JPH1089331A - ね じ - Google Patents

ね じ

Info

Publication number
JPH1089331A
JPH1089331A JP26241596A JP26241596A JPH1089331A JP H1089331 A JPH1089331 A JP H1089331A JP 26241596 A JP26241596 A JP 26241596A JP 26241596 A JP26241596 A JP 26241596A JP H1089331 A JPH1089331 A JP H1089331A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw
tool
tool tip
screwdriver
head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP26241596A
Other languages
English (en)
Inventor
Masuo Ishihara
益夫 石原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Drive It Co Ltd
Original Assignee
Japan Drive It Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Drive It Co Ltd filed Critical Japan Drive It Co Ltd
Priority to JP26241596A priority Critical patent/JPH1089331A/ja
Publication of JPH1089331A publication Critical patent/JPH1089331A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 汎用の工具で締めることができ、一旦締めた
らいかなる工具を用いても外れないようなねじを提供す
る。 【解決手段】 雄ねじが形成された軸部3とその基端に
形成された円板状の頭部2とからなるねじ1において、
頭部2には、工具先端が嵌合可能であって中心を通る直
線状の隙間15を設けて一対の突起11,11がほぼ中
心に対称に形成されており、突起11の側面のうち、工
具のねじ込み回転方向へ向かって前方に位置する側面
は、軸線方向とほぼ平行であって隙間15に嵌合した工
具先端を係止する当接面13とされているとともに、後
方に位置する側面は、頭部2の頂面10から突起頂面1
2へ斜めに延び、工具先端を係止することなく隙間15
から突起頂面12に案内する傾斜面14とされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固着用のねじ、殊
に、汎用のマイナスドライバを用いて締め込む方向にの
み回動させることができ、取付後はいかなる工具を用い
ても外すことができない一方向のねじに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】金属、木材、合成樹脂等、様々な材質で
できた部材同士の固着に用いられる木ねじやボルト等の
ねじは、その頭部に設けられたねじ回し等の工具係合の
ための窪みや頭部外周などの形状に合わせた工具を用い
ることによって、取り付けおよび取り外しができるよう
にされている。
【0003】ところが、ときには、一旦締めた後はその
ねじを外す必要がない場合や、例えば精密機械や電子機
器等のように第三者が勝手にねじを外して分解しては困
る場合、また、高電圧の電流が流れていて素人が分解す
ると危険な場合等がある。
【0004】そこで、従来、例えば図6に示すような一
方向ねじ50が、特公昭45−25445号公報に開示
されている。
【0005】即ち、このねじ50は、ドーム状頭部51
の対向位置に切除部52を設けたものであり、その切除
部52は、軸線と平行でねじ50を締める方向にねじ回
し用の工具を回すときに工具の先端が接触する当接面5
3と、当接面53の底辺から連続して軸線方向と直角方
向の平坦面54と、当接面53および平坦面54のそれ
ぞれの中心軸側の辺から頭部51のドーム形状に連続し
て形成されている湾曲面55とで囲まれる空間となって
いる。
【0006】このようなねじ50は、工具を締め込む方
向、即ち図6において右回りの方向には、ねじ回し用の
工具が当接面53に引っかかってねじ50を回すことが
できるが、外す方向、即ち左回りの方向には、湾曲面5
5に案内されて工具が頭部51から滑らかに離脱され、
ねじ50を回すことができない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6の
ねじ50を締めるためには、先端が二股状の特殊な工具
を用いる必要があり、汎用性がないという問題があっ
た。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、雄ね
じが形成された軸部とその基端に形成された円板状の頭
部とからなるねじにおいて、頭部には、工具先端が嵌合
可能であって中心を通る直線状の隙間を設けて一対の突
起がほぼ中心に対称に形成されており、それらの突起の
側面のうち、工具のねじ込み回転方向へ向かって前方に
位置する側面は、軸線方向とほぼ平行であって隙間に嵌
合した工具先端を係止する当接面とされているととも
に、後方に位置する側面は、頭部頂面から突起頂面へ斜
めに延び、工具先端を係止することなく隙間から突起頂
面に案内する傾斜面とされている構成とした。
【0009】直線状の隙間に、一般に用いられているね
じ回しであるマイナスドライバの先端を嵌合し、ねじを
締める方向に回すと、ねじ回しの先端が当接面に接触
し、押すことによってねじを回すことができ、通常のね
じと同様にして締めることができる。
【0010】そして、外す方向にねじ回しを回そうとす
ると、ねじ回しの先端が傾斜面に案内されて頭部から離
脱し、引っかからないため、ねじを回すことができな
い。従って、一旦締めたねじは外すことができないので
ある。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。
【0012】図1乃至図4は本発明の好ましい実施の形
態の一例を示すものである。
【0013】ねじ1は、基端に軸線方向と垂直な頂面1
0を有する円板状の頭部2を有し、そこから先端方向へ
延びる軸部3には雄ねじが形成されている。
【0014】頭部2の頂面10には、平面形状が扇形の
突起11が中心に対して点対称な位置に二個所設けられ
ている。この二個の突起11,11の間には、一般にマ
イナスドライバと呼ばれているねじ回しの先端が嵌合さ
れるように、頭部2の中心を通り直径方向に貫通する直
線状の隙間15が設けられており、ねじ1を締める方向
に回すとき、例えば図1の場合、隙間15に嵌合したね
じ回し(図示せず)を右回りに回すときにねじ回しの先
端が当たる当接面13は、図2に示すように、頂面10
に垂直に形成されている。
【0015】そして、突起11の当接面13とは反対側
の側面、即ち、隙間15に嵌合したねじ回しを左回りに
回すときにねじ回しの先端が当たる部分は、図3に示す
ように、頭部2の頂面10から突起11の頂面12に向
かって斜めに延びる傾斜面14とされている。
【0016】従って、ねじ回しを隙間15に嵌め込んで
右方向に回すと、当接面13,13に、ねじ回しの先端
が片面のほぼ半分ずつ接触して係止され、回転力を伝達
することができるので、そのままねじ1が回動し、通常
のねじと全く同様の操作で締め込まれる。
【0017】一方、ねじ回しをねじ1を外す左方向に回
そうとすると、ねじ回しの先端が傾斜面14,14に接
触し、これらの傾斜面14,14に案内されて先端が隙
間15から突起11,11の頂面12,12に至り、頭
部2から離脱してしまう。従って、一旦締めたねじ1
は、通常のねじ回しはもとより、どのようなねじ回しを
用いても外すことができないものである。
【0018】尚、突起11の平面形状は、図1に示すよ
うな中心角がほぼ90度の扇形に限らず、図5(A)の
ように、中心角αが鈍角の突起21でもよいし、図5
(B)のように、中心角βが鋭角の突起31でもよい。
但し、中心角が鋭角の場合には、ねじを外す方向にねじ
回し20を回したときに、ねじ回し20の先端が必ず傾
斜面32に最初に接触するように傾斜面32を形成する
必要がある。
【0019】いずれの実施の形態においても、当接面1
3は頭部2の半径よりも長くなく、好ましくは少し短い
実質長さとされ、隙間15に嵌め込んだねじ回しの先端
を左回りに回したとき、引っかかることなく傾斜面1
4,22,32に案内されることが必要である。
【0020】
【発明の効果】本発明によると、簡単な形状によって、
一旦取り付けた後は外すことができなくなるので、第三
者等によって外されては困る部分の固着に好適である。
【0021】しかも、締める際には特別な形状の工具を
用いる必要がなく、通常のねじ回しで取り付けることが
できるので、通常の取り外し可能なねじと同様に扱うこ
とができ、汎用性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す平面図である。
【図2】図1の矢印a−a方向から見た側面図である。
【図3】図1の矢印b−b方向から見た正面図である。
【図4】図1の斜視図である。
【図5】本発明の異なる実施の形態を示す平面図であ
る。
【図6】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ねじ 2 頭部 3 軸部 10 頂面 11 突起 12 突起頂面 13 当接面 14 傾斜面 15 隙間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雄ねじが形成された軸部とその基端に形
    成された円板状の頭部とからなるねじにおいて、前記頭
    部には、工具先端が嵌合可能であって中心を通る直線状
    の隙間を設けて一対の突起がほぼ中心に対称に形成され
    ており、それらの突起の側面のうち、工具のねじ込み回
    転方向へ向かって前方に位置する側面は、軸線方向とほ
    ぼ平行であって前記隙間に嵌合した工具先端を係止する
    当接面とされているとともに、後方に位置する側面は、
    前記頭部の頂面から突起頂面へ斜めに延び、工具先端を
    係止することなく前記隙間から前記突起頂面に案内する
    傾斜面とされていることを特徴とするねじ。
JP26241596A 1996-09-11 1996-09-11 ね じ Withdrawn JPH1089331A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26241596A JPH1089331A (ja) 1996-09-11 1996-09-11 ね じ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26241596A JPH1089331A (ja) 1996-09-11 1996-09-11 ね じ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1089331A true JPH1089331A (ja) 1998-04-07

Family

ID=17375473

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26241596A Withdrawn JPH1089331A (ja) 1996-09-11 1996-09-11 ね じ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1089331A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6592313B2 (en) Pull stud bolt
US20030230174A1 (en) Inner periphery of a driving member for driving nut with different specifications
JPH1089331A (ja) ね じ
JP2000087461A (ja) 接続固定具
US11267107B2 (en) Ratchet socket
US6389934B1 (en) Two directional operation wrench
KR20010059806A (ko) 체결볼트
JPH10169628A (ja) ナットの回り止め装置
JP2002066944A (ja) 解放システムでの使用のための反応カムシステムおよび反力を解放するための方法
TWI740671B (zh) 具輔助鎖合之鎖合套筒
US20240042581A1 (en) Socket for tightening and loosening normal and worn bolts
WO1996023141A1 (fr) Systeme de couplage pour arbre de transmission de couple
JPH10306819A (ja) 緩み止め部材および緩み止めナット
KR0122045Y1 (ko) 볼트체결용 공구
JP2903124B2 (ja) 空気調和機のモータ結合機構
KR200152837Y1 (ko) 스패너
JPH01141213A (ja) ナットの緩み止め構造
JP2001336518A (ja) ナット収容部の構造
KR890002803Y1 (ko) 스 패 너
JP2003130022A (ja) ねじ及びドライバービット
JPH029203B2 (ja)
US20040055413A1 (en) Crank set having a pedal unit adapted to be pivoted to a crank arm without directional restriction
JPS603442Y2 (ja) 照明器具等のア−ム取付装置
JP2002242155A (ja) コンクリートブロックの連結具
JPH1037937A (ja) 締結具

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20031202