JPH1088906A - 建具用の形材 - Google Patents
建具用の形材Info
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- JPH1088906A JPH1088906A JP8266687A JP26668796A JPH1088906A JP H1088906 A JPH1088906 A JP H1088906A JP 8266687 A JP8266687 A JP 8266687A JP 26668796 A JP26668796 A JP 26668796A JP H1088906 A JPH1088906 A JP H1088906A
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Abstract
することができる形成の提供。 【解決手段】 長手になり、一部に帯状の対面部13が
形成され、この対面部に蟻溝15が形成されていると共
に、蟻溝の縁にはかしめ部17,19が形成されてい室
外建具用の外部材11と、長手になり、外部材に対応す
る対面部14が形成され、この対面部にも蟻溝16が形
成されるとともに、蟻溝の縁にはかしめ部19,20が
形成されている室内建具用の内部材12と、これらの蟻
溝に内嵌されかしめ部によって抜け止め保持される鳩尾
部22,23を有するI字形の断熱性を持つ連結用のブ
リッジ部材21,25によって連結される建具用の形
材。
Description
に使用される断熱性、防露性を有する建具用の形材に関
する。さらに、具体的に述べると、本発明は、建具であ
る窓、戸などの枠、あるいは框を、室の外側に配設され
る部材と、室の内側に配設される部材とに分離し、これ
ら内外の一対になる部材の、相対向する面の間に、断熱
性のあるブリッジ部材を嵌合して配置した、建具用の断
熱形材に関する。
は、いわゆる、アルミニウム・サッシが多く、このアル
ミニウム・サッシは、一般的に、アルミ合金の塊を押し
出し機に入れて、トコロテン式に押し出し、ダイスを介
在して、サッシを形成している。アルミ合金は、熱伝導
性が良いため、室の中の熱が、建具のアルミ枠あるいは
アルミ框を通して、室の外に逃げ出すことになる。とく
に寒冷地などにおいては、このことが著しく、アルミ合
金の押し出し成形品である、枠あるいは框を通して、熱
が室の外に奪われることになる。このことを防止するた
めに、従来、たとえば、図4の拡大端面図に示されるよ
うな、断熱性のある、長いブリッジ部材41を使用して
いた。ブリッジ部材41は、たとえば、断熱性のある合
成樹脂の成形品である。
にもとづき、詳しく述べると、断面が、ほぼTの字形に
形成されていて、中央に空洞30を有し、室の外側に配
設されるための、長手の外部材31と、断面が、W字を
もつ形に形成されていて、室の内側に配設されるため
の、長手になる内部材32と、これら内外部材32、3
1の間に配置される、断面Iの字形のブリッジ部材41
とから構成されている。なお、外部材31ならびに内部
材32は、アルミ合金の押し出し成形品である。長手の
ブリッジ部材41の各縁を形成している、端面が三角形
状の鳩尾部42、43は、それぞれ、外部材31ならび
に内部材32の、相対向する対面部33、34にそれぞ
れ形成されている、断面三角形の蟻溝35、36に内嵌
され、これら蟻溝部35、36の外縁にある、断面三角
形のかしめ部37、38、39、40がかしめられて、
ブリッジ部材41は、内外部材32、31に対して、抜
け止め結合されている。
二個しめされているが、一個にしても良いことは勿論で
ある。また、かしめ部37〜40は、たとえば、図示を
省略したが、一対のローラによってかしめられる。すな
わち、蟻溝35、36に、ブリッジ部材41の両縁部で
ある鳩尾部42、43を内嵌した状態で、図3におい
て、左右の両側から、かしめ部37〜40に、一対のロ
ーラ(図示略)によって圧力をかけた状態で挟みなが
ら、内外形材32、31の全体を一体的に引き出すこと
により、かしめ部37〜40を、ブリッジ部材41側に
変形させて食い込ませ、ブリッジ部材41の鳩尾部4
2、43を抜け止め保持している。
の複合形材に、すなわち、アルミ合金の押し出し成形形
材に、長尺になる成形樹脂の形材を嵌合した、複合形材
に、皮膜の上に更に塗膜する、いわゆる複合皮膜の処理
を行なうと、樹脂成形品とアルミ成形品との隙間に、皮
膜工程において使用される、酸、アルカリなどの処理液
が入り込んで残り、着色の不良、塗膜の不良などの、外
観不良を引き起こしているという問題点があった。言い
換えると、アルミ形材と樹脂形材との接触面に、毛細管
現象によって皮膜処理液が残留し、外観不良を引き起こ
しているという問題点があった。したがって、たとえ
ば、アルミ合金の押し出し成形形材を複合皮膜したもの
と、長尺の成形樹脂を嵌合するという、生産工程しか採
れないという課題があった。本発明は、上述の複合形材
の嵌合後に、複合皮膜を行なう場合において、電解着色
の不良、塗膜の不良、ならびに、皮膜処理槽の液持ち込
みによる汚染、などを防止する目的から開発されたもの
である。言い換えると、本発明は、複合形材の複合皮膜
において、皮膜工程中の水洗効率を、促進する目的から
開発されたものである。
記(a)〜(c)の部材すなわち、(a)長手になり、
一部に帯状の対面部が形成され、この対面部に蟻溝が形
成されていると共に、この蟻溝の縁には、かしめ部が形
成されている、室外建具用の外部材と、(b)長手にな
り、前記外部材の対面部に対応する対面部が形成され、
この対面部にも蟻溝が形成されていると共に、この蟻溝
の縁には、かしめ部が形成されている、室内建具用の内
部材と、(c)長手になり、断面Iの字形に形成され、
このIの字形の両端は、それぞれ断面三角形状の鳩尾部
に形成されていると共に、これら鳩尾部は、それぞれ前
記内外部材の蟻溝に内嵌されると共に、前記かしめ部に
よって、抜け止め保持されていて、前記鳩尾部には、そ
れぞれ条溝が形成されている、断熱性をもつ連結用のブ
リッジ部材と、を備えていることを特徴とした建具用の
形材である。また、本発明は、前記条溝が、前記鳩尾部
のエッジ部に形成されていることを特徴とした、形材で
ある。さらに、本発明は、前記条溝が、前記鳩尾部の外
側中央部に形成されていることを特徴とした、形材であ
る。
いて、添付の図面を参照して説明する。図1は、本発明
による一実施例をしめす断面図であり、図2は、本発明
の要部を示す拡大端面図で、図中の(A)は、図1の要
部を示し、(B)は、他の実施例の要部を示している。
図1の上方の大きな、Tの字形の外部材11は、長手に
なるアルミ合金の押し出し成形品であって、中央に断面
矩形の空洞10を有しおり、室の外側などに配設され
る、建具の一部を構成している。空洞10の下には、断
面がほぼM字形である対面部13が、形成されており、
この対面部13の外側には、二個の蟻溝15が形成され
ていると共に、これら蟻溝15の外縁には、それぞれか
しめ部17、19が形成されている。
も、長手になるアルミ合金の押し出し成形品であって、
室の内側などに配設される、建具の一部を構成してお
り、この内部材12は、外部材11の対面部13に相対
向する対面部14を有し、この対面部14の外側に、二
個の蟻溝16が形成されていると共に、これら蟻溝16
の外縁には、それぞれかしめ部18、20が形成されて
いる。これら内外部材12、11の間に配設されてい
る、端面Iの字形の、長尺なブリッジ部材21は、たと
えば、断熱性のある合成樹脂の成形品であり、建具の一
部を構成している。
(A)に示されるように、端面が三角形状の鳩尾部2
2、23に形成されると共に、これら鳩尾部22、23
の四個のエッジ部が、それぞれ削除されて、四個の条溝
24が形成されている。なお、図2の(B)に示され
る、長手のブリッジ部材25は、他の実施例を示すもの
で、端面が三角形状の鳩尾部22、23の外側中央に、
それぞれ条溝26が形成されている。また、ブリッジ部
材21は、図1においては二個しめされているが、一個
にしても良いことは勿論である。図1の四個のかしめ部
17〜20は、たとえば、図示を省略したが、一対のロ
ーラによってかしめられる。すなわち、蟻溝15、16
に、ブリッジ部材21の両縁部である鳩尾部22、23
を内嵌した状態で、図1において、左右の両側から、か
しめ部17〜20に、一対のローラ(図示略)によって
圧力をかけた状態に挟みながら、内外形材12、11の
全体を一体的に引き出すことにより、かしめ部17〜2
0を、ブリッジ部材21側に変形させて食い込ませ、ブ
リッジ部材21の鳩尾部22、23を、内外部材12、
11に対して、抜け止め保持している。
ミ合金形材である内外部材12、11の蟻溝16、15
と、樹脂形材であるブリッジ部材21の鳩尾部22、2
3との接触面が、著しく小となるため、毛細管現象によ
る、皮膜処理液の残留が著しく減少することなる。言い
換えると、上述の構成からなる本実施例は、断熱用のブ
リッジ部材21、25に、条溝24、26を設けること
により、嵌合した状態において、ブリッジ部材21、2
5の鳩尾部22、23と、かしめられた蟻溝15、16
との間に、大きな隙間が形成されることになる。
おいて、ブリッジ部材の鳩尾部と、かしめられた蟻溝と
の境界部における、処理液の水洗効果が促進されて、次
工程への液持ち込みが、激減されることになる。かくし
て、皮膜工程中の着色、塗装時の不良発生、ならびに、
皮膜処理槽の液持ち込みによる汚染などを、未然に防止
することができることになり、この結果、完成品の歩留
が向上し、皮膜処理工程における浴管理費が低減でき、
しかも、ブリッジ部材の材料費も節減できることにな
る。
の室内側部材と室外側部材との間に、断熱性のブリッジ
部材を嵌合した断熱複合形材において、ブリッジ部材と
室内外部材との境界部分に、窪み溝をもつブリッジ部材
を使用することにより、大きな空間を作るようにしたた
め、その後における、複合皮膜時に発生する、電解着色
の不良、塗膜の不良、ならびに皮膜処理槽の液持ち込み
による汚染を、未然に防止できると共に、ブリッジ部材
の材料節減も可能になるという、大きな効果が得られ
た。加えて、嵌合後、すなわち、アルミ合金形材である
内外部材の蟻溝に、樹脂形材であるブリッジ部材の鳩尾
部を嵌め込んで、かしめ部をかしめて、これら内外部材
とブリッジ部材とを抜け止め連結したのちに、複合皮膜
するという生産工程が可能となるため、最終製品の品質
を向上すると共に、生産コストの低減もできるという、
大きな利点が得られた。
(A)は、図1の要部を示し、(B)は、他の実施例の
要部を示している。
Claims (3)
- 【請求項1】 少なくとも下記の(a)〜(c)の部材
すなわち: (a) 長手になり、一部に帯状の対面部が形成され、
この対面部に蟻溝が形成されていると共に、この蟻溝の
縁には、かしめ部が形成されている、室外建具用の外部
材と、(b) 長手になり、前記外部材の対面部に対応
する対面部が形成され、この対面部にも蟻溝が形成され
ていると共に、この蟻溝の縁には、かしめ部が形成され
ている、室内建具用の内部材と、(c) 長手になり、
断面Iの字形に形成され、このIの字形の両端は、それ
ぞれ断面三角形状の鳩尾部に形成されていると共に、こ
れら鳩尾部は、それぞれ前記内外部材の蟻溝に内嵌され
ると共に、前記かしめ部によって、抜け止め保持されて
いて、前記鳩尾部には、それぞれ条溝が形成されてい
る、断熱性をもつ連結用のブリッジ部材と、を備えてい
ることを特徴とした建具用の形材。 - 【請求項2】 前記条溝が、前記鳩尾部のエッジ部に形
成されていることを特徴とした、請求項1に記載の形
材。 - 【請求項3】 前記条溝が、前記鳩尾部の外側中央部に
形成されていることを特徴とした、請求項1に記載の形
材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8266687A JP2931895B2 (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 建具用の形材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8266687A JP2931895B2 (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 建具用の形材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1088906A true JPH1088906A (ja) | 1998-04-07 |
JP2931895B2 JP2931895B2 (ja) | 1999-08-09 |
Family
ID=17434309
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8266687A Expired - Fee Related JP2931895B2 (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 建具用の形材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2931895B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010071063A (ja) * | 2008-08-21 | 2010-04-02 | Sankyo Tateyama Aluminium Inc | ドア上枠及びドア |
CN102628333A (zh) * | 2012-04-26 | 2012-08-08 | 山西华鹏新型建筑材料科技研发有限公司 | 隔热保温的断桥铝塑共挤型材 |
JP2019520504A (ja) * | 2016-05-25 | 2019-07-18 | フィローブ カンパニー,リミテッド | モジュール化した窓戸の連結設置構造 |
-
1996
- 1996-09-17 JP JP8266687A patent/JP2931895B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2019520504A (ja) * | 2016-05-25 | 2019-07-18 | フィローブ カンパニー,リミテッド | モジュール化した窓戸の連結設置構造 |
Also Published As
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---|---|
JP2931895B2 (ja) | 1999-08-09 |
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