JPH108924A - 大型ディーゼルエンジン用バルブの製造方法 - Google Patents
大型ディーゼルエンジン用バルブの製造方法Info
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- JPH108924A JPH108924A JP17980396A JP17980396A JPH108924A JP H108924 A JPH108924 A JP H108924A JP 17980396 A JP17980396 A JP 17980396A JP 17980396 A JP17980396 A JP 17980396A JP H108924 A JPH108924 A JP H108924A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 接合部に大きなばりが発生することなく、ま
た接合部の寸法精度が高く、その修正に手間と費用がか
かることがなく、さらに接合部において少なくとも母材
と同等またはそれ以上の高温強度を有するNi基耐熱合
金により作製した傘部と耐熱鋼により作製した軸部とを
接合した大型ディーゼルエンジン用バルブ1の製造方法
を提供すること。 【解決手段】 Ni基耐熱合金により作製した傘部2と
耐熱鋼により作製した軸部3との間にろう材のNi系ア
モルファス合金の薄板4を挟み、このNi系アモルファ
ス合金の薄板およびその付近を加熱して接合すること。
た接合部の寸法精度が高く、その修正に手間と費用がか
かることがなく、さらに接合部において少なくとも母材
と同等またはそれ以上の高温強度を有するNi基耐熱合
金により作製した傘部と耐熱鋼により作製した軸部とを
接合した大型ディーゼルエンジン用バルブ1の製造方法
を提供すること。 【解決手段】 Ni基耐熱合金により作製した傘部2と
耐熱鋼により作製した軸部3との間にろう材のNi系ア
モルファス合金の薄板4を挟み、このNi系アモルファ
ス合金の薄板およびその付近を加熱して接合すること。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸径が40mm以
上の大型ディーゼルエンジン用バルブの製造方法に関す
る。
上の大型ディーゼルエンジン用バルブの製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、軸径が40mm以上の船舶、発電
などに使用する大型ディーゼルエンジン用バルブとして
は、ナイモニック80A(Nimonic 80A)と
して知られているNi基超耐熱合金から一体成形したも
の、JISのSNCRW、SUH3などの耐熱鋼製バル
ブの傘部のバルブシートに当接する部分にステライト合
金を肉盛したもの、耐熱鋼製バルブの傘表にIncon
el 625を溶射したもの、耐熱鋼製バルブの傘表な
どにナイモニック80AをHIP接合法により接合した
複合バルブなどが知られていた。しかし、これらのバル
ブのうち、ナイモニック80Aから一体成形したもの
は、耐腐食性、耐摩耗性、強度特性において他のものよ
り優れており、必要なバルブ寿命期間内に補修を行う必
要が殆どないが、材料費が割高になるという欠点があっ
た。
などに使用する大型ディーゼルエンジン用バルブとして
は、ナイモニック80A(Nimonic 80A)と
して知られているNi基超耐熱合金から一体成形したも
の、JISのSNCRW、SUH3などの耐熱鋼製バル
ブの傘部のバルブシートに当接する部分にステライト合
金を肉盛したもの、耐熱鋼製バルブの傘表にIncon
el 625を溶射したもの、耐熱鋼製バルブの傘表な
どにナイモニック80AをHIP接合法により接合した
複合バルブなどが知られていた。しかし、これらのバル
ブのうち、ナイモニック80Aから一体成形したもの
は、耐腐食性、耐摩耗性、強度特性において他のものよ
り優れており、必要なバルブ寿命期間内に補修を行う必
要が殆どないが、材料費が割高になるという欠点があっ
た。
【0003】そこで、材料費を安くするため、高温に晒
される傘部だけをナイモニック80Aで作製し、軸部を
安価な耐熱鋼で作製し、両者を摩擦圧接して製造する大
型エンジン用バルブの製造方法が本出願人によって提案
されている(特開平5─269583号公報参照)。し
かしながら、この摩擦圧接法により接合して製造する方
法は、接合部に大きなばりが発生して材料の歩留りが悪
くなり、またこのばり取りに手間と費用がかかり、更に
寸法精度が悪くなるため、その修正に手間と費用がかか
るなどの欠点があった。
される傘部だけをナイモニック80Aで作製し、軸部を
安価な耐熱鋼で作製し、両者を摩擦圧接して製造する大
型エンジン用バルブの製造方法が本出願人によって提案
されている(特開平5─269583号公報参照)。し
かしながら、この摩擦圧接法により接合して製造する方
法は、接合部に大きなばりが発生して材料の歩留りが悪
くなり、またこのばり取りに手間と費用がかかり、更に
寸法精度が悪くなるため、その修正に手間と費用がかか
るなどの欠点があった。
【0004】また、自動車のエンジン用バルブの製造方
法として、Ti─Al系合金により作製した軸部および
傘部の軸部の端部と耐熱鋼により作製した軸端部材とを
Ni系ろう材を用いてろう付け接合して製造する方法が
提案されている(特開平5─202706号公報参
照)。しかし、この方法は、自動車のエンジン用バル
ブ、すなわち小型のバルブを製造する方法であって、大
型ディーゼルエンジン用バルブを製造する方法ではない
し、またTi─Al系合金により作製した軸部および傘
部の軸部の端部に耐熱鋼により作製した軸端部材を接合
するバルブの製造方法であって、Ni基耐熱合金により
作製した傘部と耐熱鋼により作製した軸部とを接合する
ものの製造方法ではない。
法として、Ti─Al系合金により作製した軸部および
傘部の軸部の端部と耐熱鋼により作製した軸端部材とを
Ni系ろう材を用いてろう付け接合して製造する方法が
提案されている(特開平5─202706号公報参
照)。しかし、この方法は、自動車のエンジン用バル
ブ、すなわち小型のバルブを製造する方法であって、大
型ディーゼルエンジン用バルブを製造する方法ではない
し、またTi─Al系合金により作製した軸部および傘
部の軸部の端部に耐熱鋼により作製した軸端部材を接合
するバルブの製造方法であって、Ni基耐熱合金により
作製した傘部と耐熱鋼により作製した軸部とを接合する
ものの製造方法ではない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、接合部に大
きなばりが発生することなく、また接合部の寸法精度が
高く、その修正に手間と費用がかかることがなく、さら
に接合部において少なくとも母材と同等またはそれ以上
の高温強度を有する、Ni基耐熱合金により作製した傘
部と耐熱鋼により作製した軸部とを接合した大型ディー
ゼルエンジン用バルブの製造方法を提供することを目的
としている。
きなばりが発生することなく、また接合部の寸法精度が
高く、その修正に手間と費用がかかることがなく、さら
に接合部において少なくとも母材と同等またはそれ以上
の高温強度を有する、Ni基耐熱合金により作製した傘
部と耐熱鋼により作製した軸部とを接合した大型ディー
ゼルエンジン用バルブの製造方法を提供することを目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の大型ディーゼルエンジン用バルブの製造方
法においては、Ni基耐熱合金により作製した傘部と耐
熱鋼により作製した軸部との間にろう材のNi系アモル
ファス合金の薄板を挟み、このNi系アモルファス合金
の薄板およびその付近を加熱して接合することである。
め、本発明の大型ディーゼルエンジン用バルブの製造方
法においては、Ni基耐熱合金により作製した傘部と耐
熱鋼により作製した軸部との間にろう材のNi系アモル
ファス合金の薄板を挟み、このNi系アモルファス合金
の薄板およびその付近を加熱して接合することである。
【0007】また、上記目的を達成するため、本発明の
大型ディーゼルエンジン用バルブの製造方法において
は、Ni基耐熱合金としてC:0.2%以下、Cr:1
8〜30%、Al:0.5〜2.5%、Ti:1.0〜
3.0%を必須成分として含むものを用い、また耐熱鋼
としてC:0.5%以下およびCr:10〜30%を必
須成分とし含むものを用いることである。
大型ディーゼルエンジン用バルブの製造方法において
は、Ni基耐熱合金としてC:0.2%以下、Cr:1
8〜30%、Al:0.5〜2.5%、Ti:1.0〜
3.0%を必須成分として含むものを用い、また耐熱鋼
としてC:0.5%以下およびCr:10〜30%を必
須成分とし含むものを用いることである。
【0008】本発明の大型ディーゼルエンジン用バルブ
の製造方法の傘部に用いるNi基耐熱合金は、C:0.
20%以下、Cr:18〜30%、Al:0.5〜2.
5%、Ti:1.0〜3.0%を含み、残部が実質的に
Niからなるもの、これにCo、Nb、W、Mo、Fe
の少なくとも1種を添加したものなどで、Nimoni
c80Aなどである。また、軸部に用いる耐熱鋼は、
C:0.5%以下、Cr:10〜30%を必須成分とし
て含むもの、これにMo、Ni、Wの少なくとも1種を
添加したものなどで、SNCRW、SUH3などであ
る。
の製造方法の傘部に用いるNi基耐熱合金は、C:0.
20%以下、Cr:18〜30%、Al:0.5〜2.
5%、Ti:1.0〜3.0%を含み、残部が実質的に
Niからなるもの、これにCo、Nb、W、Mo、Fe
の少なくとも1種を添加したものなどで、Nimoni
c80Aなどである。また、軸部に用いる耐熱鋼は、
C:0.5%以下、Cr:10〜30%を必須成分とし
て含むもの、これにMo、Ni、Wの少なくとも1種を
添加したものなどで、SNCRW、SUH3などであ
る。
【0009】また、本発明の大型ディーゼルエンジン用
バルブの製造方法に用いるろう材のNi系アモルファス
合金は、NiーSiーB系(Si:4〜5重量%、B:
2〜4重量%、残部Ni)、NiーP系(P:約10
%:残部Ni)、NiーCrーB系などである。また、
本発明の大型ディーゼルエンジン用バルブは、これに限
定されるわけではないが、軸径が40mm以上、長さ5
00mm以上で、傘部の直径が120mm以上のもので
ある。また軸部は通常の棒状のものでもよいし、冷却を
よくするため、軸部の内部を冷却材が循環するようにし
たもの、軸部の内部にNaなどの冷却材を封入したもの
などでもよい。
バルブの製造方法に用いるろう材のNi系アモルファス
合金は、NiーSiーB系(Si:4〜5重量%、B:
2〜4重量%、残部Ni)、NiーP系(P:約10
%:残部Ni)、NiーCrーB系などである。また、
本発明の大型ディーゼルエンジン用バルブは、これに限
定されるわけではないが、軸径が40mm以上、長さ5
00mm以上で、傘部の直径が120mm以上のもので
ある。また軸部は通常の棒状のものでもよいし、冷却を
よくするため、軸部の内部を冷却材が循環するようにし
たもの、軸部の内部にNaなどの冷却材を封入したもの
などでもよい。
【0010】また、本発明の大型ディーゼルエンジン用
バルブの製造方法における傘部と軸部との間にろう材の
Ni系アモルファス合金の薄板を入れて挟む押圧力は
0.05kgf/mm2 以上が適当である。好ましくは
0.1〜0.5kgf/mm2である。またろう材のN
i系アモルファス合金の薄板およびその付近を加熱する
温度は、ろう材のNi系アモルファス合金の融点より5
0〜150℃高い温度である。好ましくはろう材のNi
系アモルファス合金の融点より80〜120℃高い温度
である。さらに、傘部は、Ni基耐熱合金のブロック素
材を成形し、一旦溶体化温度に加熱した後、その温度を
下げ、例えば850〜1100℃というその再結晶温度
以下の温度で10〜75%の加工率でホットコールド加
工して製造すると、安定した強化組織になり、高温硬さ
およびクリープ破断強度も向上して好適である。
バルブの製造方法における傘部と軸部との間にろう材の
Ni系アモルファス合金の薄板を入れて挟む押圧力は
0.05kgf/mm2 以上が適当である。好ましくは
0.1〜0.5kgf/mm2である。またろう材のN
i系アモルファス合金の薄板およびその付近を加熱する
温度は、ろう材のNi系アモルファス合金の融点より5
0〜150℃高い温度である。好ましくはろう材のNi
系アモルファス合金の融点より80〜120℃高い温度
である。さらに、傘部は、Ni基耐熱合金のブロック素
材を成形し、一旦溶体化温度に加熱した後、その温度を
下げ、例えば850〜1100℃というその再結晶温度
以下の温度で10〜75%の加工率でホットコールド加
工して製造すると、安定した強化組織になり、高温硬さ
およびクリープ破断強度も向上して好適である。
【0011】本発明の大型ディーゼルエンジン用バルブ
の製造方法において、ろう材を用いて接合するのは、傘
部と軸部の押圧力が小さくても接合することができるの
で、ばりの発生がなく、接合精度が高いからである。ま
たNi系合金としてアモルファス合金を用いるのは、融
点が低いからである。融点が低いと、高温に加熱する必
要がないため、ろう材中の元素と傘部または軸部中の元
素とが化合して脆い金属間化合物を作ることがなく、ま
た傘部および軸部の結晶粒を粗大化しないからである。
すなわち、ろう材の融点が高いと、高温に加熱する必要
があるため、ろう材の元素と傘部または軸部中の元素と
が脆い金属間化合物を作るとともに、接合部の結晶粒を
粗大化して接合部を脆くするからである。
の製造方法において、ろう材を用いて接合するのは、傘
部と軸部の押圧力が小さくても接合することができるの
で、ばりの発生がなく、接合精度が高いからである。ま
たNi系合金としてアモルファス合金を用いるのは、融
点が低いからである。融点が低いと、高温に加熱する必
要がないため、ろう材中の元素と傘部または軸部中の元
素とが化合して脆い金属間化合物を作ることがなく、ま
た傘部および軸部の結晶粒を粗大化しないからである。
すなわち、ろう材の融点が高いと、高温に加熱する必要
があるため、ろう材の元素と傘部または軸部中の元素と
が脆い金属間化合物を作るとともに、接合部の結晶粒を
粗大化して接合部を脆くするからである。
【0012】次に、請求項2において、Ni基耐熱合金
および耐熱鋼の成分組成を限定した理由を説明する。 Ni基耐熱合金において C:0.2%以下 Cは、結晶粒の微細化および粒界の強化に寄与する成分
で、その含有量が多過ぎると、熱間加工性が損なわれる
とともに、常温および高温下における靱延性が低下する
ので、その含有量を0.2%以下にした。好ましくは、
0.10%以下である。
および耐熱鋼の成分組成を限定した理由を説明する。 Ni基耐熱合金において C:0.2%以下 Cは、結晶粒の微細化および粒界の強化に寄与する成分
で、その含有量が多過ぎると、熱間加工性が損なわれる
とともに、常温および高温下における靱延性が低下する
ので、その含有量を0.2%以下にした。好ましくは、
0.10%以下である。
【0013】Cr:18〜30% Crは、耐酸化性、耐食性の向上に寄与する成分で、そ
の含有量が少ないと、酸化および腐食による減耗が多く
なり、また多過ぎると、熱間加工性が損なわれるととも
に、組織的に不安定になるため、高温下における使用中
に脆化し易くなるので、その含有量を18〜30%にし
た。好ましくは、19〜22%である。 Al:0.5〜2.5% Alは、TiとともにNiとの金属間化合物による析出
強化に寄与する成分であり、その含有量が0.5%未満
の場合にはTiとの金属間化合物が不安定となり、強度
および靱性の低下を招き易くなり、また2.5%より多
くなると、熱間加工性が損なわれるので、その含有量を
0.5〜2.5%にした。好ましくは、1.5〜2.0
%である。
の含有量が少ないと、酸化および腐食による減耗が多く
なり、また多過ぎると、熱間加工性が損なわれるととも
に、組織的に不安定になるため、高温下における使用中
に脆化し易くなるので、その含有量を18〜30%にし
た。好ましくは、19〜22%である。 Al:0.5〜2.5% Alは、TiとともにNiとの金属間化合物による析出
強化に寄与する成分であり、その含有量が0.5%未満
の場合にはTiとの金属間化合物が不安定となり、強度
および靱性の低下を招き易くなり、また2.5%より多
くなると、熱間加工性が損なわれるので、その含有量を
0.5〜2.5%にした。好ましくは、1.5〜2.0
%である。
【0014】Ti:1.0〜3.0% Tiは、AlとともにNiとの金属間化合物による析出
強化に寄与する成分であり、その含有量が1.0%未満
の場合にはAlとの金属間化合物が不安定となり、強度
および靱性の低下を招き易くなり、また3.0%より多
くなると、熱間加工性が損なわれるので、その含有量を
1.0〜3.0%にした。好ましくは、1.5〜2.0
%である。
強化に寄与する成分であり、その含有量が1.0%未満
の場合にはAlとの金属間化合物が不安定となり、強度
および靱性の低下を招き易くなり、また3.0%より多
くなると、熱間加工性が損なわれるので、その含有量を
1.0〜3.0%にした。好ましくは、1.5〜2.0
%である。
【0015】Co、Nb、W、Mo、Fe Coは、必要に応じて含有させる成分で、固溶によって
基地を強化するとともに、Al、TiおよびNiとの金
属間化合物の固溶温度を高めることにより高温下におけ
る強度を増大させるものであるが、多過ぎると、高温強
度を低下させ、コストを高くするので、その含有量を2
2%以下にする。好ましくは、20%以下である。Nb
は、必要に応じて含有させる成分で、その一部が基地強
化にも寄与するものであるが、Al、Tiと同様にNi
との金属間化合物を生成し、その析出によって強化する
ものである。その含有量が7%より多くなると、低融点
化合物が増加して熱間加工性が低下し、また常温から高
温にかけての靱延性が低下するので、その含有量を7%
以下にする。好ましくは、5%以下である。
基地を強化するとともに、Al、TiおよびNiとの金
属間化合物の固溶温度を高めることにより高温下におけ
る強度を増大させるものであるが、多過ぎると、高温強
度を低下させ、コストを高くするので、その含有量を2
2%以下にする。好ましくは、20%以下である。Nb
は、必要に応じて含有させる成分で、その一部が基地強
化にも寄与するものであるが、Al、Tiと同様にNi
との金属間化合物を生成し、その析出によって強化する
ものである。その含有量が7%より多くなると、低融点
化合物が増加して熱間加工性が低下し、また常温から高
温にかけての靱延性が低下するので、その含有量を7%
以下にする。好ましくは、5%以下である。
【0016】WおよびMoは、必要に応じて含有させる
成分で、基地に固溶して強度を向上するものであるが、
多過ぎると、熱間加工性が損なわれ、靱延性も低下する
ので、その含有量を、それぞれ7%以下にする。好まし
くは、それぞれ5%以下である。Feは、熱間加工性を
向上する成分であるが、多過ぎると高温下における強度
の低下を速めるので、その含有量を20%以下にする。
好ましくは、18%以下である。
成分で、基地に固溶して強度を向上するものであるが、
多過ぎると、熱間加工性が損なわれ、靱延性も低下する
ので、その含有量を、それぞれ7%以下にする。好まし
くは、それぞれ5%以下である。Feは、熱間加工性を
向上する成分であるが、多過ぎると高温下における強度
の低下を速めるので、その含有量を20%以下にする。
好ましくは、18%以下である。
【0017】耐熱鋼において C:0.5%以下 Cは、結晶粒の微細化および粒界の強化に寄与する成分
で、その含有量が多過ぎると、熱間加工性が損なわれる
とともに、常温および高温下における靱延性が低下する
ので、その含有量を0.5%以下にした。好ましくは、
0.3%以下である。 Cr:10〜30% Crは、耐酸化性、耐食性の向上に寄与する成分で、そ
の含有量が少ないと、酸化および腐食による減耗が多く
なり、また多過ぎると、組織的に不安定となり熱間加工
性が損なわれ、靱延性が低下するので、その含有量を1
0〜30%にした。好ましくは、オーステナイト系耐熱
鋼では19〜22%であり、マルテンサイト系耐熱鋼で
は11〜13%である。
で、その含有量が多過ぎると、熱間加工性が損なわれる
とともに、常温および高温下における靱延性が低下する
ので、その含有量を0.5%以下にした。好ましくは、
0.3%以下である。 Cr:10〜30% Crは、耐酸化性、耐食性の向上に寄与する成分で、そ
の含有量が少ないと、酸化および腐食による減耗が多く
なり、また多過ぎると、組織的に不安定となり熱間加工
性が損なわれ、靱延性が低下するので、その含有量を1
0〜30%にした。好ましくは、オーステナイト系耐熱
鋼では19〜22%であり、マルテンサイト系耐熱鋼で
は11〜13%である。
【0018】Mo、W、Ni、Nb WおよびMoは、必要に応じて含有させる成分で、基地
に固溶して強度を向上するものであるが、多過ぎると、
熱間加工性が損なわれ、靱延性も低下するので、その含
有量を、それぞれ3%以下にする。好ましくは、それぞ
れ2%以下である。Niは、必要に応じて含有させる成分
で、オーステナイト系耐熱鋼では組織を安定さることに
より高温強度を向上させ、またマルテンサイト系耐熱鋼
では焼入れ性の向上による強度および靱性を向上する。
オーステナイト系耐熱鋼では、オーステナイト組織を安
定化するためには8%以上含有させる必要があるが、1
8%より多くするとコストが高くなるので、その含有量
を8〜18%とする。マルテンサイト系耐熱鋼では、2
%より多く含有されると、軟化が早く生じてくるので、
その含有を2%以下にする。
に固溶して強度を向上するものであるが、多過ぎると、
熱間加工性が損なわれ、靱延性も低下するので、その含
有量を、それぞれ3%以下にする。好ましくは、それぞ
れ2%以下である。Niは、必要に応じて含有させる成分
で、オーステナイト系耐熱鋼では組織を安定さることに
より高温強度を向上させ、またマルテンサイト系耐熱鋼
では焼入れ性の向上による強度および靱性を向上する。
オーステナイト系耐熱鋼では、オーステナイト組織を安
定化するためには8%以上含有させる必要があるが、1
8%より多くするとコストが高くなるので、その含有量
を8〜18%とする。マルテンサイト系耐熱鋼では、2
%より多く含有されると、軟化が早く生じてくるので、
その含有を2%以下にする。
【0019】Nbは、必要に応じて含有させる成分で、
基地強化および一部は炭化物となって分散して基地の強
化に寄与するが、その含有量が2%より多くなると、靱
延性が低下し始めるので、その含有量を2%以下にす
る。好ましくは、1.5%以下である。
基地強化および一部は炭化物となって分散して基地の強
化に寄与するが、その含有量が2%より多くなると、靱
延性が低下し始めるので、その含有量を2%以下にす
る。好ましくは、1.5%以下である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を説明す
る。図1は、本発明の製造方法で製造した船舶用の大型
ディーゼルエンジン用バルブ1であり、ろう材およびろ
う材付近の母材を加熱したことにより、ろう材は拡散し
て母材と一体になっている。図2は、本発明の船舶用の
大型ディーゼルエンジン用バルブの製造方法を説明する
ためのものである。このバルブ1は、Ni基耐熱合金に
より作製した傘部2と耐熱鋼により作製した軸部3との
間にNi系アモルファス合金の薄板のろう材の4を挟
み、周囲に高周波誘導加熱用のコイル6を配置した状態
を示している。この傘部の直径は130mm、軸部の直
径は50mm、全長は500mmである。
る。図1は、本発明の製造方法で製造した船舶用の大型
ディーゼルエンジン用バルブ1であり、ろう材およびろ
う材付近の母材を加熱したことにより、ろう材は拡散し
て母材と一体になっている。図2は、本発明の船舶用の
大型ディーゼルエンジン用バルブの製造方法を説明する
ためのものである。このバルブ1は、Ni基耐熱合金に
より作製した傘部2と耐熱鋼により作製した軸部3との
間にNi系アモルファス合金の薄板のろう材の4を挟
み、周囲に高周波誘導加熱用のコイル6を配置した状態
を示している。この傘部の直径は130mm、軸部の直
径は50mm、全長は500mmである。
【0021】実施例1 傘部2は、表1の材料No.1の成分組成を有するNi基耐
熱合金の素材ブロクを型鍛造した後、機械加工をして製
造したものである。また、軸部3は、表1の材料No.4の
成分組成を有する耐熱鋼の圧延棒材を機械加工して製造
した。さらに、ろう材4は、Si:4.3重量%、B:
2.8重量%、残部Niからなるアモルファス合金の薄
板を直径50mmの円盤に成形したものである。
熱合金の素材ブロクを型鍛造した後、機械加工をして製
造したものである。また、軸部3は、表1の材料No.4の
成分組成を有する耐熱鋼の圧延棒材を機械加工して製造
した。さらに、ろう材4は、Si:4.3重量%、B:
2.8重量%、残部Niからなるアモルファス合金の薄
板を直径50mmの円盤に成形したものである。
【0022】これらを図2に示したように配置し、接合
面での圧力が0.3kgf/mm2になるよう両者を加
圧し、高周波誘導加熱によりNi系アモルファス合金の
薄板およびその付近を1100℃に1分間加熱してろう
付溶接を行って図1に示したような大型ディーゼルエン
ジン用バルブ1を製造した。このバルブの接合部5に
は、ばりが発生されておらず、また中心軸のずれによる
接合部5に段差が発生することもなかった。また、この
バルブの接合部5が中央になるように表層部および中心
部から切り出して引張試験用のテストピースを作製し、
このテストピースを用いて引張試験をしたところ、いず
れも接合部5では切断されず、傘部2のNi基耐熱合金
が切断された。さらに、接合部付近を顕微鏡で観察した
ところ、アモルファス合金は拡散して消失し、結晶粒も
ほとんど粗大化していなかった。
面での圧力が0.3kgf/mm2になるよう両者を加
圧し、高周波誘導加熱によりNi系アモルファス合金の
薄板およびその付近を1100℃に1分間加熱してろう
付溶接を行って図1に示したような大型ディーゼルエン
ジン用バルブ1を製造した。このバルブの接合部5に
は、ばりが発生されておらず、また中心軸のずれによる
接合部5に段差が発生することもなかった。また、この
バルブの接合部5が中央になるように表層部および中心
部から切り出して引張試験用のテストピースを作製し、
このテストピースを用いて引張試験をしたところ、いず
れも接合部5では切断されず、傘部2のNi基耐熱合金
が切断された。さらに、接合部付近を顕微鏡で観察した
ところ、アモルファス合金は拡散して消失し、結晶粒も
ほとんど粗大化していなかった。
【0023】
【表1】
【0024】実施例2 傘部2は、表1の材料No.2の成分組成を有するNi基耐
熱合金の素材ブロクを型鍛造した後、機械加工をして製
造し、一旦1200℃に加熱した後、950℃で45%
の加工率でホットコールド加工して製造したものであ
る。また、軸部3は、表1の材料No.5の成分組成を有す
る耐熱鋼の圧延棒材を機械加工して製造した。さらに、
ろう材4は、実施例1に用いたものと同じものである。
熱合金の素材ブロクを型鍛造した後、機械加工をして製
造し、一旦1200℃に加熱した後、950℃で45%
の加工率でホットコールド加工して製造したものであ
る。また、軸部3は、表1の材料No.5の成分組成を有す
る耐熱鋼の圧延棒材を機械加工して製造した。さらに、
ろう材4は、実施例1に用いたものと同じものである。
【0025】これらを図2に示したように配置し、接合
面での圧力が0.35kgf/mm2 になるように加圧
し、高周波誘導加熱によりNi系アモルファス合金の薄
板およびその付近を1110℃に2分間加熱してろう付
溶接を行って図1に示したような大型ディーゼルエンジ
ン用バルブ1を製造した。このバルブの接合面5には、
ばりが発生されておらず、また中心軸のずれによる接合
部5に段差が発生することもなかった。また、このバル
ブの接合部5が中央になるように表層部および中心部か
ら切り出して引張試験用のテストピースを作製し、この
テストピースを用いて引張試験をしたところ、いずれも
接合部5では切断されず、傘部のNi基耐熱合金が切断
された。
面での圧力が0.35kgf/mm2 になるように加圧
し、高周波誘導加熱によりNi系アモルファス合金の薄
板およびその付近を1110℃に2分間加熱してろう付
溶接を行って図1に示したような大型ディーゼルエンジ
ン用バルブ1を製造した。このバルブの接合面5には、
ばりが発生されておらず、また中心軸のずれによる接合
部5に段差が発生することもなかった。また、このバル
ブの接合部5が中央になるように表層部および中心部か
ら切り出して引張試験用のテストピースを作製し、この
テストピースを用いて引張試験をしたところ、いずれも
接合部5では切断されず、傘部のNi基耐熱合金が切断
された。
【0026】実施例3 傘部2は、表1の材料No.3の成分組成を有するNi基耐
熱合金の素材ブロクを型鍛造した後、機械加工をして製
造し、一旦1200℃に加熱した後、950℃で45%
の加工率でホットコールド加工して製造したものであ
る。また、軸部3は、表1の材料No.6の成分組成を有す
る耐熱鋼の鍛造棒材を機械加工して製造した。また、ろ
う材4は、実施例1に用いたものと同じものである。
熱合金の素材ブロクを型鍛造した後、機械加工をして製
造し、一旦1200℃に加熱した後、950℃で45%
の加工率でホットコールド加工して製造したものであ
る。また、軸部3は、表1の材料No.6の成分組成を有す
る耐熱鋼の鍛造棒材を機械加工して製造した。また、ろ
う材4は、実施例1に用いたものと同じものである。
【0027】これらを図2に示したように配置し、接合
面での圧力が0.3kgf/mm2になるように加圧
し、高周波誘導加熱によりNi系アモルファス合金の薄
板およびその付近を1100℃に0.5分間加熱してろ
う付溶接を行って図1に示したような大型ディーゼルエ
ンジン用バルブを製造した。このバルブの接合部5に
は、ばりが発生されておらず、また中心軸のずれによる
接合部5に段差が発生することもなかった。また、この
バルブの接合部5が中央になるように表層部および中心
部から切り出して引張試験用のテストピースを作製し、
このテストピースを用いて引張試験をしたところ、いず
れも接合部5では切断されず、傘部のNi基耐熱合金が
切断された。
面での圧力が0.3kgf/mm2になるように加圧
し、高周波誘導加熱によりNi系アモルファス合金の薄
板およびその付近を1100℃に0.5分間加熱してろ
う付溶接を行って図1に示したような大型ディーゼルエ
ンジン用バルブを製造した。このバルブの接合部5に
は、ばりが発生されておらず、また中心軸のずれによる
接合部5に段差が発生することもなかった。また、この
バルブの接合部5が中央になるように表層部および中心
部から切り出して引張試験用のテストピースを作製し、
このテストピースを用いて引張試験をしたところ、いず
れも接合部5では切断されず、傘部のNi基耐熱合金が
切断された。
【0028】以上のことから、本発明の大型ディーゼル
エンジン用バルブの製造方法は、接合部の強度に問題が
なく、また接合部にばりが発生することもなく、さらに
接合精度も非常によいことが分かる。
エンジン用バルブの製造方法は、接合部の強度に問題が
なく、また接合部にばりが発生することもなく、さらに
接合精度も非常によいことが分かる。
【0029】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ことなく、本発明の要旨を逸脱しない限り種々の変更を
加え得ることはもちろんである。
ことなく、本発明の要旨を逸脱しない限り種々の変更を
加え得ることはもちろんである。
【0030】
【発明の効果】本発明は、上記構成にしたことにより次
のような優れた効果を奏する。 (1)上記成分組成にしたことにより、接合部にばりが
発生することがなく、ばりを取るための手間および経費
が必要でなくなった。 (2)また、接合精度が非常に高くなり、修正のための
手間および経費が必要でなくなった。 (3)接合温度が低いので、ろう材の元素と傘部または
軸部中の元素とが脆い金属間化合物を作ることがあり、
また傘部および軸部の結晶粒を粗大化し、傘部および軸
部が脆くなることがない。
のような優れた効果を奏する。 (1)上記成分組成にしたことにより、接合部にばりが
発生することがなく、ばりを取るための手間および経費
が必要でなくなった。 (2)また、接合精度が非常に高くなり、修正のための
手間および経費が必要でなくなった。 (3)接合温度が低いので、ろう材の元素と傘部または
軸部中の元素とが脆い金属間化合物を作ることがあり、
また傘部および軸部の結晶粒を粗大化し、傘部および軸
部が脆くなることがない。
【図1】本発明の製造方法で製造した船舶用の大型ディ
ーゼルエンジン用バルブの正面図である。
ーゼルエンジン用バルブの正面図である。
【図2】本発明の船舶用の大型ディーゼルエンジン用バ
ルブの製造方法を説明するための図である。
ルブの製造方法を説明するための図である。
1 大型ディーゼルエンジン用バルブ 2 傘部 3 軸部 4 ろう材のアモルファス合金の薄板 5 接合部 6 高周波誘導加熱用のコイル
Claims (2)
- 【請求項1】 Ni基耐熱合金により作製した傘部
(2)と耐熱鋼により作製した軸部(3)との間にろう
材のNi系アモルファス合金の薄板(4)を挟み、この
Ni系アモルファス合金の薄板およびその付近を加熱し
て接合することを特徴とする大型ディーゼルエンジン用
バルブの製造方法。 - 【請求項2】 重量%で(以下、同じ)、C:0.2%
以下、Cr:18〜30%、Al:0.5〜2.5%、
Ti:1.0〜3.0%を必須成分として含むNi基耐
熱合金により作製した傘部(2)とC:0.5%以下お
よびCr:10〜30%を必須成分として含む耐熱鋼に
より作製した軸部(3)との間にろう材のNi系アモル
ファス合金の薄板(4)を挟み、このNi系アモルファ
ス合金の薄板およびその付近を加熱して接合することを
特徴とする大型ディーゼルエンジン用バルブの製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17980396A JPH108924A (ja) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | 大型ディーゼルエンジン用バルブの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17980396A JPH108924A (ja) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | 大型ディーゼルエンジン用バルブの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH108924A true JPH108924A (ja) | 1998-01-13 |
Family
ID=16072174
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17980396A Pending JPH108924A (ja) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | 大型ディーゼルエンジン用バルブの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH108924A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007296546A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | ろう付け方法 |
WO2013080828A1 (ja) * | 2011-12-01 | 2013-06-06 | 三菱重工業株式会社 | 接合部品 |
JP2017508885A (ja) * | 2014-02-04 | 2017-03-30 | ファオデーエム メタルズ インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングVDM Metals International GmbH | 耐摩耗性、耐クリープ性、耐腐食性、及び加工性が良好な、硬化性ニッケル・クロム・チタン・アルミニウム合金 |
US10870908B2 (en) | 2014-02-04 | 2020-12-22 | Vdm Metals International Gmbh | Hardening nickel-chromium-iron-titanium-aluminium alloy with good wear resistance, creep strength, corrosion resistance and processability |
-
1996
- 1996-06-21 JP JP17980396A patent/JPH108924A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007296546A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | ろう付け方法 |
JP4675821B2 (ja) * | 2006-04-28 | 2011-04-27 | 株式会社豊田中央研究所 | ろう付け方法 |
WO2013080828A1 (ja) * | 2011-12-01 | 2013-06-06 | 三菱重工業株式会社 | 接合部品 |
CN103945972A (zh) * | 2011-12-01 | 2014-07-23 | 三菱重工业株式会社 | 接合部件 |
JPWO2013080828A1 (ja) * | 2011-12-01 | 2015-04-27 | 三菱重工業株式会社 | 接合部品 |
US10105778B2 (en) | 2011-12-01 | 2018-10-23 | Mitsubishi Heavy Industries Engine & Turbocharger, Ltd. | Joint part |
JP2017508885A (ja) * | 2014-02-04 | 2017-03-30 | ファオデーエム メタルズ インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングVDM Metals International GmbH | 耐摩耗性、耐クリープ性、耐腐食性、及び加工性が良好な、硬化性ニッケル・クロム・チタン・アルミニウム合金 |
US10870908B2 (en) | 2014-02-04 | 2020-12-22 | Vdm Metals International Gmbh | Hardening nickel-chromium-iron-titanium-aluminium alloy with good wear resistance, creep strength, corrosion resistance and processability |
US11098389B2 (en) | 2014-02-04 | 2021-08-24 | Vdm Metals International Gmbh | Hardened nickel-chromium-titanium-aluminum alloy with good wear resistance, creep resistance, corrosion resistance and workability |
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