JPH1089891A - スラッジ等の付着物の除去方法 - Google Patents

スラッジ等の付着物の除去方法

Info

Publication number
JPH1089891A
JPH1089891A JP22806796A JP22806796A JPH1089891A JP H1089891 A JPH1089891 A JP H1089891A JP 22806796 A JP22806796 A JP 22806796A JP 22806796 A JP22806796 A JP 22806796A JP H1089891 A JPH1089891 A JP H1089891A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sludge
deposits
heat exchanger
secondary side
steam generator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP22806796A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2831333B2 (ja
Inventor
W Ruutamu Michael
マイケル・ダブリュ・ルータム
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CBS Corp
Original Assignee
Westinghouse Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Westinghouse Electric Corp filed Critical Westinghouse Electric Corp
Priority to JP8228067A priority Critical patent/JP2831333B2/ja
Publication of JPH1089891A publication Critical patent/JPH1089891A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2831333B2 publication Critical patent/JP2831333B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Detergent Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 短期間での洗浄に効果的であり、発生する放
射性液体廃棄物の量が最少であり、且つ蒸気発生器内に
新たな腐食を促進しない、蒸気発生器の二次側の内部か
らスケール、スラッジ、腐食生成物等の付着物を除去す
る改良式の化学洗浄方法を提供する。 【解決手段】 本発明の方法は、蒸気発生器1の二次側
5の内部からスケール、スラッジ、腐食生成物等の付着
物を化学的に除去する。該方法においては、水に溶ける
強塩基性アミンの水溶液をノズル41から二次側5の内
部に導入して、この強塩基性アミンの水溶液内に圧力パ
ルスを発生させ、該水溶液に衝撃波を生じさせて押し退
け、スケール、スラッジ、腐食生成物等の付着物を追い
出し、溶解し、流動化し、次いでそこから化学洗浄剤を
除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的には、蒸気
発生系におけるボイラーや熱交換器のように、その表面
が水系統に接触する熱伝達機器の表面からのスケール、
スラッジ、腐食生成物等の付着物(以下、スラッジ等の
付着物ともいう)を除去するための方法に関するもので
ある。具体的には、本発明は、スラッジ等の付着物を水
に溶ける強塩基性アミンを含有する水溶液で処理するこ
とにより、該スラッジ等の付着物を動かし、溶解し、流
動化して、熱交換器胴の内面から、特に、原子力蒸気発
生器の二次側の内部から、該スラッジ等の付着物を除去
する改良方式の方法に関するものである。特に、本発明
は、圧力パルス洗浄作業や、後から不活性ガス散布洗浄
作業を行うフラッシングを含む、オフラインでの蒸気発
生器洗浄作業中に有用である。
【0002】
【従来の技術】蒸気発生器の二次側のような熱交換器胴
の内部を洗浄するために、圧力パルスや化学的方法は既
知である。米国特許第4,899,697号、第4,92
1,662号、第5,006,304号、第5,092,2
80号及び第5,092,355号各明細書は、水中に衝
撃波を入れることにより原子力蒸気発生器の二次側にあ
る熱交換器面に付着したスラッジ等の付着物を軟化して
除去する圧力パルス洗浄方法及び装置を開示している。
米国特許第5,019,329号明細書は、圧力パルスそ
の他の衝撃波の形式による洗浄作業中に原子力蒸気発生
器の二次側を垂直方向にフラッシングすることによっ
て、この蒸気発生器の二次側を洗浄する改良方式の方法
を開示している。米国特許第5,154,197号明細書
は、圧力パルスを入れてキレートを含有する液体化学洗
浄剤内に衝撃波を発生させることにより、原子力蒸気発
生器の二次側における熱交換器胴の内部からスラッジ及
び腐食生成物を除去する、化学的に助成された圧力パル
ス洗浄方法を開示している。
【0003】かかる洗浄方法の目的や作業を理解する前
に、原子力蒸気発生器に関連した構造上及び保守上の問
題について基本的に理解しておくことが必要である。一
般に、原子力蒸気発生器は、椀形の一次側を備え、原子
炉の炉心からの高温の放射性の水が、この一次側を循環
する。また、蒸気発生器は、非放射性の水が給送される
二次側を上記一次側の上方に備えると共に、管板を備え
ている。管板は、多数のU形の熱交換器管を有し、該熱
交換器管は、蒸気発生器の一次側及び二次側を熱的には
連絡するが流体の流れについては分離するために、一次
側及び二次側の間に配置されている。一次側における放
射能で汚染された水からの熱は、二次側における非放射
性の水に伝えられ、それにより、非放射性の水を沸騰さ
せ、発電のために非放射性の蒸気を生産する。
【0004】U字形の熱交換器管は、原子力蒸気発生器
の二次側に入っている。各熱交換器管は、その開口端を
管板内に装着し湾曲したU字形部分を二次側に延入させ
た逆U字形になっている。二次側内には垂直方向に離間
した複数の支持板が設けられていて、各熱交換器管の脚
部を横方向から支持する。U字形の熱交換器管の脚部は
支持板にある孔を貫いて延びている。
【0005】熱交換器管と、該熱交換器管が貫通する支
持板及び管板にある孔との間には小さな環状の隙間であ
る空間が存在する。これらの環状の隙間は、当該技術分
野では“クレビス(割れ目)領域”として知られてい
る。クレビス領域は、蒸気発生器の二次側を循環する給
水のためにごく限られた流路のみを提供する。クレビス
領域を通る水の量が減少されることにより、“乾燥沸
騰”として知られている現象が惹起され、給水は、クレ
ビス領域において非常に速く沸騰しがちになるので、ク
レビス領域は、給水が再び浸漬する前に、実際に乾燥し
切ってしまう。このような乾燥が繰り返されると、水中
に溶解した不純物が沈殿し 長い時間が経過すると、該
クレビス領域に集まる。沈殿物は、熱交換器管の外面上
にスケール、スラッジ、腐食生成物等の付着物を発生さ
せ、長い時間が経過すると、それらは蓄積して、蒸気発
生器の二次側における給水の流れを阻害すると共に、蒸
気発生器の効率と蒸気発生量とが厳しく制約される程度
まで、熱伝達率を低減する。更に、スラッジ等の付着物
は、熱交換器管のクレビス領域だけでなく、熱交換器管
の支持されていないスパン領域における応力腐食割れを
促進してしまい、促進を止めないと、最終的には、蒸気
発生器の一次側からの水が二次側にある水を放射能で汚
染してしまう。従って、かかるスケール、スラッジ及び
腐食生成物等の付着物が熱伝達の損失や給水の放射能汚
染を生じさせるのを防止する保守作業を採用することが
特に重要である。
【0006】かかるスケール及びスラッジの蓄積物を溶
解し、腐食を改良するために、従来は、化学的洗浄方法
が開発されてきた。このような化学的洗浄方法の1つで
は、原子力蒸気発生器を先ず供用から外して、一次側及
び二次側からの水を完全に乾燥させる。次に、クレビス
領域にあるスラッジ等の付着物の大部分は、酸化鉄及び
銅であり、クレビス領域中に或いは熱交換器管の表面上
に頑固に付着しているために、その後、キレートを含有
する鉄及び銅除去溶剤を内部側に導入して、不純物を溶
解し除去する。このような鉄除去溶剤は、典型的には、
エチレンジアミン四酢酸(EDTA)と、ヒドラジン
と、水酸化アンモニウムと、蒸気発生器における金属表
面及びEDTAの間の腐食反応を遅延させるための抑制
剤との水性混合物である。同様に、銅除去溶剤は、ED
TAと、水酸化アンモニウムと、更に、過酸化水素及び
エチレンジアミン(EDA)とを含んでいる。
【0007】かかる鉄及び銅除去溶剤は、蒸気発生器の
二次側の内部から酸化鉄及び銅の付着物もしくは析出物
を除去する際には有用であることが分かっていたが、抑
制剤の使用にも拘わらず、蒸気発生器内に、特に蒸気発
生器の炭素鋼と低合金鋼部材との間に、新たな腐食を生
起させる可能性を有する。腐食作用を可及的に低減する
ため、これらの溶剤は、低濃度の有効キレート成分を有
するのが典型的である。低濃度であるにも拘わらず、こ
れらの化学物質は、蒸気発生器の金属部材に対して相当
な量の新たな腐食を招来すると考えられる。更に、低濃
度での使用では、これらの洗浄剤が働くのに要する時間
を遅らせ、また、二次側の内部を多重すすぎサイクルに
伴う多重溶媒浴にしばしばさらす必要がある。例えば、
最も広く受け入れられている先行技術の化学的洗浄方法
の1つにおいて、蒸気発生器内に2回、鉄溶媒を導入し
除去すると共に、6回銅溶媒を導入し除去する必要があ
るかも知れない。必要な多数のすすぎサイクルを伴うか
かる多重の溶媒浴は、蒸気発生器の1回の化学洗浄作業
を120時間かそれ以上続けさせることになる。電力事
業者は、原子力蒸気発生器を1日運転停止する毎に1億
円(100万ドル)の収益を失うかも知れない。従っ
て、これらの認可された化学洗浄作業のコストは非常に
高く、該作業の全コストが、化学薬品のコストや、再循
環及び加熱設備(93℃≒200°Fまで動作可能)の
組立や、蒸気発生器の二次側の放射性内部から除去し
た、放射性の液体廃棄物である多量の使用済みの鉄及び
銅溶媒やすすぎ溶液の廃棄等のことを考慮に入れなけれ
ばならない場合には、特に高い。従って、低濃度の鉄及
び銅溶媒の使用によっては、不所望の溶媒により招来さ
れる腐食の問題を部分的に解決するにすぎず、洗浄作業
に関連した時間や、経費や、廃棄物量をかなり増大させ
ることになる。
【0008】従来の化学洗浄作業の更に別の欠点は、か
かる作業では、蒸気発生器の二次側内の種々のクレビス
領域から、頑固に付着した酸化鉄及び銅不純物を除去す
る場合に、十分に効果的ではないことである。効果的で
はない理由の1つは、小さな隙間にがっちり詰まった不
純物が存在すると、化学溶媒がかかる不純物の内部に入
り込んでその大きな表面と接触する十分な機会を与えな
いことに由来している。スケール、スラッジ等の付着物
の不溶性部分は、これ等の頑固に付着した付着物の表面
に残留物として集合し、化学洗浄溶液が付着物の表面を
越えて入り込むことを阻止もしくは邪魔していると思わ
れる。この表面残留物は、下層の付着物の溶解を停止さ
せるか、或は少なくとも実質的に減少させる。
【0009】また、圧力パルス洗浄方法も既知であり、
蒸気発生器の二次側における小さな空間内のスケール、
スラッジ等の頑固な付着物を機械的に軟化して除去する
ことを狙って用いられている。この形式の洗浄方法にお
いては、蒸気発生器は、運転停止され、ラインから外さ
れ、排水される。次に、十分に脱塩された水を二次側に
導入して、管板と、二次側に配置された熱交換器管の管
束とを完全に浸漬させる。蒸気発生器に充填しつつ、そ
の管板近くで、不活性ガスの圧力パルスを脱塩水内に絶
えず導入する。不活性ガスの圧力パルスは二次側内の脱
塩水に爆発的な衝撃波を生じさせ、これが、水に浸漬さ
れた全熱交換器要素に衝突して、二次側の熱交換器管、
支持板、管板及び特にクレビス領域上の及び/又はそれ
等の間のスケール、スラッジ等の付着物を軟化し、追い
出し、そして流動化さえする。追い出され流動化された
スケール、スラッジ等の付着物は、圧力パルス付与作業
の間、フィルタに、また、希望に応じて脱塩器に再循環
させることによって、脱塩水から排除される。付着物を
除去する衝撃波のパルスは、再循環の工程中だけでな
く、脱塩水を二次側に導入しそこから排水している間
も、脱塩水内に絶えず導入しておくことが好ましい。
【0010】上述した圧力パルス洗浄は、蒸気発生器の
二次側での金属表面に対して、新たに不所望の腐食を招
来することはなく、従って、実質的な進歩をもたらして
いる。圧力パルス洗浄は、化学洗浄方法に代わるものと
して原子力発電の分野において急速に受け入れられてい
る。しかし、圧力パルス洗浄は多量のスケール、スラッ
ジ等の付着物を除去しうるが、蒸気発生器のクレビス領
域に集まる頑固に付着した付着物を除去する際には殆ど
効果的ではない。管板の上面におけるスラッジ等の付着
物の大きな固まりを除去するために、圧力パルスを加え
る前に、スラッジ・ランシングもしくは切り裂き(lanc
ing)がしばしば管板領域に対して行われる。スラッジ・
ランシングは、圧力パルス付与作業が終了した後にも、
溶液から落下して管板に入った軟化した付着物を除去す
るために行われる。残念ながら、かかるスラッジ・ラン
シングは、圧力パルス洗浄作業についての時間及び経費
を増すことになる。
【0011】前述した米国特許第5,154,197号明
細書が開示しているように、即ち、キレートを含有する
洗浄溶液中に衝撃波を発生することによって、化学洗浄
方法と圧力パルス洗浄方法とを組み合わせて1つの作業
にする試みがなされてきた。しかし、強い作用を有し且
つ腐食傾向が弱い、もっと望ましい化学洗浄の解決策を
見付ける必要があると考えられてきた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】既知の化学洗浄技術及
び圧力パルス洗浄技術に関連した全ての利点を保有する
が、同技術に関連した欠点もしくは欠陥は排除するよう
に改良した洗浄方法が望まれている。理想的には、かか
る洗浄方法は迅速であり、多量の放射性液体廃棄物を発
生しないことである。更に、この洗浄方法は、洗浄溶剤
が蒸気発生器内において新たな腐食を促進する可能性を
軽減することが望ましい。最後に、新たな技術がスラッ
ジ・ランシングの必要性を更に軽減しうることが有利で
ある。
【0013】本発明の目的は、短期間での洗浄に効果的
であり、発生する放射性液体廃棄物の量が最少であり、
且つ蒸気発生器内に新たな腐食を促進しない、熱交換器
胴の内部、特に蒸気発生器の二次側の内部からスケー
ル、スラッジ、腐食生成物等の付着物を除去する改良式
の化学洗浄方法を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】総括的に言えば、本発明
は、熱交換器胴の内部、特に蒸気発生器の二次側の内部
からスケール、スラッジ、腐食生成物等の付着物を化学
的に除去する改良式の方法であり、該方法は、先行技術
に関連した欠点を無くするか少なくとも改善する。本発
明の方法は、水に溶ける強塩基性アミンの水溶液を、原
子力蒸気発生器の二次側とすることができる熱交換器胴
の内部に導入して、二次側の内部におけるスラッジ等の
付着物を追い出し、溶解し、流動化して、可溶性にされ
た或は軟化したスラッジ等の付着物が二次側の内部で再
沈降するのを阻止すると共に、二次側の内部に新しいス
ラッジ等の付着物が再び形成するのを阻止する。
【0015】本発明の好適な方法においては、水に溶け
る強塩基性アミンの水溶液を熱交換器胴の内部に導入し
て、原子力蒸気発生器の二次側の内部に充填された水に
溶ける強塩基性アミンの水溶液内に圧力パルスを発生さ
せ、該水溶液に衝撃波を生じさせて押し退け、スケー
ル、スラッジ、腐食生成物等の付着物を追い出し、溶解
し、流動化し、次いでそこから化学洗浄剤を除去する。
【0016】本発明の好適な方法においては、蒸気発生
器の二次側に、化学洗浄剤の水溶液が熱交換器の管束の
頂部まで充填され、そして化学洗浄剤は、ガスの圧力パ
ルスを熱交換器胴内の洗浄剤に導入しながら、熱交換器
胴の外部に配置されたろ過系統と、希望に応じて脱塩媒
体とに同時的に再循環される。かかる再循環と、ろ過
と、脱塩とは、流動化されたスラッジや腐食生成物を洗
浄作業中に洗浄剤から取り除いて、表面の化学洗浄を邪
魔することになる熱交換器内の管板又はクレビス領域上
への再沈降の機会を無くす利点がある。その後、水溶液
を蒸気発生器の二次側の内部から排水する。選択的にす
すぎ剤を使用して熱交換器胴の内部から残留洗浄剤を除
去する時には、同じ再循環と圧力パルスの付与とを好ま
しくは同時に行って、未だ溶解されていない流動化され
たスラッジや腐食生成物を更に取り除く。このような再
循環と圧力パルス付与は、熱交換器胴のクレビス領域の
全てに完全に入り込む化学洗浄剤及び任意に選択される
すすぎ剤の能力を更に強める。
【0017】圧力パルスは、約28.1〜63.2Kg/
cm2(400〜900psi)の圧力でガスのパルスを
化学洗浄剤に注入して発生させることが好ましいが、同
化学洗浄剤を熱交換器の胴に充填している時に圧力を増
して、再循環中には約56.2〜63.2Kg/cm
2(800〜900psi)の間に安定化し、次いで水
溶液を排出する時には、約900psiから400ps
iに落とす。好ましくは、圧力パルスは約10〜60秒
の間に1パルスの頻度で発生される。圧力パルスの使用
により、熱交換器胴のクレビス領域におけるスラッジ等
の付着物の外層を破ることができる爆発性に近い衝撃波
の発生が確実となる。この衝撃波は、化学洗浄剤がこれ
等の物質(スラッジ等の付着物)を包囲し、同物質の中
に入り込んでその物質を溶解し或は少なくとも追い出
し、流動化し易くする。
【0018】先行技術の化学洗浄方法においては、スラ
ッジ等の付着物が熱交換器胴の内部から実効的に除去さ
れてしまう前に、多数回も、化学洗浄剤を導入し回収す
る必要がある。また、先行技術の方法では、かかる化学
洗浄剤は、新しく不所望の腐食を招来するという点で、
腐食性であった。本発明に従って改良された方法では、
無腐食性の強塩基性アミンから作った新しいタイプの化
学洗浄剤が、従来のキレート及び溶剤に関連した多数回
の洗浄及びすすぎサイクルを用いることなく、また、他
の先行技術の方法に関連して付随する新たな腐食廃棄物
処理の問題を生じることなく、原子力蒸気発生器からの
スラッジ等の付着物の除去を促進する。加えて、これ等
の新しいタイプの化学洗浄剤溶液は、フェライト系物質
に対して不働領域の低温pHをもっており、従って、原
子力蒸気発生器の二次側の内部における任意の副次的な
腐食作用を実質的に無くする。更に、本発明の方法にお
いて用いられる化学洗浄剤は、蒸気揮発性であり、従っ
て、後からの原子力蒸気発生器運転中に分解するので、
洗浄作業の終了後に不本意にも残っている“残留”化学
洗浄剤についての問題を更に軽減する。
【0019】本発明の方法においては、化学洗浄剤の水
溶液は、好ましくは1〜10の炭素原子、最も好ましく
は1〜6の炭素原子を有する低アルキルアミンと、好ま
しくは1〜10の炭素原子、最も好ましくは1〜6の炭
素原子を有する低アルキノールアミンと、好ましくは1
〜10のアルコキシ及びアルキル炭素原子、最も好まし
くは1〜6のアルコキシ及びアルキル炭素原子を有する
アルコキシアルキルアミンと、好ましくは環状ジイミン
である環状イミンとからなるグループのうちの少なくと
も1つから形成されている。本発明の好ましい方法にお
いては、化学洗浄剤の水溶液は、化学洗浄溶液及びその
中の活性薬剤が原子力蒸気発生器の二次側内のクレビス
領域に、特に、同二次側内に蓄積したスラッジ等の付着
物のマトリクスに入り込むことを促進するための無腐食
性低アルキルC1−C6アミン、無腐食性低ヒドロキシア
ルキルC1−C6アミン又は無腐食性低C1−C6アルコキ
シC1−C6アルキル(即ち、“キャリヤー剤”)のうち
のいずれかと、原子力蒸気発生器内からの除去のためス
ケール、スラッジ等の付着物の溶解と挿入(インターカ
レイション:intercalation)、或いは少なくとも追い出
しと流動化を促進するための無腐食性の環状ジイミン
(即ち、“挿入剤”)との組み合わせから形成される。
これらの化学洗浄剤の使用により、水溶液が蒸気発生器
の内部に不所望の腐食を惹起する機会が更に減少する。
【0020】キャリヤー剤は、ジメチルアミン、エチル
アミン、1,2-ジアミノエタン、ジアミノプロパン、エ
タノールアミン、2-メチル-2-アミノ-1-プロパノー
ル、5−アミノペンタノール、メトキシプロピルアミン
等のグループのうちの少なくとも1つから形成するのが
好ましい。間挿剤は、1,10-フェナントロリン、2,9
-ジメチル-1,10-フェナントロリン、4,7-ジメチル
-1,10-フェナントロリン、2,2'-ビピリジン、4,
4'-ビピリジン、テルピリジン等のグループのうちの少
なくとも1つから形成するのが好ましい。好ましい方法
においては、溶液の水成分内の洗浄剤の濃度は約0.5
重量%よりも低く、好ましくは約0.1重量%よりも低
く、最も好ましくは約0.0001〜0.01重量%に維
持するのがよいが、スケール、スラッジ等の付着物を効
果的に除去できれば他の適当な濃度とすることができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】図1及び図2に示されている本発
明の改良式の化学洗浄方法は、原子力蒸気発生器1の内
部を洗浄する際に特に有用である。この蒸気発生器1
は、底部にある椀形の一次側3と、管板7によって液体
に関し分離された中間部分の円筒形の二次側5とを含
む。熱は、逆U字形に作られた多数の熱交換器管9を介
して一次側3から二次側5に伝達される。各熱交換器管
9は、管板7にある孔に装着された入口端11と出口端
12とを有する。分割板14が椀形の一次側3を分割し
て当該技術分野で水室16a,16bとして知られてい
る2つの1/4球状室にしている。各熱交換器管8の入
口端11の全ては右側の水室16aと連通し、一方、出
口端12の全ては左側の水室16bと連通する。出入口
18a,18bは各水室16a,16bにアクセスする
ことを可能にする。二次側5においては、給水入口20
が設けられていて、非放射性の純水が熱交換器管9の管
束を浸漬するように供給する。熱交換器管9の上方に配
置されているのは蒸気乾燥アセンブリ22であり、これ
は、蒸気発生器1により発生された蒸気に同伴する水滴
を捕獲して、同熱交換器管9を浸漬している給水中に戻
す。蒸気発生器1の頂部にある出口ポート24は、発電
機(図示せず)に接続される図示しないタービンの羽根
に乾燥蒸気を導く。最後に、U字形の熱交換器管9の脚
部を横方向から支持するために、蒸気発生器1の二次側
5の長さに沿って、多数の支持板26が長手方向に離間
して配置されている。図3の(A)及び(B)に最も良
く示すように、各支持板26は複数の孔28を有し、熱
交換器管9はこの孔28を貫いて延びている。
【0022】運転中、原子炉の炉心(図示せず)からの
放射性の高温水は、水室16a内に流入し、そこから上
方に流れて、熱交換器管9の入口端11に入る。この高
温水は、各熱交換器管9の入口側脚部(当該技術分野で
は“ホットレグ”として周知である。)を通って上方に
流れ、続いて各熱交換器管9の湾曲部を流れ、そこから
出口側脚部(当該技術分野では“コールドレグ”として
周知である。)を通って下方に流れ、熱交換器管9の出
口端12から出て出口側の水室16bに入り、最終的に
は、この水室16bから原子炉の炉心に戻るように再循
環される。
【0023】一次側3からの放射性の高温水は、その熱
の多くを、熱交換器管9の壁体を介して、該熱交換器管
9の周囲の非放射性の水に伝達する。これにより、非放
射性の水が沸騰して蒸気を発生し、該蒸気は、結局、発
電の際に使用するため蒸気発生器1の出口端24から外
部に導出される。
【0024】スケール、スラッジ、腐食生成物等の付着
物が蒸気発生器1のクレビス領域に蓄積する態様は、図
3の(A)及び(B)を参照すると良く分かる。熱交換
器管9と支持板26にある孔28との間には、狭い環状
の透き間もしくは空間30がある。この環状の空間30
は、非放射性の水のための比較的に狭められた流路をも
たらすが、この非放射性の水は、蒸気発生器1の運転
中、熱交換器管9の周りに一定の循環状態にある。その
結果生じる限定された循環により、水は沸騰して、囲繞
する周囲の水が熱交換器管9を再び包囲できるようにな
る前に、この空間外に出てしまう。この“乾燥沸騰”の
結果、二次側5において水中に存在する不純物が狭い環
状の空間30の表面上にスケールとして被さり、或いは
析出し、或いは残り、スケール、スラッジ、腐食生成物
等の付着物32を形成する。このスラッジ等の付着物3
2は蓄積して、環状の空間30を通る循環を更に阻害し
て、この領域にスラッジ等の付着物32をより多く蓄積
させる。最終的には、スラッジ等の付着物32が環状の
空間30を完全に満たしてしまう。また、スケール、ス
ラッジ、腐食生成物等の付着物は、支持板26間の領域
における熱交換器管9の束縛されていないスパン部分の
領域にも蓄積する。化学分析により、スラッジ等の付着
物32の主成分は、マグネタイト(Fe34)、銅元素
及び酸化銅を含むことが分かった。かかるスラッジ等の
付着物の蓄積は、支持板26の近傍における熱交換器管
9の外壁において腐食の発生を促進させ、これにより、
熱交換器管9に割れを生じさせることがあり、二次側5
の非放射性の水が蒸気発生器1の一次側3からの放射性
の水で汚染することになる。同様の破壊性現象は、管板
7にある孔と、該孔を通って延びる熱交換器管9の外壁
との間の環状空間(図示せず)においても起こりうる。
【0025】本発明の化学洗浄方法の主たる目的の1つ
は、環状の空間30のようなクレバス領域から、スラッ
ジ等の付着物32を、スラッジの出発物質であった腐食
生成物と共に除去することである。この目的から、本発
明の方法は、無腐食性の化学洗浄溶液で少なくともフラ
ッシングとすすぎを行い、そして、好ましくは無腐食性
の化学洗浄溶液中で圧力パルスを発生させる。化学洗浄
溶液は、化学洗浄溶液内の活性化合物がスラッジ等の付
着物32内の鉄、銅及びその他の化合物の間に入りそれ
らを溶解しながら、該スラッジ等の付着物32を軟化
し、追い出し、流動化するために、蒸気発生器1の二次
側5に導入される、低アルキルアミンと、低ヒドロキシ
アルキルアミンと、環状ジアミンとからなるグループの
うちの少なくとも1つから形成された水溶液を含んでい
る。
【0026】図2は、本発明の化学洗浄方法の好ましい
実施モードを示しており、蒸気発生器1の下側のハンド
・ホルダ35a,35bと上側の作業用出入口37の内
部には、圧力パルス発生器と化学循環系の双方が据え付
けられている。具体的には、ガスの圧力パルスを放出す
るためのノズル41を有する圧力パルス発生器39は、
下側の各ハンド・ホルダ35a,35b内に脱着可能に
取り付けられている。窒素、空気又は他の不活性ガスの
圧力容器とすることができる圧力ガス源43が、パルス
制御ユニット45と同様に、各圧力パルス発生器39に
接続されている。パルス制御ユニット45は、周期的に
圧力パルス発生器39を付勢して、ノズル41を介して
ある量の圧縮ガスを発射する。この圧力パルス発生器3
9は、米国コネチカット州所在のボルト・テクノロジィ
ー社(Bolt Technology, Inc.)により製造されるPAR 60
0B型のエアーガンでよく、パルス制御ユニット45は、
同じ会社により製造されるFC 100型のコントローラとす
ることができる。
【0027】ノズル41は、水平に方向付けられるもの
として概略的に図示されている。該ノズル41は、その
開口端の最も近くで熱交換器管9に加えられるガスのパ
ルスにより、衝撃波が発生する一時的な力を可及的に減
じるように、管板7の上面に関して30°の角度で傾け
ることが一層好ましい。好ましくは、各圧力パルス発生
器39の作動シリンダは75in3(1230cm3)及
び100in3(1638cm3)の圧力ガスを含んでい
る。
【0028】図2及び図4の双方を参照すると、本発明
の方法を実施するために用いるのが好ましい再循環系も
しくは化学循環系47は、所望ならば蒸気発生器1の二
次側5を循環する液体化学洗浄剤(本発明の液体化学洗
浄剤は周囲温度で効果的に作動する)を保持すると共に
希望により加熱する保持タンク49と、かかる洗浄剤を
二次側5に流入させてその外に流出させるように循環さ
せるのに必要な圧力差を発生するための循環ポンプ51
と、液体化学洗浄剤を二次側5のハンド・ホルダ35
a,35b及び上側の出入口37を介して導入するため
の3つの入口導管53a,53b,53cとを有する。
更に、上述の化学循環系には、液体化学洗浄剤を二次側
5の内部から除去するための1対の出口導管55a,5
5bと、二次側5から除去された液体化学洗浄剤中に同
伴する未溶解のスラッジ等の付着物を除去するためのフ
ィルタユニット57と、化学洗浄剤を保持タンク49に
供給すると共に、所望ならば(本発明では必要とはされ
ない)、任意の選択によりすすぎ剤及び不働化剤を供給
する貯留タンク59と、使用済みの化学洗浄剤を保持タ
ンク49から集めるための廃棄タンク61とが含まれて
いる。また、化学循環系は、所望ならばフィルタユニッ
トの下流側の適宜の位置に、脱塩層86のイオン交換樹
脂で満たされたイオン交換塔を任意の選択により含むこ
とができる。このイオン交換塔は、再循環の前に洗浄溶
液から未溶解のイオン種を取り除くことができるので、
かかる未溶解のイオン種が蒸気発生器の二次側5に再び
入って新たなスラッジ等の付着物を生成する可能性をな
くする。
【0029】図4は、化学循環系47をより詳細に示し
ている。具体的には、出口導管55a,55bは単一の
入口導管62となり、これがダイアフラムポンプ63に
接続される。化学循環系47における図示の位置でダイ
アフラムポンプ63を使用することが好ましいが、その
理由は、出口導管55a,55bを出た液体洗浄剤が浮
遊スラッジ等の付着物の大きな粒子を含むかも知れず、
このような大きな粒子は、ダイアフラム式のポンプによ
り容易に取り扱うことができるが、遠心式又は押出式の
ポンプを損傷もしくは破壊してしまうからである。ダイ
アフラムポンプ63の出口は導管64により常流化装置
65の入口に接続されている。常流化装置65の目的
は、この常流化装置65の下流側に配置された流量計6
7が指示する導管64を通る液体化学洗浄剤の流量が信
頼できるように、ダイアフラムポンプ63により招来さ
れる液体化学洗浄剤中の脈動を一様にすることである。
流量計67の下流側に配置されているのはサージタンク
69である。このサージタンク69の目的は、ダイアフ
ラムポンプ63により生じることになった液体化学洗浄
剤の流れを溜めて、それを再循環ポンプ71の入口にス
ムーズに給送することである。再循環ポンプ71は、再
循環する化学洗浄剤をフィルタユニット57に圧送する
のに十分な圧力ヘッドを同化学洗浄剤に発生させる。フ
ィルタユニット57は、サイクロン分離器75と、バッ
グフィルタ77と、カートリッジフィルタ79とを有す
る。液体化学洗浄剤がフィルタユニット57に入ると、
同液体化学洗浄剤中に懸濁するスラッジ等の付着物のか
なりの部分が、サイクロン分離器75を通流する際に同
液体化学洗浄剤の外部に遠心力で投げ出される。サイク
ロン分離器75の下流側に配置されているのは、1〜3
ミクロンのバッグフィルタ77であり、これは1ミクロ
ンのカートリッジフィルタ79に直列に接続されてい
る。これらのフィルタ77,79は、サイクロン分離器
75を通過した後も化学洗浄剤中に懸濁されているかも
知れない小さな粒状物質を除去する。
【0030】導管80は、フィルタユニット57を前述
した保持タンク49の入口に接続する。図4に略図的に
示したように、保持タンク49は、再循環する化学洗浄
剤を所望の温度に加熱するための少なくとも1つの加熱
コイルを随意に含みうる。既に述べたように、保持タン
ク49は、導管81により化学洗浄剤を供給する貯留タ
ンク59に接続されている。導管81にあるポンプ82
は、貯留タンク59の内容物を保持タンク49に給送す
るのに必要な圧力差をもたらす。更に、導管81には弁
83が設けられていて、保持タンク49に入る新しい洗
浄剤又はすすぎ剤の流量を調整する。廃棄タンク61は
導管84により保持タンク49に接続されている。廃棄
タンク61内の液体のレベルを保持タンク49における
液体のレベルよりも低くすることができれば、ポンプを
導管84に設ける必要なく、保持タンク49の内容物を
廃棄タンク61内に排水することができる。このような
排水量を制御するために、弁85が導管84に設けられ
ている。廃棄タンク61の目的は、使用済みの化学洗浄
剤及びその他の液剤を保持タンク49から除去すると共
に、これらの化学洗浄剤及びその他の液剤を適切に廃棄
処分しうるようになるまで一時的に“留めて”おくこと
である。最後に、保持タンク49は前に述べた再循環ポ
ンプ51と出口導管89を介して連通している。ポンプ
51の出口は出口導管90と接続されており、この導管
90が、前述した蒸気発生器入口導管53a,53b,
53cと別の流量計92を介して連通している。貯留タ
ンク59及び保持タンク49はそれぞれ単一のタンクと
して図示されているが、同タンクは、実際には、本発明
の方法で用いられる別々の洗浄剤を別個に収容する2つ
もしくはそれ以上のタンクから構成することができる。
【0031】本発明の好ましい方法の第1工程では、蒸
気発生器1をラインから外して、全ての水を一次側3及
び二次側5から排出する。蒸気発生器1の状態に応じ
て、スラッジ・ランシングとして知られる当該技術分野
で既知の技術を用いて、蒸気発生器1の管板7や支持板
26上に溜まったスラッジ等の付着物を除去することが
できる。付着物が10cm(数インチ)程度の厚みを有
する場合には、既知の先行技術に従ったスラッジ・ラン
シングを行う。スラッジ・ランシングでは、高速度の水
ジェットを用いてスラッジを追い出しフラッシングす
る。このような時期に行うスラッジ・ランシングの工程
に関連して2つの利点がある。第1に、このスラッジ・
ランシングは、蒸気発生器1の管板7やその他の領域上
に軟化した状態で付着して、支持板26の孔28と熱交
換器管9との間の環状の空間30のようなクレビス領域
を周囲の洗浄剤の浸透及び洗浄作用から流体的に隔離し
ている、7.6〜10.2cm(3〜4in)に達すると
思われるスラッジ等の付着物を迅速に除去することによ
り、全洗浄作業を手早く終了することである。第2に、
スラッジ・ランシングでは、化学洗浄剤中の活性化合物
の有効性は、多くが機械的洗浄技術により比較的容易に
且つ迅速に除去できるスラッジの金属化合物や付着力の
弱い金属に対しては不必要に使われないことである。こ
れは、洗浄化合物の化学的な強さが、特に、かかる強さ
を最も必要とする二次側5内の支持板26の境界や管板
7のクレビス領域に、また、熱交換器管9の支持されて
いないスパン領域に集中することを許容する。
【0032】いずれにしても、本発明の次の工程は、圧
力パルス発生器39のノズル41を下側の各ハンド・ホ
ルダ35a,35b内に固定する装着板(図示せず)を
据え付け、更に、化学洗浄剤の出口導管90を上側の出
入口37a,37bを介して熱交換器管9の管束上の所
定位置に据え付けることである。
【0033】本発明のその後の工程で、1つ又はそれ以
上の化学洗浄剤を保持タンク49から蒸気発生器の二次
側5の内部に導入し、二次側5を洗浄溶液で満たす。
【0034】化学洗浄溶液は、キャリヤー剤及び/又は
挿入剤を含む化学洗浄剤が入っている無腐食性の水溶
液、好ましくは脱塩水である。キャリヤー剤(即ち、短
い鎖状脂肪族アミン)は、最も好ましくはC1−C6アル
カノールアミンである低アルキルアミンと、最も好まし
くはC1−C6アルコキシC1−C6アルキルアミンである
低アルコキシアルキルアミンと、それらの組み合わせ及
び誘導体のグループから選ばれた少なくとも1つの化合
物を含む。挿入剤は環状ジイミンのグループから選ばれ
た少なくとも1つの化合物を含む。最も好ましくは、洗
浄水溶液が少なくとも1つのキャリヤー剤と少なくとも
1つの挿入剤とを含むことである。水溶液内の化学洗浄
剤の濃度は、0.5重量%以下がよく、好ましいのは0.
1重量%以下であり、もっと好ましいのは約0.000
1〜0.01重量%の間、最も好ましくは約0.0005
〜0.005重量%の間である。
【0035】本発明の方法で使用するのに適する低アル
キルアミンの例には、ジメチルアミン(DMA)、エチ
ルアミン、1,2-ジアミノエタン(DAE)、ジアミノ
プロパン(DAP)がある。本発明の方法で使用するの
に適する低アルカノールアミンの例には、エタノールア
ミン、2-メチル-2-アミノ-1-プロパノール(AM
P)、5-アミノペンタノール(5-AP)がある。本発
明の方法で使用するのに適する低アルコキシアルキルア
ミンの例は、3−メトキシプロピルアミン(MPA)で
ある。本発明の方法に使用できる他の短い鎖状アミンに
ついては上述の例から明らかであろう。
【0036】本発明の方法で使用するのに適する環状ジ
イミンの例には、1,10-フェナントロリン、2,9-ジ
メチル-1,10-フェナントロリン、4,7-ジメチル-1,
10-フェナントロリン、2,2'-ビピリジン、テルピリ
ジンがある。本発明の方法に使用できる他の環状ジイミ
ンについては上述の例から明らかであろう。
【0037】本発明の方法においては、上述した無腐食
性、水溶性及び強塩基性のアミンのグループから選択し
た1つ又はそれ以上を含む洗浄溶液を使用しうるが、本
発明の方法を実施する最も好ましいモードは、低アルキ
ルアミンのうちの少なくとも1つ、又はそれらのヒドロ
キシ或いはアルコキシ誘導体と、環状ジイミンのうちの
少なくとも1つの混合物である。これらの混合物の洗浄
作用の増強理論は完全には分かっていないが、前述した
無腐食性、水溶性及び強塩基性のアミン、低アルカノー
ルアミン、及び/又は低アルコキシアルキルアミンが小
さな大きさの分子と高い移動度とを有し、熱交換器表面
上のスラッジ等の付着物のマトリクスを透過するものと
考えられる。更に、これらの小さな分子は、挿入(イン
ターカレイション)として知られている方法によりスラ
ッジ等の付着物のマトリクスにおける結晶結合の距離を
分断させることができる、無腐食性の強塩基性環状ジイ
ミンのもっと大きな分子に対して、キャリヤーとして作
用し、それにより、熱交換器表面から化学洗浄溶液中に
スラッジ等の付着物を溶解又は少なくとも移動及び流動
化する。従って、組み合わせて使用した場合、小さな分
子はスラッジ等の付着物のマトリクスを透過して、大き
な分子をスラッジ等の付着物の場所に運び、そこで挿入
を使用して熱交換器胴の内部の表面に対するスラッジ等
の付着物の結合を弱めることができる。また、挿入剤
は、スラッジ等の付着物中に存在する熱水無機質のうち
のあるものにおける結合距離を“増大する”ことにより
スケールを分断すると考えられ、それによりスケールは
一体性を失って洗浄過程中に一層容易に追い出されるこ
とになる。更に、化学洗浄剤は、フェライト系物質に対
して不働である領域において低温pHを有するのが好ま
しく、従って、原子力蒸気発生器の二次側の内部におけ
る副次的な腐食作用を実質的に無くす。また、本発明の
方法で用いられる化学洗浄剤は蒸気揮発性であり、原子
力蒸気発生器の運転中に分解するので、洗浄作業の終了
後に不本意にも残っている洗浄剤の“残留”についての
問題も軽減する。
【0038】本発明による好ましい方法の次の工程にお
いては、上述したような組成の化学洗浄溶液は、弁83
を開きポンプ82を運転することにより、貯留タンク5
9から導管81を経由して保持タンク49に給送され
る。保持タンク49内の加熱コイルは、所望ならば、洗
浄溶液の温度を所望の値にするために、作動できる。次
に弁91を開いて、再循環ポンプ51を作動させ、化学
洗浄溶液が出口導管90を通って流量計92を経由し、
最終的に入口導管53a,53b,53cに流入するよ
うにする。約90cm(3フィート)の水中にノズル4
1を完全に浸漬するのに十分な量の洗浄溶液が二次側5
内に溜まったら直ぐ、スラッジ等の付着物を効果的に軟
化して金属表面から二次側5内に追い出すために、各圧
力パルス発生器39を作動して、化学洗浄溶液内への窒
素その他の不活性ガスの圧力パルスの導入を開始する。
圧力パルス発生器39により発生される圧力パルスの振
動は、10〜60秒の間隔で起こり、10秒毎に1パル
スであることが好ましい。
【0039】最初に、約28.1Kg/cm2(400p
si)に加圧されたガスのパルスにより衝撃波を発生す
る。化学洗浄溶液のレベルが上昇するにつれて、圧力パ
ルス発生器39において用いられる放出圧力を増大さ
せ、二次側5内の化学洗浄溶液のレベルが最高レベルに
達した時に、約63.2Kg/cm2(900psi)に
する。この時、化学洗浄溶液はU字形の熱交換器管9を
その湾曲部を除き全て浸漬する。ガスのパルス圧力のか
かる比例的増加は、二次側5の底部における化学洗浄溶
液の静圧の漸増するレベルが圧力パルス発生器39によ
り発生される衝撃の強さを減少する傾向を打ち消す。
【0040】化学洗浄溶液は、約12〜24時間かそれ
より短い期間、二次側5内でその最高レベルにある間、
化学循環系47を循環することを許容される。本発明の
好適な方法における化学洗浄溶液の充填、循環及び排水
は合計で20〜40時間かそれ以下である。この全時間
の間、圧力パルス発生器39は、二次側5内を循環する
化学洗浄溶液中に約10秒に1回の頻度で加圧窒素その
他の不活性ガスのパルスを放出し続ける。充填工程は、
入口導管を通る流量を1分間に約95〜378リットル
(25〜100ガロン)以下にして実施しうるが、本発
明の方法を完了するのに要する総時間を短縮するため
に、約284〜1892リットル(75〜500ガロン
/分)の比較的に大流量が好ましい。
【0041】最後に、化学洗浄溶液を二次側5から放出
して、保持タンク49内に溜めてから、導管84及び弁
85を介して廃棄タンク61に排出する。この全時間の
間、圧力パルス発生器39において使用されるガスの圧
力は、圧力パルス発生器39のノズル41の上方に再び
約90cm(3フィート)のみの化学洗浄溶液が存在す
るまで、63.2Kg/cm2(900psi)から約2
8.1Kg/cm2(400psi)に低下される。
【0042】本発明の好適な方法においては、圧力パル
スの付与は、二次側5の化学洗浄に要する時間を有利に
短縮するために、化学洗浄溶液及びその他のすすぎ液の
導入、循環及び除去の間に行われる。特に好ましいと言
うほどではないが、洗浄効果を高めるために、充填、循
環及び排水工程を繰り返すことが望ましいかも知れな
い。更に、このサイクルの最後にスラッジ・ランシング
を再び行ってもよい。
【0043】本発明の好ましい方法によると、化学洗浄
溶液がスラッジ等の付着物のマグネタイト、銅元素、酸
化銅及びその他の無機質成分を溶解し、追い出し、流動
化するので、スラッジ等の付着物のうちの不溶性成分の
軟化、追い出し、流動化からの時間の実質的な短縮が実
現され、化学洗浄溶液が除去中のスラッジに絶えず自由
にアクセスすることを可能にする。これは、熱交換器管
9と支持板26内の孔28との間の環状の空間30に前
述したように画成されるクレビス領域においては特に重
要な手順であり、そこではスラッジ等の付着物の成分の
溶解が全く止まるわけでなければ、スラッジ等の付着物
の不溶性成分の静的な滞留が遅れることになる。スラッ
ジ等の付着物の除去を促進すると考えられる関連の手順
は、圧力パルス発生器39により発生される衝撃波が、
圧力パルスにより最初に追い出されたり流動化されなか
ったスラッジ等の付着物の蓄積体にクラックもしくは亀
裂を生じさせることができるという事実である。このよ
うなクラックもしくは亀裂の発生は、化学洗浄溶液と接
触することになる上記蓄積体内の表面積の量を増大し、
それにより蓄積体の溶解、挿入及び流動化を促進する。
他の役に立つ手順は、圧力パルス発生器39による化学
洗浄溶液の連続的な局部撹拌と組合わさった、化学循環
系47による二次側5内の化学洗浄溶液の連続循環であ
る。上述の作用に由来する撹拌は、前述したクレビス領
域のように循環の悪化を促進する、化学洗浄溶液が空に
なった局部的領域が二次側5のどの領域に発生すること
も防止する。更に別の速度を速める手順は、圧力パルス
発生器39により与えられる化学洗浄溶液の激しい撹拌
によりスラッジ等の付着物内の溶解が難しい成分の溶解
を機械的に促進することを助成する事実にある。蒸気発
生器の有効寿命を保持する更なる手順は、化学洗浄溶液
の無腐食性である。これらの有利な全手順の総合的な効
果は、化学洗浄溶液を導くのに必要な時間を短縮するだ
けでなく、高度に安定的に定着したスラッジ等の付着物
のために先行技術では一般的に必要であった他の洗浄溶
液の必要性を軽減する利点があると共に、系において新
たな腐食を促進しない無腐食性洗浄剤を使用することで
ある。
【0044】蒸気発生器1の二次側5及び保持タンク4
9から化学洗浄溶液を完全に除去した後、必要ではない
が所望ならば、先行技術において既知の方法に従って脱
塩水と、ヒドラジンと、アンモニアとを用いる任意的な
すすぎ及び不働化工程を行うことができる。すすぎ及び
不働化溶液は別々の供給タンクから保持タンク49に入
れることができ、この保持タンクから二次側5の内部に
入れられて、同二次側5を循環しそこから除去される。
すすぎの目的は、二次側5内に未だ存在するかも知れな
い残留化学洗浄溶液を除去することである。不働化剤
は、後から腐食が起きることを防止するために二次側5
内の全ての露出金属表面上に薄い保護酸化膜を生成する
ことである。
【0045】原子力蒸気発生器の構造と圧力パルス洗浄
方法の更なる詳細な説明については、米国特許第4,8
99,697号、第4,921,662号、第5,006,
304号、第5,019,329号、第5,092,280
号、第5,092,355号及び第5,154,197号各
明細書を参照されたい。
【0046】本発明を前述した実施形態について開示し
たが、当業者にとっては種々の変更が可能であろう。本
発明は、特別に言及した実施形態に限定されるものでは
なく、排他的権利を求めている本発明の範囲を判定する
には、好適な実施形態に関する上述の説明よりもむし
ろ、特許請求の範囲を参照されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一次側及び二次側の内部を示すため、外壁が
部分的に破断された原子力蒸気発生器の断面図である。
【図2】 一次側及び二次側の内部を示すと共に、本発
明の好適な方法において用いられる再循環系の概要を示
す、図1の形式の原子力蒸気発生器を一般化した断面図
である。
【図3】 (A)は、図2に示した原子力蒸気発生器に
おいて用いられる熱交換器管のうちの1つを側断面図で
あって、この熱交換器管が支持板にある孔を通って延び
ている状態と、スケール、スラッジ、腐食生成物等の付
着物が熱交換器管と支持板の孔との間にある環状の空間
内に集まった状態とを示しており、(B)は、図3の
(A)における3B−3B線に沿った平面図である。
【図4】 本発明の改良式の化学洗浄方法を実施するた
めに用いられる再循環系の概要図である。
【符号の説明】
1…原子力蒸気発生器(熱交換器胴)、5…二次側、7
…管板、9…熱交換器管、26…支持板、28…孔、3
0…環状の空間、32…スラッジ等の付着物、47…化
学循環系(再循環系)、49…保持タンク、57…フィ
ルタユニット、59…貯留タンク、61…廃棄タンク。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱交換器胴の内部からスラッジ等の付着
    物を除去するための方法であって、 化学洗浄剤を含有した洗浄溶液を前記熱交換器胴の前記
    内部に導入し、 前記スラッジ等の付着物を実質的に除去するのに有効な
    時間が経過した後、前記熱交換器胴の前記内部から前記
    洗浄溶液を取り出すことからなり、 前記洗浄溶液は、キャリヤー剤と挿入剤とからなるグル
    ープのうちの少なくとも1つから又は前記キャリヤー剤
    及び前記挿入剤の組み合わせから選ばれた洗浄剤を含
    む、 スラッジ等の付着物の除去方法。
  2. 【請求項2】 管板と、垂直方向に延びるU字形の熱交
    換器管の管束と、垂直方向に離間した複数の支持板とを
    有し、前記熱交換器管と前記管板及び前記支持板との間
    にはクレビス領域がある原子力蒸気発生器の二次側の内
    部からスラッジ等の付着物を除去するための方法であっ
    て、 ジメチルアミン、エチルアミン、1,2-ジアミノエタ
    ン、ジアミノプロパン、エタノールアミン、2-メチル-
    2-アミノ-1-プロパノール、5-アミノペンタノール、
    メトキシプロピルアミンからなるグループから選択され
    たキャリヤー剤と、1,10-フェナントロリン、2,9-
    ジメチル-1,10-フェナントロリン、4,7-ジメチル-
    1,10-フェナントロリン、2,2'-ビピリジン、4,
    4'-ビピリジン、テルピリジンからなるグループから選
    択された挿入剤と、前記キャリヤー剤及び前記挿入剤の
    組み合わせとからなるグループのうちの少なくとも1つ
    である洗浄剤の水溶液で前記二次側の前記内部を満た
    し、 前記スラッジ等の付着物を軟化して前記二次側の前記内
    部の表面から除去するため、一連の加圧ガスのパルスを
    前記水溶液に導入すると同時に、前記水溶液を前記二次
    側内に再循環させ、 前記水溶液から前記スラッジ等の付着物を除去するた
    め、前記再循環の工程中、前記水溶液をろ過し、 前記二次側から前記水溶液を排出する、 スラッジ等の付着物の除去方法
JP8228067A 1996-08-29 1996-08-29 スラッジ等の付着物の除去方法 Expired - Fee Related JP2831333B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8228067A JP2831333B2 (ja) 1996-08-29 1996-08-29 スラッジ等の付着物の除去方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8228067A JP2831333B2 (ja) 1996-08-29 1996-08-29 スラッジ等の付着物の除去方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1089891A true JPH1089891A (ja) 1998-04-10
JP2831333B2 JP2831333B2 (ja) 1998-12-02

Family

ID=16870682

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8228067A Expired - Fee Related JP2831333B2 (ja) 1996-08-29 1996-08-29 スラッジ等の付着物の除去方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2831333B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011511918A (ja) * 2008-01-18 2011-04-14 アレヴァ エンペー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 熱交換器の洗浄方法
JP2012513006A (ja) * 2008-12-03 2012-06-07 ドミニオン エンジニアリング,インク. 蒸気注入を行う化学洗浄方法及び化学洗浄システム
CN104118045A (zh) * 2014-07-04 2014-10-29 北京仁创科技集团有限公司 一种成型机压头清扫处理方法
CN107459186A (zh) * 2017-08-19 2017-12-12 安徽工程大学 一种便于更换过滤层和高度调节的净水器双层滤芯

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6441364A (en) * 1987-08-07 1989-02-13 Iwatsu Electric Co Ltd Digital signal generator

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6441364A (en) * 1987-08-07 1989-02-13 Iwatsu Electric Co Ltd Digital signal generator

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011511918A (ja) * 2008-01-18 2011-04-14 アレヴァ エンペー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 熱交換器の洗浄方法
JP2012513006A (ja) * 2008-12-03 2012-06-07 ドミニオン エンジニアリング,インク. 蒸気注入を行う化学洗浄方法及び化学洗浄システム
CN104118045A (zh) * 2014-07-04 2014-10-29 北京仁创科技集团有限公司 一种成型机压头清扫处理方法
CN107459186A (zh) * 2017-08-19 2017-12-12 安徽工程大学 一种便于更换过滤层和高度调节的净水器双层滤芯

Also Published As

Publication number Publication date
JP2831333B2 (ja) 1998-12-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5764717A (en) Chemical cleaning method for the removal of scale sludge and other deposits from nuclear steam generators
US5841826A (en) Method of using a chemical solution to dislodge and dislocate scale, sludge and other deposits from nuclear steam generators
US5154197A (en) Chemical cleaning method for steam generators utilizing pressure pulsing
KR100244018B1 (ko) 열교환용기의 내부에서 침전물 및 부식 생성물을 제거하기 위한 개선된 방법
JP4807857B2 (ja) 改良型スケール構造改変剤及び処理方法
US5601657A (en) Two-step chemical cleaning process
US4645542A (en) Method of pressure pulse cleaning the interior of heat exchanger tubes located within a pressure vessel such as a tube bundle heat exchanger, boiler, condenser or the like
US6572709B1 (en) Ultrasonic cleaning method
KR940000359B1 (ko) 증기 발생기의 2차측 제한 지역의 세척 방법
US7344602B2 (en) Scale conditioning agents and treatment method
JP2007531821A5 (ja)
EP1200789B1 (en) An ultrasonic cleaning method
JPH0217390A (ja) 熱交換器内からスラッジ及び異物を離し除去する方法
JPH01306800A (ja) スラッジ及び不純物を離し除去する装置
JP2831333B2 (ja) スラッジ等の付着物の除去方法
JPH10253290A (ja) 熱交換器容器の内部又は原子力蒸気発生器の二次側の内部からスケール、スラッジ或いは沈積物を除去する方法
KR102077104B1 (ko) 세정 용액의 재이용 방법
JP2952090B2 (ja) スラッジ除去方法
JP7250300B2 (ja) スケール対策が施された熱交換装置
KR100433754B1 (ko) 정수처리용 이온교환수지 세정 방법
JP2014507266A (ja) デミスタ翼原位置洗浄器具
JP2002116295A (ja) 除染方法及び除染装置
JP4042464B2 (ja) 石油精製装置のスラッジ排出方法
JPH0370995A (ja) 熱交換器における伝熱管の内面洗浄方法
JPS608797A (ja) 燃料ピン洗浄方法およびその装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees