JPH1092382A - 環状蛍光ランプ - Google Patents

環状蛍光ランプ

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Publication number
JPH1092382A
JPH1092382A JP28453596A JP28453596A JPH1092382A JP H1092382 A JPH1092382 A JP H1092382A JP 28453596 A JP28453596 A JP 28453596A JP 28453596 A JP28453596 A JP 28453596A JP H1092382 A JPH1092382 A JP H1092382A
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JP
Japan
Prior art keywords
curvature
tube
electrode portion
fluorescent lamp
electrode
Prior art date
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Pending
Application number
JP28453596A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Sakuma
清二 佐久間
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Hitachi Lighting Ltd
Original Assignee
Hitachi Lighting Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】局部的三管並置構造を廃した、環状蛍光灯器具
との適合性が良好な小形高出力形の環状蛍光灯ランプを
提供する。 【解決手段】発光管20は、第一電極部10から延在し
て正の第一曲率Q1で環状に曲がる第一管部21と、そ
の先から第一曲率よりも小となる正の第二曲率Q2を経
て第一曲率Q1よりも大となる正の第三曲率Q3で曲が
る第二管部22と、さらにその先から第二曲率Q2より
も大でかつ第一曲率Q1よりも小となる正の第四曲率Q
4で環状に曲がり第二電極部30へ至る第三管部23と
を含む。発光管20全体はふた回り弱の変形渦巻き形で
ある。ふた回り弱であるため、第一電極部10・第二電
極部30は相互に近在する。第二管部22は互いに近在
する第一電極部10・第二電極部30間を通過する。ま
た第一管部21および第三管部23は前者が内側で後者
が外側となる同心状の配置となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はほぼ渦巻き形を呈す
る小形高出力形の環状蛍光ランプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開平2−61956号公報の第3図に
渦巻き形の環状蛍光ランプが示されている。その発光管
は一端側の第一電極部付近で最大曲率となり、そこから
先へ行くに従って曲率が小さくなり、他端側の第二電極
部付近で最小曲率となり、全体がほぼふた回りの渦巻き
形を呈する。この渦巻き形の環状蛍光ランプは一重環状
のごく普通の環状蛍光ランプに比べると、大きさ(最大
環径)の割には長い長放電路形となり、それ故に小形高
出力形となり、それを組み込む環状蛍光灯器具に小形化
の利点をもたらす。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の渦巻き形の環状
蛍光ランプを環半径方向に沿って眺めると、若干の隙間
をとって二管が並ぶ二管並置構造を呈する。それらは環
半径方向に二管並置分の厚みをとる。しかし、電極部付
近では最内側の第一電極部・最外側の第二電極部・その
間に介在する管中央部の三者が並ぶ局部的三管並置構造
となり、そこだけが三管並置分の厚みをとる。局部的三
管並置構造はそれを組み込む環状蛍光灯器具と適合し難
い。環状蛍光灯器具の反射板・透光カバーは環状蛍光ラ
ンプに適合する一様均一な丸形であることが多いので、
環状蛍光ランプに局部的三管並置構造が付属すると、見
栄え上のバランスを崩すと同時に、そこだけが反射板・
透光カバーと過接近し、部品を過熱する心配がある。あ
るいはランプ着脱作業を難しくする等の不利益をもたら
す。過接近が問題にならない程度に反射板・透光カバー
との間の平均的隔離寸法を十分に大きく設計する、ある
いは反射板・透光カバーを局部的三管並置構造に適合す
る局部的特異形状とする等の方策も考えられるが、それ
は器具コストを高め、あるいは器具デザインを制約する
要因となり、得にならない。本発明の目的は局部的三管
並置構造を廃した、環状蛍光灯器具との適合性が良好な
小形高出力形の環状蛍光灯ランプを提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る環状蛍光ラ
ンプは、一端に第一電極部が封着され、他端に第二電極
部が封着され、かつ同一平面に沿ってほぼ渦巻き状に曲
成された発光管を備える。前記発光管は、前記第一電極
部から延在して正の第一曲率で環状に曲がる第一管部
と、その先から前記第一曲率も小となる正の第二曲率を
経て前記第一曲率よりも大となる正の第三曲率で曲がる
第二管部と、さらにその先から前記第二曲率よりも大で
かつ前記第一曲率よりも小となる正の第四曲率で環状に
曲がり前記第二電極部へ至る第三管部とを含む。前記第
二管部は互いに近在する前記第一電極部・第二電極部間
を通過する。また前記第一管部および前記第三管部は前
者が内側で後者が外側となる同心状の配置とする。第一
曲率の第一管部と第四曲率の第三管部だけであれば、互
いに独立な小環(曲率の大きな径の小さな輪)・大環
(曲率の小さな径の大きな輪)の二輪構造となり、渦巻
き形にならない。本発明はその間に最小の第二曲率で曲
がる区間を持ち、かつ最大の第三曲率で曲がる区間を持
った第二管部を介在させ、そこに渦巻き化に必要な変化
を集約させることによって、全体を一連のほぼ渦巻き形
にまとめる。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図1・図2を
使って説明する。一端に第一電極部10が封着され、他
端に第二電極部30が封着され、かつ同一平面に沿って
ほぼ渦巻き状に曲成される発光管20を備える。第一第
二の電極部10・30はステムに植設された一対のアン
カー線と、アンカー線に架設された電極コイルと、電極
コイルに塗布したオキサイド等を含むが、それらの図示
は省略する。25は第二電極部30のステムに設けた排
気管である。排気管25は発光管20内を排気し、かつ
管内に水銀および希ガス(たとえばアルゴン)を封入す
るためのものである。発光管20はたとえばガラス管で
あり、直管を所要の形状に曲げて作る。発光管20内面
に図外の蛍光体が皮膜状に塗布される。蛍光体は耐熱性
の高い例えば希土類蛍光体である。蛍光体を発光管20
を曲げる前の直管の時期に塗布する。蛍光体の懸濁液を
流して塗布する関係上、曲管よりも直管の方がより均一
に塗布できる。その後に管を加熱し所要の形状に曲げる
が、蛍光体はこの高温に耐える。発光管20は、第一電
極部10から延在して正の第一曲率Q1で環状に曲がる
第一管部21と、その先から第一曲率も小となる正の第
二曲率Q2を経て第一曲率Q1よりも大となる正の第三
曲率Q3で曲がる第二管部22と、さらにその先から第
二曲率Q2よりも大でかつ第一曲率Q1よりも小となる
正の第四曲率Q4で環状に曲がり第二電極部30へ至る
第三管部23とを含む。線P12は第一管部21と第二
管部22の境界線であり、線P23は第二管部22と第
三管部23の境界線である。図示の便宜上、各曲率Q1
〜Q4を該当曲率区域の中央箇所付近に打った黒点で表
示する。ちなみに黒点Q3は曲率Q3で曲がる区域に属
する。発光管20全体はふた回り弱の変形渦巻き形であ
る。ふた回り弱であるため、第一電極部10・第二電極
部30は相互に近在する。第二管部22は互いに近在す
る第一電極部10・第二電極部30間を通過する。また
第一管部21および第三管部23は前者が内側で後者が
外側となる同心状の配置となる。発光管各部21・22
・23の並びは第一管部21・第二管部22・第三管部
23の順となる。曲率のこの順に沿った並びは第一曲率
Q1・第二曲率Q2・第三曲率Q3・第四曲率Q4とな
る。各曲率Q1〜Q4を大きさの順に並べると 第三曲率Q3>第一曲率Q1>第四曲率Q4>第二曲率
Q2≧0 となる。第一管部21はほぼ一様な第一曲率Q1で曲が
る。第三管部23はほぼ一様な第四曲率Q4(Q1>Q
4)で曲がる。第一曲率Q1の第一管部21と第四曲率
Q4の第三管部23だけであれば、互いに独立な小環
(大曲率Q1の小径の輪)・大環(小曲率Q4の大径の
輪)の二輪構造となり、渦巻き形にならない。本発明は
その間に最小の第二曲率Q2で曲がる区間を持ち、かつ
最大の第三曲率Q3で曲がる区間を持つ第二管部22を
介在させ、そこに渦巻き化の変化を集約させることによ
って、全体を一連のほぼ渦巻き形にまとめる。各曲率Q
1〜Q4は正の値をとる。最小の曲率Q4は0であって
も構わない。最小の第4曲率Q4も0未満の負の曲率で
あってはならない。この理由は巻胴に巻きつけてなされ
る発光管20の曲成作業が困難になるためである。以
下、この点について補足する。発光管20の原形は直管
である。それを巻胴に巻き付けて、まず図3のような中
間形状に曲成する。この段階ではまだ最終形状の発光管
20ではないので、符号20を200に変えて用いる。
巻胴の図示は省略したが、それは発光管200の内側面
に沿った形状であり、それを真横から見ると近似円錐台
の該表面に螺旋状の管受け溝を刻んだ外観となる。加熱
した発光管200の両端を図外のチャックで掴んで巻胴
の管受け溝に押し当て、かつ巻き込む。それによって管
受け溝に適合する変形渦巻き形を実現する。仮に発光管
20のどこかが負曲率であると、その箇所が管受け溝に
添わず、曲成不可となる。少なくとも簡単には曲成でき
なくなる。図3の発光管200は渦を巻ながら次第に上
昇する形態であり、横から眺めると第二電極部20を最
低、第一電極部10を最高とする高低差を持つ。かかる
高低差があるために、発光管200各部は巻胴に対して
有効に巻き付き、管部相互の重なりを起こさない。その
後、巻胴を分解して発光管200を除去し、別の上型・
下型で挟んで加圧し、偏平化する。かくして、高低差は
解消し、同一平面に沿った図1・図2のごとき発光管2
0形状となる。発光管200の図3のように曲成する工
程およびその後の偏平化工程は発光管200を加熱した
状態でなされる。第一電極部10・第二電極部30は口
金部90に設けた図外の口金ピンを介して図外の点灯回
路(例えば高周波点灯回路)に接続される。口金部90
は図1にのみ透視図風に表示されている。口金部90は
第一電極部10・第二電極部30と、その間の第二管部
22中央箇所の付近に配置される。口金部90は合成樹
脂製であり、一対の半体を組み合わせて作る。そのやや
内向き加減の箇所にソケット受け部92があって、そこ
に都合4本の口金ピンが配置される。各口金部90は配
線・絶縁・補強等の役割を負う。また、全体を完全な環
らしく見せる。94は口金部90に設けた透光窓であ
り、第二管部22のその箇所の光を投射する。発光管2
0における口金部90の箇所は口金部90で補強され
る。その反対側箇所の補強はないので、反対側箇所の第
一管部21・第三管部23相互間を繋ぐ図外の補強接着
材を介在させ、補強することが望ましい。発光管20全
体はほぼ渦巻き形である。これを環半径方向に沿って眺
めると、若干の隙間をとって二管(21・23)が並ぶ
二管並置構造を呈する。それらは環半径方向に二管並置
分の厚みをとる。口金部90付近の構造は特殊であっ
て、以上の説明に正確には適合しないが、そこも二管並
置分の厚みの範囲に納まる。前記のような局部的三管並
置構造となる箇所はない。このため、環状蛍光ランプを
組み込む図外の環状蛍光灯器具の反射板・透光カバーに
対して、環状蛍光ランプの特定箇所が過接近する可能性
は低く、環状蛍光灯器具に対する適合性が向上する。一
方、環状蛍光ランプの器具本体に対する取り付けは、環
方向に添って均等に配置したたとえば3個のランプホル
ダーでなされるが、口金部90以外は環方向に沿ったど
こも均等な構造となっているので、環状蛍光ランプに環
方向の位置ずれがあってもランプホルダーへうまく取り
付く。このため、ランプホルダーとの適合性も高い。
【0006】
【発明の効果】本発明の発光管は大きな第一曲率の第一
管部と小さな第四曲率の第三管部との間に最小の第二曲
率で曲がる区間を持ち、かつ最大の第三曲率で曲がる区
間を持った第二管部を介在させ、そこに渦巻き化の変化
を集約させることによって、全体を一連のほぼ渦巻き形
にまとめたものである。また、その各部の曲率を全て正
曲率としたものである。これによれば、局部的三管並置
構造をともなわない、環状蛍光灯器具との適合性が良好
な小形高出力形の環状蛍光灯ランプが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る環状蛍光ランプの平面図であ
る。
【図2】 その正面図である。
【図3】 その製作途上の形状を示す正面図である。
【符号の説明】
10:第一電極部 30:第二電極部 20:発光管 25:排気管 Q1:第一曲率 21:第一管部 Q2:第二曲率 Q3:第三曲率 22:第二管部 Q4:第四曲率 30:第二電極部 23:第三管部 90:口金部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端に第一電極部が封着され、他端に第二
    電極部が封着され、かつ同一平面に沿ってほぼ渦巻き状
    に曲成された発光管を備え、 前記発光管は、前記第一電極部から延在して正の第一曲
    率で環状に曲がる第一管部と、その先から前記第一曲率
    も小となる正の第二曲率を経て前記第一曲率よりも大と
    なる正の第三曲率で曲がる第二管部と、さらにその先か
    ら前記第二曲率よりも大でかつ前記第一曲率よりも小と
    なる正の第四曲率で環状に曲がり前記第二電極部へ至る
    第三管部とを含み、 前記第二管部は互いに近在する前記第一電極部・第二電
    極部間を通過する配置であり、また前記第一管部および
    前記第三管部は前者が内側で後者が外側となる同心状の
    配置であることを特徴とする環状蛍光ランプ。
JP28453596A 1996-09-19 1996-09-19 環状蛍光ランプ Pending JPH1092382A (ja)

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