JPH1093391A - 離散型フィルタ - Google Patents

離散型フィルタ

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JPH1093391A
JPH1093391A JP24311596A JP24311596A JPH1093391A JP H1093391 A JPH1093391 A JP H1093391A JP 24311596 A JP24311596 A JP 24311596A JP 24311596 A JP24311596 A JP 24311596A JP H1093391 A JPH1093391 A JP H1093391A
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Nobuhiro Miyoshi
展弘 三好
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路規模を節減する。 【解決手段】 クロックCLKは、シンボル周期Tに対
して1/Tの周波数で供給される。T-Spacedモードで
は、セレクタ4,8は入力Aを選択する。その結果、レ
ジスタ群20に含まれる8個のレジスタ1は、すべて直
列に接続され、1/Tのデータレートで入力される入力
信号列X(n)に対して、T-Spacedモードのフィルタリ
ングが実現する。T/2-Spacedモードでは、セレクタ4,
8は入力Bを選択する。レジスタ6,7は、クロックC
LKの正転および逆転信号に同期して入力信号列X
(n)を取り込み、それぞれ後半群22と前半群21と
に入力する。その結果、2/Tのデータレートで入力さ
れる入力信号列X(n)に対して、T/2-Spacedモードの
フィルタリングが実現する。T-Spacedモードを実現する
のに、4Tの遅延時間を有するシフトレジスタを必要と
しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、イコライザに好
適な離散型フィルタに関し、特に、回路規模を削減する
ための改良に関する。
【0002】
【従来の技術】離散型フィルタは、例えば連続時間信号
をサンプリングして得られた信号など、離散的な時点ご
とに定義される信号、すなわち離散時間信号に対して、
フィルタリング処理を実行するフィルタである。離散型
フィルタは、振幅も離散化されたデジタル信号を処理の
対象とするデジタルフィルタとして構成されるのが通例
であり、イコライザ(等化器)をはじめ、通信分野など
の限られた周波数帯域の信号を取り扱う分野で広く用い
られている。
【0003】デジタルケーブルテレビ(CATV)など
のデジタル通信は、従来のアナログ通信に替わる高速デ
ータ通信システムとして実用化が進められている。デジ
タルCATVでは、放置されているケーブルの先端など
で電波が反射することによって生じるマルチパス伝搬に
起因する多重遅延波の存在が確認されている。高速デジ
タル伝送を行う際には、この多重遅延波は、周波数選択
性フェージングの要因の一つとなる。
【0004】周波数選択性フェージングを解消する技術
の一つとして、マルチパス伝搬に起因するシンボル間干
渉を適応的に除去する適応型のイコライザが研究されて
いる。デジタル通信では、シンボル周期と称されるあら
かじめ定められた期間ごとに、シンボルと称されるデー
タが送信される。マルチパス伝搬が起こらない理想的な
伝送路では、あるシンボルは、他のシンボル周期に送信
されるシンボルに影響を及ぼすことはない。しかし、マ
ルチパス伝搬によって多重遅延波が発生すると、その遅
延によって複数のシンボルが、同一のシンボル周期に受
信側に到達することになる。すなわち、シンボル間干渉
が生じる。
【0005】イコライザは、離散型フィルタをその中心
的な要素として備えている。イコライザを構成する離散
型フィルタでは、入力信号をシフトレジスタで遅延さ
せ、シフトレジスタを構成する各レジスタの出力ノード
(「タップ」と称される)には、係数との乗算を行う乗
算器、および、各タップごとの乗算結果を足し合わせる
加算器が結合している。隣同士のタップの時間間隔すな
わち、シフトレジスタのクロック周期をタップ間隔と称
する。このタップ間隔によって、イコライザは2つのモ
ードに分類される。
【0006】一つは、シンボル周期Tをタップ間隔とす
るT-Spaced(T-スペースト)モードであり、最も一般的
である。T-Spacedモードでは、各シンボルのみを入力と
して取り込む。他の一つは、シンボル周期Tの半分であ
るT/2をタップ間隔とするT/2-Spaced(T/2-スペース
ト)モードである。このT/2-Spacedモードでは、各シン
ボルとともに、シンボル間の信号も、イコライザに取り
込まれる。
【0007】T/2-Spacedモードでは、第1に、−1/2
T<f<1/2T、で規定される周波数fの範囲より外
の周波数帯域における雑音や歪みを除去することができ
るという利点が生まれる。また、第2に、クロックの位
相が大きくずれたときでも、等化が可能であるという利
点が得られる。
【0008】T/2-Spacedモードでは、イコライザへの入
力信号のデータレートが、T-Spacedモードに比べて2倍
になる。データレートが2倍になると、それに合わせて
加算器および乗算器の動作速度も2倍にしなければなら
ないため、回路規模が増大するという問題があった。こ
の問題を解決するために、いわゆるポリフェーズ型のフ
ィルタを備えたイコライザが創出されている。このポリ
フェーズ型の離散型フィルタについて、以下に説明す
る。
【0009】入力信号のデータレートは、T-Spacedモー
ドでは、1/Tであり、T/2-Spacedモードでは、2/T
である。一方、出力信号のデータレートは、T-Spacedモ
ードとT/2-Spacedモードのいずれにおいても、1/Tで
ある。従って、T/2-Spacedモードを実現するポリフェー
ズ型の離散型フィルタは、デシメーション率D=2でデ
シメーション(間引き)を行うデシメーションフィルタ
となる。
【0010】図6および図7の回路図に、それぞれ、ポ
リフェーズ型でないデシメーションフィルタ、および、
ポリフェーズ型のデシメーションフィルタの構成例を示
す。図6、図7にそれぞれ例示されるフィルタ151,
152は、いずれも8タップのフィルタとして構成され
ている。図6において、1はレジスタ、2は乗算器、3
は加算器、31はデシメータ、X(n)は入力信号列、
Y(m)は出力信号列、そして、C0〜C7は係数であ
る。
【0011】レジスタ1は、データ入力端子に入力され
るデータ信号を、クロック端子に入力されるクロックの
1周期分遅延させて、データ出力端子すなわちタップへ
と出力する。乗算器2は、各タップの信号と対応する係
数C0〜C7の一つとを乗算して出力する。加算器3
は、乗算値と、前段の加算器3の出力とを加算して出力
する。ただし、タップ7に結合する最前段の加算器3の
一方入力には、値”0”が入力される。
【0012】図6に示すように、デシメーションフィル
タ151では、タップ0(先頭タップ)からタップ7ま
での8タップが、順に直列に並んでいる。そして、レジ
スタ1に供給されるクロックCLK1の周波数は、入力
信号列X(n)のデータレートに合わせて、2/Tとな
る。デシメータ31では、最後段の加算器3から出力さ
れる信号が、1/Tの周波数を有するクロックCLK0
に同期してデシメートされる。その結果、デシメータ3
1からは、出力信号列Y(m)が1/Tのデータレート
で出力される。
【0013】出力信号列Y(m)は、つぎの数式1で与
えられる。 {数式1}:Y(m)=C0・X(n−7)+C1・X(n−6)+C2・X (n−5)+・・・+C7・X(n)。 数式1において、n=2mである。
【0014】一方、図7に例示するポリフェーズ型のデ
シメーションフィルタ152では、8個のタップは、タ
ップ1,3,5,7の4個の奇数タップを有する奇数タ
ップ群と、タップ0,2,4,6の4個の偶数タップを
有する偶数タップ群との、2つのタップ群に分けられ
る。そして、入力信号列X(n)は、分配器32によっ
て、奇数タップ群と偶数タップ群とに交互に振り分けら
れる。奇数タップ群へ入力される入力信号列X(2m)
は、つぎの数式2で与えられる。
【0015】 {数式2}:X(2m)=X(0),X(2),X(4),X(6),・・・ 。 また、偶数タップ群へ入力される入力信号列X(2m+
1)は、つぎの数式3で与えられる。 {数式3}:X(2m+1)=X(1),X(3),X(5),X(7),・ ・・。
【0016】それぞれのタップ群へ入力される入力信号
列X(2m),X(2m+1)のデータレートは、入力
信号列X(n)のデータレートの半分の大きさとなる。
このため、各タップ群には、1/Tの周波数を有するク
ロックCLK0が供給される。奇数タップ群の出力信号
列Yo(m)、および、偶数タップ群の出力信号列Ye
(m)は、それぞれ、つぎの数式4、数式5で与えられ
る。
【0017】 {数式4}:Yo(m)=C1・X(2(m−3))+C3・X(2(m−2 ))+C5・X(2(m−1))+C7・X(2m)。 {数式5}:Ye(m)=C0・X(2(m−3)+1)+C2・X(2(m −2)+1)+C4・X(2(m−1)+1)+C6・X(2m+1)。
【0018】そして、デシメーションフィルタとしての
出力信号列Y(m)は、つぎの数式6で与えられる。こ
の演算は、加算器33で行われる。 {数式6}:Y(m)=Yo(m)+Ye(m)。 すなわち、ポリフェーズ型でないデシメーションフィル
タ151の出力信号列Y(m)と同一となる。
【0019】このように、ポリフェーズ型のデシメーシ
ョンフィルタでは、シフトレジスタに供給されるクロッ
クの周波数を、1/Tとすることができる。フィルタを
構成する回路が1/Tの周波数で動作すればよいので、
設計が容易であるという利点が生まれる。
【0020】ポリフェーズ型のデシメーションフィルタ
では、さらに、T/2-Spacedモードの動作とT-Spacedモー
ドの動作とを、同一の回路を用いて実現することも可能
である。そうすることによって、回路規模の増大を抑え
ることができる。ポリフェーズ型のフィルタを用いて、
同一回路でT-SpacedモードとT/2-Spacedモードとを実現
した例として、「Architecture and Circuit Design of
a 6-GOPS Signal Processor for QAM Demodulator App
lications」(以下、「引例1」と称する)が挙げられ
る。
【0021】図8は、引例1のフィルタ153がT/2-Sp
acedモードで動作するときの、等価的な構成を示す回路
図である。すなわち、引例1のフィルタ153を構成す
る各要素は、T/2-Spacedモードを実現するときには、図
8の回路図のとおりに接続される。
【0022】図8に示すように、T/2-Spacedモードで動
作するときには、フィルタ153は、奇数タップ群と偶
数タップ群に分割され、各タップ群の出力が加算器33
で加算されることによって、出力信号列Y(n)が得ら
れる。すなわち、二つのタップ群は互いに並列に接続さ
れている。また、各タップ群には、1/Tの周波数を有
するクロックCLK0が供給される。
【0023】偶数タップ群の入力側には、レジスタ1と
同様に、クロックCLK0に同期してデータ信号を取り
込むレジスタ34が接続される。一方、奇数タップ群の
入力側には、クロックCLK0から位相が180°ずれ
た反転クロックCLK0*に同期してデータ信号を取り
込むレジスタ35が接続される。このため、偶数タップ
群には、入力信号列X(n)の中から、クロックCLK
0に同期した信号列が入力され、奇数タップ群には、反
転クロックCLK0*に同期した信号列が入力される。
【0024】一方、引例1のフィルタ153が、T-Spac
edモードで動作するときには、図9の回路図に等価的な
構成となる。このときにも、8個のタップは、4タップ
ずつの2つのタップ群に分かれて並列に接続されてお
り、各タップ群の出力が加算器33で加算されることに
よって、出力信号列Y(n)が得られる。ただし、二つ
のタップ群の一方には、タップ0〜3が属し、他方には
タップ4〜7が属する。
【0025】各タップ群には、T/2-Spacedモードと同様
に、周波数が1/TであるクロックCLK0が供給され
る。これら二つのタップ群の間の遅延量を補正するため
に、タップ0〜3が属するタップ群の入力側には、遅延
量が4×Tの大きさであるシフトレジスタ36が接続さ
れる。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、T-Spac
edモードとT/2-Spacedモードの双方の動作を実現する離
散型フィルタでは、T-Spacedモードを実現するために、
余分なシフトレジスタを必要とするという問題点があっ
た。しかも、このシフトレジスタの遅延量は、フィルタ
のタップ数が増加するのにともなって、より大きくする
必要があり、シフトレジスタの回路規模が拡大するとい
う問題点があった。
【0027】この発明は、従来の装置における上記した
問題点を解消するためになされたもので、T-Spacedモー
ドとT/2-Spacedモードの双方の動作を、小さい回路規模
で実現する離散型フィルタを提供することを目的とす
る。
【0028】
【課題を解決するための手段】この発明の装置は、入力
信号をクロックに同期して順次伝搬させるレジスタ群
と、前記レジスタ群を伝搬する信号の列に、個別に係数
を乗じる乗算器の群と、前記乗算器の群の各々の乗算値
を加算し、出力信号として出力する加算器の群と、を備
えた離散型フィルタに関する。そして、第1の発明の装
置は、前記レジスタ群を等分割するように、入力側に位
置する前半群と出力側に位置する後半群との間に介挿さ
れ、選択信号に応じて第1および第2入力の信号の一つ
を選択的に出力し、前記第1入力が前記前半群に接続さ
れ、出力が前記後半群に接続されたセレクタと、前記入
力信号を、前記前半群の入力と前記第2入力とに分配す
る分配部と、をさらに備えている。また、この分配部
は、前記選択信号が前記第1入力を選択したときには、
前記クロックに同期して前記入力信号を取り込んで得た
信号を、前記前半群の入力へと分配し、前記選択信号が
前記第2入力を選択したときには、前記クロックに同期
して前記入力信号を取り込んで得た信号と、前記クロッ
クを第1クロックとしてこれとは位相の異なる第2クロ
ックに同期して前記入力信号を取り込んで得た信号と
の、一方と他方とを、前記前半群の入力と前記第2入力
とに、交互に分配する。
【0029】第2の発明の装置は、第1の発明の離散型
フィルタにおいて、前記分配部が、出力が前記第2入力
に接続され、前記入力信号を前記第1クロックに同期し
て取り込むとともに、当該第1クロックの1周期分遅延
させて出力する第1レジスタと、前記入力信号を前記第
2クロックに同期して取り込むとともに、前記1周期分
遅延させて出力する第2レジスタと、前記セレクタを第
1セレクタとし、前記選択信号に応じて第3および第4
入力の信号の一つを選択的に出力し、前記第3入力が前
記第1レジスタの出力に接続され、前記第4入力が前記
第2レジスタの出力に接続され、出力が前記前半群の前
記入力に接続された第2セレクタと、を備えている。し
かも、前記第1セレクタが、前記選択信号に応じて、前
記第1および第2入力の信号を選択するときに、前記第
2セレクタは、それぞれ前記第3および第4入力の信号
を選択する。
【0030】第3の発明の装置は、第1の発明の離散型
フィルタにおいて、前記分配部が、出力が前記前半群の
前記入力に接続され、前記入力信号を前記第1クロック
に同期して取り込むとともに、当該第1クロックの1周
期分遅延させて出力する第1レジスタと、出力が前記第
2入力に接続され、前記入力信号を前記第2クロックに
同期して取り込むとともに、前記1周期分遅延させて出
力する第2レジスタと、を備えている。
【0031】第4の発明の装置は、第2または第3の発
明の離散型フィルタにおいて、前記レジスタ群、並び
に、前記第1および第2レジスタには、前記第1クロッ
クが共通に供給され、前記第2レジスタは、前記第1ク
ロックの反転クロックを前記第2クロックとしている。
【0032】
【発明の実施の形態】
<実施の形態1>図1は、実施の形態1の離散型フィル
タの構成を示す回路図である。この装置101は、8タ
ップのポリフェーズ型のフィルタであり、同一回路でT-
SpacedモードとT/2-Spacedモードの双方の動作を実現す
る。なお、以下の図において、図6〜図9に示した従来
の装置と同一部分については、同一符号を付してその詳
細な説明を略する。
【0033】この装置101は、8個のタップに対応す
る8個のレジスタ1が直列に結合してなるレジスタ群2
0を備えている。8個のレジスタ1の各々は、クロック
CLKに同期してシフト動作を行う。すなわち、レジス
タ1へ入力されたデータ信号は、クロックCLKの1周
期分遅延して出力される。
【0034】レジスタ群20は、セレクタ4によって、
入力側に位置する前半群21と出力側に位置する後半群
22とに等分割されている。すなわち、前半群21の最
後段のレジスタ1と、後半群22の最前段のレジスタ1
との間に、セレクタ4が介挿されている。セレクタ4は
二入力型のセレクタであり、その一方入力Aには前半群
21の最後段のレジスタ1の出力が接続され、出力には
後半群22の最前段のレジスタ1の入力が接続されてい
る。セレクタ4は、二つの入力A,Bへ入力される信号
の中から、外部から入力される選択信号SELに応答し
て、いずれかを選択して出力する。
【0035】レジスタ群20に属する8個のレジスタ1
の出力、すなわちタップには、それぞれ乗算器2および
加算器3が結合している。乗算器2は、各タップのデー
タ信号と、各乗算器2に付与される係数との積を算出す
る。加算器3は、レジスタ1と同様に、直列に接続され
ることによって、各タップに結合する乗算器2の出力を
順次加算する。そして、後半群22の最後段のレジスタ
1のタップに結合する加算器3からは、8個のタップに
結合する8個の乗算器2の出力がすべて加算されてなる
データ信号が、出力信号列Y(m)として出力される。
【0036】前半群21の入力には、分配部5の一方出
力が接続されている。また、セレクタ4の他方入力Bに
は、分配部5の他方出力が接続されている。分配部5
は、入力信号列X(n)を、2つの出力へと分配する機
能を果たす装置部分である。
【0037】分配部5には、二つのレジスタ6,7が備
わっている。一方のレジスタ6は、レジスタ1と同様
に、クロックCLKに同期してシフト動作を行うレジス
タである。他方のレジスタ7は、レジスタ1とは異な
り、クロックCLKの反転クロックCLK*に同期して
シフト動作を行うレジスタである。すなわち、デューテ
ィ比が50%のクロックCLKが供給されるときには、
二つのレジスタ6,7は、互いに逆相(180°の位相
差)でシフト動作を行う。
【0038】分配部5には、さらにセレクタ8が備わっ
ている。セレクタ8は、セレクタ4と同様に、二入力
A,Bへ入力される信号の中から、選択信号SELに応
答して、いずれかを選択して出力する。レジスタ6,7
には、入力信号列X(n)が共通に入力される。そし
て、レジスタ6の出力はセレクタ8の入力Aへと入力さ
れ、レジスタ7の出力は入力Bへと入力される。セレク
タ8の出力は、分配部5の一方出力として前半群21へ
と入力される。レジスタ6の出力は、さらに、分配部5
の他方出力としてセレクタ4の入力Bへと入力される。
【0039】この装置101は、周波数がシンボル周期
Tに対して1/Tであり、デューティ比が50%である
クロックCLK0を、クロックCLKとして供給するこ
とによって、T-SpacedモードとT/2-Spacedモードの双方
の動作を実現する。いずれのモードを選択するかは、選
択信号SELによって任意に指定される。
【0040】図2は、T-Spacedモードが選択されたとき
の、装置101の等価的な構成を示す回路図である。T-
Spacedモードでは、選択信号SELは、セレクタ4,8
の双方に対して、入力Aを選択するように指示する。そ
の結果、前半群21に属する4個のレジスタ1と、後半
群22に属する4個のレジスタ1は、図2に示すよう
に、直列に接続される。そして、直列に接続された8個
のレジスタ1の出力は、最後段から最前段へ向かう順
に、タップ0からタップ7にそれぞれ対応する。
【0041】T-Spacedモードでは、入力信号列X(n)
は、1/Tのデータレートで入力される。そして、入力
信号列X(n)は、クロックCLK0に同期してシフト
動作するレジスタ6によって逐一取り込まれ、シンボル
周期Tに相当する遅延が付加された上で、最前段のレジ
スタ1へと入力される。レジスタ群20を構成する8個
のレジスタ1は、入力されたデータ信号を、クロックC
LK0に同期して、1周期分の遅延を付加しつつ順送り
する。
【0042】後半群22の最後段のレジスタ1のタップ
に結合する加算器3からは、8個のタップに結合する8
個の乗算器2の出力、すなわち、各タップのデータ信号
と係数C0〜C7との積が、すべて加算されてなるデー
タ信号が、出力信号列Y(m)として出力される。各レ
ジスタ1が、クロックCLK0に同期してシフト動作す
るので、出力信号列Y(m)は、入力信号列X(n)と
同じく、1/Tのデータレートで出力される。
【0043】以上のように、装置101を用いることに
よって、シンボル周期Tをタップ間隔とする、T-Spaced
モードの動作を実現することができる。
【0044】図3は、T/2-Spacedモードが選択されたと
きの、装置101の等価的な構成を示す回路図である。
T/2-Spacedモードでは、選択信号SELは、セレクタ
4,8の双方に対して、入力Bを選択するように指示す
る。その結果、前半群21の最後段のレジスタ1と、後
半群22の最前段のレジスタ1とは、図3に示すよう
に、互いに切り放される。前半群21に属する4個のレ
ジスタ1は、奇数タップに対応し、後半群22に属する
4個のレジスタ1は、偶数タップに対応する。
【0045】T/2-Spacedモードでは、入力信号列X
(n)は、2/Tのデータレートで入力される。そし
て、入力信号列X(n)は、クロックCLK0に同期し
てシフト動作するレジスタ6と、反転クロックCLK0
*に同期してシフト動作するレジスタ7とによって、交
互に取り込まれる。入力信号列X(n)の中で、レジス
タ6に取り込まれた信号列は、シンボル周期Tに相当す
る遅延が付加された上で、後半群22へと入力される。
また、レジスタ7に取り込まれた信号列は、同じくシン
ボル周期Tに相当する遅延が付加された上で、前半群2
1へと入力される。
【0046】前半群21および後半群22の各々に属す
る4個のレジスタ1は、入力されたデータ信号を、クロ
ックCLK0に同期して、1周期分の遅延を付加しつつ
順送りする。8個の加算器3は、レジスタ1とは異な
り、つねに直列に接続されている。このため、後半群2
2の最後段のレジスタ1のタップに結合する加算器3か
らは、8個のタップに結合する8個の乗算器2の出力、
すなわち、各タップのデータ信号と係数C0〜C7との
積が、すべて加算されてなるデータ信号が、出力信号列
Y(m)として出力される。
【0047】各レジスタ1が、クロックCLK0に同期
してシフト動作するので、出力信号列Y(m)は、入力
信号列X(n)と同じく、1/Tのデータレートで出力
される。すなわち、出力信号列Y(m)は、デシメーシ
ョン率D=2で入力信号列X(n)がデシメートされた
信号列として取り出される。
【0048】以上のように、装置101を用いることに
よって、シンボル周期Tの半分であるT/2をタップ間
隔とする、T/2-Spacedモードの動作を実現することがで
きる。
【0049】この装置101では、2個のレジスタ6,
7と2個のセレクタ4,8とによって、二つのモードを
切り替えるための装置部分が構成される。しかも、レジ
スタ6,7の個数は、タップ数が増加しても変わりがな
い。すなわち、従来装置に比べて回路規模が節減され
る。
【0050】また、図2と図3とを比較すればわかるよ
うに、装置101ではタップ0の位置が、二つのモード
の間で共通となっている。イコライザに用いられる離散
型フィルタでは、係数の初期値は、C0=1、Ci=0
(i≠0)に設定されるのが通例である。装置101で
は、係数の初期値を”1”に設定すべきタップが、二つ
のモードの間で不変であるために、係数の初期値を振り
分けるための特別の制御回路を必要としないという利点
がある。
【0051】<実施の形態2>図4は、実施の形態2の
離散型フィルタの構成を示す回路図である。この装置1
02は、装置101と同様に、8タップのポリフェーズ
型のフィルタであり、同一回路でT-SpacedモードとT/2-
Spacedモードの双方の動作を実現する。装置102は、
分配部5が分配部15へと置き換えられている点におい
て、装置101とは特徴的に異なっている。
【0052】前半群21の入力には、分配部15の一方
出力が接続され、セレクタ4の他方入力Bには、分配部
15の他方出力が接続されている。分配部15は、分配
部5と同様に、入力信号列X(n)を、2つの出力へと
分配する機能を果たす装置部分である。
【0053】分配部15には、クロックCLKに同期し
てシフト動作を行うレジスタ6と、反転クロックCLK
*に同期してシフト動作を行うレジスタ7とが備わって
いる。レジスタ6,7には、入力信号列X(n)が共通
に入力される。そして、レジスタ6の出力は、分配部1
5の一方出力として前半群21へと入力される。また、
レジスタ7の出力は、分配部15の他方出力としてセレ
クタ4の入力Bへと入力される。
【0054】この装置102は、装置101と同様に、
周波数1/Tで、デューティ比が50%であるクロック
CLK0を、クロックCLKとして供給することによっ
て、T-SpacedモードとT/2-Spacedモードの双方の動作を
実現する。いずれのモードを選択するかは、選択信号S
ELによって任意に指定される。
【0055】T-Spacedモードでは、選択信号SELは、
セレクタ4に対して、入力Aを選択するように指示す
る。その結果、T-Spacedモードが選択されたときの、装
置102の等価的な構成は、図2と同一の回路図で表さ
れる。その結果、T-Spacedモードの動作が、装置102
と同様に実現する。
【0056】図5は、T/2-Spacedモードが選択されたと
きの、装置102の等価的な構成を示す回路図である。
T/2-Spacedモードでは、選択信号SELは、セレクタ4
に対して、入力Bを選択するように指示する。その結
果、前半群21の最後段のレジスタ1と、後半群22の
最前段のレジスタ1とは、図5に示すように、互いに切
り放される。前半群21に属する4個のレジスタ1は、
偶数タップに対応し、後半群22に属する4個のレジス
タ1は、奇数タップに対応する。すなわち、装置101
とは、前半群21と後半群22の役割が置き換えられて
いる。
【0057】T/2-Spacedモードでは、入力信号列X
(n)は、2/Tのデータレートで入力される。そし
て、入力信号列X(n)は、クロックCLK0に同期し
てシフト動作するレジスタ6と、反転クロックCLK0
*に同期してシフト動作するレジスタ7とによって、交
互に取り込まれる。入力信号列X(n)の中で、レジス
タ6に取り込まれた信号列は、シンボル周期Tに相当す
る遅延が付加された上で、前半群21へと入力される。
また、レジスタ7に取り込まれた信号列は、同じくシン
ボル周期Tに相当する遅延が付加された上で、後半群2
2へと入力される。
【0058】前半群21および後半群22の各々に属す
る4個のレジスタ1は、入力されたデータ信号を、クロ
ックCLK0に同期して、1周期分の遅延を付加しつつ
順送りする。8個の加算器3は直列に接続されているの
で、後半群22の最後段のレジスタ1のタップに結合す
る加算器3からは、8個のタップに結合する8個の乗算
器2の出力、すなわち、各タップのデータ信号と係数C
0〜C7との積が、すべて加算されてなるデータ信号
が、出力信号列Y(m)として出力される。
【0059】各レジスタ1がクロックCLK0に同期し
てシフト動作するので、出力信号列Y(m)は、入力信
号列X(n)と同じく、1/Tのデータレートで出力さ
れる。すなわち、出力信号列Y(m)は、デシメーショ
ン率D=2で入力信号列X(n)がデシメートされた信
号列として取り出される。このようにして、T/2-Spaced
モードの動作が実現する。
【0060】この装置102では、2個のレジスタ6,
7と1個のセレクタ4とによって、二つのモードを切り
替えるための装置部分が構成される。しかも、レジスタ
6,7の個数は、タップ数が増加しても変わりがない。
すなわち、従来装置に比べて回路規模が節減される。ま
た、実施の形態1の装置101と比べても、セレクタ8
が削減されており、回路規模の節減効果がさらに顕著で
ある。
【0061】なお、図2と図5とを比較すればわかるよ
うに、装置102ではタップ0の位置が、二つのモード
の間で異なっているので、係数の初期値を、C0=1、
Ci=0(i≠0)に設定する必要があるときには、係
数の初期値を振り分けるための制御回路を設けるとよ
い。
【0062】<変形例> (1)実施の形態1,2の離散型フィルタ101,102
は、イコライザへの応用に適しているが、その用途はイ
コライザに限定されるものではない。
【0063】(2)実施の形態1,2の離散型フィルタ1
01,102では、二つのレジスタ6,7には、クロッ
クCLKが共通に供給され、一方はその正転クロックに
同期し、他方はその反転クロックに同期してシフト動作
するように構成されていた。その結果、装置101,1
02に供給されるクロックは、単一のクロックで足りる
という利点が得られた。しかしながら、例えばレジスタ
6,7を同一に構成し、位相が互いに逆相となる2つの
クロックを個別に供給しても、装置101,102と同
様の動作を実現することが可能である。
【0064】
【発明の効果】第1の発明の装置では、レジスタ群に
は、これを等分割するように、セレクタが介挿されてお
り、分配部によって、レジスタ群およびセレクタに入力
信号が分配される。このため、選択信号に応じて、レジ
スタ群に属するすべてのレジスタが直列に接続される動
作モードと、分割された二つの群のそれぞれに、異なる
位相で入力信号が入力される動作モードとの、双方の動
作が選択的に実現する。
【0065】したがって、二つのクロックの位相関係
を、互いに逆相の関係とすることによって、イコライザ
におけるT-SpacedモードとT/2-Spacedモードの双方の動
作が選択的に実現する。また、T-Spacedモードに相当す
る動作モードでは、レジスタ群に属するすべてのレジス
タが直列に接続されるので、レジスタ群に属するレジス
タの個数に比例して遅延量が増大するシフトレジスタを
設ける必要がない。すなわち、従来の装置に比べて回路
規模を節減することが可能である。
【0066】第2の発明の装置では、分配部がセレクタ
と二つのレジスタとで簡単に構成される。分配部にセレ
クタが備わるので、この装置をイコライザへ利用したと
きに、先頭タップの位置が、二つの動作モードの間で不
変である。すなわち、従来装置に比べて簡単な回路構成
で、先頭タップの位置が動作モード間で変化しないイコ
ライザが実現する。
【0067】第3の発明の装置では、分配部がセレクタ
を必要としないので、装置の回路規模がさらに節減され
る。
【0068】第4の発明の装置では、レジスタ群および
第1、第2レジスタには、第1クロックが、共通に供給
され、第2レジスタは、第1クロックの反転クロックに
同期してシフト動作を行うように構成される。したがっ
て、装置に供給されるクロックを単一とすることがで
き、さらに、このクロックのデューティ比を50%とす
ることによって、T-SpacedモードとT/2-Spacedモードと
の双方の動作を選択的に実行するイコライザが実現す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の離散型フィルタの回路図であ
る。
【図2】 図1の装置のT-Spacedモードにおける等価回
路図である。
【図3】 図1の装置のT/2-Spacedモードにおける等価
回路図である。
【図4】 実施の形態2の離散型フィルタの回路図であ
る。
【図5】 図4の装置のT/2-Spacedモードにおける等価
回路図である。
【図6】 従来の離散型フィルタの回路図である。
【図7】 従来の別の離散型フィルタの回路図である。
【図8】 従来のさらに別の離散型フィルタのT-Spaced
モードにおける等価回路図である。
【図9】 図8の離散型フィルタのT/2-Spacedモードに
おける等価回路図である。
【符号の説明】
2 乗算器、3 加算器、4 セレクタ(第1セレク
タ)、5,15 分配部、6 レジスタ(第1レジス
タ)、7 レジスタ(第2レジスタ)、8 セレクタ
(第2セレクタ)、20 レジスタ群、21 前半群、
22 後半群、X(n) 入力信号列(入力信号)、Y
(m) 出力信号列(出力信号)、CLK クロック
(第1,第2クロック),CLK0 クロック(第1ク
ロック)、CLK0* 反転クロック(第2クロッ
ク)、SEL 選択信号、A 入力(第1入力,第3入
力)、B 入力(第2入力,第4入力)。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号をクロックに同期して順次伝搬
    させるレジスタ群と、 前記レジスタ群を伝搬する信号の列に、個別に係数を乗
    じる乗算器の群と、 前記乗算器の群の各々の乗算値を加算し、出力信号とし
    て出力する加算器の群と、を備えた離散型フィルタにお
    いて、 前記レジスタ群を等分割するように、入力側に位置する
    前半群と出力側に位置する後半群との間に介挿され、選
    択信号に応じて第1および第2入力の信号の一つを選択
    的に出力し、前記第1入力が前記前半群に接続され、出
    力が前記後半群に接続されたセレクタと、 前記入力信号を、前記前半群の入力と前記第2入力とに
    分配する分配部と、をさらに備え、 当該分配部は、前記選択信号が前記第1入力を選択した
    ときには、前記クロックに同期して前記入力信号を取り
    込んで得た信号を、前記前半群の入力へと分配し、前記
    選択信号が前記第2入力を選択したときには、前記クロ
    ックに同期して前記入力信号を取り込んで得た信号と、
    前記クロックを第1クロックとしてこれとは位相の異な
    る第2クロックに同期して前記入力信号を取り込んで得
    た信号との、一方と他方とを、前記前半群の入力と前記
    第2入力とに、交互に分配することを特徴とする離散型
    フィルタ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の離散型フィルタにおい
    て、 前記分配部は、 出力が前記第2入力に接続され、前記入力信号を前記第
    1クロックに同期して取り込むとともに、当該第1クロ
    ックの1周期分遅延させて出力する第1レジスタと、 前記入力信号を前記第2クロックに同期して取り込むと
    ともに、前記1周期分遅延させて出力する第2レジスタ
    と、 前記セレクタを第1セレクタとし、前記選択信号に応じ
    て第3および第4入力の信号の一つを選択的に出力し、
    前記第3入力が前記第1レジスタの出力に接続され、前
    記第4入力が前記第2レジスタの出力に接続され、出力
    が前記前半群の前記入力に接続された第2セレクタと、
    を備え、 前記第1セレクタが、前記選択信号に応じて、前記第1
    および第2入力の信号を選択するときに、前記第2セレ
    クタは、それぞれ前記第3および第4入力の信号を選択
    することを特徴とする離散型フィルタ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の離散型フィルタにおい
    て、 前記分配部は、 出力が前記前半群の前記入力に接続され、前記入力信号
    を前記第1クロックに同期して取り込むとともに、当該
    第1クロックの1周期分遅延させて出力する第1レジス
    タと、 出力が前記第2入力に接続され、前記入力信号を前記第
    2クロックに同期して取り込むとともに、前記1周期分
    遅延させて出力する第2レジスタと、を備えることを特
    徴とする離散型フィルタ。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3に記載の離散型
    フィルタにおいて、 前記レジスタ群、並びに、前記第1および第2レジスタ
    には、前記第1クロックが共通に供給され、 前記第2レジスタは、前記第1クロックの反転クロック
    を前記第2クロックとすることを特徴とする離散型フィ
    ルタ。
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