JPH1092149A - 記録媒体、記録又は再生装置、記録又は再生方法 - Google Patents
記録媒体、記録又は再生装置、記録又は再生方法Info
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- JPH1092149A JPH1092149A JP8262349A JP26234996A JPH1092149A JP H1092149 A JPH1092149 A JP H1092149A JP 8262349 A JP8262349 A JP 8262349A JP 26234996 A JP26234996 A JP 26234996A JP H1092149 A JPH1092149 A JP H1092149A
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Abstract
のように使用できるようにする。 【解決手段】 実際のアプリケーションプログラムやデ
ータファイルが記録される主データ領域の全部又は一部
が、物理的には記録再生可能な領域とされて形成されて
いるようにする。そして、この物理的には記録再生可能
な領域の一部を記録不能な再生専用領域として管理する
管理情報が記録され、さらに再生専用領域として管理さ
れている領域には、データとともに再生専用データ対応
のエラー訂正情報が記録されているようにする。記録再
生装置は、その記録/再生対象領域について管理情報を
参照して記録の実行/不実行を判断する。また再生時に
は再生専用データ対応のエラー訂正情報を用いた処理も
行なう。
Description
タソフトウエア等を収録するのに適した記録媒体とその
記録媒体に対する記録又は再生装置、記録又は再生方法
に関するものである。
ウエアを光ディスク、光磁気ディスク、磁気ディスク、
メモリカード、磁気テープなどの記録媒体を用いて提供
することが行なわれている。このような記録媒体の一種
として、近年、パーシャルROMディスクといわれるメ
ディアが開発されており、このパーシャルROMディス
クは再生専用のROM領域と、記録/再生可能なリライ
タブル領域(RAM領域)を有するものとされている。
ROMディスクは再生専用のROM領域はいわゆるエン
ボスピットでデータが記録され、物理的にみてもデータ
の記録/消去ができない領域とされている。一方、リラ
イタブル領域は、当然ながら物理的に記録再生可能な領
域とされる。例えば光磁気領域とされている。
例えばROM領域にアプリケーションプログラムを記録
してユーザーに提供することで、いわゆるソフトウエア
メディアであるとともに、ユーザーが自由に利用できる
領域が用意されているために多様な利用形態が実現でき
るメディアとされる。
種データファイルを記録するROMエリアについてはい
わゆる原盤からのスタンパー工程により製造することに
なるため、同一のディスク、つまり同一のアプリケーシ
ョンソフトウエアとされるディスクを大量に生産する場
合は都合がよいが、少量生産を考えると、マスターとな
る原盤の作成が必要なことから1枚当たりのコストが高
くなってしまう。例えばユーザーの希望などに応じて特
定のデータファイルをROM化したパーシャルROMデ
ィスクを1枚だけ製造することは、コスト的にかなり不
利なものとなり、また手間もかかる。
点に鑑みて、パーシャルROMディスクのようなメディ
アを安価かつ効率的に提供できるようにするとともに、
再生時のエラー訂正能力を向上させることを目的とす
る。
リケーションプログラムやデータファイルが記録される
主データ領域の全部又は一部が、物理的には記録再生可
能な領域とされて形成されているようにする。そして、
この物理的には記録再生可能な領域の一部を記録不能な
再生専用領域として管理する管理情報が記録され、さら
に再生専用領域として管理されている領域には、データ
とともに再生専用データ対応のエラー訂正情報が記録さ
れているようにする。
記録再生可能な領域に含まれる或るアクセス対象領域に
対する記録又は再生動作の際に、そのアクセス対象領域
が記録不能な再生専用領域として管理されているか否か
を判別する領域管理状況判別手段と、そのアクセス対象
領域に再生専用データ対応のエラー訂正情報が記録され
ているか否かを判別するエラー訂正システム判別手段
と、記録/再生動作に関する制御手段を設ける。制御手
段は、領域管理状況判別手段によってアクセス対象領域
が再生専用領域であると判別された場合は、そのアクセ
ス対象領域に対する再生動作のみを実行許可する。また
アクセス対象領域について、エラー訂正システム判別手
段によって再生専用データ対応のエラー訂正情報が記録
されていることが判別された場合は、そのアクセス対象
領域に対する再生動作の際に、再生専用データ対応のエ
ラー訂正情報も用いた訂正処理も実行させることができ
るようにする。
対象領域に対する記録又は再生動作の際に、そのアクセ
ス対象領域が記録不能な再生専用領域として管理されて
いるか否かを判別し、再生専用領域であれば、そのアク
セス対象領域に対する再生以外の動作は実行しないよう
にする。また再生専用領域と管理されているアクセス対
象領域に対する再生動作の際には、再生専用データ対応
のエラー訂正情報が記録されているか否かを判別し、記
録されていれば、その再生動作の際のエラー訂正処理と
して必要に応じて再生専用データ対応のエラー訂正情報
も使用する。
などの記録再生可能な記録媒体について、一部の領域を
管理上でROM領域として扱い、再生専用のデータを記
録する。さらに再生専用データについては書き換えられ
ることはないということを利用したエラー訂正情報を付
加することができるため、これを利用して訂正能力を向
上させることができる。
生装置、記録再生方法としての実施の形態を次の順序で
説明していく。なお説明では記録媒体の例としてROM
ディスク、RAMディスク、パーシャルROMディスク
をあげるが、RAMディスク及びパーシャルROMディ
スクが本発明の記録媒体として実現できるものである。 1.各種ディスクのエリア構造 2.パーシャルROMディスク及びRAMディスクのユ
ーザーエリア 3.コントロール情報 4.ディフェクトマネジメントエリア 5.2ndECC 6.記録再生装置の構成 7.各種ディスク例 8.記録/再生動作処理例
1(a)は主データ領域全体が例えばエンボスピットな
どによる再生専用領域(ROM領域)AEとされている
ROMディスクである。また図1(b)は主データ領域
全体が例えば光磁気領域などによる記録/再生可能なリ
ライタブル領域ARWとされているRAMディスクであ
る。パーシャルROMディスクは例えば図1(c)また
は(d)のような構造を持つ。即ち1枚のディスクの主
データ領域においてROM領域AEとリライタブル領域
ARWが設けられているものである。
(b)のRAMディスクを適用することが好適である
が、図1(c)(d)のパーシャルROMディスクにつ
いても本発明の技術を用いることもできる。
に共通する、外周側から内周側までのエリア構成を示し
たものである。ディスク最外周側には736トラック分
のGCP(Gray Code Part)ゾーンが設けられ、内周側
に向かって2トラック分のバッファゾーン、5トラック
分のアウターコントロールSFPゾーン、2トラック分
のバッファゾーン、5トラック分のテストゾーンが設け
られる。そしてそのテストゾーンに続いて、ユーザーが
所望のデータの記録を行なうことができるリライタブル
領域ARW及び再生専用のROM領域AEから成る主デ
ータ領域としてのユーザーエリアが形成される。ユーザ
ーエリアはバンド0〜バンド15の16バンドに分割さ
れている。
リアが全てエンボスピットによりデータが記録されたR
OM領域AEとなる。また図1(b)のRAMディスク
ではユーザーエリアが全てリイライタブル領域ARWと
なる。
スクでは、バンド0〜バンド15の一部がROM領域A
E、一部がリイライタブル領域ARWとなる。16バン
ドのうち幾つをリライタブル領域ARWとし、幾つをR
OM領域AEとするかは製造者側で任意に設定できる。
分のテストゾーン、2トラック分のバッファゾーン、5
トラック分のインナーコントロールSFPゾーン、2ト
ラック分のバッファゾーン、820トラック分のGCP
ゾーンが設けられる。
Pゾーン、インナーコントロールSFPゾーンは、それ
ぞれ所定のコントロール情報が記録されるエリアとされ
ている。
れるいわゆるゾーンCAVディスクとされており、ユー
ザーエリアにおけるバンド0〜バンド15の16バンド
がそれぞれ定速回転ゾーンとされている。
ディスクのユーザーエリア 16バンドで形成されるユーザーエリアについて、リラ
イタブル領域ARWの構成を詳しく示したものが図3
(a)(b)及び図4である。図3(a)はパーシャル
ROMディスクであってユーザーエリアにおけるディス
ク外周側にリライタブル領域ARWが設けられた場合、
図3(b)はパーシャルROMディスクであってディス
ク内周側にリライタブル領域ARWが設けられた場合、
図4はRAMディスクの場合をそれぞれ示している。
てバンド0〜バンドMまでがリライタブル領域ARWと
され、バンド(M+1)〜バンド15がROM領域AE
とされている。また図3(b)の場合は、ユーザーエリ
アにおいてバンド0〜バンドNまでがROM領域AEと
され、バンド(N+1)〜バンド15がリライタブル領
域ARWとされている。図4のRAMディスクについて
は、バンド1〜バンド15の全てがリライタブル領域A
RWとなる。
領域ARWの先頭となるバンドの先頭領域にはディフェ
クトマネジメントエリアDMA1,DMA2が設けら
れ、またリライタブル領域ARWの終端となるバンドの
最後の領域にディフェクトマネジメントエリアDMA
3,DMA4が設けられる。また図3のパーシャルRO
Mディスクの場合で、ROM領域AEと隣接する領域は
バッファエリアとされている。
のデータエリアに対応する交代エリアが用意される。従
ってリライタブル領域ARWが16バンドの内のnバン
ド分とされる場合は、n単位のデータエリアと、n単位
の交代エリアが設けられる。交代エリアとは、データエ
リア内において傷などで記録/再生不能となるディフェ
クト部位が存在していた場合に、そのディフェクト部位
に代えて用いられる部位を提供するエリアとされる。
にデータエリア内にディフェクト部位が存在した場合、
その『×』部位に代わる記録領域が矢印で示すように交
代エリア内の領域に設定される。ディフェクトマネジメ
ントエリアDMA1〜DMA4は、このような交代状況
を管理し、ディフェクト部位を避けた記録/再生が適正
に行なわれるようにする情報が記録されるものである。
の検索、ディフェクト部位に代わる交代エリア上の部位
の指定、ディフェクトマネジメントエリアDMA1〜D
MA4としての情報の作成及びリライタブル領域ARW
への記録等は、ディスクの物理フォーマット処理におい
て行なわれることになり、つまり物理フォーマットによ
って図3(a)又は(b)又は図4の状態とされること
で、リライタブル領域ARWが物理的に記録/再生可能
な状態とされる。
してファイル書込等を行なうには、物理フォーマットさ
れたディスクに対してさらに論理フォーマットを施し、
リライタブル領域ARWでの記録/再生を管理するファ
イルシステムを書き込まなければならない。即ち、物理
フォーマットと論理フォーマットが行なわれることで、
実際にユーザーが、RAMディスクやパーシャルROM
ディスクを記録メディアとして使用できることになる。
論理フォーマットについての詳しい説明は省略するが、
この論理フォーマットとは、主に、リライタブル領域A
RWの先頭位置に、リライタブル領域ARW(パーシャ
ルROMディスクの場合はリライタブル領域ARW及び
ROM領域AE)でのファイルを管理できるファイルシ
ステムを書き込む処理となる。パーシャルROMディス
クであれば、この論理フォーマット処理のツールとなる
セットアップシステムを、予めROM領域AE内に記録
しておくこともできる。
ントロール情報が記録されている。この場合の所定位置
とはSFPゾーン(アウターコントロールSFPゾー
ン、インナーコントロールSFPゾーン)及びGCPゾ
ーンをいう。GCPゾーンには、メディアの物理的な情
報(MO/ROMなど)、メディアタイプ、SFPゾー
ンの位置情報などが記録されている。
8バイト)には大まかにみて図5のような情報が記録さ
れている。
クターのデータ部分20バイトと同じデータが記録され
る。例えばメディアの物理的な情報(MO/ROMな
ど)、メディアタイプ(全てエンボスによるROMメデ
ィア/全てMOエリアによるRAMメディア/パーシャ
ルROMメディアなどの種別)、フォーマットディスク
リプタ、SFPゾーンのスタートトラックナンバ、最大
リードパワー、コントロールトラックでのクロックレシ
オなどの物理的な管理情報が記録されている。
ションとしてのデータが記録される。例えばレーザ波
長、反射率、トラックピッチなどのデータである。
ションとしてのデータが記録される。例えば最大トラッ
クナンバ、最大物理ブロックアドレス、DDS(Disc D
efinition Sector)のスタート物理ブロックアドレス、
テストゾーンのトラック数、ユーザーエリアのバイト
数、パーシャルROMディスクやROMディスクの場合
の16単位のバンド(バンド0〜バンド15)のコント
ロール情報等が記録される。
ド(バンド0〜バンド15)のそれぞれについての詳し
い情報が記録されている。即ち各バンドについてのスタ
ートトラックアドレス、総トラック数、総セクター数、
ユーザーエリアとしてのセクター数、パリティセクター
数、前後の各バッファセクターの数、セクターのセグメ
ント数、クロックレシオなどが記録される。バイト42
0〜2047はリザーブされている。
が記録されるが、そのなかで、ディスクの種別の識別情
報となるメディアタイプは、SFPゾーンのセクターに
おけるバイト1(第2バイト目)の位置に記録される。
この1バイトには図6のような情報が記録されることに
なる。バイト1が『00h』(hを付した数字は16進
表記)、つまり8ビットが『00000000』である
ことは、そのディスクがROMメディアであることを示
している。また『20h』『A0h』はそれぞれRAM
メディア、パーシャルROMメディアであることを示し
ている。
ィスクについては、そのリライタブル領域ARWにおけ
るディフェクト管理のためディフェクトマネジメントエ
リアDMA1〜DMA4が設けられる。
(DMA1〜DMA4)にはディフェクト管理のための
同一のデータが記録されることになるが、そのディフェ
クトマネジメントエリアDMAは図7のように、DDS
(ディスクディフィニッションセクター)、PDL(プ
ライマリディフェクトリスト)、SDL(セカンダリデ
ィフェクトリスト)から成る。
索、ディフェクト部位に代わる交代エリア上の部位の指
定などは、まずディスクの物理フォーマット処理時にお
いて行なわれることになるが、この際のディフェクト管
理情報がPDLセクターとして作成されることになる。
PDLセクターで管理されるディフェクトセクターにつ
いては、その次のセクターが交代セクターとされる。ま
たユーザー側の使用中にさらに欠陥領域が生じることも
考えられるが、このような場合にそのディフェクト領域
の指定や交代セクターの指定情報は、SDLセクターと
して記録される。SDLセクターで管理されるディフェ
クトエリアについては、交代セクターは図3、図4で示
した交代エリア内のセクターとして指定されることにな
る。
先頭に記録されるDDSセクター(2048バイト)で
は、各種のコントロール情報が記録されている。これを
図8に示す。バイト0,バイト1の2バイトにはDDS
−IDが記録される。例えば『0Ah』とされる。バイ
ト3はディスクのサーティファイ有/無の情報として
『01h』または『02h』が記録される。バイト4,
バイト5はバンド数情報が記録される。
ンド0〜バンド15に対応しており、各バンドの情報が
1バイトづつで記録されるものとなっている。バイト2
2はPDL,SDLのスタートアドレスが記録される。
バイト2及びバイト23〜2047はリザーブとされて
いる。
いては、図8下部に示すように、『01h』であれば、
そのバンドがリライタブル領域としてのバンドであり、
『02h』であれば、そのバンドがROM領域としての
バンドであることを示している。
タブル領域ARWにおける或るバンドをいわゆるROM
化されたバンド(再生専用バンド)として扱うようにす
る。さらに、そのような再生専用バンドについては、当
然ながら予めデータファイルやアプリケーションプログ
ラムなどを製造者側で記録しておくわけであるが、その
場合にセカンドECC(以下、2ndECC)と呼ばれ
るエラー訂正コードを付加するようにもしている。
ために、バイト6〜21の各バイトを図9のように用い
るようにする。即ち『01h』『02h』以外に、例え
ば『11h』『21h』というコードを設定する。そし
て『11h』は、そのバンドはライトプロテクトがかけ
られた書換不可能なバンドであることを示すと定義す
る。また、『21h』はライトプロテクトがかけられた
書換不可能なバンドであり、さらにエラー訂正コードと
して2ndECCが付加されているバンドであることを
示すと定義する。
もしくはパーシャルROMディスクのリライタブル領域
に対する書込/読出動作を実行する際には、各バンドに
ついての情報をDDSのバイト6〜21から判断して、
その結果により動作制御を行なうことになる。
うコード値は一例であり、これ以外の値を設定してもよ
い。また本例では、DDSのバイト6〜21を用いてバ
ンド毎の情報を記録するようにしたが、これ以外にDD
S内のリザーブとされている領域を使用してバンド毎の
情報(ライトプロテクト、2ndECCについての情
報)を記録するようにしてもよい。さらに、ディフェク
トマネジメントエリアDMA内に限らず、SFPゾーン
内において、このような情報を記録してもよい。
データに対して付加されるエラー訂正コードである。即
ちROMディスクやパーシャルROMディスクにおける
ROM領域AE内のセクターについて適用することがで
きるエラー訂正コードとなる。ROM領域AE内のセク
ターのフォーマットを示しながら、2ndECCについ
て説明する。
一例を示している。図10において、iはコードワード
(図においては行)を示し、j は夫々バイトを示してい
る。そして実線の矢印は書き込み方向である。
ータを示す。(P1 、P2 )〜(P35、P36)で示され
るデータは、夫々i =130 〜3 で示されるユーザデータ
D0 〜D2047に対するパリティである。また(Q1 、Q
2 )で示されるデータはパリティP1 〜P36に対するパ
リティ、(Q3 、Q4 )で示されるデータは、パリティ
P1 〜P36及びパリティ(Q1 、Q2 )に対するパリテ
ィである。さらにCRC1 〜CRC8 で示されるデータ
はユーザデータDO 〜D2047に対するエラーチェック用
のパリティを示す。
れるデータは、夫々j =0 〜j =15で示されるユーザデ
ータDO 〜D2047、パリティP1 〜P36及びCRC1 〜
CRC8 に対するリード・ソロモン符号のパリティであ
る。即ち、パリティ(E1 、1 )〜(E1 、16)で成る
j =0 のパリティは、データDO 、D16、・・・・D20
32、P1 ・・・・P33のデータ(つまりj =0 、i =130 〜
0 のデータ)に対するパリティである。また、パリティ
(E2 、1 )〜(E2 、16)でなるj =1 、i=−1 〜
−16で示されるデータは、j =1 、i =130 〜0 で示さ
れるデータに対するパリティである。その他の行につい
ても同様のパリティが設けられている。
ータに対し、夫々リード・ソロモン符号を構成した場
合、ディスタンスは夫々17である。従って連続してエラ
ーが発生した場合、最大で8個までエラーを検出し訂正
することができるが、9個以上連続してエラーが発生し
たらエラーの訂正を行うことはできない。
0 )・・・・・・・ ( i=3 、j =15)で示されるデータ(D
O 〜D2047)、及び( i=0 、j =15)・・・・・・(i =−
16、j =15)で示される各データに対する、エラーチェ
ック及び訂正用の2ndECCとしてのパリティP1 〜
P36を生成し、これを再生時に用いる。
(E16、16)は、各縦方向の全データが147 バイト、パ
リティの対象となるユーザデータDO 〜D2047の各縦方
向のデータ長が131 バイト、パリティの各縦方向のデー
タ長が16バイトであるから、ディスタンスは17となる。
よって、リード・ソロモン符号は(147 、131 、17)で
ある。尚、1コードワードは、1バイトである。ここで
1セクタは、16バイト×147=2352バイトとな
る。
ィに対し、どのようにパリティP1〜P36が生成される
かを示している。この図11から分かるように、各パリ
ティは、例えばP1 、P2 のように対となっている。そ
してパリティ(P1 、P2 )〜(P35、P36)までは、
それぞれ8行分のデータに対するパリティとなってい
る。またパリティ(Q1 、Q2 )は、パリティP1 〜P
36の対するパリティであり、パリティ(Q3 、Q4 )
は、パリティP1 〜P36並びにパリティQ1 及びQ2 に
対するパリティである。
(130、 128、3 )のリード・ソロモン符号が形成され、
パリティQ1 及びQ2 の生成により(38、36、3 )のリ
ード・ソロモン符号が形成され、パリティQ3 及びQ4
の生成により、(40、38、3)のリード・ソロモン符号
が形成される。
は、ROM領域AEのセクターについて考えると、図1
0のようなセクタフォーマットにおいて、各セクターの
特定領域に、そのセクタの1つ前のセクタのデータにつ
いて生成されたパリティP1〜Pn (nは最大で40)
を記録するようにすることができる。つまりデータの書
き換えがないとすれば、2ndECCとしてのパリティ
が次のセクターに記録されていてもよく、そしてこれに
よって物理的にも訂正能力を上げることができる。
次のセクターに記録されている様子を示している。図1
2においてS1 〜SN+1 はセクタ番号を示している。
セクタS1 は、一連のユーザデータが記録されている時
の先頭セクタであり、セクタSNは、一連のユーザデー
タが記録されている時の最後尾のセクタである。そして
セクタSN+1 は、一連のユーザデータが記録されてい
るときの最後尾のセクタの次に付加される付加セクタで
ある。
ぞれユーザデータを示し、図10におけるデータDO 〜
データD2047に相当する。E1 〜EN+1で示されるデ
ータは、それぞれそのセクタS1 〜SN+1の各ユーザ
データDa1〜DaN+1 のパリティである。Pn-2 〜PN
で示されるデータは、それぞれ図10及び図11に示し
た、2ndECCとしてのパリティを示している。C1
〜CN+1 で示されるデータは、それぞれエラーチェッ
ク用のパリティを示し、図10におけるパリティCRC
1〜CRC8 に相当する。
頭セクタであるセクタS1 の斜線で示すエリアは、その
前にセクタが存在しないためパリティが記録されていな
いことを示している。以下、この理由について説明す
る。
号に続いて『1 』〜『N+1 』までの値が、各符号に対
して補助的に付加されている。この値は、それぞれセク
タS1 〜SN+1 に対応している。例えばデータDan−
1 は、セクタSn −1 に記録されているユ−ザデータで
あることを示す。またパリティCn −1 は、セクタSn
−1 に記録されているユーザデータDan−1 のエラーチ
ェック用のパリティであることを示し、パリティEn −
1は、セクタSn−1 に記録されているユーザデータDn
−1 のエラー訂正用のパリティであることを示してい
る。
図11で説明した2ndECCとしてのパリティの符号
は、例えばセクタSn −1 についてはセクタSn −1 と
異なる符号、即ち、1つ前のセクタの値“n −2 ”が付
された『Pn −2 』となっている。これは、前のセクタ
Sn −2 のデータDan−2 に対して生成したパリティで
あることを示している。この図に示す他のセクタも同様
であり、例えばセクタSn の特定領域のパリティPn −
1 は、セクタSn −1 のデータDan−1 で生成したパリ
ティである。
領域は、パリテイが記録されておらず、先頭セクタであ
ることを示す識別データ、例えば固定データ(オール
“0”等)が記録されている。このセクタS1 にのみパ
リティを記録していないのは、セクタS1が一連のユー
ザデータを記録した際の先頭セクタであるがゆえ、この
セクタS1の前のセクタに対するパリティが不要だから
である。
域である斜線領域には、例えば全て“0”が記録され
る。従って、エラーチェック用のパリティCN+1 は、
このセクタSN+1 に記録される“0”のチェック用と
して生成されたパリティである。また、パリティEN+
1 も、このセクタSN+1 に記録されている“0”で生
成されたパリティである。一方、特定領域の一部の領域
には、前のセクタSNのデータDa Nに対して生成した
パリティPNが記録されている。
データDa Nに対して生成されたパリティPNが記録さ
れているのは、データそのものの記録は前のセクタSN
で完結しているが、本例においては、2ndECCとし
てのパリティは、そのパリティの基となるデータが記録
されているセクタの次のセクタに記録するようにしてい
るため、最後のデータのパリティを記録するセクタが必
要となるからである。従って、この図12に示すよう
に、一連のデータを記録したときの最後尾のセクタがS
Nであった場合、このセクタSNのデータDa Nの2n
dECCとしてのパリティを付加セクタとしてのセクタ
SN+1 の特定領域に記録する必要がある。通常、一連
のデータのデータ量は、1トラック分のデータのデータ
量よりも大きいので、トラック毎にパリティセクタを設
けるよりも、処理の効率の点から見て有効である。
して示したものである。説明の便宜上、N+1 セクタの
特定領域とする。図13において、P1 〜P36 は、図
10及び図11で説明した2ndECCとしてのパリテ
ィであり、既に説明したように、2ndECCとしての
パリティP1 〜P36は、Nセクタのデータ128バイト
(8行分のデータ×16)に対し、2バイトずつ、合計
36バイト分となる。Q1及びQ2は、N+1セクタの
特定領域の内のパリティP1 〜P36からなる合計36バ
イトのパリティデータに対するパリティ、Q3 及びQ4
はN+1セクタのパリティP1 〜P36並びにパリティQ
1 及びQ2 からなる合計38バイトのデータに対するパ
リティである。
対し、データを記録する際、NセクタのデータDO 〜D
2047よりパリティ(E1 、1 )〜(E16、16)を生成
し、エラーチェック用のパリティCRC1 〜CRC8 を
生成し、更に、NセクタのユーザデータDO 〜D2047よ
り生成した2ndECCとしてのパリティP1 〜P36、
Q1〜Q4を、N+1 セクタの特定領域に記録する。
ーザデータD0 〜D2047を再生し、再生したユーザデー
タDO 〜D2047について、対応するパリティ(E1 、1
)、(E16、16)を用いてエラー訂正処理を行って、
エラー訂正が不能となった場合、及びパリティCRC1
〜CRC8 でエラーチェックを行って、エラーチェック
が不能となった場合には、N+1セクタから2ndEC
CとしてのパリティP1〜P36及びQ1 〜Q4 を読み出
し、この読み出したパリティP1 〜P36及びびQ1 〜Q
4 でエラーチェックを行ってエラー消失情報を得る。こ
こで、エラー消失情報とは、このエラー消失情報が付与
されている行単位のデータが、エラーにより消失したこ
とを示すデータであり、このエラー消失情報の付与によ
り、後の処理において、どの位置のデータがエラーによ
り消失したデータであるのかを認識することができる。
2047のパリティ(E1 、1 )〜(E16、16)を用いて、
Nセクタのデータについてシンドロームの演算を行い、
その演算結果と、エラー消失情報に基いて、エラー位置
情報を求め、次にエラーの値を求める。そしてエラー位
置情報に対応するNセクタのデータを読み出し、当該N
セクタのデータに対し、エラーの値を加算して、エラー
訂正を行う。
DO 〜D120 までがエラーの場合は、1stECCとし
てのパリティでは、15バイト若しくは16バイト(>
8バイト)のバーストエラーが発生したことになる。従
って、エラーの位置を検出し、検出したエラーに対して
訂正処理を施す検出訂正は不能となる。ディスタンスが
“17”、エラー検出個数が“0”の場合には、8シン
ボルまでしか訂正できないからである。
2 を用いて、データDO 〜D128 、即ち8行分のデータ
を消失とみなして、エラーの発生位置を示すエラー消失
情報を得る。エラー消失情報がある場合には、消失訂正
できるシンボル数は、d−1ある。従ってディスタンス
dが17の場合においては、16バイトまでの消失訂正
が可能となる。
タの2ndECCとしてのパリティは、ROMディスク
及びパーシャルROMディスクのROM領域AEにあっ
ては、ディスクの製造時に次のセクタの特定領域に記録
されるようにしていけばよい。一方、RAMディスク及
びパーシャルROMディスクのリライタブル領域ARW
にあっては、セクターの実データDO 〜D2047は書き換
えられていく可能性があり、また或るセクターがディフ
ェクト管理によって交代セクターに置き換えられていく
可能性もある。このため2ndECCとしてのパリティ
を次のセクターに書いていくとすると、或るセクターの
データ書き換えに伴って後続するセクターの書き換えが
必要になったり、例えば交代セクターに記録されている
2ndECCパリティの読出のために頻繁なピックアッ
プの移動が必要となるなどの事情で、動作の非効率化を
招く。このため通常、RAMディスク及びパーシャルR
OMディスクのリライタブル領域ARWについては、次
のセクターに記録するという2ndECCは設けられな
い。このためRAMディスク及びパーシャルROMディ
スクのリライタブル領域ARWでは、ROMディスク及
びパーシャルROMディスクのROM領域AEに比べて
エラー訂正能力が低いものとなっている。
ャルROMディスクに対応する記録再生装置1の構成を
図14に示す。記録再生装置1は、SCSIインターフ
ェース接続されたホストコンピュータ2(例えばパーソ
ナルコンピュータ)との間で、コマンド及びデータの受
け渡しが可能と構成され、ホストコンピュータ2からの
コマンド及びデータの供給に応じてディスク90に対す
るデータの記録を行ない、またホストコンピュータ2か
らのコマンドに応じてディスク90からデータを読み出
し、ホストコンピュータ2に供給する動作を行なう。こ
こでディスク90とは、上述してきたROMディスク、
RAMディスク、又はパーシャルROMディスクである
とする。
との間の通信及び記録再生装置1の記録動作、再生動作
の全体の制御を行なう。コントローラ11はDSP(デ
ジタルシグナルプロセッサ)19を介して実際の記録/
再生駆動を実行させる。DSP19は、いわゆるサーボ
ドライバとしての機能を持ち、コントローラ11から供
給されるゾーン情報(アドレス)に応じてスピンドルド
ライバ21に対してスピンドル駆動制御信号を供給し、
スピンドルモータ22に駆動信号を印加させることで、
ディスク90のゾーンCAV駆動を実行させる。
ード15aからのレーザ発光動作を実行させるためにレ
ーザドライバ16に駆動制御信号を出力し、レーザ発光
制御を行なう。レーザダイオード15aからのレーザ光
は図示しない光学系を通り、対物レンズ15bを介して
ディスク90に照射される。またディスク90からの反
射光は図示しない光学系を通ってディテクタ15cに照
射され、電気信号として取り出される。
−V/マトリクスアンプ17に供給され、電流/電圧変
換された後、マトリクス演算アンプにより各種信号が取
り出される。即ち、ディスク90のROM領域AEから
の再生データとされるべきRF信号、ディスク90のリ
ライタブル領域ARWからの再生データとされるべきM
O信号、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信
号、フロントAPC信号などが抽出される。
トラッキングエラー信号、フロントAPC信号はA/D
変換器18でデジタルデータ化されてDSP19に供給
される。DSP19は、フォーカスエラー信号、トラッ
キングエラー信号に応じてサーボ駆動信号を発生させ、
PWMドライバ20に供給する。PWMドライバ20は
光学ヘッド15内のフォーカスコイル、ガルバノモー
タ、スライドモータに対する駆動電力を供給する。
ーカスサーボ駆動信号によりPWMドライバ20がフォ
ーカスコイルに駆動電力を印加することで対物レンズが
ディスクに接離する方向に駆動されてフォーカス制御が
行なわれ、またトラッキングエラー信号に基づいたトラ
ッキングサーボ駆動信号、スライドサーボ駆動信号によ
りPWMドライバ20がガルバノモータ、スライドモー
タに駆動電力を印加することでトラッキング制御、スレ
ッド移動制御が行なわれる。またDSP19はフロント
APC信号に応じてレーザドライバ16を制御し、レー
ザレベルを適正に保つようにしている。
出されるデータは、I−V/マトリクスアンプ17から
RF信号もしくはMO信号として得られる。I−V/マ
トリクスアンプ17からの出力はゲイン/オフセットコ
ントロール部23で適切な電位レベルとされ、A/D変
換器24でデジタルデータ化される。そしてデジタルデ
ータ化された信号はエンコーダ/デコーダ部12に供給
され、デジタルフィルタ処理、ビタビ復号処理、NRZ
復号処理、デスクランブル処理等を施され、再生データ
とされる。この再生データはコントローラ11を介して
ホストコンピュータ2に転送される。
再生信号に同期した各種タイミング生成のためにA/D
変換器24の出力はPLLタイミングジェネレータ25
にも供給され、いわゆるPLL動作により再生クロック
及びその再生クロックに基づいた各種タイミング信号が
形成される。
ド及び記録すべきデータが供給された場合は、コントロ
ーラ11はそのデータをエンコーダ/デコーダ部12に
供給し、実際にディスク90上に記録を行なう場合のデ
ータ形態にエンコードさせる。そしてそのエンコードさ
れたデータは磁気ヘッドドライバ13に供給され、磁気
ヘッドドライバ13は記録データに応じて磁気ヘッド1
4からディスク90に対する磁界印加動作を実行する。
なお、記録時にはレーザダイオード15aからは記録用
の高レベルのレーザ出力が実行されている。
御に必要な各種データの記憶が行なわれる。例えばディ
スク90が装填された場合に、ディスク90に記録され
たコントロール情報(SFPデータ、DMAデータ)を
読み出すことになるが、これらのデータなどの記憶に用
いられる。
作を行なうハードディスクドライバ3は、ホストコンピ
ュータ2に内蔵もしくは別体接続される。ユーザーがパ
ーシャルROMディスクとしてのソフトウエアを購入し
た場合は、そのディスク90を記録再生装置1に装填
し、ディスク90に記録されているアプリケーションプ
ログラムをハードディスク4にインストールすることが
できる。そしてその後は、ホストコンピュータ2の操作
によりハードディスクドライバ3を動作させ、ハードデ
ィスク4からアプリケーションプログラムを読み出し
て、そのアプリケーションプログラムの機能を使用する
ことになる。
あるディスプレイ5はCRTモニタや液晶モニタなどで
形成される。ユーザーはディスプレイ5を見ながら操作
を行ない、また情報を受け取ることになる。例えば各種
の入力操作などは、ディスプレイ5の表示に従って行な
うことになり、またユーザーに対する動作エラーの表示
なども行なわれる。
OMディスクのイライタブル領域)において、物理的に
は記録可能とされているバンドのいくつかを再生専用の
ROM領域と設定してしまうことで、RAMディスクの
パーシャルROMディスクのように使用できるようにす
る(パーシャルROMディスクについてはROM領域を
自由に拡張できるようにする)ことを特徴としている。
またROM領域化し、再生専用のデータを記録した場
合、その領域については、次のセクターにパリティが記
録されるという2ndECCを付加することに対する問
題がなくなり、2ndECCを設定することでエラー訂
正能力を向上させるようにするものである。
ようにデータ書換の可能性と、図3、図4に示した交代
エリア内に設定される交代セクターによるアクセスの非
効率化であるが、ROM領域化によりデータ書換の可能
性はなくなること、及び、この場合、ディフェクトセク
ターは初期ディフェクト検索に伴うPDLによる管理と
なって、ディフェクトセクターの次のセクターが交代セ
クターとなり、交代エリアは使用されないことから、2
ndECC設定に対する問題は無くなるものである。
た本例のディスク例を、また図20、図21にパーシャ
ルROMディスクに適用した本例のディスク例を示す。
図15〜図21の各図(a)はディフェクトマネジメン
トエリアDMA内におけるDDSのバイト6〜バイト2
1として記録されるデータを示しており、これは図9で
説明したように各バンドの種別を示している。
1h』もしくは『21h』が記録されたバンドは、物理
的に見ればリライタブル領域ARWではあるが、ソフト
的にライトプロテクトがかけられた再生専用のバンドと
みなされることになる。また特に『21h』の場合は、
2ndECCが付加されていることが示される。各図
(b)は、各図(a)のように各バンドの種別管理が行
なわれることで実現されるディスクのユーザーエリアの
構造を示している。
1h』、つまりリライタブル領域ARWとしてのバンド
として管理されている。一方バンド8〜バンド15は
『21h』として管理される。即ちバンド8〜バンド1
5はライトプロテクトがかけられた再生専用領域AWP
とされる。さらにこのバンド8〜バンド15のデータが
記録された際には2ndECCも付加されていたことに
応じて、それを示す『21h』という値で管理されてい
る。このようにすることで、RAMディスクを簡易的に
図1(d)のようなパーシャルROMディスクとしての
扱いで使用することができる。またバンド8〜バンド1
5の再生については2ndECCを含めた高能力なエラ
ー訂正処理を行なうことが可能となる。
『01h』、つまりリライタブル領域ARWとしてのバ
ンドとして管理されている。一方バンド0〜バンド5は
『21h』として管理され、ライトプロテクトがかけら
れた再生専用領域AWPとされる。さらにこのバンド0
〜バンド5のデータが記録された際には2ndECCも
付加されていたことに応じて、それを示す『21h』と
いう値で管理される。この場合は、RAMディスクを簡
易的に図1(c)のようなパーシャルROMディスクと
しての扱いで使用することができる。またバンド0〜バ
ンド5の再生時には2ndECCを含めた高能力なエラ
ー訂正処理が可能となる。
1h』、つまりリライタブル領域ARWとしてのバンド
として管理されている。一方バンド10〜バンド15は
『11h』として管理され、ライトプロテクトがかけら
れた再生専用領域AWPとされる。このバンド10〜バ
ンド15のデータが記録された際には2ndECCは設
定されていなかったとすると、それに応じてバンドのタ
イプは『11h』となる。この場合も、RAMディスク
を簡易的に図1(d)のようなパーシャルROMディス
クとしての扱いで使用することができるが、再生専用領
域AWPで2ndECCは付加されていないため、バン
ド10〜バンド15の再生時のエラー訂正能力はバンド
0〜バンド9のそれと同等となる。
1h』、つまりリライタブル領域ARWとしてのバンド
として管理されている。そしてバンド4〜バンド8は
『11h』として管理され、2ndECCは設定されて
いないがライトプロテクトがかけられた再生専用領域A
WPとされる。さらにバンド9〜バンド15は『21
h』として管理され、2ndECCが設定され、ライト
プロテクトがかけられた再生専用領域AWPとされる。
この場合もRAMディスクを簡易的に図1(d)のよう
なパーシャルROMディスクとしての扱いで使用するこ
とができる。またバンド9〜バンド15の再生動作につ
いては、2ndECCによる高能力のエラー訂正能力が
可能となる。
べてが『21h』として管理され、ライトプロテクトが
かけられ、かつ2ndECCが設定された再生専用領域
AWPとされる。この場合はRAMディスクを簡易的に
図1(a)のようなROMディスクとしての扱いで使用
することができる。また2ndECCを付加することで
ROMディスクと同等のエラー訂正能力を備えることが
できる。
た例である。この場合、バンド0〜バンド7が『02
h』、つまりエンボスピットによるROM領域AEとし
てのバンドとして管理されている。そしてバンド8〜バ
ンド11は『21h』として管理され、ライトプロテク
トがかけられ、かつ2ndECCが設定された再生専用
領域AWPとされる。さらにバンド12〜バンド15は
『01h』として管理され、リライタブル領域ARWの
バンドとされる。このようにすることで、パーシャルR
OMディスクにおいてROMとして扱う領域を自由に設
定できることになる。例えば或るアプリケーションソフ
トウエアとして製造されたパーシャルROMディスクに
対して、或るアプリケーションプログラムを再生専用デ
ータとして追加記録したいような場合などにも、わざわ
ざ原盤製作から行なわなくとも容易に対応できることに
なる。
た例であり、この場合、バンド0〜バンド5が『01
h』として管理され、リライタブル領域ARWのバンド
とされる。そしてバンド6〜バンド10は『21h』と
して管理され、ライトプロテクトがかけられ、かつ2n
dECCが設定された再生専用領域AWPとされる。さ
らにバンド11〜バンド15は『02h』として管理さ
れる。つまりエンボスピットによるROM領域AEとし
てのバンドとして管理される。この場合も図20の例と
同様の効果を得ることができる。
に該当するディスク例はさらに多様に考えられることは
いうまでもない。
スク、パーシャルROMディスクに加えて、上記のよう
にライトプロテクによる再生専用領域AWPが設定され
たディスクにも対応するための記録再生装置1の動作処
理を図22〜図24で説明する。図22〜図24は記録
再生装置1のコントローラ11の制御動作のフローチャ
ートとして示している。
挿入した際の処理である。コントローラ11はステップ
F101で、まず装填されたディスク90に対して各種のコ
ントロール情報の読込を実行する。つまり、GCP及び
SFPデータの読込を実行する。読み込んだコントロー
ル情報はメモリ26に保存する。図5、図6で説明した
ようにコントロール情報の1つとしてメディアタイプの
情報が読み込まれるが、これが『00h』であり、RO
Mディスクであると判別された場合は、ステップF102で
処理を終える。
もしくは『A0h』であって、装填されたディスク90
がRAMディスクもしくはパーシャルROMディスクで
あった場合は、ディフェクトメネジメントエリアDMA
が存在することになるため、ステップF103に進んで、デ
ィフェクトメネジメントエリアDMAにおけるDDS,
PDL,SDLのデータを読み込む処理を行なう。そし
て必要なデータをメモリ26に保存する。特に本例の場
合、ステップF104として示したようにDDSのバイト6
〜バイト21に記録されている各バンドのタイプを示す
フラグ(『01h』『02h』『21h』『11h』)
を、バンド毎に記憶していく。以上の処理を行なって、
ディスク挿入時の処理を終える。
トコンピュータ2からデータファイルの書込要求があっ
た場合は、コントローラ11は図23の処理を行なう。
まずステップF201で、その書込要求によって記録を実行
すべきバンド(書込対象バンド)について、メモリ26
に保持しているフラグを確認する。書込対象バンドのフ
ラグが『01h』であれば、それは通常のリライタブル
領域ARWとしてのバンドであるから、ステップF202で
書込可と判断し、ステップF203において転送されてきた
データのディスク90への書込を実行することになる。
h』又は『11h』であった場合は、そのバンドは物理
的にはリライタブル領域ARWであるが、ライトプロテ
クトにより再生専用バンドと設定されていることにな
り、ステップF202で書込不可と判断される。そして、要
求された書込動作を実行せずに処理を終える。なお、こ
の場合コントローラ11はホストコンピュータ2に対し
てエラーメッセージを送るなどの処理を行ない、ホスト
コンピュータ2はディスプレイ5にエラー及びその理由
をユーザーに提示するようにするとよい。
トコンピュータ2からデータの読出要求があった場合
は、コントローラ11は図24の処理を行なう。まずス
テップF301で、読出要求に応じて、その要求の対象とな
ったデータの再生動作を実行させる。そしてディスク9
0から読み出されてくるデータはエンコーダ/デコーダ
12においてデコード処理、エラー訂正処理が行なわれ
ていくことになる。なお、ここでのエラー訂正処理は、
通常のリライタブル領域でのバンドに対する処理とな
り、つまり図10でCRC1 〜CRC8 及び(E1 、1
)〜(E16、16)で示されるデータによる処理とな
る。
訂正処理が終了された場合は、ステップF302からF307に
進んで、再生されたデータをホストコンピュータ2に送
信していく処理を行なうことになり、再生及び送信終了
に応じて処理を終える。ところがエラー訂正不能が発生
した場合は、ステップF302からF303に進み、現在読出を
行なっているバンドが2ndECCが付加されているバ
ンドであるか否かを判断する。つまり、読出対象バンド
について、メモリ26に保持しているフラグが『21
h』(又は『02h』)であるか否かを確認する。
あり、つまり通常のリライタブル領域のバンドもしくは
ライトプロテクトによる再生専用領域AWPではあるが
2ndECCが付加されていないバンドであれば、それ
以上のエラー訂正処理はできないため、ステップF303か
らF306に進み、読出エラーの旨をホストコンピュータ2
に送信する。つまり読出エラーで動作を終了することに
なる。
h』であり、つまりライトプロテクトによる再生専用領
域AWPであり、かつ2ndECCが付加されているバ
ンドであるか、もしくはROM領域のバンドであれば、
ステップF303からF304に進み、2ndECCを使用した
エラー訂正処理を実行する。そして、その2ndECC
を使用したエラー訂正処理によりエラーが回復されれ
ば、ステップF305からF307に進んで、再生されたデータ
をホストコンピュータ2に送信していく処理を行なうこ
とになり、送信終了に応じて処理を終える。2ndEC
Cを使用したエラー訂正処理によってもエラー訂正不能
であったのなら、ステップF305からF306に進み、読出エ
ラーの旨をホストコンピュータ2に送信し、読出エラー
で動作を終了する。
により、図15〜図21に示したような本例のディスク
は、物理的にリライタブルとされる領域が再生専用とし
て扱われ、これによって物理的にはRAMディスクであ
ってもパーシャルROMディスクもしくはROMディス
クと同等の扱いを実現することができる。
シャルROMディスクのように扱うということは、生産
枚数の少ないパーシャルROMディスクが必要な場合に
好適である。例えば特定のユーザーから1枚もしくは数
枚程度の少量のパーシャルROMディスクの提供、つま
り一部を特定のデータがROM化されて記録され、他の
部分がリライタブルとしたメディアを要求された場合、
実際のパーシャルROMディスクでは原盤作成から行な
うために、1枚当たりのコストは非常に高くなりまた製
造の手間もかかることになってしまうが、RAMディス
クを本例のようにパーシャルROMディスク化すること
は、物理的にみて通常のRAMディスクを用いて必要な
データを再生専用データとして記録するのみでよいた
め、少量生産の場合でも安価かつ迅速にに提供できる。
記録を行なうことにより高度のエラー訂正能力を与える
こともでき、性能的に見て実際のパーシャルROMディ
スクと同等のメディアを簡易に提供できるということに
なる。
は、物理的には記録再生可能な領域の一部を記録不能な
再生専用領域として管理する管理情報が記録され、さら
に再生専用領域として管理されている領域には、データ
とともに、いわゆる上述した2ndECCのような再生
専用データ対応のエラー訂正情報が記録されているよう
にしている。そして記録又は再生装置は、記録媒体にお
ける物理的に記録再生可能な領域に含まれる或るアクセ
ス対象領域に対する記録又は再生動作の際に、そのアク
セス対象領域が記録不能な再生専用領域として管理され
ているか否かを判別し、再生専用領域と判別された場合
は、そのアクセス対象領域に対する再生動作のみを実行
できるようにしている。さらに再生時にはアクセス対象
領域に再生専用データ対応のエラー訂正情報が記録され
ているか否かを判別し、記録されていれば、その再生専
用データ対応のエラー訂正情報も用いた訂正処理も実行
できるようにしている。
ィアをパーシャルROMメディアやROMメディアとし
て扱うことができ、これによりパーシャルROMメディ
アやROMメディアとしての特定のデータが記録された
メディアが少量だけ必要とされるときなどに、RAMメ
ディアを用いて安価にかつ簡易に要求されたメディアを
提供できることになる。また再生専用データ対応のエラ
ー訂正情報を記録することで、実際のパーシャルROM
メディアやROMメディアにおける再生専用データと同
等のエラー訂正能力を与えることができる。
構造の説明図である。
図である。
データの説明図である。
コードの説明図である。
ネジメントエリアの説明図である。
ネジメントエリアのDDSの説明図である。
ドタイプのフラグの説明図である。
明図である。
パリティの説明図である。
の説明図である。
の説明図である。
図である。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
フローチャートである。
ローチャートである。
ローチャートである。
ドディスクドライバ、4 ハードディスク、5 ディス
プレイ、11 コントローラ、12 エンコーダ/デコ
ーダ、14 磁気ヘッド、15 光学ヘッド、19 D
SP、26 メモリ、90 ディスク、AE ROM領
域、ARW リライタブル領域、AWP、ライトプロテ
クトによる再生専用領域
Claims (3)
- 【請求項1】 主データ領域の全部又は一部が物理的に
は記録再生可能な領域とされて形成されているととも
に、この物理的には記録再生可能な領域の一部を記録不
能な再生専用領域として管理する管理情報が記録され、
さらに再生専用領域として管理されている領域には、デ
ータとともに再生専用データ対応のエラー訂正情報が記
録されていることを特徴とする記録媒体。 - 【請求項2】 少なくとも記録媒体上の、物理的に記録
再生可能な領域に対する記録又は再生動作を実行するこ
とができる記録又は再生装置として、 物理的に記録再生可能な領域に含まれる或るアクセス対
象領域に対する記録又は再生動作の際に、そのアクセス
対象領域が記録不能な再生専用領域として管理されてい
るか否かを判別する領域管理状況判別手段と、 そのアクセス対象領域に再生専用データ対応のエラー訂
正情報が記録されているか否かを判別するエラー訂正シ
ステム判別手段と、 前記領域管理状況判別手段によって再生専用領域と判別
された場合は、そのアクセス対象領域に対する再生動作
のみを実行許可するとともに、前記エラー訂正システム
判別手段によって再生専用データ対応のエラー訂正情報
が記録されていることが判別された場合は、そのアクセ
ス対象領域に対する再生動作の際に、再生専用データ対
応のエラー訂正情報も用いた訂正処理も実行させること
ができる制御手段と、 を備えたことを特徴とする記録又は再生装置。 - 【請求項3】 記録媒体上の物理的に記録再生可能な領
域に含まれる或るアクセス対象領域に対する記録又は再
生動作の際に、 そのアクセス対象領域が記録不能な再生専用領域として
管理されているか否かを判別し、再生専用領域であれ
ば、そのアクセス対象領域に対する再生以外の動作は実
行しないようにするとともに、 再生専用領域と管理されているアクセス対象領域に対す
る再生動作の際には、再生専用データ対応のエラー訂正
情報が記録されているか否かを判別し、記録されていれ
ば、その再生動作の際のエラー訂正処理として必要に応
じて再生専用データ対応のエラー訂正情報も使用するこ
とを特徴とする記録又は再生方法。
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JP26234996A JP3997558B2 (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | 記録又は再生装置、記録又は再生方法 |
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