JPH1089088A - 軸線まわりを回転可能な同軸の内外方タービンスプール用のシール - Google Patents

軸線まわりを回転可能な同軸の内外方タービンスプール用のシール

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JPH1089088A
JPH1089088A JP9247458A JP24745897A JPH1089088A JP H1089088 A JPH1089088 A JP H1089088A JP 9247458 A JP9247458 A JP 9247458A JP 24745897 A JP24745897 A JP 24745897A JP H1089088 A JPH1089088 A JP H1089088A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガスタービンエンジンのスプール間の液体を
シールする装置において、バッファ空気、熱交換器、オ
イル/空気分離器の使用をやめること。 【解決手段】 軸線60まわりを回転可能な同軸の内外
方スプール24,26用のシールは、キャッチ表面54
を有するフランジ52を包含する。このフランジは外方
スプールに設けられて内外方スプール間に配置され、キ
ャッチ表面54が内方スプールに非常に接近している。
キャッチ表面54は、シール端56と放出端58とを包
含し、これらの間で軸線60に関して傾斜されている。
内方スプールとキャッチ表面54との間に存在する液体
は、内外方スプールの回転による遠心力によりキャッチ
表面54に付勢される。液体は、その後、傾斜している
キャッチ表面54に沿って軸方向にそのシール端56か
ら放出端58へと軸受コンパートメント30に向かって
追いやられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、一般にはガスタービンエ
ンジンの軸受コンパートメントに関し、より詳細には、
軸受コンパートメント潤滑材シールに関する。
【0002】
【発明の背景】近代のガスタービンエンジンは、しばし
ば、タービン段を圧縮機段及びファン段に接続する複式
の同軸スプールを包含する。適用に依存して、これらの
同軸スプールは同一回転又は逆回転をし、かつ回転速度
を異ならされることもある。そして、例えば同一回転す
る同軸スプール間の相対的回転速度の差は、ほとんどの
場合、逆回転する同軸スプール間の相対的回転速度の差
よりも小さい。その理由は、後者のスプールは互いに反
対方向に回転するからである。したがって、同一回転及
び逆回転の適用は、それぞれ、低速回転速度及び高速回
転速度の適用であると一般に考えられている。また、2
つのスプール間に設けられている軸受が、スプール間の
同心性を維持して、相対的運動を容易にしている。そし
て、オイル又は合成潤滑材が軸受コンパートメント内に
供給されて、軸受を潤滑すると共に冷却している。
【0003】現在の設計プラクティスの下では、オイル
はシールと上段の圧縮機段から抽出した高圧空気との組
合せによって軸受コンパートメント内に維持され、上記
高圧空気は時々“バッファ空気”と称されている。更に
詳述すれば、軸受コンパートメントに隣接するコンパー
トメントは軸受コンパートメントよりも高い圧力に維持
され、バッファ空気が軸受コンパートメント内に漏れる
ことができるようになっている。このバッファ空気の流
入が、オイルの流出を防止するものである。そして、バ
ッファ空気及びこの空気に乗せられたオイルは、その
後、取出されて、オイル/空気分離器を通され、それか
ら軸受コンパートメント内に戻るよう循環される。
【0004】また、接触シール及びラビリンスシールが
スプール用軸受コンパートメントをシールするために広
く用いられている。すなわち、接触シールは一般に相対
的スプール表面速度が低い(1秒当たり130m(42
5フィート)よりも小さい)ときに用いられている。こ
の接触シールは、有効なシール特性を有するが、しか
し、その接触速度に制限がある。他方、ラビリンスシー
ルは一般に相対的速度が高い(130m.p.s.(4
25f.p.s.))よりも大きい)ときに用いられ
る。このラビリンスシールの欠点は、接触シールと同じ
程度にシールすることができないことである。実際上、
ラビリンスシールが(接触シールに代わるものとして)
用いられたときに軸受コンパートメント内に注入しなけ
ればならないバッファ空気をシール手段として用いるこ
とから、幾つかの欠点が生じる。そのひとつの欠点は、
シールの目的のために圧縮機から抽出した空気は初め高
圧及び高温であることである。このため、抽出した空気
をバッファ空気として用いる前に、該空気を熱交換器を
通して冷却しなければならない。すなわち、バッファ空
気が熱交換器を通過することによりかなりの圧力降下が
生じ、軸受コンパートメント用空気シールを横切る圧力
差が最小となる。もし軸受コンパートメントに隣接する
コンパートメント内の圧力が軸受コンパートメント内の
圧力よりも低い場合には、好ましくない熱い空気が近く
のコンパートメントから引き入れられるか、又はオイル
が軸受コンパートメントから引き出されるか、若しくは
その両方が生じてしまう。
【0005】シールの目的のためにバッファ空気を用い
ることの他の欠点は、シールの目的のために圧縮機から
抽出した空気を、該空気をエンジンのほかの場所に用い
たときと同じ程度に効率よく用いることができないこと
である。すなわち、圧縮機により空気に与えられた仕事
は下流のタービンで行われる仕事及びそれ故タービンの
効率を直接増大せしめるものである。これとは反対に、
シールの目的のために圧縮機から抽出した空気に与えら
れた仕事は、シール作用の間相当消費され、それ故ター
ビンで行われる仕事を直接増大せしめるものではない。
【0006】シールの目的のためにバッファ空気を用い
ることの更に他の欠点は、熱交換器、オイル/空気分離
器及びそれらに関連するハードウエアがエンジンに複雑
さを加えると共に重量及びコストを増大せしめることで
ある。
【0007】以上述べたことから、ガスタービンエンジ
ンのスプール間の液体をシールする装置であって、バッ
ファ空気を使用しないと共に、熱交換器、オイル/空気
分離器及びそれらに関連するハードウエアを必要としな
いシール装置が要望されている。
【0008】
【発明の開示】本発明は、このような要望に応じてなさ
れたものである。したがって、本発明の目的は、スプー
ル間をシールする装置であって、バッファ空気を使用し
ないシール装置を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、スプール間をシール
する装置であって、熱交換器及び/又はオイル/空気分
離器を必要としないシール装置を提供することにある。
【0010】本発明の更に他の目的は、スプール間をシ
ールする装置であって、エンジンの効率に悪い影響を及
ぼさないシール装置を提供することにある。
【0011】本発明の更に他の目的は、スプール間をシ
ールする装置であって、エンジンの信頼性に悪い影響を
及ぼさないシール装置を提供することにある。
【0012】本発明の更に他の目的は、スプール間をシ
ールする装置であって、高い相対的回転速度をとる適用
にも用いることができるシール装置を提供することにあ
る。
【0013】以上述べた目的を達成するために、本発明
によれば、軸線まわりを回転可能な同軸の内外方スプー
ル用のシールであって、キャッチ表面を有するフランジ
を包含するシールが提供される。このフランジは、外方
スプールに設けられていると共に、内外方スプール間に
配置されてキャッチ表面が内方スプールに非常に接近し
ている。キャッチ表面は、シール端と放出端とを包含す
ると共に、これらのシール端と放出端との間で前記軸線
に関して傾斜されている。そして。内方スプールとキャ
ッチ表面との間に存在している液体は、内外方スプール
が十分な速度で回転すると、遠心力によりキャッチ表面
に対して付勢される。この液体は、その後、傾斜してい
るキャッチ表面に沿って軸方向にそのシール端から放出
端へと軸受コンパートメントに向かって追いやられる。
【0014】本発明のひとつの態様によれば、バッフル
がキャッチ表面の放出端に隣接する内外方スプールの一
方に設けられている。そして、このバッフルの端表面が
内外方スプールの他方に非常に接近している。
【0015】本発明の他の態様によれば、ダムがキャッ
チ表面のシール端に沿ってキャッチ表面から回転軸線に
実質的に垂直な方向に延びるようにして設けられてい
る。
【0016】本発明の更に他の態様によれば、複数のブ
レードがキャッチ表面から延びてこのキャッチ表面の外
周まわりに分配されるようにして設けられている。
【0017】以上述べた本発明のひとつの利点は、バッ
ファ空気を用いることなしに、液体をスプール間のコン
パートメント内に維持することができることである。す
なわち、本発明は、内方スプールとキャッチ表面との間
に存在している液体を、遠心力を利用して半径方向外向
き、それ故キャッチ表面に追いやるものである。そし
て、シール端から放出端まで半径方向外向きに傾斜して
いるキャッチ表面の角度が、液体を軸受コンパートメン
ト内に追い戻す。
【0018】本発明の他の利点は、熱交換器及び/又は
オイル/空気分離器を必要とせず、それ故それらに関連
するコスト及び重量をなくすことができることである。
【0019】本発明の更に他の利点は、シール手段とし
てバッファ空気を必要とせず、それ故シール手段として
バッファ空気を使用することに関連して生じる効率の低
下をなくすことができることである。
【0020】本発明の更に他の利点は、熱交換器及び/
又はオイル/空気分離器を必要とせず、それ故エンジン
の信頼性に悪い影響を及ぼす要因をなくすことができる
ことである。
【0021】本発明の更に他の利点は、例えば逆回転ス
プールを用いるような高い相対的回転速度をとる適用に
も用いることができることである。すなわち、接触シー
ルに用いられるカーボン及び他の材料は、しばしば、熱
エネルギ及びそれに関連する応力の発生のために回転制
限をうけるものである。これに対し、本発明は接触なし
にスプール間をシールし、これにより接触によって生じ
る好ましくない熱エネルギ及び応力を除去するものであ
る。
【0022】本発明の以上述べた目的、特徴及び利点は
添付図面を参照して述べる下記の本発明の最良の形態の
実施例についての詳細な説明から一層明らかになるであ
ろう。
【0023】
【発明を実施するための最良の形態】図1を参照する
に、ガスタービンエンジン10はファンセクション12
と、低圧圧縮機14と、高圧圧縮機16と、燃焼器セク
ション18と、高圧タービン20と、低圧タービン22
とを包含する。そして、低速スプール24がファンセク
ション12と、低圧圧縮機14と、低圧タービン22と
を一緒に接続する。低圧タービン22は、ファンセクシ
ョン12と低圧圧縮機14とを駆動する。また、高速ス
プール26が高圧圧縮機16と、高圧タービン20とを
一緒に接続する。高圧タービン20は、高圧圧縮機16
を駆動する。更に、高速スプール26と低速スプール2
4との間に設けられている軸受28(図1には示されて
いないので、後述する図2及び図3を参照)が、これら
のスプール24,26を同軸関係に保持する。図1は、
例示の目的のために円筒形のスプールを有するガスター
ビンの概略断面を示す。しかし、多くの適用において、
これらのスプールは設計パラメータ例えば荷重及び冷却
に適応するために複雑な幾何学的形状を有するものであ
る。図2及び図3は、軸受コンパートメント30の付近
の高速スプール26と低速スプール24との間の部分の
断面を示す。
【0024】次にこれらの図2及び図3を参照するに、
高速スプール26の延長部が低速スプール24のポケッ
ト32内に受け入れられていることが示されている。軸
受28は、高速スプール26と低速スプール24との間
に設けられ、これらの両スプール24,26に接触して
いる。そして、第1及び第2のオイルシール34及び3
6と、第1及び第2の空気シール38及び40とが、ポ
ケット32の開口42と軸受28との間でポケット32
内に設けられ、一緒に軸受コンパートメント30を形成
している。オイルシール34,36は、空気シール3
8,40と軸受28との間に設けられている。また、図
示されている空気シール38,40は“コントロールギ
ャップシール”として一般に知られているものである。
しかし、他の空気シールを選択的に用いることができる
ものである。オイル入口44及びドレン管46が、第1
及び第2のオイルシール34及び36の軸受28側でポ
ケット32内に設けられている。また、空気通路48が
オイルシール34,36と空気シール38,40との間
のアニュラス50を隣接するコンパートメント51に接
続している。
【0025】低速スプール24に設けられている第1の
オイルシール34及び高速スプール26に設けられてい
る第2のオイルシール36は、各々フランジ52を有
し、これらの各フランジ52はシール端56及び放出端
58を持つキャッチ表面54を有する。これらの各キャ
ッチ表面54は、スプール24,26の回転軸線60に
関して角度59でもって設けられ、その結果キャッチ表
面54のシール端56がキャッチ表面54の放出端58
よりも回転軸線60に半径方向において接近している。
そして、図2に示される実施例においては、ダム62が
シール端56に隣接して設けられている。このダム62
は、スプール24,26の、オイルシール34,36と
向かい合って位置している部分に向かって半径方向に延
びている。また、バッフル64がキャッチ表面54の放
出端58に隣接して設けられている。このバッフル64
は、高速スプール26及び低速スプール24の一方から
他方に非常に接近する位置にまで半径方向に延びてい
る。更に、図2及び図4に示される実施例においては、
複数のブレード66がキャッチ表面54に設けられてい
る。これらのブレード66は、キャッチ表面54から対
向する高速スプール26又は低速スプール24に非常に
接近する位置にまで半径方向に延びている。適用に依存
して、スプール24,26の回転軸線60に関して一定
角度で設けられる平形ブレード又はアーチ形ブレードを
用いることは利益あることである。
【0026】ガスタービンエンジンの作動において、低
速スプール24及び高速スプール26は、異なる回転速
度で同一回転、又は互いに関して逆回転することができ
る。これらの両方の場合において、速度及び/又は回転
方向の相違は、軸受コンパートメント30及び隣接する
コンパートメント内に存在しているオイル及び空気に乱
流を生じせしめる。これにより、オイルの一部分は空気
に乗せられ、軸受コンパートメント30内で不規律に流
れる。オイルシール34,36の放出端58に隣接する
バッフル64は、相当の量のオイルがオイルシール3
4,36に到達するのを防止するが、しかし、それでも
なお少量のオイルが空気に乗せられてオイルシール3
4,36に到達してしまう。そして、キャッチ表面54
に対向する、回転しているスプール24,26の表面に
接触するオイルは遠心力によりキャッチ表面54に向け
て飛ばされる。これにより、回転しているキャッチ表面
54に接触するオイルは、遠心力によりキャッチ表面5
4に対して付勢される。そして、キャッチ表面54がダ
ム62(図2を参照)を包含する実施例においては、ダ
ム62の半径方向表面68が軸方向に向いた流れを阻止
する曲面を形成している。また、キャッチ表面54から
延びる複数のブレード66(図2を参照)を包含する実
施例においては、ブレード66が空気流れ及びオイルを
オイルシール34,36から離して軸受コンパートメン
ト30に向かう方向に付勢するインペラとして機能す
る。ブレード66は、また、ブレード66に非常に接近
する空気を円周方向に加速する。その結果として、空気
に乗せられたオイルは遠心力にさらされ、それ故空気か
ら分離される。
【0027】図2及び図3に示されるいずれの実施例に
おいても、対向するスプール24,26へのキャッチ表
面54の接近、スプール24,26の回転軸線60に関
してのキャッチ表面54の角度59、及びキャッチ表面
54と対向するスプール24,26との間に存在してい
る空気の乱流は、オイルを空気に乗せることを半径方向
外側のスプール24,26のキャッチ表面54で終らせ
しめる。そして、オイルがキャッチ表面54上に位置す
れば、回転軸線60に関してのキャッチ表面54の角度
59が、オイルがキャッチ表面54上をそのシール端5
6から放出端58まで半径方向外向きに動くことを生じ
せしめる。なお、もし必要ならば、ドレン穴71を放出
端58の近くに設けることができる。
【0028】ポケット32の開口42とオイルシール3
4,36との間に設けている空気シール38,40は、
軸受コンパートメント30に隣接するコンパートメント
70内に入るのを防止する。そして、かりに熱い空気が
空気シール38,40を通過しても、この熱い空気は、
軸受コンパートメント30に入る前に、空気シール3
8,40とオイルシール34,36との間のアニュラス
50から隣接するコンパートメント51に通路48を通
して排出される。
【0029】以上本発明をその実施例に関して図示し詳
述してきたけれども、本発明の精神及び範囲を逸脱する
ことなく、その形態及び詳部においてさまざまな変更が
できることは当業者にとって理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガスタービンエンジンの概略断面図である。
【図2】同軸スプール用軸受コンパートメントの断面図
であって、本発明によるシールがキャッチ表面に加えて
ダムとブレードとを包含する例を示す。
【図3】同軸スプール用軸受コンパートメントの断面図
であって、本発明によるシールがキャッチ表面のみを包
含する例を示す。
【図4】同軸スプールの断面図であって、キャッチ表面
の外周まわりに分配されている複数のブレードを示す。
【符号の説明】
10 ガスタービンエンジン 12 ファンセクション 14 低圧圧縮機 16 高圧圧縮機 18 燃焼器セクション 20 高圧タービン 22 低圧タービン 24 低速スプール 26 高速スプール 28 軸受 30 軸受コンパートメント 32 ポケット 34,36 オイルシール 38,40 空気シール 42 開口 44 オイル入口 46 ドレン管 48 空気通路 50 アニュラス 51 隣接するコンパートメント 52 フランジ 54 キャッチ表面 56 シール端 58 放出端 59 キャッチ表面の傾斜角度 60 回転軸線 62 ダム 64 バッフル 66 ブレード 68 ダムの半径方向表面 70 隣接するコンパートメント 71 ドレン穴

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸線まわりを回転可能な同軸の内外方ター
    ビンスプール用のシールにおいて、前記外方スプールに
    設けられて、シール端と放出端とを持つキャッチ表面を
    有するフランジを包含し、このフランジが前記内方スプ
    ールと前記外方スプールとの間に配置されて、前記キャ
    ッチ表面が前記内方スプールに非常に接近しており、か
    つ前記キャッチ表面がそのシール端と放出端との間で前
    記軸線に関して傾斜されており、前記内外方スプールが
    十分な速度で回転すると、前記内方スプールと前記キャ
    ッチ表面との間に存在している液体が遠心力により前記
    キャッチ表面に対して付勢され、前記液体が傾斜してい
    る前記キャッチ表面に沿って軸方向にそのシール端から
    放出端への方向へと追いやられることを特徴とするシー
    ル。
  2. 【請求項2】請求項1記載のシールにおいて、前記フラ
    ンジが、更に、前記キャッチ表面のシール端に沿って設
    けられて前記キャッチ表面から前記軸線に実質的に垂直
    な方向に延びるダムを包含してなるシール。
  3. 【請求項3】請求項2記載のシールにおいて、更に、前
    記キャッチ表面の放出端に隣接する前記内外方スプール
    の一方に設けられているバッフルを包含し、このバッフ
    ルが前記内外方スプールの他方に非常に接近する端表面
    を有してなるシール。
  4. 【請求項4】請求項1記載のシールにおいて、更に、前
    記キャッチ表面の放出端に隣接する前記内外方スプール
    の一方に設けられているバッフルを包含し、このバッフ
    ルが前記内外方スプールの他方に非常に接近する端表面
    を有してなるシール。
  5. 【請求項5】請求項4記載のシールにおいて、更に、前
    記キャッチ表面から延びる複数のブレードを包含し、こ
    れらの各ブレードが前記軸線に関して傾斜されていると
    共に前記キャッチ表面の外周まわりに分配されてなるシ
    ール。
  6. 【請求項6】請求項1記載のシールにおいて、更に、前
    記キャッチ表面から延びる複数のブレードを包含し、こ
    れらの各ブレードが前記軸線に関して傾斜されていると
    共に前記キャッチ表面の外周まわりに分配されてなるシ
    ール。
  7. 【請求項7】液体をシールする装置において、軸線のま
    わりを回転可能な内方シャフトと、この内方シャフトと
    実質的に同軸であると共に前記軸線のまわりを回転可能
    な外方シャフトと、この外方シャフトに設けられて、シ
    ール端と放出端とを持つキャッチ表面を有するフランジ
    とを包含し、このフランジが前記内方シャフトと前記外
    方シャフトとの間に配置されて、前記キャッチ表面が前
    記内方シャフトに非常に接近しており、かつ前記キャッ
    チ表面がそのシール端と放出端との間で前記軸線に関し
    て傾斜されており、前記内外方シャフトが十分な速度で
    回転すると、前記内方シャフトと前記キャッチ表面との
    間に存在している液体が遠心力により前記キャッチ表面
    に対して付勢され、前記液体が傾斜している前記キャッ
    チ表面に沿って軸方向にそのシール端から放出端への方
    向へと追いやられることを特徴とする液体シール装置。
  8. 【請求項8】請求項7記載の液体シール装置において、
    更に、前記キャッチ表面の放出端に隣接する前記内外方
    シャフトの一方に設けられているバッフルを包含し、こ
    のバッフルが前記内外方シャフトの他方に非常に接近す
    る端表面を有してなる液体シール装置。
  9. 【請求項9】請求項8記載の液体シール装置において、
    前記フランジが、更に、前記キャッチ表面のシール端に
    沿って設けられて前記キャッチ表面から前記軸線に実質
    的に垂直な方向に延びるダムを包含してなる液体シール
    装置。
  10. 【請求項10】請求項9記載の液体シール装置におい
    て、更に、前記キャッチ表面から延びる複数のブレード
    を包含し、これらの各ブレードが前記軸線に関して傾斜
    されていると共に前記キャッチ表面の外周まわりに分配
    されてなる液体シール装置。
JP24745897A 1996-08-30 1997-08-29 軸線まわりを回転可能な同軸の内外方タービンスプール用のシール Expired - Fee Related JP4009884B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

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