JPH1096507A - 廃棄樹脂処理用バーナ - Google Patents

廃棄樹脂処理用バーナ

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JPH1096507A
JPH1096507A JP9213982A JP21398297A JPH1096507A JP H1096507 A JPH1096507 A JP H1096507A JP 9213982 A JP9213982 A JP 9213982A JP 21398297 A JP21398297 A JP 21398297A JP H1096507 A JPH1096507 A JP H1096507A
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JP
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burner
waste resin
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burner main
resin
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JP9213982A
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Shigeru Oga
繁 大賀
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Yamaichi Metal Co Ltd
Original Assignee
Yamaichi Metal Co Ltd
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Publication date
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    • F23G2203/00Furnace arrangements
    • F23G2203/20Rotary drum furnace
    • F23G2203/208Rotary drum furnace with interior agitating members

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の廃棄樹脂を燃焼させて熱エネルギーを得
る装置は、バーナ本体内で廃棄樹脂を完全燃焼させるた
め、バーナ本体内が極めて高温となり、バーナ本体を安
価な鋳鋼等で構成することはできず、高価なセラミック
製のタイル等を使用する必要があり、装置のコストが極
めて高いものとなり、また廃棄樹脂の未燃物が装置内に
堆積してしまう問題もあり、結局、廃棄樹脂から熱エネ
ルギーを得ることは容易ではなかった。 【解決手段】本考案の廃棄樹脂の燃焼装置1は、ノズル
32を有するバーナ本体25と、バーナ本体25を回転
させる回転手段と、バーナ本体25内に廃棄樹脂4を供
給するスクリューコンベア37と、廃棄樹脂4を撹拌し
てすりつぶす金属球51と、廃棄樹脂4を気化させる補
助バーナ35と、気化した廃棄樹脂4に点火する点火用
バーナ41とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は廃棄樹脂処理用バー
ナに係り、特に廃棄樹脂をバーナ本体内でガス化し、そ
のガスをノズルから噴出させて燃焼させる廃棄樹脂処理
用バーナに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、廃棄樹脂を熱エネルギーに変
換する技術には、以下に述べるように様々なものがあ
る。例えば、固体廃棄樹脂を乾溜炉で熱分解させ、発生
した気体を触媒層に通し、その後冷却して気体と液体と
に分離し、できた油を濾過してその油を燃焼させて熱エ
ネルギーを得る技術がある。また、特開平7−7731
7号に開示されているように、固体廃棄樹脂を微粉砕機
によって微粉砕して、微粉砕した廃棄樹脂を、微粉炭用
バーナ等で燃焼させて熱エネルギーを得る技術がある。
【0003】しかしながら、上記二つの技術を実施する
ためには大掛かりな設備が必要となり、さらにランニン
グコストが非常に高いという欠点がある。また、樹脂の
種類によって必要とされる設備が異なり、数種類の樹脂
が混合している場合には、一つの設備で対応することが
できないという問題点がある。
【0004】さらに、特開昭60−76744号に開示
されているように、廃棄樹脂を乾溜炉において乾溜さ
せ、発生した気体を樹脂加熱手段まで誘導して、この気
体を樹脂加熱手段において燃焼させて、主バーナの助燃
を行い熱エネルギー源として利用する技術がある。
【0005】しかしながら、上記技術には、乾溜炉がバ
ッチ式であり連続操業が難しく、一度作動させると、途
中で停止させたり、制御したりすることが困難であると
いう問題点がある。
【0006】また、特開昭63−273718号に開示
されているように、円筒形の外釜の中央部に内釜を設
け、廃棄樹脂を内釜に順次供給し、外釜と内釜の間に、
燃焼炎および燃焼用エアーを供給して廃棄樹脂を完全燃
焼させ、熱エネルギーを得る技術がある。
【0007】しかしながら、上記技術では、廃棄樹脂を
外釜内で完全燃焼させるので、外釜内が極めて高温とな
る。したがって、外釜と内釜の材料には、安価な鋳鋼等
の金属を使用することができず、高価なセラミック製の
耐熱タイル等を使用しなければならなくなり、コストが
非常に高いものとなってしまう。さらに、廃棄樹脂を完
全燃焼させるためのエアー量と廃棄樹脂の量との混合比
の設定が難しく、このため樹脂の種類によっては完全燃
焼しない場合があり、炉内に未燃物が堆積してしまうと
いう問題点がある。このように廃棄樹脂から熱エネルギ
ーを得ることは容易ではなく、殆どの廃棄樹脂は焼却さ
れたり、埋められてしまうことになり、有効利用されて
いなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来の問
題点に着目してなされたものであり、大掛かりな設備を
必要とせず、またランニングコストを低く抑えることが
でき、さらにバーナ本体を耐熱性のタイル等よりも安価
な鋳鋼等で構成することができ、また数種類の混合され
た廃棄樹脂を材料とすることができて、バーナ本体内に
廃棄樹脂の未燃物が堆積せず、さらに連続操業ができ、
しかも操業中においての制御も可能であり、廃棄樹脂を
油化したり、微粉砕機等によって粉砕することなく、簡
単に廃棄樹脂から高い熱エネルギーを得ることができる
廃棄樹脂処理用バーナを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、バー
ナ本体と、前記バーナ本体に連通するノズルと、前記バ
ーナ本体の少なくとも一部を回転させる回転手段と、前
記バーナ本体内に廃棄樹脂を供給する樹脂供給手段と、
前記バーナ本体内に供給された廃棄樹脂を燃焼させてガ
ス化させる廃棄樹脂ガス化手段と、前記バーナ本体へ酸
素を供給する1次酸素供給手段とからなることを特徴と
する廃棄樹脂処理用バーナである。
【0010】請求項2の発明は、請求項1において、バ
ーナ本体のノズルから噴出する廃棄樹脂から生じたガス
に点火するガス点火手段と、バーナ本体のノズルから噴
出する廃棄樹脂から生じたガスを完全燃焼させるための
酸素を供給する2次酸素供給手段とを具備することを特
徴とする廃棄樹脂処理用バーナである。
【0011】請求項3は、請求項1または2において、
前記バーナ本体が回転すると、前記バーナ本体内で動作
し、前記バーナ本体内の廃棄樹脂を粉砕、撹拌しガス化
を促進させる粉砕撹拌手段を具備することを特徴とする
廃棄樹脂処理用バーナである。
【0012】請求項4は、請求項3において、粉砕撹拌
手段は、バーナ本体内に収容され、前記バーナ本体から
独立した多数の浮動体によって構成されていることを特
徴とする廃棄樹脂処理用バーナである。
【0013】請求項5は、請求項4において、浮動体
は、金属製またはセラミック製またはサーメット製の球
体であることを特徴とする廃棄樹脂処理用バーナであ
る。
【0014】請求項6は、請求項1乃至5のいずれかに
おいて、前記バーナ本体のノズルは、前記バーナ本体の
回転中心上に設けられていることを特徴とする廃棄樹脂
処理用バーナである。
【0015】請求項7は、請求項1乃至6のいずれかに
おいて、前記バーナ本体は金属製で、円筒形に形成され
ていることを特徴とする廃棄樹脂処理用バーナである。
【0016】請求項8は、請求項1乃至7のいずれかに
おいて、樹脂供給手段、廃棄樹脂ガス化手段および1次
酸素供給手段のうちの少なくとも1つを、バーナ本体の
回転しない部分に接続したことを特徴とする廃棄樹脂処
理用バーナである。
【0017】請求項9は、請求項1乃至8のいずれかに
おいて、ノズルはバーナ本体に形成された開口から、前
記バーナ本体内に入り込み、且つ前記開口の周面に対し
隙間をあけて配置されていることを特徴とする廃棄樹脂
処理用バーナでる。
【0018】請求項10は、請求項1乃至9のいずれか
において、バーナ本体の内部は多角形に形成されている
ことを特徴とする廃棄樹脂処理用バーナである。
【0019】請求項11は、固定されて備えられたバー
ナ本体と、前記バーナ本体に連通するノズルと、前記バ
ーナ本体内に廃棄樹脂を供給する樹脂供給手段と、前記
バーナ本体内にて回転する回転部材を有し、バーナ本体
内の廃棄樹脂を粉砕、撹拌しガス化を促進させる回転粉
砕撹拌手段と、前記バーナ本体内に供給された廃棄樹脂
を燃焼させてガス化させる廃棄樹脂ガス化手段と、前記
バーナ本体内へ酸素を供給する1次酸素供給手段とから
なることを特徴とする廃棄樹脂処理用バーナである。
【0020】請求項12は、請求項1乃至11のいずれ
かにおいて、廃棄樹脂ガス化手段は、バーナ本体の外部
に設けられ、前記バーナ本体の外周面を加熱する加熱装
置であることを特徴とする廃棄樹脂処理用バーナであ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態に係る
廃棄樹脂処理用バーナ1を図1から図3の図面にしたが
って説明する。符号2はベースを示し、このベース2上
には、一対の軸受7が二組設けられている。この二組の
軸受7には、それぞれ回転軸5が回転自在に支持されて
いる。この回転軸5には、ローラ9とローラ10が一定
の間隔をあけて設けられている。また一方の回転軸5の
一端にはギヤ11が設けられている。
【0022】またベース2上にはモータ13が設けられ
ている。このモータ13の駆動軸にはギヤ15が備えら
れ、このギヤ15は回転軸5のギヤ11と噛み合ってい
る。回転手段は、軸受7、回転軸5、ローラ9、ローラ
10、ギヤ11、モータ13およびギヤ15によって構
成されている。
【0023】符号25はバーナ本体を示し、このバーナ
本体25は円筒形をしており、鋳鋼によって構成され、
内周面にはバーナ本体25の回転中心に向かって突出す
る複数のフィン26が設けられている。バーナ本体25
の基端面には、開口31が設けられ、バーナ本体25の
先端にはノズル32が設けられている。このノズル32
はバーナ本体25の回転中心上に設けられている。バー
ナ本体25の大きさは、適宜なものとすることができ、
廃棄樹脂処理用バーナ1には、大掛かりな設備は不要と
なる。
【0024】バーナ本体25の外周には、フランジ29
が一定の間隔をあけて二つ設けられている。一対のロー
ラ9、10にバーナ本体25が載っており、二つのフラ
ンジ29の間に、ローラ9、10が位置している。した
がって、バーナ本体25が軸方向へずれるのを規制する
ことができる。バーナ本体25内には、粉砕撹拌手段と
しての金属球51が収容されている。金属球51は、鋳
鋼で構成されており、バーナ本体25内に、多数収容さ
れている。
【0025】符号35は樹脂ガス化手段としての補助バ
ーナを示し、この補助バーナ35の先端は、開口31か
らバーナ本体25内に入り込んでいる。符号37は、樹
脂供給手段としてのスクリューコンベアを示し、このス
クリューコンベア37の先端も、開口31からバーナ本
体25内に入り込んでいる。スクリューコンベア37に
は空気供給パイプ39が取り付けられている。この空気
供給パイプ39は、ブロワ40に接続されている。これ
ら空気供給パイプ39とブロワ40とによって1次酸素
供給手段が構成されている。
【0026】符号45は反射炉を示し、この反射炉45
には開口47が設けられている。ノズル32は、この反
射炉45の開口47に対向する位置に設けられている。
また、空気供給パイプ43の先端およびガス点火手段と
しての点火用バーナ41の先端は、ノズル32の噴射口
付近に位置している。空気供給パイプ43は、ブロワ4
0に接続されている。これら空気供給パイプ43とブロ
ワ40とによって2次酸素供給手段が構成されている。
ノズル32、反射炉45、空気供給パイプ43および点
火用バーナ41は、それぞれ互いに接触しない位置とな
っている。
【0027】この廃棄樹脂処理用バーナ1によって廃棄
樹脂を燃焼させる方法について説明する。スクリューコ
ンベア37によって、廃棄樹脂4をバーナ本体25内に
送りこむ。この廃棄樹脂4は、架橋ポリエチレン、高密
度ポリエチレン、PET樹脂等が混合されたものが利用
される。また、空気を空気供給パイプ39からスクリュ
ーコンベア37を介して、バーナ本体25内に送りこ
む。
【0028】モータ13を駆動させると、モータ13の
駆動軸に取り付けられたギヤ15が回転し、ギヤ11に
駆動力が伝達される。そして、ギヤ11の回転とともに
一方の回転軸5、ローラ9およびローラ10が回転し、
ローラ9およびローラ10上に載置されているバーナ本
体25が回転する。さらに、バーナ本体25が回転する
ことにより、他方のローラ9、ローラ10および回転軸
5が回転する。バーナ32は、バーナ本体25の回転中
心上に設けられているので、バーナ本体25が回転して
も、振れることなく回転し、開口47の周面等に接触す
ることはない。バーナ本体25が回転すると、バーナ本
体25内に送りこまれた廃棄樹脂4は、金属球51によ
ってすりつぶされ、さらに金属球51およびバーナ本体
25の内周面に設けられたフィン26によって撹拌され
る。
【0029】そして補助バーナ35によって廃棄樹脂4
に着火させられる。バーナ本体25内には、廃棄樹脂4
が完全に燃焼するだけの酸素はないので、廃棄樹脂4の
一部だけが燃焼し、廃棄樹脂4の大部分は未燃焼のまま
ガス化する。バーナ本体25内には金属球51が存在す
るので、金属球51の分だけ廃棄樹脂が広がるための面
積が大きくなり、また金属球51の分、熱を吸収する面
積が増え、さらにバーナ本体25の回転によって金属球
51が動き、廃棄樹脂4が撹拌される。したがって、廃
棄樹脂4は急速にガス化し、高いカロリーをもつガスが
発生する。また、金属球51がバーナ本体25の内周面
を常に擦るので、金属球51によって廃棄樹脂4の未燃
物がバーナ本体25の内周面に付着しても瞬時に掻き落
されることになり、バーナ本体25内に廃棄樹脂4の未
燃物が堆積するのを防止することができるようになる。
【0030】また、バーナ本体25が回転するので、バ
ーナ本体25内の廃棄樹脂4と接触する部分が常時移動
し、バーナ本体25の一部分だけが極めて高温となるこ
とが防止される。さらにバーナ本体25内では、廃棄樹
脂が完全燃焼されず、ガス化されるにとどまり、後述す
るようにガスがノズル32から噴射されてから完全な燃
焼が行われるので、バーナ本体25が極めて高温になる
のを防止することができる。したがって、鋳鋼によって
構成されたバーナ本体25でも、変形や高温酸化が殆ど
なくなり、高い耐久性を得ることが可能となる。
【0031】バーナ本体25の回転速度やバーナ本体2
5内に送りこむ廃棄樹脂4の量、補助バーナ35の火
力、さらにはバーナ本体25内に送りこむ空気量を調節
することによって、ガス化される廃棄樹脂4の量を調節
し、ガスの燃焼により得られる熱エネルギーの量を容易
に変化させることができ、廃棄樹脂処理用バーナ1の燃
焼を制御することができる。
【0032】また、廃棄樹脂4の種類によって分解温度
が異なっても、バーナ本体25の回転速度や、バーナ本
体25内へ送りこむ空気量および補助バーナ35の火力
等を適宜調節することができ、廃棄樹脂4の種類に応じ
て、適切にガス化させることができる。例えば廃棄樹脂
が比較的カロリーの低いものによって構成されている場
合には、バーナ本体25の回転速度を上げ、空気供給パ
イプ39からの空気の供給量を増やしてガス化を促進
し、廃棄樹脂が比較的カロリーの高いものによって構成
されている場合には、バーナ本体25の回転速度を下
げ、空気供給パイプ39からの空気の供給量を減らし
て、ガス化を抑制すれば、常に一定の熱エネルギーを得
ることが可能となる。
【0033】上記のようにしてバーナ本体25内に発生
したガスはノズル32から噴出する。このガスに、点火
用バーナ41によって点火し、ガスを燃焼させる。この
際、空気供給パイプ43から空気を送りこみ、ガスを燃
焼させる。また廃棄樹脂4のガス化しないものも、微粉
末となってノズル32からガスとともに放出され、燃焼
する。したがって、バーナ本体25内に、未燃物が堆積
するのを防止することができる。
【0034】廃棄樹脂4を燃焼させて得られる熱エネル
ギーは、反射炉45内において、図示しない溶解炉、ボ
イラー、乾燥炉等の熱エネルギーとして利用される。な
お、点火用バーナ41を備えているので、万一、バーナ
本体25内の廃棄樹脂4が失火した場合でも、ガスの爆
発を防止することができる。上述した廃棄樹脂処理用バ
ーナ1による廃棄樹脂4の燃焼は、一連の流れとなって
おり、バッチ式ではないため連続操業が可能となる。
【0035】本発明の第2の実施の形態に係る廃棄樹脂
処理用バーナ52を図4から図6の図面にしたがって説
明する。廃棄樹脂処理用バーナ52は、第1の実施の形
態に係る廃棄樹脂処理用バーナ1と同様の構成部分を有
するので、同様の構成部分については第1の実施の形態
と同じ符号を付して、その説明を省略する。また、以下
に説明する他の実施の形態について同様とする。
【0036】符号53はバーナ本体を示し、このバーナ
本体53は鋳鋼によって構成されている。また、バーナ
本体53は回転部55と、この回転部55に接続された
固定部57とによって構成されている。回転部55は略
円筒形であり、回転中心に向かって突出する複数のフィ
ン26が設けられ、また基端側に開口59が形成されて
いる。図5、図6に示すように固定部57は、その基端
側が閉鎖され閉鎖部61を有する円筒形で、先端側の外
周面の周方向に延びる凸部63、65が間隔をおいて形
成されている。固定部57の凸部63、65が形成され
ている部分の径寸法は、回転部55の開口59の径寸法
より小さくなっている。
【0037】また、固定部57の凸部63と凸部65と
の間には、複数の穴67が形成されている。凸部63と
凸部65との間には、リング69が嵌められている。リ
ング69は不連続部を有しており、この不連続部には互
いに重なり合う接触部71、73が形成され、接触部7
1と接触部73は接触しているだけである。リング69
の外径寸法は、回転部55の開口59の径寸法より僅か
に小さくなっている。固定部57の先端部分は回転部5
5に嵌まり込んでおり、リング69が回転部55の内周
面に摺接して、回転部55は固定部57に対し回転自在
に連結されている。ベース2上に支持ブロック75が固
定されて設けられ、この支持ブロック75に固定部57
が固定されている。また、固定部57の閉鎖部61に
は、補助バーナ35とスクリューコンベア37が接続さ
れている。回転部55内には、金属球51が多数収容さ
れている。
【0038】次に、この廃棄樹脂処理用バーナ52の特
有の動作について説明する。回転軸5と共にローラ9、
10が回転し、回転部55が回転して他方のローラ9、
10も回転する。回転部55は、リング69を固定部5
7の内周面に摺接させて回転する。バーナ本体53内で
廃棄樹脂4がガス化すると、バーナ本体53内の圧力が
上がり、この圧力は穴67を介して、凸部63と凸部6
5との間に伝わり、リング69の内周面にかかる。リン
グ69の内周面に圧力がかかると、図5において一点鎖
線で示すように接触部71、73がずれて、リング69
が押し拡げられる。これによりリング69は回転部55
の内周面に圧接し、回転部55は固定部57に対し殆ど
隙間のない状態を保ちながら回転することになる。ま
た、閉鎖部61には、開口が形成されていないので、バ
ーナ本体53内の圧力を高く保つことができ、ガスの噴
射力を高くすることができるようになる。
【0039】本発明の第3の実施の形態に係る廃棄樹脂
処理用バーナ81を図8から図11の図面にしたがって
説明する。符号83はバーナ本体を示し、このバーナ本
体83は両端部が閉鎖部85、87によって閉鎖された
円筒形に形成されている。閉鎖部85、87の中心に
は、後述する回転軸99が貫入される穴84が形成され
ている。バーナ本体83は固定ブロック89に固定され
ている。また、バーナ本体83の下側には、複数の加熱
バーナをもつ加熱装置91が備えられている。
【0040】閉鎖部85には、スクリューコンベア37
および空気供給パイプ39が接続されており、空気供給
パイプ39はブロワ40が接続されている。閉鎖部87
には、ノズル93が接続され、このノズル93の先端部
には点火用バーナ41が備えられている。バーナ本体8
3の両側には軸受台95が配置され、この軸受台95に
は軸受97が設けられている。回転軸99は、バーナ本
体83の穴84に貫入され、両端部が軸受97に回転自
在に支持されている。回転軸99の中間部には回転部材
としての撹拌羽根101が取り付けられ、この撹拌羽根
101はバーナ本体83内に配置されている。回転軸9
9の一端部には、ギヤ107が取り付けられ、このギヤ
107は軸受台95に回転自在に取り付けられたギヤ1
09に噛み合い、さらにギヤ109はギヤ15に噛み合
っている。モータ3、ギヤ15、109、107、回転
軸99、撹拌羽根101、軸受台95および軸受97に
よって回転粉砕撹拌手段が構成されている。
【0041】次に、この廃棄樹脂処理用バーナ81の特
有の動作について説明する。スクリューコンベア37に
よって廃棄樹脂4がバーナ本体83へ供給される。一
方、モータ13が駆動し、この駆動力がギヤ15、ギヤ
109さらにギヤ107を介して回転軸99へ伝達され
て、撹拌羽根101が回転し、これにより廃棄樹脂4が
粉砕、撹拌される。また、加熱装置91の加熱バーナか
ら放出されるガスが燃焼し、バーナ本体83の外周面が
加熱され、この熱はバーナ本体83の内部へ伝わる。そ
して、バーナ本体83内の廃棄樹脂4の一部が燃焼し、
廃棄樹脂4がガス化する。そして、ガス化した廃棄樹脂
4はノズル93を通り噴射され、このガスに点火用バー
ナ41によって点火して燃焼させる。
【0042】以上、本発明の実施の形態について詳述し
てきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設
計の変更などがあっても本発明に含まれる。上記第1、
第2の実施の形態では、バーナ本体にノズル32を固定
し、バーナ本体と共に回転する構成としているが、図1
0に示すように、バーナ本体111の閉鎖部112に開
口113を形成し、この開口113にノズル115の一
端を入れ、且つ開口113の周面に対し隙間をあけて配
置してもよい。ノズル115はバーナ本体111の回転
に干渉されず、固定して配置できるので、所望の場所ま
で延長できる。
【0043】第1、第2の実施の形態では、バーナ本体
の内部を円筒形にしているが、円筒形に限られるもので
はなく、図11に示すバーナ本体117のように内部を
八角形とすることも可能であり、さらに他の多角形とす
ることも可能である。また、バーナ本体そのものを多角
形としてもよい。バーナ本体の内部を多角形とすると、
バーナ本体を回転させた際に廃棄樹脂4がバーナ本体の
内面にのって持ち上げられ、次いで落下することにな
り、撹拌がより促進されることになる。バーナ本体を鋳
鋼以外の金属によって構成することも可能である。ま
た、上記実施の形態では、ローラの回転によりバーナ本
体を回転させているが、バーナ本体を回転させる手段は
ローラに限られるものではなく、ギヤやベルト、チェー
ン等によってバーナ本体を回転させる構成とすることも
可能である。
【0044】さらに、浮動体として金属球51の代わり
に、立方体状、直方体状等の角をもつ形状や小片状のも
のを用いてもよい。さらに浮動体を鋳鋼以外の金属、例
えば銅やアルミニウムによって構成してもよく、またセ
ラミック、サーメット等によって構成してもよい。ま
た、粉砕撹拌手段として、バーナ本体の内周面にチェー
ンの一端を固定し、バーナ本体が回転することによって
チェーンの他端部が動作し、廃棄樹脂を粉砕撹拌する構
成としてもよい。
【0045】上記実施の形態では、点火用バーナ41を
設けているが、ノズルから噴出するガスを金属の溶解炉
等のようにガスの発火点を超えるところで導入して利用
する場合には、溶解炉等に導入するとガスに点火される
ことになるため、点火用バーナ41を備えない構成とす
ることも可能である。また、スクリューコンベア37以
外の装置あるいは人力によって廃棄樹脂4を、バーナ本
体25に供給してもよい。
【0046】上記実施の形態では、バーナ本体を鋳鋼の
みによって構成しているが、バーナ本体の内周面に耐火
タイルをはってもよい。また、ノズルは鋳鋼以外のステ
ンレスやセラミック等によって構成してもよい。このよ
うにすれば、ノズルがかなり高温となり、廃棄樹脂がノ
ズルから放出される直前までガス化されることになり、
より未燃物を減少させることができるようになる。上記
の実施の形態では、バーナ本体の先端にノズルを設け
て、バーナ本体の先端側からガスを噴射させているが、
本発明はこれに限定されず、バーナ本体の側方等にノズ
ルを設けてもよい。特に第3の実施の形態に係る廃棄樹
脂処理用バーナ81はバーナ本体が回転しないので、側
方にノズルを設ける構成とすることができる。また、バ
ーナ本体の基端面の開口へ向けてブロワによって送風す
る構成とし、バーナ本体内の圧力が殆ど上がらない状態
で運転してもよい。この構成では、バーナ本体を高い圧
力に耐えるような強固なものとしなくてもよいので、廃
棄樹脂処理用バーナのコストを低く抑えることができ
る。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明の廃棄樹脂処理用バ
ーナによれば、廃棄樹脂を油化したり、微粉砕機等によ
って粉砕することなく、廃棄樹脂から簡単に高いエネル
ギーを得ることが可能となる。したがって、従来、焼却
したり埋めたりしていた、廃棄樹脂を燃料として有効に
利用することができるようになる。またバーナ本体は安
価な鋳鋼等で構成することができ、高価なセラミック製
のタイル等を使用する必要がないため、廃棄樹脂処理用
バーナのコストを低く抑えることができる。また、バー
ナ本体の高温による変形、損耗を防ぐことができる。
【0048】バーナ本体内の廃棄樹脂は金属球によって
粉砕され微粉末状にすりつぶされるため、廃棄樹脂は熱
を吸収する面積が増え、ガス化し、さらにガス化しない
ものも微粉末となって噴出してガスとともに燃焼してし
まうので、バーナ本体内に未燃物となって堆積すること
が防止される。
【0049】廃棄樹脂に数種類の樹脂が含まれている場
合であっても、一つの廃棄樹脂処理用バーナで対応する
ことができる。
【0050】本発明の廃棄樹脂処理用バーナは、簡易な
構造なので、小型のものから大型のものまで容易に製作
することができる。従って、バーナ本体の直径が数十セ
ンチメートルから数メートル以上のものまで、容易に製
作することが可能である。また、本発明の廃棄樹脂処理
用バーナは、連続操業が可能であり、また、ノズルで燃
焼されて得られる熱エネルギーの量を容易に調節するこ
とができる。
【0051】本発明の廃棄樹脂処理用バーナによる燃焼
は連続操業で行われるため、ランニングコストを低く抑
えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の形態にかかる廃棄樹脂処理用バ
ーナの斜視図である。
【図2】本発明の第1の形態にかかる廃棄樹脂処理用バ
ーナの横断面図である。
【図3】本発明の第1の形態にかかる廃棄樹脂処理用バ
ーナの側面図である。
【図4】本発明の第2の形態にかかる廃棄樹脂処理用バ
ーナの斜視図である。
【図5】本発明の第2の形態にかかる廃棄樹脂処理用バ
ーナの部分断面図である。
【図6】本発明の第2の形態にかかる廃棄樹脂処理用バ
ーナの部分分解斜視図である。
【図7】本発明の第3の形態にかかる廃棄樹脂処理用バ
ーナの斜視図である。
【図8】本発明の第3の形態にかかる廃棄樹脂処理用バ
ーナの縦断面図である。
【図9】本発明の第3の形態にかかる廃棄樹脂処理用バ
ーナの横断面図である。
【図10】本発明の第1の形態および第2の実施の形態
にかかる廃棄樹脂処理用バーナについての変形例を示す
部分斜視図である。
【図11】本発明の第1の形態および第2の実施の形態
にかかる廃棄樹脂処理用バーナについての変形例を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 廃棄樹脂処理用バーナ 2 ベース 4 廃棄樹脂 5 回転軸 7 軸受 9 ローラ 10 ローラ 11 ギヤ 13 モータ 15 ギヤ 25 バーナ本体 26 フィン 29 フランジ 31 開口 32 ノズル 35 補助バーナ 37 スクリューコンベア 39 空気供給パイプ 41 点火用バーナ 43 空気供給パイプ 45 反射炉 47 開口 40 ブロワ 51 金属球 52 廃棄樹脂処理用バーナ 53 バーナ本体 55 回転部 57 固定部 59 開口 61 閉鎖部 63、65 凸部 67 穴 69 リング 71、73 接触部 75 支持ブロック 77 開口 81 廃棄樹脂処理用バーナ 83 バーナ本体 84 穴 85 閉鎖部 87 閉鎖部 89 固定ブロック 91 加熱装置 93 ノズル 95 軸受台 97 軸受 99 回転軸 101 撹拌羽根 111 バーナ本体 112 閉鎖部 113 開口 115 ノズル

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バーナ本体と、前記バーナ本体に連通する
    ノズルと、前記バーナ本体の少なくとも一部を回転させ
    る回転手段と、前記バーナ本体内に廃棄樹脂を供給する
    樹脂供給手段と、前記バーナ本体内に供給された廃棄樹
    脂を燃焼させてガス化させる廃棄樹脂ガス化手段と、前
    記バーナ本体へ酸素を供給する1次酸素供給手段とから
    なることを特徴とする廃棄樹脂処理用バーナ。
  2. 【請求項2】請求項1において、バーナ本体のノズルか
    ら噴出する廃棄樹脂から生じたガスに点火するガス点火
    手段と、バーナ本体のノズルから噴出する廃棄樹脂から
    生じたガスを完全燃焼させるための酸素を供給する2次
    酸素供給手段とを具備することを特徴とする廃棄樹脂処
    理用バーナ。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、前記バーナ本
    体が回転すると、前記バーナ本体内で動作し、前記バー
    ナ本体内の廃棄樹脂を粉砕、撹拌しガス化を促進させる
    粉砕撹拌手段を具備することを特徴とする廃棄樹脂処理
    用バーナ。
  4. 【請求項4】請求項3において、粉砕撹拌手段は、バー
    ナ本体内に収容され、前記バーナ本体から独立した多数
    の浮動体によって構成されていることを特徴とする廃棄
    樹脂処理用バーナ。
  5. 【請求項5】請求項4において、浮動体は、金属製また
    はセラミック製またはサーメット製の球体であることを
    特徴とする廃棄樹脂処理用バーナ。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5のいずれかにおいて、前記
    バーナ本体のノズルは、前記バーナ本体の回転中心上に
    設けられていることを特徴とする廃棄樹脂処理用バー
    ナ。
  7. 【請求項7】請求項1乃至6のいずれかにおいて、前記
    バーナ本体は金属製で、円筒形に形成されていることを
    特徴とする廃棄樹脂処理用バーナ。
  8. 【請求項8】請求項1乃至7のいずれかにおいて、樹脂
    供給手段、廃棄樹脂ガス化手段および1次酸素供給手段
    のうちの少なくとも1つを、バーナ本体の回転しない部
    分に接続したことを特徴とする廃棄樹脂処理用バーナ。
  9. 【請求項9】請求項1乃至8のいずれかにおいて、ノズ
    ルはバーナ本体に形成された開口から、前記バーナ本体
    内に入り込み、且つ前記開口の周面に対し隙間をあけて
    配置されていることを特徴とする廃棄樹脂処理用バー
    ナ。
  10. 【請求項10】請求項1乃至9のいずれかにおいて、バ
    ーナ本体の内部は多角形に形成されていることを特徴と
    する廃棄樹脂処理用バーナ。
  11. 【請求項11】固定されて備えられたバーナ本体と、前
    記バーナ本体に連通するノズルと、前記バーナ本体内に
    廃棄樹脂を供給する樹脂供給手段と、前記バーナ本体内
    にて回転する回転部材を有し、バーナ本体内の廃棄樹脂
    を粉砕、撹拌しガス化を促進させる回転粉砕撹拌手段
    と、前記バーナ本体内に供給された廃棄樹脂を燃焼させ
    てガス化させる廃棄樹脂ガス化手段と、前記バーナ本体
    内へ酸素を供給する1次酸素供給手段とからなることを
    特徴とする廃棄樹脂処理用バーナ。
  12. 【請求項12】請求項1乃至11のいずれかにおいて、
    廃棄樹脂ガス化手段は、バーナ本体の外部に設けられ、
    前記バーナ本体の外周面を加熱する加熱装置であること
    を特徴とする廃棄樹脂処理用バーナ。
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