JPH1092588A - 灯火断芯検出装置 - Google Patents

灯火断芯検出装置

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JPH1092588A
JPH1092588A JP8244950A JP24495096A JPH1092588A JP H1092588 A JPH1092588 A JP H1092588A JP 8244950 A JP8244950 A JP 8244950A JP 24495096 A JP24495096 A JP 24495096A JP H1092588 A JPH1092588 A JP H1092588A
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JP
Japan
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signal
lamp
master station
lighting device
station
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Application number
JP8244950A
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English (en)
Inventor
Satoshi Okada
岡田  聡
Setsuo Arita
節男 有田
Juichiro Atsumi
寿一郎 渥美
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 親局と全子局との間の信号の授受を確実に行
って灯火の断芯の判断を容易に行う。 【解決手段】 交流電源2に接続されたループ状の灯火
直列回路1にトランスを介して接続された親局3と、灯
火直列回路1に夫々トランスを介して接続された複数の
灯火器L1〜Ln対応に設けられた子局R1〜Rnとの間で、問
い合わせ信号と応答信号とを灯火直列回路1を介して授
受し、各子局が自身に接続された灯火器の断芯判定結果
を親局に送る灯火断芯検出装置において、親局3が、問
い合わせ信号発生部4で発生させた複数周波数のパルス
列の組み合わせで生成した問い合わせ信号を子局側に送
信することで、灯火直列回路1の信号伝送特性によりあ
る周波数の問い合わせ信号を検出できない子局がでてき
てもこの子局は他の周波数の問い合わせ信号を検出でき
るため、全子局が問い合わせ信号を受信することが可能
となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空港滑走路の誘導灯
等の様に多数の灯火器を直列に接続した灯火装置で灯火
器の断芯とその位置を検出する灯火断芯検出装置に係
り、特に、灯火器の設置現場での調整無しに精度良く灯
火器の断芯を検出するのに好適な灯火断芯検出装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】空港滑走路の灯火装置は、一般に直列灯
火回路が用いられ、広いエリアに多数の灯火器が配置さ
れしかもこれらが直列に接続されている。この灯火装置
を維持管理するには、断芯した灯火器がどれであるかを
検出し交換する必要がある。従来の灯火断芯検出装置
は、例えば特開平5−21174号公報に記載されてい
るように、多数の灯火器が夫々子局に設けられ、電源ケ
ーブルで構成される直列灯火回路にこれら多数の子局と
親局とが、夫々トランスを介して接続される。そして、
親局は、一定時間おきに電源信号の通電/遮断を繰り返
すことで問い合わせ信号を子局に送り、各子局は、この
問い合わせ信号を検出したとき自身の灯火器の断芯の判
定を開始する。灯火器の断芯は、灯火器の端子間電圧を
測定して判定し、灯火器が正常の場合には、問い合わせ
信号受信後からその子局の位置に固有の遅延時間後に、
応答信号を親局に送出する。この応答信号も、電源信号
を通電/遮断することで行う。親局は、問い合わせ信号
送出から一定時間内に各子局から送られてくる応答信号
を監視し、応答信号の欠落した位置の灯火器が断芯した
と判断する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】電源ケーブルを利用し
た灯火断芯検出装置の場合、電源から灯火器までの距離
が長いため、電源ケーブルの抵抗,インダクタンス,浮
遊容量等が無視できなくなる。つまり、電源ケーブルの
信号伝送特性が周波数により異なり、親局からの問い合
わせ信号がその周波数に特有の位置に配置された子局に
届かなかったり、その位置の子局からの応答信号が親局
に届かないという問題が生じる。このため、従来の灯火
断芯検出装置では、灯火装置を設置する現場において回
路中にリアクタンス素子を挿入して電源ケーブルの伝送
特性を変化させ、親局からの問い合わせ信号が全子局に
到達し、全子局からの応答信号が親局に到達可能となる
ように調整する必要がある。しかし、電源ケーブル長,
灯火器の数などに起因してリアクタンス素子の定数およ
び挿入位置が異なるため、現場での調整は手間がかか
り、かなりの作業工数を要するという問題がある。
【0004】本発明の目的は、現場での上記調整を行う
ことなく、親局と全子局との間の信号の授受を確実に行
うことのできる灯火断芯検出装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、交流電源に
接続されたループ状の灯火直列回路と、該灯火直列回路
にトランスを介して接続された親局と、前記灯火直列回
路に夫々トランスを介して接続された複数の灯火器と、
各灯火器対応に設けられ当該灯火器と該灯火器に対応す
るトランスとの間に設けられた子局とを備え、親局から
前記直列灯火回路を介し子局に送信された問い合わせ信
号を検出した各子局が自身に接続された灯火器の断芯の
有無を検出し検出結果を示す応答信号を前記灯火直列回
路を介して前記親局に返送し該親局が断芯した灯火器を
検出する灯火断芯検出装置において、前記問い合わせ信
号として複数の周波数成分からなる信号を生成し送信す
る問い合わせ信号発生部を親局に設けることで、達成さ
れる。
【0006】単一の周波数で生成した問い合わせ信号を
灯火直列回路を介して送信すると、灯火直列回路の信号
伝送特性により問い合わせ信号を検出できない子局がで
てきてしまう。しかし、複数の周波数成分からなる問い
合わせ信号とすることで、全子局がいずれかの周波数の
信号を検出できるため、灯火装置の設置現場での調整を
行う必要がなくなる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施形態
に係る灯火断芯検出装置の構成図である。本実施形態に
係る灯火断芯検出装置は、電源ケーブルで構成される直
列灯火回路1と、この回路1中に設けられた定電流源2
と、直列灯火回路1にトランスTR0を介して接続された
1つの親局3と、直列灯火回路1に夫々トランスTR1〜T
Rnを介して接続された複数の子局R1〜Rnと、各子局R1〜
Rnを介して接続された灯火器L1〜Lnとを備える。
【0008】親局3は、前記トランスTR0の二次側(親
局側)に接続され該二次側に流れる電流を通電/遮断す
ることで問い合わせ信号を一次側(直列灯火回路1側)
に送信する問い合わせ信号発生部4と、トランスTR0の
二次側に現れる信号を取り込む断芯検出部12と、この
検出部12の検出結果を表示する状態表示部13とを備
える。問い合わせ信号発生部4は、発生周波数の異なる
複数のパルス発生部RG1〜RGmと、各パルス発生部RG1〜R
Gmからの出力パルス列を組み合わせて問い合わせ信号を
生成し出力するタイミング調整部6と、タイミング調整
部6の出力信号(問い合わせ信号)に応じてトランスTR
0の二次側に流れる電流を通電/遮断し問い合わせ信号
を直列灯火回路1の電源信号に重畳させる電源遮断部5
とを備える。
【0009】子局R1(他の子局も同じ構成のため子局R1
の構成のみを説明する。)は、トランスTR1の二次側
(子局側)に現れる信号を取り込む問い合わせ信号検出
部7と、問い合わせ信号検出部7が問い合わせ信号を検
出しその連絡を受けたときトランスTR1の二次側に接続
された灯火器L1の端子間電圧を測定して断芯の有無を判
定する断芯判定部8と、トランスTR1の二次側に流れる
電流を通電/遮断することで応答信号を一次側に送信す
る応答信号発生部9とを備える。応答信号発生部9は、
発生周波数の異なる複数のパルス発生部AG1〜AGmと、各
パルス発生部AG1〜AGmからの出力パルス列を組み合わせ
て応答信号を生成し出力するタイミング調整部10と、
タイミング調整部10の出力信号(応答信号)に応じて
トランスTR1の二次側に流れる電流を通電/遮断し応答
応答信号を直列灯火回路1の電源信号に重畳させる電源
遮断部11とを備える。
【0010】図3は、図1の灯火断芯検出装置の動作原
理を説明する信号波形図である。灯火直列回路1には、
定電流源2から図3(a)に示される周波数f0の交流
が供給されている。この交流電力が各トランスTR1〜TRn
を介して各灯火器L1〜Lnに供給され、各灯火器L1〜Lnが
点灯する。この交流電力の信号波形の半波長毎に、問い
合わせ信号と応答信号とを重畳して各灯火器L1〜Lnの断
芯を検出する。即ち、断芯検出を行う所定時間T1毎の
最初の半波長に問い合わせ信号を親局3から重畳し、次
の半波長から順に第1子局,第2子局,…の各応答信号
を重畳する。
【0011】図1の親局3におけるパルス発生部RG1で
は周波数f1のパルスが発生されており、パルス発生部R
G2では周波数f2のパルスが発生されている。タイミン
グ調整部6は、交流電力の前記所定時間T1毎の最初の
半波長の時間T0内において、一方の周波数f1のパルス
を電源遮断部5に出力してトランスTR0の二次側に流す
電流の通電/遮断を繰り返し、次に他方の周波数f2の
パルスを電源遮断部5に出力して同様に二次側電流の通
電/遮断を繰り返す。図3(b)は、タイミング調整部
6が電源遮断部5に出力する信号波形図である。これに
より、図3(d)の最初の半波長の信号波形に示される
ように、直列灯火回路1に流れる交流電力の信号波形
に、2つの周波数f1,f2の信号が重畳される。
【0012】第1の子局R1の問い合わせ信号検出部7
は、トランスTR1の二次側に現れる信号を監視し、親局
3から送出された前記2つの周波数f1,f2の信号のう
ち少なくとも一方の周波数の信号を検出したとき、断芯
判定部8に判定要求を出す。断芯判定部8は、灯火器L1
の端子間電圧を測定し、断芯の正否を判定し、判定結果
を電源遮断部11に通知する。子局R1の応答信号発生部
9は、親局3の問い合わせ信号発生部4と同様に、異な
る周波数のパルスを組み合わせた信号を生成してトラン
スTR1の二次側に流す電流の通電/遮断を繰り返す。こ
の実施形態では、子局R1のパルス発生部AG1では周波数
f1のパルスを発生し、パルス発生部AG2で周波数f2の
パルスを発生している。タイミング調整部10は、これ
ら2つの周波数のパルスを組み合わせた信号を生成して
応答信号とし、電源遮断部11に出力する。電源遮断1
1は、断芯判定部8での判定結果が「正」すなわち断芯
無しの場合に、応答信号に基づき、トランスTR1の二次
側電流の通電/遮断を繰り返す。そして、断芯の場合に
は、応答信号に基づく通電/遮断は行わない。この通電
/遮断の繰り返しは、第1子局R1の場合には、問い合わ
せ信号の乗った交流電力半波長の次の半波長に対してだ
け行う。
【0013】第2の子局R2も、第1の子局R1と同様の動
作を行うが、第2の子局R2では、その応答信号は、問い
合わせ信号の乗った半波長の次の次の半波長、つまり第
1子局R1の応答信号の乗った半波長の次の半波長に対し
て重畳させる。以下、同様に、各子局は、自己に割り当
てられた遅延時間に該当する半波長期間に、応答信号を
交流電力の信号波形に重畳させる。図3(c)は、第k
子局の応答信号の信号波形である。問い合わせ信号に続
き各半波長毎に各子局からの応答信号を交流電力の信号
波形に重畳させるため、問い合わせ信号を送信する上記
の所定時間T1は、灯火器の個数がα個の場合、断芯検
出の必要最低時間〔T0×(α+1)〕よりも長くする必
要がある。尚、灯火器の番号がβであるとき上記の遅延
時間T2はT2=β×T0となる。
【0014】以上の様にして、問い合わせ信号と各応答
信号とが直列灯火回路1の交流電力の信号波形に重畳さ
れる。各灯火器は、問い合わせ信号と応答信号とが重畳
された交流電力により点灯されるが、これらの信号の周
波数は高いため点灯/消灯を瞬間的に繰り返しても、灯
火器を視認する上で不都合は生じない。
【0015】図3(d)に、断芯した灯火器が1つも無
い状態のときの問い合わせ信号と応答信号が重畳した交
流電力の信号波形を示すが、実際には、この図3(d)
のようにはならない。それは、直列灯火回路1を構成す
る電源ケーブルの信号伝送特性によるためである。以
下、図4を参照して説明する。
【0016】図4の横軸は、直列灯火回路1に接続され
る子局の番号であり、縦軸に、各子局での入力端子部に
おける電流値を示す。親局3から送信される周波数f1
の信号を受信する各子局における電流値は、図4の実線
に示されるように、直列灯火回路1の各部の素子定数に
より決まる信号伝送特性に起因して、一定とはならず、
子局毎に異なってくる。図示の例では、1番目の子局で
“0.55”、30番目の子局で“0.1”である。子
局では、微弱な電流は検出することができない。このた
め、問い合わせ信号が単一の周波数f1の場合、この問
い合わせ信号を受信することができない子局がでてきて
しまう。図示の例では、検出限界の“0.2”以下の電
流値となる第21番〜第40番の子局が問い合わせ信号
を検出することができない。
【0017】従来は、灯火器の設置現場において直列灯
火回路1にリアクタンス素子を挿入するなどして調整し
ていたが、本実施形態では、周波数f1の信号の他に、
これとは異なる周波数f2の信号も組み合わせて問い合
わせ信号を生成し、設置現場での調整を不要としてい
る。この周波数f2は、周波数f1を受信できない子局が
受信できる周波数を選定する。図4の例では、点線で示
される周波数f2の信号は、第6番〜第55番と第71
番〜第8番の子局が検出可能である。従って、2つの周
波数f1,f2を組み合わせた問い合わせ信号を親局3が
送信すれば、どの子局もいずれか一方の周波数の問い合
わせ信号を検出することが可能となる。
【0018】子局からの応答信号も2つの異なる周波数
の信号を組み合わせて構成するが、全部の子局からの応
答信号をすべて親局が検出することは直列灯火回路1の
信号伝送特性のため無理がある。しかし、親局3は、各
子局が出力する応答信号のうち、少なくとも一方の周波
数の応答信号は検出できるため、これに基づいて各灯火
器の断芯の有無を検出することが可能となる。即ち、親
局3がトランスTR0を通して検出する直列灯火回路1の
交流電力の信号波形は図3(e)の様になり、どちらの
周波数の応答信号も検出できない図3(f)のような半
波長波形があったとき、その半波長に該当する番号の子
局から当該灯火器の断芯を検出することができる。
【0019】図2は、灯火器の断芯とその子局番号とを
検出する図1に示す親局3の断芯検出部12の詳細構成
図である。この断芯検出部12は、トランスTR0の二次
側に現れる信号から電源周波数成分を帯域除去フィルタ
により除去してパルス成分のみを抽出するパルス信号抽
出部14と、該パルス信号抽出部14の抽出したパルス
信号を計数するパルス用カウンタ15と、全灯火断芯検
出用タイマ16と、一灯火断芯検出用タイマ17と、子
局番号用バッファ18と、比較器19とを備える。
【0020】パルス用カウンタ15は、パルスを計数す
る同時に、最初のパルスが入力されたとき全灯火断芯検
出用タイマ16をリセットする。全灯火断芯検出用タイ
マ16は、パルス用カウンタ15によりリセットされた
とき一灯火断芯検出用タイマ17をリセットしてタイマ
17に計時を開始させると共に、自らは1回の断芯検出
時間(問い合わせ信号に対して全子局からの応答信号が
返送されるまでの時間)を計時しタイムアップしたと
き、タイマ17を停止させる。
【0021】一灯火断芯検出用タイマ17は、タイマ1
6からのリセット信号で起動すると共に、各子局からの
応答信号の持続時間が経過する毎に自らをリセットし且
つパルス用カウンタ15をリセットする。即ち、タイマ
17は、交流電力の信号波形における各半波長期間を計
時し、パルス用カウンタ15に各半波長期間におけるパ
ルス数をカウントさせる。また、タイマ17は、自らの
リセット回数を記憶し、このリセット回数を子局番号用
バッファ18に入力する。即ち、このリセット回数によ
りカウンタ15が今計数しているパルスを応答信号とし
て送出した該当子局の番号つまり子局位置が分かる。
【0022】パルス用カウンタ15は、リセット信号が
タイマ17から入力される毎にその時点でのカウント値
を比較器19に送出すると共にカウントを“0”から始
める。比較器19は、カウンタ15から送られてくるカ
ウント値を“0”と比較し、カウント値が“0”のとき
断芯検出信号を子局番号用バッファ18と状態表示部1
3に送出する。子局番号用バッファ18は、比較器19
から断芯検出信号を受け取った時点におけるバッファの
値つまりタイマ17から受信したリセット回数から断芯
と判断される該当子局位置を検出しこれを状態表示部1
3に転送する。
【0023】図3(f)の信号波形において、問い合わ
せ信号が乗った半波長の次の半波長に重畳されている第
1子局からの応答信号は、その応答信号のみ(周波数f
1のn個のパルスと周波数f2のm個のパルス)がパルス
信号抽出部14で抽出され、パルス用カウンタ15に送
られる。カウンタ15は、パルスを計数するが、n+m
個のパルスを計数したときタイマ17が当該半波長期間
を計時してカウンタ15をリセットするため、カウンタ
15は計数値n+mを比較器19に送出する。また、タ
イマ17は自らのリセット回数を子局番号用バッファ1
8に送るが、計数値n+mは“0”ではないため、断芯
ではないと判断される。
【0024】次の半波長期間の第2子局の応答信号のう
ち、周波数f2の応答信号は直列灯火回路1の信号伝送
特性により親局3には検出されない。しかし、周波数f
1の応答信号は検出されるため、カウンタ15はこの周
波数f1のパルス数n個を計数し、比較器19に送り、
断芯ではないと判断される。
【0025】第k+1番目の子局からの応答信号が在る
べき半波長期間においては、応答信号のパルスは抽出さ
れないため、カウンタ15のその半波長期間における計
数値は“0”である。従って、比較器19は、断芯であ
ると判断して断芯検出信号を子局番号用バッファ18に
送り、子局番号用バッファ18は、この断芯検出信号を
受け取った時点におけるタイマ17のリセット回数から
断芯位置となる子局番号を知り、これを状態表示部に送
り、第k+1番目の子局で断芯していることが表示され
る。
【0026】このように、異なる周波数の信号を組み合
わせて問い合わせ信号および応答信号を生成し使用する
ため、電源ケーブルの信号伝送特性に関わらず、親局は
どの子局とも信号の授受が可能となり、灯火装置の設置
現場での調整なしに高精度に断芯の有無を検出すること
が可能となる。
【0027】尚、この第1実施形態では、親局3が送信
する問い合わせ信号の周波数を2種類とし子局が送信す
る応答信号の周波数も2種類としたが、3種類以上の組
み合わせであってもよいことはいうまでもない。また、
問い合わせ信号の周波数と応答信号の周波数を同じ周波
数f1,f2としたが、親局,子局で別の周波数にしても
よく、また、各子局が夫々別の周波数の応答信号を送出
して各子局を遅延時間でなく周波数で弁別する構成にす
ることも可能である。
【0028】図5は、本発明の第2実施形態に係る灯火
断芯検出装置の構成図である。基本的な構成は、図1の
第1実施形態と同じであるが、異なる箇所は、親局3で
は問い合わせ信号発生部4のパルス信号発生部RG1〜RGm
の代わりにM系列信号発生部21を用い、子局R1〜Rnで
は応答信号発生部9のパルス発生部AG1〜AGmの代わりに
パルス発生部23と周波数設定部24を用いたところで
ある。その他の箇所は第1実施形態と同じであるため、
図1と同一符号を付してその説明を省略する。
【0029】本実施形態では、親局3の問い合わせ信号
として、M系列信号を用いる。M系列信号もパルス列の
一種であり、複数の信号幅を持ち広帯域の周波数特性を
示す性質を有するため、親局3から送信された問い合わ
せ信号は、全子局で検出することが可能となる。また、
本実施形態では、各子局からの応答信号として単一の周
波数のパルス列を用いるが、各子局毎に電源ケーブルの
信号伝送特性を考慮して固有の周波数を設定する。この
ような構成にすることでも、第1実施形態と同様の効果
を得ることができる。
【0030】尚、上述した各実施形態では、灯火器が正
常の場合に対応する子局が親局に応答信号を返送してい
たが、逆に、灯火器が断芯していた場合に子局が親局に
応答信号を返送するようにしてもよいことはいうまでも
ない。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、灯火直列回路を介し親
局から子局に送る問い合わせ信号として複数の周波数を
組み合わせた信号を用いるため、直列灯火回路に接続さ
れる全子局が問い合わせ信号を検出でき、各子局はこの
問い合わせ信号に対する応答を行うことが可能となる。
これにより、灯火装置の設置現場における調整無しに各
灯火の維持管理が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る灯火断芯検出装置
の構成図である。
【図2】図1に示す断芯検出部の詳細構成図である。
【図3】断芯検出の原理を説明する信号波形図である。
【図4】周波数の組み合わせを説明する図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る灯火断芯検出装置
の構成図である。
【符号の説明】
1…直列灯火回路(電源ケーブル)、2…定電流源、3
…親局、4…問い合わせ信号発生部、5,11…電源遮
断部、7…問い合わせ信号検出部、8…断芯判定部、9
…応答信号発生部、L1〜Ln…灯火器、R1〜Rn…子局。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源に接続されたループ状の灯火直
    列回路と、該灯火直列回路にトランスを介して接続され
    た親局と、前記灯火直列回路に夫々トランスを介して接
    続された複数の灯火器と、各灯火器対応に設けられ当該
    灯火器と該灯火器に対応するトランスとの間に設けられ
    た子局とを備え、親局から前記直列灯火回路を介し子局
    に送信された問い合わせ信号を検出した各子局が自身に
    接続された灯火器の断芯の有無を検出し検出結果を示す
    応答信号を前記灯火直列回路を介して前記親局に返送し
    該親局が断芯した灯火器を検出する灯火断芯検出装置に
    おいて、前記問い合わせ信号として複数の周波数成分か
    らなる信号を生成し送信する問い合わせ信号発生部を親
    局に設けたことを特徴とする灯火断芯検出装置。
  2. 【請求項2】 交流電源に接続されたループ状の灯火直
    列回路と、該灯火直列回路にトランスを介して接続され
    た親局と、前記灯火直列回路に夫々トランスを介して接
    続された複数の灯火器と、各灯火器対応に設けられ当該
    灯火器と該灯火器に対応するトランスとの間に設けられ
    た子局とを備え、親局から前記直列灯火回路を介し子局
    に送信された問い合わせ信号を検出した各子局が自身に
    接続された灯火器の断芯の有無を検出し検出結果を示す
    応答信号を前記灯火直列回路を介して前記親局に返送し
    該親局が断芯した灯火器を検出する灯火断芯検出装置に
    おいて、前記問い合わせ信号として複数の周波数成分か
    らなる信号を生成して送信する問い合わせ信号発生部を
    親局に設け、前記応答信号として複数の周波数成分から
    なる信号を生成すると共に前記問い合わせ信号から自身
    に固有の遅延時間後に返送する応答信号発生部を各子局
    に設けたことを特徴とする灯火断芯検出装置。
  3. 【請求項3】 交流電源に接続されたループ状の灯火直
    列回路と、該灯火直列回路にトランスを介して接続され
    た親局と、前記灯火直列回路に夫々トランスを介して接
    続された複数の灯火器と、各灯火器対応に設けられ当該
    灯火器と該灯火器に対応するトランスとの間に設けられ
    た子局とを備え、親局から前記直列灯火回路を介し子局
    に送信された問い合わせ信号を検出した各子局が自身に
    接続された灯火器の断芯の有無を検出し検出結果を示す
    応答信号を前記灯火直列回路を介して前記親局に返送し
    該親局が断芯した灯火器を検出する灯火断芯検出装置に
    おいて、前記問い合わせ信号として複数の周波数成分か
    らなる信号を生成して送信する問い合わせ信号発生部を
    親局に設け、前記応答信号として自身に固有の単一周波
    数の信号であって親局で検出可能な周波数の信号を生成
    し返送する応答信号発生部を各子局に設けたことを特徴
    とする灯火断芯検出装置。
  4. 【請求項4】 交流電源に接続されたループ状の灯火直
    列回路と、該灯火直列回路にトランスを介して接続され
    た親局と、前記灯火直列回路に夫々トランスを介して接
    続された複数の灯火器と、各灯火器対応に設けられ当該
    灯火器と該灯火器に対応するトランスとの間に設けられ
    た子局とを備え、親局から前記直列灯火回路を介し子局
    に送信された問い合わせ信号を検出した各子局が自身に
    接続された灯火器の断芯の有無を検出し検出結果を示す
    応答信号を前記灯火直列回路を介して前記親局に返送し
    該親局が断芯した灯火器を検出する灯火断芯検出装置に
    おいて、前記問い合わせ信号として複数の周波数成分か
    らなる信号を生成して送信する問い合わせ信号発生部を
    親局に設け、前記応答信号として自身に固有の単一周波
    数の信号であって親局で検出可能な周波数の信号を生成
    し前記問い合わせ信号から自身に固有の遅延時間後に返
    送する応答信号発生部を各子局に設けたことを特徴とす
    る灯火断芯検出装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかにおい
    て、親局と各子局との間で行う前記問い合わせ信号と応
    答信号の授受は、灯火器を点灯させておく期間中常に周
    期的に行うことを特徴とする灯火断芯検出装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012064360A (ja) * 2010-09-14 2012-03-29 Toshiba Corp 灯火断芯検出システム

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JP2012064360A (ja) * 2010-09-14 2012-03-29 Toshiba Corp 灯火断芯検出システム

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