JPH1090751A - シャッタ機構 - Google Patents

シャッタ機構

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JPH1090751A
JPH1090751A JP24291796A JP24291796A JPH1090751A JP H1090751 A JPH1090751 A JP H1090751A JP 24291796 A JP24291796 A JP 24291796A JP 24291796 A JP24291796 A JP 24291796A JP H1090751 A JPH1090751 A JP H1090751A
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shutter
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shutter blades
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Hisanori Kono
久典 河野
Hideki Osada
英喜 長田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のシャッタ羽根を採用するシャッタ機構
において、各シャッタ羽根の円滑な相対移動が可能であ
って、しかもシャッタ閉鎖時の光漏れが生じることもな
いシャッタ機構を提供する。 【解決手段】 複数のシャッタ羽根21、22を備えてなる
シャッタ機構において、隣接するシャッタ羽根を線接触
によってのみ相互接触することが可能であって、少なく
ともシャッタ閉鎖時においては互いに線接触状態となる
ように構成する。隣接するシャッタ羽根同士が物理的に
接触することによって、シャッタ閉鎖時における光漏れ
が確実に防止される。各シャッタ羽根が相対移動する際
には、シャッタ羽根同士が接触状態で摺動したとして
も、それは面接触ではなく線接触であるから円滑な相対
移動が阻害されることはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のシャッタ羽
根を利用するカメラのシャッタ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】シャッタ羽根を利用するシャッタ機構
は、複数のシャッタ羽根を光軸に対して垂直な方向に相
対的に回動させることによって、撮影レンズからフィル
ムに至る光路を遮断したり開いたりするものである。
【0003】図1は、2枚のシャッタ羽根1、2を利用
する従来のシャッタ機構を示しており、図1(b)は図1
(a)のb−b線断面図である。図1は、閉鎖状態にあるシ
ャッタ機構を示している。図示したように、従来のシャ
ッタ機構においては、各シャッタ羽根1、2は平板で構
成されている。平板状の2枚のシャッタ羽根を互いに面
接触させた状態で配置すると、摩擦力によって円滑な回
動が阻害されるので、両者の間に僅かな隙間Aを設ける
必要がある。
【0004】ところが、このような隙間は、シャッタ羽
根間に平行に延在しているため、シャッタ機構の前方か
ら後方に至る光路を形成することとなり、その結果、光
漏れの原因となってしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明が解
決すべき技術的課題は、シャッタ羽根の円滑な相対移動
が可能であって、しかもシャッタ閉鎖時の光漏れが生じ
ることもないシャッタ機構を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段・作用・効果】本発明は、前
記課題を有効に解決するために創案されたものであっ
て、線接触によってのみ相互接触可能なシャッタ羽根を
採用し、少なくともシャッタ閉鎖時においては隣接する
シャッタ羽根同士が互い線接触状態となるように構成し
たものである。
【0007】以上のように構成された本発明のシャッタ
機構においては、シャッタ閉鎖時においては隣接するシ
ャッタ羽根同士は互いに線接触状態となるため、シャッ
タ機構前方から後方へと至る光路が遮断される。したが
って、シャッタ閉鎖時の光漏れを確実に防止することが
できる。また、シャッタ閉鎖時の状態から各シャッタ羽
根が相対移動してシャッタが開く際には、隣接するシャ
ッタ羽根は、まったく接触することなく相対移動する
か、または接触しながら相対移動したとしても面接触で
はなく線接触であるから、摩擦抵抗は十分に小さい。
【0008】したがって、本発明のシャッタ機構におい
ては、シャッタ閉鎖時における光漏れを確実に防止する
とともに、シャッタ羽根の円滑な相対移動を確保するこ
とができる。
【0009】本発明のシャッタ機構においては、2枚の
シャッタ羽根を採用する場合には、一方のシャッタ羽根
を平板で構成するとともに他方のシャッタ羽根を湾曲板
で構成することや、両方のシャッタ羽根を湾曲板で構成
することが好ましい。一方のシャッタ羽根のみを湾曲板
で構成した場合には、シャッタ閉鎖位置から両方のシャ
ッタ羽根が相対的に移動し始める初期段階において、両
者は線接触を保ったまま摺動するが、これに対して、両
方のシャッタ羽根を湾曲板で構成した場合には、両シャ
ッタ羽根が接触するのはシャッタ閉鎖時のみであって、
両者が相対移動を始めると同時に接触部が離れて離別状
態となるので円滑な相対移動という点においてより優れ
ている。
【0010】また、一方のシャッタ羽根を平板で構成す
るとともに、他方のシャッタ羽根を前記湾曲板に代えて
屈曲板としても同様の効果を得ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を添付の図面を
参照して以下に詳細に説明する。図2は、本発明のシャ
ッタ機構を説明する正面図であり、図中の一点鎖線は線
接触部を示している。図3は、図2の3−3線断面図で
あって、図1(b)に対応するものである。
【0012】この実施形態においては、一方のシャッタ
羽根11が断面円弧状の湾曲板で構成されており、他方の
シャッタ羽根12は平板で構成されいる。各シャッタ羽根
11、12は、通常の回動機構(図示せず)によって、それぞ
れ、回動軸11a、12aを回動中心として回転する。つま
り、各シャッタ羽根は、図2に示された閉鎖状態から矢
印方向に相対的に回動して開口状態となる。
【0013】シャッタ羽根11、12の図2中の矢印方向へ
の回動は、図3中における矢印方向への相対移動に対応
しており、図3中の接点15は、図2において線接触部を
表す一点鎖線に対応している。すなわち、図2の一点鎖
線は、図3の接点15を通って紙面垂直に延びている。こ
のように、両シャッタ羽根は、シャッタ閉鎖時において
は物理的に接触しているので、図1(b)に示したような
シャッタ機構前方から後方へと至る光路が形成されるこ
とがなく、光漏れを確実に防止することができる。
【0014】シャッタ羽根11、12が閉鎖位置から開口位
置に向かって互いに相対移動を開始すると、両シャッタ
羽根11、12の接点15は図3中右方向へと移動し、シャッ
タ羽根12の側縁部12'を越えると両者は別離状態とな
り、以後は互いに摩擦力を及ぼし合うことなく相対移動
する。このように、両シャッタ羽根が相対移動する場合
には、その初期段階において両者が接触しているもの
の、それは面接触ではなく線接触であるから両者間に生
じる摩擦力は十分に小さく、円滑な相対移動が阻害され
ることはない。そして、両者が物理的に離別した後は、
摩擦力の影響なしにより円滑に回動する。
【0015】図4および図5は、本発明の他の実施形態
を示しており、それぞれ、図3に対応する断面図であ
る。
【0016】図4に示した実施形態は、両方のシャッタ
羽根が断面円弧状の湾曲板で構成されているものであっ
て、この場合にも、両方のシャッタ羽根21、22はシャッ
タ閉鎖時において線接触する。ただ、図3の場合と異な
り、両方のシャッタ羽根21、22が互いに線接触状態とな
るのは、シャッタ閉鎖時においてのみである。すなわ
ち、この状態からシャッタを開くために両方のシャッタ
羽根が互いに回動を開始すると同時に両者は離別状態と
なる。言い換えると、両方のシャッタ羽根は、線接触状
態を保ったまま摺動することはない。したがって、両方
のシャッタ羽根の回動は、図3の場合よりもさらに円滑
に行うことができる。
【0017】図5に示した実施形態においては、一方の
シャッタ羽根32は平板であって、他方のシャッタ羽根31
は屈曲板である。すなわち、この実施形態は、図3にお
いて湾曲板のシャッタ羽根11に代えて、屈曲板を採用し
たものである。シャッタ羽根31は、2つの平板部31a、3
1bが互いに角度を為して形成されてなるものであって、
両平板部の境界にあたる畝部31cが、平板状シャッタ羽
根32に対する線接触部を構成する。
【0018】なお、図3〜5に示した実施形態において
は、相互に線接触する2枚のシャッタ羽根を採用してい
るため、万一シャッタ羽根に姿勢差が生じた場合におい
ても光漏れ防止機能が低下しないという利点がある。こ
れを具体的に示したのが図6である。図6(a)は2枚の
平板状シャッタ羽根が採用されている従来例であって、
図6(b)はこの機能に最も優れている図4に示した構成
を再度示すものである。
【0019】すなわち、図6(a)の従来例の場合、例え
ば、カメラを下向きに構えた場合に、シャッタ羽根が自
重によって撓んだり傾斜したりすると、2枚のシャッタ
羽根の間の隙間が部分的に大きくなる。この場合、撮影
レンズからの光は図中下方から(すなわち、隙間が大き
くなった方から)侵入してくるので、光漏れがさらに助
長される。これに対して、図6(b)に示した本発明の場
合には、シャッタ羽根が下方に撓んだり傾斜したりして
も、線接触箇所が移動するだけで両者の物理的接触状態
は維持されるので、光漏れ防止機能が低下することはな
い。なお、図6(b)は図4の構成について説明するもの
であるが、図3および図5に示した構成の場合にも同じ
ことが言える。
【0020】以上本発明の実施形態を2枚のシャッタ羽
根を採用した場合について説明したが、隣接するシャッ
タ羽根を線接触によってのみ相互接触可能とし、この線
接触状態によってシャッタ機構前方から後方に至る光路
を遮断することができる限り、3枚またはそれ以上のシ
ャッタ羽根を採用する場合にも本発明を適用することが
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のシャッタ機構を説明する概略説明図で
ある。
【図2】 本発明のシャッタ機構を示す正面図である。
【図3】 図2の3−3線断面図である。
【図4】 本発明の他の実施形態を示す断面図であっ
て、図3に対応するものである。
【図5】 本発明のさらに他の実施形態を示す断面図で
あって、図3に対応するものである。
【図6】 シャッタ羽根に姿勢差が生じた場合の光漏れ
について説明する説明図である。
【符号の説明】
1、2 シャッタ羽根 11、12 シャッタ羽根 12' シャッタ羽根の側縁部 11a、12b 回動軸 15 接点 21、22、31、32 シャッタ羽根 25 接点

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のシャッタ羽根(11、12;21、22;31、3
    2)を備えてなるシャッタ機構において、隣接するシャッ
    タ羽根は互いに線接触によってのみ接触することが可能
    であって、少なくともシャッタ閉鎖時においては互いに
    線接触状態にあり、これによってシャッタ閉鎖時におけ
    る光漏れを防止していることを特徴とする、シャッタ機
    構。
  2. 【請求項2】 シャッタ羽根を2枚備えている、請求項
    1記載のシャッタ機構。
  3. 【請求項3】 一方のシャッタ羽根は平板(12)であっ
    て、他方のシャッタ羽根は湾曲板(11)である、請求項2
    記載のシャッタ機構。
  4. 【請求項4】 両方のシャッタ羽根が湾曲板(21、22)で
    ある、請求項2記載のシャッタ機構。
  5. 【請求項5】 一方のシャッタ羽根は平板(32)であっ
    て、他方のシャッタ羽根は屈曲板(31)である、請求項2
    記載のシャッタ機構。
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