JPH1092502A - 二重係止コネクタ - Google Patents

二重係止コネクタ

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Publication number
JPH1092502A
JPH1092502A JP24619496A JP24619496A JPH1092502A JP H1092502 A JPH1092502 A JP H1092502A JP 24619496 A JP24619496 A JP 24619496A JP 24619496 A JP24619496 A JP 24619496A JP H1092502 A JPH1092502 A JP H1092502A
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JP
Japan
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retainer
connector housing
locking position
locking
connector
Prior art date
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Pending
Application number
JP24619496A
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English (en)
Inventor
Toshibumi Miyamoto
俊文 宮元
Atsushi Sakatani
敦 坂谷
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1092502A publication Critical patent/JPH1092502A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 仮係止位置においたリテーナが不用意に本係
止位置に至ることがない作業性の良好な二重係止コネク
タを提供すること。 【解決手段】 コネクタハウジング2(雌側)の上面に
は両側部からサイドリブ6が突設されている。また、そ
の中央部分からは内側へ向かってセンターリブ7が張り
出し形成されている。リテーナ3が仮係止位置に至った
ときには、押圧面18は二種類のリブ6,7の位置より
も低くなるように設定されている。このため、仮係止位
置にあるリテーナ3に他の部材がぶつかることにより、
誤ってリテーナ3が本係止位置に至ってしまうことがな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リテーナ付きの二
重係止コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の二重係止コネクタを図10に示し
た。この二重係止コネクタ40は図示しない端子金具を
一次係止させて収容可能な端子収容室41を、複数室備
えたコネクタハウジング42と、この端子収容室41に
対して上下に直交する方向から取り付けられて端子金具
に対する二次係止を行うリテーナ43とからなってい
る。コネクタハウジング42には、リテーナ43を挿入
するためのリテーナ挿入孔44が設けられている。
【0003】リテーナ43はリテーナ挿入孔44の幅と
ほぼ同幅に形成されており、コネクタハウジング42側
の端子収容室41に対応する位置には、リテーナ43の
前後に貫通する端子孔45が設けられている。このよう
な二重係止コネクタ40に端子金具を装着する際には、
まずコネクタハウジング42とリテーナ43を仮係止位
置に係合しておき、しかる後に端子金具を端子収容室4
1に挿入した後、リテーナ43を本係止位置に押圧する
ことにより端子金具がコネクタハウジング42に強く係
着される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な二重係止コネクタにおいてはリテーナの押圧操作を行
いやすくするために、リテーナの上面の面積をリテーナ
挿入孔の面積よりも大きくしたものが知られている。と
ころが、そのような幅広い押圧部を持つリテーナは、リ
テーナを仮係止位置に係止した後に端子金具を装着する
までの間に、押圧部に対する押圧の機会も多く、その
分、リテーナは誤って本係止位置にまで落ち込んでしま
う可能性も高まる。このような事態に至ると、リテーナ
を再度仮係止位置に戻して端子金具を装着せねばなら
ず、煩雑な作業となっていた。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その課題は、仮係止位置においたリテーナが不用意
に本係止位置に至ることがない作業性の良好な二重係止
コネクタを提供するところにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの請求項1の発明は、端子金具を挿入可能な端子収容
室を有するコネクタハウジングと、このコネクタハウジ
ングの側面に開口しここから前記端子収容室へと連通す
るようにして穿孔されたリテーナ挿入孔と、このリテー
ナ挿入孔に挿入され前記端子金具の挿抜を許容する仮係
止位置とこの仮係止位置より深い挿入位置において前記
端子金具に係合して端子金具を抜け止め状態とする本係
止位置とにそれぞれ保持可能なリテーナとを備えてな
り、前記リテーナ挿入孔が開口するコネクタハウジング
の側面には、リテーナが仮係止位置から前記本係止位置
へと不用意に押し込まれないようにするための突部が設
けられ、かつこの突部は前記リテーナがコネクタハウジ
ングから突出する部分を挟むようにして配されているこ
とを特徴とする二重係止コネクタである。
【0007】請求項2の発明は、前記リテーナにおける
前記コネクタハウジングの側面から突出する部分の先端
には、コネクタハウジング内へ挿入される部分の断面積
より大きな面積を有する押圧操作面が形成される一方、
前記突部はこの押圧操作面周りに配されかつリテーナの
押し込み操作を案内可能となっていることを特徴とする
請求項1記載の二重係止コネクタである。
【0008】請求項3の発明は、前記突部は前記押圧操
作面を取り囲むようにして配されるとともに、その一部
は押圧操作面が複数の操作領域に分断されるよう押圧操
作面の内部領域に配されてリテーナの押し込み動作を案
内可能となっていることを特徴とする請求項2記載の二
重係止コネクタである。
【0009】
【発明の作用および効果】請求項1の発明によれば、端
子金具の挿入前に、リテーナは仮係止位置においてコネ
クタハウジングと一体化されており、この位置ではリテ
ーナはコネクタハウジングの側面から突出した状態とな
っている。このときにリテーナに向けて異物等が接近す
ることがあるが、異物等はリテーナの突出部分の周囲に
配された突部と当接することで、リテーナが本係止位置
に至るまで押し込まれないようにしている。したがっ
て、端子金具の挿入前にリテーナが本係止位置へ移行し
ている事態を未然に回避することができる。
【0010】請求項2の発明によれば、リテーナを仮係
止位置から本係止位置へ押し込める場合には、押圧操作
面を押すことになるが、押圧操作面は大面積に設定され
ているため、押し込み操作がしやすくなっている。しか
し、リテーナに対し操作力が斜めに作用し易くもなり、
これがもとでリテーナの押し込み動作がリテーナ挿入孔
に沿い難くなることが懸念されるが、請求項2の発明で
は突部がリテーナの押し込み操作を案内する役割も果た
すため、その心配は解消されている。
【0011】請求項3の発明によれば、突部を押圧操作
面周りにのみ配した場合には、この押圧操作面が広い面
積をもっている場合には、異物等によって本係止位置へ
の押し込みの機会が多くなってしまう。しかし、突部を
押圧操作面の内部領域にまで配しておけば、操作領域を
広げたまま不用意な押し込みを規制することができると
ともに、その案内機能によってリテーナを正規姿勢で挿
入させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
<第1実施形態>次に本発明の第1実施形態について、
図1〜図7を参照しつつ説明する。図1には本実施形態
の二重係止コネクタ1を組み付ける前の状態を示してい
る。二重係止コネクタ1は、内部に雌端子金具4を収容
するコネクタハウジング2(雌コネクタハウジング)
と、雌端子金具4に係合してこれを抜止め状態に保持す
るリテーナ3とからなる。コネクタハウジング2は合成
樹脂製で略直方体状に一体に形成されており、その内部
に雌端子金具4を装着して図示しない相手側コネクタハ
ウジング(雄コネクタハウジング)と嵌合可能である。
コネクタハウジング2には、横四列に前後方向に貫通す
る端子収容室5が形成されている。
【0013】各端子収容室5の前方には端子差し込み孔
5Aが開口し相手側コネクタハウジングの雄端子金具が
挿入可能となっており、後方は大きく開口して雌端子金
具4を挿入するための端子挿入孔5Bとされている。端
子収容室5の底面のほぼ中央位置には、雌端子金具4に
対するランス15が斜め前方へ向けて延出している(図
4,5を参照)。ランス15の先端側は下方へ弾性変形
可能に形成され、雌端子金具4の底面に設けられたラン
スホール16に弾性係合可能である。このランス15に
よる係止状態を一次係止と称し、その後になされるリテ
ーナ3による雌端子金具4の係止状態を二次係止と称
し、これら二つの係止状態が設定されたコネクタを二重
係止コネクタと呼称している。
【0014】また、コネクタハウジング2における上面
の両側縁には一対のサイドリブ6が突設されている。サ
イドリブ6は、コネクタハウジング2の前端から後端に
かけて設けられており、リテーナ3が仮係止位置におか
れたときには、リテーナ3の押圧面18の位置よりも高
くなるようにしてある。このため、リテーナ3の仮係止
位置において他の部材が押圧面18に接触することによ
り不用意に本係止位置に落ち込むのが緩和されている。
サイドリブ6の中間部分の後方よりの位置からは、中央
に向けて一対のセンターリブ7が張り出されている。セ
ンターリブ7はサイドリブ6と同じ高さにされており、
中央部で相互の間に所定の間隔が設けられるようにして
向き合っている。センターリブ7はリテーナ3の押圧面
18に設けられた後述の係合溝9に嵌まり込み、リテー
ナ3とコネクタハウジング2が仮係止位置にあるとき
に、サイドリブ6と共にリテーナ3が誤って本係止位置
に至るのを防止する。また、両センターリブ7はリテー
ナ3の押し込み操作を案内する機能も持っている。
【0015】コネクタハウジング2の上面中央部分、つ
まりセンターリブ7の前側でかつ両サイドリブ6の間に
はリテーナ3を挿入するリテーナ挿入孔8が設けられて
いる。リテーナ挿入孔8はコネクタハウジング2の上面
から穿孔され端子収容室5に連通している。一方、コネ
クタハウジング2の上面であってセンターリブ7の後側
には凹部10が形成され、リテーナ3が本係止位置に至
ったときにリテーナ3を収容してリテーナ3の上面がコ
ネクタハウジング2の上面とほぼ面一をなすようにして
いる。また、凹部10の後方の壁面は斜面10Aとなっ
ており、本係止位置に至ったリテーナ3に対し、取外し
用の治具を差し込みやすくしている。リテーナ挿入孔8
の側端部分には、図6,7に示すようにリテーナ3の係
止受け部11,12が設けられている。係止受け部1
1,12は、リテーナ挿入孔8の前方側から突設してリ
テーナ3を仮係止位置で保持する仮係止受け部11と、
リテーナ挿入孔8の後方側から突設してリテーナ3を本
係止位置で固定する本係止受け部12とからなる(図6
を参照)。これらの係止受け部11,12のうち、本係
止受け部12は仮係止受け部11よりも低い位置(リテ
ーナ3の差し込み方向に関してより深い位置)に設定さ
れている。
【0016】仮係止受け部11の下面は平坦になってお
り、上面は坂状のガイド面11Aとされている。ガイド
面11Aは、後述するリテーナ3の仮係止突起13側の
ガイド面13Aに作用して、仮係止突起13を円滑に仮
係止受け部11に導く役割をする。本係止受け部12の
下面は平坦になっているが、上面はガイド面12Aとさ
れている。このガイド面12Aは、後述するリテーナ3
の本係止突起14下面のガイド面14Aに作用して、本
係止突起14を円滑に本係止受け部12に導く役割をす
る。
【0017】リテーナ3は合成樹脂製でリテーナ挿入孔
8に嵌め込み可能に形成されており、雌端子金具4に係
合してこれを抜止め状態に保持する。リテーナ3の上部
はリテーナ挿入孔8に嵌め込まれる部分の水平方向の断
面積に比較して、より大きい面積を持って外側へ張り出
す押圧面18が形成されている。この押圧面18の中央
部分には両側から係合溝9が切り込み形成されており、
センターリブ7に係合可能とされている。一方、押圧面
18の裏面には、図2に示すように、図示4個の係合突
起19が突出しており、これらはリテーナ3が本係止位
置にあるときに対応する雌端子金具4に形成されたリテ
ーナホール17に係合して雌端子金具4を抜け止め状態
に保持する。また、押圧面18の裏面において、その両
端部には一対の係止脚20が突設されている。
【0018】この係止脚20は前後二股に分岐するとと
もに、これらは閉脚方向への撓み変形可能に形成されて
いる。そして、係止脚20の前脚はコネクタハウジング
2とリテーナ3の仮係止を行う仮係止脚21となり、後
脚は本係止を行う本係止脚22となっている。仮係止脚
21の先端には前方に向けて仮係止突起13が突設され
ており、その端部は仮係止受け部11のガイド面11A
に合わせたガイド面13Aとされている。仮係止突起1
3の下面は水平状に形成され、仮係止受け部11と係合
した仮係止位置では、両者は面当たりとなって解離動作
しにくくなっている。
【0019】本係止脚22の先端には後方に向けて本係
止突起14が突設されている。本係止突起14の端面に
は、本係止受け部12のガイド面12Aに合わせたガイ
ド面14Aが設けられている。本係止突起14の下部は
水平状にされており、本係止突起14と本係止受け部1
2が係合した本係止位置では、面当たりとされて係合が
外れないようにしてある。押圧面18の後端部分は、凹
部10に嵌まり込むように斜めにされているが、凹部1
0の長さよりもやや短くされて、中央部分が切り欠かれ
た抜き出し部18Aとなっている。このため、リテーナ
3がコネクタハウジング2に本係止されたときにも、抜
き出し部18Aの後方部分には斜面10Aとの間にやや
間隙が設けられる(図5を参照)。
【0020】次に上記のように構成された、本実施形態
の作用効果について説明する。コネクタハウジング2と
リテーナ3を仮係止するためには、リテーナ3をコネク
タハウジング2のリテーナ挿入孔8より挿入する。この
ときには、センターリブ7を係合溝9に嵌め合わせるよ
うにし、そのもとでリテーナ3の押圧面18を押圧操作
する。また、センターリブ7は鉛直上方に突設してお
り、リテーナ3の進行方向であるリテーナ挿入孔8の方
向に平行とされている。このため、リテーナ3は、挿入
時の姿勢を安定に保たれる。
【0021】リテーナ3をコネクタハウジング2に挿入
し始めると、二つのガイド面(13A,11A)が互い
に押圧して仮係止脚21が閉脚方向に撓み変形を開始す
る。そのまま、リテーナ3を挿入するとついには、仮係
止突起13が仮係止受け部11を乗り越えて仮係止脚2
1が復元変形して仮係止突起13上面と仮係止受け部1
1下面が係合して仮係止位置に達する。この位置では、
両者の接触面はお互いに平坦であるために逆方向には外
れにくい状態となっている(図6参照)。この仮係止位
置では、リテーナ3の押圧面18はサイドリブ6および
センターリブ7よりもかなり低いところに位置してい
る。このため、仮係止位置にあるリテーナ3に他の部材
が作用して、不用意にリテーナ3を本係止位置にまで押
圧してしまうことがない。
【0022】次に端子挿入孔5Bから雌端子金具4を挿
入する。雌端子金具4が完全に端子収容室5に装着され
ると、ランス15がランスホール16に係合して一次係
止され、抜止め状態で固定される。ここで、リテーナ3
をさらにリテーナ挿入孔8に押し込む。すると、本係止
脚22と本係止突起14のガイド面同士(12A,14
A)が当接して、本係止脚22が内方に弾性変形しなが
ら奥方に進む。ついには本係止突起14が本係止受け部
12を通過して、本係止脚22が復帰変形して、本係止
突起14が本係止受け部12に係合して本係止位置に達
する。このときにもセンターリブ7がリテーナ3の進行
方向への案内として働くため、押圧操作が円滑に進むと
共に係止脚20や係止突起13,14の変形を防止して
いる。この本係止位置では、雌端子金具4に対して側方
から挿入された係合突起19がリテーナホール17に嵌
合している。このため、端子収容室5に斜め方向に突設
されたランス15とランスホール16による一次係止よ
りも強い力で、雌端子金具4は端子収容室5内に固定さ
れることとなる。
【0023】このように本実施形態によれば、リテーナ
3とコネクタハウジング2が仮係止位置にあるときに
は、リテーナ3はコネクタハウジング2の挿入面から突
出した状態となっている。このときにリテーナ3に向け
て異物が接近しても(具体的には、リテーナを一体化さ
せた状態のコネクタハウジングが複数個、袋詰めされた
状態で運搬されて行く過程でぶつかり合う状況)、その
ような異物はコネクタハウジング2から突出した二種類
のリブ6,7と当接することで、リテーナ3と直接接触
する機会を有効に減少させ、リテーナ3が不用意に本係
止位置に至るまで押し込まれないようにしている。した
がって、雌端子金具4の挿入前にリテーナ3が本係止位
置へ移行している事態を未然に回避し、作業の円滑な遂
行に寄与する。
【0024】また、リテーナ3を仮係止位置から本係止
位置へ押し込める場合には、押圧面18を押すことにな
るが、この押圧面18はリテーナ挿入孔8に挿入される
部分から外側へ大きく張り出すようにして形成されてい
るため、これを押圧操作した場合に、リテーナ3に対し
操作力が斜めに作用し易くなり、これがもとでリテーナ
3の押し込み動作がリテーナ挿入孔8に沿い難くなるこ
とが懸念されるが、センターリブ7がリテーナ3の押し
込み操作を案内する役割も果たすため、その心配は解消
されている。
【0025】そして特に、本実施形態ではセンターリブ
7が押圧面18の内部領域にまで配されているため、リ
テーナが異物によって押し込まれる事態の回避は一層確
実なものとなっている。加えて、センターリブ7によっ
て押圧面18は2分割されるものの、いずれも押圧操作
可能な操作領域が2つに拡大されることから、実際には
操作上の利便性は殆ど失われない。リテーナ3とコネク
タハウジング2が本係止位置に至った後に、リテーナ3
を取り外す場合には抜き出し部18Aの後方から治具等
を差し込むことになる。このときにもこの部分には、僅
かな隙間が設けられるようにされているため、リテーナ
3の抜き出し操作が行いやすくなっている。
【0026】<第2実施形態>次に本発明の第2実施形
態について、図8および図9を参照しつつ説明する。な
お、本実施形態と第1実施形態において、同一箇所には
同一符号を付して説明を省略する。第2実施形態におけ
る二重係止コネクタ35のリテーナ30には、押圧面3
1の中央部分に横方向に一条の係合溝32が設けられて
いる。また、コネクタハウジング33の上面にはリテー
ナ挿入孔8の中央部分に、係合溝32に嵌まり込むセン
ターリブ34が設けられている。その他の構成について
は、第1実施形態と同様である。このような構成とした
第2実施形態においても、第1実施形態と同様の作用効
果が得られる。
【0027】本発明は前記実施形態に限定されるもので
はなく、例えば次に記載するようなものも含まれる。 サイドリブに加え、押圧面を前後から挟むようなもの
を追加するようにして設けてもよい。なお、その際に押
圧面の後方中間部分を開けておくことにより、リテーナ
の解除操作が行いやすくなる。また、押圧面の前後に配
されたリブは押圧面に近接して設け、リテーナの不用意
な押し込み防止の機能に加え、正規姿勢での押し込みを
案内する機能が発揮されるようにしてもよい。 リブは連続して設けなくてもよい。例えば適当な間隔
を空けた突部を押圧面の周囲に分散して配してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態において組付け前のコネクタハウ
ジングとリテーナを示す斜視図である。
【図2】同実施形態においてリテーナの裏面を示す斜視
図である。
【図3】同実施形態においてコネクタハウジングとリテ
ーナを組み付けた状態を示す平面図である。
【図4】同実施形態においてコネクタハウジングとリテ
ーナの仮係止位置を示すB−B線断面図である。
【図5】同実施形態においてコネクタハウジングとリテ
ーナの本係止位置を示すB−B線断面図である。
【図6】同実施形態においてコネクタハウジングとリテ
ーナの仮係止位置を示すA−A線断面図である。
【図7】同実施形態においてコネクタハウジングとリテ
ーナの本係止位置を示すA−A線断面図である。
【図8】第2実施形態においてリテーナの裏面を示す斜
視図である。
【図9】同実施形態においてコネクタハウジングとリテ
ーナを組み付けた状態を示す平面図である。
【図10】従来の二重係止コネクタを示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1,35…二重係止コネクタ 2,33…コネクタハウジング 3,30…リテーナ 4…雌端子金具(端子金具) 5…端子収容室 6…サイドリブ(突部) 7,34…センターリブ(突部) 8…リテーナ挿入孔 18,31…押圧面(押圧操作面)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子金具を挿入可能な端子収容室を有す
    るコネクタハウジングと、このコネクタハウジングの側
    面に開口しここから前記端子収容室へと連通するように
    して穿孔されたリテーナ挿入孔と、このリテーナ挿入孔
    に挿入され前記端子金具の挿抜を許容する仮係止位置と
    この仮係止位置より深い挿入位置において前記端子金具
    に係合して端子金具を抜け止め状態とする本係止位置と
    にそれぞれ保持可能なリテーナとを備えてなり、 前記リテーナ挿入孔が開口するコネクタハウジングの側
    面には、リテーナが仮係止位置から前記本係止位置へと
    不用意に押し込まれないようにするための突部が設けら
    れ、かつこの突部は前記リテーナがコネクタハウジング
    から突出する部分を挟むようにして配されていることを
    特徴とする二重係止コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記リテーナにおける前記コネクタハウ
    ジングの側面から突出する部分の先端には、コネクタハ
    ウジング内へ挿入される部分の断面積より大きな面積を
    有する押圧操作面が形成される一方、前記突部はこの押
    圧操作面周りに配されかつリテーナの押し込み操作を案
    内可能となっていることを特徴とする請求項1記載の二
    重係止コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記突部は前記押圧操作面を取り囲むよ
    うにして配されるとともに、その一部は押圧操作面が複
    数の操作領域に分断されるよう押圧操作面の内部領域に
    配されてリテーナの押し込み動作を案内可能となってい
    ることを特徴とする請求項2記載の二重係止コネクタ。
JP24619496A 1996-09-18 1996-09-18 二重係止コネクタ Pending JPH1092502A (ja)

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Cited By (3)

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