JPH1096203A - 丸太を連結した木製ブロック - Google Patents

丸太を連結した木製ブロック

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JPH1096203A
JPH1096203A JP27141696A JP27141696A JPH1096203A JP H1096203 A JPH1096203 A JP H1096203A JP 27141696 A JP27141696 A JP 27141696A JP 27141696 A JP27141696 A JP 27141696A JP H1096203 A JPH1096203 A JP H1096203A
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JP
Japan
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wooden block
waste
wooden
disuse
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JP27141696A
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Inventor
Hiroshi Murakami
博 村上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 合板用の廃棄芯材である丸太を、多種多様な
用途に有効に利用する。 【解決手段】 丸太を連結した木製ブロックは、木材を
表面から所定の厚さにスライスして最後に廃材として残
る円柱状の廃棄芯材1を使用する。廃棄芯材1は、複数
本平行に隣接して平面状に並べられて、横1列に連結さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合板を製造する工
程で、多量に発生する木材の廃棄芯材を有効利用する木
製ブロックに関する。
【0002】
【従来の技術】合板の製造工程で、膨大な量の廃棄芯材
が発生する。合板は、円柱状の木材を、表面から皮を剥
くようにスライスして木材の薄板を作り、この薄板を、
積層、接着して製造される。木材は、全体をスライスし
て薄板とすることはできない。木材が細くなると、薄板
が小さい曲率半径で湾曲するので、平面状に伸ばすと割
れが発生するからである。このため、たとえば、松の合
板を製造する工程では、木材を約70mm程度までスラ
イスして薄板に加工している。このため、直径が約70
mm、長さが1900mmの丸太が、木材の廃棄芯材と
して多量に発生している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、多量に発
生する廃棄芯材を有効に利用するために、種々の用途の
木製ブロックを試作した。たとえば、木製ブロックを道
路に使用するために、廃棄芯材を短く切断し、これを垂
直に立てて方形状に連結した歩道用のブロックを開発し
た。この構造の木製ブロックは、たとえば、下記の公報
にも記載されている。 実開昭61−198302号公報 実開平5−77304号公報 特開平4−102603号公報
【0004】これ等の公報に記載される木製ブロック
は、たとえば、図1に示すように、短く切断した丸太を
縦横に並べて方形状に連結している。この木製ブロック
は、道路に敷き詰めて歩道に使用できる。
【0005】図1に示す方形状の木製ブロックは、種々
の形状や幅の道路に綺麗に並べて敷設するのに手間がか
かる欠点がある。たとえば、30×30mmの木製ブロ
ックを、300mmの幅の道路に敷設するには、木製ブ
ロックを10列に並べて敷設すればよい。しかしなが
ら、道路の幅は、必ずしも木製ブロックの外形の整数倍
とは限らない。道路の幅が、290mmである場合、木
製ブロックを9列に並べると20mm狭くなり、10列
に並べると10mm広くなる。このため、10列の木製
ブロックを並べて、外側に敷設される木製ブロックを、
特別な幅に切断する必要がある。このため、敷設するの
に手間がかかる。さらに、曲がった道路に敷設するに
は、配列を考慮して木製ブロックを敷設するので、手間
がかかる。また、配列を調整しても、木製ブロックの間
の隙間が不揃いになって、全面に均一に綺麗に敷設する
ことができない欠点がある。
【0006】また、短く切断した丸太を方形状に連結す
るので、製造にも手間がかかって製造コストが高くなる
欠点もある。さらに、外形が方形状で、全体を板状に成
形しているので、用途が歩道等に限られて多種多様な用
途には利用できない欠点がある。廃棄芯材は、その発生
量が極めて多量であるために、種々の用途に安価に有効
利用できることが極めて大切である。
【0007】本発明は、このことを実現することを目的
に開発されたものである。本発明の重要な目的は、合板
用の廃棄芯材である丸太を、多種多様な用途に有効に利
用できると共に、種々の用途に極めて便利に使用できる
丸太を連結した木製ブロックを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の丸太を連結した
木製ブロックは、前述の目的を達成するために下記の構
成を備える。木製ブロックは、木材を表面から所定の厚
さにスライスして最後に廃材として残る円柱状の廃棄芯
材1を使用する。廃棄芯材1は、複数本平行に隣接して
平面状に並べられて、横1列に連結されている。
【0009】さらに、本発明の請求項2に記載する丸太
を連結した木製ブロックは、廃棄芯材1を折曲できるよ
うに連結している。
【0010】合板の廃棄芯材1を横1列に連結してなる
木製ブロックは、コンクリートや焼物でブロック状に成
形されたインターロッキングブロックのように、道路等
に並べて敷設して木製の歩道とすることができる。廃棄
芯材1を折曲できるように連結している木製ブロック
は、廃棄芯材1を変形させて、花壇の塀等としても使用
できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための丸太を連結した木製ブロ
ックを例示するものであって、本発明は木製ブロックを
下記のものに特定しない。
【0012】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決す
るための手段の欄」に示される部材に付記している。た
だ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に
特定するものでは決してない。
【0013】本発明の木製ブロックは、種々の用途に使
用される。たとえば、歩道、花壇や建物の塀等に使用さ
れる。歩道に使用される木製ブロックは、複数列に並べ
て敷設される。塀に使用される木製ブロックは、1列〜
数列に並べて固定される。
【0014】図2と図3に示す丸太を連結した木製ブロ
ックは、複数本の廃棄芯材1を、平行に隣接して平面状
に並べて連結している。廃棄芯材1は、合板の製造工程
でできる廃材である。すなわち、廃棄芯材1は、合板の
製造工程で、木材を表面から所定の厚さにスライスし
て、最後に残る廃材である。廃棄芯材1は、直径を約7
0mm、全長を約1900mmとする丸太である。廃棄
芯材1は、用途に最適な長さに切断して、連結される。
【0015】図2と図3は、歩道に使用される木製ブロ
ックを示す。この用途に使用される廃棄芯材1は、全長
を50〜300mmに切断している。図2の木製ブロッ
クは、廃棄芯材1の上部の2カ所を、釘9で連結してい
る。釘9は、両端を廃棄芯材1に打ち込んで、隣接する
廃棄芯材1を連結している。釘9は、連結する廃棄芯材
1を多少は折曲できるように、廃棄芯材1の中心に向か
って打ち込まれている。釘9は、たとえば、廃棄芯材1
に釘9の一部を挿入できる孔を開口し、この孔に一部を
挿入した後、廃棄芯材1を両側から叩いて、釘9の先端
を廃棄芯材1に打ち込んで連結する。廃棄芯材1の下端
は幅の狭い帯鉄であるバンド10で連結される。バンド
10は、これを貫通する釘を打ち込んで、廃棄芯材1の
下端面に連結される。釘9とバンド10で廃棄芯材1を
連結す木製ブロックは、上端に波釘等が表出されない特
長がある。
【0016】図3の木製ブロックは、丸太である廃棄芯
材1の、上端と下端を波釘2で連結して、平面状に連結
している。波釘2は、隣接して平行に並べられた廃棄芯
材1の端面に打ち込まれて、隣接する廃棄芯材1を連結
する。図に示す木製ブロックは、波釘2を2列に並べて
廃棄芯材1に打ち込んで連結している。
【0017】図2と図3の木製ブロックは、廃棄芯材1
を折曲できるように連結できる。とくに、図示しない
が、1列の波釘を廃棄芯材の両端に打ち込んで連結して
いる木製ブロックは、廃棄芯材を折曲しやすい状態で連
結できる。ただ、図2と図3に示すように、1列の釘9
とバンド10、あるいは、2列の波釘2で廃棄芯材1を
連結する木製ブロックも、廃棄芯材1を多少は折曲でき
る。とくに、2列の波釘2を互いに接近して打ち込む
と、廃棄芯材1をより折曲しやすくできる。廃棄芯材1
を折曲できる木製ブロックは、図4に示すように、自由
に折曲して、歩道や塀に使用できる。
【0018】折曲しないように廃棄芯材1を連結する木
製ブロックは、図5に示すように、廃棄芯材1の側面を
かすがい3で連結する。さらに、この図に示すように、
廃棄芯材1に、横に貫通して貫通孔1aを設け、この貫
通孔1aをボルト4を挿通して、横1列に折曲しない状
態で連結することもできる。貫通孔1aにボルト4を挿
通して、廃棄芯材1を横1列に連結する木製ブロック
は、複数の廃棄芯材1を平面状に連結できる特長があ
る。このため、この構造の木製ブロックは、直線状の塀
等に便利に使用できる。
【0019】建物の塀に使用する木製ブロックの廃棄芯
材は、全長を300〜1900mmと長くする。長い廃
棄芯材を連結する木製ブロックは、高い塀を構築でき
る。花壇の塀に使用する木製ブロックの廃棄芯材は、全
長を100〜500mmとして低い塀を構築する。塀に
使用する木製ブロックは、下端を地中に埋設して垂直に
固定できる。廃棄芯材の地中に埋設する部分には、たと
えば、防腐剤等を含浸して腐食を防止する。
【0020】塀に使用する木製ブロックは、図6に示す
ように、廃棄芯材1の上端に、たとえば、ステンレス等
の金属キャップ5を固定して、綺麗に装飾し、また、廃
棄芯材1の耐久性を向上させる。さらに、図7に示すよ
うに、木製ブロックの上面にステンレス等の金属製の屋
根6を固定することもできる。
【0021】木製ブロックを道路に敷設する構造を図8
に示す。この図は、図3に示す波釘2で廃棄芯材1を連
結する木製ブロックを道路に敷設した状態を示す。図2
に示す木製ブロックは、この図に示すように、波釘が廃
棄芯材の上端に表出しない。この図に示すように、廃棄
芯材1を垂直の姿勢として、並べて敷設される。木製ブ
ロックは、インターロッキングブロックと同じように、
隙間に砂を充填して定位置に固定する。隙間の砂は、隣
接する木製ブロックの間隔を一定に保持して、木製ブロ
ックが位置ずれするのを防止する。木製ブロックは、上
面を歩きやすいように、上面を平面状に並べる。廃棄芯
材1を折曲できるように連結する木製ブロックは、図8
に示すように、道路に沿って変形して並べることができ
る。直線状の歩道は、折曲できない廃棄芯材1の木製ブ
ロックを隣接して並べて構築できる。木製ブロックの外
側は、廃棄芯材1が倒れないように、コンクリート等で
壁7を構築する。ただ、木製ブロックを地中に埋設する
歩道は、壁を構築することなく、木製ブロックを倒れな
いようにできる。
【0022】図9と図10は、木製ブロックを花壇8の
塀に使用する状態を示す。これ等の図も、図3に示すよ
うに波釘で廃棄芯材を連結する木製ブロックを使用して
いる。図2に示す木製ブロックを使用すると、廃棄芯材
の上面に波釘が表出しない。木製ブロックは、図9の平
面図に示すように、花壇8の境界に沿って垂直に固定さ
れる。木製ブロックは、図10の断面図に示すように、
廃棄芯材1の下端を地中に埋設して垂直に固定される。
この図の木製ブロックは、廃棄芯材1を折曲できるよう
に連結しているので、湾曲する花壇8の境界に沿って変
形して固定される。
【0023】
【発明の効果】本発明の丸太を連結した木製ブロック
は、合板用の廃棄芯材である丸太を、多種多様な用途に
有効に利用できると共に、種々の用途に極めて便利に使
用できる特長がある。それは、本発明の丸太を連結した
木製ブロックが、合板の製造工程で、最後に廃材として
残る円柱状の廃棄芯材を原材料に使用すると共に、この
廃棄芯材を、平行に隣接して複数本を平面状に並べて横
1列に連結しているからである。この構造の木製ブロッ
クは、有効な用途が開発されず、ほとんど焼却して廃棄
している廃棄芯材を有効に利用するので、原材料のコス
トを著しく低減して、しかも、廃棄している廃棄芯材を
有効に再利用できる特長がある。さらに、本発明の木製
ブロックは、廃棄芯材を横1列に連結したものであるか
ら、簡単かつ容易に、しかも極めて安価に多量生産でき
る特長がある。また、廃棄芯材を横1列に連結してなる
木製ブロックは、使用するときに、廃棄芯材を分離した
り、加工することなく、種々の形態の歩道や塀等の用途
に極めて便利に使用できる。
【0024】とくに、本発明の請求項2に記載する木製
ブロックのように、廃棄芯材を折曲できるように連結し
てなるものは、変形する道路や塀等に極めて便利に使用
できる特長がある。道路や塀に沿って、木製ブロックを
湾曲させて固定できるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の木製ブロックの斜視図
【図2】本発明の実施例の丸太を連結した木製ブロック
の斜視図
【図3】本発明の他の施例の丸太を連結した木製ブロッ
クの斜視図
【図4】図1に示す木製ブロックの使用状態の一例を示
す平面図
【図5】本発明の他の実施例の丸太を連結した木製ブロ
ックの斜視図
【図6】本発明の他の実施例の丸太を連結した木製ブロ
ックの斜視図
【図7】本発明の他の実施例の丸太を連結した木製ブロ
ックの斜視図
【図8】木製ブロックを道路に使用する状態を示す平面
【図9】木製ブロックを花壇に使用する状態を示す平面
【図10】図9に示す木製ブロックの使用状態を示す断
面図
【符号の説明】
1…廃棄芯材 2…波釘 3…かすがい 4…ボルト 5…金属キャップ 6…屋根 7…壁 8…花壇 9…釘 10…バンド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木材を表面から所定の厚さにスライスし
    て最後に廃材として残る円柱状の廃棄芯材(1)を、複数
    本平行に隣接して平面状に並べて横1列に連結してなる
    こを特徴とする丸太を連結した木製ブロック。
  2. 【請求項2】 廃棄芯材(1)が折曲できるように連結さ
    れてなる請求項1に記載される丸太を連結した木製ブロ
    ック。
JP27141696A 1996-09-20 1996-09-20 丸太を連結した木製ブロック Pending JPH1096203A (ja)

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JP27141696A JPH1096203A (ja) 1996-09-20 1996-09-20 丸太を連結した木製ブロック

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JP27141696A JPH1096203A (ja) 1996-09-20 1996-09-20 丸太を連結した木製ブロック

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JPH1096203A true JPH1096203A (ja) 1998-04-14

Family

ID=17499743

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JP (1) JPH1096203A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020082651A (ja) * 2018-11-30 2020-06-04 株式会社コーエイ産業 芯材挿通式木質構造体の製造方法

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