JPH109711A - フィン付き凝縮器 - Google Patents
フィン付き凝縮器Info
- Publication number
- JPH109711A JPH109711A JP16137196A JP16137196A JPH109711A JP H109711 A JPH109711 A JP H109711A JP 16137196 A JP16137196 A JP 16137196A JP 16137196 A JP16137196 A JP 16137196A JP H109711 A JPH109711 A JP H109711A
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- JP
- Japan
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- heat transfer
- refrigerant
- transfer tube
- finned condenser
- refrigerant circuit
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- Pending
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- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 空気調和機や冷凍機器、自動車機器等の冷媒
と空気等の流体間で熱の授受を行うフィン付き凝縮器に
おいて、伝熱管の熱伝達を促進するとともに、圧力損失
の低減を図ることにより、フィン付き凝縮器の性能を向
上させる。 【解決手段】 伝熱管５ａおよび伝熱管５ｂの内面に管
の円周を４以上の偶数で分割する形で、管軸に対し互い
に逆向きの角度を有する傾斜溝６を形成し、かつ冷媒の
流れ方向に集結する傾斜溝６の交差部を通り管軸に平行
な直線溝７ａおよび直線溝７ｂを備えるとともに、伝熱
管相互を連結して形成される冷媒回路の下流側に位置す
る伝熱管５ｂの直線溝７ｂを冷媒回路の上流側に位置す
る伝熱管５ａの直線溝７ａよりも大きくすることによ
り、傾斜溝６で伝熱を促進し、直線溝７ａおよび直線溝
７ｂで圧力損失の低減を図ることにより、フィン付き凝
縮器の性能を向上させることができる。
と空気等の流体間で熱の授受を行うフィン付き凝縮器に
おいて、伝熱管の熱伝達を促進するとともに、圧力損失
の低減を図ることにより、フィン付き凝縮器の性能を向
上させる。 【解決手段】 伝熱管５ａおよび伝熱管５ｂの内面に管
の円周を４以上の偶数で分割する形で、管軸に対し互い
に逆向きの角度を有する傾斜溝６を形成し、かつ冷媒の
流れ方向に集結する傾斜溝６の交差部を通り管軸に平行
な直線溝７ａおよび直線溝７ｂを備えるとともに、伝熱
管相互を連結して形成される冷媒回路の下流側に位置す
る伝熱管５ｂの直線溝７ｂを冷媒回路の上流側に位置す
る伝熱管５ａの直線溝７ａよりも大きくすることによ
り、傾斜溝６で伝熱を促進し、直線溝７ａおよび直線溝
７ｂで圧力損失の低減を図ることにより、フィン付き凝
縮器の性能を向上させることができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は空気調和機や冷凍機
器、自動車機器等の冷媒と空気等の流体間で熱の授受を
行うフィン付き凝縮器に関するものである。
器、自動車機器等の冷媒と空気等の流体間で熱の授受を
行うフィン付き凝縮器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、フィン付き凝縮器は機器設計の面
からコンパクト化が要求されており、フィン表面にスリ
ットやルーバーなどを設けたり、伝熱管についても内面
に溝を設ける等の工夫により高効率化が図られている。
からコンパクト化が要求されており、フィン表面にスリ
ットやルーバーなどを設けたり、伝熱管についても内面
に溝を設ける等の工夫により高効率化が図られている。
【０００３】従来のフィン付き凝縮器は、特開平３−１
３７９６号公報に開示されている伝熱管が設けられてい
る。
３７９６号公報に開示されている伝熱管が設けられてい
る。
【０００４】以下、図面を参照しながら上記従来のフィ
ン付き凝縮器を説明する。図４は従来のフィン付き凝縮
器の正面図である。図４において、１は一定間隔で平行
に並べられたフィンで、２はフィン１を貫通し、内部を
流体が流動する伝熱管である。伝熱管２相互を連結する
ことにより、冷媒回路を構成しており、冷媒回路の全て
の伝熱管の内面に同じ形状の溝が設けられている。
ン付き凝縮器を説明する。図４は従来のフィン付き凝縮
器の正面図である。図４において、１は一定間隔で平行
に並べられたフィンで、２はフィン１を貫通し、内部を
流体が流動する伝熱管である。伝熱管２相互を連結する
ことにより、冷媒回路を構成しており、冷媒回路の全て
の伝熱管の内面に同じ形状の溝が設けられている。
【０００５】以上のように構成されたフィン付き凝縮器
について、以下その動作を説明する。
について、以下その動作を説明する。
【０００６】この凝縮器では、フィン１の間を流れる気
流と伝熱管２の管内を水平方向に流れる冷媒との間で熱
交換が行われる。そして、気流は冷媒から熱を得て加熱
され、冷媒は気流に熱を奪われて凝縮し、蒸気から液に
相変化する。このときの伝熱管２の内面での動作につい
て図５を用いて説明する。図５は従来の伝熱管２の内面
の構造を示した説明図である。
流と伝熱管２の管内を水平方向に流れる冷媒との間で熱
交換が行われる。そして、気流は冷媒から熱を得て加熱
され、冷媒は気流に熱を奪われて凝縮し、蒸気から液に
相変化する。このときの伝熱管２の内面での動作につい
て図５を用いて説明する。図５は従来の伝熱管２の内面
の構造を示した説明図である。
【０００７】図５において、３は伝熱管２の内面に施さ
れた傾斜溝であり、伝熱管２の内面の円周を４分割する
形で、管軸方向に対し互いに逆向きの角度を有してい
る。４は傾斜溝３の交差部である。伝熱管２の管内を流
れる蒸気冷媒は、伝熱管２の内面で凝縮し、凝縮した液
冷媒は傾斜溝３に沿って流れ、交差部４付近に集液さ
れ、交差部４付近の溝を乗り越えて流れる。
れた傾斜溝であり、伝熱管２の内面の円周を４分割する
形で、管軸方向に対し互いに逆向きの角度を有してい
る。４は傾斜溝３の交差部である。伝熱管２の管内を流
れる蒸気冷媒は、伝熱管２の内面で凝縮し、凝縮した液
冷媒は傾斜溝３に沿って流れ、交差部４付近に集液さ
れ、交差部４付近の溝を乗り越えて流れる。
【０００８】このため、傾斜溝３内の熱抵抗となる液冷
媒が排除され、伝熱管２と伝熱に有効な蒸気冷媒とが接
する有効伝熱面積が増大することにより、伝熱管２と冷
媒との熱伝達が促進する。これにより、フィン付き凝縮
器の性能の向上が図られていた。
媒が排除され、伝熱管２と伝熱に有効な蒸気冷媒とが接
する有効伝熱面積が増大することにより、伝熱管２と冷
媒との熱伝達が促進する。これにより、フィン付き凝縮
器の性能の向上が図られていた。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、フィン付き凝縮器の伝熱管の熱伝達が促進
されるとともに交差部３付近で液冷媒が衝突し、溝を乗
り越えた流れとなるため伝熱管の圧力損失が大幅に増大
する。
の構成では、フィン付き凝縮器の伝熱管の熱伝達が促進
されるとともに交差部３付近で液冷媒が衝突し、溝を乗
り越えた流れとなるため伝熱管の圧力損失が大幅に増大
する。
【００１０】一般に、フィン付き凝縮器においては、省
エネルギーの観点から伝熱管の熱伝達の促進とともに伝
熱管の圧力損失を低減することにより、フィン付き凝縮
器の性能の向上を図ることが要求されている。
エネルギーの観点から伝熱管の熱伝達の促進とともに伝
熱管の圧力損失を低減することにより、フィン付き凝縮
器の性能の向上を図ることが要求されている。
【００１１】本発明は、従来のフィン付き凝縮器の伝熱
管の熱伝達を保持しながら伝熱管の圧力損失の低減を図
り、フィン付き凝縮器の性能の向上を図ることを目的と
する。
管の熱伝達を保持しながら伝熱管の圧力損失の低減を図
り、フィン付き凝縮器の性能の向上を図ることを目的と
する。
【００１２】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明のフィン付き凝縮器は、一定間隔で平行に並べ
られ、相互間を気体が流動するフィンと、フィンを貫通
し、内部を流体が流動する伝熱管とから構成され、伝熱
管の内面に管の円周を４以上の偶数で分割する形で、管
軸に対し互いに逆向きの角度を有する傾斜溝を形成し、
かつ冷媒の流れ方向に集結する傾斜溝の交差部を通り管
軸に平行な直線溝を備えるとともに、伝熱管相互を連結
して形成される冷媒回路の下流側に位置する伝熱管の直
線溝を冷媒回路の上流側に位置する伝熱管の直線溝より
も大きくした構成となっている。
に本発明のフィン付き凝縮器は、一定間隔で平行に並べ
られ、相互間を気体が流動するフィンと、フィンを貫通
し、内部を流体が流動する伝熱管とから構成され、伝熱
管の内面に管の円周を４以上の偶数で分割する形で、管
軸に対し互いに逆向きの角度を有する傾斜溝を形成し、
かつ冷媒の流れ方向に集結する傾斜溝の交差部を通り管
軸に平行な直線溝を備えるとともに、伝熱管相互を連結
して形成される冷媒回路の下流側に位置する伝熱管の直
線溝を冷媒回路の上流側に位置する伝熱管の直線溝より
も大きくした構成となっている。
【００１３】この発明により、従来のフィン付き凝縮器
の伝熱管の熱伝達を保持しながら圧力損失を低減するこ
とができ、フィン付き凝縮器の性能の向上が得られる。
の伝熱管の熱伝達を保持しながら圧力損失を低減するこ
とができ、フィン付き凝縮器の性能の向上が得られる。
【００１４】
【発明の実施の形態】本発明の請求項１に記載の発明
は、一定間隔で平行に並べられ、相互間を気体が流動す
るフィンと、フィンを貫通し、内部を流体が流動する伝
熱管とから構成され、伝熱管の内面に管の円周を４以上
の偶数で分割する形で、管軸に対し互いに逆向きの角度
を有する傾斜溝を形成し、かつ冷媒の流れ方向に集結す
る傾斜溝の交差部を通り管軸に平行な直線溝を備えると
ともに、伝熱管相互を連結して形成される冷媒回路の下
流側に位置する伝熱管の直線溝を冷媒回路の上流側に位
置する伝熱管の直線溝よりも大きくした構成であり、フ
ィン付き凝縮器の伝熱管内を流れる蒸気冷媒は伝熱管内
面で凝縮し、凝縮した液冷媒は傾斜溝に沿って流れ、管
軸に平行な直線溝に集液され流れるため、傾斜溝内の熱
抵抗となる液冷媒が排除され、伝熱管と伝熱に有効な蒸
気冷媒とが接する有効伝熱面積が増大することにより、
熱伝達が促進されるとともに、液冷媒が溝を乗り越えた
流れになりにくいため、圧力損失の低減が図れるという
作用と、冷媒回路の下流側の伝熱管の直線溝を冷媒回路
の上流側の伝熱管の直線溝より大きくしたため、液冷媒
の量が多い冷媒回路の下流側で直線溝を溢れて流れる液
冷媒の量を低減することができ、圧力損失を低減するこ
とができるとともに、液冷媒の量が少ない冷媒回路上流
側では、伝熱に有効な傾斜溝を大きくとることができ、
熱伝達の促進が図れるという作用とを有する。
は、一定間隔で平行に並べられ、相互間を気体が流動す
るフィンと、フィンを貫通し、内部を流体が流動する伝
熱管とから構成され、伝熱管の内面に管の円周を４以上
の偶数で分割する形で、管軸に対し互いに逆向きの角度
を有する傾斜溝を形成し、かつ冷媒の流れ方向に集結す
る傾斜溝の交差部を通り管軸に平行な直線溝を備えると
ともに、伝熱管相互を連結して形成される冷媒回路の下
流側に位置する伝熱管の直線溝を冷媒回路の上流側に位
置する伝熱管の直線溝よりも大きくした構成であり、フ
ィン付き凝縮器の伝熱管内を流れる蒸気冷媒は伝熱管内
面で凝縮し、凝縮した液冷媒は傾斜溝に沿って流れ、管
軸に平行な直線溝に集液され流れるため、傾斜溝内の熱
抵抗となる液冷媒が排除され、伝熱管と伝熱に有効な蒸
気冷媒とが接する有効伝熱面積が増大することにより、
熱伝達が促進されるとともに、液冷媒が溝を乗り越えた
流れになりにくいため、圧力損失の低減が図れるという
作用と、冷媒回路の下流側の伝熱管の直線溝を冷媒回路
の上流側の伝熱管の直線溝より大きくしたため、液冷媒
の量が多い冷媒回路の下流側で直線溝を溢れて流れる液
冷媒の量を低減することができ、圧力損失を低減するこ
とができるとともに、液冷媒の量が少ない冷媒回路上流
側では、伝熱に有効な傾斜溝を大きくとることができ、
熱伝達の促進が図れるという作用とを有する。
【００１５】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図１から
図３を用いて説明する。なお、従来と同一構成について
は、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図３を用いて説明する。なお、従来と同一構成について
は、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【００１６】図１は本発明の一実施例によるフィン付き
凝縮器の正面図であり、図１において、１は一定間隔で
平行に並べられたフィンで、従来の構成と同じものであ
る。５ａは冷媒回路の上流側の伝熱管であり、図２にお
いて詳細に説明する。また、５ｂは冷媒回路の下流側の
伝熱管であり、図３において詳細に説明する。
凝縮器の正面図であり、図１において、１は一定間隔で
平行に並べられたフィンで、従来の構成と同じものであ
る。５ａは冷媒回路の上流側の伝熱管であり、図２にお
いて詳細に説明する。また、５ｂは冷媒回路の下流側の
伝熱管であり、図３において詳細に説明する。
【００１７】図２は本発明の一実施例によるフィン付き
凝縮器の冷媒回路の上流側の伝熱管５ａの内面の構造を
示した説明図であり、図２において傾斜溝６は伝熱を促
進する作用を行うもので、管軸に対し互いに逆向きの角
度を有している。直線溝７ａは、圧力損失を低減する作
用を行うもので、冷媒の流れ方向に集結する傾斜溝６の
交差部を通り管軸と平行に設けられている。図３は本発
明によるフィン付き凝縮器の冷媒回路の下流側の伝熱管
５ｂの内面の構造を示した説明図であり、図３において
傾斜溝６は伝熱を促進する作用を行うもので、管軸に対
し互いに逆向きの角度を有している。直線溝７ｂは、圧
力損失を低減する作用を行うもので、冷媒の流れ方向に
集結する傾斜溝６の交差部を通り管軸と平行に設けられ
ており、冷媒回路の上流側の伝熱管５ａの直線溝７ａよ
りも大きい。
凝縮器の冷媒回路の上流側の伝熱管５ａの内面の構造を
示した説明図であり、図２において傾斜溝６は伝熱を促
進する作用を行うもので、管軸に対し互いに逆向きの角
度を有している。直線溝７ａは、圧力損失を低減する作
用を行うもので、冷媒の流れ方向に集結する傾斜溝６の
交差部を通り管軸と平行に設けられている。図３は本発
明によるフィン付き凝縮器の冷媒回路の下流側の伝熱管
５ｂの内面の構造を示した説明図であり、図３において
傾斜溝６は伝熱を促進する作用を行うもので、管軸に対
し互いに逆向きの角度を有している。直線溝７ｂは、圧
力損失を低減する作用を行うもので、冷媒の流れ方向に
集結する傾斜溝６の交差部を通り管軸と平行に設けられ
ており、冷媒回路の上流側の伝熱管５ａの直線溝７ａよ
りも大きい。
【００１８】以上のように構成されたフィン付き凝縮器
について、以下その動作を説明する。
について、以下その動作を説明する。
【００１９】実施例のフィン付き凝縮器では、従来の構
成と同様にフィン１の間を流れる気流と伝熱管５ａの管
内から伝熱管５ｂの管内に流れる冷媒との間で熱交換が
行われる。
成と同様にフィン１の間を流れる気流と伝熱管５ａの管
内から伝熱管５ｂの管内に流れる冷媒との間で熱交換が
行われる。
【００２０】そして、気流は冷媒から熱を得て加熱さ
れ、冷媒は気流に熱を奪われて凝縮し、蒸気から液に相
変化する。このとき、伝熱管５ａの管内から伝熱管５ｂ
の管内へ流れる蒸気冷媒は、伝熱管５ａから伝熱管５ｂ
の内面で凝縮し、凝縮した液冷媒は傾斜溝６に沿って流
れ、管軸に平行な直線溝７ａや直線溝７ｂに集液され流
れる。このため、傾斜溝６内の熱抵抗となる液冷媒が排
除され、伝熱管５ａから伝熱管５ｂと伝熱に有効な蒸気
冷媒とが接する有効伝熱面積が増大することにより、伝
熱管５ａから伝熱管５ｂと冷媒との熱伝達が促進される
とともに、液冷媒が溝を乗り越えた流れになりにくいた
め、圧力損失の低減を図ることができる。さらに、冷媒
回路の下流側の伝熱管５ｂの直線溝７ｂを冷媒回路の上
流側の伝熱管５ａの直線溝７ａより大きくしたため、液
冷媒の量が多い冷媒回路の下流側で直線溝７ｂを溢れて
流れる液冷媒の量を低減することができ、圧力損失を低
減することができるとともに、液冷媒の量が少ない冷媒
回路上流側では、伝熱に有効な傾斜溝６を大きくとるこ
とができ、熱伝達の促進を図ることができる。これらに
より、フィン付き凝縮器の性能を向上させることができ
る。
れ、冷媒は気流に熱を奪われて凝縮し、蒸気から液に相
変化する。このとき、伝熱管５ａの管内から伝熱管５ｂ
の管内へ流れる蒸気冷媒は、伝熱管５ａから伝熱管５ｂ
の内面で凝縮し、凝縮した液冷媒は傾斜溝６に沿って流
れ、管軸に平行な直線溝７ａや直線溝７ｂに集液され流
れる。このため、傾斜溝６内の熱抵抗となる液冷媒が排
除され、伝熱管５ａから伝熱管５ｂと伝熱に有効な蒸気
冷媒とが接する有効伝熱面積が増大することにより、伝
熱管５ａから伝熱管５ｂと冷媒との熱伝達が促進される
とともに、液冷媒が溝を乗り越えた流れになりにくいた
め、圧力損失の低減を図ることができる。さらに、冷媒
回路の下流側の伝熱管５ｂの直線溝７ｂを冷媒回路の上
流側の伝熱管５ａの直線溝７ａより大きくしたため、液
冷媒の量が多い冷媒回路の下流側で直線溝７ｂを溢れて
流れる液冷媒の量を低減することができ、圧力損失を低
減することができるとともに、液冷媒の量が少ない冷媒
回路上流側では、伝熱に有効な傾斜溝６を大きくとるこ
とができ、熱伝達の促進を図ることができる。これらに
より、フィン付き凝縮器の性能を向上させることができ
る。
【００２１】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、従来のフ
ィン付き凝縮器の伝熱管の熱伝達を保持しながら圧力損
失の低減を図ることができ、フィン付き凝縮器の性能を
向上させることができるという有利な効果が得られる。
ィン付き凝縮器の伝熱管の熱伝達を保持しながら圧力損
失の低減を図ることができ、フィン付き凝縮器の性能を
向上させることができるという有利な効果が得られる。
【図１】本発明の一実施例によるフィン付き凝縮器の正
面図
面図
【図２】同実施例によるフィン付き凝縮器の冷媒回路の
上流側の伝熱管の構造を示した説明図
上流側の伝熱管の構造を示した説明図
【図３】同実施例によるフィン付き凝縮器の冷媒回路の
下流側の伝熱管の構造を示した説明図
下流側の伝熱管の構造を示した説明図
【図４】従来のフィン付き凝縮器の正面図
【図５】従来のフィン付き凝縮器の伝熱管の構造を示し
た説明図
た説明図
１ フィン ５ａ，５ｂ 伝熱管 ６ 傾斜溝 ７ａ 冷媒回路の上流側の伝熱管の直線溝 ７ｂ 冷媒回路の下流側の伝熱管の直線溝
Claims (1)
- 【請求項１】 一定間隔で平行に並べられ、相互間を気
体が流動するフィンと、前記フィンを貫通し、内部を流
体が流動する伝熱管とから構成され、前記伝熱管の内面
に管の円周を４以上の偶数で分割する形で、管軸に対し
互いに逆向きの角度を有する傾斜溝を形成し、かつ冷媒
の流れ方向に集結する前記傾斜溝の交差部を通り管軸に
平行な直線溝を備えるとともに、前記伝熱管相互を連結
して形成される冷媒回路の下流側に位置する伝熱管の前
記直線溝を冷媒回路の上流側に位置する伝熱管の前記直
線溝よりも大きくしたフィン付き凝縮器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16137196A JPH109711A (ja) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | フィン付き凝縮器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16137196A JPH109711A (ja) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | フィン付き凝縮器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH109711A true JPH109711A (ja) | 1998-01-16 |
Family
ID=15733823
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16137196A Pending JPH109711A (ja) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | フィン付き凝縮器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH109711A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4855130A (en) * | 1986-01-30 | 1989-08-08 | Wella Aktiengesellschaft | Hair treating compositions and processes for improving the condition of hair |
| WO2001031275A1 (en) * | 1999-10-28 | 2001-05-03 | Mitsubishi Shindoh Co., Ltd. | Heat exchanger and heat exchanging apparatus |
-
1996
- 1996-06-21 JP JP16137196A patent/JPH109711A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4855130A (en) * | 1986-01-30 | 1989-08-08 | Wella Aktiengesellschaft | Hair treating compositions and processes for improving the condition of hair |
| WO2001031275A1 (en) * | 1999-10-28 | 2001-05-03 | Mitsubishi Shindoh Co., Ltd. | Heat exchanger and heat exchanging apparatus |
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