JP3255590B2 - 双眼鏡 - Google Patents

双眼鏡

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JP3255590B2
JP3255590B2 JP22114397A JP22114397A JP3255590B2 JP 3255590 B2 JP3255590 B2 JP 3255590B2 JP 22114397 A JP22114397 A JP 22114397A JP 22114397 A JP22114397 A JP 22114397A JP 3255590 B2 JP3255590 B2 JP 3255590B2
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剛治 舩津
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旭光学工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、焦点調整機構及び
視度差調整機構を備えた双眼鏡に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、焦点調整機構と視度差調整機
構を備えた双眼鏡が知られている。このような双眼鏡で
は、左右の望遠光学系に属するレンズ群のうち、左右
一組のレンズ群が光軸方向に移動できるよう支持されて
いる。そして、当該一組のレンズ群の両方を移動するこ
とによって焦点調整を行い、いずれか一方を移動するこ
とによって視度差調整を行うよう構成されている。この
ような従来の双眼鏡では、焦点調整機構と視度差調整機
構は、焦点調整用の駆動部材(例えばねじ部材)の内部
に視度差調整用の駆動部材を設けた所謂入れ子構造とな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の双眼鏡では、(入れ子の内側の)視度差調整
用の駆動部材が、焦点調整用の駆動部材を介して間接的
に案内されることになるため、駆動がたが生じやすいと
いう問題点がある。
【0004】上記の事情に鑑み、本発明は、焦点調整機
構と視度差調整機構とを有し、且つ駆動がたの少ない双
眼鏡を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の双眼鏡は、焦点調整用操作つまみと、該焦
点調整用操作つまみの操作によって駆動され、左右の望
光学系に属するレンズ群を移動させる焦点調整用駆
動部材と、視度差調整用操作つまみと、該視度差調整用
操作つまみの操作によって駆動され、左右いずれか一方
の望遠光学系に属するレンズ群を移動させる視度差調
整用駆動部材と、を備えて構成されている。そして、焦
点調整用駆動部材と視度差調整用駆動部材とが、共通の
案内部材により直列に移動案内されている。
【0006】このように構成すれば、焦点調整用駆動部
材と視度差調整用駆動部材とが、いずれも共通の軸で直
接案内される。従って、視度差調整用の駆動部材が(焦
点調整用駆動部材を介して)間接的に案内される従来の
双眼鏡のような、駆動がたの発生を抑えることが可能に
なる。
【0007】さらに、双眼鏡を、左右の望遠光学系を
夫々収容する左右一対の鏡体と、該一対の鏡体を支持す
る中央支持体とによって構成すると共に、上記の案内部
材を中央支持体に設けることができる。このように構成
すれば、例えば左右一対の鏡体を相対移動(スライド又
は揺動)させて眼幅調整を行うタイプの双眼鏡に適用す
ることも可能になる。また、焦点調整時に移動するレン
ズ群と、視度差調整時に移動するレンズ群とを別にすれ
ば、焦点調整用駆動部材と視度差調整用駆動部材の、案
内部材上での移動領域を分けることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。本実施形態の双眼鏡は、左右の望遠光学系を双
眼鏡の幅方向中心部に対して対称に移動させて眼幅調整
を行うよう構成されたものであり、両接眼部の間隔の大
小に係わらず、焦点調整用の操作部材が双眼鏡の幅方向
中心部に位置するよう構成されたものである。以下、図
面を参照して詳説する。
【0009】図1は、本実施形態の双眼鏡1を示す斜視
図である。双眼鏡1は、双眼鏡の幅方向中心部に対して
対称に移動可能な左右一対の鏡体(ケーシング)21,
22と、両鏡体を支持する支持フレーム25が設けられ
ている。
【0010】図2は、双眼鏡1の光学系を示す図であ
る。双眼鏡1は、接眼レンズと対物レンズが同一直線上
に配置された、所謂ダハプリズムタイプの双眼鏡であ
る。図2に示すように、双眼鏡1の左右の鏡体21,2
2には、左右一対の望遠光学系10L,10Rが収容
されている。各望遠光学系10L,10Rは、図中一
点鎖線で示す入射光軸OAL,OARに沿って、第1レン
ズ11L,11R、補助プリズム12L,12R、ダハ
プリズム13L,13R、及び第2レンズ14L,14
R、接眼レンズ15L,15Rからなっている。
【0011】第1レンズ11L,11R及び第2レンズ
14L,14Rは、夫々対物光学系を形成しており、当
該対物光学系により像が形成される位置に視野枠16
L,16Rが設けられている。対物光学系により形成さ
れた像は、接眼レンズ15L,15Rにより拡大され、
観察される。
【0012】次に、図1に示す左右一対の鏡体21,2
2を、双眼鏡の幅方向中心部に対して対称に移動可能と
するための構成について説明する。なお、以下の説明で
は、双眼鏡の対物側(被写体に近い側)を前方、接眼側
(観察者に近い側)を後方と呼ぶ。また、図2における
光軸OAL,OARに平行な方向は、単に「光軸方向」と
呼ぶ。
【0013】図3は、双眼鏡1のフレーム構造を示す分
解斜視図である。左右一対の鏡体21,22を移動可能
に支持するための支持フレーム25(図1)は、平行な
2枚の板部材である底板41と天板42、及び底板41
と天板42の間に設けられ双眼鏡の高さ方向の支柱とな
る中央支持体45によって、横H字型のフレームとして
構成されている。
【0014】左右の望遠光学系10L,10R(図
2)の各レンズ及びプリズム(図3では夫々光軸OA
L,OARで示す)は、底板41と天板42の間で双眼鏡
幅方向に移動可能に設けられた左右一対のスライドフレ
ーム31,32に支持される。また、当該スライドフレ
ーム31,32には、観察者に把持される部分である左
右一対の外装ケース51,52が固定される。この左右
のスライドフレーム31,32及び外装ケース51,5
2が、図1の鏡体21,22を構成する。
【0015】図4は、左右のスライドフレーム31,3
2、及び両スライドフレームを支持する底板41を示す
斜視図である。スライドフレーム31,32は、夫々中
央部に開口312,322が形成された左右一対の板状
部材である。スライドフレーム31,32の夫々双眼鏡
左端及び右端に相当する端部は、鉛直上向きに屈曲さ
れ、側壁部311,321を形成している。
【0016】スライドフレーム31の前端及び後端に
は、側壁部311から所定距離の位置に、鉛直方向上方
に起立する一対の起立部313,314が形成されてい
る。側壁部311と起立部313,314との間で、左
側の望遠光学系10L(図2)が保持される。同様
に、スライドフレーム32の保持部320の前端及び後
端には起立部323,324が形成され、側壁部321
と起立部323,324との間で、右側の望遠光学系
10R(図2)が保持される。
【0017】スライドフレーム31の両起立部313,
314の間には、前後方向に延びる案内軸315が掛け
渡され、スライドフレーム32の両起立部323,32
4の間には、前後方向に延びる案内軸325が掛け渡さ
れている。両案内軸315,325は、接眼光学系及び
プリズムを前後方向に移動させる際の案内を行うもので
ある(詳細は後述する)。
【0018】スライドフレーム31の前端及び後端近傍
には、双眼鏡幅方向に延びる案内溝310a,310b
が夫々形成されている。同様に、スライドフレーム32
の前端及び後端近傍には、双眼鏡幅方向に延びる案内溝
320a,320bが夫々形成されている。
【0019】底板41の四隅には、4本のピン413,
414,415,416が植設され、夫々スライドフレ
ーム31の案内溝310a,310bとスライドフレー
ム32の案内溝320a、320bに係合する。案内溝
310a,310b、320a、320bとピン41
3,414,415,416との係合により、スライド
フレーム31,32は、底板41上で双眼鏡幅方向にの
み移動可能に位置規制される。
【0020】スライドフレーム31の右端からは、スラ
イドフレーム32に向けて平行な一対の延出部331,
332が延びており、スライドフレーム32の左端から
は、スライドフレーム31に向けて一対の延出部34
1,342が延びている。延出部331,332には双
眼鏡の幅方向に延びる係合溝333,334が夫々形成
され、同様に、延出部341,342には係合溝34
3,344が夫々形成されている。
【0021】図5に、スライドフレーム31,32を底
板41に取り付けた状態を示す。スライドフレーム3
1,32を底板41に取り付けると、スライドフレーム
31の延出部331,332とスライドフレーム32の
延出部341,342とは、スライドフレーム32側を
上にして夫々重なるように配置される。
【0022】スライドフレーム31の係合溝333とス
ライドフレーム32の係合溝343には、底板41の双
眼鏡幅方向中央に植設されたピン411が係合し、スラ
イドフレーム31の係合溝334とスライドフレーム3
2の係合溝344には、底板41の双眼鏡幅方向中央に
植設されたピン412が係合している。ピン411,4
12と各係合溝の係合により、スライドフレーム31,
32は双眼鏡幅方向に案内される。
【0023】中央支持体45は、底板41の幅方向中央
部において、スライドフレーム31,32の各延出部に
跨るように配置される。スライドフレーム31の延出部
331、及びスライドフレーム32の延出部342に
は、夫々ラック335,345が互いに向き合って形成
されており、両ラック335、345は中央支持体45
の下部に設けられたピニオン36に係合している。
【0024】また、図3に示すように、スライドフレー
ム31の起立部313,314の上端面313a,31
4a、及びスライドフレーム32の起立部323,32
4の上端面323a,324aは、天板42の下面に当
接する当接面となっている。このように、スライドフレ
ーム31,32は底板41及び天板42により鉛直方向
に位置規制される。かくして、スライドフレーム31,
32は、底板41と天板42及び中央支持体45よりな
る横H型の支持フレーム25によって双眼鏡の幅方向に
スライド可能に支持される。
【0025】図6は、底板41上でのスライドフレーム
31,32のスライド状態を示す平面図である。スライ
ドフレーム31,32は、底板41に植設された各ピン
413,414,415,416と、案内溝310a,
310b,320a,320bとの係合によって、双眼
鏡幅方向にのみスライド可能となっている。さらに、ピ
ニオン36がスライドフレーム31,32のラック33
5,345に係合しているため、図6(a)、(b)に
示すように、スライドフレーム31,32は、互いに逆
方向に同量だけ移動可能となる。
【0026】次に、スライドフレームと外装ケースの取
付構造について説明する。図7は、右側のスライドフレ
ーム32と外装ケース52の取り付け構造を示す斜視図
である。なお、図7では、スライドフレーム32の上下
に位置する底板41,天板42(図3)は省略する。
【0027】外装ケース52は双眼鏡幅方向内側に開口
した箱型に形成されている。外装ケース52の前端には
鉛直壁521が形成され、対物光学系の第1レンズ11
R(図2)に入射光を導くための開口522が形成され
ている。一方、外装ケース52の後端は全体が開口とな
っており、当該開口の双眼鏡幅方向内側の周縁には、後
端カバー529を取り付けるための外縁部523が形成
されている。
【0028】スライドフレーム32の一対の起立部32
3,324のうち、前方の起立部323には、前方に向
けて水平に突出し、外装ケース52の壁521に当接す
る当接部346が形成されている。また、接眼側の起立
部324は後方に向けて屈曲され、屈曲部の上下端が外
装ケース52の外縁部523に当接する当接部347と
なっている。
【0029】さらに、起立部323にはねじ孔348が
形成され、ねじ孔348に対応する外装ケース52の所
定箇所には貫通孔524が形成されている。また、起立
部324にはねじ孔324aが形成され、外装ケース5
2の外縁部523にはめ込まれる後端カバー529に
は、ねじ孔324aに対応する箇所に貫通孔526が形
成されている。そして、側壁部321の所定箇所にはね
じ孔349が形成され、ねじ孔347に対応する外装ケ
ース52の所定箇所には、貫通孔525が形成されてい
る。
【0030】このように、スライドフレーム32と外装
ケース52とは、当接部346,347と壁521及び
外縁部523との当接、及びねじ孔348,324a,
349へのねじの締め付けによって固定される。つま
り、スライドフレーム32の上下には底板41と天板4
2が位置するため、スライドフレーム32の上下以外の
箇所、即ち、前後端と側端において、スライドフレーム
32と外装ケース52とが固定される。なお、左側の鏡
体21とスライドフレーム31も、同様に固定される。
【0031】このように構成されているため、スライド
フレーム31,32と外装ケース51,52により構成
される左右の鏡体21,22は、横H型の支持フレーム
25に支持され、図8(a)、(b)に概略断面図とし
て示す如く、支持フレーム25に対して対称にスライド
する。
【0032】本実施形態の双眼鏡では、スライドフレー
ム31,32と外装ケース51,52よりなる左右の鏡
体(ケーシング)21,22が、夫々箱体(殻)を構成
するため、剛性の高い構造が得られる。なお、左右の鏡
体21,22の剛性をより高くするため、スライドフレ
ーム31,32及び外装ケース51,52は金属で構成
されている。
【0033】また、左右の鏡体21,22が、底板41
と天板42及び中央支持体45よりなる横H型の支持フ
レーム25に支持されるため、図8(b)に示すよう
に、左右の鏡体21,22の間隔を広げた状態でも、双
眼鏡1全体の剛性が保たれる。なお、双眼鏡1全体の剛
性をより高くするため、底板41と天板42は金属で構
成されている。
【0034】次に、左右の鏡体において光学系を保持す
るための構成について説明する。本実施形態の双眼鏡
は、図2に示す左右の望遠光学系10L,10Rのう
ち、補助プリズム12L,12Rから接眼レンズ15
L,15Rまでの部分を左右夫々移動可能なユニットと
し、当該ユニットを光軸OAL,OARに沿って移動させ
ることによって接眼部の収納/突出及び焦点調整を行う
よう構成されている。
【0035】そのため、図3に示すスライドフレーム3
1,32には、各プリズム及びレンズを保持すると共
に、光軸に沿って移動可能な左右一対の移動ユニット6
a,6b(図3では省略)が設けられる。図9及び図1
0は右側の移動ユニット6bを示す分解斜視図及び平面
図である。なお、左側の移動ユニット6aは、右側の移
動ユニット6bと双眼鏡幅方向の中心に対し対称に構成
されている。
【0036】図9に示すように、右側の移動ユニット6
bは、プリズム(後述)を保持するプリズムホルダ64
と、レンズ(後述)を保持するレンズホルダ66、及び
これらを支持する移動体62により構成されている。レ
ンズホルダ66の先端には接眼部の外装部材である化粧
環68が取り付けられ、化粧環68の先端には目当てゴ
ム68aが設けられている。
【0037】移動体62は、プリズムホルダ64を載置
するベース板62aと、ベース板62aの後端及び左端
に設けられた2つの鉛直壁62b,62cよりなってい
る。2つの鉛直壁62b,62cは平面視でL字状のフ
レームを形成し、鉛直壁62bにはレンズホルダ66が
後方から取り付けられる。
【0038】鉛直壁62cには、スライドフレーム32
の案内軸325を挿通させるための挿通孔621,62
2が形成され、鉛直壁62bの右端にはスライドフレー
ム32の側壁部321に上方から接する当接部623が
設けられている。かくして、図10に示すように、移動
体62は、スライドフレーム32に対し、前後方向に移
動可能に支持される。
【0039】ここで、図11に、移動体62を右後方か
ら見た斜視図として示すように、移動体62のベース板
62aの右端には、スライドフレーム32の側壁部32
1に下方から当接するよう上方に向けて屈曲形成された
当接片626が設けられている。スライドフレーム32
に移動体62を取り付けると、当接片626は僅かに弾
性変形した状態で側壁部321の下方に当接する。即
ち、移動体62の当接部623と当接片626が上下か
ら側壁部312を挟み込む。これにより、移動体62の
案内軸325回りに回転が防止される。
【0040】また、案内軸325と挿通孔621,62
2(図9)との間のクリアランスによるがたを除去する
ため、鉛直壁62cの上端には、天板42(図3)に摺
接する摺接部627が設けられている。摺接部627
は、長手方向一端が固定され他端が自由端であるレバー
形状に形成されており、摺接部627の自由端近傍には
上方に突出する突起627aが設けられている。摺接部
627が僅かに下方に弾性変形した状態で、突起627
aが天板42(図3)に下方から当接する。移動体62
の移動に伴い、摺接部627(の突起627a)と天板
42(図3)の下面とが摺接し、上記のがたが除去され
る。
【0041】なお、スライドフレーム32の前方には、
対物光学系の第1レンズ11Rを保持する第1レンズ枠
19が、視度差調整のため光軸方向に移動可能に支持さ
れているが、これについては後述する。
【0042】図12は、双眼鏡1の内部構成を示す断面
図である。図12に示すように、左右のプリズムホルダ
63,64には、補助プリズム12L,12Rとダハプ
リズム13L,13Rが保持されている。又、左右のレ
ンズホルダ65,66には、対物光学系の第2レンズ1
4L,14R、接眼レンズ15L,15R、及び視野環
16L,16Rが保持されている。
【0043】左右の移動体61,62からは双眼鏡幅方
向中央部に向けてアーム614,624が延びており、
双眼鏡幅方向中央部には、アーム614,624を光軸
方向に駆動するための焦点調整用駆動機構70が設けら
れている。焦点調整用駆動機構70には、焦点調整用の
操作部材である転輪71が設けられ、転輪71の内部に
は駆動環71aが固定され、駆動環71aの内面には2
つの突起76,77が設けられている。
【0044】また、駆動環71aの内部には、突起7
6,77に係合するねじ溝を有するねじ73が設けられ
ている。ねじ73の先端には、ねじ73が軸回りに回転
しないよう前後方向に案内するスライダ74が取り付け
られ、転輪71を回転すると、ねじ73及びスライダ7
4が直進移動する。そして、スライダ74に設けられた
後述のレバー75を介してアーム614,624が前後
に移動し、移動体61,62を移動させる。なお、焦点
調整用駆動機構70の詳細については後述する。
【0045】図12に示す状態では、第1レンズ11
L,11Rと移動ユニット6a,6bとは最も近接した
状態にある。この状態では、移動ユニット6a,6bは
後端部を残して双眼鏡1の外装ケース51,52内に収
納されている。
【0046】図13に、移動ユニット6a,6bが第1
レンズ11L,11Rから最も離間した状態を示す。図
13に示す状態では、移動ユニット6a,6bの接眼レ
ンズ15L,15R、化粧環67,68、及び目当てゴ
ム67a,68aが双眼鏡1の外装ケース51,52か
ら後方(観察者側)に突出する。
【0047】実施形態の双眼鏡は、図12に示すように
移動ユニット6a,6bが最も第1レンズ11L,11
Rに近接した状態(収納状態)では観察不能である。こ
のように、接眼光学系を含む移動ユニット6a,6b
が、観察不能状態(収納状態)になるまで第1レンズ1
1L,11Rに近接し得るよう構成されているため、双
眼鏡1は未使用時にそれだけ小型になる。
【0048】図12に示す状態から移動ユニット6a,
6bを後方に所定量S1だけ移動させた状態で、−4デ
ィオプターの近視において無限遠物体(無限遠に置かれ
た物体)に焦点が合う。移動ユニット6a,6bは、
(−4ディオプターの近視において)無限遠物体に焦点
が合った位置から、最大所定量S2だけ移動可能であ
る。この範囲では、−4ディオプターの近視において、
無限遠から近距離側にある物体に焦点調整が可能とな
。無限遠から近距離にある物体に焦点が合う移動ユニ
ット6a,6bの位置の範囲を「観察可能範囲」とす
る。この観察可能範囲(S2)内で移動ユニット6a,
6bを移動調節することにより、所望の距離の物体に対
する焦点調整が行われる。
【0049】ここで、実施形態の双眼鏡では、−4ディ
オプターの近視において無限遠物体から近距離物体に焦
調整が可能な移動ユニット6a,6bの位置の範囲を
「観察可能範囲」としているため、より軽い近視(−4
〜0ディオプター)、正視(0ディオプター)あるいは
遠視の場合には、移動ユニット6a,6bを観察可能範
囲(S2)内で調節することによって、無限遠から近距
離にある物体に対して焦点を合わせることができる。
【0050】なお、本実施形態では、移動ユニット6
a,6bの全ストロークSは11ミリに設定され、収納
状態から観察可能状態までの移動ストロークS1は7ミ
リ、観察可能範囲における焦点調整のための移動ストロ
ークS2は4ミリに設定されている。
【0051】次に焦点調整用駆動機構70について説明
する。図14は、焦点調整用駆動機構70を示す斜視図
である。ねじ73は前後方向に延びる軸72により貫通
支持されている。ねじ73の先端に設けられたスライダ
74には、中央支持体45の内部に設けられた案内レー
ル45aに案内されるコーナー部74aが形成され、コ
ーナー部74aと案内レール45aとの摺動によって、
スライダ74(及びねじ73)は前後方向に直進移動可
能になる。
【0052】中央支持体45の両側面には、左右の移動
体61,62のアーム614,624を左右両側から挿
入するためのスリット45b,45bが形成されてい
る。また、スライダ74には、下方に向けて延びるレバ
ー75が取り付けられる。このレバー75が、スリット
45b,45bから中央支持体45の内部に挿入された
アーム614,624の溝615,625に上方から係
合する。
【0053】このように、転輪71の回転に伴い、レバ
ー75と溝615,625との係合によって、左右の移
動体61,62が前後方向に移動する。なお、眼幅調整
によるスライドフレーム31,32の移動に伴い、移動
体61,62も左右方向に移動するため、溝615,6
25は移動体61,62の左右方向の移動を許容できる
よう十分長く形成されている。
【0054】図15及び図16は、ねじ73の側面図及
び転輪71の断面図である。ねじ73は2条ねじであ
り、その溝73a,73bは、接眼部の収納/突出に相
当する領域A(図12のS1に相当)ではリードが大き
く、焦点調整に相当する領域B(図12のS2に相当)
ではリードが小さくなるよう形成されている。本実施形
態では領域Aのリードは16ミリ、領域Bのリードは8
ミリである。
【0055】図16に示すように、転輪71の内部に設
けられた駆動環71aには、頂角120°を持つ円錐形
状のピン76,77が形成されている。ピン76,77
は、120°のV字断面を有するねじ73の溝73a,
73b(図15)に係合する。これにより、ピン76,
77が、夫々溝73a,73bの領域Aから領域Bに移
る際に、スムースに摺動することができる。このよう
に、ねじ溝のリードを変化させることによって、転輪7
1の回転量に対する移動体61,62の移動量を変化さ
せることができる。即ち、接眼部の収納/突出はすばや
く行い、焦点調整は細かく正確に行うことが可能にな
る。
【0056】次に、スライドフレームによる移動体の支
持構造について説明する。図9に示すように、スライド
フレーム32において、移動体62を取り付ける部分は
開口322となっている。そして、移動体62は(案内
軸325及び側壁部321によって)移動体62の底以
外の部分で支持される。そのため、図17に図12の双
眼鏡1のA−A断面図として示すように、移動体61,
62は、移動体61,62の底618,628がスライ
ドフレーム31,32の底と一致するように、スライド
フレーム31,32に取り付けることができる。
【0057】このように構成することによって、スライ
ドフレーム31,32の上に移動体61,62を載せた
場合に比べ、双眼鏡1の厚さ方向の寸法をスライドフレ
ーム31,32の厚さ分だけ小さくすることができる。
即ち、それだけ双眼鏡1をコンパクトにすることができ
る。
【0058】以上説明したように、本実施形態の双眼鏡
によると、両鏡体21,22が双眼鏡1の幅方向中心部
に対して対称にスライドするため、双眼鏡1の幅方向中
央部に配置された焦点調整用の転輪71が、両鏡体2
1,22の間隔の変化に係わらず常に双眼鏡1の幅方向
中央部に位置する。従って、右利き、左利きのいずれの
観察者にとっても転輪が操作し易い。
【0059】また、双眼鏡の未使用時には、接眼レンズ
15L,15Rを含む移動ユニット6a,6bを、観察
不能状態になるまで第1レンズ11L,11Rに接近さ
せることができる。即ち、未使用時の双眼鏡の光軸方向
の寸法をそれだけ小さくすることができ、携帯性が向上
する。また、接眼部の収納/突出と焦点調節とを同一の
機構(即ち、移動体61、62の光軸方向への移動)で
行うよう構成したため、接眼部の収納/突出と焦点調整
を別々の駆動機構で行う場合に比べて、構成が簡単にな
る。
【0060】次に、視度差調整のための構成について説
明する。実施形態の双眼鏡1は、図18に示すように、
双眼鏡1下面の幅方向中央部に円板形状の視度差調整つ
まみ90を備えている。この視度差調整つまみ90は、
光軸と直交する軸の回りで回転操作されるよう構成され
ている。また、実施形態の双眼鏡1は、左側の対物光学
系の第1レンズ11L(図2)を固定し、右側の対物光
学系の第1レンズ11R(図2)を光軸方向に移動する
ことにより、視度差調整を行うよう構成されている。
【0061】図10に示すように、スライドフレーム3
2の前方には、右側の第1レンズ11Rを保持する第1
レンズ枠19が取り付けられる。第1レンズ枠19に
は、案内軸325を挿通させるための挿通孔191、及
びスライドフレーム32の側壁部321に上方から接す
る突起192が設けられており、スライドフレーム32
に前後方向に移動可能に支持されている。
【0062】右側の第1レンズ11Rは、中央支持体4
5(図10では省略)に設けられた羽根部材81により
移動される。羽根部材81には、双眼鏡幅方向に延びる
係合溝81aが形成され、第1レンズ枠19の上面に形
成された2つのピン193,193に係合している。な
お、ピン193,193は双眼鏡幅方向に配列されてお
り、ピン193,193と係合溝81aとの係合によっ
て、第1レンズ11Rの光軸の傾きずれが防止される。
【0063】図19は、視度差調整つまみ90の回転に
より羽根部材81を移動させる視度差調整用駆動機構8
0を下方から見た斜視図である。視度差調整つまみ90
の回転を羽根部材81の直進運動に変換するため、視度
差調整つまみ90の上部には、視度差調整つまみ90の
回転中心に対し所定量偏心して駆動ピン91が立設され
ている。そして、この駆動ピン91に係合する凹部を有
する駆動部材83が、羽根部材81と一体的に軸72に
沿って移動可能に設けられている。
【0064】図20は、視度差調整つまみ90の回転操
作による駆動部材83の動作を示す図である。なお、図
20では、分かり易くするため、駆動部材83と視度差
調整つまみ90を真下から見た状態で別々に示す。図2
0(a)に示すように、視度差調整つまみ90が基準位
置にセットされている状態では、駆動ピン91は視度差
調整つまみ90の回転中心に対し横方向(双眼鏡幅方
向)に並んだ状態にある。
【0065】図20(a)の状態から、図20(b)に
示すように視度差調整つまみ90を時計回りに回転させ
ると、駆動ピン91は視度差調整つまみ90の回転中心
よりも前方に移動し、駆動部材83を前進させる。即
ち、羽根部材81を前方に移動させる。また、図20
(c)に示すように、視度差調整つまみ90を反時計回
りに回転させると、駆動ピン91は視度差調整つまみ9
0の回転中心よりも後方に移動し、駆動部材83を後退
させる。即ち、羽根部材81を後方に移動させる。
【0066】このように、視度差調整つまみ90を光軸
と直交する軸の回りに回転可能に設けることができるた
め、図18に示すように視度差調整つまみ90を双眼鏡
1の下面に設けることが可能になる。これにより、操作
が簡単で且つスペースを取らないという効果を奏するも
のである。
【0067】さらに、図21に双眼鏡1の部分断面図と
して示すように、視度差調整つまみ90の表面は、外装
ケース51(52)の外表面と一致しており、当該外表
面よりも突出するのは「・」「+」「−」などの記号
(図20)及び放射状に設けられたローレット(図2
0)のみである。このように構成されているため、双眼
鏡1全体がコンパクトになる。また、「・」「+」
「−」等の記号及びローレットと指とのグリップによ
り、視度差調整つまみ90を指で容易に回転操作するこ
とができる。
【0068】実施形態の双眼鏡は、双眼鏡の工場出荷前
あるいは部品交換後の視度差の微調整を可能にするため
に、図19及び図20における駆動部材83と羽根部材
81との光軸方向の位置関係が調整可能となっている。
【0069】即ち、図19に示すように、羽根部材81
には、駆動部材83の前方に面する板状部位95が設け
られ、ねじ93が板状部位95を通して駆動部材83に
ねじ込まれ、さらにねじ93の周囲にばね96が配置さ
れている。即ち、ねじ93を締めるあるいは緩めると、
駆動部材83に対する羽根部材81の光軸方向の相対位
置を微調整することができる。
【0070】ねじ93を操作するための工具を挿通する
ため、図21に示すように、中央支持体45には工具用
挿通孔97が形成され、該挿通孔97は中央支持体45
の前面の化粧シール98に隠れている。そのため、両鏡
体21,22の間隔を広げ(図18)、化粧シール98
を剥がして、工具挿通孔97から工具を挿通することに
より、ねじ93を回転させ、視度差の微調整を行うこと
ができる。
【0071】図22に、微調整による駆動部材83と羽
根部材81の位置の変化を示す。工具を時計回りに回動
させると、ねじ93が駆動部材81のねじ部にねじ込ま
れるため、図22(a)に示すように、羽根部材81は
板状部位95に対して後方に移動する。また、工具を反
時計回りに回動させると、ねじ93が駆動部材81のね
じ部にねじ込まれるため、図22(b)に示すように、
羽根部材81は板状部位95に対して前方に移動する。
このように、羽根部材83と駆動部材81との位置関係
を双眼鏡1の外部から調整できるため、視度差調整つま
み90による調整範囲の中間位置「・」を合わせる調整
を行うことが可能となる。
【0072】最後に、この発明の特徴部分と、実施形態
との関係について説明する。図12に示すように、本実
施形態では、左右の補助プリズム12L,12Rから接
眼レンズ15L,15Rまでの構成要素を駆動すること
によって焦点調整が行われ、第1レンズ11Rを駆動す
ることによって視度差調整が行われる。補助プリズム1
2L,12Rから接眼レンズ15L,15Rまでの構成
要素を夫々搭載した移動体61,62は、一対の案内軸
315,325によって夫々前後方向に案内される。ま
た、第1レンズ11Rは、当該一対の案内軸のうち右側
の案内軸325により前後方向に案内される。
【0073】そして、図12、図14及び図19に示す
ように、焦点調整用の駆動部材(ねじ73及びレバー7
5)と、視度差調整用の駆動部材(駆動部材83及び羽
根部材81)は、案内軸315,325と平行な共通の
軸72によって光軸方向(双眼鏡の前後方向)に移動案
内されている。このように、焦点調整用の駆動部材と視
度差調整用の駆動部材とがいずれも軸72によって直接
案内されているため、視度差調整用の駆動部材が(焦点
調整用の駆動部材を介して)間接的に案内されていた従
来の双眼鏡のような駆動がたの発生が抑えられ、各レン
ズの移動がスムースになる。
【0074】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の双眼鏡
によると、焦点調整用の駆動部材と視度差調整用の駆動
部材とが、いずれも共通の軸で直接案内される。従っ
て、視度差調整用の駆動部材が(焦点調整用駆動部材を
介して)間接的に案内されていた従来の双眼鏡のよう
な、駆動がたの発生を抑えることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の双眼鏡の斜視図である。
【図2】図1の双眼鏡の光学系を示す図である。
【図3】図1の双眼鏡の分解斜視図である。
【図4】スライドフレームと底板を示す斜視図である。
【図5】スライドフレームを底板に取り付けた状態を示
す斜視図である。
【図6】スライドフレームのスライド動作を示す斜視図
である。
【図7】スライドフレームへの外装ケースの取付構造を
示す斜視図である。
【図8】左右の鏡体のスライド動作を示す断面図であ
る。
【図9】移動ユニットの構造を示す斜視図である。
【図10】移動ユニットの構造を示す斜視図である。
【図11】移動体を示す斜視図である。
【図12】双眼鏡の内部構造を示す平面図である。
【図13】双眼鏡の内部構造を示す平面図である。
【図14】操作部を示す分解斜視図である。
【図15】ねじを示す平面図である。
【図16】転輪を示す断面図である。
【図17】双眼鏡の内部構造を示す断面図である。
【図18】視度調整つまみを示す斜視図である。
【図19】視度調整機構を示す斜視図である。
【図20】視度差調整による羽根部材の動作を示す概略
図である。
【図21】双眼鏡の部分断面図である。
【図22】視度差の微調整方法を示す概略図である。
【符号の説明】
1 双眼鏡 11L,11R 第1レンズ 12L,12R 補助プリズム 13L,13R ダハプリズム 14L,14R 第2レンズ 15L,15R 接眼レンズ 21,22 鏡体 25 支持フレーム 31,32 スライドフレーム 45 中央支持体 61,62 移動体 614,624 アーム 70 焦点調整用駆動機構 71 転輪 72 軸 73 ねじ 80 視度差調整用駆動機構 81 羽根部材 90 視度差調整つまみ 91 駆動ピン 315,325 軸

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焦点調整用操作つまみと、 該焦点調整用操作つまみの操作によって駆動され、双眼
    鏡の左右の望遠鏡光学系に属する第1のレンズ群を移動
    させることによって焦点調整を行う、焦点調整用駆動部
    材と、 視度差調整用操作つまみと、 該視度差調整用操作つまみの操作によって駆動され、双
    眼鏡の左右いずれか一方の望遠鏡光学系に属する、第1
    のレンズ群と異なる第2のレンズ群を移動させることに
    よって視度差調整を行う、視度差調整用駆動部材と、を
    備え、 前記焦点調整用駆動部材と前記視度差調整用駆動部材と
    が、共通の案内部材により直列に移動案内されているこ
    と、を特徴とする双眼鏡。
  2. 【請求項2】 前記案内部材は、前記第1のレンズ群と
    第2のレンズ群の少なくともいずれか一方を双眼鏡の前
    後方向に案内する案内軸に対して、平行に設けられてい
    ること、を特徴とする請求項1に記載の双眼鏡。
  3. 【請求項3】 前記案内部材は、双眼鏡の幅方向中心部
    に配置されていること、を特徴とする請求項1又は2に
    記載の双眼鏡。
  4. 【請求項4】 前記双眼鏡は、前記左右の望遠光学系
    を夫々収容する左右一対の鏡体と、該一対の鏡体を支持
    する中央支持体とを有し、 前記案内部材は、前記中央支持体に設けられているこ
    と、を特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の双
    眼鏡。
  5. 【請求項5】 前記案内部材は軸であること、を特徴と
    する請求項1から4のいずれかに記載の双眼鏡。
  6. 【請求項6】 前記案内軸は、前記焦点調整用駆動部材
    と前記視度差調整用駆動部材とを貫通していること、を
    特徴とする請求項5に記載の双眼鏡。
  7. 【請求項7】 前記焦点調整用つまみは、前記案内軸に
    より回転可能に支持されていること、を特徴とする請求
    項6に記載の双眼鏡。
  8. 【請求項8】 前記視度差調整用つまみは、前記案内部
    材に直交する軸の周りに回転可能に設けられているこ
    と、を特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の双
    眼鏡。
  9. 【請求項9】 前記第1のレンズ群は左右の望遠光学
    系の接眼光学系に属し、前記第2のレンズ群は左右いず
    れか一方の望遠光学系の対物光学系に属すること、を
    特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の双眼鏡。
  10. 【請求項10】 前記第2のレンズは対物光学系の最も
    前方のレンズであること、を特徴とする請求項9に記載
    の双眼鏡。
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