JPH11223310A - リングバーナ - Google Patents
リングバーナInfo
- Publication number
- JPH11223310A JPH11223310A JP3966698A JP3966698A JPH11223310A JP H11223310 A JPH11223310 A JP H11223310A JP 3966698 A JP3966698 A JP 3966698A JP 3966698 A JP3966698 A JP 3966698A JP H11223310 A JPH11223310 A JP H11223310A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- burner
- chamber
- ring
- small
- flame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23D—BURNERS
- F23D2900/00—Special features of, or arrangements for burners using fluid fuels or solid fuels suspended in a carrier gas
- F23D2900/14—Special features of gas burners
- F23D2900/14062—Special features of gas burners for cooking ranges having multiple flame rings
Landscapes
- Gas Burners (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 器具を大型化することなく、TDR(絞り
比)を大きく採れるリングバーナの構造を提供する。 【解決手段】 中空リング状バーナの内部空間を隔板1
によって上側の小室2と下側の大室3に分割して、両室
2,3の内側又は外側の周壁にそれぞれ炎孔4,5を列
設し、各室2,3に別個に設けた混合管6,7を通して
燃料を供給するようにした。
比)を大きく採れるリングバーナの構造を提供する。 【解決手段】 中空リング状バーナの内部空間を隔板1
によって上側の小室2と下側の大室3に分割して、両室
2,3の内側又は外側の周壁にそれぞれ炎孔4,5を列
設し、各室2,3に別個に設けた混合管6,7を通して
燃料を供給するようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスレンジ等に用いる
自然吸引式の水平リング状バーナに関するものである。
自然吸引式の水平リング状バーナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】 従来よりガスバーナのTDR(絞り
比)を大きくとるために種々の工夫がなされているが、
例えば大小2個のリングバーナを同心状に配置したもの
は、バーナ全体が大型になり過ぎる上に高価であり、ま
たガスコックに細いバイパス路を設けて小火の強さを一
定にする方式では、燃焼量の大きいバーナほど小火炎が
不安定になって立ち消えを生じ易く、逆火の原因ともな
り易い。特に次に述べる高空気比仕様のバーナの場合は
一層その傾向が強い。
比)を大きくとるために種々の工夫がなされているが、
例えば大小2個のリングバーナを同心状に配置したもの
は、バーナ全体が大型になり過ぎる上に高価であり、ま
たガスコックに細いバイパス路を設けて小火の強さを一
定にする方式では、燃焼量の大きいバーナほど小火炎が
不安定になって立ち消えを生じ易く、逆火の原因ともな
り易い。特に次に述べる高空気比仕様のバーナの場合は
一層その傾向が強い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図2は高空気比仕様の
リングバーナの構造例を示したもので、バーナ本体9に
被着する蓋体10の下縁に縦溝を刻設して炎孔5とした
ものであるが、炎孔5の断面積を外方に向かって漸次狭
くなるように形成すると共に、炎孔間の仕切り壁の下端
面と本体との接合面にも、外方に向かって狭くなる間隙
8を設けて、炎孔5における通気抵抗を大幅に低減した
ものである。この構成によれば、混合気の流量を規定す
る炎孔5の出口の面積に対して、炎孔5内の通過抵抗を
小さくすることができるので、同じ炎孔負荷に対して
は、一次空気吸引量を増やして短炎化することができ、
また従来と同じ外形寸法のバーナでは燃焼量をより大き
く採ることができるという利点がある反面、短炎化のた
めに小火絞り時における炎の確認が困難になる上に逆火
が起こり易くなるという問題がある。そこで本発明は、
特にこのような高空気比仕様のバーナにおいても、TD
Rを十分大きく採ることができるようなリングバーナの
構造を提供することを目的とするものである。
リングバーナの構造例を示したもので、バーナ本体9に
被着する蓋体10の下縁に縦溝を刻設して炎孔5とした
ものであるが、炎孔5の断面積を外方に向かって漸次狭
くなるように形成すると共に、炎孔間の仕切り壁の下端
面と本体との接合面にも、外方に向かって狭くなる間隙
8を設けて、炎孔5における通気抵抗を大幅に低減した
ものである。この構成によれば、混合気の流量を規定す
る炎孔5の出口の面積に対して、炎孔5内の通過抵抗を
小さくすることができるので、同じ炎孔負荷に対して
は、一次空気吸引量を増やして短炎化することができ、
また従来と同じ外形寸法のバーナでは燃焼量をより大き
く採ることができるという利点がある反面、短炎化のた
めに小火絞り時における炎の確認が困難になる上に逆火
が起こり易くなるという問題がある。そこで本発明は、
特にこのような高空気比仕様のバーナにおいても、TD
Rを十分大きく採ることができるようなリングバーナの
構造を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、図1に示すよ
うに、中空リング状バーナの内部空間を隔板1によって
上側の小室2と下側の大室3に分割して、両室2,3の
内側又は外側の周壁にそれぞれ炎孔4,5を列設し、各
室2,3に別個に設けた混合管6,7を通して燃料を供
給するようにしたものである。この場合、小室2は容積
を小さくする必要から高さが低く、従って小室2の周壁
には混合管6を直接連結する場所がないので、小室2用
の混合管6は大室3を貫通して隔板1に連結されてい
る。このように構成すれば、小火絞りの際に小室2の炎
孔4のみで燃焼させることができるので、大小2台のリ
ングバーナを併設した場合と同様に、実質上のTDRを
大きく採ることができるのである。
うに、中空リング状バーナの内部空間を隔板1によって
上側の小室2と下側の大室3に分割して、両室2,3の
内側又は外側の周壁にそれぞれ炎孔4,5を列設し、各
室2,3に別個に設けた混合管6,7を通して燃料を供
給するようにしたものである。この場合、小室2は容積
を小さくする必要から高さが低く、従って小室2の周壁
には混合管6を直接連結する場所がないので、小室2用
の混合管6は大室3を貫通して隔板1に連結されてい
る。このように構成すれば、小火絞りの際に小室2の炎
孔4のみで燃焼させることができるので、大小2台のリ
ングバーナを併設した場合と同様に、実質上のTDRを
大きく採ることができるのである。
【0005】
【発明の実施の形態】図1は本発明によるリングバーナ
の一実施例を示したもので、中空リング状バーナが、上
面が開口した本体9と、本体9に被着される蓋体10
と、蓋体10の上面の凹溝すなわち小室2に覆着される
天板11とで構成されており、この蓋体10自体がバー
ナの内部空間を上下に分割する隔板1を構成している。
蓋体10の外周壁には下端縁から多数の切込み溝を刻設
することによって炎孔5が形成されているが、この炎孔
5は図2の従来例と同様に、断面積が外方に向かって漸
次狭くなるように形成されている。この構成によれば、
炎孔5部分の通過抵抗が小さくなるために、混合管7に
おける燃料ガスの噴出量に対して一次空気の吸引量が多
くなり、それだけバーナの燃焼量をアップすることがで
き、また小火に絞る際には、主コック12を閉じて小火
用コック13のみで調節することができるので、TDR
を十分大きくとることができる。具体的な数値で示す
と、例えば主バーナで1000〜3000kcal/
h,補助バーナで150〜1000kcal/hとすれ
ば、見掛上3000kcal/hのバーナで150kc
al/hまで絞ることができることになる。
の一実施例を示したもので、中空リング状バーナが、上
面が開口した本体9と、本体9に被着される蓋体10
と、蓋体10の上面の凹溝すなわち小室2に覆着される
天板11とで構成されており、この蓋体10自体がバー
ナの内部空間を上下に分割する隔板1を構成している。
蓋体10の外周壁には下端縁から多数の切込み溝を刻設
することによって炎孔5が形成されているが、この炎孔
5は図2の従来例と同様に、断面積が外方に向かって漸
次狭くなるように形成されている。この構成によれば、
炎孔5部分の通過抵抗が小さくなるために、混合管7に
おける燃料ガスの噴出量に対して一次空気の吸引量が多
くなり、それだけバーナの燃焼量をアップすることがで
き、また小火に絞る際には、主コック12を閉じて小火
用コック13のみで調節することができるので、TDR
を十分大きくとることができる。具体的な数値で示す
と、例えば主バーナで1000〜3000kcal/
h,補助バーナで150〜1000kcal/hとすれ
ば、見掛上3000kcal/hのバーナで150kc
al/hまで絞ることができることになる。
【0006】
【発明の効果】本発明によれば上述のように、リングバ
ーナの内部空間を分割して上部に小室2を形成し、この
小室2の周壁に小さな炎孔4を列設することにより、バ
ーナを大型化することなく、補助バーナを構成すること
ができたものであって、小火に絞る際には、この補助バ
ーナのみを使用することにより、十分大きなTDRを採
用することができるという利点があり、特に小火絞りの
困難な高空気比仕様のバーナに適用すれば一層の効果を
奏し得るものである。
ーナの内部空間を分割して上部に小室2を形成し、この
小室2の周壁に小さな炎孔4を列設することにより、バ
ーナを大型化することなく、補助バーナを構成すること
ができたものであって、小火に絞る際には、この補助バ
ーナのみを使用することにより、十分大きなTDRを採
用することができるという利点があり、特に小火絞りの
困難な高空気比仕様のバーナに適用すれば一層の効果を
奏し得るものである。
【図1】本発明の一実施例を示す一部断面を示した側面
図。
図。
【図2】従来例の一部断面を示した側面図。
1 隔板 2 小室 3 大室 4 小炎孔 5 大炎孔 6 混合管 7 混合管 8 9 本体 10 蓋体 11 天板 12 主コック 13 小火用コック 14 元コック
Claims (4)
- 【請求項1】 中空リング状バーナの内部空間を隔板に
よって上側の小室と下側の大室に分割して、両室の内側
又は外側の周壁にそれぞれ炎孔を列設し、各室に別個に
設けた混合管を通して燃料を供給するようにしたことを
特徴とするリングバーナ。 - 【請求項2】 小室用の混合管を大室を貫通して上記隔
板に連設したことを特徴とする請求項1記載のリングバ
ーナ。 - 【請求項3】 大室の周壁に設けた炎孔の断面積を、外
方に向かって漸次狭くなるように形成したことを特徴と
する請求項2記載のリングバーナ。 - 【請求項4】 中空リング状バーナを、上面が開口した
本体と、本体に被着される蓋体とで構成し、蓋体の内側
又は外側の周壁に下端から多数の切込み溝を刻設して炎
孔とし、蓋体の上面にリング状の凹溝を設けると共に、
該凹溝に天板を覆着することにより、蓋体及び凹溝をそ
れぞれ上記隔板及び小室となし、本体の底板と上記隔板
を貫通する混合管により上記小室へ燃料を供給するよう
にしたことを特徴とする請求項3記載のリングバーナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3966698A JPH11223310A (ja) | 1998-02-05 | 1998-02-05 | リングバーナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3966698A JPH11223310A (ja) | 1998-02-05 | 1998-02-05 | リングバーナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11223310A true JPH11223310A (ja) | 1999-08-17 |
Family
ID=12559419
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3966698A Withdrawn JPH11223310A (ja) | 1998-02-05 | 1998-02-05 | リングバーナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11223310A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6315552B1 (en) * | 2000-03-31 | 2001-11-13 | General Electric Company | Dual fuel circuit gas burner |
US7291009B2 (en) * | 2004-09-08 | 2007-11-06 | General Electric Company | Dual stacked gas burner and a venturi for improving burner operation |
CN102330981A (zh) * | 2011-08-16 | 2012-01-25 | 上海集焰节能科技有限公司 | 户外防风雨长明火燃烧装置 |
-
1998
- 1998-02-05 JP JP3966698A patent/JPH11223310A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6315552B1 (en) * | 2000-03-31 | 2001-11-13 | General Electric Company | Dual fuel circuit gas burner |
US7291009B2 (en) * | 2004-09-08 | 2007-11-06 | General Electric Company | Dual stacked gas burner and a venturi for improving burner operation |
CN102330981A (zh) * | 2011-08-16 | 2012-01-25 | 上海集焰节能科技有限公司 | 户外防风雨长明火燃烧装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050405 |