JPH1090946A - 静電荷像現像用トナーの製造方法 - Google Patents

静電荷像現像用トナーの製造方法

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JPH1090946A
JPH1090946A JP24600796A JP24600796A JPH1090946A JP H1090946 A JPH1090946 A JP H1090946A JP 24600796 A JP24600796 A JP 24600796A JP 24600796 A JP24600796 A JP 24600796A JP H1090946 A JPH1090946 A JP H1090946A
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JP
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toner
charge control
control agent
weight
charge
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JP24600796A
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English (en)
Inventor
Masahiro Yasuno
政裕 安野
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 荷電制御剤が均一に分散され、均一な帯電性
を有するトナーを製造する方法を提供する。 【解決手段】 少なくとも結着樹脂および荷電制御剤を
含有してなるトナーの製造方法において、水または非水
溶媒中にて合成した荷電制御剤を、乾燥させることなく
トナー組成物成分中へ添加する工程を含む、静電荷像現
像用トナーの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真、静電記録
または静電印刷等における静電潜像を現像するための静
電荷像現像用トナーの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真、静電記録、および静電印刷等
における静電潜像の現像に用いられるトナーへは、帯電
性の向上のため、キャリアまたはブレード材などの摩擦
帯電系列とは逆の摩擦帯電系列を有する荷電制御剤が添
加される。この荷電制御剤は通常トナーの樹脂成分中へ
分散するよう配合される。また、荷電制御剤をトナー芯
粒子表面に固着させる方法として、例えば特開昭62−
246073号公報にはトナー芯粒子表面に各種機能
(荷電制御性を含む)を有する微粉体を機械的衝撃力によ
って打込みトナー芯粒子の厚さ2μm以下の表面層に保
持固着させることが、特開昭63−244056号公報
には、トナー芯粒子表面にこの芯粒子の1/5倍以下の
粒径を有する荷電性微粒子を、被覆率0.1〜50%と
なるように機械的衝撃力によって固着させることが開示
されている。
【0003】トナーの帯電量はトナー粒子表面へ露出す
る荷電制御剤の量に依存するため、トナー粒子中への荷
電制御剤の分散が均一でない場合には、トナーの帯電量
のバラツキが大きくなる。一般に、荷電制御剤を微粒子
としてトナー粒子表面に固着させた場合には、トナー粒
子内に分散配合した場合と比較して表面への露出量は安
定化される。しかし、荷電制御剤微粒子の粒径が相対的
に大きい場合や粒径の分布がブロードである場合あるい
は荷電制御剤微粒子の分散が不良である場合には、荷電
制御剤固着重量のバラツキが大きくなり、均一な帯電が
得られない。トナーの帯電量にバラツキはトナーの飛
散、カブリや、キャリア等の荷電付与部材へのスペント
等の原因となる。特に、近年の高画質化、カラー化に伴
トナーの小粒径化がすすみ、荷電制御剤としても、より
小粒径でより均一に分散しているものが必要となる。
【0004】トナー粒子内へ分散配合する場合でも、ト
ナー粒子表面へ固着させる場合でも、荷電制御剤として
は通常水系、または非水系溶媒中で合成した後、媒体か
ら分離、乾燥したものが用いられる。溶媒中での合成す
る際には荷電制御剤は微小な分散粒子として得られる
が、その後の乾燥工程において粒径が大きくなったり、
粒子が二次凝集したりする。従って、トナー成分として
添加する際には微小な分散粒子を得るための粉砕あるい
は解砕処理の工程がさらに必要となる。また、粉砕ある
いは解砕処理によっても、合成の際に得られる良好な分
散粒子を得ることができないため、トナーへの均一な帯
電は困難であり、潜像の現像および転写を確実に行うに
は限界があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、荷電制御剤
が均一に分散され、均一な帯電性を有するトナーを製造
する方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決する手段】本発明は、少なくともバインダ
ー樹脂および荷電制御剤を含有してなるトナーの製造方
法において、水または非水溶媒中にて合成した荷電制御
剤を、乾燥させることなくトナー組成物成分中へ添加す
る工程を含む、静電荷像現像用トナーの製造方法を提供
する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の方法において、静電潜像
現像用トナーの造粒は、従来公知の方法であれば、特に
限定されず、例えば、粉砕法、あるいは懸濁重合法や乳
化重合法などの重合過程を含む湿式造粒法、懸濁法、ス
プレードライ法などの重合過程を伴わない湿式造粒法な
どのいずれにより行ってもよい。
【0008】トナーを粉砕法により造粒する場合は、熱
可塑性樹脂に着色剤などを混合・混練した後、粉砕・分
級してトナー粒子を得ることができる。なおこのように
して得られる粒子を加熱処理などによる球形化処理へ付
してもよい。
【0009】懸濁重合法により造粒する場合は、結着剤
としての樹脂成分を形成し得る重合性モノマー、重合開
始剤ならびに着色剤およびその他の添加剤を成分とする
重合組成物を水系媒体中に懸濁し重合することで造粒を
行なう。
【0010】乳化重合法により造粒する場合、一般的な
乳化重合によっては、粒径分布は良好であるが極めて微
小な粒子しか得られないため、シード重合法として知ら
れる方法を用いることが好ましい。すなわち、重合性モ
ノマーの一部と重合開始剤を水系媒体あるいは乳化剤を
添加してなる水系媒体中に添加して撹拌乳化し、その後
重合性モノマー残部を徐々に滴下して微小な粒子を得、
この粒子を種として着色剤およびその他の添加剤を含む
重合性モノマー液滴中で重合を行なうものである。
【0011】この他、重合過程を含む湿式造粒法として
は、ソープフリー乳化重合法、マイクロカプセル法(界
面重合法、in−situ重合法等)、非水分散重合法などが
知られており、いずれの方法を用いてもよい。また重合
過程を含まない湿式造粒法として、懸濁法による場合
は、結着剤としての樹脂成分に着色剤およびその他の添
加剤を配合して溶融したもの、あるいは上記成分に樹脂
成分を溶解する溶剤を添加した溶液を調製し、これを水
系媒体中に懸濁して造粒を行なえばよい。
【0012】スプレードライ法により造粒する場合は、
合成樹脂成分を着色剤などとともに溶剤に溶解した後噴
霧乾燥して造粒を行なう。
【0013】本発明の静電潜像現像用トナーに使用され
る結着樹脂としては、通常トナーにおいて結着剤として
汎用されているものであれば、特に限定されず、例え
ば、スチレン系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、オレフィ
ン系樹脂、ポリエステル系樹脂、アミド系樹脂、カーボ
ネート樹脂、ポリエーテル、ポリスルフォンなどのよう
な熱可塑性樹脂、あるいはエポキシ樹脂、尿素樹脂、ウ
レタン樹脂などのような熱硬化性樹脂並びにこれらの共
重合体およびポリマーブレンドなどが用いられる。な
お、本発明において用いられる結着樹脂としては、例え
ば熱可塑性樹脂におけるように完全にポリマーの状態に
あるもののみならず、熱硬化性樹脂におけるようにオリ
ゴマーないしはプレポリマーの状態のものも含むもので
あり、さらにポリマーに一部プレポリマー、架橋剤など
を含んだものなども含まれるものである。
【0014】また、高速システムに使用されるトナーを
得ようとする場合には、トナーの転写紙等への短時間で
の定着性、定着ローラーからの分離性を向上させるため
結着樹脂として、スチレン系モノマー、(メタ)アクリル
系モノマー、(メタ)アクリレート系モノマーから合成さ
れるホモポリマーあるいはコポリマー、またはポリエス
テル樹脂ならびにスチレン−(メタ)アクリル系樹脂とポ
リエステル系樹脂、ブレンド系が好適に使用される。
【0015】本発明の方法において、トナーの粒径とし
ては特に制限されず、目的に応じて通常用いられている
粒径とすればよい。
【0016】本発明の方法において、荷電制御剤はトナ
ーの結着樹脂およびその他の成分と共に添加して混合、
混練、粉砕する、あるいはトナーを湿式重合する際に他
のモノマー成分と共に添加して分散させる等、上記方法
により造粒する際のトナー成分中へ分散配合しても、あ
るいは上記方法により造粒して得た、結着樹脂およびそ
の他の成分からなるトナーの芯粒子の表面上へ固着する
よう、外から添加してもよい。トナーの帯電性はトナー
表面に存在する荷電制御剤の量並びに分散状態に依存す
るため、トナー粒子を造粒した後、荷電制御剤を外部添
加し、トナー粒子の表面へ固着させることが、少ない荷
電制御剤でよりよい均一な帯電性が得られるため、好ま
しい。
【0017】本発明の方法において、荷電制御剤をトナ
ー粒子の表面上へ固着させる場合には、トナー粒子は、
上述の方法のうちでも湿式で造粒されたものが好まし
く、水等の媒体中で造粒されたものが特に好ましい。こ
れは本発明に係る荷電制御剤が湿体品であるため、上記
媒体中に添加してトナー粒子表面に均一に付着させるこ
とが容易であるためである。しかしながら、スプレード
ライ法や、粉砕法を用いてトナー芯粒子を造粒した場合
であっても、本発明の方法が好適に用いられ得る。ま
た、荷電制御剤をトナー粒子中に添加する場合にも、湿
式で造粒されたものが好ましく、特にモノマーや溶剤等
を含む組成物から得られるトナー粒子が好ましい。
【0018】本発明の方法に用いられる荷電制御剤とし
ては、一般に荷電制御剤として知られている物質のう
ち、水系および/または非水系溶媒中で合成し得るもの
であればよく、摩擦帯電により正または負の荷電を与え
得る、有機化合物の各種のものが用いられる。
【0019】具体的に、本発明に好適に用いられる正荷
電制御剤としては、例えば、第4級アンモニウム塩、ニ
グロシン染料、アルコキシ化アミン、アルキルアミド、
モリブデン酸キレート顔料、イミダゾール化合物、トリ
アゾール化合物、アジン化合物、トリフェニルメタン系
染料、ナフタルイミド化合物などが挙げられる。
【0020】負荷電制御剤としては、例えば、オイルブ
ラック(Color Index 26150)、サリチル酸金属
錯体、チオインジゴ系顔料、銅フタロシアニンのスルホ
ニルアミン誘導体、アゾオイルブラック(R)、カリック
スアレン化合物、有機ホウ素化合物、アルキルサリチル
酸金属錯体、ナフトエ酸金属錯体、アルキルナフトエ酸
金属錯体、含フッ素第4級アンモニウム塩などが挙げら
れる。
【0021】これらの化合物のうち、特に好適に用いら
れるのは、ホウ素化合物、カリックスアレン化合物、サ
リチル酸金属錯体である。
【0022】ホウ素化合物としては以下の化合物が例示
される:
【化1】 (式中、Rは水素原子、アルキル基、アルコキシ基、ハ
ロゲン原子または芳香環(縮合環も含む)を示し、mおよ
びnは1、2、3または4であり、XはOまたはNR'、
YはO、SまたはNR'(R'は水素原子またはアルキル
基を示す)を示し(但し、Rが水素原子、アルキル基、ア
ルコキシ基、ハロゲン原子の場合、XおよびYが同時に
Oであるものを除く)、Z+はカチオンを示す。)で表わ
される化合物。
【0023】
【化2】 (式中、Rは水素原子、アルキル基、アルコキシ基、ハ
ロゲン原子または芳香環(縮合環も含む)を示し、mおよ
びnは1、2、3または4であり、XはO、S、SO3
SO2NR'またはNR'、YはO、SまたはNR'(R'は
水素原子またはアルキル基を示す)を示し、Z+はカチオ
ンを示す。)で表わされる化合物。
【0024】
【化3】 (式中、Rは水素原子、アルキル基、アルコキシ基、ハ
ロゲン原子を表わし、mおよびnは1、2、3または4で
あり、X+は水素イオン、アルカリ金属イオン、脂肪族
アンモニウムイオン(置換脂肪族アンモニウムイオンを
含む)、脂環族アンモニウムイオン、ヘテロ環状アンモ
ニウムイオン、芳香族アンモニウムイオン、アラルキル
アンモニウムイオン、イミニウムイオンまたはホスホニ
ウムイオンを表わす。)で表わされる化合物。
【0025】
【化4】 (式中、Rは水素原子、アルキル基、アルコキシ基、ハ
ロゲン原子を示し、k、l、mおよびnは1、2、3または
4であり、Xは
【化5】 SO3、SO2NR'、O、SおよびNR'、YはO、Sま
たはNR'(R'は水素原子またはアルキル基を示す)を示
し、Z+はカチオンを示す。)で表わされる化合物。
【0026】
【化6】 (式中、R1およびR3は置換または非置換の芳香環(縮合
環を含む)を示し、R2およびR4は水素原子、アルキル
基、置換または非置換の芳香環(縮合環を含む)を示し、
Xはカチオンを示す)で表される化合物。
【0027】特に好ましいホウ素化合物としては、
【化7】
【化8】 で表される化合物が挙げられる。上記のごときホウ素化
合物は、通常ホウ酸とアミンの水溶液にマンデル酸ある
いはベンジル酸等を反応させることにより合成される。
【0028】カリックスアレン化合物としては、以下の
化合物が例示される:
【化9】 (式中、n=X+Y、Xは4〜8の整数、Yは0〜4の
整数であり、nは4〜8、R1は水素原子、炭素数1〜5
のアルキル基または−(CH2)mCOOR10(R10は水素
原子又は低級アルキル基を表し、mは1〜3の整数を示
す)基;R2は水素原子、ハロゲン原子、枝分かれがあっ
てもよい炭素数1〜12のアルキル基、アラルキル基、
−NO2、−NH2−、−N(R7)2(R7は低級アルキル
基)、−SO28(R8は水素原子又は低級アルキル基)、
置換基を有してもよいフェニル基、または−Si(CH3)
3;R3、R4は水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜3
のアルキル基、−NH2、または−N(R9)2(R9は低級
アルキル基);R5は水素原子、または炭素数1〜3のア
ルキル基;R11は水素原子、炭素数1〜5のアルキル基
または−(CH2)p(COOR20(R20は水素原子又は低級
アルキル基を表し、pは1〜3の整数を示す)基;R12
水素原子、ハロゲン原子、枝分かれがあってもよい炭素
数1〜12のアルキル基、アラルキル基、−NO2、−
NH2、−N(R17)2(R17は低級アルキル基)、−SO2
18(R18は水素原子又は低級アルキル基)、置換基を有
してもよいフェニル基、または−Si(CH3)3;R13
14は水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜3のアルキ
ル基、−NH2、または−N(R19)2(R19は低級アルキ
ル基);R15は水素原子、または炭素数1〜3のアルキ
ル基を示す)で表される化合物。
【0029】特に好ましいカリックスアレン化合物とし
て、具体的にはX+Y=8で、R1、R3、R4、R5、R
11、R13、R14およびR15が水素原子であり、R2およ
びR12が−t−C49、−t−C511、−t−C
613、−t−C715および−t−C817から選択さ
れる少なくとも1種のアルキル基で、R2およびR12
同一でも、異なっていてもよいものが挙げられる。カリ
ックスアレン化合物は、例えばp−アルキルフェノール
とパラホルムアルデヒドとを水酸化カリウムの存在下、
キシレン中で反応させて合成される。
【0030】サリチル酸金属錯体は、以下に示されるも
のが好適に用いられる:
【化10】 式中、R、R2、R3およびR4は水素または炭素数1
〜9のアルキル基を示す、XはZn、CrまたはAlを
示す、Mは水素、アルカリ金属、NH4またはアミンの
アンモニウムのいずれかを示す。)で表される化合物。
【0031】特に好ましいサリチル酸金属錯体として
は、XがZnでR1〜R4が−t−C49でMがNaであ
るもの、XがCrでR1〜R4が−t−C49でMがNa
であるものが挙げられる。サリチル酸金属錯体は、水を
溶媒として、2モルのサリチル酸ナトリウム塩(あるい
はサリチル酸誘導体のナトリウム塩)と1モルの金属塩
化物(例えば塩化亜鉛)とを混合し加温撹拌することによ
って合成される。
【0032】荷電制御剤とともに、正または負帯電性に
効果のある極性官能基を有する各種樹脂をトナーに併用
してもよい。この荷電制御用樹脂(CCR)は、極性官能
基を有するモノマーを単独であるいはこれら同志を組合
せて重合させたものであっても、またこのような極性官
能基を有するモノマー成分と、例えばスチレン系モノマ
ー、(メタ)アクリル系モノマー等の単官能性および/ま
たは多官能性モノマーとの共重合により得られたもので
あっても、あるいはまた単官能性および/または多官能
性モノマーを重合させてなる重合体と極性官能基を有す
るモノマーを含む重合体とのポリマーブレンドであって
もよい。かかる樹脂において、以下に示すような含窒素
極性官能基あるいは弗素を有するモノマー成分を有する
重合体が特に好ましい。
【0033】含窒素極性官能基は正荷電制御に有効であ
り、含窒素極性官能基を有するモノマーとしては、下記
一般式
【化11】 (式中、R1は水素またはメチル基、R2およびR3は水素
または単素数1〜20のアルキル基、Xは酸素原子また
は窒素原子、Qはアルキレン基またはアリレン基であ
る。)で表わされるアミノ(メタ)アクリル系モノマーが
用いられる。
【0034】このアミノ(メタ)アクリル系モノマーとし
て具体的には、例えば、N,N−ジメチルアミノメチル
(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノメチル(メ
タ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)
アクリレート、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)
アクリレート、p−N,N−ジメチルアミノフェニル(メ
タ)アクリレート、p−N−ラウリルアミノフェニル(メ
タ)アクリレート、p−N−ステアリルアミノフェニル
(メタ)アクリレート、p−N,N−ジメチルアミノベンジ
ル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノエチル
(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノプロピ
ル(メタ)アクリルアミド等が挙げられる。なお、荷電制
御用樹脂がこのようなアミノ基含有モノマーを含む場
合、その含有量は全モノマーに対して、0.5〜90重
量%、さらに好ましくは3〜60重量%であることが望
ましい。また含窒素極性官能基を有するモノマーとして
は、この他に例えばニトロスチレンなどのようなニトロ
基含有モノマーも挙げられる。なお、荷電制御用樹脂が
このようなニトロ基含有モノマーを含む場合、その含有
量は全モノマーに対して、0.5〜50重量%、さらに
好ましくは1〜30重量%であることが望ましい。
【0035】フッ素原子は負荷電制御に有効である。フ
ッ素含有モノマーとしては特に制限はないが、2,2,2
−トリフルオロエチルアクリレート、2,2,3,3−テ
トラフルオロプロピルアクリレート、2,2,3,3,4,
4,5,5−オクタフルオロアミルアクリレート、1H,
1H,2H,2H−ヘプタデカフルオロデシルアクリレー
トなどのフルオロアルキル(メタ)アクリレートが好まし
く例示される。このほかトリフルオロクロルエチレン、
フッ化ビニリデン、三フッ化エチレン、四フッ化エチレ
ン、トロフルオロプロピレン、ヘキサフルオロプロペ
ン、ヘキサフルオロプロピレンなどの使用が可能であ
る。なお、荷電制御用樹脂がこのようなフッ素含有モノ
マーを含む場合、その含有量は全モノマーに対して、
0.5〜50重量%、さらに好ましくは1〜30重量%
であることが望ましい。
【0036】本発明の方法において荷電制御剤は、水ま
たは非水系溶媒中で合成して得られる分散微粒子を、乾
燥することなくトナー組成中へ添加する。即ち、荷電制
御剤合成時の溶媒中へ微粒子が分散している状態で添加
しても、合成時の溶媒を他の溶媒、例えば水で置換した
分散液を添加してもよい。あるいは、かかる微粒子の分
散液を濾過して溶媒を除き、適当な固形分含量のケーキ
状として添加してもよい。ケーキ状として添加すると、
取り扱いが容易である。本発明の方法において、荷電制
御剤は微粒子として分散あるいはケーキ状となっている
が、分散液の媒体あるいはケーキ状物中に含有される媒
体中へ一部溶解している状態で添加してもよい。本発明
のごとく荷電制御剤を乾燥することなくトナー組成中へ
直接添加することによって、乾燥することによって生じ
る微粒子の二次凝集の発生がなく、このためトナー組成
中へ荷電制御剤が均一に分散し、トナーの帯電量分布が
シャープとなる。
【0037】本発明において用いられる乾燥していない
荷電制御剤微粒子の好ましい粒径は、荷電制御剤をトナ
ー粒子内へ分散配合するか外部添加するか、トナー粒子
の大きさ等によって変わり、特に限定されない。しかし
ながら荷電制御剤微粒子の粒径は小さいほどよく、具体
的には例えば、体積平均粒径が1μm未満、より好まし
くは0.001〜0.5μm、さらに好ましくは0.005
〜0.5μmであることが望まれる。本発明の方法におい
て、荷電制御剤の粒径は合成の際の撹拌条件、反応時
間、溶媒中の反応物濃度等によって制御すればよい。
【0038】トナー粒子へ荷電制御剤微粒子を外添し
て、表面上へ固着させる場合、その添加量は、該荷電制
御剤粒子の荷電性の大小によっても左右されるが、トナ
ー粒子100重量部に対して固形分として0.001〜
10重量部、好ましくは0.05〜5重量部、より好ま
しくは0.1〜3重量部であることが望まれる。トナー
粒子100重量部に対して荷電制御制剤の添加量が10
重量部を越えると、トナー表面に固着されない遊離の荷
電制御剤が発生し、逆帯電トナーやキャリアへのスペン
トを発生することもある。一方、添加量が0.001重
量部未満であると、荷電制御性が不十分であり特に高湿
環境下において充分な帯電量を有するのに時間を要し、
潜像部以外にも電気的な力以外の力で付着するトナーを
排除できず、画像が汚染する虞れがある。
【0039】荷電制御剤をトナー粒子内へ分散配合する
場合には、他のトナー成分100重量部に対して0.1
〜10重量部、より好ましくは0.2〜5重量部添加す
る。
【0040】荷電制御剤をトナー粒子表面に固着させる
場合には、例えば、ディスパーコート(日清エンジニア
リング社製)、コートマイザー(フロイント産業社製)等
の湿式コーティング法を応用した装置を用い、高速気流
によって分散されながら搬送されてくる粉体を、液状媒
体が流下している壁面に衝突させて該液状媒体に粒子を
接触させる方法(スラリー法等)等を応用することによっ
て荷電制御剤を固着させてもよい。この方法はすなわ
ち、該液状媒体中に荷電制御性微粒子を溶解ないし分散
させ、上記処理によって粉体を濡らし、その後この液状
媒体を乾燥除去することによって、荷電制御剤の微粒子
を付着残留させるものである。
【0041】また、荷電制御剤を固着させたトナーを乾
燥した後、荷電制御剤の固着強度を高める目的で、トナ
ー粒子表面に各種添加剤微粒子を付着および/または固
着させる場合に従来用いられている表面改質装置、例え
ば、ハイブリダイゼーションシステム(奈良機械製作所
社製)、コスモスシステム(川崎重工業社製)などの高速
気流中衝撃法を応用した装置、例えば、メカノフュージ
ョンシステム(ホソカワミクロン社製)、メカノミル(岡
田精工社製)などの乾式メカノケミカル法を応用した装
置、例えば、サフュージングシステム(日本ニューマチ
ック工業社製)などの熱気流中改質法を応用した装置あ
るいは上記のごとき湿式コーティング法を応用した装置
等を用い、荷電制御性微粒子をトナー粒子表面に均一に
固着させることができる。
【0042】本発明の荷電制御剤を乾燥することなくト
ナー組成中へ直接添加する方法によって、荷電制御剤を
乾燥することによって生じる微粒子の成長および二次凝
集がなく、このためトナー組成中へ荷電制御剤が均一に
分散し、トナーの帯電量分布がシャープとなる。また、
従来必要であった乾燥した荷電制御剤を改めて粉砕、解
砕、分散させる工程を除くことができ、製造時のエネル
ギー低減を図ることができる。
【0043】
【実施例】以下、実施例を用いて本発明をさらに詳細に
説明する。化合物1の合成 3,5−ジ−tert−ブチルサリチル酸50g(0.2モル)
を450gのエタノールに溶解し、ここへ苛性ソーダ1
6g(0.4モル)を水400gに溶かした溶液を加えて完
溶させた後、約70℃に昇温した。次いで塩化亜鉛1
3.6g(0.1モル)を水60gに溶かし30分間滴下し
た。70〜80℃で2時間保った後pHを7.0±0.5
に調整し、反応を終了した。この後濾過、水洗を3度繰
り返し行い、下記構造式に示す3,5−ジターシャリブ
チルサリチル酸亜鉛錯化合物のケーキ状物質を得た。得
られたケーキ状の化合物1は固形分70%、粒径0.2
μmであった。
【化12】 ケーキ状物質を風乾し、さらに真空乾燥することにより
化合物1の乾燥品を得た。乾燥品の粒径は2μmであっ
た。
【0044】化合物2の合成 P−tert−ブチルカリックス(8)アレン化合物 27.8g(0.18mol)のP−tert−ブチルフェノールと
9.0g(0.30mol)のパラホルムアルデヒドとを10N
水酸化カリウム0.4ml(0.004mol)を用いて150m
lのキシレン中で4時間還流して脱水し、次いで冷却し
た後、濾過した。得られた沈澱物を再度キシレン中に分
散した後濾過するという工程を2度繰り返し行い、下記
構造式を有するケーキ状の化合物2を得た。固形分80
%、粒径0.2μmであった。
【化13】 ケーキ状物質を風乾し、さらに真空乾燥することによ
り、化合物2の乾燥品を得た。乾燥品の粒径は3μmで
あった。
【0045】化合物3の合成 化合物2と同様の組成および方法でキシレン中で還流し
て脱水し、次いで冷却した後濾過した。さらに得られた
沈澱物をトルエン、エーテル、アセトン、水を用いてこ
の順で洗浄濾過しケーキ状の化合物3を得た。固形分7
0%、粒径は0.3μmであった。ケーキ状物質を風乾
し、その後真空乾燥することにより、化合物3の乾燥品
を得た。乾燥品の粒径は3μmであった。
【0046】カーボンブラックグラフト重合体の製造 撹拌機、不活性ガス導入管、還流冷却管および温度計を
備えたフラスコにビニルアルコール0.1重量部を溶解
した脱イオン水200重量部を投入した。ここへスチレ
ン98重量部およびイソプロペニルオキサゾリン2重量
部の重合性単量体およびベンゾイルパーオキサイド8重
量部を投入し、高速で撹拌することにより均一な懸濁液
を調整した。次いで、窒素ガスを導入しながら80℃に
加温し、5時間撹拌しながら重合反応を行った後、冷却
し、重合体懸濁液を得、さらに、濾過、洗浄を繰り返し
たのち乾燥し、反応性基としてオキサゾリン基を有する
重合体を得た。ここで得られた重合体:40重量部とカ
ーボンブラック(MA−100S:三菱化学社製;pH3.
2)20重量部を3本ロールを用いて170℃で、混練
を行った。この混練物を冷却後、フェザーミルにより粉
砕しカーボンブラックグラフト重合体Aを得た。
【0047】実施例1
【0048】上記の材料をサンドスターラにより混合し
て重合組成物を調製した。この重合組成物を濃度3w/v
%アラビアゴム水溶液中で、撹拌機TKオートホモミク
サー(特殊機化工業社製)を用いて回転数4000rpmで
撹拌しながら、温度60℃で6時間重合反応させた。重
合反応終了後、イオン交換水で洗浄を行ない、トナー芯
粒子を得た。トナー芯粒子100重量部(固形分量)に
対し、化合物3のケーキ状荷電制御剤1.14重量部
(固形分量として0.8重量部)をオートホモミクサー
(特殊機化工業社製)へ投入し、湿式中で両者を充分分散
すると共に荷電制御剤をトナー芯粒子表面に固着させた
後、表面改質装置 ディスパーコート(日清エンジニア
リング社製)を用いて処理し、重量平均粒径6μmのトナ
ーAを得た。トナーA中に含まれる荷電制御剤の分散粒
径は0.2μmであった。
【0049】実施例2 ポリエステル樹脂(NE−382;花王社製)100重量
部、銅フタロシアニン顔料:3重量部をボールミルで充
分混合した後、140℃に加熱した3本ロール上で混練
した。混練物を放置冷却後、フェザーミルを用い粗粉砕
した。得られた粗粉砕物100重量部を、塩化メチレン
/トルエン(8/2)の混合溶剤400重量部へ溶解し
た。分散安定剤としてメチルセルロース(メトセルK3
5LV;ダウケミカル社製)4%溶液を60重量部、ジオ
クチルスルホサクシネートソーダ(ニッコールOTP7
5;日光ケミカル社製)1%溶液を5重量部およびヘキサ
メタリン酸ソーダ(和光純薬社製)を0.5重量部をイオ
ン交換水1000重量部に溶解した水溶液中、TKオー
トホモミクサー(特殊機化工業社製)を用いて上記溶液を
平均3〜10μmとなるように回転数を調整し、水中に
懸濁せしめた。この懸濁液中に、着色樹脂100重量部
に対して化合物1で得られたケーキ状荷電制御剤0.7
1重量部(固形分量として0.5重量部)並びにシリカ
(R−974;日本アエロジル社製)0.5重量部を添加混
合した。この混合液を超音波振動子を併用して、激しく
撹拌した。濾過/水洗を繰り返し行った後、スラリー乾
燥装置(ディスパーコート;日清エンジニアリング社製)
により粒子の乾燥を行い、さらに風力分級を行って重量
平均粒径6μmのトナーBを得た。トナーB中に含まれ
る荷電制御剤の分散粒径は0.2μmであった。
【0050】実施例3 実施例1のトナー芯粒子の成分にケーキ状の化合物2を
1.25重量部(固形分量として1重量部)加えた組成
の混合物を、実施例1と同様にして懸濁重合させた。重
合終了後、水洗、濾過を3回繰り返し行った。ディスパ
ーコート(日清エンジニアリング社製)にて乾燥し、さら
に風力分級機により分級を行い重量平均粒径6μmのト
ナーCを得た。トナーC中に含まれる荷電制御剤の分散
粒径は0.2μmであった。
【0051】比較例1 実施例3のケーキ状の化合物を化合物2の乾燥品1重量
部に変更した以外は実施例3と同様にして重量平均粒径
6μmのトナーDを得た。トナーDに含まれる荷電制御
剤の分散粒径は0.8μmであった。
【0052】比較例2 実施例1においてケーキ状の化合物3に変えて乾燥品
(粒径3μm)を分散媒(エタノール10重量%水溶液)
中へ分散させたものを用いた。トナー芯粒子100重量
部に対して化合物3が0.8重量部となるよう分散させ
た後、実施例1と同様の方法で荷電制御剤の固着、乾燥
を行い、平均粒径6μmのトナーEを得た。トナーEに
含まれる荷電制御剤の分散粒径は1.2μmであった。
【0053】比較例3
【0054】上記の材料をボールミルで充分混合した
後、140℃に加熱した三本ロール上で混練した。混練
物を放置冷却の後、フェザーミルを用い粗粉砕し、最大
粒径3mmのトナー粗砕物を得た。さらにこの粗砕物を
ジェットミルにより微粉砕し、分級することいより平均
粒径8μmのトナー芯粒子を得た。トナー芯粒子表面へ
化合物1の乾燥品(粒径2μm)を、芯粒子100重量
部に対して1重量部、分散媒(10%エタノール水溶
液)中へトナー芯粒子と荷電制御剤が均一になるよう、
混合撹拌した後、ディスパーコート(日清エンジニアリ
ング社製)を用いてスラリー法で表面処理し、平均粒径
8μmのトナーFを得た。トナ−Fに含まれる荷電制御
剤の分散粒径は1μmであった。
【0055】キャリアの製造 上記実施例および比較例で得られたトナーを後述する評
価に供するため、バインダー型キャリアを製造した。
【0056】 上記材料をヘンシェルミキサーにより充分混合、粉砕
し、次いでシリンダ部180℃、シリンダヘッド部17
0℃に設定した押し出し混練機を用いて、溶融混練し
た。混練物を放置冷却後、フェザーミルを用いて粗粉砕
し、さらにジェットミルで微粉砕した後、分級機を用い
て分級し、平均粒径55μmのキャリアを得た。
【0057】諸特性に対する評価 上記のごとく得られた実施例1〜3および比較例1〜3
のトナーA〜Fに対して以下に述べるようにして諸特性
の評価を行なった。
【0058】粒径測定 (1)トナー粒径 上記したトナー粒径は、粒径分布測定装置コールタマル
チサイザー(コールタカウンタ社製)を用いて測定し、そ
の面積平均粒径を求めたものである。 (2)キャリア粒径 上記したキャリア粒径は、マイクロトラックモデル 7
995−10SRA(日機装社製)を用いて測定し、その
平均粒径を求めたものである。
【0059】帯電量分布の測定 帯電量分布の測定には、1986年11月28日に開催
された電子写真学会主催の第58回研究討論会でミノル
タカメラ(株)の寺坂らによって発表された装置を用いて
測定を行なった。原理について簡単に説明する。図1は
この装置の概略構成を示すものであり、測定方法を以下
に説明する。
【0060】マグネットロール(3)の回転数は100rp
mにセットし、現像剤(6)としては後述するように撹拌
した後のものを用いた。この現像液(6)3gを精密天秤
で計量し、導電性スリーブ(2)表面全体に均一になるよ
うに乗せる。次にバイアス電源(4)より、バイアス電圧
を0〜10kV逐次印加し、5秒間スリーブ(2)を回転
させ、スリーブ(2)停止時の電位Vmを読み取る。その
時円筒電極(1)に付着した分離トナー(7)の重量Miを
精密天秤で計量し、平均トナー帯電量を求める。このよ
うにして求めたトナーの質量の重量%を縦軸に、また帯
電量Q/Mを対数として横軸にグラフ化する。このグラ
フにおいて、横軸(Q/M)の100〜102の範囲を20
等分した1目盛りを1チャンネルとし、このQ/M 1
チャンネルにおける重量%が多いものから順に3チャン
ネルの累積重量%(Mp)を求める。
【0061】初期帯電量分布 実施例および比較例で得られた各トナー100重量部に
対してコロイダルシリカ(日本アエロジル社製:R−97
4)0.2重量部を添加して後処理を行なった。後処理さ
れたトナー2gとキャリア28gとを50ccのポリ瓶に
入れ回転架台にのせて1200rpmで3、10、30分
間回転させ、現像剤を調製する。このようにして得られ
た現像剤を上記帯電量分布の測定方法に従い評価し、M
pより帯電量分布のシャープさをランク分けした。
【0062】 得られた結果を第1表に示す。
【0063】
【表1】
【0064】
【発明の効果】本発明の方法は、荷電制御剤を乾燥する
ことなく、湿式合成時に得られた良好な分散状態のまま
でトナー成分へ添加する。本発明の方法によって、均一
に荷電制御剤が分散されたトナーが得られ、得られるト
ナーの帯電量の分布が非常にシャープとなる。また、荷
電制御剤の乾燥品を、所望の粒径へ例えば、該荷電制御
剤を樹脂等のバインダーに混練するなどして分散した
後、ジェットミル等の公知の方法で適当な粒径に調整し
たり、水、あるいは有機溶剤系で湿式粉砕もしくは溶解
する等の従来行われている操作が不要となり、トナー製
造にかかるエネルギーコストが節約される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 帯電量分布の測定に用いた帯電量分布測定装
置の概略構成を示す図である。
【符号の説明】
1 円筒電極、2 導電性スリーブ、3 磁性ロール、
4 バイアス電源、5測定用コンデンサ、6 現像剤、
7 分離トナー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも結着樹脂および荷電制御剤を
    含有してなるトナーの製造方法において、水または非水
    溶媒中にて合成した荷電制御剤を、乾燥させることなく
    トナー組成物成分中へ添加する工程を含む、静電荷像現
    像用トナーの製造方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも結着樹脂からなるトナー芯粒
    子に対して、水または非水溶媒中にて合成した荷電制御
    剤を乾燥させることなく添加して、該荷電制御剤を該ト
    ナー芯粒子表面上へ固着させる工程を含む、静電荷像現
    像用トナーの製造方法。
  3. 【請求項3】 トナー芯粒子が、水または非水溶媒中に
    て重合されるものである、請求項2記載の方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1048858A (ja) * 1996-04-26 1998-02-20 Canon Inc 電子写真感光体、この電子写真感光体を用いた電子写真装置及びプロセスカートリッジ
US6096468A (en) * 1998-06-05 2000-08-01 Canon Kabushiki Kaisha Toner, toner production process, and image forming method
US7384722B2 (en) 2003-06-23 2008-06-10 Ricoh Company Limited Method for preparing functional particulate organic material, toner using the functional particulate organic material, and image forming method and apparatus using the toner

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