前
    記呼処理部に渡された時刻と該呼に対する結果が前記呼
    処理部から返された時刻とから呼の応答時間を算出し、
    該応答時間を基に前記自ノード負荷推定値を求める請求
    項30記載の装置。
  49. 【請求項49】 前記応答時間の、個を単独で処理した
    時の応答時間に対する比を前記自ノード負荷推定値とす
    る請求項48記載の装置。
  50. 【請求項50】 前記自ノード負荷推定手段は、一定数
    の呼あるいは一定時間内に処理された呼について該呼が
    呼処理部に渡された時刻と該呼に対する結果が前記呼処
    理部から返された時刻とから応答時間を算出し、これら
    応答時間の平均値を基に前記自ノード負荷推定値を求め
    る請求項30記載の装置。
  51. 【請求項51】 前記応答時間の平均値の、個を単独で
    処理した時の応答時間に対する比を前記自ノード負荷推
    定値とする請求項50記載の装置。
  52. 【請求項52】 前記呼取り込み制御手段は、 呼の到着ごとに前記自ノード負荷推定値を前記閾値と比
    較し、 該自ノード負荷推定値が該閾値よりも小さければ、当該
    呼を呼処理部へ渡し、 該自ノード負荷推定値が該閾値と等しいかあるいは大き
    い場合には、該閾値を増やすことにより当該自ノード負
    荷推定値が該閾値よりも小さくなる場合に限り、当該呼
    が周回呼であれば前記呼処理部へ渡し、通常呼であれば
    前記ループネットワークに流す請求項30記載の装置。
  53. 【請求項53】 前記呼取り込み制御手段は、 呼の到着ごとに前記自ノード負荷推定値を前記閾値と比
    較し、 該自ノード負荷推定値が該閾値よりも小さければ、当該
    呼を呼処理部へ渡し、 該自ノード負荷推定値が該閾値と等しいかあるいは大き
    い場合には、呼を前記ループネットワークに流す請求項
    30記載の装置。
  54. 【請求項54】 前記呼取り込み制御手段は、 一定周期で、または前記閾値の変更あるいは前記自ノー
    ド負荷推定値の変更を契機として前記自ノード負荷推定
    値と前記閾値との比較を行ない、比較結果を記憶してお
    き、 呼到着時に、 前記自ノード負荷推定値が前記閾値よりも小さい比較結
    果が記憶されていれば、当該呼を呼処理部へ渡し、 前記自ノード負荷推定値が前記閾値と等しいかあるいは
    これより大きいことが記憶されている場合には、当該呼
    が通常呼であれば前記ループネットワークに流し、当該
    呼が周回呼で、前記閾値を増やすことにより前記自ノー
    ド負荷推定値が前記閾値よりも小さくなる場合には該呼
    を前記呼処理部へ渡す請求項30記載の装置。
  55. 【請求項55】 前記呼取り込み制御手段は、 一定周期で、または前記閾値の変更あるいは前記自ノー
    ド負荷推定値の変更を契機として前記自ノード負荷推定
    値と前記閾値との比較を行ない、 前記自ノード負荷推定値が前記閾値よりも小さい場合、
    及び、前記自ノード負荷推定値が前記閾値と等しいかこ
    れよりも大きく、かつ当該呼が周回呼で、前記閾値を増
    やすことにより前記自ノード負荷推定値が前記閾値より
    も小さくなる場合、取り込み制御フラグをオンし、 前記自ノード負荷推定値が前記閾値と等しいかこれより
    も大きく、かつ当該呼が通常呼であれば、取り込み制御
    フラグをオフし、 新たな呼の到着時、前記呼取り込み制御フラグがオンで
    あれば該呼を前記呼処理部へ渡し、前記呼取り込み制御
    フラグがオフであれば該呼を前記ループネットワークへ
    流す請求項30記載の装置。
  56. 【請求項56】 前記呼取り込み制御手段は、 一定周期で、または前記閾値の変更あるいは前記自ノー
    ド負荷推定値の変更を契機として前記自ノード負荷推定
    値と前記閾値との比較を行ない、 前記自ノード負荷推定値が前記閾値よりも小さい場合、
    取り込み制御フラグをオンし、 前記自ノード負荷推定値が前記閾値と等しいかこれより
    も大きければ、前記取り込み制御フラグをオフし、 新たな呼の到着時、 前記呼取り込み制御フラグがオンであれば該呼を前記呼
    処理部へ渡し、 前記呼取り込み制御フラグがオフであれば、当該呼が通
    常呼であれば前記ループネットワークに流し、当該呼が
    周回呼で、前記閾値を増やすことにより前記自ノード負
    荷推定値が前記閾値よりも小さくなる場合には該呼を前
    記呼処理部へ渡す請求項30記載の装置。
  57. 【請求項57】 前記呼取り込み制御手段は、前記自ノ
    ード負荷推定値と前記閾値との比較を、自ノード実行可
    能機能ごとに行う請求項52〜56いずれか記載の装
    置。
  58. 【請求項58】 前記閾値変更手段による閾値の変更
    を、自ノードが実行可能な各機能毎に行う請求項31記
    載の装置。
  59. 【請求項59】 前記閾値変更手段は、システム全体の
    負荷変動量を推定し、それに基づいて前記閾値の変更を
    行う請求項31記載の装置。
  60. 【請求項60】 前記閾値変更手段は、一定時間内に前
    記ループネットワークを通過する呼の数の変化に応じて
    前記閾値を変更する請求項59記載の装置。
  61. 【請求項61】 前記閾値変更手段は、前記ループネッ
    トワークを流れる全ての呼を監視し、周回呼を検出した
    場合に前記閾値を変更する請求項59記載の装置。
  62. 【請求項62】 前記閾値変更手段は、 一定計測時間に前記ループネットワークを通過した全て
    の呼の数と直前の計測時間の全てのループネットワーク
    通過呼数との比をシステム全体の負荷変動量推定値と
    し、 該負荷変動量推定値が所定値より大きい場合には、前記
    閾値を所定の閾値変分値だけ増やし、該負荷変動量推定
    値が所定値より小さい場合には、前記閾値を前記閾値変
    分値だけ減らす請求項60記載の装置。
  63. 【請求項63】 前記閾値変更手段が行う閾値変更の程
    度である閾値変分の値を保持する閾値変分格納手段を更
    に有し、 前記閾値変更手段は、 一定計測時間に前記ループネットワークを通過した全て
    の呼の数と直前の計測時間の全てのループネットワーク
    通過呼数との比をシステム全体の負荷変動量推定値と
    し、 該負荷変動量推定値が所定値より大きい場合には、前記
    閾値を、前記閾値変分格納手段に格納された閾値変分値
    だけ増やし、該負荷変動量推定値が所定値より小さい場
    合には、前記閾値を前記閾値変分値だけ減らす請求項6
    0記載の装置。
  64. 【請求項64】 前記閾値変更手段は、前記周回呼を
    検出した場合に、前記自ノード負荷推定値が前記閾値と
    等しいかあるいは大きい場合に、所定の閾値変分値だけ
    前記閾値を増やす請求項61記載の装置。
  65. 【請求項65】 前記閾値変更手段が行う閾値変更の程
    度である閾値変分の値を保持する閾値変分格納手段を更
    に有し、 前記閾値変更手段は、前記周回呼を検出した場合に、前
    記自ノード負荷推定値が前記閾値と等しいかあるいは大
    きい場合に、前記閾値変分格納手段に格納された閾値変
    分値だけ前記閾値を増やす請求項61記載の装置。
  66. 【請求項66】 前記閾値変分変更手段は、前記コンピ
    ュータシステム内のノードの編成に削除や追加の変更が
    あった場合に、削除・追加されたノードの性能値を基に
    前記閾値変分値を変更する請求項33記載の装置。
  67. 【請求項67】 前記閾値変分変更手段は、前記ループ
    ネットワークを流れる全ての呼を監視し、全通過呼数の
    変化と周回呼数の変化とから、前記コンピュータシステ
    ム全体の負荷変動及び、同システムのノード編成の変化
    を推定し、推定結果に基づいて前記閾値変分値を変更す
    る請求項33記載の装置。
  68. 【請求項68】 前記閾値変更手段は、前記ループネッ
    トワークを流れる全ての呼を監視し、周回呼を検出した
    場合に前記閾値を変更する請求項67記載の装置。
  69. 【請求項69】 前記自ノード負荷推定手段は呼取り込
    み数カウンタを有し、呼が前記呼処理部に渡された場合
    には前記呼取り込み数カウンタを1増やし、結果が前記
    呼処理部から返された場合には前記呼取り込み数カウン
    タを1減らし、該呼取り込み数カウンタの値を前記自ノ
    ード負荷推定値として前記呼取り込み制御手段に渡す請
    求項68記載の装置。
  70. 【請求項70】 コンピュータに請求項1〜29いずれ
    か記載の方法を実行させるためのプログラムを記録した
    コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  71. 【請求項71】 複数の処理ノードおよび端末がネット
    ワークに接続されたコンピュータシステムのシステム全
    体の負荷をシステム内の各ノードに均等に配分するコン
    ピュータシステムの負荷均衡化方法であって、 各ノードは、前記端末からの呼の入力があった場合、ノ
    ード内の呼処理部に渡された呼に対して該呼処理部から
    返される応答である結果の出力があった場合、または、
    他ノードとの間での呼移送があった場合に、自ノード内
    において処理中の呼および処理を待っている呼の数から
    自ノードの負荷を推定して自ノード負荷推定値を求め、 前記自ノード負荷推定値と予め与えられた閾値とを比較
    し、比較結果を基に呼移送の有無を判定し、呼移送有り
    の場合に呼移送方法を選択・起動し、 前記選択・起動された呼移送方法に応じて、前記ネット
    ワークに接続された呼移送制御を行う制御ノード宛に呼
    移送要求を送信し、 呼移送の必要が無くなった場合に前記制御ノード宛に呼
    移送キャンセル要求を送信し、 当該処理ノードにおける前記呼移送要求の受信を契機と
    して、呼移送の対象となる呼および、呼移送先または呼
    移送元となるノードを決定する各過程を有するコンピュ
    ータシステムの負荷均衡化方法。
  72. 【請求項72】 前記自ノード負荷推定値を決定する過
    程は、 前記端末から当該ノードへ呼の入力があった時および当
    該ノードが他ノードから呼の移送を受けた時に自ノード
    負荷推定値を1増やし、自ノードでの呼処理が完了して
    結果が出力された時および当該ノードから他ノードヘ呼
    を移送した時に前記自ノード負荷推定値を1減らす過程
    を有する請求項71記載の装置。
  73. 【請求項73】 前記呼移送要求を送信する過程は、 前記自ノード負荷推定値が前記閾値よりも小さい場合
    に、自ノードの負荷が0でなくなるか、他ノードからの
    呼移送を受けるまで、前記呼移送要求を第1の呼移送要
    求として所定の周期で送信し、 前記自ノード負荷推定値が前記閾値よりも大きい場合
    に、前記呼移送要求を第2の呼移送要求として一度だけ
    送信する各過程を有する請求項71記載の装置。
  74. 【請求項74】 前記呼移送キャンセル要求を送信する
    過程は、 前記第1の呼移送要求が送信された後に端末から当該ノ
    ードに呼の入力があった場合に、前記呼移送キャンセル
    要求を第1の呼移送キャンセル要求として送信し、 前記第2の呼移送要求が送信された後に前記呼処理部か
    ら結果が出力され、前記自ノード負荷推定値が前記閾値
    よりも小さくなった場合に、前記呼移送キャンセル要求
    を第2の呼移送キャンセル要求として出力する各過程を
    有する請求項73記載の装置。
  75. 【請求項75】 前記呼移送の対象となる呼および呼移
    送先または呼移送元となるノードを決定する過程は、 前記第1の呼移送要求を受信すると、該第1の呼移送要
    求を送出したノードを、前記第1の呼移送要求を送出し
    たノードを登録するためのレシーバリストに登録し、前
    記第2の呼移送要求を送出したノードを登録するための
    センダリストの先頭に登録されたノードから前記第1の
    呼移送要求を送出したノードへ呼が移送されるように制
    御するとともに、移送元のノードを前記センダリストか
    ら削除し、 前記第2の呼移送要求を受信すると、該第2の呼移送要
    求を出したノードを前記センダリストに登録し、当該ノ
    ードから前記第2の呼移送要求とともに送信された呼が
    前記レシーバリストの先頭にあるノードに移送されるよ
    うに制御するとともに移送先ノードを前記レシーバリス
    トから削除し、 前記第1の呼移送キャンセル要求を受信すると、該第1
    の呼移送キャンセル要求を送信したノードを前記レシー
    バリストから削除し、 前記第2の呼移送キャンセル要求を受信すると、該第2
    の呼移送キャンセル要求を送信したノードを前記センダ
    リストから削除する各過程を有する請求項74記載の装
    置。
  76. 【請求項76】 前記自ノード負荷推定値を決定する過
    程は、 呼が前記呼処理部に渡された時刻と該呼に対する結果が
    前記呼処理部から返された時刻とから呼の応答時間を算
    出し、該応答時間を基に前記自ノード負荷推定値を求め
    る過程を有する請求項71記載の方法。
  77. 【請求項77】 前記応答時間の、個を単独で処理した
    時の応答時間に対する比を前記自ノード負荷推定値とす
    る請求項76記載の方法。
  78. 【請求項78】 前記自ノード負荷推定値を決定する過
    程は、 一定数の呼あるいは一定時間内に処理された呼について
    該呼が呼処理部に渡された時刻と該呼に対する結果が前
    記呼処理部から返された時刻とから応答時間を算出し、
    これら応答時間の平均値を基に前記自ノード負荷推定値
    を求める過程を有する請求項71記載の方法。
  79. 【請求項79】 前記応答時間の平均値の、個を単独で
    処理した時の応答時間に対する比を前記自ノード負荷推
    定値とする請求項78記載の方法。
  80. 【請求項80】 複数の処理ノードおよび端末がネット
    ワークに接続されたコンピュータシステムのシステム全
    体の負荷をシステム内の各ノードに均等に配分する負荷
    均衡化装置であって、 いずれも各ノード内に設けられる、 前記端末からの呼の入力があった場合、ノード内の呼処
    理部に渡された呼に対して該呼処理部から返される応答
    である結果の出力があった場合、または、他ノードとの
    間での呼移送があった場合に、自ノード内において処理
    中の呼および処理を待っている呼の数から自ノードの負
    荷を推定して自ノード負荷推定値を求める自ノード負荷
    推定手段と、 前記自ノード負荷推定値と予め与えられた閾値とを比較
    し、比較結果を基に呼移送の有無を判定し、呼移送有り
    の場合に呼移送方法を選択・起動する呼移送方法起動手
    段と、 前記選択・起動された呼移送方法に応じて、前記ネット
    ワークに接続された呼移送制御を行う制御ノード宛に呼
    移送要求を送信する呼移送要求送信手段と、 呼移送の必要が無くなった場合に前記制御ノード宛に呼
    移送キャンセル要求を送信する呼移送キャンセル要求送
    信手段と、 前記制御ノード内に設けられる、処理ノードからの前記
    呼移送要求の受信を契機として、呼移送の対象となる呼
    および、呼移送先または呼移送元となるノードを決定す
    る呼移送判定手段とを有するコンピュータシステムの負
    荷均衡化装置。
  81. 【請求項81】 前記自ノード負荷推定手段は、前記端
    末から当該ノードへ呼の入力があった時および当該ノー
    ドが他ノードから呼の移送を受けた時に自ノード負荷推
    定値を1増やし、自ノードでの呼処理が完了して結果が
    出力された時および当該ノードから他ノードヘ呼を移送
    した時に前記自ノード負荷推定値を1減らす請求項80
    記載の装置。
  82. 【請求項82】 前記呼移送要求送信手段は第1及び第
    2の呼移送要求送信手段を含み、 前記第1の呼移送要求送信手段は、前記呼移送方法起動
    手段により、前記自ノード負荷推定値が前記閾値よりも
    小さい場合に起動され、自ノードの負荷が0でなくなる
    か、他ノードからの呼移送を受けるまで、前記呼移送要
    求を第1の呼移送要求として所定の周期で送信するもの
    であり、 前記第2の呼移送要求送信手段は、前記呼移送方法起動
    手段により、前記自ノード負荷推定値が前記閾値よりも
    大きい場合に起動され、起動された後に前記呼移送要求
    を第2の呼移送要求として一度だけ送信するものである
    請求項80記載の装置。
  83. 【請求項83】 前記呼移送キャンセル要求送信手段
    は、 前記第1の呼移送要求が送信された後に端末から当該ノ
    ードに呼の入力があった場合に、前記呼移送キャンセル
    要求を第1の呼移送キャンセル要求として送信し、 前記第2の呼移送要求が送信された後に前記呼処理部か
    ら結果が出力され、前記自ノード負荷推定値が前記閾値
    よりも小さくなった場合に、前記呼移送キャンセル要求
    を第2の呼移送キャンセル要求として出力する請求項8
    2記載の装置。
  84. 【請求項84】 前記呼移送判定手段は、前記第1の呼
    移送要求を送出したノードを登録するためのレシーバリ
    ストと、前記第2の呼移送要求を送出したノードを登録
    するためのセンダリストとを有し、 前記第1の呼移送要求を受信すると、該第1の呼移送要
    求を送出したノードを前記レシーバリストに登録し、前
    記センダリストの先頭に登録されたノードから前記第1
    の呼移送要求を送出したノードへ呼が移送されるように
    制御するとともに、移送元のノードを前記センダリスト
    から削除し、 前記第2の呼移送要求を受信すると、該第2の呼移送要
    求を出したノードを前記センダリストに登録し、当該ノ
    ードから前記第2の呼移送要求とともに送信された呼が
    前記レシーバリストの先頭にあるノードに移送されるよ
    うに制御するとともに移送先ノードを前記レシーバリス
    トから削除し、 前記第1の呼移送キャンセル要求を受信すると、該第1
    の呼移送キャンセル要求を送信したノードを前記レシー
    バリストから削除し、 前記第2の呼移送キャンセル要求を受信すると、該第2
    の呼移送キャンセル要求を送信したノードを前記センダ
    リストから削除する請求項83記載の装置。
  85. 【請求項85】 前記自ノード負荷推定手段は、呼が前
    記呼処理部に渡された時刻と該呼に対する結果が前記呼
    処理部から返された時刻とから呼の応答時間を算出し、
    該応答時間を基に前記自ノード負荷推定値を求める請求
    項80記載の装置。
  86. 【請求項86】 前記応答時間の、個を単独で処理した
    時の応答時間に対する比を前記自ノード負荷推定値とす
    る請求項85記載の装置。
  87. 【請求項87】 前記自ノード負荷推定手段は、一定数
    の呼あるいは一定時間内に処理された呼について該呼が
    呼処理部に渡された時刻と該呼に対する結果が前記呼処
    理部から返された時刻とから応答時間を算出し、これら
    応答時間の平均値を基に前記自ノード負荷推定値を求め
    る請求項80記載の装置。
  88. 【請求項88】 前記応答時間の平均値の、個を単独で
    処理した時の応答時間に対する比を前記自ノード負荷推
    定値とする請求項87記載の装置。
  89. 【請求項89】 コンピュータに請求項71〜79いず
    れか記載の方法を実行させるためのプログラムを記録し
    たコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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