JPH109367A - 移動操作装置及びビデオカメラ装置 - Google Patents

移動操作装置及びビデオカメラ装置

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Publication number
JPH109367A
JPH109367A JP8164527A JP16452796A JPH109367A JP H109367 A JPH109367 A JP H109367A JP 8164527 A JP8164527 A JP 8164527A JP 16452796 A JP16452796 A JP 16452796A JP H109367 A JPH109367 A JP H109367A
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JP
Japan
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intermediate gear
support shaft
movement
gear
driving force
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JP8164527A
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English (en)
Inventor
Nobuhiro Shibuya
信広 渋谷
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パン及びチルト方向に回動可能に支持したビ
デオカメラをステッピングモータの駆動力により回動操
作する移動操作装置において、移動操作時の騒音、振動
の発生を防止する。 【解決手段】 ステッピングモータの駆動力をビデオカ
メラに伝達する中間ギヤ1を、この中間ギヤ1を支持す
る支軸4に取付けられたEリング5に対して滑性を有す
る材料からなるギヤプレート2を介して円環状のフリク
ションバネ3により押接させて軸方向の移動を規制する
とともに、ギヤプレート2の周部を摺接させることによ
って、軸に直交する方向への移動を規制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動可能に支持さ
れた被駆動物を移動操作する移動操作装置及びこの移動
操作装置を備え撮像部が移動操作可能となされたビデオ
カメラ装置に関する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、移動操作装置を備えたビデオカメ
ラ装置が提案されている。すなわち、このビデオカメラ
装置は、撮影レンズとCCDの如き撮像素子とを有して
構成され移動可能に支持された撮像部を備え、この撮像
部が上記移動操作装置が有する駆動力源の駆動力により
移動操作されるように構成されている。このビデオカメ
ラ装置における上記撮像部の移動は、鉛直軸回りの回動
であるパン移動及び上記撮影レンズの光軸に直交する水
平軸回りの回動であるチルト移動である。そして、この
ビデオカメラ装置においては、上記撮像部の移動操作の
方向及び量が制御できるようになされ、該撮像部が撮像
する方向を任意の方向とすることができるようになされ
ている。
【0003】上記移動操作装置の駆動力源としては、ス
テッピングモータ(パルスモータ)が用いられている。
このステッピングモータは、パルス電流を供給されるこ
とにより、供給されたパルス数に応じた角度だけ回転駆
動する。このステッピングモータにおいては、供給され
るパルス1つあたりの駆動軸の回動角度が、所定の一定
角度に定められている。また、このステッピングモータ
における回転速度は、供給されるパルスの周期に応じた
ものとなる。
【0004】したがって、上記移動操作装置を備えたビ
デオカメラ装置においては、該移動操作装置のステッピ
ングモータに所定数のパルスを所定周期で供給すること
により、上記撮像部を所望の方向に所望の角度だけ所望
の速度で回動操作することができる。
【0005】また、上述のような移動操作装置は、ビデ
オカメラ装置の撮像部に限らず、種々の被駆動物を移動
操作することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な移動操作装置において駆動力源として用いられている
ステッピングモータは、一定の連続した駆動力を発する
モータではなく、間欠的な駆動力を発生する。このよう
に駆動力が間欠的に発生されるのは、上記ステッピング
モータがパルス電流によって駆動されるという構造のた
めである。
【0007】このような間欠的な駆動力を順次的に噛合
された複数の平ギヤを介して伝達することとすると、上
記ステッピングモータの駆動軸に連結された駆動ギヤ及
び上記被駆動物に連結されたギヤ以外の中間ギヤ(アイ
ドルギヤ)は、バックラッシュや支軸との間のラジアル
方向(中間ギヤの周方向)及びスラスト方向(支軸の軸
方向)への変位(ガタ)により、振動や騒音を発生す
る。
【0008】このような振動や騒音は不快であって、ま
た、このような振動が上記ビデオカメラ装置の撮像部に
伝幡すると、この撮像部によって撮影される画像が揺れ
てしまう虞れがある。特に、上記ステッピングモータの
発する駆動力の間欠の周波数が上記中間ギヤの振動の共
振周波数に一致した場合には、該中間ギヤの共振が生
じ、この中間ギヤの発する振動及び騒音は、極めて大き
なものとなる虞れがある。
【0009】そして、上述のようなビデオカメラ装置
は、いわゆるテレビ会議用や監視用として使用される場
合のように、静粛な環境下で使用される場合もあるの
で、上記移動操作装置が振動や騒音を発生することは、
著しい不都合を生ずる。一方で、上記ビデオカメラ装置
における撮影方向を正確に制御するためには、上記ステ
ッピングモータを用いることが必要である。
【0010】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提
案されるものであって、振動や騒音を発生することな
く、被駆動物の位置を正確に制御しつつ移動操作するこ
とができる移動操作装置の提供という課題を解決しよう
とするものである。
【0011】また、本発明は、上記移動操作装置を有
し、振動や騒音を発生することなく、撮像部の方向を正
確に制御して撮影方向を選択できるようになされたビデ
オカメラ装置の提供という課題を解決しようとするもの
である。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明に係る移動操作装置は、駆動力源となるステ
ッピングモータと、回転可能に支持され該ステッピング
モータの駆動力を被駆動物に伝達する中間ギヤと、この
中間ギヤのこの中間ギヤを支持する支軸の軸方向への移
動及び該中間ギヤの該支軸の軸に直交する方向への移動
を規制する位置規制手段とを備えたものである。
【0013】また、本発明は、上記移動操作装置におい
て、上記位置規制手段は、上記中間ギヤを上記支軸の軸
方向に付勢する付勢部材と、該支軸に対してこの支軸の
軸方向の移動を規制されて取付けられ該付勢部材の付勢
力により該中間ギヤが押接される固定部材と、該支軸に
対してこの支軸の軸に直交する方向の移動を規制されて
取付けられ該中間ギヤの周状部分に摺動されて該中間ギ
ヤの該支軸の軸に直交する方向への移動を規制する規制
部材とから構成されていることとしたものである。
【0014】そして、本発明に係るビデオカメラ装置
は、移動可能に支持された撮像部と、駆動力源となるス
テッピングモータと、回転可能に支持され該ステッピン
グモータの駆動力を該撮像部に伝達する中間ギヤと、こ
の中間ギヤのこの中間ギヤを支持する支軸の軸方向への
移動及び該中間ギヤの該支軸の軸に直交する方向への移
動を規制する位置規制手段とを備えたものである。
【0015】また、本発明は、上記ビデオカメラ装置に
おいて、上記位置規制手段は、上記中間ギヤを上記支軸
の軸方向に付勢する付勢部材と、該支軸に対してこの支
軸の軸方向の移動を規制されて取付けられ該付勢部材の
付勢力により該中間ギヤが押接される固定部材と、該支
軸に対してこの支軸の軸に直交する方向の移動を規制さ
れて取付けられ該中間ギヤの周状部分に摺動されて該中
間ギヤの該支軸の軸に直交する方向への移動を規制する
規制部材とから構成されていることとしたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。
【0017】本発明に係る移動操作装置は、駆動力源と
してステッピングモータ(パルスモータ)を用い、この
ステッピングモータが発する駆動力を被駆動物に伝達す
ることによって該被駆動物を移動操作する移動操作装置
である。このステッピングモータは、パルス電流を供給
されることにより駆動力を発生し、供給されたパルス数
に応じた角度だけ回転駆動する。このステッピングモー
タにおいては、供給されるパルス1つあたりの駆動軸の
回動角度が、所定の一定角度に定められている。また、
このステッピングモータにおける回転速度は、供給され
るパルスの周期に応じたものとなる。したがって、この
移動操作装置は、上記ステッピングモータに所定数のパ
ルスが所定周期で供給することにより、上記被駆動物を
所望の方向に所望の角度だけ所望の速度で移動操作する
ことができるものである。
【0018】この移動操作装置は、図1及び図2に示す
ように、上記ステッピングモータの駆動力を被駆動物に
伝達するための回転可能に支持された中間ギヤ1を有し
ている。この中間ギヤ1は、合成樹脂や金属の如き材料
により、中心部に支軸挿通孔9を有し、外周面部がギヤ
部10となされた平ギヤとして形成されている。この中
間ギヤ1は、シャーシ部6上に植設された支軸4が上記
支軸挿通孔9に挿通されることにより、該支軸4回りに
回動可能に支持されている。
【0019】上記中間ギヤ1は、上記ステッピングモー
タの駆動力をこのステッピングモータの駆動軸に取付け
られた駆動ギヤを介して伝達されて回転操作されるとと
もに、上記被駆動物に連結された従動ギヤを回転操作す
ることにより、該駆動力を該被駆動物に伝達する。
【0020】そして、この移動操作装置は、上記中間ギ
ヤ1のこの中間ギヤ1を支持する支軸4の軸方向への移
動及び該中間ギヤ1の該支軸4の軸に直交する方向への
移動を規制する位置規制手段を備えている。
【0021】この位置規制手段は、図1及び図2に示す
ように、上記中間ギヤ1を上記支軸4の軸方向に付勢す
る付勢部材となるフリクションバネ3と、該支軸4に対
してこの支軸4の軸方向の移動を規制されて取付けられ
該フリクションバネ3の付勢力により該中間ギヤ1が押
接される固定部材となるEリング5と、該支軸4に対し
てこの支軸4の軸に直交する方向の移動を規制されて取
付けられ該中間ギヤ1の周状部分に摺動されて該中間ギ
ヤ1の該支軸4の軸に直交する方向への移動を規制する
規制部材となるギヤプレート2から構成されている。
【0022】上記Eリング4は、いわゆるバネ材の如き
金属材料により一部が欠損された円環状に形成され、上
記支軸4に対し、上記中間ギヤ1よりもこの支軸4の先
端側に位置して取付けられている。すなわち、このEリ
ング5は、上記支軸4の先端側に設けられたEリング係
合溝7に内縁部8を係合させて、該支軸4に取付けられ
ている。このEリング5は、上記中間ギヤ1の中央部分
に当接して、この中間ギヤ1の上記支軸4からこの支軸
4の先端側への脱落を防止する。
【0023】上記フリクションバネ3は、ステンレス
(SUS)の如き材料により、円環状に形成され、中央
部に上記支軸4を挿通させて、上記シャーシ6と上記中
間ギヤ1との間に位置して配設されている。このフリク
ションバネ3は、複数のアーム部15を有している。こ
れらアーム部15は、それぞれ、基端側を上記フリクシ
ョンバネ3の円環部分に連続させ、先端側を該円環部分
の主面部より該円環部分の軸に沿う一方向側に変位させ
て形成されている。すなわち、これらアーム部15は、
先端側を上記フリクションバネ3の円環部分の軸方向に
移動させる方向に弾性変位可能となされている。これら
アーム部15は、上記フリクションバネ3の円環部分に
対して、等角度間隔で設けられている。そして、このフ
リクションバネ3は、上記各アーム部15の先端側を、
上記シャーシ5の上面部に当接された状態に配設されて
いる。また、これらアーム部15は、この移動操作装置
において、先端側を上記フリクションバネ3の円環部に
接近させる方向に弾性変位された状態で配設されてい
る。
【0024】また、上記フリクションバネ3は、複数の
位置決め孔13を有している。これら位置決め孔13
は、上記フリクションバネ3の円環部分に対して、等角
度間隔で設けられている。
【0025】そして、上記ギヤプレート2は、ポリオキ
シメチレン(POM)の如き滑性の良好な合成樹脂材料
により、円環状に形成されている。このギヤプレート2
は、上記中間ギヤ1とは異なる材料により形成されてい
る。上記中間ギヤ1がポリオキシメチレンにより形成さ
れている場合には、このギヤプレート2は、ポリオキシ
メチレンではない材料や、該中間ギヤ1を形成している
ポリオキシメチレンとはグレードの異なるポリオキシメ
チレンにより形成する。
【0026】このギヤプレート2は、中央部に上記支軸
4を挿通させて、上記フリクションバネ3と上記中間ギ
ヤ1との間に位置して配設されている。このギヤプレー
ト2の上記フリクションバネ3に対向する部分には、上
記各位置決め孔13に対応する複数の位置決め突起11
が突設されている。これら位置決め突起11は、上記各
位置決孔13に対応して嵌合して、上記ギヤプレート2
の上記フリクションバネ3に対する上記支軸4の軸に直
交する方向(すなわち、図2中矢印Dで示す該支軸4の
軸に直交する平面内におけるあらゆる方向)の移動を規
制している。
【0027】上記フリクションバネ3の各アーム部15
は、弾性力により、上記ギヤプレート2を上記中間ギヤ
1に対して、図2中矢印Sで示すように、上記支軸4の
軸方向(先端側方向)に押接させる。また、上記中間ギ
ヤ1は、上記各アーム部15の弾性力により、上記Eリ
ング5に押接される。したがって、上記中間ギヤ1は、
上記フリクションバネ3の各アーム部15の弾性力によ
り、上記支軸4の軸方向への移動を規制されている。
【0028】上記ギヤプレート2は、上記中間ギヤ1の
主面部に対向する部分に、円環状の突条部16を有して
いる。このギヤプレート2は、上記突条部16において
上記中間ギヤ1の主面部を押圧することにより、このギ
ヤプレート1との間に生ずる摩擦力が増大しないように
なされている。また、このギヤプレート2は、内周部1
2を上記中間ギヤ1のハブ部分の外周部17に摺接させ
ている。これらギヤプレート2の内周部12と上記中間
ギヤ1のハブ部分の外周部17とは、略々同一の径とな
されて形成されている(ギヤプレート2の内周部12の
ほうが、中間ギヤ1のハブ部分の外周部17よりも僅か
に大径である)。
【0029】そして、上記ギヤプレート2は、上記各ア
ーム部15の先端側と上記シャーシ部6の上面部との間
の摩擦力により、上記支軸4の軸に直交する方向への移
動を規制されている。したがって、このギヤプレート2
は、上記中間ギヤ1の上記支軸4の軸に直交する方向へ
の移動を規制する。
【0030】上述のように構成された本発明に係る移動
操作装置においては、上記ステッピングモータの間欠的
な駆動力の伝達に伴う上記中間ギヤ1の振動が防止さ
れ、この中間ギヤ1よりの振動や騒音が防止される。ま
た、この移動操作装置においては、上記ギヤプレート2
が設けられていることにより、このギヤプレート2を設
けることなく上記フリクションバネ3のみを設けた場合
に比較して、上記中間ギヤ1が安定した状態で回転操作
されるとともに、耐摩耗性も向上されている。
【0031】また、本発明に係る移動操作装置は、図3
に示すように、メインシャーシ18に平行に配設された
サブシャーシ6Pに対して該メインシャーシ18に向け
て上記支軸4を植設して構成することとしてもよい。こ
の場合において、上記支軸4の先端側は、上記メインシ
ャーシ18に到達している。この支軸4には、中間ギヤ
1pが回転可能に支持されている。なお、この図3に示
す中間ギヤ1pには、上記ギヤ部10のみならず、この
ギヤ部10より小径の第2のギヤ部19が該ギヤ部10
に対して同軸状に設けられている。
【0032】この移動操作装置においても、上記図1及
び図2に示した移動操作装置と同様に、上記中間ギヤ1
pと上記メインシャーシ18との間には、上記フリクシ
ョンバネ3及び上記ギヤプレート2が配設されている。
上記フリクションバネ3の各アーム部15は、図3中矢
印Sで示すように、上記中間ギヤ1pを、上記サブシャ
ーシ6P側に押圧している。この移動操作装置においい
ては、上記Eリング5に代えて、上記支軸4の基端部分
が、上記固定部材となっている。この移動操作装置にお
いても、上記ギヤプレート2は、上記中間ギヤ1pの、
図3中矢印Dで示す上記支軸4の軸に直交する方向への
移動を規制する。
【0033】さらに、本発明に係る移動操作装置は、図
11及び図12に示すように、上述した各移動操作装置
の構成において、上記ギヤプレート2は、外周部12a
を上記中間ギヤ1,1pの上記ギヤ部10の内周部17
aに摺接させることにより、該中間ギヤ1,1pの上記
支軸4の軸に直交する方向への移動を規制するものとし
てもよい。上記ギヤ部10の内周部17aとは、上記中
間ギヤ1,1pの主面部分よりも該ギヤ部10の近傍部
分が肉厚に形成されている場合に、この肉厚部分の内周
部ということである。この場合においては、上記ギヤプ
レート2の外周部12aと上記中間ギヤ1のギヤ部10
の内周部17aとは、略々同一の径となされて形成され
ている(ギヤプレート2の外周部12aのほうが、中間
ギヤ1のギヤ部10の内周部17aよりも僅かに小径で
ある)。
【0034】そして、本発明に係るビデオカメラ装置
は、図4に示すように、外カバーに覆われて構成されて
いる。この外カバーは、基台収納部42と、この基台収
納部42の上方側にこの基台収納部42に一体的に形成
された支持脚収納部43と、この支持脚収納部43の上
方側にこの支持脚収納部43に一体的に形成された撮像
部収納部44とを有して構成されている。上記撮像部収
納部44の前面部には、この撮像部収納部44内に収納
される撮像部の撮影レンズ(カメラレンズ)37が外方
側に臨むための透孔が形成されている。また、上記基台
収納部42の前面部には、この基台収納部42内に収納
される基台部に設けられる操作スイッチを操作するため
の操作子が設けられた操作パネル47が配設されてい
る。さらに、上記基台収納部42の後面部には、この基
台収納部42内に収納される基台部に設けられる電源ス
イッチを操作するための電源スイッチ操作子46及び該
基台部に設けられる複数の接続ジャックを外方側に臨ま
せるための複数の透孔45が設けられている。
【0035】上記該カバーの基台収納部42に収納され
る基台部は、図5乃至図7に示すように、水平に配設さ
れたメインシャーシ18とこのメインシャーシ18に平
行にこのメインシャーシ18の上方側に配設されたシャ
ーシ部(ターンテーブル)6とを有して構成されてい
る。上記シャーシ部6は、上記メインシャーシ18上に
垂設されたパン支軸35を介して回動可能に支持されて
いる。すなわち、上記シャーシ部6は、図5中矢印Pで
示すように、上記パン支軸35の鉛直な軸回りに、水平
面内で回動可能となされている。上記シャーシ部6上に
は、種々のスイッチ類や電子回路基板が配設されてい
る。
【0036】また、上記メインシャーシ18上には、後
述するパン移動用移動操作装置を構成する駆動力源とな
るステッピングモータであるパンモータ36が、サブシ
ャーシ6Pを介して配設されている。すなわち、上記サ
ブシャーシ6Pは、上記メインシャーシ18の上方側
に、このメインシャーシ18に平行となされて、このメ
インシャーシ18に対して固定されて配設されている。
そして、上記パンモータ36は、上記サブシャーシ6P
上に固定されている。
【0037】上記シャーシ部6上には、左右一対の支持
脚部40,41が立設されている。これら支持脚部4
0,41は、上記外カバーの支持脚収納部43内に収納
されている。これら各支持脚部40,41間に渡るよう
にして、水平なチルト支軸27が設けられている。この
チルト支軸27には、本発明に係る移動操作装置におけ
る被駆動物となる撮像部38が回動可能に取付けられて
いる。この撮像部38は、図7中矢印Tで示すように、
上記チルト支軸27の水平な軸回りに回動可能に支持さ
れている。
【0038】上記撮像部38は、前端部分に撮影レンズ
37を有し、この撮影レンズ37が形成する像を撮像す
るCCDの如き撮像素子を内蔵して構成されている。こ
の撮像素子より出力される映像信号は、上記電子回路部
を経て、上記接続ジャックを介して外方側に出力され
る。
【0039】また、上記シャーシ部6上には、後述する
チルト移動用移動操作装置を構成する駆動力源となるス
テッピングモータであるチルトモータ24が配設されて
いる。
【0040】上記パン移動用移動操作装置においては、
図8に示すように、上記パンモータ36の駆動軸27に
取付けられた駆動ギヤ(モータギヤ)27が、パン用中
間ギヤ(パン減速ギヤ)1pの外周のギヤ部10に噛合
している。このパン用中間ギヤ1pは、図3に示すよう
に、上記サブシャーシ6Pに上記メインシャーシ18に
向けて植設された支軸4により、回転可能に支持されて
いる。このパン用中間ギヤ1pと上記メインシャーシ1
8との間には、上記ギヤプレート2及び上記フリクショ
ンバネ3が配設され、上述のように、本発明に係る移動
操作装置が構成されている。
【0041】上記パン用中間ギヤ1pの第2のギヤ部1
9は、上記メインシャーシ18に支軸31を介して回転
可能に支持されたプーリギヤ29の外周ギヤ部30に噛
合している。このプーリギヤ29は、上記外周ギヤ部3
0に同軸状に、プーリ部32を有している。このプーリ
ギヤ29のプーリ部32には、上記シャーシ部6の下面
部に取付けられた従動プーリ(最終段プーリ)34との
間に、無端駆動ベルト33が巻掛けられている。上記従
動プーリ34は、上記シャーシ部6に対して、上記パン
支軸35と同軸となされて固定して取付けられている。
【0042】すなわち、このビデオカメラ装置において
は、上記図3に示した本発明に係る移動操作装置がパン
移動用移動操作装置として備えられていることにより、
上記パンモータ36に所定数のパルスを所定周期で供給
することにより、図5中矢印Pで示すように、上記シャ
ーシ部6及び上記撮像部38を水平方向に所望の角度だ
け所望の速度で回動操作することができる。
【0043】そして、上記チルト移動用移動操作装置に
おいては、図9及び図10に示すように、上記チルトモ
ータ24の駆動軸21に取付けられた駆動ギヤ(モータ
ギヤ)20が、チルト用中間ギヤ1の外周のギヤ部10
に噛合している。このチルト用中間ギヤ1は、図2に示
すように、上記シャーシ部6に植設された支軸4によ
り、回転可能に支持されている。このチルト用中間ギヤ
1と上記シャーシ部6との間には、上記ギヤプレート2
及び上記フリクションバネ3が配設され、上述のよう
に、本発明に係る移動操作装置が構成されている。
【0044】上記チルト用中間ギヤ1のギヤ部10は、
上記シャーシ部6に支軸23を介して回転可能に支持さ
れた減速ギヤ22の外周ギヤ部に噛合している。この減
速ギヤ22を支持する支軸23には、ウォームギヤ25
が取付けられている。このウォームギヤ25は、上記チ
ルト支軸27と同軸となされて上記撮像部38に固定し
て取付けられたウォームホイール(最終段ギヤ)26に
噛合している。
【0045】すなわち、このビデオカメラ装置において
は、上記図2に示した本発明に係る移動操作装置がチル
ト移動用移動操作装置として備えられていることによ
り、上記チルトモータ24に所定数のパルスを所定周期
で供給することにより、図7中矢印Tで示すように、上
記撮像部38を垂直方向に所望の角度だけ所望の速度で
回動操作することができる。
【0046】したがって、上記パン移動用移動操作装置
及び上記チルト移動用移動操作装置を備えた本発明に係
るビデオカメラ装置においては、上記パンモータ36及
び上記チルトモータ24に所定数のパルスを所定周期で
供給することにより、上記撮像部38を所望の速度で所
望の方向に向けることができる。このとき、上記パン移
動用移動操作装置及び上記チルト移動用移動操作装置に
おいては、上記フリクションバネ3及び上記ギヤプレー
ト2が設けられていることにより、上記各中間ギヤ1,
1pの振動が抑えられ、この中間ギヤ1,1pより振動
や騒音が発生することがない。
【0047】なお、本発明に係る移動操作装置及びビデ
オカメラ装置において、上記フリクションバネ3及び上
記ギヤプレート2は、滑性、弾性及び弾性変位における
耐久性を兼ね備える材料により、一体的に形成すること
としてもよい。
【0048】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る移動操作装
置においては、回転可能に支持され、駆動力源となるス
テッピングモータの駆動力を被駆動物に伝達する中間ギ
ヤは、位置規制手段により、この中間ギヤを支持する支
軸の軸方向への移動及び該支軸の軸に直交する方向への
移動を規制されている。
【0049】すなわち、本発明は、振動や騒音を発生す
ることなく、被駆動物の位置を正確に制御しつつ移動操
作することができる移動操作装置を提供することができ
るものである。
【0050】また、本発明に係るビデオカメラ装置にお
いては、回転可能に支持され、駆動力源となるステッピ
ングモータの駆動力を移動可能に支持された撮像部に伝
達する中間ギヤは、位置規制手段により、この中間ギヤ
を支持する支軸の軸方向への移動及び該支軸の軸に直交
する方向への移動を規制されている。
【0051】すなわち、本発明は、上記移動操作装置を
有し、振動や騒音を発生することなく、撮像部の方向を
正確に制御して撮影方向を選択できるようになされたビ
デオカメラ装置を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る移動操作装置の要部の構成を示す
分解斜視図である。
【図2】上記移動操作装置の要部の構成を示す縦断面図
である。
【図3】上記移動操作装置の要部の構成の他の形態を示
す縦断面図である。
【図4】本発明に係るビデオカメラ装置の外観構成を示
す4面図である。
【図5】上記ビデオカメラ装置の要部の構成を示す平面
図である。
【図6】上記ビデオカメラ装置の要部の構成を示す正面
図である。
【図7】上記ビデオカメラ装置の要部の構成を示す側面
図である。
【図8】上記ビデオカメラ装置における上記移動操作装
置(パン移動用)の構成を示す平面図である。
【図9】上記ビデオカメラ装置における上記移動操作装
置(チルト移動用)の構成を示す側面図である。
【図10】上記ビデオカメラ装置における上記移動操作
装置(チルト移動用)の構成を示す平面図である。
【図11】上記図2に示した移動操作装置の要部の構成
の他の形態を示す縦断面図である。
【図12】上記図3に示した移動操作装置の要部の構成
の他の形態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1,1p 中間ギヤ、2 ギヤプレート、3 フリクシ
ョンバネ、4 支軸、5Eリング、38 撮像部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動力源となるステッピングモータと、 回転可能に支持され、上記ステッピングモータの駆動力
    を被駆動物に伝達する中間ギヤと、 上記中間ギヤのこの中間ギヤを支持する支軸の軸方向へ
    の移動及び該中間ギヤの該支軸の軸に直交する方向への
    移動を規制する位置規制手段とを備えた移動操作装置。
  2. 【請求項2】 位置規制手段は、中間ギヤを支軸の軸方
    向に付勢する付勢部材と、該支軸に対してこの支軸の軸
    方向の移動を規制されて取付けられ該付勢部材の付勢力
    により該中間ギヤが押接される固定部材と、該支軸に対
    してこの支軸の軸に直交する方向の移動を規制されて取
    付けられ該中間ギヤの周状部分に摺動されて該中間ギヤ
    の該支軸の軸に直交する方向への移動を規制する規制部
    材とから構成されている請求項1記載の移動操作装置。
  3. 【請求項3】 移動可能に支持された撮像部と、 駆動力源となるステッピングモータと、 回転可能に支持され、上記ステッピングモータの駆動力
    を上記撮像部に伝達する中間ギヤと、 上記中間ギヤのこの中間ギヤを支持する支軸の軸方向へ
    の移動及び該中間ギヤの該支軸の軸に直交する方向への
    移動を規制する位置規制手段とを備えたビデオカメラ装
    置。
  4. 【請求項4】 位置規制手段は、中間ギヤを支軸の軸方
    向に付勢する付勢部材と、該支軸に対してこの支軸の軸
    方向の移動を規制されて取付けられ該付勢部材の付勢力
    により該中間ギヤが押接される固定部材と、該支軸に対
    してこの支軸の軸に直交する方向の移動を規制されて取
    付けられ該中間ギヤの周状部分に摺動されて該中間ギヤ
    の該支軸の軸に直交する方向への移動を規制する規制部
    材とから構成されている請求項3記載のビデオカメラ装
    置。
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