JPH1096669A - 荷重検出器 - Google Patents
荷重検出器Info
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- JPH1096669A JPH1096669A JP8253051A JP25305196A JPH1096669A JP H1096669 A JPH1096669 A JP H1096669A JP 8253051 A JP8253051 A JP 8253051A JP 25305196 A JP25305196 A JP 25305196A JP H1096669 A JPH1096669 A JP H1096669A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 大きな定格にもかかわらず必要な荷重範囲で
高い分解能を有する荷重検出器を提供すること。 【解決手段】 固定側フランジ11、荷重作用側フラン
ジ12、各たわみ梁131で平行平板構造10が構成さ
れ、支持部2に固定される固定側フランジ11、荷重作
用側フランジ12、各たわみ梁132で平行平板構造1
00が構成される。たわみ梁131の肉厚t1 はたわみ
梁132の肉厚t2 より薄く、各長さL1、L2 は等し
く設定され、平行平板構造100の突起16と平行平板
構造10の荷重作用側フランジ12の間隔はδ1 に定め
られている。Z軸方向に力が作用すると、最初たわみ梁
131が、次いでたわみ梁132が変形する。平行平板
構造10で高分解能の検出ができ、平行平板構造100
で定格を大きくできる。
高い分解能を有する荷重検出器を提供すること。 【解決手段】 固定側フランジ11、荷重作用側フラン
ジ12、各たわみ梁131で平行平板構造10が構成さ
れ、支持部2に固定される固定側フランジ11、荷重作
用側フランジ12、各たわみ梁132で平行平板構造1
00が構成される。たわみ梁131の肉厚t1 はたわみ
梁132の肉厚t2 より薄く、各長さL1、L2 は等し
く設定され、平行平板構造100の突起16と平行平板
構造10の荷重作用側フランジ12の間隔はδ1 に定め
られている。Z軸方向に力が作用すると、最初たわみ梁
131が、次いでたわみ梁132が変形する。平行平板
構造10で高分解能の検出ができ、平行平板構造100
で定格を大きくできる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物体に作用する荷
重(力又はモーメント)を検出する荷重検出器に関す
る。
重(力又はモーメント)を検出する荷重検出器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】荷重検出器には種々の型のものがある
が、例えば、特開昭61−57825号公報に示される
ような平板なたわみ梁を用いた平行平板構造や放射平板
構造で構成される荷重検出器が優れた特性を有する。こ
のような荷重検出器を図により説明する。
が、例えば、特開昭61−57825号公報に示される
ような平板なたわみ梁を用いた平行平板構造や放射平板
構造で構成される荷重検出器が優れた特性を有する。こ
のような荷重検出器を図により説明する。
【0003】図13は対称型平行平板構造で構成される
荷重検出器の側面図である。この図で、1は荷重検出
器、2は荷重検出器1が固定、支持される支持部を示
す。荷重検出器1は、支持部2に固定される両側の固定
側フランジ11、荷重が作用する中央部の荷重作用側フ
ランジ12、および固定側フランジ11と荷重作用側フ
ランジ12との間に形成される4つの平板なたわみ梁1
3で構成される平行平板構造、ならびに各たわみ梁13
に装着されたひずみゲージ15a、15b、15c、1
5dで構成されている。
荷重検出器の側面図である。この図で、1は荷重検出
器、2は荷重検出器1が固定、支持される支持部を示
す。荷重検出器1は、支持部2に固定される両側の固定
側フランジ11、荷重が作用する中央部の荷重作用側フ
ランジ12、および固定側フランジ11と荷重作用側フ
ランジ12との間に形成される4つの平板なたわみ梁1
3で構成される平行平板構造、ならびに各たわみ梁13
に装着されたひずみゲージ15a、15b、15c、1
5dで構成されている。
【0004】なお、平行平板構造は1つの剛体に四角な
貫通孔14を明けることにより形成され、この貫通孔1
4により形成される互いに対向するたわみ梁13は平行
である。又、上記荷重検出器1は、一点鎖線Kを通り、
紙面に垂直な面に対して対称に形成された2つの平行平
板構造により構成されている。
貫通孔14を明けることにより形成され、この貫通孔1
4により形成される互いに対向するたわみ梁13は平行
である。又、上記荷重検出器1は、一点鎖線Kを通り、
紙面に垂直な面に対して対称に形成された2つの平行平
板構造により構成されている。
【0005】図14は上記荷重検出器1の荷重作用側フ
ランジ12に力FZ が作用したときの側面図である。力
FZ が作用すると、各たわみ梁13が図示のように変形
し(図ではこの変形が誇張して描かれている)、荷重作
用側フランジ12は力FZ の作用方向に平行に変位す
る。上記各たわみ梁13の変形により、ひずみゲージ1
5a、15dに、変形に比例した伸びひずみが、又、ひ
ずみゲージ15b、15cに圧縮ひずみがそれぞれ生じ
る。これらひずみゲージ15a〜15dのひずみによる
抵抗値の変化をみることにより、力FZ を検出すること
ができる。
ランジ12に力FZ が作用したときの側面図である。力
FZ が作用すると、各たわみ梁13が図示のように変形
し(図ではこの変形が誇張して描かれている)、荷重作
用側フランジ12は力FZ の作用方向に平行に変位す
る。上記各たわみ梁13の変形により、ひずみゲージ1
5a、15dに、変形に比例した伸びひずみが、又、ひ
ずみゲージ15b、15cに圧縮ひずみがそれぞれ生じ
る。これらひずみゲージ15a〜15dのひずみによる
抵抗値の変化をみることにより、力FZ を検出すること
ができる。
【0006】図15は上記力FZ を検出するためのブリ
ッジ回路の回路図である。図で、15a〜15dは図1
3、14に示すひずみゲージである。これらひずみゲー
ジ15a〜15dにより図示のようなブリッジ回路が構
成される。Vinは所定の直流電圧を示し、この電圧の印
加により、作用した力FZ に比例した電圧Vout が出力
される。なお、図13、14に示すたわみ梁13の下側
の4つのひずみゲージを単独に用いて、又は、たわみ梁
15a〜15dと併せて用いてブリッジ回路を構成する
こともできる。
ッジ回路の回路図である。図で、15a〜15dは図1
3、14に示すひずみゲージである。これらひずみゲー
ジ15a〜15dにより図示のようなブリッジ回路が構
成される。Vinは所定の直流電圧を示し、この電圧の印
加により、作用した力FZ に比例した電圧Vout が出力
される。なお、図13、14に示すたわみ梁13の下側
の4つのひずみゲージを単独に用いて、又は、たわみ梁
15a〜15dと併せて用いてブリッジ回路を構成する
こともできる。
【0007】図16は対称型放射平板構造で構成される
荷重検出器の側面図である。この図で、2は図13に示
すものと同じ支持部、3は荷重検出器を示す。荷重検出
器3は、支持部2に固定される両側の固定側フランジ3
1、荷重が作用する中央部の荷重作用側フランジ32お
よび固定側フランジ31と荷重作用側フランジ32との
間に形成される4つの平板なたわみ梁33で構成される
放射平板構造、ならびに各たわみ梁13に装着されたひ
ずみゲージ35a、35b、35c、35dで構成され
ている。
荷重検出器の側面図である。この図で、2は図13に示
すものと同じ支持部、3は荷重検出器を示す。荷重検出
器3は、支持部2に固定される両側の固定側フランジ3
1、荷重が作用する中央部の荷重作用側フランジ32お
よび固定側フランジ31と荷重作用側フランジ32との
間に形成される4つの平板なたわみ梁33で構成される
放射平板構造、ならびに各たわみ梁13に装着されたひ
ずみゲージ35a、35b、35c、35dで構成され
ている。
【0008】なお、放射平板構造は1つの剛体に台形貫
通孔34を明けることにより形成され、この貫通孔34
により形成される互いに対向するたわみ梁13は、荷重
作用側フランジ32上の一点Oに関して角度θで互いに
放射状に伸びている。又、上記荷重検出器3は、点Oを
通る垂直線に沿う、紙面に垂直な面に対して対称に形成
された2つの放射平板構造により構成されている。
通孔34を明けることにより形成され、この貫通孔34
により形成される互いに対向するたわみ梁13は、荷重
作用側フランジ32上の一点Oに関して角度θで互いに
放射状に伸びている。又、上記荷重検出器3は、点Oを
通る垂直線に沿う、紙面に垂直な面に対して対称に形成
された2つの放射平板構造により構成されている。
【0009】図17は上記荷重検出器3の荷重作用側フ
ランジ32にモーメントMY が作用したときの側面図で
ある。モーメントMY が作用すると、各たわみ梁33が
図示のように変形(図ではこの変形が誇張して描かれて
いる)する。上記各たわみ梁33の変形により、ひずみ
ゲージ35a、35cに、変形に比例した伸びひずみ
が、又、ひずみゲージ35b、35dに圧縮ひずみがそ
れぞれ生じる。これらひずみゲージ35a〜35dで適
切なブリッジ回路を構成することにより、モーメントM
Y を検出することができる。なお、図16、17に示す
たわみ梁33の下側の4つのひずみゲージを単独に用い
て、又は、たわみ梁35a〜35dと併せて用いてブリ
ッジ回路を構成することもできる。これら各ブリッジ回
路の図示と説明は省略する。
ランジ32にモーメントMY が作用したときの側面図で
ある。モーメントMY が作用すると、各たわみ梁33が
図示のように変形(図ではこの変形が誇張して描かれて
いる)する。上記各たわみ梁33の変形により、ひずみ
ゲージ35a、35cに、変形に比例した伸びひずみ
が、又、ひずみゲージ35b、35dに圧縮ひずみがそ
れぞれ生じる。これらひずみゲージ35a〜35dで適
切なブリッジ回路を構成することにより、モーメントM
Y を検出することができる。なお、図16、17に示す
たわみ梁33の下側の4つのひずみゲージを単独に用い
て、又は、たわみ梁35a〜35dと併せて用いてブリ
ッジ回路を構成することもできる。これら各ブリッジ回
路の図示と説明は省略する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記荷重検出器1、3
はたわみ梁13、33の剛性により得られるひずみ量に
よってその定格を決定している。このため、定格が小さ
い荷重検出器については、小さな荷重で所定のひずみ量
が生じるようにたわみ梁13、33の肉厚は薄く設計さ
れており、逆に、定格が大きい荷重検出器については、
たわみ梁13、33の肉厚を厚くして大きな荷重で所定
のひずみ量が生じるように設計されている。このような
手法では、同一の増幅器、同一のA/D変換器を使用す
る場合、荷重検出器の分解能は定格に対しての比率で決
まる。即ち、ある定格の荷重検出器に対し、そのn倍の
定格を有する荷重検出器の分解能は、前者の荷重検出器
の分解能の1/nに低下する。
はたわみ梁13、33の剛性により得られるひずみ量に
よってその定格を決定している。このため、定格が小さ
い荷重検出器については、小さな荷重で所定のひずみ量
が生じるようにたわみ梁13、33の肉厚は薄く設計さ
れており、逆に、定格が大きい荷重検出器については、
たわみ梁13、33の肉厚を厚くして大きな荷重で所定
のひずみ量が生じるように設計されている。このような
手法では、同一の増幅器、同一のA/D変換器を使用す
る場合、荷重検出器の分解能は定格に対しての比率で決
まる。即ち、ある定格の荷重検出器に対し、そのn倍の
定格を有する荷重検出器の分解能は、前者の荷重検出器
の分解能の1/nに低下する。
【0011】実際の荷重検出では、例えば、15kgf
の力の測定に100gfの分解能を必要とする場合、1
0kgfで1%の分解能を有する荷重検出器を選択しな
ければならないが、最大荷重が10kgfを超える場
合、当該荷重検出器では後述するように強度が不足して
測定できない。これを避けるため、定格30kgfの荷
重検出器を用いると、分解能は300gfとなり、必要
な分解能での測定ができなくなる。
の力の測定に100gfの分解能を必要とする場合、1
0kgfで1%の分解能を有する荷重検出器を選択しな
ければならないが、最大荷重が10kgfを超える場
合、当該荷重検出器では後述するように強度が不足して
測定できない。これを避けるため、定格30kgfの荷
重検出器を用いると、分解能は300gfとなり、必要
な分解能での測定ができなくなる。
【0012】この問題を解決し、大きな定格で高分解能
を得るために、A/D変換器の能力を高めて所定のひず
み量を細分化する手段が用いられているが、A/D変換
器の能力をn倍上昇させた場合、出力の分解能はn倍に
なるものの、増幅器に従来のものを用いると、そのS/
N比は変わらないので、A/D変換後の下位ビットはノ
イズに影響されてn倍の分解能が得られるとは限らな
い。
を得るために、A/D変換器の能力を高めて所定のひず
み量を細分化する手段が用いられているが、A/D変換
器の能力をn倍上昇させた場合、出力の分解能はn倍に
なるものの、増幅器に従来のものを用いると、そのS/
N比は変わらないので、A/D変換後の下位ビットはノ
イズに影響されてn倍の分解能が得られるとは限らな
い。
【0013】又、他の手段として、大きな荷重を測定す
るのに小さな定格の荷重検出器を使用する手段がある。
この手段は、A/D変換するためにアナログ出力の定格
を決めた場合、結局、A/D変換器の分解能に左右され
ることとなり上述と同様の問題が生じるばかりでなく、
小さな定格の荷重検出器に大きな荷重を作用させるとた
わみ梁13、33に塑性変形や破断を生じ、荷重検出器
を使用できなくしてしまうおそれがある。
るのに小さな定格の荷重検出器を使用する手段がある。
この手段は、A/D変換するためにアナログ出力の定格
を決めた場合、結局、A/D変換器の分解能に左右され
ることとなり上述と同様の問題が生じるばかりでなく、
小さな定格の荷重検出器に大きな荷重を作用させるとた
わみ梁13、33に塑性変形や破断を生じ、荷重検出器
を使用できなくしてしまうおそれがある。
【0014】さらに、上記のようにA/D変換器の分解
能や増幅器のS/N比を上昇させるには高いコストを要
し、さらに又、大きな定格の荷重検出器において、全レ
ンジに高分解能をもたせることは無意味であり、かつ、
無駄である。
能や増幅器のS/N比を上昇させるには高いコストを要
し、さらに又、大きな定格の荷重検出器において、全レ
ンジに高分解能をもたせることは無意味であり、かつ、
無駄である。
【0015】本発明の目的は、上記従来技術の課題を解
決し、大きな定格を備え、かつ、必要な荷重範囲に対し
て高分解能をもつことができる荷重検出器を提供するこ
とにある。
決し、大きな定格を備え、かつ、必要な荷重範囲に対し
て高分解能をもつことができる荷重検出器を提供するこ
とにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、固定側フランジと荷重作用側フランジと
の間にたわみ梁を固定し、前記荷重作用側フランジに作
用した荷重を前記たわみ梁の変形により検出する構成を
有するものにおいて、この構成を1つの荷重検出単位と
して複数の荷重検出単位を備え、これら各荷重検出単位
の荷重作用側フランジ相互が荷重の作用方向に沿って所
定の間隔で隣接するように前記各荷重検出単位を配置す
ることを特徴とする。
め、本発明は、固定側フランジと荷重作用側フランジと
の間にたわみ梁を固定し、前記荷重作用側フランジに作
用した荷重を前記たわみ梁の変形により検出する構成を
有するものにおいて、この構成を1つの荷重検出単位と
して複数の荷重検出単位を備え、これら各荷重検出単位
の荷重作用側フランジ相互が荷重の作用方向に沿って所
定の間隔で隣接するように前記各荷重検出単位を配置す
ることを特徴とする。
【0017】
【作用】最初の荷重検出単位の荷重作用側フランジに荷
重が作用すると、当該荷重側フランジの荷重検出単位の
たわみ梁は、その変形特性に従って作用した荷重に比例
して変形し、その変形に応じて荷重作用側フランジが変
位する。作用した荷重が大きいと、最初の荷重検出単位
の荷重作用側フランジは次の荷重検出単位の荷重作用側
フランジに当接してこれに荷重を伝達し、その荷重検出
単位のたわみ梁をその変形特性に従って変形させ、当該
荷重作用側フランジを変位させる。このようにして、荷
重は順次荷重検出単位へ伝達されてゆく。この場合、あ
る荷重範囲で高い分解能が必要なときには、当該荷重範
囲を担当する荷重検出単位のたわみ梁の変形特性やひず
みゲージの設置位置等を任意に選定する。
重が作用すると、当該荷重側フランジの荷重検出単位の
たわみ梁は、その変形特性に従って作用した荷重に比例
して変形し、その変形に応じて荷重作用側フランジが変
位する。作用した荷重が大きいと、最初の荷重検出単位
の荷重作用側フランジは次の荷重検出単位の荷重作用側
フランジに当接してこれに荷重を伝達し、その荷重検出
単位のたわみ梁をその変形特性に従って変形させ、当該
荷重作用側フランジを変位させる。このようにして、荷
重は順次荷重検出単位へ伝達されてゆく。この場合、あ
る荷重範囲で高い分解能が必要なときには、当該荷重範
囲を担当する荷重検出単位のたわみ梁の変形特性やひず
みゲージの設置位置等を任意に選定する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて説明する。図1は本発明の第1の実施の形態
に係る荷重検出器の側面図である。この図で、10は対
称型平行平板構造より成る第1の荷重検出単位、100
は対称型平行平板構造より成る第2の荷重検出単位を示
す。本実施の形態の荷重検出器は、第1の荷重検出単位
10と第2の荷重検出単位100で構成されている。各
荷重検出単位10、100はそれぞれ、図13に示すも
のと同様の固定側フランジ11および荷重作用側フラン
ジ12を有する。131は荷重検出単位10のたわみ
梁、132は荷重検出単位100のたわみ梁である。1
6は荷重検出単位10の荷重作用側フランジ12と対向
する荷重検出単位100の荷重作用側フランジ12の面
に形成された突起を示す。なお、各平行平板構造10、
100の各ひずみゲージについては、図13に示すもの
と同じであり、かつ、同一位置に設置されており、各平
行平板構造10、100毎にブリッジ回路が構成され、
それぞれ出力が取り出されるようになっている。
に基づいて説明する。図1は本発明の第1の実施の形態
に係る荷重検出器の側面図である。この図で、10は対
称型平行平板構造より成る第1の荷重検出単位、100
は対称型平行平板構造より成る第2の荷重検出単位を示
す。本実施の形態の荷重検出器は、第1の荷重検出単位
10と第2の荷重検出単位100で構成されている。各
荷重検出単位10、100はそれぞれ、図13に示すも
のと同様の固定側フランジ11および荷重作用側フラン
ジ12を有する。131は荷重検出単位10のたわみ
梁、132は荷重検出単位100のたわみ梁である。1
6は荷重検出単位10の荷重作用側フランジ12と対向
する荷重検出単位100の荷重作用側フランジ12の面
に形成された突起を示す。なお、各平行平板構造10、
100の各ひずみゲージについては、図13に示すもの
と同じであり、かつ、同一位置に設置されており、各平
行平板構造10、100毎にブリッジ回路が構成され、
それぞれ出力が取り出されるようになっている。
【0019】たわみ梁131の肉厚はt1 、長さはL
1 、たわみ梁132の肉厚はt2 、長さはL2 に選定さ
れている。本実施の形態の場合、たわみ梁131、13
2の長さL1 、L2 、板厚、板幅、ヤング率は等しく、
肉厚t1 は肉厚t2 より薄く構成されている。したがっ
て、平行平板構造10は平行平板構造100より剛性が
低い。さらに、平行平板構造100の突起16の面と、
これに対向する平行平板構造10の面との間の間隔は値
δ1 に選定されている。
1 、たわみ梁132の肉厚はt2 、長さはL2 に選定さ
れている。本実施の形態の場合、たわみ梁131、13
2の長さL1 、L2 、板厚、板幅、ヤング率は等しく、
肉厚t1 は肉厚t2 より薄く構成されている。したがっ
て、平行平板構造10は平行平板構造100より剛性が
低い。さらに、平行平板構造100の突起16の面と、
これに対向する平行平板構造10の面との間の間隔は値
δ1 に選定されている。
【0020】次に本実施の形態の動作を図2、図3およ
び図4を参照して説明する。図2および図3は図1に示
すものと同じ荷重検出器の側面図である。平行平板構造
10の荷重作用側フランジ12に、図2に矢印で示す力
FZ1が作用すると、最初に平行平板構造10のたわみ梁
131が図2に示すように変形し(この変形は誇張して
描かれている。以下、図3、図6および図9において同
じ。)、荷重作用側フランジ12の下面と平行平板構造
100の突起16の面とが接触する。突起16の上記間
隔δ1 は、力FZ1が作用したとき荷重作用側フランジ1
2と突起16とが接触するように設定されている。この
状態で、各平行平板構造10のブリッジ回路からは、た
わみ梁131の変形に比例した(作用した力FZ1に比例
した)信号が出力される。
び図4を参照して説明する。図2および図3は図1に示
すものと同じ荷重検出器の側面図である。平行平板構造
10の荷重作用側フランジ12に、図2に矢印で示す力
FZ1が作用すると、最初に平行平板構造10のたわみ梁
131が図2に示すように変形し(この変形は誇張して
描かれている。以下、図3、図6および図9において同
じ。)、荷重作用側フランジ12の下面と平行平板構造
100の突起16の面とが接触する。突起16の上記間
隔δ1 は、力FZ1が作用したとき荷重作用側フランジ1
2と突起16とが接触するように設定されている。この
状態で、各平行平板構造10のブリッジ回路からは、た
わみ梁131の変形に比例した(作用した力FZ1に比例
した)信号が出力される。
【0021】平行平板構造10の荷重作用側フランジ1
2に力FZ1より大きい力FZ2が作用すると、その力は、
最初上記のように平行平板構造10のたわみ梁131を
変形させた後、突起16を介して平行平板構造100の
荷重作用側フランジ12に伝達され、そのたわみ梁13
2を図3に示すように平行平板構造10のたわみ梁13
1とともに変形させる。この状態で、各平行平板構造1
0、100の各ブリッジ回路からは、たわみ梁131、
132の変形(作用した力FZ2)に比例した信号が出力
される。
2に力FZ1より大きい力FZ2が作用すると、その力は、
最初上記のように平行平板構造10のたわみ梁131を
変形させた後、突起16を介して平行平板構造100の
荷重作用側フランジ12に伝達され、そのたわみ梁13
2を図3に示すように平行平板構造10のたわみ梁13
1とともに変形させる。この状態で、各平行平板構造1
0、100の各ブリッジ回路からは、たわみ梁131、
132の変形(作用した力FZ2)に比例した信号が出力
される。
【0022】図4は作用した荷重(力)に対する各ブリ
ッジ回路の出力特性を示す図である。この図で、横軸に
は荷重、縦軸にはブリッジ回路の出力電圧がとってあ
る。平行平板構造10のブリッジ回路の出力は折線10
A、10Bで示され、平行平板構造100のブリッジ回
路の出力は直線100Aで示される。各平行平板構造1
0、100の接触後は、たわみ梁131、132は同一
変形量となるので、折線10Bと直線100Aとは同一
の変化量となる。図4に示す折線10A、10Bから判
るように、平行平板構造10の出力は力FZ1までは大き
なゲインをとなり、力FZ1〜FZ2では小さなゲインとな
る。範囲α(0〜FZ1)の力の検出には平行平板構造1
0のブリッジ回路の出力が用いられ、範囲β(FZ1〜F
Z2)の力の検出には平行平板構造100のブリッジ回路
の出力が用いられる。
ッジ回路の出力特性を示す図である。この図で、横軸に
は荷重、縦軸にはブリッジ回路の出力電圧がとってあ
る。平行平板構造10のブリッジ回路の出力は折線10
A、10Bで示され、平行平板構造100のブリッジ回
路の出力は直線100Aで示される。各平行平板構造1
0、100の接触後は、たわみ梁131、132は同一
変形量となるので、折線10Bと直線100Aとは同一
の変化量となる。図4に示す折線10A、10Bから判
るように、平行平板構造10の出力は力FZ1までは大き
なゲインをとなり、力FZ1〜FZ2では小さなゲインとな
る。範囲α(0〜FZ1)の力の検出には平行平板構造1
0のブリッジ回路の出力が用いられ、範囲β(FZ1〜F
Z2)の力の検出には平行平板構造100のブリッジ回路
の出力が用いられる。
【0023】次に、ブリッジ回路で得られる出力を力の
大きさに変換する手段について説明する。単独の平行平
板構造で検出された電圧Vからこれに対応する荷重Fを
求める場合は、横軸に荷重、縦軸に電圧をとった校正線
図を用いる。ところで、通常、平行平板構造の荷重−電
圧特性はリニアであるので、平行平板構造10の荷重−
電圧特性の傾きの角度をθ1 とし、tanθ1 =aとす
ると、 V=aF…………(1) したがって、 F=a-1V…………(2) となり、コンピューータでの演算が可能である。
大きさに変換する手段について説明する。単独の平行平
板構造で検出された電圧Vからこれに対応する荷重Fを
求める場合は、横軸に荷重、縦軸に電圧をとった校正線
図を用いる。ところで、通常、平行平板構造の荷重−電
圧特性はリニアであるので、平行平板構造10の荷重−
電圧特性の傾きの角度をθ1 とし、tanθ1 =aとす
ると、 V=aF…………(1) したがって、 F=a-1V…………(2) となり、コンピューータでの演算が可能である。
【0024】しかしながら、本実施の形態における荷重
−電圧特性は図4に示すように折線となるので、上記
(2)式は荷重 0〜FZ1の範囲でしか用いられない。そ
こで、荷重FZ1〜FZ2の範囲の荷重は、平行平板構造1
00の荷重−電圧特性の傾きの角度をθ2 とし、tan
θ2 =bとすると、 V=bF+(V1 −bFZ1)…………(3) したがって、 F=b-1(V−V1 +bFZ1)…………(4) となる。この(4)式は平行平板構造10の検出信号を
用いた場合の式であり、平行平板構造100の信号を用
いる場合には、次式のようになる。 F=b-1V+FZ1…………(5) 式(2)と式(4)の切換は、平行平板構造100の検
出信号を用いればよい。又、以下に示すように3つ以上
の平行平板構造等で荷重検出器を構成する場合におい
て、ブリッジ回路で得られる出力を力の大きさに変換す
る手段も上記の手段に準じる。
−電圧特性は図4に示すように折線となるので、上記
(2)式は荷重 0〜FZ1の範囲でしか用いられない。そ
こで、荷重FZ1〜FZ2の範囲の荷重は、平行平板構造1
00の荷重−電圧特性の傾きの角度をθ2 とし、tan
θ2 =bとすると、 V=bF+(V1 −bFZ1)…………(3) したがって、 F=b-1(V−V1 +bFZ1)…………(4) となる。この(4)式は平行平板構造10の検出信号を
用いた場合の式であり、平行平板構造100の信号を用
いる場合には、次式のようになる。 F=b-1V+FZ1…………(5) 式(2)と式(4)の切換は、平行平板構造100の検
出信号を用いればよい。又、以下に示すように3つ以上
の平行平板構造等で荷重検出器を構成する場合におい
て、ブリッジ回路で得られる出力を力の大きさに変換す
る手段も上記の手段に準じる。
【0025】ここで、力の定格がFZ2で、そのときの出
力が電圧V2 であるような1つの平行平板構造単独で構
成される荷重検出器を想定すると、この荷重検出器の出
力特性は図4に示す直線10Cのようになる。このよう
な直線10Cと折線10A、10Bとを比較すると、少
なくとも範囲α(折線10Aの範囲)では本実施の形態
の荷重検出器の方が大きな分解能を得ることができるの
は明らかである。又、力の定格がFZ2で、そのときの出
力が電圧V1 であるような1つの平行平板構造単独で構
成される荷重検出器を想定すると、この荷重検出器の出
力特性は図4に示す直線100Cのようになる。このよ
うな直線100Cと直線100Aとを比較すると、少な
くとも範囲β(直線100Aの範囲)では本実施の形態
の荷重検出器の方が大きな分解能を得ることができるの
も又明らかである。
力が電圧V2 であるような1つの平行平板構造単独で構
成される荷重検出器を想定すると、この荷重検出器の出
力特性は図4に示す直線10Cのようになる。このよう
な直線10Cと折線10A、10Bとを比較すると、少
なくとも範囲α(折線10Aの範囲)では本実施の形態
の荷重検出器の方が大きな分解能を得ることができるの
は明らかである。又、力の定格がFZ2で、そのときの出
力が電圧V1 であるような1つの平行平板構造単独で構
成される荷重検出器を想定すると、この荷重検出器の出
力特性は図4に示す直線100Cのようになる。このよ
うな直線100Cと直線100Aとを比較すると、少な
くとも範囲β(直線100Aの範囲)では本実施の形態
の荷重検出器の方が大きな分解能を得ることができるの
も又明らかである。
【0026】このように本実施の形態では、対称型の平
行平板構造で構成される荷重検出単位を2つ、所定の間
隔を置いて配置し、各平行平板構造のたわみ梁の肉厚を
異ならしめるようにしたので、大きな定格にもかかわら
ず必要な荷重範囲で高い分解能を有する荷重検出器を得
ることができる。
行平板構造で構成される荷重検出単位を2つ、所定の間
隔を置いて配置し、各平行平板構造のたわみ梁の肉厚を
異ならしめるようにしたので、大きな定格にもかかわら
ず必要な荷重範囲で高い分解能を有する荷重検出器を得
ることができる。
【0027】図5は本発明の第2の実施の形態に係る荷
重検出器の側面図である。この図で、図1に示す部分と
同一又は等価な部分には同一符号が付してある。200
は平行平板構造10に隣接する平行平板構造、300は
平行平板構造200に隣接する平行平板構造を示す。1
7は平行平板構造10に対向する平行平板構造200の
突起、18は平行平板構造200に対向する平行平板構
造300の突起である。突起17と平行平板構造10の
荷重作用側フランジ12との間隔はδ2 、突起18と平
行平板構造200の荷重作用側フランジ12との間隔は
δ3 である。
重検出器の側面図である。この図で、図1に示す部分と
同一又は等価な部分には同一符号が付してある。200
は平行平板構造10に隣接する平行平板構造、300は
平行平板構造200に隣接する平行平板構造を示す。1
7は平行平板構造10に対向する平行平板構造200の
突起、18は平行平板構造200に対向する平行平板構
造300の突起である。突起17と平行平板構造10の
荷重作用側フランジ12との間隔はδ2 、突起18と平
行平板構造200の荷重作用側フランジ12との間隔は
δ3 である。
【0028】133は平行平板構造200のたわみ梁で
ある。平行平板構造10のたわみ梁131は長さL1 、
肉厚t1 、平行平板構造200のたわみ梁133は長さ
L3、肉厚t3 、平行平板構造300のたわみ梁134
は長さL4 、肉厚t4 である。板幅および材料のヤング
率は各たわみ梁131、133、134のいずれも同じ
である。又、各たわみ梁131、133、134の長さ
は、L1 =L4 >L3、肉厚は、t1 =t4 >t3 の関
係に選定されている。
ある。平行平板構造10のたわみ梁131は長さL1 、
肉厚t1 、平行平板構造200のたわみ梁133は長さ
L3、肉厚t3 、平行平板構造300のたわみ梁134
は長さL4 、肉厚t4 である。板幅および材料のヤング
率は各たわみ梁131、133、134のいずれも同じ
である。又、各たわみ梁131、133、134の長さ
は、L1 =L4 >L3、肉厚は、t1 =t4 >t3 の関
係に選定されている。
【0029】次に、本実施の形態の動作を図6および図
7を参照して説明する。図6は図1に示すものと同じ荷
重検出器の側面図である。この図で、図5に示す部分と
同一部分には同一符号が付してある。図6に示すよう
に、平行平板構造10の荷重作用側フランジ12に力F
Z4が作用すると、最初に平行平板構造10のたわみ梁1
31が変形して平行平板構造10の荷重作用側フランジ
12と突起17が接触し、力は突起17を介して平行平
板構造200に伝達され、そのたわみ梁133がたわみ
梁131とともに変形して平行平板構造200の荷重作
用側フランジ12と突起18が接触し、力は突起18を
介して平行平板構造300に伝達され、そのたわみ梁1
34がたわみ梁131、133とともに変形する。この
状態で、各平行平板構造10、200、300の各ブリ
ッジ回路からは、たわみ梁131、133、134の変
形に比例した信号が出力される。
7を参照して説明する。図6は図1に示すものと同じ荷
重検出器の側面図である。この図で、図5に示す部分と
同一部分には同一符号が付してある。図6に示すよう
に、平行平板構造10の荷重作用側フランジ12に力F
Z4が作用すると、最初に平行平板構造10のたわみ梁1
31が変形して平行平板構造10の荷重作用側フランジ
12と突起17が接触し、力は突起17を介して平行平
板構造200に伝達され、そのたわみ梁133がたわみ
梁131とともに変形して平行平板構造200の荷重作
用側フランジ12と突起18が接触し、力は突起18を
介して平行平板構造300に伝達され、そのたわみ梁1
34がたわみ梁131、133とともに変形する。この
状態で、各平行平板構造10、200、300の各ブリ
ッジ回路からは、たわみ梁131、133、134の変
形に比例した信号が出力される。
【0030】図7は作用した荷重(力)に対する各ブリ
ッジ回路の出力特性を示す図である。この図で、横軸に
は荷重、縦軸にはブリッジ回路の出力電圧がとってあ
る。折線10A、10B、10Cは平行平板構造10の
ブリッジ回路の出力特性、折線200A、200Bは平
行平板構造200のブリッジ回路の出力特性、直線30
0Aは平行平板構造300のブリッジ回路の出力特性を
示す。力0〜FZ1の範囲の力の検出には平行平板構造1
0のブリッジ回路の出力が用いられ、力FZ1〜FZ3の範
囲の力の検出には平行平板構造200のブリッジ回路の
出力が用いられ、力FZ3〜FZ4の範囲の力の検出には平
行平板構造300のブリッジ回路の出力が用いられる。
ッジ回路の出力特性を示す図である。この図で、横軸に
は荷重、縦軸にはブリッジ回路の出力電圧がとってあ
る。折線10A、10B、10Cは平行平板構造10の
ブリッジ回路の出力特性、折線200A、200Bは平
行平板構造200のブリッジ回路の出力特性、直線30
0Aは平行平板構造300のブリッジ回路の出力特性を
示す。力0〜FZ1の範囲の力の検出には平行平板構造1
0のブリッジ回路の出力が用いられ、力FZ1〜FZ3の範
囲の力の検出には平行平板構造200のブリッジ回路の
出力が用いられ、力FZ3〜FZ4の範囲の力の検出には平
行平板構造300のブリッジ回路の出力が用いられる。
【0031】実際には、本実施の形態では、力FZ1〜F
Z3の範囲の力が検出されたときには、当該検出値に平行
平板構造10の出力電圧V12が加算され、力FZ3〜FZ4
の範囲の力が検出されたときには、当該検出値に平行平
板構造10の出力電圧V13が加算されるので、本実施の
形態の荷重検出器のみかけ上の出力特性は、折線10A
0 、200A0 、300A0 となる。ここで、力の定格
がFZ4で、そのときの出力が電圧V13であるような1つ
の平行平板構造単独で構成される荷重検出器を想定する
と、この荷重検出器の出力特性は図7に示す直線Dのよ
うになる。このような直線Dと折線10A0 、200A
0 、300A0 とを比較すると、全検出範囲に亘って本
実施の形態の荷重検出器の方が大きな分解能を得ること
ができるのは図から明らかである。
Z3の範囲の力が検出されたときには、当該検出値に平行
平板構造10の出力電圧V12が加算され、力FZ3〜FZ4
の範囲の力が検出されたときには、当該検出値に平行平
板構造10の出力電圧V13が加算されるので、本実施の
形態の荷重検出器のみかけ上の出力特性は、折線10A
0 、200A0 、300A0 となる。ここで、力の定格
がFZ4で、そのときの出力が電圧V13であるような1つ
の平行平板構造単独で構成される荷重検出器を想定する
と、この荷重検出器の出力特性は図7に示す直線Dのよ
うになる。このような直線Dと折線10A0 、200A
0 、300A0 とを比較すると、全検出範囲に亘って本
実施の形態の荷重検出器の方が大きな分解能を得ること
ができるのは図から明らかである。
【0032】このように、本実施の形態では、対称型の
平行平板構造で構成される荷重検出単位を3つ、互いに
所定の間隔を置いて配置し、1つの平行平板構造のたわ
み梁の肉厚と長さを他と異ならしめるようにしたので、
大きな定格にもかかわらず必要な荷重範囲で高い分解能
を有する荷重検出器を得ることができる。
平行平板構造で構成される荷重検出単位を3つ、互いに
所定の間隔を置いて配置し、1つの平行平板構造のたわ
み梁の肉厚と長さを他と異ならしめるようにしたので、
大きな定格にもかかわらず必要な荷重範囲で高い分解能
を有する荷重検出器を得ることができる。
【0033】ところで、上記各実施の形態では、荷重検
出器を変形特性の異なる2つ又は3つの平行平板構造で
構成する場合を説明した。しかし、荷重検出器は、必ず
しも変形特性の異なる平行平板構造で構成する必要はな
く、変形特性が同一である平行平板構造を用いることも
できる。以下、このような荷重検出器について説明す
る。
出器を変形特性の異なる2つ又は3つの平行平板構造で
構成する場合を説明した。しかし、荷重検出器は、必ず
しも変形特性の異なる平行平板構造で構成する必要はな
く、変形特性が同一である平行平板構造を用いることも
できる。以下、このような荷重検出器について説明す
る。
【0034】図8は本発明の第3の実施の形態に係る荷
重検出器の荷重対ブリッジ回路出力の特性図である。本
実施の形態においては、同一の平行平板構造が2つ用い
られる。例えば、図1に示す荷重検出器において、平行
平板構造10と平行平板構造100は同一構成である。
荷重 0〜FZ1では、図4に示す場合と同様、線10Aに
示すように傾きθ1 の特性となる。しかし、荷重FZ1〜
FZ2では、ばね定数が2倍となるため、線10A2 で示
すように傾きは1/2(θ1 /2)となる。したがっ
て、この荷重検出器の出力特性は線10A、10B(線
10A2 と平行)に示す特性となる。このことは、逆
に、変形特性の異なる平行平板構造を用いれば、線10
A2 の傾きを任意に選定することができ、これにより、
任意の出力特性を得ることができることを示している。
重検出器の荷重対ブリッジ回路出力の特性図である。本
実施の形態においては、同一の平行平板構造が2つ用い
られる。例えば、図1に示す荷重検出器において、平行
平板構造10と平行平板構造100は同一構成である。
荷重 0〜FZ1では、図4に示す場合と同様、線10Aに
示すように傾きθ1 の特性となる。しかし、荷重FZ1〜
FZ2では、ばね定数が2倍となるため、線10A2 で示
すように傾きは1/2(θ1 /2)となる。したがっ
て、この荷重検出器の出力特性は線10A、10B(線
10A2 と平行)に示す特性となる。このことは、逆
に、変形特性の異なる平行平板構造を用いれば、線10
A2 の傾きを任意に選定することができ、これにより、
任意の出力特性を得ることができることを示している。
【0035】変形特性が同一である平行平板構造を用い
る他の例を図9および図10に示す。図9は本発明の第
4の実施の形態に係る荷重検出器の側面図である。この
図で、図1に示す部分と同一部分には同一符号が付して
ある。本実施の形態の場合も平行平板構造10と平行平
板構造100は同一構造(同一変形特性)のものが用い
られる。ここで、上記各実施の形態においては、各平行
平板構造のひずみゲージは同一設置位置にある。しか
し、本実施の形態においては、平行平板構造10と平行
平板構造100とはひずみゲージの設置位置が異なる。
即ち、平行平板構造100のひずみゲージS100 は平行
平板構造10のひずみゲージS10より内側(たわみ梁1
31の中心側)に設置されている。
る他の例を図9および図10に示す。図9は本発明の第
4の実施の形態に係る荷重検出器の側面図である。この
図で、図1に示す部分と同一部分には同一符号が付して
ある。本実施の形態の場合も平行平板構造10と平行平
板構造100は同一構造(同一変形特性)のものが用い
られる。ここで、上記各実施の形態においては、各平行
平板構造のひずみゲージは同一設置位置にある。しか
し、本実施の形態においては、平行平板構造10と平行
平板構造100とはひずみゲージの設置位置が異なる。
即ち、平行平板構造100のひずみゲージS100 は平行
平板構造10のひずみゲージS10より内側(たわみ梁1
31の中心側)に設置されている。
【0036】図10は図9に示す荷重検出器の荷重対ブ
リッジ回路出力の特性図である。この図で、横軸には荷
重、縦軸にはブリッジ回路の出力がとってある。図9に
示す平行平板構造10、100が上記第3の実施の形態
で用いた平行平板構造と同一構造のものであれば、図1
0に示すように荷重 0〜F21の特性線10A1 は図8に
示すものと同じである。そして、荷重F21を超える荷重
が加わると、平行平板構造100の変形は上記第3の実
施の形態のものの変形と同じであるが、そのブリッジ回
路の出力は特性線10A3 に示すように平行平板構造1
0のブリッジ回路の出力より、同一変形に対してはるか
に大きな値(θ3 >θ1 )、即ち、ひずみゲージの設置
位置に応じて例えば数倍〜10数倍となる。したがっ
て、荷重F21を超える荷重に対しては平行平板構造10
0のブリッジ回路の出力を用いれば、当該荷重の検出を
大きなゲインで行うことができる。
リッジ回路出力の特性図である。この図で、横軸には荷
重、縦軸にはブリッジ回路の出力がとってある。図9に
示す平行平板構造10、100が上記第3の実施の形態
で用いた平行平板構造と同一構造のものであれば、図1
0に示すように荷重 0〜F21の特性線10A1 は図8に
示すものと同じである。そして、荷重F21を超える荷重
が加わると、平行平板構造100の変形は上記第3の実
施の形態のものの変形と同じであるが、そのブリッジ回
路の出力は特性線10A3 に示すように平行平板構造1
0のブリッジ回路の出力より、同一変形に対してはるか
に大きな値(θ3 >θ1 )、即ち、ひずみゲージの設置
位置に応じて例えば数倍〜10数倍となる。したがっ
て、荷重F21を超える荷重に対しては平行平板構造10
0のブリッジ回路の出力を用いれば、当該荷重の検出を
大きなゲインで行うことができる。
【0037】このように、本実施の形態では、同一の平
行平板構造を用いても、ひずみゲージの設置位置を選択
することにより、定格内におけるある範囲(図10で荷
重F21を超える範囲)の分解能を大きなものとすること
ができる。
行平板構造を用いても、ひずみゲージの設置位置を選択
することにより、定格内におけるある範囲(図10で荷
重F21を超える範囲)の分解能を大きなものとすること
ができる。
【0038】なお、第1の実施の形態〜第4の実施の形
態では2つ又は3つの平行平板構造を設ける例について
説明したが、これらに限ることはなく、4つ以上の平行
平板構造を設けることもできる。又、各平行平板構造の
たわみ梁の長さや肉厚等の変形特性、ひずみゲージの設
置位置、採用するブリッジ回路等を任意に選択すること
により、出力特性を広い範囲で設定できるのは明らかで
ある。
態では2つ又は3つの平行平板構造を設ける例について
説明したが、これらに限ることはなく、4つ以上の平行
平板構造を設けることもできる。又、各平行平板構造の
たわみ梁の長さや肉厚等の変形特性、ひずみゲージの設
置位置、採用するブリッジ回路等を任意に選択すること
により、出力特性を広い範囲で設定できるのは明らかで
ある。
【0039】図11は本発明の第5の実施の形態に係る
荷重検出器の断面図である。この図で、51は図1に示
すものと同様の支持部に固定される円筒形状の固定側フ
ランジ、52は固定側フランジ51の内部に配置された
円柱形状の第1の荷重作用側フランジ、531は固定側
フランジ51と第1の荷重作用側フランジ52との間を
連結する2つのたわみ梁である。各たわみ梁531はそ
れぞれ肉厚t5 を有し、かつ、互いにほぼ180度の角
度で配置されている。54は第1の荷重作用側フランジ
52に形成された溝であり、この溝54は各たわみ梁5
31と直交する方向に形成されている。
荷重検出器の断面図である。この図で、51は図1に示
すものと同様の支持部に固定される円筒形状の固定側フ
ランジ、52は固定側フランジ51の内部に配置された
円柱形状の第1の荷重作用側フランジ、531は固定側
フランジ51と第1の荷重作用側フランジ52との間を
連結する2つのたわみ梁である。各たわみ梁531はそ
れぞれ肉厚t5 を有し、かつ、互いにほぼ180度の角
度で配置されている。54は第1の荷重作用側フランジ
52に形成された溝であり、この溝54は各たわみ梁5
31と直交する方向に形成されている。
【0040】520は溝54の内部に回動可能に配置さ
れた角柱形状の第2の荷重作用側フランジ、532は固
定側フランジ51と第2の荷重作用側フランジ520と
の間を連結する2つのたわみ梁である。各たわみ梁53
2はそれぞれ肉厚t6 (t6>t5 )を有し、かつ、互
いにほぼ180度の角度で配置され、たわみ梁531と
ほぼ直交する方向に延びている。溝54の1つの角と第
2の荷重作用側フランジ520の1つの角との間の間隔
は角度θに設定されている。
れた角柱形状の第2の荷重作用側フランジ、532は固
定側フランジ51と第2の荷重作用側フランジ520と
の間を連結する2つのたわみ梁である。各たわみ梁53
2はそれぞれ肉厚t6 (t6>t5 )を有し、かつ、互
いにほぼ180度の角度で配置され、たわみ梁531と
ほぼ直交する方向に延びている。溝54の1つの角と第
2の荷重作用側フランジ520の1つの角との間の間隔
は角度θに設定されている。
【0041】固定側フランジ51、第1の荷重作用側フ
ランジ52、および各たわみ梁531で放射平板構造5
0が構成され、固定側フランジ51、第2の荷重作用側
フランジ520、および各たわみ梁532で放射平板構
造500が構成され、放射平板構造50、500で本実
施の形態の荷重検出器が構成される。なお、X、Y、Z
は座標軸を示し、Z軸は紙面に垂直な方向である。又、
各たわみ梁531、532にはひずみゲージが設けられ
ているが、これらひずみゲージも図1に示すものと同様
であるので、説明は省略する。
ランジ52、および各たわみ梁531で放射平板構造5
0が構成され、固定側フランジ51、第2の荷重作用側
フランジ520、および各たわみ梁532で放射平板構
造500が構成され、放射平板構造50、500で本実
施の形態の荷重検出器が構成される。なお、X、Y、Z
は座標軸を示し、Z軸は紙面に垂直な方向である。又、
各たわみ梁531、532にはひずみゲージが設けられ
ているが、これらひずみゲージも図1に示すものと同様
であるので、説明は省略する。
【0042】次に本実施の形態の動作を図12を参照し
て説明する。図12は図11に示す荷重検出器にZ軸ま
わりのモーメントMZ が作用したときの状態を示す断面
図である。放射平板構造50の第1の荷重作用側フラン
ジ52に図9に示す矢印方向にモーメントMZ が作用す
ると、第1の荷重作用側フランジ52はモーメントM Z
の作用方向に、各たわみ梁531を変形させながら回転
変位する。この回転変位が角度θに達すると第1の荷重
作用側フランジ52が放射平板構造500の第2の荷重
作用側フランジ520に接触し、モーメントMZ は第1
の荷重作用側フランジ52を介して第2の荷重作用側フ
ランジ520に伝達され、両者が一緒に、各たわみ梁5
31、532を変形させながら回転変位する。作用した
モーメントMZ は、各たわみ梁531のひずみゲージで
構成されるブリッジ回路、および各たわみ梁532のひ
ずみゲージで構成されるブリッジ回路の出力により検出
される。
て説明する。図12は図11に示す荷重検出器にZ軸ま
わりのモーメントMZ が作用したときの状態を示す断面
図である。放射平板構造50の第1の荷重作用側フラン
ジ52に図9に示す矢印方向にモーメントMZ が作用す
ると、第1の荷重作用側フランジ52はモーメントM Z
の作用方向に、各たわみ梁531を変形させながら回転
変位する。この回転変位が角度θに達すると第1の荷重
作用側フランジ52が放射平板構造500の第2の荷重
作用側フランジ520に接触し、モーメントMZ は第1
の荷重作用側フランジ52を介して第2の荷重作用側フ
ランジ520に伝達され、両者が一緒に、各たわみ梁5
31、532を変形させながら回転変位する。作用した
モーメントMZ は、各たわみ梁531のひずみゲージで
構成されるブリッジ回路、および各たわみ梁532のひ
ずみゲージで構成されるブリッジ回路の出力により検出
される。
【0043】このような動作は、さきの第1の実施の形
態における各平行平板構造10、100の動作と等価な
動作であり、第1の荷重作用側フランジ52を角度θだ
け回転変位させる範囲の大きさのモーメントに対しては
高い分解能を有する。又、たわみ梁532の肉厚を大き
くしてあるので、大きな定格を設定することができる。
本実施の形態の効果は、さきの第1の実施の形態の効果
と同じである。
態における各平行平板構造10、100の動作と等価な
動作であり、第1の荷重作用側フランジ52を角度θだ
け回転変位させる範囲の大きさのモーメントに対しては
高い分解能を有する。又、たわみ梁532の肉厚を大き
くしてあるので、大きな定格を設定することができる。
本実施の形態の効果は、さきの第1の実施の形態の効果
と同じである。
【0044】ここで、図11に示す実施の形態では、2
つの放射平板構造を設ける例について説明したが、各荷
重作用側フランジに適切な角度で溝を形成し、溝内に順
次荷重作用側フランジを回転変位可能に配置してゆけ
ば、3つ以上の放射平板構造により荷重検出器を構成す
ることができる。又、前述の第1〜第5の実施の形態の
場合と同じく、各放射平板構造のたわみ梁の長さや肉厚
等の変形特性、ひずみゲージの設置位置、採用するブリ
ッジ回路等を任意に選択することにより、出力特性を広
い範囲で設定できるのは明らかである。
つの放射平板構造を設ける例について説明したが、各荷
重作用側フランジに適切な角度で溝を形成し、溝内に順
次荷重作用側フランジを回転変位可能に配置してゆけ
ば、3つ以上の放射平板構造により荷重検出器を構成す
ることができる。又、前述の第1〜第5の実施の形態の
場合と同じく、各放射平板構造のたわみ梁の長さや肉厚
等の変形特性、ひずみゲージの設置位置、採用するブリ
ッジ回路等を任意に選択することにより、出力特性を広
い範囲で設定できるのは明らかである。
【0045】なお、さきに示した特開昭61−5782
5号公報に開示されているように、複数の平行平板構造
を組合わせることにより、又は放射平板構造と平行平板
構造を組合せることにより、1つの荷重検出器で複数の
荷重を検出することができるが、上記各実施の形態の荷
重検出器を、1つの平行平板構造又は放射平板構造と考
えれば、これらを組み合わせることにより1つの荷重検
出器で複数の荷重検出を行なうことができる。
5号公報に開示されているように、複数の平行平板構造
を組合わせることにより、又は放射平板構造と平行平板
構造を組合せることにより、1つの荷重検出器で複数の
荷重を検出することができるが、上記各実施の形態の荷
重検出器を、1つの平行平板構造又は放射平板構造と考
えれば、これらを組み合わせることにより1つの荷重検
出器で複数の荷重検出を行なうことができる。
【0046】
【発明の効果】以上述べたように、本発明では、複数の
荷重検出単位を備え、これら各荷重検出単位の荷重作用
側フランジ相互が荷重の作用方向に沿って所定の間隔で
隣接するように各荷重検出単位を配置したので、大きな
定格にもかかわらず必要な荷重範囲で高い分解能を有す
る荷重検出器を得ることができる。
荷重検出単位を備え、これら各荷重検出単位の荷重作用
側フランジ相互が荷重の作用方向に沿って所定の間隔で
隣接するように各荷重検出単位を配置したので、大きな
定格にもかかわらず必要な荷重範囲で高い分解能を有す
る荷重検出器を得ることができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る荷重検出器の
側面図である。
側面図である。
【図2】図1に示す荷重検出器の作用を説明する側面図
である。
である。
【図3】図1に示す荷重検出器の作用を説明する側面図
である。
である。
【図4】図1に示す荷重検出器の出力特性を示す特性図
である。
である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る荷重検出器の
側面図である。
側面図である。
【図6】図5に示す荷重検出器の作用を説明する側面図
である。
である。
【図7】図5に示す荷重検出器の出力特性を示す特性図
である。
である。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係る荷重検出器の
出力特性を示す特性図である。
出力特性を示す特性図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態に係る荷重検出器の
側面図である。
側面図である。
【図10】図9に示す荷重検出器の出力特性を示す特性
図である。
図である。
【図11】本発明の第5の実施の形態に係る荷重検出器
の断面図である。
の断面図である。
【図12】図11に示す荷重検出器の作用を説明する断
面図である。
面図である。
【図13】従来の荷重検出器の側面図である。
【図14】図13に示す荷重検出器の作用を説明する側
面図である。
面図である。
【図15】ブリッジ回路の回路図である。
【図16】従来の荷重検出器の側面図である。
【図17】図16に示す荷重検出器の作用を説明する側
面図である。
面図である。
10、100 平行平板構造 11 固定側フランジ 12 荷重作用側フランジ 16 突起 131、132 たわみ梁
Claims (7)
- 【請求項1】 固定側フランジと荷重作用側フランジと
の間にたわみ梁を固定し、前記荷重作用側フランジに作
用した荷重を前記たわみ梁の変形により検出する構成を
有するものにおいて、この構成を1つの荷重検出単位と
して複数の荷重検出単位を備え、これら各荷重検出単位
の荷重作用側フランジ相互が荷重の作用方向に沿って所
定の間隔で隣接するように前記各荷重検出単位を配置す
ることを特徴とする荷重検出器。 - 【請求項2】 請求項1において、前記複数の荷重検出
単位のうちの少なくとも1つの変形特性を他の荷重検出
単位の変形特性と異ならしめたことを特徴とする荷重検
出器。 - 【請求項3】 請求項1において、前記複数の荷重検出
単位のうちの少なくとも1つの前記たわみ梁に設置する
ひずみゲージの設置位置を他の荷重検出単位の前記たわ
み梁に設置するひずみゲージの設置位置と異ならしめた
ことを特徴とする荷重検出器。 - 【請求項4】 請求項1乃至請求項3において、前記各
荷重検出単位は、平行平板構造であることを特徴とする
荷重検出器。 - 【請求項5】 請求項4において、前記荷重作用側フラ
ンジは、隣接する荷重作用側フランジに対する間隔を設
定する突起を備えていることを特徴とする荷重検出器。 - 【請求項6】 請求項1乃至請求項3において、前記各
荷重検出単位は、放射平板構造であることを特徴とする
荷重検出器。 - 【請求項7】 請求項6において、前記荷重作用側フラ
ンジは、隣接する荷重作用側フランジを収容するととも
に隣接する荷重作用側フランジに対する間隔を定める溝
を備えていることを特徴とする荷重検出器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8253051A JPH1096669A (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | 荷重検出器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8253051A JPH1096669A (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | 荷重検出器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1096669A true JPH1096669A (ja) | 1998-04-14 |
Family
ID=17245807
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8253051A Pending JPH1096669A (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | 荷重検出器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1096669A (ja) |
-
1996
- 1996-09-25 JP JP8253051A patent/JPH1096669A/ja active Pending
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