JPH1092319A - 環状蛍光灯の導入線整線装置 - Google Patents

環状蛍光灯の導入線整線装置

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JPH1092319A
JPH1092319A JP27141396A JP27141396A JPH1092319A JP H1092319 A JPH1092319 A JP H1092319A JP 27141396 A JP27141396 A JP 27141396A JP 27141396 A JP27141396 A JP 27141396A JP H1092319 A JPH1092319 A JP H1092319A
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JP
Japan
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straightening
introduction line
correction
lead
fluorescent tube
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JP27141396A
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English (en)
Inventor
Yasumichi Tawara
靖通 田原
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Hirata Corp
Original Assignee
Hirata Corp
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Publication date
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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
  • Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 ロータリー・インデックス・テーブル2
の上に整線装置本体1を搭載し、テーブル2の外側に整
線補助装置3を設置する。整線装置本体1は、内爪20
と一対の外爪16の間に導入線32を2本づつ挟み込む
ことにより内爪20の長さ方向と直交する方向に整線す
る。整線補助装置3は導入線32を通過させるための矯
正用スリット溝24を有しており、前記テーブル2を回
転させて整線補助装置3に保持されている導入線32が
スリット溝24を通過することにより、導入線32は前
記方向と直交する方向に整線される。整線装置本体1と
整線補助装置3により整線及び保持された導入線32に
口金33を装着する。 【効果】 整線装置を2つに分けたので、装置を簡略化
でき、ばらつきの大きな導入線を整線できる。整線装置
本体をテーブルに搭載しているので、設置スペースが必
要なく、また蛍光管を搬送しながら同時に導入線の整線
作業を行なえる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は環状蛍光灯の導入線
整線装置に関する。特に、環状をした蛍光管の両端部に
設けられている導入線を口金に合わせて整線及び矯正
し、導入線の口金への挿入を容易にするための導入線整
線装置に関する。
【0002】
【従来の技術】円環状蛍光灯の組立工程においては、環
状をした蛍光管の両端部間に2つに分割されたプラスチ
ック製の口金を装着する工程がある。この口金の装着工
程においては、蛍光管の両端から出ている蛍光灯フィラ
メントコイル用の導入線を、一方の口金に設けられたソ
ケット差込用ピンに通して溶接する必要がある。しかし
ながら、導入線は細くて曲り易いため、導入線を伸ばし
て整線する工程や矯正する工程などを自動化することが
困難であった。
【0003】円環状蛍光灯の導入線整線装置としては、
特公昭62−16495号公報に開示されたものがあ
る。しかし、この導入線整線装置は機構が複雑であるた
め、装置価格が高価となり、作業所要時間も長くなると
いう問題がある。
【0004】また、直管状蛍光灯の導入線を口金に挿通
させるための導入線整線装置としては、例えば特開昭4
9−63282号公報に開示されたものがある。これ
は、図18(a)(b)に示すような矯正治具51,5
2を用いるものであり、この矯正治具51,52は円錐
状をしたガイド孔53の底に間隔矯正用孔54を設けた
ものであって、ガイド孔53及び間隔矯正用孔54の中
心を通る面で2つに分割されている。
【0005】しかして、蛍光灯の導入線55を口金のソ
ケット差込用ピンに挿通させる場合には、導入線55の
先端を矯正治具51,52のガイド孔53に挿入し、ガ
イド孔53の縁で導入線55の先端を間隔矯正用孔54
へ導き、導入線55の先端を間隔矯正用孔54から突出
させる。この間隔矯正用孔54の間隔はソケット差込用
ピンの間隔に等しくなっているので、間隔矯正用孔54
の背後に配置された口金のソケット差込用ピンに導入線
55を容易に挿入することができる。導入線55の先端
をソケット差込用ピンに挿通させた後は、矯正治具5
1,52を2つに分割して導入線55から取り外し、口
金を蛍光管の管端に取り付ける。
【0006】しかしながら、このような矯正治具51,
52を用いた導入線整線装置にあっては、ばらけて広が
っている導入線55を間隔矯正用孔54へ導いて整線で
きる範囲は、ガイド孔53の広くなった側の開口直径に
よって決まる。また、傾いている導入線55をガイド孔
53でガイドできる傾きの範囲は、ガイド孔53のテー
パ(傾斜)の大きさによって決まり、テーパが大きいと
大きな傾きの導入線55を間隔矯正用孔54へ導くこと
ができない。このため、図19(a)に示すように、ば
らけて大きな範囲に広がっている導入線55を整線でき
るようにガイド孔53の開口直径を大きくすると、ガイ
ド孔53のテーパが大きくなるので、傾きの大きな導入
線55を間隔矯正用孔54へ導くことができない。逆
に、図19(b)に示すように、大きく傾いている導入
線55を間隔矯正用孔54へ導くことができるようにテ
ーパを小さくすれば、ガイド孔53の開口直径が小さく
なるので、ばらつきの大きな導入線55を間隔矯正用孔
54へ導くことができない。よって、このような導入線
整線装置にあっては、横方向への広がりや先端部の角度
等のばらつきの大きな導入線を矯正して口金のソケット
差込用ピンに挿通させることができなかった。
【0007】さらに、円環状蛍光灯の場合には、4本の
導入線を同時に整線して口金に通す必要があるので、上
記のような直管状蛍光灯のための導入線整線装置では、
円環状蛍光灯向けに用いると一層矯正作業が困難にな
る。
【0008】このため、一般には、事前に導入線を予備
的整線して導入線の整線や矯正を容易に行なえるように
したり、矯正された導入線をチャック等によって保持し
て口金への挿入を容易にしたりしている。この結果、蛍
光灯の組立工程においては、導入線の予備整線工程、整
線工程、矯正工程、導入線の把持工程、口金の装着工程
などの多数の工程を経る必要がある。これらの工程はラ
インに沿って順次配列されているので、広い設置スペー
スを占め、装置も高価であった。さらに、キャリア(搬
送装置)によって蛍光灯を順次各工程に搬送する必要が
あり、作業効率も悪かった。また、キャリアによって工
程間移動する間、蛍光灯の導入線は蛍光管に保持されて
いるだけであるので、導入線の整線や矯正を行なっても
工程間移動中に導入線が乱れる恐れがあった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は叙上の従来例
の欠点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、環状蛍光灯の導入線の整線作業を自動化し、ば
らつきの大きな導入線も確実に整線することができる導
入線整線装置を提供することにある。さらに、本発明
は、導入線整線装置の設置スペースの低減を図ると共に
整線処理効率の向上を図ることにある。
【0010】
【発明の開示】請求項1に記載の環状蛍光灯の導入線整
線装置は、環状をした蛍光管の導入線を一方向に揃える
整線装置本体と、導入線を前記方向とほぼ直交する方向
に揃える整線補助装置とからなることを特徴としてい
る。
【0011】本発明の導入線整線装置にあっては、導入
線を一方向に整線させるための装置(整線装置本体)と
導入線をほぼ直交する方向に整線させるための装置(整
線補助装置)とに分けているので、各装置の構造を簡略
化することができる。また、各装置の機能を分けて構造
を簡略化しているので、ばらつきの大きな導入線も整線
させることが可能になる。さらに、各装置の機能を簡略
化できるので、装置の製造コストも安価にすることがで
きる。
【0012】請求項2に記載の実施態様は、請求項1記
載の環状蛍光灯の導入線整線装置において、前記整線装
置本体が、間隔規制用の内側部材とその両側に配置され
た外側部材との間にそれぞれ導入線を挟み込むことによ
って導入線を一方向に整線するように構成されている。
【0013】この実施態様にあっては、環状蛍光管に設
けられている4本の導入線のうち2本の導入線を内側部
材と一方の外側部材の間に挟み、残り2本の導入線を内
側部材と他方の外側部材の間に挟み込むことにより、各
導入線を内側及び外側部材の間隙方向と直交する方向に
揃えることができる。しかも、内側部材の幅によって2
組の導入線どうしの間隔を一定に保つことができる。
【0014】請求項3に記載の実施態様は、請求項2に
記載の環状蛍光灯の導入線整線装置において、前記内側
部材が、蛍光管の端部間の間隙を通って導入線を2つに
分割するように構成されている。
【0015】この実施態様にあっては、蛍光管の端部
間、すなわち蛍光管の端に固定されている導入線の基端
部間の隙間を通って内側部材が導入線を2つに分割する
ので、一方の管端に設けられている導入線と他方の管端
に設けられている導入線を正確かつ確実に2分すること
ができる。
【0016】請求項4に記載の実施態様は、請求項1又
は2に記載の環状蛍光灯の導入線整線装置において、前
記整線装置本体が、一方向に揃えた導入線を当該導入線
の長さ方向に沿ってしごくことによって導入線を伸線す
る機構を備えていることを特徴としている。
【0017】この実施態様にあっては、一方向に揃えた
導入線を、導入線の長さ方向に沿ってしごくことができ
るので、反りや曲がりのある導入線をしごいてほぼ真っ
直ぐに伸線することができ、口金の装着を容易にするこ
とができる。
【0018】請求項5に記載の実施態様は、請求項1記
載の環状蛍光灯の導入線整線装置において、前記整線補
助装置が、前記整線装置本体により一方向に整線された
導入線を通過させることによって導入線を前記方向とほ
ぼ直交する方向に整線させるスリットを備えていること
を特徴としている。
【0019】この実施態様にあっては、整線装置本体に
よって整線された導入線を、整線補助装置のスリットを
通過させることによりほぼ直交する方向に整線させるこ
とができるので、整線補助装置に可動部分を設ける必要
がなく、整線補助装置の構造を簡単にすることができ
る。
【0020】請求項6に記載の実施態様は、請求項1〜
5に記載の蛍光灯の導入線整線装置において、前記整線
装置本体及び前記整線補助装置のうち少なくとも一方
を、蛍光管を保持して工程間移動させるための搬送装置
に設置したことを特徴としている。
【0021】請求項6に記載の導入線整線装置にあって
は、整線装置本体と整線補助装置のうち少なくとも一方
の装置を蛍光管搬送用の搬送装置に搭載しているので、
搬送装置に搭載された装置は別途設置スペースが不要に
なる。従って、導入線整線装置の設置スペースを小さく
することができる。また、搬送装置に整線装置本体又は
整線補助装置を搭載することにより、搬送装置で蛍光管
を搬送しながら導入線の整線作業を行なうことができ、
作業スピードが向上し、蛍光灯の製造効率も向上する。
さらに、搬送装置に整線装置本体又は整線補助装置を搭
載することにより導入線が整線された状態を保ったまま
で蛍光管を搬送することができ、一旦整線された導入線
が蛍光管の移動中に再びばらける恐れがなくなる。
【0022】
【発明の実施の形態】
(整線装置の構造)本発明にかかる円環状蛍光灯の導入
線整線装置は、ロータリー・インデックス・テーブル2
上に固定された整線装置本体1と、ロータリー・インデ
ックス・テーブル2の周囲に設置された整線補助装置3
とから構成されている。
【0023】ロータリー・インデックス・テーブル2上
に固定された整線装置本体1を図1に示す。ロータリー
・インデックス・テーブル2は、円環状をした蛍光管を
保持して工程間を搬送するための搬送装置であって、外
周部上面には円環状をした蛍光管を45度の角度に傾け
て、例えば3箇所で保持するための蛍光管クランパー4
が設置されている。このような蛍光管クランパー4は従
来より用いられているものであり、詳細は省略する。ロ
ータリー・インデックス・テーブル2は回転軸5によっ
て回転自在に支持されており、モータやロータリー・ア
クチュエータ等の回転機と減速機等によって構成された
回転制御装置6によって回転駆動されるようになってい
る。ロータリー・インデックス・テーブル2の上面外周
部には、その円周方向(以下、θ方向という)に沿って
一定間隔で複数台の整線装置本体1が設置されており
(図1には1台の整線装置本体1だけを示す)、蛍光管
クランパー4は整線装置本体1の前部で蛍光管を保持す
るよう配置されている。
【0024】整線装置本体1は、蛍光管の両端に設けら
れている4本の導入線をθ方向に整線するための矯正機
構部7を備えている。矯正機構部7の背面には、スライ
ダー8が設けられており、このスライダー8は移動テー
ブル9の上面に立てられた昇降用レール10に摺動自在
に係合しており、移動テーブル9上に設けられたエアア
クチュエータ(図示せず)を駆動することにより矯正機
構部7を昇降用レール10に沿って上下移動させられる
ようになっている。また、移動テーブル9の下面に設け
られたスライダー11は、ロータリー・インデックス・
テーブル2の半径方向(以下、R方向という)に沿っ
て、ロータリー・インデックス・テーブル2の上面に固
定された移動用レール12に摺動自在に係合しており、
ロータリー・インデックス・テーブル2の上面に固定さ
れたエアアクチュエータ(図示せず)を駆動することに
より移動テーブル9をR方向に移動させられるようにな
っている。従って、矯正機構部7は、ロータリー・イン
デックス・テーブル2によってθ方向に移動すると共に
移動用レール12に沿ってR方向に移動でき、さらに昇
降用レール10に沿って上下方向にも移動できるように
なっている。
【0025】矯正機構部7の正面図を図2に示す。略コ
字形をしたフレーム部13の上水平片13a下面には、
図3(a)に示すような矯正外爪開閉ユニット14が取
り付けられている。矯正外爪開閉ユニット14は、一対
の外爪部材15a,15bを備えており、両外爪部材1
5a,15bを左右に開いたり閉じたりするようになっ
ている。各外爪部材15a,15bには細軸状の外爪1
6が突出しており、左右の外爪16は互いに平行となっ
ており、各外爪16の内面には蛍光管の導入線を矯正す
るための矯正溝17が互いに対向するようにして凹設さ
れている。この矯正溝17は、導入線の直径とほぼ等し
い深さと、導入線の直径に比較して非常に広い長さを有
している。
【0026】フレーム部13の下水平片13bの先端部
上面には軸受け部18が設けられており、軸受け部18
には導入線矯正用の内爪部材19の基部が回動自在に枢
支されている。内爪部材19は、外爪16とほぼ等しい
長さをした、細軸状の内爪20を有している。また、内
爪部材19は軸受け部18と隣接して設けられた内爪転
回ユニット21によって回転駆動される。しかして、内
爪部材19は、待機状態においては、内爪20が下方を
向くように回転させておき、使用時には、内爪20が外
爪16間の中央に位置するように上方へ回転させる。
【0027】図4はロータリー・インデックス・テーブ
ル2の外周方向近傍に設置されている整線補助装置3を
示す側面図である。整線補助装置3は逆J形に屈曲した
支柱22の先端部下面に矯正用ガイドレール23を設け
たものであり、矯正用ガイドレール23は図5(b)に
示すようにほぼ導入線の直径と等しい幅の2本の矯正用
スリット溝24を平行に設けたものであり、矯正用スリ
ット溝24の導入線導入側の端には、導入線を矯正用ス
リット溝24へスムーズに導くために略V字状に開いた
ガイド部25が形成されており、矯正用ガイドレール2
3の長さは支柱22の幅よりも長くなっていて導入線導
入側と反対側の端部は支柱22よりも後方へ延びてい
る。また、支柱22の先端部下面には、図5(a)に示
すように、矯正用スリット溝24を通過する導入線を逃
がすための凹部26が形成されている。ここで、矯正用
ガイドレール23は、ロータリー・インデックス・テー
ブル2の蛍光管クランパー4に保持された蛍光管の導入
線が通過する位置に配置されており、矯正用スリット溝
24の伸びている方向はθ方向と一致する方向に向けら
れている。
【0028】(整線装置による蛍光管の整線工程及び口
金の取付工程)次に、上記導入線整線装置により蛍光管
31の管端間に口金33,34が取り付けられるまでの
作業を説明する。図6(a)は、蛍光管供給位置におい
て、円環状をした蛍光管31を供給して蛍光管クランパ
ー4に保持した状態を示している。蛍光管31は45゜
の角度に保持されており、蛍光管31の両端に設けられ
ている4本の導入線32は、予備整線工程によりほぼ上
方を向くように低精度で整線されている。このときロー
タリー・インデックス・テーブル2は停止している。整
線装置本体1は待機状態となっており、矯正機構部7は
後退及び下降している。すなわち、矯正機構部7は昇降
用レール10上で下降しており、矯正機構部7を搭載し
た移動テーブル9は移動用レール12上を後退してい
る。また、外爪部材15a,15bは、図6(b)に示
すように矯正外爪開閉ユニット14によって十分に開か
れており、内爪部材19は内爪転回ユニット21によっ
て下向きに回転させられている。
【0029】蛍光管31が蛍光管クランパー4にセット
されると、ロータリー・インデックス・テーブル2が回
転を開始し、同時に移動テーブル9が移動用レール12
に沿って移動して矯正機構部7が前進する。矯正機構部
7が前進した状態を図7(a)に示す。矯正機構部7が
前進すると、蛍光管クランパー4に保持されている蛍光
管31の4本の導入線32は2本の外爪16間に挿入さ
れる。こうして外爪16間に挟まれた4本の導入線32
は、図7(b)に示すように、ばらつきを有している
が、確実に矯正溝17の範囲に納まるよう予備整線の精
度などを考慮して矯正溝17の長さLを決めてある。
【0030】矯正機構部7が前進し終えると、ロータリ
ー・インデックス・テーブル2の回転を継続した状態
で、図8(a)に示すように、内爪転回ユニット21に
よって内爪部材19を水平姿勢に回転させ、内爪20を
外爪16間に平行に位置させる。このとき内爪20は、
蛍光管31の端部間の隙間を下方から上方へ通過するこ
とにより、図8(b)に示すように、導入線32を2本
ずつ強制的に、すなわち確実に分離し、内側基準とな
る。
【0031】ついで、ロータリー・インデックス・テー
ブル2の回転を継続しながら、矯正外爪開閉ユニット1
4によって外爪部材15a,15bを閉じると、図9
(a)に示すように、導入線32は2本ずつ各外爪部材
15a,15bの矯正溝17内に納まり、矯正溝17と
内爪20との間に保持される。矯正溝17の深さは、導
入線32の直径と等しいか、若干浅くなっているので、
各導入線32は矯正溝17と内爪20の間に挟まれるこ
とによって図9(b)に示すようにθ方向に揃えられる
と同時に、内爪20の側面に当接することによって導入
線32はθ方向に位置決めされる。
【0032】外爪部材15a,15bが閉じて導入線3
2がθ方向に整線されると、ロータリー・インデックス
・テーブル2は停止する。ロータリー・インデックス・
テーブル2が静止すると、図10に示すように、矯正機
構部7は昇降用レール10に沿って上昇する。矯正機構
部7が上昇すると、外爪16及び内爪20が導入線32
を挟んだままで導入線32に沿って上昇するので、R方
向で広がっていた導入線32は、図11(a)に示すよ
うに、矯正溝17の縁によって集められる。また、外爪
16及び内爪20は導入線32を挟んで上昇することに
よって導入線32をしごくので、導入線32を広い範囲
にわたって整線でき、反っていた導入線32も図11
(b)のように真っ直ぐに伸ばして矯正することができ
る。
【0033】矯正機構部7を上昇させて導入線32をし
ごき終えると、再びロータリー・インデックス・テーブ
ル2が回転し、蛍光管クランパー4に保持された蛍光管
31と矯正機構部7を整線補助装置3へ移動させる。こ
のとき導入線32は整線装置本体1によって保持されて
いるので、工程間移動中に導入線32が変形する恐れが
ない。矯正機構部7が整線補助装置3を通過するとき、
外爪16の矯正溝17の部分が整線補助装置3の矯正用
ガイドレール23の下面を通過するよう位置調整されて
いるので、整線装置本体1によって保持されている導入
線32が整線補助装置3の矯正用ガイドレール23の前
端部に達すると、図12(a)に示すように、導入線3
2は矯正用ガイドレール23のガイド部25に導かれて
2本ずつ矯正用スリット溝24内に送り込まれる。
【0034】導入線32が矯正用ガイドレール23の矯
正用スリット溝24内に入った状態では、各導入線32
は矯正用スリット溝24によって一定間隔をおいて保持
され、R方向に位置決めされる。従って、図12(b)
に示すように、4本の導入線32は外爪16及び内爪2
0によってθ方向に位置決めされ、矯正用スリット溝2
4によってR方向に位置決めされ、所定の相互位置関係
を保って把持される。
【0035】この状態で導入線32が矯正用スリット溝
24を通って支柱22の先端部を通過し、図13(a)
に示すように矯正用ガイドレール23後端部の所定位置
に達すると、ロータリー・インデックス・テーブル2が
停止し、導入線32は所定位置に位置決め静止させられ
る。
【0036】ついで、ソケット差込用ピン35を備えた
片方の口金33が供給される。すなわち、口金33は口
金供給装置36によってソケット差込用ピン35を位置
決め状態で保持され、位置決めされている導入線32の
上方へ送り込まれる。ついで、口金33のソケット差込
用ピン35と導入線32の位置を合わせた状態で口金を
下降させ、パイプ状をしたソケット差込用ピン35に導
入線32を挿通させる。図13(b)に示すように、口
金33が矯正用ガイドレール23で受けられると、口金
供給装置36は口金33を解放する。
【0037】口金供給装置36が口金33を離すと、ロ
ータリー・インデックス・テーブル2が再び回転する。
ロータリー・インデックス・テーブル2が回転して、導
入線32が矯正用ガイドレール23から抜け出ると、矯
正用ガイドレール23の上の口金33は図14(a)
(b)に示すように外爪16及び内爪20に受けられ
る。ひきつづき、図14(c)に示すように矯正外爪開
閉ユニット14によって外爪16が開かれ、図15
(a)(b)に示すように矯正機構部7が下降し、内爪
20が内爪転回ユニット21によって下方へ回動させら
れる。従って、口金33は、ソケット差込用ピン35に
導入線32を挿通させられた状態で、開いた外爪16に
より支持される。
【0038】ついで、図16に示すように、矯正機構部
7が移動用レール12に沿って後退すると、口金33が
導入線32に導かれて蛍光管31の上に落ち、ロータリ
ー・インデックス・テーブル2が停止する。図17に示
すように、この状態で導入線32とソケット差込用ピン
35の先端をろう材37によって溶接し、導入線32の
余分な部分を切断して口金の取り付け作業を終了する。
作業が終了すると、口金33を取り付けられた蛍光管3
1は蛍光管クランパー4から取り外され、次工程へ送ら
れる。
【0039】なお、図16及び図17に示すように、こ
の工程において他方の口金34も蛍光管31に取り付け
るようにしてもよく、別な工程で取り付けるようにして
もよい。
【0040】本発明の導入線整線装置にあっては、2つ
の整線方向に応じて整線装置本体1と整線補助装置3と
に分けているので、各装置の構造を簡略化することがで
きる。特に、整線補助装置3は可動部分を持たないの
で、構造が極めて簡単になる。
【0041】しかも、整線装置本体1においては、外爪
16が開いた時の外爪16どうしの距離によって、θ方
向における導入線32のばらつきを整線できる許容範囲
が決まるので、θ方向に大きなばらつきを有する導入線
32も容易に整線できる。
【0042】また、整線補助装置3においても、ガイド
部25の広がりによって、R方向における導入線32の
ばらつきを整線できる許容範囲が決まるので、R方向に
大きなばらつきを有する導入線32も容易に整線でき
る。
【0043】整線装置本体1は、蛍光管31を搬送(工
程間移動)させるためのロータリー・インデックス・テ
ーブル2上に搭載されているので、別途整線装置本体1
の設置スペースが必要なく、導入線整線装置の設置スペ
ースを低減することができる。また、整線装置本体は、
ロータリー・インデックス・テーブルによって蛍光管が
搬送されている途上において整線作業を行なうことがで
きるので、整線作業の処理速度が向上し、作業効率が向
上する。さらに、ロータリー・インデックス・テーブル
2により蛍光管を搬送する際には、整線装置本体によっ
て導入線を保持することができるので、蛍光管の搬送時
に整線された導入線が再び乱れる恐れが無くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる整線装置本体の構造を示す側面
図である。
【図2】同上の整線装置本体に含まれる矯正機構部の構
造を示す正面図である。
【図3】(a)は同上の矯正機構部に含まれる外爪部材
及び矯正外爪開閉ユニットを示す平面図、(b)は内爪
部材及び内爪転回ユニットを示す平面図である。
【図4】本発明にかかる整線補助装置の構造を示す側面
図である。
【図5】(a)は同上の整線補助装置の先端部分の構造
を示す側面図、(b)はその矯正用ガイドレールの平面
図である。
【図6】(a)は整線装置本体が待機中で、蛍光管クラ
ンパーに蛍光管を供給された直後の状態を示す側面図、
(b)はそのときの外爪の状態を示す一部破断した平面
図である。
【図7】(a)は整線装置本体の矯正機構部が前進した
状態を示す側面図、(b)はそのときの外爪の状態を示
す一部破断した平面図である。
【図8】(a)は整線装置本体の内爪部材が回動して水
平姿勢となった状態を示す側面図、(b)はそのときの
外爪及び内爪の状態を示す一部破断した平面図である。
【図9】(a)は矯正外爪開閉ユニットによって外爪が
閉じられた状態を示す正面図、(b)はそのときの外爪
及び内爪の状態を示す一部破断した平面図である。
【図10】整線装置本体の矯正機構部が上昇した状態を
示す側面図である。
【図11】(a)(b)は矯正機構部が上昇して外爪及
び内爪が導入線をしごいている様子を示す側面方向及び
正面方向から見た説明図である。
【図12】(a)は矯正機構部により保持された導入線
が整線補助装置の矯正用ガイドレール内を通過させられ
る際の様子を示す側面図、(b)はそのときの外爪、内
爪及び矯正用ガイドレールの状態を示す一部破断した平
面図である。
【図13】(a)(b)は外爪、内爪及び矯正用ガイド
レールによって整線され、保持されている導入線に口金
を取り付ける様子を説明する図である。
【図14】(a)は矯正用ガイドレールを通過後の矯正
機構部と口金を取り付けられた導入線を示す側面図、
(b)はそのときの外爪及び内爪の様子を示す一部破断
した平面図、(c)は外爪が開いた状態を示す一部破断
した平面図である。
【図15】(a)は矯正機構部が下降し、内爪部材が下
方へ回動した状態を示す側面図、(b)はそのときの外
爪の状態を示す一部破断した平面図である。
【図16】矯正機構部が後退した状態を示す側面図であ
る。
【図17】口金を取り付けられた蛍光管を示す断面図で
ある。
【図18】(a)は従来例の直管蛍光灯用の整線装置に
用いられている矯正治具を示す正面図、(b)は矯正治
具の断面図である。
【図19】(a)(b)は同上の矯正治具の問題点を説
明するための図である。
【符号の説明】
1 整線装置本体 2 ロータリー・インデックス・テーブル(搬送装置) 3 整線補助装置 4 蛍光管クランパー 7 矯正機構部 9 移動テーブル 14 矯正外爪開閉ユニット 16 外爪(外側部材) 17 矯正用溝 20 内爪(内側部材) 21 内爪転回ユニット 23 矯正用ガイドレール 24 矯正用スリット溝(スリット) 25 ガイド部 31 蛍光管 32 導入線 33 口金 35 ソケット差込用ピン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状をした蛍光管の導入線を一方向に揃
    える整線装置本体と、導入線を前記方向とほぼ直交する
    方向に揃える整線補助装置とからなることを特徴とする
    環状蛍光灯の導入線整線装置。
  2. 【請求項2】 前記整線装置本体は、間隔規制用の内側
    部材とその両側に配置された外側部材との間にそれぞれ
    導入線を挟み込むことによって導入線を一方向に整線す
    ることを特徴とする、請求項1に記載の環状蛍光灯の導
    入線整線装置。
  3. 【請求項3】 前記内側部材は、蛍光管の端部間の間隙
    を通って導入線を2つに分割することを特徴とする、請
    求項2に記載の環状蛍光灯の導入線整線装置。
  4. 【請求項4】 前記整線装置本体は、一方向に揃えた導
    入線を当該導入線の長さ方向に沿ってしごくことによっ
    て導入線を伸線する機構を備えていることを特徴とす
    る、請求項1又は2に記載の環状蛍光灯の導入線整線装
    置。
  5. 【請求項5】 前記整線補助装置は、前記整線装置本体
    により一方向に整線された導入線を通過させることによ
    って導入線を前記方向とほぼ直交する方向に整線させる
    スリットを備えていることを特徴とする、請求項1に記
    載の環状蛍光灯の導入線整線装置。
  6. 【請求項6】 前記整線装置本体及び前記整線補助装置
    のうち少なくとも一方を、蛍光管を保持して工程間移動
    させるための搬送装置に設置したことを特徴とする、請
    求項1〜5に記載の蛍光灯の導入線整線装置。
JP27141396A 1996-09-19 1996-09-19 環状蛍光灯の導入線整線装置 Withdrawn JPH1092319A (ja)

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