JPH1090767A - カメラのレリーズ操作装置 - Google Patents

カメラのレリーズ操作装置

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JPH1090767A
JPH1090767A JP8242272A JP24227296A JPH1090767A JP H1090767 A JPH1090767 A JP H1090767A JP 8242272 A JP8242272 A JP 8242272A JP 24227296 A JP24227296 A JP 24227296A JP H1090767 A JPH1090767 A JP H1090767A
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ball
camera
mode
rotation
release operation
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JP8242272A
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Tetsuro Goto
哲朗 後藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、カメラのレリーズ操作装置に係
り、露光に備えてレリーズ釦上に右手人差し指を置いた
状態で簡単に各種のモード設定が行えるレリーズ操作装
置を提供することを目的とする。 【解決手段】 カメラに回転可能に設定されるボール3
と、ボールに加えられた回転を検出する回転検出機構
と、回転検出機構の出力を受けてボールの回転方向を演
算検出する回転方向検出手段と、ボールに加えられた押
圧を検出する押圧検出機構と、押圧検出機構の出力を受
けて動作を開始するカメラ動作制御手段とを備えたこと
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラのレリーズ
操作装置に係り、特にレリーズ操作以外の機能を兼ね備
えるカメラのレリーズ操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、露光開始を指令するカメ
ラのレリーズ釦は、シャッタチャンスを逃さないため、
カメラを構えた時の右手人差し指が自然にかかる位置に
設けられている。そして、近年のカメラでは、レリーズ
釦の他に、測光モード、露出モード、測距モード等の各
種のモードを設定する専用の操作釦が設けられる。
【0003】これらのモード設定用の操作釦による設定
方法は、選択ダイアルにて設定するアナログ的方法、モ
ード選択釦とアップダウン釦の併用にて設定するデジタ
ル的方法の何れかであるが、被写体の輝度、位置などの
急激な変化に合わせて的確な露光が得られなければなら
ないため、迅速に変更調整操作ができることが必要であ
る.即ち、迅速に変更調整操作ができるためには、露光
に備えてレリーズ釦上に右手人差し指を置いた状態でモ
ード設定ができることが必要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のモード
設定方法では、露光に備えてレリーズ釦上に右手人差し
指を置いた状態でモード設定をするとすれば、それほど
自由が利かない右手親指を使用してダイアルを回転させ
るか、アップダウン釦を押すことになるので、変更調整
操作を迅速に行うのは困難である。
【0005】一方、露光に備えて折角レリーズボタン上
に置いた右手人差し指をわざわざ離してアップダウン釦
を押す方法も採用されているが、前述と同様に迅速な変
更調整操作が困難である。そこで、露光に備えてレリー
ズ釦上に右手人差し指を置いた状態で各種のモード設定
が行えるレリーズ操作装置の開発が望まれる。ここに、
特開平6ー230892号公報には、トラックボールが
本来有する平面内の任意方向の位置を選択する機構の
他、ボール自体の押下げを検出できる機構を備えたトラ
ックボールが開示されている。
【0006】これを利用してレリーズ操作装置を構成す
れば、即ちボールの回転にモードを対応させることがで
きれば、上述した課題を解決できると考えられる。しか
し、カメラのレリーズ操作装置では、レリーズ操作にお
いて2段階の操作が必要であるという特殊性があり、ど
のように構成するかが問題となる。本発明は、このよう
な従来の課題を解決すべく創作されたもので、その目的
は、露光に備えてレリーズ釦上に右手人差し指を置いた
状態で簡単に各種のモード設定が行えるレリーズ操作装
置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のカメラ
のレリーズ操作装置は、カメラに回転可能に設定される
ボールと、ボールに加えられた回転を検出する回転検出
機構と、回転検出機構の出力を受けてボールの回転方向
を演算検出する回転方向検出手段と、ボールに加えられ
た押圧を検出する押圧検出機構と、押圧検出機構の出力
を受けて動作を開始するカメラ動作制御手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0008】請求項2に記載のカメラのレリーズ操作装
置は、請求項1に記載のカメラのレリーズ操作装置にお
いて、回転方向検出手段が検出した回転方向における操
作位置を測距位置に設定する測距位置設定手段を備えた
ことを特徴とする。請求項3に記載のカメラのレリーズ
操作装置は、請求項1に記載のカメラのレリーズ操作装
置において、カメラに設けられるモードスイッチと、モ
ードスイッチと回転方向検出手段との出力を受けて、操
作されたモードスイッチによるモードの内容を回転方向
検出手段が検出した方向に従い変更設定するモード設定
手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】請求項4に記載のカメラのレリーズ操作装
置は、請求項1に記載のカメラのレリーズ操作装置にお
いて、押圧検出機構は、少なくとも2段階の押圧を検出
し、第1段階の押圧検出で給電開始信号を出力し、第2
段階の押圧検出で露光開始信号を出力することを特徴と
する。
【0010】(作用)請求項1に記載のカメラのレリー
ズ操作装置では、ボールをカメラに回転可能に設け、押
圧検出機構がこのボールに加えられた押圧を検出し、そ
れに基づきカメラ動作制御手段に所定の動作を行わせる
一方、回転検出機構がボールに加えられた回転を検出
し、回転方向検出手段がボールの回転方向を演算検出す
る。
【0011】即ち、ボールは、その回転操作がレリーズ
操作を行う指と同じ指によって簡単に行える位置に設定
できる。また、ボールの回転方向は、同一面内の任意方
向であるが、その方向は前後方向と横方向の成分に分解
でき、どちらの成分が大きいかによって、「前後方向」
であるか「横方向」であるかを区別できる。従って、本
発明によれば、ボールの回転操作に所望のモードを割り
付ければ、レリーズ操作を行う指は、常に露光動作の開
始に備えた位置に置いておくことができ、しかもその指
を同じ位置に保ったままで当該モードの設定を迅速に行
うことができる。
【0012】ここに、ボールの回転操作に割り付けるモ
ードとして端的な例は、測距モードを割り付けることで
ある。測距モードでは、測距位置を被写体の中央位置だ
けでなく、被写体の左右方向と上下方向の任意位置に設
定したい場合が往々にしてあるからである。それ故、請
求項2に記載のカメラのレリーズ操作装置のように、回
転方向検出手段が検出した回転方向における操作位置を
測距位置に設定すれば、レリーズ操作を行う指を露光動
作の開始に備えた位置に置いた状態で、レリーズ操作を
行うその指で測距位置を被写体の任意位置に迅速に設定
できる。
【0013】また、前述したように、カメラのモードに
は、測距モードの他に、露光モードや測光モード等各種
あるので、請求項3に記載のカメラのレリーズ操作装置
のように、カメラにモードスイッチを設け、モード設定
手段が、操作されたモードスイッチによるモードの内容
を回転方向検出手段が検出した方向に従い変更設定する
ようにする。
【0014】これにより、同様に、レリーズ操作を行う
指を露光動作の開始に備えた位置に置いた状態で、レリ
ーズ操作を行うその指で各種モードの変更調整操作を迅
速に行うことができる。請求項4に記載のカメラのレリ
ーズ操作装置では、押圧検出機構は、少なくとも、給電
開始信号と露光開始信号とを出力できる。従って、当該
ボールの回転操作にレリーズ操作を兼用させることがで
きる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態のカ
メラの外観図である。図1において、カメラ1の前面
(図中紙背側)にはレンズ2が装着され、カメラ1の後
面(図中紙表側)にはファインダ6が設けられ、レンズ
2を通過した被写体像をこのファインダ6で視認できる
ようになっている。
【0016】また、カメラ1を横にした図示例の上面に
は、後方から見て右側に表示器5が設けられる。この表
示器5は、ファインダ6内に配設される場合もあるが、
この表示器5により露出、測光、測距等の各種モードの
設定内容を視認できるようになっている。そして、カメ
ラ1を横にした上面には、後方から見て右側の図中紙背
側への迫り出し部分にボール3が配置される。即ち、図
2は、レリーズ操作位置付近の拡大図であるが、図2に
示すように、ボール3は、カメラ1を構えた時、右手人
差し指10が自然にボール3上に掛かるような位置に配
置してある。
【0017】なお、後方から見て右側の図中紙背側への
迫り出し部分の側部には、もう一つのボール4を配設し
てある。これはカメラ1を縦位置に構えた際に使用され
るものである。以下、ボール3について説明するが、こ
の説明は、このボール4にも同様に適用される。図2に
示すように、ボール3は、矢印で示す前後方向(図中上
下方向)と横方向(図中左右方向)に回転操作され、ま
た×印で示す紙表面から紙背面へ向かう押圧操作が行え
る。
【0018】具体的な構造(レリーズ操作機構)は、後
述するが(図4)、ボール3は、第1段階の押圧を加え
ることでカメラ1内の回路への給電を開始させ、更に深
い第2段階の押圧を加えることで露光動作の開始を行わ
せる機能を有する点で従来カメラのレリーズ釦と同義で
あるが、本発明では、更に回転操作によってモードの変
更調整が行える機能を有する。
【0019】本実施の形態では、測距モードと露光モー
ドの2つのモードの変更調整操作が行える。そのため、
カメラ1を横にした上面の後方から見て左側にモード釦
7を設け、ボール3によって変更調整操作されるモード
が「測距モード」であるか「露光モード」であるかの指
定を行うようにしてある。ボール3によるモードの変更
操作は、ボール3に前記第2段階までの押圧を加えない
段階、つまり、内部回路に給電が行われる第1段階にお
いて行われるが、本実施の形態では、次のようにしてモ
ード変更操作が行える。
【0020】即ち、モード釦7を押さないでボール3を
回転操作すると第1のモードすなわち測距位置の変更が
行われ、モード釦7を押してボール3を回転操作すると
第2のモードすなわち露光モードの変更調整がなされ
る。次に、図3は、本発明の実施の形態のカメラの電気
的構成図である。図3において、中央処理装置(以下
「CPU」と言う)37は、カメラ動作制御の中枢であ
り、インターフェース回路(以下「INT」と言う)3
6、37を介して情報の入力と制御を実行する.具体的
には、INT36を介して、測距センサ32から被写体
の合焦状態に関する信号を取り込み、装填されているフ
ィルムの感度を感度検出回路33によって取り込み、レ
ンズ2等の光学系を介した測光素子30と測距素子32
への被写体像を取り込み、フォーカスモータ34を駆動
して合焦状態を実現する。
【0021】更に、INT36を介して、スイッチ群3
5から各種スイッチの状態、すなわち前述したモード釦
7などの手動操作信号、カメラ1内のシーケンス状態を
示すスイッチからの信号等を取り込む。そして、ボール
3に関わる後述(図4)する信号を取り込み、ボール3
の回転方向を検出し、また押圧操作の第1段階、第2段
階を検出して給電開始信号、露光開始信号を生成する。
【0022】また、INT38を介して、表示器5を駆
動して測距条件などの表示を行い、電子閃光装置39を
発光させ、シャッタ40を開閉してフィルムへの露光時
間を制御し、絞り41の開口量を制御してフィルムへ到
達する被写体光量を制御し、給送モータ42を駆動して
フィルムの巻き上げ、巻き戻しを制御する。次に、図4
は、レリーズ操作機構の詳細図である。図4において、
ボール3は、有底円筒状の弾性パッキン11の環状開口
部に回転可能に載置されている。そして、弾性パッキン
11は、ボール3を押圧すると、その押圧力の大きさに
応じた距離分下動するようになっている。
【0023】弾性パッキン11の底部下方にはスイッチ
12が設けられる。スイッチ12は、3枚の接片12
C、12D、12Eの三層で構成される。これら3枚の
接片は、それぞれ導板からなり、それらの一端はスペー
サ12Bによって互いに適宜離隔した状態で固定され、
上の2枚の接片12Cと12Dの他端が自由端となって
いる。
【0024】最上層の接片12Cは、接地される接地接
片であるが、その上面には突起12Aが設けられ、下動
する弾性パッキン11の底部と係合し、所要のスイッチ
動作を実現する。具体的には、突起12Aが下動する弾
性パッキン11の底部に押されると、接片12Cの自由
端が下方に撓み、中間層の接片12Dと接触し、更に弾
性パッキン11の下動量が大きいと、接片12Cの自由
端が下方に更に大きく撓み、接片12Dの自由端を下方
に撓ませ最下層の接片12Eに接触させる。
【0025】最上層の接地接片12Cと中間層の接片1
2Dとの接触が第1段階の押圧検出信号として、3つの
接片の接触が第2段階の押圧検出信号として、それぞれ
CPU37に取り込まれる。CPU37では、第1段階
の押圧検出信号により給電開始信号を生成し、第2段階
の押圧検出信号により給電開始信号を生成する。従っ
て、中間層の接片12Dは給電接片、最下層の接片12
Eは露光接片ということになる。
【0026】また、ボール3の側周囲には回転検出ロー
ラ13が設けられる。回転検出ローラ13は、作図の都
合から1つだけ示してあるが、実際には2つの回転検出
ローラ13がほぼ90°隔たって配置され、それぞれボ
ール3の側周面に接触して設けられる。つまり、ボール
3が回転操作されると、2つの回転検出ローラ13の一
方または双方が連れ周りして、回転検出が行われる。2
つの回転検出ローラ13の回転検出出力は電気信号へ変
換され、CPU37に取り込まれる。
【0027】CPU37では、2つの回転検出ローラ1
3の回転検出内容をベクトル演算して回転方向が「前後
方向」であるか「横方向」であるかを検出し、それに基
づきモードの変更調整操作の内容を決定する。なお、弾
性パッキン11は、ボール3を回転させる力に対しては
変形しないだけの弾性を有している。即ち、各種モード
の変更調整操作時にはスイッチ12が作動しないように
してある。
【0028】以上の構成において、請求項との対応関係
は、次のようになっている。ボールには、同名のボール
3が対応する。回転検出機構には、回転検出ローラ13
が対応する。回転方向検出手段には、CPU37が対応
する。押圧検出機構には、弾性パッキン11とスイッチ
12の全体が対応する。カメラ動作制御手段と距離方向
位置設定手段とモード設定手段とには、CPU37が対
応する。モードスイッチには、モード釦7が対応する。
【0029】以下、図5〜図8を参照して本発明の実施
の形態の動作を説明する。図5は、測距位置変更操作の
説明図である。図6は、測距位置変更表示例を示す図で
ある。図5において、ボール3は、右手人差し指10に
よって、矢印で示すように、前後方向(図中上下方向)
と横方向(図中左右方向)とに回転操作される。この回
転操作は、正確に直交する向きでなくとも方向成分の大
小関係によってどの方向かが判定される。この操作は、
ボール3を軽く押圧して内部回路に電源供給を行わせた
第1段階の押圧状態で行う。
【0030】従って、図6に示すように、カメラ1の外
部あるいはファインダ6内に設けられる表示器5の矩形
の画面内に、中央枠20、左枠21、上枠22、右枠2
3、下枠24の5カ所の測距位置を設定すれば、ボール
3の回転操作によってこれら5カ所の測距位置を設定で
きる。図示例では、設定された左枠21が濃く表示さ
れ、その他の枠との識別ができる。
【0031】なお、測距センサ32は、これら5カ所の
測距位置に対応して被写体の焦点状態の検出ができるよ
うになっている。従来では、測距位置は、多くの場合、
中央位置のみであり、撮影条件が制約される場合が多か
ったが、本実施の形態ではそれを解消できることが解
る。次に、図7は、露光開始操作の説明図である。この
露光開始操作は、図5の測距位置選択に続いて露光動作
開始をする時になされる。右手人差し指10でボール3
に第1段階よりも強い押圧力を加えると、スイッチ12
の3つの接片が接触して第2段階の押圧信号が形成さ
れ、CPU37が露光動作を実行する。
【0032】次に、図8は、本発明の実施の形態の動作
フローチャートである。S1では、ボール3が第1段階
の深さに押圧されるのを待機する。待機中は他の回路は
省電力状態を維持する。ボール3が第1段階の深さに押
圧されると、S1の判定は肯定(YES)となり、S2
へ進む。S2では、全回路に給電を開始し、カメラ動作
制御に必要な処理を行う。
【0033】次のS3では、測光素子センサ30から被
写体輝度信号を取り込み、感度検出回路33から装填さ
れているフィルムの感度信号を取り込み、両信号を演算
して適正露光条件を算出し、シャッタタイム、絞り値を
決定する。なお、この演算結果は、過去に設定されてい
た測距位置などを含む各種データと共に、表示器5に表
示される。
【0034】そして、S4では、モード釦7が操作され
たか否かを判定する。操作されていなければ判定結果は
否定(NO)となってS5、S6の処理を実行し、操作
されていれば判定結果は肯定(YES)となってS7、
S8の処理を実行する。S5では、モード釦7が操作さ
れていなかったので、測距位置変更モードと解釈し、回
転検出ローラ13からボール3の回転信号を取り込み、
回転方向位置から測距変更位置を求め、次のS6で表示
器5にその求めた測距変更位置を図8に例示したように
表示し、S9に進む。
【0035】一方、S7では、モード釦7が操作されて
いたので、露光モード変更モードと解釈し、回転検出ロ
ーラ13からボール3の回転信号を取り込み、回転位置
から変更露光量を求め、次のS8で表示器5にその求め
た変更露光量を表示し、S9に進む。S9では、既に設
定されていた、或いは、新たに設定された測距位置にて
測距センサ32による合焦状態を検出し、その検出結果
に応じて必要ならばフォーカスモータ34を駆動して合
焦させ、S10に進む。
【0036】S10では、ボール3が第2段階まで押さ
れたか否かを判断する。ボール3が第2段階まで押され
ていなければ、未だモード変更中であるので、S10の
判定結果は否定(NO)となり先のS3に戻り、以上説
明した処理動作を繰り返す。一方、ボール3が第2段階
まで押されていれば、モードの変更調整操作が終了した
ので、S10の判定結果は肯定(YES)となりS1
1、S12、S13の各処理を実行して先のS1に戻
り、次の露光に備える。
【0037】S11では、絞り41をS3で求めておい
た所定値に制御する。S12では、シャッタ40をS3
で求められた値に応じた所定時間開く。S13では、給
送モータ42を駆動してフィルムを1駒分巻き上げる。
以上の説明から明らかなように、モード釦7がないとき
は、測距モードを変更設定するのが好適であり、従っ
て、請求項2に記載の発明の実施の形態が示されてい
る。
【0038】また、ボール3の2つの回転方向にそれぞ
れモードを割り付け、それをモード釦7により指定する
こともできる。例えば、ボール3の2つの回転方向の一
方にズーミングを、他方にフォーカッシングをそれぞれ
割り付けるのである。従って、モード釦7を2以上設け
れば、例えばシャッタタイムや絞り、測光等、更に多く
のモードの変更調整操作ができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
カメラのレリーズ操作装置では、ボールをレリーズ操作
を行う指で回転操作できる位置に設けることができ、ま
たボールの回転操作に所望のモードを割り付けることが
できるので、レリーズ操作を行う指は、常に露光動作の
開始に備えた位置に置いておくことができ、しかもその
指を同じ位置に保ったままで当該モードの設定を迅速に
行うことができる。
【0040】従って、現行カメラのように、露光に備え
て折角レリーズ釦上に置いておいた指を別の位置に移し
てモードを変更する操作を行う必要がないので、シャッ
タチャンスを逃すことなく、確実に所望の写真撮影がで
きる。ボールの回転操作に割り付けるモードには、各種
あるが、ボールの回転方向は前後方向と横方向に区別で
きる点に着目し、測距モードを割り付ける場合は、請求
項2に記載のカメラのレリーズ操作装置のように、ボー
ルの回転方向における操作位置を測距位置と設定する構
成とする。
【0041】これにより、レリーズ操作を行う指を露光
動作の開始に備えた位置に置いた状態で、レリーズ操作
を行うその指で測距位置を被写体の任意位置に迅速に設
定できる。また、ボールの回転操作に複数のモードを割
り付ける場合には、請求項3に記載のカメラのレリーズ
操作装置のように、モードスイッチを設け、操作された
モードスイッチによるモードの内容を検出したボールの
回転方向に従い変更設定する構成とする。
【0042】これにより、同様に、レリーズ操作を行う
指を露光動作の開始に備えた位置に置いた状態で、レリ
ーズ操作を行うその指で各種モードの変更調整操作を迅
速に行うことができる。請求項4に記載のカメラのレリ
ーズ操作装置では、ボールの押圧操作で、少なくとも、
給電開始信号と露光開始信号とを出力できるので、当該
ボールの押圧操作にレリーズ操作を兼用させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のカメラの外観図である。
【図2】レリーズ操作位置の拡大図である。
【図3】本発明の実施の形態の電気的構成図である。
【図4】レリーズ操作機構の詳細図である。
【図5】測距位置変更操作の説明図である。
【図6】測距位置変更表示例を示す図である。
【図7】露光開始操作の説明図である。
【図8】本発明の実施の形態の動作フローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 カメラ 2 レンズ 3、4 ボール 5 表示器 7 モード釦 11 弾性パッキン 12 スイッチ 12A 突起 12B スペーサ 12C 接地接片 12D 給電接片 12E 露光接片 13 回転検出ローラ 30 測光センサ 32 測距センサ 33 感度検出回路 34 フォーカスモータ 35 スイッチ群 36、38 インタフェース回路(INT) 37 中央処理装置(CPU) 39 電子閃光装置 40 シャッタ 41 絞り 42 給送モータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラに回転可能に設定されるボール
    と、 前記ボールに加えられた回転を検出する回転検出機構
    と、 前記回転検出機構の出力を受けて前記ボールの回転方向
    を演算検出する回転方向検出手段と、 前記ボールに加えられた押圧を検出する押圧検出機構
    と、 前記押圧検出機構の出力を受けて動作を開始するカメラ
    動作制御手段とを備えたことを特徴とするカメラのレリ
    ーズ操作装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のカメラのレリーズ操作
    装置において、 前記回転方向検出手段が検出した回転方向における操作
    位置を測距位置と設定する測距位置設定手段を備えたこ
    とを特徴とするカメラのレリーズ操作装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のカメラのレリーズ操作
    装置において、 カメラに設けられるモードスイッチと、 前記モードスイッチと前記回転方向検出手段との出力を
    受けて、操作されたモードスイッチによるモードの内容
    を回転方向検出手段が検出した方向に従い変更設定する
    モード設定手段とを備えたことを特徴とするカメラのレ
    リーズ操作装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のカメラのレリーズ操作
    装置において、 前記押圧検出機構は、少なくとも2段階の押圧を検出
    し、第1段階の押圧検出で給電開始信号を出力し、第2
    段階の押圧検出で露光開始信号を出力することを特徴と
    するカメラのレリーズ操作装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011234332A (ja) * 2010-04-29 2011-11-17 Ability Ente Rprise Co Ltd 撮影装置及びグラフィカルユーザインターフェイスの使用方法

Cited By (1)

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JP2011234332A (ja) * 2010-04-29 2011-11-17 Ability Ente Rprise Co Ltd 撮影装置及びグラフィカルユーザインターフェイスの使用方法

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