JPH108920A - エンジンの動弁装置 - Google Patents

エンジンの動弁装置

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JPH108920A
JPH108920A JP16596696A JP16596696A JPH108920A JP H108920 A JPH108920 A JP H108920A JP 16596696 A JP16596696 A JP 16596696A JP 16596696 A JP16596696 A JP 16596696A JP H108920 A JPH108920 A JP H108920A
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JP
Japan
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valve
cam
peripheral surface
outer peripheral
roller
Prior art date
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Pending
Application number
JP16596696A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryoichi Otaki
大滝  亮一
Hiroshi Suzuki
鈴木  寛
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NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Publication date
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Publication of JPH108920A publication Critical patent/JPH108920A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構成部品に面倒な加工を施す事なく、バルブ
リフタ11が回転する事を防止する。そして、カム21
の外周面とローラ16の外周面との接触状態を線接触に
維持する。 【構成】 バルブリフタ11の外端面に形成した凹部1
4の内側に、ローラ16を回転自在に支持する。このロ
ーラ16の外周面とカム21の外周面とを接触させた状
態で、このカム21の一部が上記凹部14内に入り込
む。そして、カム21の外側面21a、21aと凹部1
4の内側面14a、14aとの係合により、上記バルブ
リフタ11が回転する事を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明に係るエンジンの動弁装
置は、自動車の走行用等として使用されるエンジンの吸
気口又は排気口を開閉する為の弁を、クランクシャフト
の回転に同期して往復移動させる。
【0002】
【従来の技術】エンジンの吸気弁及び排気弁は、クラン
クシャフトの回転と同期して往復移動し、吸気口又は排
気口を開閉しなければならない。この様な吸気弁及び排
気弁を往復移動させる為の動弁装置は、上記クランクシ
ャフトの回転と同期して回転するカムシャフトと、この
カムシャフトの中間部に支持されてこのカムシャフトと
共に回転するカムと、このカムの外周面の変位に基づい
て上記吸気弁又は排気弁を往復移動させるバルブリフタ
とを備える。又、近年のエンジンでは、このバルブリフ
タに枢軸を支持すると共に、この枢軸の周囲にローラを
回転自在に支持し、このローラの外周面と上記カムの外
周面とを転がり接触させる事が提案されている。この様
に、バルブリフタと上記カムシャフトとの係合部を転が
り接触させる事により、この係合部に作用する摩擦力を
低減し、燃料消費率を向上させる事ができる。
【0003】この様な構造の場合には、上記ローラの外
周面と上記カムの外周面とを線接触させる為、上記枢軸
とカムシャフトとを平行に保つ必要がある。これら枢軸
とカムシャフトとが非平行になると、上記ローラの外周
面と上記カムの外周面とが点接触し、接触部に過大な面
圧が作用して、上記各外周面の耐久性が損なわれる。こ
の為従来から、例えば実開昭60−66804号公報に
記載されている様に、ローラの端縁部に外向フランジ状
の鍔部を設け、この鍔部とカムの片側面とを係合させた
り、或はローラの外周面とカムの外周面とを凹凸係合さ
せたりして、上記ローラを枢支した枢軸とカムシャフト
とを平行に保持する事が考えられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の様に
ローラの端縁部に外向フランジ状の鍔部を設ける場合に
は、鍔部を備えたローラの製造が面倒で、動弁装置のコ
スト上昇を招く。又、ローラの外周面とカムの外周面と
を凹凸係合させる為の加工は面倒で、実用的ではなく、
仮に加工を行なえたとしても、相当のコスト上昇が避け
られない。本発明のエンジンの動弁装置は、この様な事
情に鑑みて、過度のコスト上昇を招く事なく、ローラの
外周面とカムの外周面とを線接触させる事が可能な構造
を実現するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のエンジンの動弁
装置は、前述した従来のエンジンの動弁装置と同様に、
エンジンの燃焼室に通じる口を開閉する弁体と同期して
往復移動するバルブリフタと、このバルブリフタに支持
された枢軸の周囲に回転自在に支持されたローラと、上
記エンジンのクランクシャフトと同期して回転するカム
シャフトの外周面に支持されてこのカムシャフトと共に
回転するカムとを備える。そして、このカムの外周面と
上記ローラの外周面とを当接させる事により上記弁体
を、上記クランクシャフトの回転に同期させて往復移動
させる。特に、本発明のエンジンの動弁装置に於いて
は、上記バルブリフタの一部若しくはこのバルブリフタ
に固定された部材の一部を、上記カムの少なくとも片側
面外周縁寄り部分に係合させる事により、上記バルブリ
フタの回転を防止する。
【0006】
【作用】上述の様に構成される本発明のエンジンの動弁
装置の場合には、バルブリフタの一部若しくはこのバル
ブリフタに固定された部材の一部を、上記カムの少なく
とも片側面外周縁寄り部分に係合させる事により、上記
バルブリフタの回転を防止している為、ローラやカムに
面倒な加工を施す必要がない。従って、著しいコスト上
昇を招く事なく、ローラ及びカムの外周面の耐久性を確
保できる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1〜3は、本発明の実施の形態
の第1例を示している。例えばアルミニウム合金により
造られたエンジンのシリンダヘッド1には、より硬質の
金属により円管状に造られたバルブガイド2をインサー
トし、このバルブガイド2の内側に、吸気弁或は排気弁
である弁体3を構成するバルブステム4を、軸方向(図
1、3の上下方向)に亙る摺動自在に挿通している。上
記弁体3は、所謂きのこ弁と呼ばれるもので、上記バル
ブステム4の軸方向に亙る往復移動に基づき、このバル
ブステム4の先端部(図1、3の下端部)に設けた弁部
5により、吸気口(排気口)6を開閉する。尚、上記バ
ルブガイド2の基端部(図1、3の上端部)にはバルブ
ガイドシール7を設け、このバルブガイド2の内周面と
上記バルブステム4の外周面との間の隙間を通じて、上
記吸気口(排気口)6を流通する混合気(排気)が外部
に漏洩する事を防止している。更に、上記バルブステム
4の基端部には、コッタ8を介してスプリングシート9
を支持し、このスプリングシート9と上記シリンダヘッ
ド1との間に、圧縮コイルばねであるバルブスプリング
10を設けている。従って上記弁体3の弁部5は、外力
が作用しない限り、上記給気口(排気口)6を閉じたま
まとする。
【0008】更に、上記バルブステム4の基端面(図
1、3の上端面)にはバルブリフタ11の内端面(図
1、3の下端面)を、シム12を介して突き当ててい
る。又、上記バルブリフタ11は、上記シリンダヘッド
1の一部に形成した案内孔13内に、軸方向(図3の上
下方向)に亙る変位自在に嵌装している。尚、この案内
孔13の内周面及び上記バルブリフタ11の外周面は、
何れも円筒面である。従って、何らの対策も施さなかっ
た場合には、上記バルブリフタ11は上記案内孔13の
内側で回転する。
【0009】上述の様なバルブリフタ11の外端面(図
1、3の上端面)には、長矩形の断面形状を有する凹部
14を形成している。又、上記バルブリフタ11の中間
部には枢軸15を、このバルブリフタ11の直径方向に
亙り、且つ、上記凹部14に直交する状態で挿入固定し
ている。そして、この枢軸15の中間部で上記凹部14
の内側に位置する部分にローラ16を、内輪17と複数
のニードル18、18とを備えたニードル軸受19によ
り、回転自在に支持している。
【0010】特に、本例の場合に上記ローラ16の外周
面は、上記バルブリフタ11の外端面よりも上記凹部1
4の内側に入り込んだ位置に存在する。従って、図3に
示す様に、カムシャフト20の中間部外周面に固設した
カム21の外周面と上記ローラ16の外周面とを当接さ
せた状態では、上記カム21の一部外周寄り部分が、上
記凹部14内に入り込む。上記凹部14の幅方向(図1
〜3の左右方向)両内側面14a、14a同士、並びに
上記カム21の軸方向(図1、3の左右方向)両端面を
構成する1対の外側面21a、21a同士は、互いに平
行である。又、上記カム21の厚さ寸法T21(図3)
は、上記凹部14の幅寸法W14(図2)よりも僅かに小
さい(T21<W14)。従って、上記ローラ16の外周面
とカム21の外周面とを当接させるべく、このカム21
の一部を上記凹部14内に進入させた状態では、上記各
内側面14a、14aと上記各外側面21a、21aと
が、当接若しくは微小隙間を介して対向する。この結
果、上記バルブリフタ11が上記案内孔13の内側で回
転する事はなくなる。
【0011】上述の様に構成される本発明のエンジンの
動弁装置の場合には、バルブリフタ11に形成した凹部
14の内側でのローラ16の設置位置を規制し、カム2
1の厚さ寸法T21と凹部14の幅寸法W14とを規制する
のみで、上記案内孔13内でのバルブリフタ11の回転
を防止している。この為、上記ローラ16の外周面とカ
ム21の外周面とを線接触させる為に、ローラ16やカ
ム21に面倒な加工を施す必要がない。従って、殆どコ
スト上昇を招く事なく、ローラ16及びカム21の外周
面の耐久性を確保できる。
【0012】次に、図4〜5は、本発明の実施の形態の
第2例を示している。本例の場合には、上述した第1例
の場合とは異なり、ローラ16の一部外周面を、バルブ
リフタ11の外端面(図4の上端面)から突出させてい
る。又、このバルブリフタ11の外端面で、上記ローラ
16を収納する為の凹部14の片側縁部にガイド立壁2
2を、この凹部14の開口部片側縁に沿って形成してい
る。このガイド立壁22の先端部は、上記ローラ16の
外周面よりもカム21側に突出している。従って、カム
21の外周面と上記ローラ16の外周面とを当接させた
状態では、上記カム21の一部外周寄り部分の外側面2
1aが上記ガイド立壁22の片側面と係合し、上記バル
ブリフタ11が回転する事を防止する。上記バルブリフ
タ11は、アルミニウム合金のダイキャスト或は鍛造に
より造る為、このバルブリフタ11に上記ガイド立壁2
2を形成する作業は容易であり、エンジン用動弁装置の
コストを高める事は殆どない。又、本例の場合には、カ
ム21の一方の外側面21aのみを上記ガイド立壁22
に係合させているので、上記第1例の場合とは異なり、
カム21の厚さ寸法が凹部14の幅寸法よりも大きくて
も実施可能である。その他の構成及び作用は、上述した
第1例の場合と同様であるから、同等部分には同一符号
を付して、重複する説明を省略する。
【0013】次に、図6〜7は、本発明の実施の形態の
第3例を示している。本例の場合には、カム21との係
合に基づいてバルブリフタ11の回転を防止する為のガ
イド立壁22aを、バルブリフタ11と別体に造られた
部材をこのバルブリフタ11の外端面に、ねじ23、2
3により固定する事により構成している。その他の構成
及び作用は、上述した第2例の場合と同様であるから、
同等部分には同一符号を付して、重複する説明を省略す
る。
【0014】次に、図8は、本発明の実施の形態の第4
例を示している。本例の場合にはバルブリフタ11の外
端面に形成した凹部14Aの内側に、鋼板等の十分な剛
性を有する金属板を略コ字形に折り曲げて成るブラケッ
ト24を挿入している。そして、このブラケット24に
支持した枢軸15にローラ16を、ニードル軸受19に
より回転自在に支持している。尚、上記凹部14Aの底
面と上記ブラケット24との間にはシム25を挟持し
て、上記ローラ16の位置調節を行なっている。更に、
上記ブラケット24を構成する1対の壁板部26a、2
6bのうち、一方(図8の右方)の壁板部26aは、上
記ローラ16の外周面よりも突出させて、カム21の一
部外周寄り部分と係合し、上記バルブリフタ11の回転
防止を図っている。その他の構成及び作用は、前述した
第2例の場合と同様であるから、同等部分には同一符号
を付して、重複する説明を省略する。
【0015】
【発明の効果】本発明のエンジンの動弁装置は、以上に
述べた通り構成され作用するので、構成部品に面倒な加
工を施す必要がなく、安価に造れるにも拘らず、バルブ
リフタの回転防止を確実に図り、カム及びローラの外周
面の耐久性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1例を示す縦断側面
図。
【図2】図1の上方から見た図。
【図3】エンジンに組み込んだ状態を示す、図1と同様
の図。
【図4】本発明の実施の形態の第2例を示す、図3と同
様の図。
【図5】カム及びシリンダヘッドを除いて図4の上方か
ら見た図。
【図6】本発明の実施の形態の第3例を示す、図3と同
様の図。
【図7】カム及びシリンダヘッドを除いて図6の上方か
ら見た図。
【図8】本発明の実施の形態の第4例を示す、図3と同
様の図。
【符号の説明】
1 シリンダヘッド 2 バルブガイド 3 弁体 4 バルブステム 5 弁部 6 吸気口(排気口) 7 バルブガイドシール 8 コッタ 9 スプリングシート 10 バルブスプリング 11 バルブリフタ 12 シム 13 案内孔 14、14A 凹部 14a 内側面 15 枢軸 16 ローラ 17 内輪 18 ニードル 19 ニードル軸受 20 カムシャフト 21 カム 21a 外側面 22、22a ガイド立壁 23 ねじ 24 ブラケット 25 シム 26a、26b 壁板部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの燃焼室に通じる口を開閉する
    弁体と同期して往復移動するバルブリフタと、このバル
    ブリフタに支持された枢軸の周囲に回転自在に支持され
    たローラと、上記エンジンのクランクシャフトと同期し
    て回転するカムシャフトの外周面に支持されてこのカム
    シャフトと共に回転するカムとを備え、このカムの外周
    面と上記ローラの外周面とを当接させる事により上記弁
    体を、上記クランクシャフトの回転に同期して往復移動
    させるエンジンの動弁装置に於いて、上記バルブリフタ
    の一部若しくはこのバルブリフタに固定された部材の一
    部を、上記カムの少なくとも片側面外周縁寄り部分に係
    合させる事により、上記バルブリフタの回転を防止した
    事を特徴とするエンジンの動弁装置。
JP16596696A 1996-06-26 1996-06-26 エンジンの動弁装置 Pending JPH108920A (ja)

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JP16596696A JPH108920A (ja) 1996-06-26 1996-06-26 エンジンの動弁装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP16596696A JPH108920A (ja) 1996-06-26 1996-06-26 エンジンの動弁装置

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Publication Number Publication Date
JPH108920A true JPH108920A (ja) 1998-01-13

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ID=15822401

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JP16596696A Pending JPH108920A (ja) 1996-06-26 1996-06-26 エンジンの動弁装置

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