JPH06147532A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH06147532A
JPH06147532A JP4301975A JP30197592A JPH06147532A JP H06147532 A JPH06147532 A JP H06147532A JP 4301975 A JP4301975 A JP 4301975A JP 30197592 A JP30197592 A JP 30197592A JP H06147532 A JPH06147532 A JP H06147532A
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JP
Japan
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heat exchanger
heat transfer
transfer tube
groove
indoor
Prior art date
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Application number
JP4301975A
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English (en)
Inventor
Mitsunori Taniguchi
光徳 谷口
Osao Kido
長生 木戸
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
  • Other Air-Conditioning Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 室内機と室外機から構成される空気調和機に
おいて、室内側熱交換器の伝熱管の熱伝達率の向上を図
り、室外機側熱交換器の圧力損失の低減を図ることを目
的とする。 【構成】 室内側熱交換器の伝熱管14の内面に備えた
溝15のピッチを室外側熱交換器の伝熱管17の内面に
備えた溝18のピッチよりも小さくした室内側熱交換器
と室外側熱交換器とから構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、室外機と室内機から構
成される空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、空気調和機はコンパクト化が要求
されており、その構成部品である熱交換器もコンパクト
化が要求されてる。熱交換器の伝熱管についても、冷媒
流路を構成する円管内面に螺旋状の溝を設ける等の工夫
により高効率化が図られている。従来の伝熱管内面形状
としては実公昭55−14956号公報や実公昭55−
26706号公報に示されている形状がある。
【0003】以下、図面を参照しながら上記従来の空気
調和機の説明をする。図13は従来の室内機と室外機を
有する空気調和機の冷凍システム図である。室外機1内
に設置された、圧縮機2,四方弁3,及び、室外側熱交
換器4と、並列に設置された室内機5内の膨張弁6,及
び、室内側熱交換器7を並列接続した、ヒ−トポンプ式
冷凍サイクルが構成されている。また、室外側熱交換器
4,及び、室内側熱交換器7には、近接してそれぞれ、
室外側送風機8,及び、室内側送風機9が設置されてい
る。図14は室内側熱交換器の斜視図である。図15は
室外側熱交換器の斜視図である。図14及び図15にお
いて、10は一定間隔で平行に並べられたフィンで、1
1はフィン10を貫通し、気流方向に設けられた伝熱管
である。図16は伝熱管11の冷媒の流れと垂直方向の
断面図、図17は伝熱管11の冷媒の流れ方向の断面図
である。12は伝熱管11の内面に螺旋上に連続して設
けられた溝である。また図18は従来の室内側熱交換器
の水平方向断面の部分拡大図、図19は従来の室内側熱
交換器の鉛直方向断面の部分拡大図である。図20は従
来の室外側熱交換器の水平方向断面の部分拡大図、図2
1は従来の室外側熱交換器の鉛直方向断面の部分拡大図
である。図18、図19、図20及び図21で示したよ
うに、室外側熱交換器4に用いられる伝熱管11a、室
内側熱交換器7に用いられる伝熱管11bともに、同じ
形状の溝12が施された伝熱管11が用いられている。
【0004】以上のように構成された空気調和機につい
て、以下その動作を説明する。四方弁3によって冷房運
転,暖房運転が切り替えられ、冷房運転時は図13の実
線矢印の方向に冷媒が流れて冷房サイクルが形成され、
暖房運転時には図13の破線方向に冷媒が流れて暖房サ
イクルが形成される。室外側熱交換器4及び室内側熱交
換器7は、それぞれに近接された室外側送風機8及び室
内側送風機9により発生した気流がフィン10の相互間
を流動し、伝熱管11の管内を冷媒が流動し、気流と冷
媒が熱交換を行う。室外側熱交換器4は室内側熱交換器
7より大きいため伝熱管も長くなるので、圧力損失を低
下させるため、室内側熱交換器7よりパス数を増してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、室内側
熱交換器と室外側熱交換器ではパス数が異なるため、室
内側熱交換器を流れる冷媒の速度は、室外側熱交換器を
流れる冷媒の速度よりも大きく、室内側熱交換器では、
液冷媒が溝を乗り越えず、溝に沿って流れ易く、また濡
れ縁長さの大きい溝形状を持つ伝熱管が最適である。逆
に室外側熱交換器の伝熱管では、冷媒の速度は小さた
め、旋回力が大きく、また液冷媒が侵入し易い溝形状、
もしくは圧力損失が低減できるように、濡れ縁長さが小
さい溝形状が最適である。
【0006】上記従来の構成は、室内側熱交換器、室外
側熱交換器ともに同じ伝熱管が用いられているため、室
外側熱交換器に適した形状の溝を持つ伝熱管では、室内
側熱交換器の伝熱管における冷媒側の熱伝達率が小さく
なり、逆に室内側に適した形状の溝を持つ伝熱管では、
室外側熱交換器の伝熱管における冷媒側の熱伝達率が小
さくなったり、不要な圧力損失の増大を生じるという課
題を有していた。
【0007】本発明の目的は、室内側熱交換器と室外側
熱交換器にそれぞれに適した伝熱管を適用し、室内側熱
交換器の冷媒側の熱伝達率を促進し、室外側熱交換器の
圧力損失を低減する空気調和機を提供することである。
【0008】本発明の他の目的は、室内側熱交換器と室
外側熱交換器にそれぞれに適した伝熱管を適用し、室内
側熱交換器と室外側熱交換器の冷媒側の熱伝達率を促進
した空気調和機を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の空気調和機は、室内側熱交換器に室外側熱交
換器の伝熱管より、溝ピッチが小さい伝熱管を備えてい
る。
【0010】また本発明は、室内側熱交換器に室外側熱
交換器の伝熱管より、溝深さの大きい伝熱管を備えてい
る。
【0011】さらに本発明は、室内側熱交換器に室外側
熱交換器の伝熱管より、溝のリード角が小さい伝熱管を
備えている。
【0012】
【作用】本発明の空気調和機は、室内側熱交換器の溝ピ
ッチが小さいため、表面張力による液冷媒の保持力が強
くなり、冷媒速度の大きい室内側熱交換器でも液冷媒の
溝からの飛散を少なくすることができ、また濡れ縁長さ
も大きくできるため、伝熱管の伝熱促進効果を高めるこ
とができる。逆に室外側熱交換器では溝のピッチが大き
いため、濡れ縁長さが小さくなり、圧力損失が低減でき
る。
【0013】また本発明は、室内側熱交換器の溝深さが
大きいため、冷媒速度の大きい室内側熱交換器でも、液
冷媒が溝を乗り越えて流れ難くなり溝に沿った流れにす
ることができ、また液冷媒の保持量が大きくなり、伝熱
管の伝熱促進効果を高めることができる。逆に室内側熱
交換器では、冷媒の速度が小さいため、溝を乗り越えて
流れることはなく、むしろ溝の深さが小さいほうが濡れ
縁長さが小さくなり、圧力損失が低減できる。
【0014】さらに本発明は、室内側熱交換器の溝リー
ド角が小さいため、冷媒速度の大きい室内側熱交換器で
も、液冷媒が溝を乗り越えて流れ難くなり溝に沿った流
れにすることができ、伝熱管の伝熱促進効果を高めるこ
とができる。逆に冷媒速度が小さい室外側熱交換器で
は、溝リード角が大きく強い旋回力を得て、伝熱管の伝
熱促進効果を高めることができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明による空気調和機の第1の実施
例について、図面を参照しながら説明する。
【0016】ヒートポンプ式冷凍サイクルについては従
来例と同様であるため詳細は省略し、本発明の特徴であ
る熱交換器について説明を行う。
【0017】図1は、本発明による空気調和機の第1の
実施例の室内側熱交換器の鉛直方向断面の部分拡大図で
ある。図1において、13は一定間隔で平行に並べられ
たフィンで従来の構成と同じものである、14はフィン
13を貫通し、気流方向に設けられた室内側熱交換器の
伝熱管である。図2は伝熱管14の冷媒の流れと垂直方
向の断面図である。図2において、15は伝熱管14の
内面に螺旋状に連続して設けられた溝で、溝のピッチが
小さい。図3は、本実施例の室外側熱交換器の鉛直方向
断面の部分拡大図である。図3において、16は一定間
隔で平行に並べられたフィンで従来の構成と同じもので
ある、17はフィン16を貫通し、気流方向に設けられ
た室外側熱交換器の伝熱管である。図4は伝熱管17の
冷媒の流れと垂直方向の断面図である。図4において、
18は伝熱管17の内面に螺旋状に連続して設けられた
溝で、溝のピッチが大きい。
【0018】以上のように構成された室内側熱交換器と
室外側熱交換器について、以下その動作を説明する。
【0019】室内側熱交換器では、フィン13の相互間
を気流が流動し、伝熱管14の管内を冷媒が流動し、気
流と冷媒が熱交換を行う。この熱交換において、フィン
13は従来と同じ構成であり、気流側では従来と同じ熱
伝達の促進が図られている。冷媒側でも、内面に溝15
が設けられているために、従来と同様に、液冷媒が表面
張力の作用で溝15に保持されて液膜の平均厚さが薄く
なり、蒸発過程時、凝縮過程時ともに冷媒と伝熱管14
との熱伝達が促進されている。室外側熱交換器において
も室内側熱交換器と同様の動作をしているため詳細は省
略する。
【0020】この際、室内側熱交換器の伝熱管14で
は、溝15のピッチが小さいために表面張力により溝1
5に保持される液冷媒の保持力が強くなり、冷媒速度の
大きい室内側熱交換器でも液冷媒の溝15からの飛散を
少なくすることができ、また濡れ縁長さも大きくできる
ため、伝熱管の伝熱促進効果を高めることができる。逆
に、室外側熱交換器では溝18のピッチが大きいため、
濡れ縁長さが小さくなり、圧力損失が低減できる。
【0021】以上のように本実施例の室内側熱交換器と
室外側熱交換器により構成される空気調和機は、室内側
熱交換器の伝熱管14の溝15のピッチを室外側熱交換
器の伝熱管17の溝18のピッチより小さくすることに
より、冷媒速度の大きい室内側熱交換器の伝熱管14の
溝15からの液冷媒の飛散を少なくすることができ、ま
た濡れ縁長さも大きくでき、伝熱管の伝熱促進効果を高
めることができる。また室外側熱交換器の伝熱管17の
溝18のピッチを大きくすることにより、濡れ縁長さが
小さくなり、圧力損失が低減できる。これらにより、室
内側熱交換器の冷媒側の熱伝達率を促進し、室外側熱交
換器の圧力損失を低減することができる。
【0022】次に、本発明による空気調和機の第2の実
施例について、図面を参照しながら説明する。
【0023】ヒートポンプ式冷凍サイクルについては従
来例と同様であるため詳細は省略し、本発明の特徴であ
る熱交換器について説明を行う。
【0024】図5は、本発明による空気調和機の第2の
実施例の室内側熱交換器の鉛直方向断面の部分拡大図で
ある。図5において、19は一定間隔で平行に並べられ
たフィンで従来の構成と同じものである、20はフィン
19を貫通し、気流方向に設けられた室内側熱交換器の
伝熱管である。図6は伝熱管20の冷媒の流れと垂直方
向の断面図である。図6において、21は伝熱管20の
内面に螺旋状に連続して設けられた溝で、溝の深さが大
きい。図7は、同実施例の室外側熱交換器の鉛直方向断
面の部分拡大図である。図7において、22は一定間隔
で平行に並べられたフィンで従来の構成と同じものであ
る、23はフィン22を貫通し、気流方向に設けられた
室外側熱交換器の伝熱管である。図8は伝熱管23の冷
媒の流れと垂直方向の断面図である。図8において、2
4は伝熱管23の内面に螺旋状に連続して設けられた溝
で、溝の深さが小さい。
【0025】以上のように構成された室内側熱交換器と
室外側熱交換器について、以下その動作を説明する。
【0026】室内側熱交換器では、フィン19の相互間
を気流が流動し、伝熱管20の管内を冷媒が流動し、気
流と冷媒が熱交換を行う。この熱交換において、フィン
19は従来と同じ構成であり、気流側では従来と同じ熱
伝達の促進が図られている。冷媒側でも、内面に溝21
が設けられているために、従来と同様に、液冷媒が表面
張力の作用で溝21に保持されて液膜の平均厚さが薄く
なり、蒸発過程時、凝縮過程時ともに冷媒と伝熱管20
との熱伝達が促進されている。室外側熱交換器において
も室内側熱交換器と同様の動作をしているため詳細は省
略する。
【0027】この際、室内側熱交換器の伝熱管20で
は、溝21の深さを大きくすることにより、冷媒の速度
が大きい室内側熱交換器では、液冷媒が溝を乗り越えて
流れ難くなり、溝に沿った流れにすることができ、また
液冷媒の保持量が大きくなり、伝熱管の伝熱促進効果を
大きくすることができる。逆に室外側熱交換器では、伝
熱管23の溝24の深さを小さくすることにより、濡れ
縁長さが小さくなり、圧力損失が低減できる。
【0028】以上のように本実施例の室内側熱交換器と
室外側熱交換器により構成される空気調和機は、室内側
熱交換器の伝熱管20の溝21の深さを室外側熱交換器
の伝熱管23の溝24の深さより大きくすることによ
り、液冷媒は冷媒速度の大きい室内側熱交換器の伝熱管
20の溝21を乗り越えず、溝に沿った流れにすること
ができ、また液冷媒の保持量が大きくなり、伝熱管20
の伝熱促進効果を高めることができる。また室外側熱交
換器の伝熱管23の溝24の深さを小さくすることによ
り、濡れ縁長さが小さくなり、圧力損失が低減できる。
これらにより、室内側熱交換器の冷媒側の熱伝達率を促
進し、室外側熱交換器の圧力損失を低減することができ
る。
【0029】次に、本発明の空気調和機の第3の実施例
について、図面を参照しながら説明する。
【0030】ヒートポンプ式冷凍サイクルについては従
来例と同様であるため詳細は省略し、本発明の特徴であ
る熱交換器について説明を行う。
【0031】図9は、本発明による空気調和機の第3の
実施例の室内側熱交換器の水平方向断面の部分拡大図で
ある。図9において、25は一定間隔で平行に並べられ
たフィンで従来の構成と同じものである、26はフィン
25を貫通し、気流方向に設けられた室内側熱交換器の
伝熱管である。図10は伝熱管26の冷媒の流れと垂直
方向の断面図である。図10において、27は伝熱管2
6の内面に螺旋状に連続して設けられた溝で、溝のリー
ド角が小さい。図11は、同実施例の室外側熱交換器の
鉛直方向断面の部分拡大図である。図11において、2
8は一定間隔で平行に並べられたフィンで従来の構成と
同じものである、29はフィン28を貫通し、気流方向
に設けられた室外側熱交換器の伝熱管である。図12は
伝熱管29の冷媒の流れと垂直方向の断面図である。図
12において、30は伝熱管29の内面に螺旋状に連続
して設けられた溝で、溝の深さが大きい。
【0032】以上のように構成された室内側熱交換器と
室外側熱交換器について、以下その動作を説明する。
【0033】室内側熱交換器では、フィン25の相互間
を気流が流動し、伝熱管26の管内を冷媒が流動し、気
流と冷媒が熱交換を行う。この熱交換において、フィン
25は従来と同じ構成であり、気流側では従来と同じ熱
伝達の促進が図られている。冷媒側でも、内面に溝27
が設けられているために、従来と同様に、液冷媒が表面
張力の作用で溝27に保持されて液膜の平均厚さが薄く
なり、蒸発過程時、凝縮過程時ともに冷媒と伝熱管29
との熱伝達が促進されている。室外側熱交換器において
も室内側熱交換器と同様の動作をしているため詳細は省
略する。
【0034】この際、室内側熱交換器の伝熱管26で
は、溝27のリード角を小さくすることにより、冷媒の
速度が大きい室内側熱交換器では、液冷媒が溝を乗り越
えて流れ難くなり溝に沿った流れにすることができ、伝
熱管の伝熱促進効果を大きくすることができる。逆に室
外側熱交換器では、伝熱管29の溝30のリード角を大
きくすることにより、強い旋回力を得て、伝熱管29の
伝熱促進効果を高めることができる。
【0035】以上のように本実施例の室内側熱交換器と
室外側熱交換器により構成される空気調和機は、室内側
熱交換器の伝熱管26の溝27のリード角を室外側熱交
換器の伝熱管29の溝30のリード角より小さくするこ
とにより、液冷媒は冷媒速度の大きい室内側熱交換器の
伝熱管26の溝27を乗り越えず、溝に沿った流れにす
ることができ、伝熱管26の伝熱促進効果を高めること
ができ、また室外側熱交換器の伝熱管29の溝30のリ
ード角を大きくすることにより、強い旋回力を得ること
ができ、室外側熱交換器の冷媒側の熱伝達率を促進する
ことができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、室内側熱
交換器の伝熱管の溝のピッチを室外側熱交換器の伝熱管
の溝のピッチより小さくすることにより、室内側熱交換
器では表面張力による液冷媒の保持力が強くなり、冷媒
速度の大きい室内側熱交換器でも液冷媒の溝からの飛散
を少なくすることができ、濡れ縁長さも大きくでき、伝
熱管の伝熱促進効果を高めることができる。逆に室外側
熱交換器では溝のピッチが大きいため、濡れ縁長さが小
さくなり、圧力損失が低減できる。これらにより、室内
側熱交換器の冷媒側の熱伝達率を促進し、室外側熱交換
器の圧力損失を低減することができる。
【0037】また、本発明は、室内側熱交換器の伝熱管
の溝の深さを室外側熱交換器の伝熱管の溝の深さより大
きくすることにより、冷媒速度の大きい室内側熱交換器
でも、液冷媒が溝を乗り越えて流れ難くなり溝に沿った
流れにすることができ、また液冷媒の保持量が大きくな
り、伝熱管の伝熱促進効果を高めることができる。逆に
室内側熱交換器では、冷媒の速度が小さいため、溝を乗
り越えて流れることはなく、むしろ溝の深さが小さいほ
うが濡れ縁長さが小さくなり、圧力損失が低減できる。
これらにより、室内側熱交換器の冷媒側の熱伝達率を促
進し、室外側熱交換器の圧力損失を低減することができ
る。
【0038】さらに、本発明は、室内側熱交換器の伝熱
管の溝のリード角を小さくすることにより、冷媒速度の
大きい室内側熱交換器でも、液冷媒が溝を乗り越えて流
れ難くなり溝に沿った流れにすることができ、伝熱管の
伝熱促進効果を高めることができる。逆に室外側熱交換
器では冷媒速度が小さいが、溝リード角が大きく強い旋
回力を得て、伝熱管の伝熱促進効果を高めることができ
る。これらにより、室内側熱交換器と室外側熱交換器の
冷媒側の熱伝達率を促進を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空気調和機の第1の実施例の室内
側熱交換器の鉛直方向断面の部分拡大図
【図2】同実施例の室内側熱交換器の伝熱管の冷媒の流
れと鉛直方向の断面図
【図3】同実施例の室外側熱交換器の鉛直方向断面の部
分拡大図
【図4】同実施例の室外側熱交換器の伝熱管の冷媒の流
れと垂直方向の断面図
【図5】本発明による空気調和機の第2の実施例の室内
側熱交換器の鉛直方向断面の部分拡大図
【図6】同実施例の室内側熱交換器の伝熱管の冷媒の流
れと垂直方向の断面図
【図7】同実施例の室外側熱交換器の鉛直方向断面の部
分拡大図
【図8】同実施例の室外側熱交換器の伝熱管の冷媒の流
れと垂直方向の断面図
【図9】本発明による空気調和機の第3の実施例の室内
側熱交換器の水平方向断面の部分拡大図
【図10】同実施例の室内側熱交換器の伝熱管の冷媒の
流れ方向の断面図
【図11】同実施例の室外側熱交換器の水平方向断面の
部分拡大図
【図12】同実施例の室内側熱交換器の伝熱管の冷媒の
流れ方向の断面図
【図13】従来の空気調和機の冷凍システム図
【図14】従来の空気調和機の室内側熱交換器の斜視図
【図15】従来の空気調和機の室内側熱交換器の斜視図
【図16】従来の空気調和機の熱交換器の伝熱管の冷媒
の流れと垂直方向の断面図
【図17】従来の空気調和機の熱交換器の伝熱管の冷媒
の流れ方向の断面図
【図18】従来の空気調和機の室内側熱交換器の水平方
向断面の部分拡大図
【図19】従来の空気調和機の室内側熱交換器の鉛直方
向断面の部分拡大図
【図20】従来の空気調和機の室外側熱交換器の水平方
向断面の部分拡大図
【図21】従来の空気調和機の室外側熱交換器の鉛直方
向断面の部分拡大図
【符号の説明】
13 フィン 14 伝熱管 15 溝 16 フィン 17 伝熱管 18 溝 19 フィン 20 伝熱管 21 溝 22 フィン 23 伝熱管 24 溝 25 フィン 26 伝熱管 27 溝 28 フィン 29 伝熱管 30 溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内面に螺旋上に連続する溝を備えた伝熱
    管を用いた室外側熱交換器を搭載した室外機と、前記室
    外側熱交換器に用いた伝熱管よりも溝ピッチの小さい伝
    熱管を用いた室内側熱交換器を搭載した室内機とからな
    る空気調和機。
  2. 【請求項2】 内面に螺旋上に連続する溝を備えた伝熱
    管を用いた室外側熱交換器を搭載した室外機と、前記室
    外側熱交換器に用いた伝熱管よりも溝の深さが大きい伝
    熱管を用いた室内側熱交換器を搭載した室内機とから成
    る空気調和機。
  3. 【請求項3】 内面に螺旋上に連続する溝を備えた伝熱
    管を用いた室外側熱交換器を搭載した室外機と、前記室
    外側熱交換器に用いた伝熱管よりも溝のリード角が小さ
    い伝熱管を用いた室内側熱交換器を搭載した室内機とか
    らなる空気調和機。
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