JPH1092017A - 情報記録媒体 - Google Patents

情報記録媒体

Info

Publication number
JPH1092017A
JPH1092017A JP8240411A JP24041196A JPH1092017A JP H1092017 A JPH1092017 A JP H1092017A JP 8240411 A JP8240411 A JP 8240411A JP 24041196 A JP24041196 A JP 24041196A JP H1092017 A JPH1092017 A JP H1092017A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
information
width
group
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8240411A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Shiratori
力 白鳥
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP8240411A priority Critical patent/JPH1092017A/ja
Publication of JPH1092017A publication Critical patent/JPH1092017A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 単純な記録方式でヒートモードによる記録を
行っても、形成されるマーク列の幅が情報パターンによ
らず一定となるようにすること。および製造工程を複雑
化することなく、前後の磁壁が分離している記録マーク
を形成することが可能な磁壁移動検出超高密度光磁気記
録媒体を提供すること。 【解決手段】 情報トラックの両側にプリグループが設
けられており、該プリグループの幅(w)と深さ(d)
がd≧wを満たすことを特徴とする情報記録媒体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学的に情報の再
生もしくは記録が可能な情報記録媒体、特にその基板構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】光で検出が可能な光学的状態の変化に対
応させて情報を記録する光記録媒体は、高密度化が可能
であり、光ディスクや光カード等として実用化されてい
る。
【0003】光記録媒体上に形成される光学的状態の変
化の形態としては、凹凸のピット、反射膜の有無・変
形、屈折率変化、磁化反転等がある。このうち、磁化反
転は、反射光等の偏向状態の変化として検出され、その
他の形態では、反射光等の光量の変化として検出され
る。
【0004】光記録媒体への記録・再生は、このような
光学的状態の変化を伴うマークを、情報に対応したマー
ク列として形成して記録し、このマーク列を反射光量等
の変化として時系列的に検出して再生する。
【0005】このような光学的状態の変化をレーザービ
ームの照射加熱によって生起させる記録モードにおいて
は、形成される状態変化領域(記録マーク)の大きさや
形状は、局所的な加熱によって記録膜上に誘起される温
度分布によって決まる。
【0006】記録膜上に誘起される温度分布は膜面方向
の熱拡散の影響を受けるため、単位時間当たりの入射熱
量を一定にして定線速で加熱領域を移動させた場合もで
も、移動距離や、直前に加熱した領域からの距離の違い
によって、形成される温度分布は複雑な変化の仕方をす
る。このため、単純に情報に対応させた加熱操作を行う
と、情報のパターンによって形成されるマークの幅が変
動してしまう。このようなマーク列を光ビームの走査に
よって時系列的に読み出すと、マーク検出のタイミング
ジッターが増大するため、元の情報を正しく再生できな
い危険性がある。
【0007】この問題を回避するため、単位時間当たり
の入射熱量や、加熱時間などを情報パターンに応じて調
整して記録する記録補償方式が種々提案されているが、
この場合記録手段が複雑化するという問題がある。
【0008】また、本願発明者らは特開平6−2904
96において、相対的に磁壁抗磁力が小さな第1の磁性
層と、相対的にキュリー温度が近い第2の磁性層と、相
対的に磁壁抗磁力が大きく、キュリー温度の高い第3の
磁性層を順次積層させた光磁気記録媒体並びに、この光
磁気記録媒体を用いて、記録マークの境界部に存在する
磁壁を温度勾配によって移動させ、この磁壁移動に伴う
磁化反転を、反射光の偏向状態の変化として検出する高
密度記録再生方法を提案している。この方法において
は、記録マークの前方境界部の磁壁と後方境界部の磁壁
とが分離独立して形成されていることが、磁壁の移動を
安定化し再生特性を向上させる上で望ましい。
【0009】しかし従来の基板上に記録膜を成膜してこ
の媒体を作製すると、膜面方向に概ね一様な記録膜が形
成されるため、前後の磁壁が完全に分離しているような
記録マークを形成することは困難であった。このため、
記録膜の成膜後にトラックの両側を高出力のレーザーで
アニールするなどしてトラック側部の磁性膜を変質もし
くは消失させる処理を行い、この処理部にまたがるよう
に記録マークを形成することで前後の磁壁を分離させる
ようにしていた。この場合、媒体の製造工程が複雑にな
り、コストアップになるという問題があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点に
鑑みて為されたものであり、単純な記録方式でヒートモ
ードによる記録を行っても、形成されるマーク列の幅が
情報パターンによらず一定となり、再生エラーレートを
低減させることが可能な情報記録媒体を提供することを
目的とする。
【0011】また本発明の他の目的は、特開平6−29
0496に提案されている超高密度記録再生方法におい
て、媒体の製造工程を複雑化することなく、再生特性を
向上させることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的は下記の情報記
録媒体によって達成される。即ち本発明は、光学的に情
報の再生もしくは記録が可能な情報記録媒体において、
情報トラックの両側にプリグループが設けられており、
該プリグループの深さをd、幅をwとしたとき、d≧w
を満たすことを特徴とする情報記録媒体である。
【0013】また本発明は、該プリグループ上の記録膜
の膜厚が、該情報トラック上の記録膜の膜厚の1/2以
下になっていることを特徴とする情報記録媒体である。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明において、光学的に情報の
再生もしくは記録が可能な情報記録媒体において、情報
トラックの両側にプリグループが設けられており、該プ
リグループの深さをd、幅をwとしたとき、d≧wであ
り、好ましくはd>1.25w、より好ましくはd>
1.5wある。dの上限については特に制限はないがd
>10w程度であれば十分である。
【0015】また、該プリグループ上の記録膜の膜厚
が、該情報トラック上の記録膜の膜厚の1/2以下、好
ましくは1/5以下、より好ましくは1/10以下であ
り、本願発明ではプリグループに膜が存在しない場合も
含む。
【0016】本発明の情報記録媒体によれば、プリグル
ープ内にはほとんど記録膜が付着していないか、あるい
は、情報トラック上の記録膜とは著しく特性の異なる記
録膜が付着している。このため、プリグループ上にはみ
出して情報トラックへの記録を行っても、プリグループ
部には実質的に記録が行われないようにすることができ
る。従って、単純に情報に対応させた加熱操作によって
記録を行った場合であっても、情報のパターンに関わら
ず、形成されるマークの幅を情報トラック上に限定し、
一定幅のマーク列にすることができる。
【0017】また、本発明を特開平6−290496に
提案されている記録媒体に適用した場合、プリグループ
内の磁性層は磁壁エネルギーを蓄積するような磁性を呈
さない膜にすることが可能であり、情報トラックの両側
のプリグループにまたがる形で磁区を形成すれば、記録
マークの側部に磁壁が存在せず前後の磁壁が完全に分離
しているような記録マークを形成することができる。
【0018】この提案では、温度勾配に伴なう磁壁エネ
ルギーσwのトラック方向xに対する勾配を利用して、
磁壁に作用する力f=(δσw/δx)によって磁壁エ
ネルギーの低い領域に磁壁を移動させることを基本動作
としている。記録マークの前後の磁壁が分離していない
と、一方の磁壁が移動した時に、記録マーク側部に新た
に磁壁が成生されたり、逆に存在していた磁壁が消滅し
たりする。この磁壁の成生、消滅が、基本動作である上
述の磁壁の移動現象に影響を与えるため、動作が乱れ、
再生信号の品質が低下してしまう。本発明を適用するこ
とによりこの問題が解決される。
【0019】
【実施例】以下、本発明を適用した具体的な実施例につ
いて図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一
実施例における情報記録媒体の概略断面図である。基板
11は、例えば、円形のディスク状であり、その表面に
幅Wと高さDとの関係が所定の関係に規定されたグルー
プがスパイラル状または同心円状に形成されている。こ
のグループを光ヘッド案内溝として使用してもよいし、
別途光ヘッド案内溝を設けてもよい。
【0020】この基板表面上に、光磁気記録材料や相変
化記録材料等からなる記録層(12)にが積層されてい
る。記録層の前後に誘電体材料や金属材料等からなる保
護層や反射層等が積層されていてもよい。これらの層
は、例えば、マグネトロンスパッタ装置による連続スパ
ッタリング、あるいは連続蒸着等によって被着形成す
る。
【0021】実施例1〜7及び比較例1〜7 基板表面のグループの幅と深さを表1に示すように変化
させた各種サンプルを作製した。グループとグループと
の間のランド幅が一定になるように、グループ幅に応じ
てトラックピッチを変化させた。ここで、表1に示した
ような幅の狭いグループを、カッティングマシンのレー
ザーの回折限界の制約を受けずに形成するために、スタ
ンバの製造方法を以下のようにした。
【0022】まず、ガラス盤上に光可溶化型フォトレジ
ストを所定のグループ深さに応じた膜厚を塗布し、カッ
ティングマシンにより、レーザーを照射して所定のトラ
ックピッチでカッティングを行う。この時、照射レーザ
ーのスポットサイズ等を調整して、露光部の幅がランド
幅に相当する幅になるようにする。また、照射レーザー
の強度や回転数等を調整して、露光部のレジストをガラ
ス面まで充分に反応させる。
【0023】次に、上記カッティング後の原盤を現像
し、電鋳工程を経てマザースタンパを作製する。最後
に、上記マザースタンパに剥離処理を施して再度電鋳
し、反転スタンパを製造する。
【0024】このようにして作製したスタンパを用いて
基板を成形することにより、基板表面に凸型のランド部
の幅が0.7umで一定で、凹型のグループ部の幅がト
ラックピッチに応じて0.2〜0.8umになっている
の基板が形成できた。
【0025】本実施例における記録層は光磁気記録材料
で構成した。
【0026】光磁気記録材料としては種々考えられる
が、例えばPr,Nd,Sm,Gd,Tb,Dy,Ho
などの希土類金属元素の一種類あるいは二種類以上が1
0〜50at%と、Fe,Co,Niなどの鉄族元素の
一種類あるいは二種類以上が90〜50%とで構成され
る希土類−鉄族非晶質合金によって構成し得る。
【0027】また、耐食性向上などのために、これにC
r,Mn,Cu,Ti,Al,Si,Pt,Inなどの
元素を少量添加してもよい。
【0028】飽和磁化は、希土類元素と鉄族元素との組
成比により制御することが可能である。保磁力は、飽和
磁化の調整によって制御できるが、本質的には材料元素
の選択により、垂直磁気異方性を調整する。一般に、T
b,Dyなどの系の材料は垂直磁気異方性が大きく保磁
力も大きいのに対し、Gd系の材料は異方性が小さく保
磁力も小さい。また、非磁性元素の添加により垂直磁気
異方性は低下する。
【0029】キュリー温度も、組成比により制御するこ
とが可能であるが、飽和磁化と独立に制御するために
は、鉄族元素として、Feの一部をCoで置き換えた材
料を用い、置換量を制御する方法がより好ましく利用で
きる。即ち、Fe1at%をCoで置換することによ
り、6℃程度のキュリー温度上昇が見込めるので、この
関係を用いて所望のキュリー温度となるようにCoの添
加量を調整する。また、Cr,Tiなどの非磁性元素を
微量添加することにより、逆にキュリー温度を低下させ
ることも可能である。あるいは、二種類以上の希土類元
素を用いてそれらの組成比を調整することでもキュリー
温度を制御できる。
【0030】本実施例における記録層の具体的な成膜工
程の一例を以下に示す。直流マグネトロンスパッタリン
グ装置に、BドーブしたSi、およびTb,Fe,Co
各ターゲットを取り付け、前述のごとく成形された基板
を基板ホルダーに固定した後、1×10ー5Pa以下の高
真空になるまでチャンバー内をクライオポンプで真空排
気した。
【0031】真空排気をしたままArガスをチャンバー
内に導入し、基板を回転させながら、SiN層を70n
m、TbFeCo層を80nm、最後にSiN層を50
nm順次成膜した。このディスクを真空チャンバーから
取り出して、膜面上にUV樹脂をコートした。
【0032】磁性層は、室温で鉄族元素副格子磁化優勢
で保磁力が15kOe程度になるように、希土類元素と
鉄族元素との組成比を調整した。また、キュリー温度が
150℃程度となるようにCo添加量を調整した。T
b,Fe,Coの各ターゲットに直流パワーを印加して
成膜し、パワー配分を調整することによって組成を制御
した。
【0033】SiN層成膜時にはArガスに加えてN2
ガスを導入し、直流反応性スパッタにより成膜した。
【0034】このようにして作製した光磁気ディスク
を、レーザ波長780nm・対物レンズNA0.55の
光学ヘッドを持つドライブ装置にセットし、50Hzの
一定周期で回転させ、半径30mmの位置で記録特性の
測定を行なった。記録バイアス磁界を300Oeとし、
記録パワーを7.5mWとして、(1−7)RLLラン
ダムデータをマークエッジ記録した。レーザの駆動波形
は、入力信号に対して立ち上がりを1T遅らせて、nT
の幅の信号に対して(n−1)Tの幅のレーザパルスを
照射するようにした。クロック周波数は25MHzと
し、最短マーク長が0.75umになるようにした。
【0035】このランダムデータを再生パワー1.5m
Wで再生し、得られたアナログ信号波形をDCレベルで
スライスし二値化して、立ち上がりエッジのインターバ
ルを測定した。そして、全てのデータパターンに対する
105サンプルでの相対ジッタ分布を導出し、ジッタマ
ージンを各サンプルについて比較した。
【0036】横軸をグループ幅(w)として、グループ
深さ(d)がd≧wになっている本発明の実施例のサン
プルは、グループ幅が深さよりも大きくなっている比較
例のサンプルに比べて、ジッターマージンが拡大してい
る。
【0037】また、各サンプルの破断図をSEMで観察
し、情報トラック上とプリグループ内との膜の堆積状態
を比較した。この結果、グループ幅が深さに対して1.
5倍以上広い時は、情報トラック上とプリグループ内と
で膜はほぼ一様に同等の膜厚に堆積していたが、グルー
プ幅の減少に伴って、プリグループ内の膜の着きまわり
悪化し、グループ内の膜厚が減少していた。一方、情報
トラック上の膜厚は、グループ幅によらず一定であっ
た。グループ幅が深さの1.0倍未満になると、グルー
プ内の膜厚は情報トラック上の膜厚の少なくとも1/2
以下に減少し、幅の深さの2/3倍以下になると、SE
M上では、グループ内に膜が観察されなかった。
【0038】また、プリグループ上の記録膜の膜厚が、
該情報トラック上の記録膜の1/2以上になるジッター
マージンとC/Nが悪化した。
【0039】次に、本発明を特開平6ー290496に
提案されている記録媒体に適用した場合について述べ
る。
【0040】この場合、記録膜として、少なくとも、第
1、第2、第3の磁性層が順次積層されている光磁気記
録膜を用いる。第1の磁性層は、周囲温度近傍の温度に
おいて第3の磁性層に比べて相対的に磁壁移動度の大き
な垂直磁化膜からなり、第2の磁性層は、第1の磁性層
及び第3の磁性層よりもキュリー温度の低い磁性層から
なり、第3の磁性層は垂直磁化膜からなっている。第1
の磁性層には、第2の磁性層側の構成部でキュリー温度
が低下するように膜厚方向にキュリー温度の勾配を付与
してもよい。
【0041】
【表1】 実施例8〜14及び比較例8〜14 実施例1〜7及び比較例1〜7で用いた各基板上に、以
下のような成膜工程で記録膜を成膜した。実施例1〜7
及び比較例1〜7で用いた各基板に対応して、それぞれ
実施例8〜14及び比較例8〜14とする。
【0042】直流マグネトロンスパッタリング装置に、
BドーブしたSi、及びGd,Tb,Fe,Co,Cr
の各ターゲットを取り付け、前述の基板を基板ホルダー
に固定した後、1×10ー5Pa以下の高真空になるまで
チャンバー内をクライオポンプで真空排気した。
【0043】真空排気をしたままArガスをチャンバー
内に導入し、基板を回転させながら、SiN層を70n
m、第1磁性層としてGd20Fe70Cr10層を30n
m、第2磁性層としてTb20Fe76Cr4層を10n
m、第3磁性層としてTb20Fe6 6Co12Cr4層を8
0nm、最後にSiN層を50nm順次成膜した。この
ディスクを真空チャンバーから取り出して、膜面上にU
V樹脂をコートした。
【0044】各磁性層は、全て補償組成近傍になるよう
に希土類元素と鉄族元素との組成比を調整した。キュリ
ー温度は、第1の磁性層が210℃、第2の磁性層が1
60℃、第3の磁性層が290℃になるように、Co及
びCrの添加量を調整した。
【0045】このようにして作製した光磁気ディスク
を、レーザー波長780nm・対物レンズNA0.55
の光学ヘッドを持つドライブ装置にセットし、7.5H
zの一定周期で回転させ、半径31.8mmの位置で記
録特性の測定を行なった。
【0046】摺動型の磁気ヘッドにより、磁界を7.5
MHzで変調しながら、3.0mWのDCレーザーを照
射して、マーク長0.1umの繰り返しパターンを磁界
変調記録した。
【0047】この信号を再生パワー1.5mWで再生
し、C/Nを測定した結果を、各サンプルについて比較
した。ここでは、通常の1ビーム光学系で評価し、再生
ビーム自身による加熱で、磁壁を移動させるための温度
勾配を形成した。
【0048】横軸をグループ幅として、グループ深さご
とにC/Nをプロットした結果を図3に示す。図から明
らかなように、グループ幅がグループ深さの1.0倍以
下になっている本発明の実施例のサンプルは、グループ
幅がこれらよりも広くなっている比較例のサンプルに比
べて、C/Nが向上している。本実施例におけるプリグ
ループ内の記録膜の膜厚と、情報トラック上の記録膜の
膜厚の関係は前記の実施例と同様であった。
【0049】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の第
1の効果は、複雑なレーザー駆動による記録補償等を行
うことなしに、望ましい記録マークが形成可能であり、
良好な再生特性が得られることである。特に、マークエ
ッジ記録を行った場合、検出されるエッジ信号のジッタ
ーが抑制される。この結果として、高密度化が可能とな
り、また、媒体ならびに記録装置を低コスト化できる。
【0050】本発明の第2の効果は、特開平6−290
496に開示されている光磁気記録媒体と組み合わせた
場合において、媒体の製造工程を複雑化させることな
く、記録マークの前方境界部の磁壁と後方境界部の磁壁
とを分離独立して形成させることが可能となり、コスト
アップなく、超高密度再生特性を向上させることができ
ることにある。
【0051】本発明は、例示した媒体に限定されるもの
ではない。特に前記第1の効果は、相変化型記録媒体や
その他の追記型記録媒体等、ヒートモードによる記録を
行う媒体であれば、どそのようなものについても適用・
応用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例における情報記録媒
体の概略断面図。
【図2】図2は、ジッタマージンのグループ幅に対する
依存性を示した図。
【図3】図3は、C/Nのグループ幅に対する依存性を
示した図。
【符号の説明】
11 基板 12 記録層 W プリグループの幅 D プリグループの深さ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学的に情報の再生もしくは記録が可能
    な情報記録媒体において、情報トラックの両側にプリグ
    ループが設けられており、該プリグループの深さをd、
    幅をwとしたとき、d≧wを満たすことを特徴とする情
    報記録媒体。
  2. 【請求項2】 該プリグループ上の記録膜の膜厚が、該
    情報トラック上の記録膜の膜厚の1/2以下になってい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の情報記
    録媒体。
JP8240411A 1996-09-11 1996-09-11 情報記録媒体 Pending JPH1092017A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8240411A JPH1092017A (ja) 1996-09-11 1996-09-11 情報記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8240411A JPH1092017A (ja) 1996-09-11 1996-09-11 情報記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1092017A true JPH1092017A (ja) 1998-04-10

Family

ID=17059077

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8240411A Pending JPH1092017A (ja) 1996-09-11 1996-09-11 情報記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1092017A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6150038A (en) * 1998-04-27 2000-11-21 Sharp Kabushiki Kaisha Magneto-optical recording medium
US6309278B1 (en) * 1996-02-27 2001-10-30 The Furukawa Electric Co., Ltd. Method and apparatus for polishing optical connector end faces
US7012857B2 (en) 2000-05-31 2006-03-14 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Magneto optical recording medium having a multilayer recording film of different thickness

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6309278B1 (en) * 1996-02-27 2001-10-30 The Furukawa Electric Co., Ltd. Method and apparatus for polishing optical connector end faces
US6150038A (en) * 1998-04-27 2000-11-21 Sharp Kabushiki Kaisha Magneto-optical recording medium
US7012857B2 (en) 2000-05-31 2006-03-14 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Magneto optical recording medium having a multilayer recording film of different thickness

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6177175B1 (en) Magneto-optical medium utilizing domain wall displacement
US7535803B2 (en) Method for recording to and reproducing from a magnetic recording medium, recording and reproduction device for the same, and magnetic recording medium
US6180208B1 (en) Information recording medium and method for producing the same
JP3226418B2 (ja) 熱的記録媒体の記録方法
JP3332750B2 (ja) 磁気記録媒体、記録方法、再生方法、及び、磁性記録媒体の製造方法
US7012857B2 (en) Magneto optical recording medium having a multilayer recording film of different thickness
JPH10149592A (ja) 磁壁移動を利用して情報を再生する光磁気記録媒体および信号再生方法
US7180831B2 (en) Magneto-optical recording medium having a recording layer of columnar structure
JP2000187898A (ja) 磁性記録媒体
US20040057343A1 (en) Magnetic recording medium, method for producing the same and magnetic recording/reproducing apparatus
JPWO2005106869A1 (ja) 磁気記録媒体とその製造方法、製造装置、記録再生方法、および記録再生装置
JPH08147777A (ja) 光学的記録媒体、記録再生方法および再生装置
JPH1092017A (ja) 情報記録媒体
JP3472158B2 (ja) 光磁気記録媒体
US6554974B2 (en) Method of manufacturing information recording medium
US6980491B2 (en) Domain wall displacement type magneto-optical recording medium and recording method
US6424602B1 (en) Magneto-optical reproducing apparatus
US7210155B2 (en) Magneto-optical recording medium having in-plane magnetizing layer
JP2004055047A (ja) 光磁気記録媒体およびその製造方法
JP2003303456A (ja) 光磁気記録媒体、および、その製造方法
JP2000207791A (ja) 磁性記録媒体
JPH08249737A (ja) 光学的記録媒体および再生方法
JP2002042393A (ja) 光磁気記録媒体の製造方法
JP2008152842A (ja) 磁性記録媒体
JP2003272262A (ja) 光磁気記録媒体