JPH109520A - 内部炎孔バーナ - Google Patents
内部炎孔バーナInfo
- Publication number
- JPH109520A JPH109520A JP18133196A JP18133196A JPH109520A JP H109520 A JPH109520 A JP H109520A JP 18133196 A JP18133196 A JP 18133196A JP 18133196 A JP18133196 A JP 18133196A JP H109520 A JPH109520 A JP H109520A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- burner
- flame
- small
- internal
- shaped
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Gas Burners (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 TDRの大きい内部炎孔バーナを提供する。
【構成】 内周面に炎孔2を列設した水平リング状バー
ナ本体1の内部に、内部空間及び炎孔面を複数に分割す
る仕切壁3を設けると共に、それぞれ各区画A及びBに
通じる複数の混合管4a,4bを設けた。 【効果】 大能力バーナを2個の小バーナに分割したの
で、バーナ全体を小型化することができ、また小火にす
る場合に、一方の小バーナを停止して他方の小バーナを
最小火炎にすればよいので、TDRを大きく採ることが
できる。
ナ本体1の内部に、内部空間及び炎孔面を複数に分割す
る仕切壁3を設けると共に、それぞれ各区画A及びBに
通じる複数の混合管4a,4bを設けた。 【効果】 大能力バーナを2個の小バーナに分割したの
で、バーナ全体を小型化することができ、また小火にす
る場合に、一方の小バーナを停止して他方の小バーナを
最小火炎にすればよいので、TDRを大きく採ることが
できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リングバーナの内
周面に炎孔を有する、いわゆる内部炎孔バーナに関する
ものである。
周面に炎孔を有する、いわゆる内部炎孔バーナに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】バーナの口径が大きくなると、外周部に
炎孔を有する方式では、火炎の高温部が鍋底の外側へ出
てしまって熱効率が悪くなる。そこで近年業務用の大能
力バーナとして内部炎孔バーナが開発されている。図1
はこの種のバーナを示したもので、水平リング状バーナ
本体1の内周面に列設された炎孔2から、火炎が内方に
向かって噴射され、これが一旦被加熱容器の底面中心部
の直下で折り返してその外周縁に達するために、火炎と
鍋底との接触時間が長くなって熱効率が向上するもので
あるが、通常は火炎長を短くして高熱効率化を図るため
に一次空気率を高くしており、また過剰な酸素の供給を
遮断して低NOx化を図るために、中央の吹抜け空間6
を遮蔽板7によって閉塞したものもある。
炎孔を有する方式では、火炎の高温部が鍋底の外側へ出
てしまって熱効率が悪くなる。そこで近年業務用の大能
力バーナとして内部炎孔バーナが開発されている。図1
はこの種のバーナを示したもので、水平リング状バーナ
本体1の内周面に列設された炎孔2から、火炎が内方に
向かって噴射され、これが一旦被加熱容器の底面中心部
の直下で折り返してその外周縁に達するために、火炎と
鍋底との接触時間が長くなって熱効率が向上するもので
あるが、通常は火炎長を短くして高熱効率化を図るため
に一次空気率を高くしており、また過剰な酸素の供給を
遮断して低NOx化を図るために、中央の吹抜け空間6
を遮蔽板7によって閉塞したものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように内部炎孔
バーナにおいては、短炎化のために一次空気率を高くし
ており、そのために混合管4が長くなって、特に大能力
バーナでは全長が大きくなり器具が大型化するという欠
点があった。また一般にTDR(ターンダウン比)には
限界があるため、大能力バーナでは十分に小火にするこ
とができないという問題があった。本発明はこれらの問
題点に鑑み、全長をできるだけ小型化すると共に、TD
Rを十分大きく採ることができるような内部炎孔バーナ
を提供することを目的とするものである。
バーナにおいては、短炎化のために一次空気率を高くし
ており、そのために混合管4が長くなって、特に大能力
バーナでは全長が大きくなり器具が大型化するという欠
点があった。また一般にTDR(ターンダウン比)には
限界があるため、大能力バーナでは十分に小火にするこ
とができないという問題があった。本発明はこれらの問
題点に鑑み、全長をできるだけ小型化すると共に、TD
Rを十分大きく採ることができるような内部炎孔バーナ
を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による内部炎孔バ
ーナは、図2〜4に示すように、内周面に炎孔2を列設
した水平リング状バーナ本体1の内部に、内部空間及び
炎孔面を複数に分割する仕切壁3を設けると共に、各区
画A及びBに通じる混合管4a,4bをそれぞれ設けた
ものであり、1台のバーナを複数の小バーナに分割する
ことにより全長を短くすることができる上に、両バーナ
のコックを全開したときには1台の大能力バーナとして
動作し、小火が必要な場合には一方の小バーナを停止し
て、他方の小バーナのみで動作させることができるの
で、実質的にTDRを大きく採ることができるものであ
る。なお各区画及び炎孔面は必ずしも等分に分割する必
要はなく、また3区画に分割して、1区画をパイロット
バーナ用として使用してもよい。
ーナは、図2〜4に示すように、内周面に炎孔2を列設
した水平リング状バーナ本体1の内部に、内部空間及び
炎孔面を複数に分割する仕切壁3を設けると共に、各区
画A及びBに通じる混合管4a,4bをそれぞれ設けた
ものであり、1台のバーナを複数の小バーナに分割する
ことにより全長を短くすることができる上に、両バーナ
のコックを全開したときには1台の大能力バーナとして
動作し、小火が必要な場合には一方の小バーナを停止し
て、他方の小バーナのみで動作させることができるの
で、実質的にTDRを大きく採ることができるものであ
る。なお各区画及び炎孔面は必ずしも等分に分割する必
要はなく、また3区画に分割して、1区画をパイロット
バーナ用として使用してもよい。
【0005】
【発明の実施の形態】図2は本発明の一実施例を示した
もので、水平リング状バーナ本体1の内周壁の上部に全
周に亙って多数の縦スリット状の炎孔2が列設されてお
り、炎孔2からは都市ガス等の低圧ガス(300mmH
2 O以下)に理論値に近い空気量を混合した予混合ガス
が噴出するように、一次空気の混合比や混合管の長さが
調節され、また図示されてはいないが、中央の吹き抜け
空間6は図1と同様に遮蔽板7で遮蔽されている。この
構成によれば、大火力による燃焼時に、空間6及びバー
ナ本体1の上面と被加熱容器との間の空間には二次空気
が殆ど供給されないために、火炎には燃焼に必要十分な
空気量以上には余分な空気が供給されず、そのために酸
素の過剰供給によるNOxの発生が抑制され、高負荷で
しかも低NOxのガスバーナが実現される。なお上記実
施例では、炎孔2の形状は縦スリット状であるが、これ
を複数列の円孔で構成してもよく、また水平なスリット
で構成してもよい。
もので、水平リング状バーナ本体1の内周壁の上部に全
周に亙って多数の縦スリット状の炎孔2が列設されてお
り、炎孔2からは都市ガス等の低圧ガス(300mmH
2 O以下)に理論値に近い空気量を混合した予混合ガス
が噴出するように、一次空気の混合比や混合管の長さが
調節され、また図示されてはいないが、中央の吹き抜け
空間6は図1と同様に遮蔽板7で遮蔽されている。この
構成によれば、大火力による燃焼時に、空間6及びバー
ナ本体1の上面と被加熱容器との間の空間には二次空気
が殆ど供給されないために、火炎には燃焼に必要十分な
空気量以上には余分な空気が供給されず、そのために酸
素の過剰供給によるNOxの発生が抑制され、高負荷で
しかも低NOxのガスバーナが実現される。なお上記実
施例では、炎孔2の形状は縦スリット状であるが、これ
を複数列の円孔で構成してもよく、また水平なスリット
で構成してもよい。
【0006】図2の実施例においては、バーナ本体1の
内部は内部空間及び炎孔面を左右に二分するような仕切
壁3が設けられており、本体1の外周面の左右にそれぞ
れ分割された各区画A及びBに通じる2本の混合管4
a,4bが連設されている。この構成によれば、1台の
バーナを2個の小バーナA,Bに分割しているために、
従来の同一能力のバーナに比し全長を短くすることがで
きる。また小火が必要な場合には一方の小バーナを停止
して、他方の小バーナのみで動作させることができ、実
質的にTDRを従来の2倍にすることができる。
内部は内部空間及び炎孔面を左右に二分するような仕切
壁3が設けられており、本体1の外周面の左右にそれぞ
れ分割された各区画A及びBに通じる2本の混合管4
a,4bが連設されている。この構成によれば、1台の
バーナを2個の小バーナA,Bに分割しているために、
従来の同一能力のバーナに比し全長を短くすることがで
きる。また小火が必要な場合には一方の小バーナを停止
して、他方の小バーナのみで動作させることができ、実
質的にTDRを従来の2倍にすることができる。
【0007】図3及び図4は本発明の他の実施例を示し
たもので、仕切壁3a,3bによってバーナ本体1の内
部空間A,B及び炎孔面2a,2bを上下に二分したも
のである。この場合は仕切壁3a,3bは断面逆L字形
のリング体として形成されており、その外周面に連設さ
れた筒体8が本体1の周面の一方の混合管4aに連通す
るようになっている。この構成によれば、図2の実施例
と比較して、一方の小バーナを停止して小火にした場合
に、火炎が円形に形成されるために被加熱容器が均一に
加熱される上に、全内周面から均一に噴出する火炎が互
いに保炎し合うので、風が吹いても火炎が立ち消えるお
それがない。更に上下のバーナの能力に大小の差を設け
れば、小火性能を一層向上することができる。
たもので、仕切壁3a,3bによってバーナ本体1の内
部空間A,B及び炎孔面2a,2bを上下に二分したも
のである。この場合は仕切壁3a,3bは断面逆L字形
のリング体として形成されており、その外周面に連設さ
れた筒体8が本体1の周面の一方の混合管4aに連通す
るようになっている。この構成によれば、図2の実施例
と比較して、一方の小バーナを停止して小火にした場合
に、火炎が円形に形成されるために被加熱容器が均一に
加熱される上に、全内周面から均一に噴出する火炎が互
いに保炎し合うので、風が吹いても火炎が立ち消えるお
それがない。更に上下のバーナの能力に大小の差を設け
れば、小火性能を一層向上することができる。
【0008】
【発明の効果】本発明は上述のように、バーナ本体1の
内部空間A,B及び炎孔面2a,2bを複数に分割する
ことによって、大能力バーナを複数の小バーナに分割し
たものであるから、混合管4a,4bの全長を短くする
ことによってバーナ全体を小型化することができるとい
う利点があり、また火炎を絞って小火にする場合には、
一個の小バーナを最小火炎にし他の小バーナを停止すれ
ばよいので、実質上のTDRを大きく採ることができる
という利点がある。
内部空間A,B及び炎孔面2a,2bを複数に分割する
ことによって、大能力バーナを複数の小バーナに分割し
たものであるから、混合管4a,4bの全長を短くする
ことによってバーナ全体を小型化することができるとい
う利点があり、また火炎を絞って小火にする場合には、
一個の小バーナを最小火炎にし他の小バーナを停止すれ
ばよいので、実質上のTDRを大きく採ることができる
という利点がある。
【図1】従来例の要部切欠斜視図。
【図2】本発明の一実施例の分解斜視図。
【図3】本発明の他の実施例を示す分解斜視図。
【図4】同上の一部切欠斜視図。
1 バーナ本体 2 炎孔 2a 下部炎孔 2b 上部炎孔 3 仕切壁 3a 仕切壁鍔部 3b 仕切壁筒部 4 混合管 4a 混合管 4b 混合管 5 上板 6 吹き抜け空間 7 遮蔽板 8 筒体 9 本体内筒部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小原 敏道 大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪 瓦斯株式会社内 (72)発明者 松原 正史 名古屋市熱田区桜田町19番18号 東邦瓦斯 株式会社内 (72)発明者 大竹 信男 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 内周面に炎孔を列設した水平リング状バ
ーナ本体の内部に、内部空間及び炎孔面を複数に分割す
る仕切壁を設けると共に、上記各区画に通じる混合管を
それぞれ設けて成る内部炎孔バーナ。 - 【請求項2】 上記仕切壁によりバーナ本体の内部空間
及び炎孔面を上下に二分して成る請求項1記載の内部炎
孔バーナ。 - 【請求項3】 上記仕切壁により炎孔面を不等分に分割
して成る請求項1記載の内部炎孔バーナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18133196A JPH109520A (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | 内部炎孔バーナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18133196A JPH109520A (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | 内部炎孔バーナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH109520A true JPH109520A (ja) | 1998-01-16 |
Family
ID=16098834
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18133196A Pending JPH109520A (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | 内部炎孔バーナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH109520A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100500384B1 (ko) * | 2002-04-18 | 2005-07-14 | 오상묵 | 가스소각을 위한 연소장치 |
WO2015139483A1 (zh) * | 2014-03-17 | 2015-09-24 | 江门佳利华实业有限公司 | 燃气与高温空气混合燃烧器 |
JP2020094714A (ja) * | 2018-12-11 | 2020-06-18 | リンナイ株式会社 | コンロ用バーナ並びにガスコンロ |
CN111306540A (zh) * | 2018-12-11 | 2020-06-19 | 林内株式会社 | 炉具用燃烧器及燃气炉具 |
-
1996
- 1996-06-20 JP JP18133196A patent/JPH109520A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100500384B1 (ko) * | 2002-04-18 | 2005-07-14 | 오상묵 | 가스소각을 위한 연소장치 |
WO2015139483A1 (zh) * | 2014-03-17 | 2015-09-24 | 江门佳利华实业有限公司 | 燃气与高温空气混合燃烧器 |
JP2020094714A (ja) * | 2018-12-11 | 2020-06-18 | リンナイ株式会社 | コンロ用バーナ並びにガスコンロ |
CN111306541A (zh) * | 2018-12-11 | 2020-06-19 | 林内株式会社 | 炉具用燃烧器及燃气炉具 |
CN111306540A (zh) * | 2018-12-11 | 2020-06-19 | 林内株式会社 | 炉具用燃烧器及燃气炉具 |
TWI794528B (zh) * | 2018-12-11 | 2023-03-01 | 日商林內有限公司 | 瓦斯爐用燃燒器以及瓦斯爐 |
CN111306541B (zh) * | 2018-12-11 | 2024-09-03 | 林内株式会社 | 炉具用燃烧器及燃气炉具 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20031111 |