JPH1095134A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JPH1095134A
JPH1095134A JP25317296A JP25317296A JPH1095134A JP H1095134 A JPH1095134 A JP H1095134A JP 25317296 A JP25317296 A JP 25317296A JP 25317296 A JP25317296 A JP 25317296A JP H1095134 A JPH1095134 A JP H1095134A
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JP
Japan
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timing
printing
scanning direction
encoder
main scanning
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JP25317296A
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English (en)
Inventor
Kazunari Nishimoto
一成 西本
Hidekazu Takagi
英一 高木
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリントヘッドの取付け位置およびヘッド間
隔の精度を緩和した場合においても、正確な重ね印字を
行うことが可能な画像記録装置。 【解決手段】 印字解像度のN分の1の分解能をもつエ
ンコーダ600からのエンコーダ信号をカウントして主
走査方向の印字開始位置を示すタイミング信号1301
〜1304を各プリントヘッド501〜504毎に独立
して出力し、印字解像度よりも微細な単位で各プリント
ヘッド501〜504の印字開始タイミングを各々独立
して制御することによって、各印字開始タイミングに主
走査方向の時間の成分を含ませることなく、装置内の絶
対位置に対して正確に重ね印字を行うようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリント媒体などの
記録媒体に対して所定方向にプリントヘッドを走査しつ
つ画像記録を行うシリアルスキャンタイプの画像記録装
置に関し、特にプリントヘッドを載置したキャリッジの
所定方向位置の検出にエンコーダを用いた画像記録装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のシリアルプリンタにおいて多色印
字を行う場合には、プリントヘッドを載置するキャリッ
ジの移動方向に複数個のプリントヘッドを直線上に載置
し、このキャリッジを往復移動させて印字を行ってい
る。この場合、各プリントヘッドを正確に印字解像度の
整数倍間隔(例えばブラックヘッドとシアンヘッドとの
間隔をL1とする。)に配置することによって、画像デ
ータから印字解像度に応じてCPUから出される印字命
令ごとに各プリントヘッドに一回の印字命令が出される
ことになる。ブラックとシアンの印字を重ねる場合に
は、まずブラックヘッドが印字を行いキャリッジがL1
分移動するとシアンヘッドが印字を行うこととなる。こ
のあらかじめ定められた間隔だけ印字を遅らせること
で、各色の印字を正確に重ねられる。しかしながら独立
したプリントヘッドを正確に印字解像度に応じた間隔に
配置するためには、ヘッド取付部の精度と、キャリッジ
のヘッド取付間隔の精度とを合わせて、例えば400d
piの解像度の場合には解像度の半分30μm以下の精
度に抑えなければならず、非常に困難なことであった。
【0003】この問題に対する解決の方法として、あら
かじめN個のヘッドを一体構成として正確に位置決めを
行って製作し、この一体型ヘッドごとに交換を行う方法
がとられている。
【0004】また、そのような問題に対する他の解決方
法として、特公平3−13069号に記載されているよ
うに、重ね合う画像を印字するときに基準ヘッドに対し
て残りのヘッドの印字タイミングを遅延回路で構成し、
この印字タイミングを調整することによって正確な重ね
印字を得る方法が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記第1
の従来例では、N個のヘッドを一体構成としたものを用
いなければならず、1つのヘッドが印字不良を起こした
時でも全てのヘッドを交換する必要があり不経済であっ
た。
【0006】また、他の従来例では、基準ヘッドに対し
て残りのヘッドの印字タイミングが時間で制御を行うこ
ととなるために、この遅延時間内でキャリッジを駆動す
るモータの振動等に起因して正確な重ね印字が行えない
という問題が生じていた。
【0007】そこで、本発明の目的は、プリントヘッド
の取付位置およびヘッド間隔の精度を緩和した場合にお
いても、正確な重ね印字を行うことが可能な画像記録装
置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、主走査方向に
配置された軸に沿って主走査方向に移動可能なキャリッ
ジと、前記キャリッジ上に相互に独立した関係で主走査
方向にM個(M>2)配置されたプリントヘッドと、前
記キャリッジに設置され、印字解像度のN分の1の解像
度をもつエンコーダと、前記エンコーダからのエンコー
ダ信号が入力され、当該エンコーダ信号をカウントして
該カウント値が前記印字解像度に応じた原点からの主走
査方向への印字開始位置に相当するときタイミング信号
を出力するM個のタイミング制御手段とを具え、前記タ
イミング制御手段により出力された各タイミング信号に
応動して前記M個のプリントヘッドが互いに独立して印
字を行うことによって、画像記録装置を構成することを
特徴とする。
【0009】ここで、前記タイミング制御手段を、前記
エンコーダ信号が入力され、該エンコーダ信号に基づい
て前記キャリッジの主走査方向の位置をカウントするカ
ウンタと、前記カウンタによるカウント値と前記印字開
始位置とを比較して前記タイミング信号を出力する比較
器とを用いて構成することができる。
【0010】前記タイミング制御手段における前記印字
解像度に応じた原点からの主走査方向への印字開始位置
を設定する印字開始位置設定手段をさらに具えて構成す
ることができる。
【0011】前記タイミング制御手段を、前記印字解像
度に応じた原点からの主走査方向への最初の印字開始位
置を示すタイミング信号を出力した後、前記エンコーダ
信号をカウントして一定カウント値毎にタイミング信号
を周期的に出力することができる。
【0012】また、本発明は、主走査方向に配置された
軸に沿って主走査方向に移動可能なキャリッジと、前記
キャリッジ上に相互に独立した関係で主走査方向にM個
(M>2)配置されたプリントヘッドと、前記キャリッ
ジに設置され、印字解像度のN分の1の解像度をもつエ
ンコーダと、前記エンコーダからのエンコーダ信号が入
力され、当該エンコーダ信号をカウントして該カウント
値が前記印字解像度に応じた主走査方向の印字開始位置
に相当するとき主タイミング信号を周期的に出力する主
タイミング制御手段と、前記主タイミング信号が入力さ
れ、当該主タイミング信号の入力時点である前記印字開
始位置からの遅延量を示す副タイミング信号を出力する
M個の副タイミング制御手段とを具え、前記副タイミン
グ制御手段により出力された前記副タイミング信号の各
々をもとに前記M個のプリントヘッドが互いに独立して
印字を行うことによって、画像記録装置を構成すること
を特徴とする。
【0013】ここで、前記主タイミング制御手段を、前
記エンコーダ信号が入力され、該エンコーダ信号に基づ
いて前記キャリッジの主走査方向の位置をカウントする
カウンタと、前記カウンタによるカウント値と前記印字
開始位置とを比較して前記主タイミング信号を出力する
比較器とを用いて構成することができる。
【0014】前記副タイミング制御手段を、前記エンコ
ーダ信号をカウントして前記主タイミング信号の入力時
点からの遅延量を出力する遅延カウンタにより構成する
ことができる。
【0015】前記主タイミング制御手段における前記印
字解像度に応じた主走査方向の印字開始位置を設定する
印字開始位置設定手段をさらに具えることができる。
【0016】前記副タイミング制御手段における前記各
プリントヘッド毎の印字開始位置からの遅延量を設定す
る遅延量設定手段をさらに具えることができる。
【0017】また、前記プリントヘッドとしては、イン
クを吐出するインクジェットヘッドにより構成すること
ができ、当該インクジェットヘッドから記録媒体にイン
クを吐出して印字を行うことができる。
【0018】前記インクジェットヘッドは熱エネルギー
を利用してインクに気泡を生じさせ、該気泡の生成に伴
ってインクを吐出することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照に本発明の実施
の形態を詳細に説明する。
【0020】まず、本発明の第1の実施の形態を図1〜
図4に基づいて説明する。図4は本例に用いられるイン
クジェットプリンタの概略構成を示す斜視図である。図
4において、キャリッジ7はレール(軸)4上に設けら
れる。501〜504はこのキャリッジ7に載置された
インクジェットヘッドである。このインクジェットヘッ
ド501〜504を主走査方向Xに走査することによっ
てプリントを行うことがある。これらインクジェットヘ
ッド501〜504において、主走査方向Xと直交する
副走査方向Yに一列に複数のノズルが配列されている。
本実施の形態では副走査方向Yに1400個のノズルが
形成されている。なお、3はキャップであり、ホームポ
ジションにおいて、インクジェットヘッド501〜50
4のインク吐出面を閉塞することにより、ノズル内にお
けるインクの乾燥による固着や目詰まりなどを防止して
いる。
【0021】エンコーダスケール501は、プリンタ内
においてレール4と平行な主走査方向Xにキャリッジ7
の最大移動量よりも長く設けられている。このエンコー
ダスケール610は等間隔に刻線を施し、そのピッチは
例えば50ミクロン単位で施されている。エンコーダ6
00は、エンコーダスケール610と所定のギャップを
開けて対向した位置に前記スケールと非接触に設けられ
ている。このエンコーダ600は、キャリッジ7の実際
の移動距離を、エンコーダスケール610を読み取るこ
とにより検出することができる。なお、本実施の形態に
おける検出方法は、公知の技術であるモアレ光の強度の
変化を読み取ることにより、スケールピッチの100分
の1の精度、0.5ミクロンの精度でスケールの動きを
読み取ることが可能である。
【0022】このようなプリンタにおけるプリント動作
時には、記録紙5に対してインクジェットヘッド501
〜504を主走査方向Xに移動して1バンド(複数のノ
ズルによる記録幅)分の画像を印刷し、この主走査方向
Xの1バンドの印字を行う毎にローラ6を駆動して記録
紙5を副走査方向Yに1バンド分移動させる。このよう
な動作を続けることによってプリントを行っている。
【0023】キャリッジ7は図示しないモータによって
主走査方向Xに往復移動を行うが、このモータの振動な
どによりキャリッジ7は一定速度で動いてはいない。こ
のため、キャリッジ7の移動に伴い、エンコーダ600
は0.5μmごとに不定期にパルスを発生することにな
る。
【0024】次に、本実施の形態のインクジェットプリ
ンタの概略構成を図1および図2に基づいて説明する。
図1において、100は本実施の形態の印字動作を制御
する演算装置である。この演算装置100には、印字解
像度に応じた原点(ホームポジション)からの主走査方
向への印字開始位置(印字位置データ)を設定するため
の印字開始位置設定手段101と、マイクロプロセッサ
等のCPU102と、CPU102の制御プログラムや
各種データを記憶しているROM103と、CPU10
2のワークエリアとして使用され、各種データを一時的
に保存しているRAM104等を備えている。
【0025】200は、演算装置100より送られてき
た印字データを処理する画像データ処理装置である。こ
の画像データ処理装置200は、処理されたデータを印
字タイミング制御装置301〜304へ送り出す。
【0026】本実施の形態の特徴部分であるプリントヘ
ッド501〜504の印字タイミング制御装置301〜
304は、エンコーダ600からパルス信号を受け取
り、各プリントヘッド501〜504の印字タイミング
の制御を行う。401〜404はヘッド駆動装置であ
り、プリントヘッド501〜504を駆動するための回
路をそれぞれ有している。画像データ処理装置200は
ヘッドの1副走査分(1400ノズルの吐出分)の印字
データづつタイミング制御装置301〜304を通って
ヘッド駆動装置401〜404に送られ、この印字デー
タと印字タイミング制御部で作られた駆動タイミングか
らプリントヘッド501〜504へ印字命令を送り、プ
リントヘッド501〜504は印字を行う。
【0027】図2は、本実施の形態のインクジェットプ
リンタにおける印字タイミング制御装置301〜304
の内部構成を示す。
【0028】図2において、321〜324はアップ/
ダウン・カウンタである。このアップ/ダウン・カウン
タ321〜324は、エンコーダ600から出されるエ
ンコータ信号1600からキャリッジ7の移動量を判断
し、その移動距離をカウントする。プリンタ内に設けら
れた原点を検知して出される原点信号2000が入力さ
れるとその計数値のリセットを行い、この原点からの位
置情報1321〜1324を出力する。比較器301〜
304は、演算装置100から各プリントヘッド501
〜504への印字位置データ1100を受け取り、前記
位置情報1321〜1324と比較し、それらが一致す
る毎に印字タイミング信号1301〜1304を出力す
る。
【0029】このようにしてタイミング制御装置301
〜304より出力された各色の印字タイミング信号13
01〜1304は図1に示されたヘッド駆動装置401
〜404にそれぞれ入力されてインクジェットヘッド5
01〜504を駆動して印字を行っている。
【0030】図3はタイミング制御装置301〜304
の動作タイミングを示すタイミングチャートである。こ
こで、1301はBkの印字タイミング信号であり、こ
こではBkの印字タイミング信号1301について説明
を行う。
【0031】演算装置100から印字命令が出される
と、キャリッジ7が往復動作を始める。それに伴い、キ
ャリッジ7に取り付けられたエンコーダ600からエン
コーダ信号1600が出力される。比較器311は位置
情報1321と演算装置100からの印字位置データ1
100との比較を始め、S1で示されたタイミングでタ
イミング信号1301が出力される。このタイミングS
1は原点信号2000が入力されてからエンコーダ信号
1600により、21パルス分で表せるがエンコーダ信
号1600は1パルス=0.5μmという距離情報を意
味するために、Bkタイミング信号1301は原点から
10.5μmの位置で正確に出されたこととなる。さら
にS2(141パルス=70.5μm)のタイミング後
にBkタイミング信号1301は出力され、その後正確
に70.5μm毎に出力される。
【0032】このような動作が他の色に対しても同様に
行われ、各色に対応したタイミングパルス1301〜1
304が互いに独立して出力される。
【0033】以上説明したように、本実施の形態では印
字解像度の141分の1の分解能をもつエンコーダを使
用することにより、4本のプリントヘッド501〜50
4を別々のエンコーダ信号のタイミングで制御すること
ができる。
【0034】また、4本のプリントヘッド501〜50
4がエンコーダ信号を印字開始タイミングにしているた
めに時間の成分を含まないためにプリンタ内の絶対位置
に正確に印字を行うことができる。
【0035】さらに、各色に対応したプリントヘッド5
01〜504が独立して駆動されるので、各ヘッドの間
隔は等間隔である必要はなく、任意の間隔を取ることが
可能となり、これによってプリントヘッド501〜50
4の取付位置やヘッド間隔の精度を緩和して組付けを行
うことができる。
【0036】次に、本発明の第2の実施の形態を図5〜
図7に基づいて説明する。
【0037】図5は、第2の実施の形態のインクジェッ
トプリンタの概略構成を示す。なお、前述した例と同様
の部分については同一符号を付し、説明を省略する。
【0038】図5において、700は主タイミング制御
装置である。この主タイミング制御装置700は、エン
コーダ600の信号から印字解像度に応じたタイミング
で信号を出力する。本実施の形態では印字解像度は36
0dpi、印字ピッチは70.5μmであるために14
1パルス(0.5μm/パルス)毎に信号を出力してい
る。印字タイミング制御装置701〜704は、主タイ
ミング制御装置700からの信号とエンコーダ600の
信号を受け取り、各プリントヘッド501〜504の印
字タイミングの制御を行う。また、演算装置100は、
印字解像度に応じた主走査方向Xの印字開始位置
(P1 ,P2 ,…)を設定する印字開始位置設定手段1
05と、各プリントヘッド501〜504毎の印字開始
位置からの遅延量(S3〜S6)を設定する遅延量設定
手段106等を備えている。
【0039】次に、各タイミング制御装置700〜70
4の内部構成を図6に示し、その動作を図7に基づいて
説明する。720はアップ/ダウン・カウンタである。
このアップ/ダウン・カウンタ720は、エンコーダ6
00から出されるエンコーダ信号1600からキャリッ
ジ7の移動量を判断し、その移動距離をカウントする。
プリンタ内に設けられた原点を検知して出される原点信
号2000が入力されるとその計数値のリセットを行
い、その原点からの位置情報1321を出力している。
比較器710は位置情報1321から141パルス毎に
主タイミング信号1300を出力し、この主タイミング
信号1300を受け取ると各タイミング制御装置701
〜704の内部の遅延カウンタ731〜734はエンコ
ーダ信号1600のカウント動作を始める。各タイミン
グ制御信号701〜704は演算装置100から出力さ
れた設定量1100分だけ遅らせてからタイミング信号
1701〜1704を出力する。
【0040】図7に示すステップS3からステップS6
は、主タイミング信号1700から各色のタイミング信
号1701〜1704の遅延量を示している。この遅延
量S3〜S6はエンコーダパルスで設定しているため、
すべてのヘッドは主タイミングの入力された位置から正
確にステップS3〜S6の距離だけキャリッジ7が進ん
だ後に印字が行われることとなる。
【0041】以上説明したように、本実施の形態でも主
タイミング信号1300からの遅延をエンコーダパルス
で計測することによって、モータ等の振動に影響されず
正確な印字を行うことができる。
【0042】また、本発明のプリンタ装置の構成として
設けられるプリントヘッドに対しての回復手段、予備的
な補助手段等を付加することは本発明の効果をいっそう
安定にできるので好ましいものである。これらを具体的
に挙げれば、プリントヘッドに対してのキャッピング手
段、クリーニング手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱
変換体あるいはこれとは別の加熱素子あるいはこれらの
組み合わせによる予備加熱手段、プリントとは別の加熱
素子あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱手段、
プリントとは別の吐出を行う予備吐出モードを行うこと
も安定したプリントを行うために有効である。
【0043】なお、上記各例では、インクジェットプリ
ンタの場合で説明したが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、例えば複数の発熱素子を有するサーマルヘ
ッドを備えたサーマルプリンタや熱転写プリンタ、さら
にはワイヤドットプリンタなどのように複数の記録要素
を有するヘッドを備えたすべてのプリンタに適用できる
ことはもちろんである。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
印字解像度のN分の1の分解能をもつエンコーダを用
い、このエンコーダからのエンコーダ信号をカウントし
て、印字解像度よりも微細な単位で印字の開始位置を変
え、M本のヘッドを別々のエンコーダ信号のタイミング
で独立して制御するようにしたので、それぞれの印字開
始タイミングに時間の成分を全く含まなくなり、これに
よりプリンタ内の絶対位置に正確に印字を行うことがで
きる。
【0045】また、各色に対応したプリントヘッドが独
立して駆動されるので、各ヘッドの間隔は等間隔である
必要はなく、任意の間隔を取ることが可能となり、組付
け調整が容易になる。
【0046】さらに、主タイミング信号からの遅延量を
エンコーダ信号を用いてカウントすることによって、モ
ータ等の振動に影響されることなく正確な印字を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態であるインクジェットプリン
トの概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるタイミング
制御装置の内部構成を示すブロック図である。
【図3】プリントヘッドにおける駆動信号のタイミング
チャートである。
【図4】本発明におけるインクジェットプリンタの外観
構成を示す斜視図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態であるインクジェッ
トプリントの概略構成を示すブロック図である。
【図6】第2の実施の形態におけるタイミング制御装置
内の内部構成を示すブロック図である。
【図7】プリントヘッドにおける駆動信号のタイミング
チャートである。
【符号の説明】
3 キャップ 4 レール 5 記録紙(記録媒体) 6 ローラ 7 キャリッジ 100 演算装置 101,105 印字開始位置設定手段 106 遅延量設定手段 200 画像データ処理装置 301〜304 タイミング制御装置 311〜314 比較器 321〜324 カウンタ 401〜404 ヘッド駆動装置 501〜504 プリントヘッド 600 エンコーダ 610 エンコーダスケール 700 主タイミング制御装置 701〜704 副(印字)タイミング制御装置 710 比較器 720 カウンタ 731〜734 遅延カウンタ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主走査方向に配置された軸に沿って主走
    査方向に移動可能なキャリッジと、 前記キャリッジ上に相互に独立した関係で主走査方向に
    M個(M>2)配置されたプリントヘッドと、 前記キャリッジに設置され、印字解像度のN分の1の解
    像度をもつエンコーダと、 前記エンコーダからのエンコーダ信号が入力され、当該
    エンコーダ信号をカウントして該カウント値が前記印字
    解像度に応じた原点からの主走査方向への印字開始位置
    に相当するときタイミング信号を出力するM個のタイミ
    ング制御手段とを具え、 前記タイミング制御手段により出力された各タイミング
    信号に応動して前記M個のプリントヘッドが互いに独立
    して印字を行うように構成したことを特徴とする画像記
    録装置。
  2. 【請求項2】 前記タイミング制御手段は、 前記エンコーダ信号が入力され、該エンコーダ信号に基
    づいて前記キャリッジの主走査方向の位置をカウントす
    るカウンタと、 前記カウンタによるカウント値と前記印字開始位置とを
    比較して前記タイミング信号を出力する比較器とを具え
    たことを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
  3. 【請求項3】 前記タイミング制御手段における前記印
    字解像度に応じた原点からの主走査方向への印字開始位
    置を設定する印字開始位置設定手段をさらに具えたこと
    を特徴とする請求項1又は2記載の画像記録装置。
  4. 【請求項4】 前記タイミング制御手段は、 前記印字解像度に応じた原点からの主走査方向への最初
    の印字開始位置を示すタイミング信号を出力した後、前
    記エンコーダ信号をカウントして一定カウント値毎にタ
    イミング信号を周期的に出力するようにしたことを特徴
    とする請求項1ないし3のいずれかに記載の画像記録装
    置。
  5. 【請求項5】 主走査方向に配置された軸に沿って主走
    査方向に移動可能なキャリッジと、 前記キャリッジ上に相互に独立した関係で主走査方向に
    M個(M>2)配置されたプリントヘッドと、 前記キャリッジに設置され、印字解像度のN分の1の解
    像度をもつエンコーダと、 前記エンコーダからのエンコーダ信号が入力され、当該
    エンコーダ信号をカウントして該カウント値が前記印字
    解像度に応じた主走査方向の印字開始位置に相当すると
    き主タイミング信号を周期的に出力する主タイミング制
    御手段と、 前記主タイミング信号が入力され、当該主タイミング信
    号の入力時点である前記印字開始位置からの遅延量を示
    す副タイミング信号を出力するM個の副タイミング制御
    手段とを具え、 前記副タイミング制御手段により出力された前記副タイ
    ミング信号の各々をもとに前記M個のプリントヘッドが
    互いに独立して印字を行うように構成したことを特徴と
    する画像記録装置。
  6. 【請求項6】 前記主タイミング制御手段は、 前記エンコーダ信号が入力され、該エンコーダ信号に基
    づいて前記キャリッジの主走査方向の位置をカウントす
    るカウンタと、 前記カウンタによるカウント値と前記印字開始位置とを
    比較して前記主タイミング信号を出力する比較器とを有
    することを特徴とする請求項5記載の画像記録装置。
  7. 【請求項7】 前記副タイミング制御手段は、 前記エンコーダ信号をカウントして前記主タイミング信
    号の入力時点からの遅延量を出力する遅延カウンタを有
    することを特徴とする請求項5又は6記載の画像記録装
    置。
  8. 【請求項8】 前記主タイミング制御手段における前記
    印字解像度に応じた主走査方向の印字開始位置を設定す
    る印字開始位置設定手段をさらに具えたことを特徴とす
    る請求項5ないし7のいずれかに記載の画像記録装置。
  9. 【請求項9】 前記副タイミング制御手段における前記
    各プリントヘッド毎の印字開始位置からの遅延量を設定
    する遅延量設定手段をさらに具えたことを特徴とする請
    求項5ないし8のいずれかに記載の画像記録装置。
  10. 【請求項10】 前記プリントヘッドはインクを吐出す
    るインクジェットヘッドであり、当該インクジェットヘ
    ッドから記録媒体にインクを吐出して印字を行うことを
    特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の画像記
    録装置。
  11. 【請求項11】 前記インクジェットヘッドは熱エネル
    ギーを利用してインクに気泡を生じさせ、該気泡の生成
    に伴ってインクを吐出することを特徴とする請求項10
    記載の画像記録装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004001438A (ja) * 2002-03-29 2004-01-08 Toshiba Corp ヘッド制御方法、表示機器の製造方法及びその装置
US7320511B2 (en) 2003-12-17 2008-01-22 Samsung Electronics Co., Ltd. Image forming apparatus and high-resolution printing method in a horizontal direction

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