JPH1096866A - 双眼鏡 - Google Patents
双眼鏡Info
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- JPH1096866A JPH1096866A JP27295796A JP27295796A JPH1096866A JP H1096866 A JPH1096866 A JP H1096866A JP 27295796 A JP27295796 A JP 27295796A JP 27295796 A JP27295796 A JP 27295796A JP H1096866 A JPH1096866 A JP H1096866A
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Abstract
調整操作がし易いやすい双眼鏡を提供すること。 【解決手段】 スライドフレーム31,32に、双眼鏡
幅方向に延びる案内溝310a,310b,320a,
320bを形成すると共に、底板41の四隅にはこれら
案内溝に夫々係合するピン413,414,415,4
16を突設し、底板41の前端近傍に切り欠き41a、
41bを形成することにより、底板41の前端と切り欠
き41a,41bとの間のピン413,415を含む領
域を弾性変形可能とした構成。
Description
であり、より詳細には、眼幅調整機構を有する双眼鏡に
関するものである。
のケーシングに収納し、両ケーシングを双眼鏡幅方向に
相対移動させることにより眼幅調整を行うことができる
双眼鏡が知られている。このような双眼鏡は、一方(例
えば左側)のケーシングが他方(例えば右側)のケーシ
ングに収納されるよう構成されており、一方のケーシン
グを他方のケーシングから引き出すことにより眼幅が広
げることができる。
るため、一方のケーシングにはガイドバーが設けられ、
他方には当該ガイドバーに係合する係合部(孔など)が
設けられている。
うな双眼鏡では、ガイドバーと係合部とのクリアランス
が大きいとケーシングの移動の際のがたつきが大きくな
り、クリアランスが小さいとケーシングの移動が渋くな
り操作しにくくなるという問題点があった。
際のがたつきが少なく、且つ眼幅調整操作がし易いやす
い双眼鏡を提供することを目的とするものである。
め、本発明の双眼鏡は、左右の望遠光学系を支持する左
右一対の可動フレームと、該可動フレームを双眼鏡の幅
方向に移動可能に保持する支持フレームと、を備え、支
持フレームにおいて可動部材の下方に位置する支持部材
の、双眼鏡前後方向の端縁近傍にピンを突設し、可動フ
レームに、ピンに係合し且つ双眼鏡の幅方向に延びる案
内溝を形成すると共に、支持部材の端縁近傍に双眼鏡の
幅方向に延びる切り欠きを形成し、端縁近傍のピンを含
む領域を双眼鏡の前後方向に弾性変形可能とし、当該領
域を所定量弾性変形させた状態で、案内溝とピンとを係
合させること、を特徴とするものである。このように構
成することによって、上記領域の弾性力によってピンが
案内溝に対して当接付勢される。
植設され、可動フレームには、第2のピンに係合し且つ
双眼鏡の幅方向に延びる案内溝がさらに形成される。こ
のように構成することにより、上記の当接付勢に伴って
第2のピンが案内溝の一端に摺接する。そのため、案内
溝とピンとの間にクリアランスがあっても、眼幅調整の
際のがたつきは減少する。また、案内溝とピンとのクリ
アランスをあまり小さくする必要が無いため、眼幅調整
の際の可動フレームの移動がスムースに行われる。即
ち、眼幅調整操作がし易くなる。
ことができる。このように構成することにより、眼幅調
整の際の上記可動部材の移動をより安定させることがで
きる。また、この場合、上記の切り欠きを、底板の前端
近傍あるいは後端近傍に形成することが可能である。
する。本実施形態の双眼鏡は、左右の望遠光学系を双眼
鏡の幅方向中心部に対して対称に移動させて眼幅調整を
行うよう構成されたものであり、両接眼部の間隔の大小
に係わらず、焦点調整用の操作部材が双眼鏡の幅方向中
心部に位置するよう構成されたものである。以下、図面
を参照して詳説する。
図である。双眼鏡1は、双眼鏡の幅方向中心部に対して
対称に移動可能な左右一対の鏡体(ケーシング)21,
22と、両鏡体を支持する支持フレーム25が設けられ
ている。
る。双眼鏡1は、接眼レンズと対物レンズが同一直線上
に配置された、所謂ダハプリズムタイプの双眼鏡であ
る。図2に示すように、双眼鏡1の左右の鏡体21,2
2には、左右一対の望遠光学系10L,10Rが収容さ
れている。各望遠光学系10L,10Rは、図中一点鎖
線で示す入射光軸OAL,OARに沿って、第1レンズ1
1L,11R、補助プリズム12L,12R、ダハプリ
ズム13L,13R、及び第2レンズ14L,14R、
接眼レンズ15L,15Rからなっている。
14L,14Rは、夫々対物光学系を形成しており、当
該対物光学系により像が形成される位置に視野枠16
L,16Rが設けられている。対物光学系により形成さ
れた像は、接眼レンズ15L,15Rにより拡大され、
観察される。
2を、双眼鏡の幅方向中心部に対して対称に移動可能と
するための構成について説明する。なお、以下の説明で
は、双眼鏡の対物側(被写体に近い側)を前方、接眼側
(観察者に近い側)を後方と呼ぶ。また、図2における
光軸OAL,OARに平行な方向は、単に「光軸方向」と
呼ぶ。
解斜視図である。左右一対の鏡体21,22を移動可能
に支持するための支持フレーム25(図1)は、平行な
2枚の板部材である底板41と天板42、及び底板41
と天板42の間に設けられ双眼鏡の高さ方向の支柱とな
る中央支持体45によって、横H字型のフレームとして
構成されている。
の各レンズ及びプリズム(図3では夫々光軸OAL,O
ARで示す)は、底板41と天板42の間で双眼鏡幅方
向に移動可能に設けられた左右一対のスライドフレーム
31,32に支持される。また、当該スライドフレーム
31,32には、観察者に把持される部分である左右一
対の外装ケース51,52が固定される。この左右のス
ライドフレーム31,32及び外装ケース51,52
が、図1の鏡体21,22を構成する。
2、及び両スライドフレームを支持する底板41を示す
斜視図である。スライドフレーム31,32は、夫々中
央部に開口312,322が形成された左右一対の板状
部材である。スライドフレーム31,32の夫々双眼鏡
左端及び右端に相当する端部は、鉛直上向きに屈曲さ
れ、側壁部311,321を形成している。
は、側壁部311から所定距離の位置に、鉛直方向上方
に起立する一対の起立部313,314が形成されてい
る。側壁部311と起立部313,314との間で、左
側の望遠光学系10L(図2)が保持される。同様に、
スライドフレーム32の保持部320の前端及び後端に
は起立部323,324が形成され、側壁部321と起
立部323,324との間で、右側の望遠光学系10R
(図2)が保持される。
314の間には、前後方向に延びる案内軸315が掛け
渡され、スライドフレーム32の両起立部323,32
4の間には、前後方向に延びる案内軸325が掛け渡さ
れている。両案内軸315,325は、接眼光学系及び
プリズムを前後方向に移動させる際の案内を行うもので
ある(詳細は後述する)。
には、双眼鏡幅方向に延びる案内溝310a,310b
が夫々形成されている。同様に、スライドフレーム32
の前端及び後端近傍には、双眼鏡幅方向に延びる案内溝
320a,320bが夫々形成されている。
414,415,416が植設され、夫々スライドフレ
ーム31の案内溝310a,310bとスライドフレー
ム32の案内溝320a,320bに係合する。案内溝
310a,310b,320a,320bとピン41
3,414,415,416との係合により、スライド
フレーム31,32は、底板41上で双眼鏡幅方向にの
み移動可能に位置規制される。
イドフレーム32に向けて平行な一対の延出部331,
332が延びており、スライドフレーム32の左端から
は、スライドフレーム31に向けて一対の延出部34
1,342が延びている。延出部331,332には双
眼鏡の幅方向に延びる係合溝333,334が夫々形成
され、同様に、延出部341,342には係合溝34
3,344が夫々形成されている。
板41に取り付けた状態を示す。スライドフレーム3
1,32を底板41に取り付けると、スライドフレーム
31の延出部331,332とスライドフレーム32の
延出部341,342とは、スライドフレーム32側を
上にして夫々重なるように配置される。
ライドフレーム32の係合溝343には、底板41の双
眼鏡幅方向中央に植設されたピン411が係合し、スラ
イドフレーム31の係合溝334とスライドフレーム3
2の係合溝344には、底板41の双眼鏡幅方向中央に
植設されたピン412が係合している。ピン411,4
12と各係合溝の係合により、スライドフレーム31,
32は双眼鏡幅方向に案内される。
部において、スライドフレーム31,32の各延出部に
跨るように配置される。スライドフレーム31の延出部
331、及びスライドフレーム32の延出部342に
は、夫々ラック335,345が互いに向き合って形成
されており、両ラック335,345は中央支持体45
の下部に設けられたピニオン36に係合している。
ム31の起立部313,314の上端面313a,31
4a、及びスライドフレーム32の起立部323,32
4の上端面323a,324aは、天板42の下面に当
接する当接面となっている。このように、スライドフレ
ーム31,32は底板41及び天板42により鉛直方向
に位置規制される。かくして、スライドフレーム31,
32は、底板41と天板42及び中央支持体45よりな
る横H型の支持フレーム25によって双眼鏡の幅方向に
スライド可能に支持される。
31,32のスライド状態を示す平面図である。スライ
ドフレーム31,32は、底板41に植設された各ピン
413,414,415,416と、案内溝310a,
310b,320a,320bとの係合によって、双眼
鏡幅方向にのみスライド可能となっている。さらに、ピ
ニオン36がスライドフレーム31,32のラック33
5,345に係合しているため、図6(a)、(b)に
示すように、スライドフレーム31,32は、互いに逆
方向に同量だけ移動可能となる。
内溝310a,310b,320a,320bと底板4
1のピン413,414,415,416との位置関係
を示す概略図である。なお、図7では、案内溝310
a,310b,320a,320bを点線で示す。
は、双眼鏡幅方向に延びる切り欠き41a,41bが形
成され、底板41の前端と切り欠き41a,41bとの
間のピン413,415を含む領域が前後方向に弾性変
形可能となっている。上記の案内溝310a,320a
とピン413,415とは、上記の領域が前方あるいは
後方に僅かに弾性変形した状態で係合している。従っ
て、ピン413,414,415,416は案内溝31
0a,310b,320a,320bに対して当接付勢
される。
3,414,415,416と案内溝310a,310
b,320a,320bとの間にクリアランスがあって
も、可動フレーム31,32の移動の際のがたつきは抑
えられる。また、ピン413,415と案内溝310
a,320aとのクリアランスをあまり小さくする必要
が無いため、スライドフレーム31,32の移動の際の
摺動抵抗も少なく、眼幅調整操作がし易くなる。
付構造について説明する。図8は、右側のスライドフレ
ーム32と外装ケース52の取り付け構造を示す斜視図
である。なお、図8では、スライドフレーム32の上下
に位置する底板41,天板42(図3)は省略する。
した箱型に形成されている。外装ケース52の前端には
鉛直壁521が形成され、対物光学系の第1レンズ11
R(図2)に入射光を導くための開口522が形成され
ている。一方、外装ケース52の後端は全体が開口とな
っており、当該開口の双眼鏡幅方向内側の周縁には、後
端カバー529を取り付けるための外縁部523が形成
されている。
3,324のうち、前方の起立部323には、前方に向
けて水平に突出し、外装ケース52の壁521に当接す
る当接部346が形成されている。また、接眼側の起立
部324は後方に向けて屈曲され、屈曲部の上下端が外
装ケース52の外縁部523に当接する当接部347と
なっている。
形成され、ねじ孔348に対応する外装ケース52の所
定箇所には貫通孔524が形成されている。また、起立
部324にはねじ孔324aが形成され、外装ケース5
2の外縁部523にはめ込まれる後端カバー529に
は、ねじ孔324aに対応する箇所に貫通孔526が形
成されている。そして、側壁部321の所定箇所にはね
じ孔349が形成され、ねじ孔347に対応する外装ケ
ース52の所定箇所には、貫通孔525が形成されてい
る。
ケース52とは、当接部346,347と壁521及び
外縁部523との当接、及びねじ孔348,324a,
349へのねじの締め付けによって固定される。つま
り、スライドフレーム32の上下には底板41と天板4
2が位置するため、スライドフレーム32の上下以外の
箇所、即ち、前後端と側端において、スライドフレーム
32と外装ケース52とが固定される。なお、左側の鏡
体21とスライドフレーム31も、同様に固定される。
フレーム31,32と外装ケース51,52により構成
される左右の鏡体21,22は、横H型の支持フレーム
25に支持され、図9(a)、(b)に概略断面図とし
て示す如く、支持フレーム25に対して対称にスライド
する。
ム31,32と外装ケース51,52よりなる左右の鏡
体(ケーシング)21,22が、夫々箱体(殻)を構成
するため、剛性の高い構造が得られる。なお、左右の鏡
体21,22の剛性をより高くするため、スライドフレ
ーム31,32及び外装ケース51,52は金属で構成
されている。
と天板42及び中央支持体45よりなる横H型の支持フ
レーム25に支持されるため、図9(b)に示すよう
に、左右の鏡体21,22の間隔を広げた状態でも、双
眼鏡1全体の剛性が保たれる。なお、双眼鏡1全体の剛
性をより高くするため、底板41と天板42は金属で構
成されている。
るための構成について説明する。本実施形態の双眼鏡
は、図2に示す左右の望遠光学系10L,10Rのう
ち、補助プリズム12L,12Rから接眼レンズ15
L,15Rまでの部分を左右夫々移動可能なユニットと
し、当該ユニットを光軸OAL,OARに沿って移動させ
ることによって接眼部の収納/突出及び焦点調整を行う
よう構成されている。
1,32には、各プリズム及びレンズを保持すると共
に、光軸に沿って移動可能な左右一対の移動ユニット6
a,6b(図3では省略)が設けられる。図10及び図
11は右側の移動ユニット6bを示す分解斜視図及び斜
視図である。なお、左側の移動ユニット6aは、右側の
移動ユニット6bと双眼鏡幅方向の中心に対し対称に構
成されている。
6bは、プリズム(後述)を保持するプリズムホルダ6
4と、レンズ(後述)を保持するレンズホルダ66、及
びこれらを支持する移動体62により構成されている。
レンズホルダ66の先端には接眼部の外装部材である化
粧環68が取り付けられ、化粧環68の先端には目当て
ゴム68aが設けられている。
するベース板62aと、ベース板62aの後端及び左端
に設けられた2つの鉛直壁62b,62cよりなってい
る。2つの鉛直壁62b,62cは平面視でL字状のフ
レームを形成し、鉛直壁62bにはレンズホルダ66が
後方から取り付けられる。
の案内軸325を挿通させるための挿通孔621,62
2が形成され、鉛直壁62bの右端にはスライドフレー
ム32の側壁部321に上方から接する当接部623が
設けられている。かくして、図11に示すように、移動
体62は、スライドフレーム32に対し、前後方向に移
動可能に支持される。
ら見た斜視図として示すように、移動体62のベース板
62aの右端には、スライドフレーム32の側壁部32
1に下方から当接するよう上方に向けて屈曲形成された
当接片626が設けられている。スライドフレーム32
に移動体62を取り付けると、当接片626は僅かに弾
性変形した状態で側壁部321の下方に当接する。即
ち、移動体62の当接部623と当接片626が上下か
ら側壁部312を挟み込む。これにより、移動体62の
案内軸325回りに回転が防止される。
2(図10)との間のクリアランスによるがたを除去す
るため、鉛直壁62cの上端には、天板42(図3)に
摺接する摺接部627が設けられている。摺接部627
は、長手方向一端が固定され他端が自由端であるレバー
形状に形成されており、摺接部627の自由端近傍には
上方に突出する突起627aが設けられている。摺接部
627が僅かに下方に弾性変形した状態で、突起627
aが天板42(図3)に下方から当接する。移動体62
の移動に伴い、摺接部627(の突起627a)と天板
42(図3)の下面とが摺接し、上記のがたが除去され
る。
対物光学系の第1レンズ11Rを保持する第1レンズ枠
19が、視度差調整のため光軸方向に移動可能に支持さ
れているが、この視度差調整については説明を省略す
る。
図である。図13に示すように、左右のプリズムホルダ
63,64には、補助プリズム12L,12Rとダハプ
リズム13L,13Rが保持されている。又、左右のレ
ンズホルダ65,66には、対物光学系の第2レンズ1
4L,14R、接眼レンズ15L,15R、及び視野環
16L,16Rが保持されている。
向中央部に向けてアーム614、624が延びており、
双眼鏡幅方向中央部には、アーム614,624を光軸
方向に駆動するための焦点調整用駆動機構70が設けら
れている。焦点調整用駆動機構70には、焦点調整用の
操作部材である転輪71が設けられ、転輪71の内部に
は駆動環71aが固定され、駆動環71aの内面には2
つの突起76,77が設けられている。
6,77に係合するねじ溝を有するねじ73が設けられ
ている。ねじ73の先端には、ねじ73が軸回りに回転
しないよう前後方向に案内するスライダ74が取り付け
られ、転輪71を回転すると、ねじ73及びスライダ7
4が直進移動する。そして、スライダ74に設けられた
後述のレバー75を介してアーム614,624が前後
に移動し、移動体61,62を移動させる。
L,11Rと移動ユニット6a,6bとは最も近接した
状態にある。この状態では、移動ユニット6a,6bは
後端部を残して双眼鏡1の外装ケース51,52内に収
納されている。
レンズ11L,11Rから最も離間した状態を示す。図
14に示す状態では、移動ユニット6a,6bの接眼レ
ンズ15L,15R、化粧環67,68、及び目当てゴ
ム67a,68aが双眼鏡1の外装ケース51,52か
ら後方(観察者側)に突出する。
移動ユニット6a,6bが最も第1レンズ11L,11
Rに近接した状態(収納状態)では観察不能である。こ
のように、接眼光学系を含む移動ユニット6a,6b
が、観察不能状態(収納状態)になるまで第1レンズ1
1L,11Rに近接し得るよう構成されているため、双
眼鏡1は未使用時にそれだけ小型になる。
する。図15は、焦点調整用駆動機構70を示す斜視図
である。ねじ73は前後方向に延びる支軸72により貫
通支持されている。ねじ73の先端に設けられたスライ
ダ74には、中央支持体45の内部に設けられた案内レ
ール45aに案内されるコーナー部74aが形成され、
コーナー部74aと案内レール45aとの摺動によっ
て、スライダ74(及びねじ73)は前後方向に直進移
動可能になる。
体61,62のアーム614,624を左右両側から挿
入するためのスリット45b,45bが形成されてい
る。また、スライダ74には、下方に向けて延びるレバ
ー75が取り付けられる。このレバー75が、スリット
45b,45bから中央支持体45の内部に挿入された
アーム614,624の溝615,625に上方から係
合する。
ー75と溝615,625との係合によって、左右の移
動体61,62が前後方向に移動する。なお、眼幅調整
によるスライドフレーム31,32の移動に伴い、移動
体61,62も左右方向に移動するため、溝615,6
25は移動体61,62の左右方向の移動を許容できる
よう十分長く形成されている。
関係について説明する。図7に示すように、スライドフ
レーム31,32には双眼鏡幅方向に延びる案内溝31
0a,310b,320a,320bが形成され、底板
41の四隅にはこれら案内溝に夫々係合するピン41
3,414,415,416が突設されている。さら
に、底板41の前端近傍には、双眼鏡幅方向に延びる切
り欠き41a,41bが形成され、底板41の前端と切
り欠き41a,41bとの間のピン413,415を含
む領域が前後方向に弾性変形可能となっている。
a,320bとピン413,414,415,416と
は、上記の領域が僅かに弾性変形した状態で係合してい
る。従って、ピン413,414,415,416は案
内溝310a,310b,320a,320bに対して
当接付勢される。即ち、ピン413,414,415,
416と案内溝310a,310b,320a,320
bとの間にクリアランスがあっても、スライドフレーム
31,32の移動の際のがたつきは抑えられる。
よると、支持部材におけるピンを含む領域の弾性力によ
って、ピンが案内溝に対して当接付勢される。そのた
め、案内溝とピンとの間にクリアランスがあっても、眼
幅調整の際のがたつきは減少する。また、案内溝とピン
とのクリアランスをあまり小さくする必要が無いため、
眼幅調整の際の可動フレームの移動がスムースに行わ
れ、眼幅調整操作がし易くなる。
す斜視図である。
である。
である。
示す斜視図である。
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 左右の望遠光学系を支持する左右一対の
可動フレームと、該可動フレームを双眼鏡の幅方向に移
動可能に保持する支持フレームと、を備え、 前記支持フレームにおいて前記可動部材の下方に位置す
る支持部材の、双眼鏡前後方向の端縁近傍にピンを突設
し、 前記可動フレームに、前記ピンに係合し且つ双眼鏡の幅
方向に延びる案内溝を形成すると共に、 前記支持部材の前記端縁近傍に双眼鏡の幅方向に延びる
切り欠きを形成し、前記端縁近傍の前記ピンを含む領域
を双眼鏡の前後方向に弾性変形可能とし、 前記領域を所定量弾性変形させた状態で、前記案内溝と
前記ピンとを係合させること、を特徴とする双眼鏡。 - 【請求項2】 前記支持部材に第2のピンがさらに植設
され、 前記可動フレームに、前記第2のピンに係合し且つ双眼
鏡の幅方向に延びる案内溝がさらに形成されているこ
と、を特徴とする請求項1に記載の双眼鏡。 - 【請求項3】 前記支持部材は板状部材であること、を
特徴とする請求項1又は2に記載の双眼鏡。 - 【請求項4】 前記ピンは前記底板の四隅に突設される
こと、を特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の
双眼鏡。 - 【請求項5】 前記切り欠きは、前記支持部材の前端近
傍あるいは後端近傍に形成されること、を特徴とする請
求項1から4のいずれかに記載の双眼鏡。
Priority Applications (1)
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JP27295796A JP3936000B2 (ja) | 1996-09-24 | 1996-09-24 | 双眼鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP27295796A JP3936000B2 (ja) | 1996-09-24 | 1996-09-24 | 双眼鏡 |
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JPH1096866A true JPH1096866A (ja) | 1998-04-14 |
JP3936000B2 JP3936000B2 (ja) | 2007-06-27 |
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