JP2008168310A - 蛍光管におけるリード線接続装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】蛍光管の電極端子とリード線とを簡単にしかも精度よく接続することで生産効率を向上させると共に、一定の品質で製造することができ、そのうえ量産性を向上させるようにした。
【解決手段】リード線接続装置1は、接続位置でリード線3の環状端部3Aの中心にバックライト2の電極端子2Aの軸線を一致させて環状端部3Aと電極端子2Aとを位置決めする位置決め手段10と、位置決め手段10にリード線3を受け渡すリード線供給手段20と、バックライト2を収容する収納手段30と、収納手段30から任意のバックライト2を取り出して、そのバックライト2の電極端子2Aを位置決め手段10に供給するバックライト供給手段40と、位置決めされた電極端子2Aと環状端部3Aとをハンダ付けするハンダ付け手段50とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば液晶パネルなどに用いられるバックライト用蛍光管の電極端子にリード線を接続するための蛍光管におけるリード線接続装置に関する。
従来、例えば液晶パネルなどに使用されるバックライト用蛍光管(以下、単に「バックライト」という)は、液晶パネルの裏面側に複数本を平行に配列されている。そして、バックライト両端から突出する電極端子には、バックライトに電力供給するためのリード線が接続されていて、そのリード線は基板に接続されている。
一般的に、バックライト両端の電極(電極端子)とリード線とはハンダ付けによって接続されている。この場合のリード線は、リード線の先端部から工具を用いて被覆を除去して導線を露出させ、露出させた導線を専用の工具などにより折り曲げて環状に形成し、環状に形成した導線の部分にバックライトの一方の電極端子を挿通させ、電極端子と導線の環状の部分とをハンダ付けにより一体に接続することにより、リード線をバックライトに接続している(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−34128号公報
しかしながら、従来のバックライトの電極端子とリード線とのハンダ付け作業は、緻密に注意深く行う必要があり機械化することが困難であったため、手作業により行なわれていた。すなわち、バックライトの電極端子とリード線とのハンダ付け部を精度よく位置決めする必要があり、その作業に手間と時間が掛かり、生産効率が悪いといった欠点があった。また、それらの作業には熟練を要するため、経験の浅い技能者では不良品の発生率が高くなるとともに、技能者の技量によってハンダ接続部の仕上がりにばらつきが生じるといった問題があった。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、蛍光管の電極端子とリード線とを簡単にしかも精度よく接続することで生産効率を向上させると共に、一定の品質で製造することができ、そのうえ量産性を向上させるようにした蛍光管におけるリード線接続装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る蛍光管におけるリード線接続装置は、蛍光管の端部に突設された電極端子と、一端部を環状させて孔部を形成した環状端部を有するリード線とを所定の接続位置で接続するための蛍光管におけるリード線接続装置であって、接続位置を有するとともに、その接続位置で環状端部の中心に電極端子の軸線を一致させて環状端部と電極端子とを位置決めする位置決め手段と、位置決め手段にリード線を受け渡すリード線供給手段と、蛍光管を収容する収納手段と、収納手段から蛍光管を取り出して、その蛍光管の電極端子を位置決め手段に供給する蛍光管供給手段と、接続位置で位置決めされた電極端子と環状端部とをハンダ付けするハンダ付け手段とを備え、位置決め手段は複数設けられ、複数の位置決め手段のそれぞれには、リード線供給手段によってリード線が振り分けられて供給されるとともに、蛍光管供給手段によって蛍光管が振り分けられて供給されるように構成されていることを特徴としている。
本発明では、リード線を把持したリード線供給手段によって、環状端部の中心に蛍光管の電極端子の軸線を一致させるようにして複数の位置決め手段に振り分けて受け渡す。そして、蛍光管供給手段によって収納手段から蛍光管を取り出し、その蛍光管を複数の位置決め手段に振り分けて供給する。このとき、蛍光管の軸線を位置決めしたリード線の環状端部の中心に一致するように供給させることができることから、電極端子と環状端部とを接続位置で位置決めさせることができる。そのため、ハンダ付け手段を用いてハンダ付けによって、位置決めされた電極端子と環状端部を精度よく接続することができる。
また、本発明に係る蛍光管におけるリード線接続装置では、位置決め手段で電極端子と環状端部とを位置決めした後で、リード線を受け替えて把持する受け渡し手段が設けられ、受け渡し手段でリード線を把持した後に、位置決め手段を移動させ、接続位置の周囲に所定の空間を確保するようにしたことが好ましい。
本発明では、位置決め手段においてリード線の環状端部と蛍光管の電極端子とを位置決めさせた状態で、受け渡し手段によってリード線を別の位置(例えば胴部)で把持して受け替え、位置決め手段を移動させて接続位置の周囲に所定の空間を確保することで、ハンダ付け手段によるハンダ付けの作業スペースを確保することができる。
また、本発明に係る蛍光管におけるリード線接続装置では、位置決め手段には、蛍光管の軸線と同軸上を移動する挿入ピンが設けられ、挿入ピンを環状端部に挿通させて環状端部を接続位置に合わせることが好ましい。
本発明では、挿入ピンをリード線の環状端部に挿通させることで、環状端部の中心を位置決め手段に供給される蛍光管の軸線と一致させることができ、リード線の芯出しが行なわれることになる。つまり、リード線供給手段より受け渡されたリード線の環状端部の中心が蛍光管の軸線とずれていても、蛍光管が位置決め手段に供給される前に、環状端部の中心位置を蛍光管の軸線に一致させて位置の修正を行うことができ、蛍光管の電極端子と環状端部とを精度よく、且つ確実に接続することができる。
本発明の蛍光管におけるリード線接続装置によれば、リード線の環状端部と蛍光管の電極端子とを精度よく簡単に位置決めすることができ、環状端部と電極端子とをハンダ付けする作業の生産効率を向上させることができる。また、従来のようにハンダ付け作業が手作業でないことから、技能者の技量によって品質が左右されることがなく一定の品質で製造することができる。しかも、一方の蛍光管へのハンダ付け中に、別の蛍光管にリード線を供給することにより、複数の位置決め手段を用いて並行作業を行うことができ、生産効率を高めて量産性を向上させることができる。
以下、本発明の蛍光管におけるリード線接続装置の実施の形態について、図1乃至図13に基づいて説明する。
図1は本発明の実施の形態によるバックライトのリード線接続装置の全体を示す概略図、図2はバックライトとリード線の接続状態を示す斜視図、図3は位置決め手段の概要を示す斜視図、図4は図3に示す位置決め手段のA−A線矢視図、図5は図4に示す位置決め手段のB−B線断面図、図6は位置決め手段のクランプ部における解放状態を示す図、図7は図4に示す位置決め手段のC−C線断面図、図8は図5のクランプ部の合わせ面を示す拡大図、図9は位置決め手段とリード線供給手段の作業状態の概略を示す斜視図、図10は収納手段とバックライト供給手段の概要を示す斜視図、図11は図10に示す収納手段とバックライト供給手段の側断面図、図12はバックライト供給手段の作業状態の概略を示す斜視図、図13はハンダ付け作業状態の概略を示す斜視図である。
図1における符号1は、本実施の形態によるリード線接続装置を示している。このリード線接続装置1は、例えば液晶パネルなどに使用されるバックライト用蛍光管(以下、バックライト2と称する)のハンダ付け工程に採用されるものである。図2に示すように、バックライト2は、極細形状をなし、その両端部には電極端子2A、2Aが突設した状態になっている。そして、本リード線接続装置1では、所定の接続位置P(図5参照)においてバックライト2の電極端子2Aにリード線3の一端部(後述する環状端部3A)の導線をハンダ付けにより一体に接続するものである。
図2に示すように、リード線3は、導線を被覆して形成されている。そして、リード線3の一端は、導線が露出され、図示しない曲げ加工手段によって導線軸に直交する方向に環状に巻き付けるように曲げてなる環状端部3Aが形成されている。すなわち、環状端部3Aには、所定の大きさをなす孔部3aが形成されている。詳しくは後述するが、リード線3の孔部3aにバックライト2の一方の電極端子2Aを挿通させた状態で係合させ、その係合部をハンダ付けする構成をなしている。
図1及び図2に示すように、リード線接続装置1は、接続位置P(図5参照)を有するとともに、その接続位置Pでリード線3の環状端部3Aの中心にバックライト2の電極端子2Aの軸線を一致させて環状端部3Aと電極端子2Aとを位置決めする位置決め手段10と、位置決め手段10にリード線3を受け渡すリード線供給手段20と、複数のバックライト2、2、…を収納する収納手段30と、この収納手段30からバックライト2を取り出してその電極端子2Aを位置決め手段10に供給するバックライト供給手段40(蛍光管供給手段)と、接続位置Pで位置決めされた電極端子2Aと環状端部3Aとをハンダ付けするハンダ付け手段50と、バックライト2を搬送する搬送手段60とから概略構成されている。
なお、本実施の形態によるリード線接続装置1では、位置決め手段10、バックライト供給手段40、及びハンダ付け手段50はそれぞれ2つずつ設けられ、リード線供給手段20、収納手段30、搬送手段60はそれぞれ1つずつが設けられている。そして、リード線供給手段20は2つの位置決め手段10、10のそれぞれにリード線3を振り分けて供給するように構成されている。
また、本リード線接続装置1には、接続位置Pでバックライト2の電極端子2Aとリード線3の環状端部3Aとを位置決めしたとき、リード線3を受け替えて把持する受け渡し手段70が設けられている。
ここで、バックライト2の軸線を符号H(図5及び図6参照)で示し、接続位置Pに供給されるバックライト2の軸線方向を矢印X方向とし、そのさらに接続位置Pに供給されるリード線3の向きを矢印Y方向とする。なお、接続位置Pは、前記軸線Hと環状端部3A(孔部3a)の中心とが一致する位置とされる。
図3に示すように、位置決め手段10、10は、基板10Aに一体に設けられている。そして、図4乃至図6等に示すように、各位置決め手段10は、リード線3を保持するクランプ部11と、供給されたバックライト2の軸線Hと同軸上を進退移動するとともに、保持されたリード線3の環状端部3Aに挿通可能とされる挿入ピン12とを具備している。
図5、図6及び図7に示すように、クランプ部11は、一対のクランプ部材11A,11Bからなり、このクランプ部材11A、11Bがバックライト2の軸線Hを挟んで上下(図6に示す矢印Z方向)に移動可能に設けられている。そして、図8に示すように、クランプ部材11A、11Bの合わせ面11a、11b(図6参照)のそれぞれには、互いの面11a、11bを合わせた状態でリード線3を上下方向(矢印Y方向)に向けてその胴部3bの先端側を把持するリード線把持部13と、その環状端部3Aを収容するリード線先端収容部14と、挿入ピン12の進退移動路をなしてバックライト2の軸線Hに沿って延びる挿通部15と、バックライト2の電極端子2Aを接続位置Pに案内させるバックライト案内部16とが設けられている。
図6に示すように、リード線把持部13には、その合わせ面11a、11b側において、挿入されるリード線3の軸方向(図5に示す矢印Y方向)に互い違いになるようにV溝13a、13bが形成され、クランプ部材11A、11Bでクランプしたときに双方のV溝13a、13bの溝底部でリード線3の胴部3b(被覆されている部分)を挟持して保持するようになっている。
図7に示すリード線先端収容部14は、リード線3の環状端部3Aの外径寸法より少し大きな内径をなす円弧部14aが形成されている。つまり、リード線3が保持された状態において、環状端部3Aの外周部とリード線先端収容部14の円弧部14aとの間にはわずかな隙間があることから、環状端部3Aがリード線先端収容部14内で微動できる構成となっている。
そして、挿通部15には、挿入ピン12の進退移動路をなすとともに、挿入ピン12が後退しているときにはバックライト2の電極端子2Aが挿通可能される。つまり、図8に示すように、挿通部15における図面に向かって右側より挿入ピン12が挿入され、図面に向かって左側よりバックライト2の電極端子2Aが挿入されることになる。
また、図8に示すバックライト案内部16は、矢印E1方向に供給されるバックライト2の本体端部2aを係合させて所定位置にバックライト2を位置決めするものであって、バックライト2の軸線Hと挿入ピン12の中心とが一致するように案内させる構成となっている。このバックライト案内部16は、内側からバックライト2側に向かう方向(矢印E2方向)に向かって径が拡大されたすり鉢状に形成されている。これにより、バックライト2は、バックライト案内部16に沿って挿通部15にスムーズに進入することができる。
また、バックライト案内部16には、電極端子2Aを所定の位置で位置決めするために、バックライト2の本体先端面2bを当接させる当接部16aを有している。つまり、当接部16aで係止したバックライト2の電極端子2Aの位置は、先に位置決めされている環状端部3Aの孔部3aに挿通して係合する位置となる。
図5及び図6に示すように、挿入ピン12は、先端(バックライト2側)にリード線3の環状端部3Aの孔部径と略同径をなしている。挿入ピン12のピン先端部12aは、バックライト2側に向かって漸次縮径するテーパが形成されている。挿入ピン12は、その後端側に設けられるエアシリンダー等の挿入ピン押出し手段17によって軸線Hに沿って進退移動される構成をなしている。
図9に示すように、リード線供給手段20は、一対の位置決め手段10、10の間の位置で把持部24(後述)が矢印X方向に移動可能に設けられ、環状端部3A(図2参照)を形成させたリード線3を他の図示しないリード線搬送装置により受け渡されて把持した状態から、一対の位置決め手段10、10のどちらか一方に受け渡す構成となっている。
すなわち、リード線供給手段20は、支持台21と、支持台21を矢印Y方向(両位置決め手段10、10を行き来する方向)に往復移動させるスライド機構22と、支持台21上において上下方向を軸に回転する回転盤23と、回転盤23に固定されてリード線3を略水平方向に把持する把持部24とを具備している。
スライド機構22は、矢印Y方向に延在してその一部に支持部21を固定させた送りネジ22Aと、送りネジ22Aと略平行(矢印Y方向)に配置されたロッド22B、22Bと、送りネジ22Aをその軸線を中心に回転させるための駆動装置22Cとからなる。支持台21は、ロッド22B、22Bを挿通させた状態とされ、ロッド22B、22Bに案内されて摺動可能となっている。駆動装置22Cの回転により、送りネジ22Aを介して支持台21が矢印Y方向に往復移動する。
回転盤23は、例えば略180°回転可能とされ、対向する位置決め手段10、10のうちいずれか一方の位置決め手段10側に、把持部24で把持したリード線3の環状端部3Aが向くように回転させる。
このように、リード線供給手段20は、両位置決め手段10、10のそれぞれにリード線3を振り分けて供給する構成となっている。また、把持部24は、リード線3を水平方向に向けた状態でその胴部3bを挟持するクランプ機構をなしている。
図10に示すように、収納手段30は、略縦方向に延びる案内溝31aを形成させた2枚の側板31、31を対向させてなり、その対向する案内溝31a、31aの上方から順次バックライト2を挿入させて上下方向に配列させるように収納する構成となっている。
そして、収納される複数のバックライト2、2、…は、案内溝31aの下方から順に取り出すようになっている。図11に示すように、案内溝31aの下方には、上下方向に互いに離間して上部ストッパー32と下部ストッパー33とが設けられている。上部ストッパー32は案内溝31aの最も下に位置するバックライト2を下方より支持し、下部ストッパー33は後述する供給部41によって上部ストッパー32より受け替えられて一時的に配置させるものである。そして、上部ストッパー32と下部ストッパー33とは、搬送方向(図10に示す矢印Y方向)に進退可能に設けられている。
図10及び図11に示すように、バックライト供給手段40は、収納手段30の下方からバックライト2を受け取る供給部41と、この供給部41によって取り出したバックライト2を受ける受け部42(第1受け部42A、第2受け部42B)と、各受け部42A、42Bのそれぞれで受けているバックライト2の後端2c(図12参照)を位置決め手段10側に送り出す挿入プッシャー43(第1挿入プッシャー43A、第2挿入プッシャー43B)とからなる。
供給部41は、それぞれバックライト2と平行に延在する長尺の本体部41aを有し、この本体部41aの長手方向の所定箇所に一対の上部保持部41Aと下部保持部41Bとが設けられている。各保持部41A、41Bの上面には、バックライト2を係止させるための溝部が形成されている。そして、供給部41は、上下方向に移動可能とされるとともに、搬送方向(図10に示す矢印Y方向)に進退可能に設けられている。
すなわち、供給部41は、上部保持部41Aで上部ストッパー32上のバックライト2を受け取るとともに、下部保持部41Bで下部ストッパー33上のバックライト2を受け取り、上部保持部41A上のバックライト2を下部ストッパー33に移し替え、下部保持部41B上のバックライト2を第1受け部42A及び第2受け部42Bのいずれか一方に振り分けて供給する構成となっている。
図11に示すように、各受け部42A、42Bは、前記保持部41A、41Bと同様で上面にバックライト2を係止させるための溝部が形成されている。そして、第1受け部42A及び第2受け部42Bは、互いに搬送方向(矢印Y方向)に所定間隔をもって配置されている。
ここで、図12では、見やすいように一方の第1受け部42Aのみを図示している。
図12に示すように、各受け部42A、42Bの位置は、その上面に保持されているバックライト2が位置決め手段10の挿入ピン12(図8参照)及び後述する挿入プッシャー43の突出ピン43a(図12参照)と同軸になる位置(この位置を供給位置とする)、すなわちバックライト2の軸線Hが位置決め手段10で位置決めされたリード線3の環状端部3Aの中心に一致する位置とされる。
また、第1受け部42A及び第2受け部42Bは、上下方向に移動可能に設けられている。すなわち、供給位置にある第1受け部42A及び第2受け部42Bを搬送ベルト61の上面より下方に移動させることで、搬送ベルト61の溝部61a(後述する)にバックライト2を受け渡す構成となっている。
さらに、位置決め手段10側に位置する第1受け部42A及び第2受け部42Bのそれぞれには、バックライト2を固定するための係止ストッパー42a(図12、図13参照)が設けられている。この係止ストッパー42aは、リード線3の環状端部3Aにバックライト2の電極端子2Aが位置決めされた後に、そのバックライト2がずれないように固定するものである。
図12に示すように、各挿入プッシャー43A、43Bは、バックライト2の軸方向に所定の突出長さで突出可能とされる突出ピン43aを有し、バックライト2における位置決め手段10と反対側の端部に設けられている。そして、突出ピン43aは、接続位置P(図13参照))に供給されるバックライト2の軸線Hと同軸上に配置され、突出ピン43aを突出させてバックライト2の後端2cを押すことで、バックライト2を位置決め手段10側に向けて矢印E1方向に送出させる構成となっている。
図12及び図13に示すように、受け渡し手段70は、一対の位置決め手段10、10からリード線3を受け替えられる一対の把持部71、71を備えている。具体的には、把持部71、71は、位置決め手段10においてリード線3の環状端部3Aとバックライト2の電極端子2Aとを位置決めさせた状態、すなわちリード線3の環状端部3Aに電極端子2Aが係合されている状態で、リード線3の胴部3b(図8参照)の別の位置を把持する構成となっている。
図13に示すように、ハンダ付け手段50は、第1受け部42Aと第2受け部材42Bのそれぞれに対応するように2台が備えられ、それぞれコテ部51とハンダ供給部52とを有している。コテ部51及びハンダ供給部52の先端部は、ハンダ付け手段50で把持固定されている電極端子2Aと環状端部3Aとの接続位置Pに進退移動可能に設けられている。これにより、例えばハンダ付け手段50を自動制御させてハンダ付け作業を行うことができる。
図10、図11及び図13に示すように、搬送手段60は、長手方向を矢印X方向(つまり、バックライト2を位置決め手段10に供給する方向)に向けたバックライト2を搬送方向(矢印Y方向)に移動させるものである。すなわち、搬送手段60は、搬送ベルト61と、搬送ベルト61に回転駆動を与える回転駆動部62、62とからなる。搬送ベルト61の外周面には、搬送ベルト61の移動方向に直交する方向(矢印X方向)に延びる溝部61aが形成されている。これにより、バックライト2は、溝部61aに係合して搬送ベルト61の回転とともに搬送される。
次に、このように構成されたリード線接続装置1を使用したハンダ付けの作業手順について図面に基づいて更に詳しく説明する。
図9に示すように、先ず、リード線供給手段20においてリード線3を把持した状態の把持部24を、一対の位置決め手段10、10の間の位置に移動させる。そして、一方の位置決め手段10のクランプ部11にリード線3を受け渡し、さらに別のリード線3を他方の位置決め手段10のクランプ部11に受け渡す。このとき、各クランプ部11で保持されたリード線3の環状端部3Aは、リード線先端収容部14に係合された状態となっている。
そして、図5に示すように、挿入ピン押出し手段17によって挿入ピン12を矢印F1方向に送出させて環状端部3Aの孔部3a(図8参照)に挿通させる。このとき、環状端部3A(孔部3a)の中心を位置決め手段10に供給されるバックライト2の軸線Hに一致させることで、リード線3の芯出しが行なわれることになる。つまり、リード線供給手段20より受け渡されたリード線3の環状端部3Aの中心がバックライト2の軸線Hとずれていても、バックライト2が位置決め手段10に供給される前に、環状端部3Aの中心位置をバックライト2の軸線Hに一致させて位置の修正を行うことができ、バックライト2の電極端子2Aと環状端部3Aとを精度よく、且つ確実に接続することができる。
続いて、挿入ピン押出し手段17を作動させて挿入ピン12を矢印F2方向に後退移動させる。
一方、図10及び図11に示すように、上述したリード線3の芯出し作業と並行し、供給部41の上部保持部41Aを収納手段30の上部ストッパー32の下方(つまり、上部ストッパー32と下部ストッパー33との間の位置)に、下部保持部41Bを下部ストッパー33の下方に配置させる。次いで、両ストッパー32、33を後退移動(矢印Y2方向)させることで、上部保持部41Aと下部保持部41Bのそれぞれにバックライト2を受け取るとともに、両ストッパー32、33を前進移動(矢印Y1方向)させる。この段階で上部ストッパー32は、収納手段30の最も下に位置するバックライト2を下方より支持した状態になっている。
その後、供給部41を下降させて、上部保持部41で保持しているバックライト2を下部ストッパー33上に移し替えるとともに、供給部41を適宜上下移動及び進退移動させ、上部保持部41Aのバックライト2を第1受け部42Aに受け渡す。この第1受け部42A上にあるバックライト2は、上述したように位置決め手段10で位置決めされたリード線3の環状端部3Aの中心に一致する位置とされる。
次いで、図12に示すように、第1挿入プッシャー43Aを駆動させ、その突出ピン43aを供給方向(矢印E1方向)に押し出し、第1受け部42Aで保持しているバックライト2を送出させて図8に示すクランプ部11のバックライト案内部16に沿って挿入させ、バックライト2の本体端面2bを当接部16aに当接した位置で停止させる。つまり、この停止位置に供給されたバックライト2の電極端子2Aは、リード線3の環状端部3Aを挿通した状態で係合、すなわち位置決めされることになる。さらに、位置決めしたバックライト2は、ハンダ付け作業を行なうまでの間、位置がずれないように係止ストッパー42aによって固定させる。
ここまでの手順により、第1受け部42B上に保持されているバックライト2の電極端子2Aとリード線3の環状端部3Aとの位置決め作業が完了する。
続いて、図13に示すように、位置決めされたリード線3を受け渡し手段70の一方の把持部71で把持すると共に、位置決め手段10のクランプ部11でリード線3を解放し、リード線3を位置決め手段10から受け渡し手段70へ受け替える。そして、位置決め手段10を移動手段(図示省略)などによって所定位置へ移動させ、接続位置Pの周囲に所定空間を確保する。
その後、各接続位置Pにおいて、ハンダ付け手段50のコテ部51とハンダ供給部52とを、夫々の先端部が接続位置Pに接するように移動させ、リード線3の環状端部3Aとバックライト2の電極端子2Aとの接続部をハンダ付けして接続する。そして、把持部71によって把持していたリード線3を解放し、第1受け部42Aを搬送ベルト61の表面より下方に移動させ、リード線3を接続した状態のバックライト2を搬送ベルト61上に載せてそのバックライト2を所定位置へ搬送する。
また、上述したように、第1受け部42A上のバックライト2にリード線3を接続させている間、供給部41では、前述と同じ手順で収納手段30の下部ストッパー33にあるバックライト2を待機状態にある第2受け部42Bに受け渡し、そのバックライト2を位置決め手段10の接続位置Pに供給し、位置決めされた電極端子2Aと環状端部3Aとをハンダ付け手段50によってハンダ付けして接続する。
そして、ハンダ付け手段50によって第2受け部42B上のバックライト2にリード線3を接続した後、リード線3を接続したバックライト2を載せた第2受け部42Bを供給位置から下方に移動させ、そのバックライト2を搬送ベルト61上に移し替え、搬送ベルト61を駆動させてバックライト2を所定位置へと搬送させる。
このように、リード線供給手段20によってリード線3を一対の位置決め手段10、10のそれぞれに振り分けて供給させるとともに、供給部41によって第1受け部42Aと第2受け部42Bに交互に振り分けて供給させることで、二本のバックライト2、2のそれぞれの一連の接続作業の一部を並行させることができることから、生産効率を向上させることができる。
上述した本実施の形態による蛍光管のリード線接続装置では、リード線3の環状端部3Aとバックライト2の電極端子2Aとを精度よく容易に位置決めすることができ、環状端部3Aと電極端子2Aとをハンダ付けする作業の生産効率を向上させることができる。
また、従来のようにハンダ付け作業が手作業でないことから、技能者の技量によって品質が左右されることがなく一定の品質で製造することができる。
しかも、一方のバックライト2へのハンダ付け中に、別のバックライト2にリード線3を供給することにより、複数の位置決め手段10を用いて並行作業を行うことができ、生産効率を高めて量産性を向上させることができる。
以上、本発明による蛍光管のリード線接続装置の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施の形態ではバックライト2の片側端部の電極端子2Aにリード線3を接続するリード線接続装置1としているが、バックライト2の他方側端部においても同様のリード線接続装置を設けることでリード線3を接続することができる。
また、本実施の形態では位置決め手段10、10を二箇所としているが、この数量に限定されることはなく、例えば三箇所以上の位置決め手段を設け、それらの位置決め手段に適宜振り分けてリード線を供給するとともに、供給部41の受け部42も前記位置決め手段の数量に応じた数量を設けるようにしてもかまわない。
さらに、バックライト2やリード線3の長さ、外径、形状、種類などは本実施の形態に限定されるものではない。
本発明の実施の形態によるバックライトのリード線接続装置の全体を示す概略図である。 バックライトとリード線の接続状態を示す斜視図である。 位置決め手段の概要を示す斜視図である。 図3に示す位置決め手段のA−A線矢視図である。 図4に示す位置決め手段のB−B線断面図である。 位置決め手段のクランプ部における解放状態を示す図である。 図4に示す位置決め手段のC−C線断面図である。 図5のクランプ部の合わせ面を示す拡大図である。 位置決め手段とリード線供給手段の作業状態の概略を示す斜視図である。 収納手段とバックライト供給手段の概要を示す斜視図である。 図10に示す収納手段とバックライト供給手段の側断面図である。 バックライト供給手段の作業状態の概略を示す斜視図である。 ハンダ付け作業状態の概略を示す斜視図である。
符号の説明
1 リード線接続装置
2 バックライト(蛍光管)
2A 電極端子
3 リード線
3A 環状端部
10 位置決め手段
11 クランプ部
12 挿入ピン
20 リード線供給手段
30 収納手段
40 バックライト供給手段(蛍光管供給手段)
41 供給部
42 受け部
43 挿入プッシャー
50 ハンダ付け手段
60 搬送手段
61 搬送ベルト
70 受け渡し手段
P 接続位置

Claims (3)

  1. 蛍光管の端部に突設された電極端子と、一端部を環状させて孔部を形成した環状端部を有するリード線とを所定の接続位置で接続するための蛍光管におけるリード線接続装置であって、
    前記接続位置を有するとともに、その接続位置で前記環状端部の中心に前記電極端子の軸線を一致させて前記環状端部と前記電極端子とを位置決めする位置決め手段と、
    前記位置決め手段に前記リード線を受け渡すリード線供給手段と、
    前記蛍光管を収容する収納手段と、
    前記収納手段から蛍光管を取り出して、その蛍光管の電極端子を前記位置決め手段に供給する蛍光管供給手段と、
    前記接続位置で位置決めされた前記電極端子と前記環状端部とをハンダ付けするハンダ付け手段と、
    を備え、
    前記位置決め手段は複数設けられ、
    前記複数の位置決め手段のそれぞれには、前記リード線供給手段によってリード線が振り分けられて供給されるとともに、前記蛍光管供給手段によって前記蛍光管が振り分けられて供給されるように構成されていることを特徴とする蛍光管におけるリード線接続装置。
  2. 前記位置決め手段で前記電極端子と前記環状端部とを位置決めした後で、前記リード線を受け替えて把持する受け渡し手段が設けられ、
    前記受け渡し手段で前記リード線を把持した後に、前記位置決め手段を移動させ、前記接続位置の周囲に所定の空間を確保するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の蛍光管におけるリード線接続装置。
  3. 前記位置決め手段には、前記蛍光管の軸線と同軸上を移動する挿入ピンが設けられ、前記挿入ピンを前記環状端部に挿通させて前記環状端部を前記接続位置に合わせるようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の蛍光管におけるリード線接続装置。
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