JPH1088727A - 擬木の連結構造および擬木製東屋の棟構造 - Google Patents
擬木の連結構造および擬木製東屋の棟構造Info
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- JPH1088727A JPH1088727A JP26358796A JP26358796A JPH1088727A JP H1088727 A JPH1088727 A JP H1088727A JP 26358796 A JP26358796 A JP 26358796A JP 26358796 A JP26358796 A JP 26358796A JP H1088727 A JPH1088727 A JP H1088727A
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- rafter
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- metal
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 強度的に優れ、見栄えも良好な擬木製東屋の
棟構造を提供する。 【解決手段】 プラスチック製中空成形体31の中空部
32に金属管33が充填されてなる複数のたる木30を
放射状に連結する擬木製東屋の棟構造であり、たる木の
一端において金属管33を露呈させ、金属製棟剛体72
の環状壁面72aに形成された開口部73にたる木の露
呈端を挿入し、このたる木の露呈端を、環状壁面の内側
に固定された金属製ブラケット75に、ボルト74aと
ナット74bを用いて固定する。
棟構造を提供する。 【解決手段】 プラスチック製中空成形体31の中空部
32に金属管33が充填されてなる複数のたる木30を
放射状に連結する擬木製東屋の棟構造であり、たる木の
一端において金属管33を露呈させ、金属製棟剛体72
の環状壁面72aに形成された開口部73にたる木の露
呈端を挿入し、このたる木の露呈端を、環状壁面の内側
に固定された金属製ブラケット75に、ボルト74aと
ナット74bを用いて固定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック製中
空成形体の中空部に芯材が充填された擬木の連結構造お
よび擬木製東屋の棟構造に関する。
空成形体の中空部に芯材が充填された擬木の連結構造お
よび擬木製東屋の棟構造に関する。
【0002】
【従来の技術】公園などに設置されている東屋として、
従来より木材製またはコンクリート製のものが知られて
いるが、木材製の東屋は腐食しやすく耐久性に問題があ
る。また、コンクリート製東屋は、表面に塗装を施す必
要があり、この塗膜は剥がれが生じ易く、やはり耐久性
に問題がある。しかも、コンクリート製部材は重いので
組立時の作業性がきわめて悪いという問題もある。
従来より木材製またはコンクリート製のものが知られて
いるが、木材製の東屋は腐食しやすく耐久性に問題があ
る。また、コンクリート製東屋は、表面に塗装を施す必
要があり、この塗膜は剥がれが生じ易く、やはり耐久性
に問題がある。しかも、コンクリート製部材は重いので
組立時の作業性がきわめて悪いという問題もある。
【0003】そこで、プラスチック製中空成形体の中空
部に芯材が充填された擬木を用いて東屋を構築すること
が試みられている。この種の擬木は、軽量で耐久性に優
れ、しかも樹木状の外観および色彩を付与することがで
きるので、上述した木材製またはコンクリート製東屋の
問題を解消することができる。
部に芯材が充填された擬木を用いて東屋を構築すること
が試みられている。この種の擬木は、軽量で耐久性に優
れ、しかも樹木状の外観および色彩を付与することがで
きるので、上述した木材製またはコンクリート製東屋の
問題を解消することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、擬木を用い
て東屋を構築する場合においては、棟部分において複数
のたる木を放射状に連結する必要があるが、建築物であ
る以上、一定の連結強度が必要とされる。特に、擬木の
外層はプラスチック製であるため、そのまま連結したの
では必要とする強度が得られず、また割れや欠けなどの
原因となったり耐久性の点で問題が生じるおそれがあ
る。さらに、棟部分は目立ち易い部位であるため、その
見栄えも考慮する必要がある。
て東屋を構築する場合においては、棟部分において複数
のたる木を放射状に連結する必要があるが、建築物であ
る以上、一定の連結強度が必要とされる。特に、擬木の
外層はプラスチック製であるため、そのまま連結したの
では必要とする強度が得られず、また割れや欠けなどの
原因となったり耐久性の点で問題が生じるおそれがあ
る。さらに、棟部分は目立ち易い部位であるため、その
見栄えも考慮する必要がある。
【0005】本発明は、強度的に優れ、見栄えも良好な
擬木の連結構造および擬木製東屋の棟構造を提供するこ
とを目的とする。
擬木の連結構造および擬木製東屋の棟構造を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の擬木の連結構造は、プラスチック製中空成
形体の中空部に芯材が充填されてなる擬木の一端と、剛
体とを連結する擬木の連結構造であって、前記擬木の一
端において前記芯材を露呈させ、前記剛体に固定された
ブラケットと前記芯材の露呈端とを締結部材により連結
したことを特徴とする。
に、本発明の擬木の連結構造は、プラスチック製中空成
形体の中空部に芯材が充填されてなる擬木の一端と、剛
体とを連結する擬木の連結構造であって、前記擬木の一
端において前記芯材を露呈させ、前記剛体に固定された
ブラケットと前記芯材の露呈端とを締結部材により連結
したことを特徴とする。
【0007】本発明の擬木の連結構造では、擬木の一端
と剛体とを連結するにあたり、擬木の一端において芯材
を露呈させ、剛体に固定されたブラケットと芯材の露呈
端とを締結部材により連結するので、締結力は芯材、剛
体およびブラケットに作用することになる。したがっ
て、これら芯材、剛体およびブラケットの強度を選択す
ることにより、必要とされる強度を有する擬木の連結構
造を提供することができる。また、この締結力は擬木の
プラスチック製中空成形体には殆ど働かないので、割れ
や欠けなどが生じるおそれもなく、擬木の耐久性が高ま
ることになる。
と剛体とを連結するにあたり、擬木の一端において芯材
を露呈させ、剛体に固定されたブラケットと芯材の露呈
端とを締結部材により連結するので、締結力は芯材、剛
体およびブラケットに作用することになる。したがっ
て、これら芯材、剛体およびブラケットの強度を選択す
ることにより、必要とされる強度を有する擬木の連結構
造を提供することができる。また、この締結力は擬木の
プラスチック製中空成形体には殆ど働かないので、割れ
や欠けなどが生じるおそれもなく、擬木の耐久性が高ま
ることになる。
【0008】この擬木の連結構造は、例えば東屋の棟構
造に適用することができる。すなわち、本発明の擬木製
東屋の棟構造は、プラスチック製中空成形体の中空部に
芯材が充填されてなる複数のたる木を放射状に連結する
擬木製東屋の棟構造において、その一端において前記芯
材が露呈したたる木と、環状壁面を有し、当該環状壁面
に前記たる木の露呈端が挿通される複数の開口部が形成
され、前記東屋の棟を構成する棟剛体と、前記環状壁面
の内側に固定され、前記たる木の露呈端が締結部材によ
り固定されるブラケットとを有することを特徴とする。
造に適用することができる。すなわち、本発明の擬木製
東屋の棟構造は、プラスチック製中空成形体の中空部に
芯材が充填されてなる複数のたる木を放射状に連結する
擬木製東屋の棟構造において、その一端において前記芯
材が露呈したたる木と、環状壁面を有し、当該環状壁面
に前記たる木の露呈端が挿通される複数の開口部が形成
され、前記東屋の棟を構成する棟剛体と、前記環状壁面
の内側に固定され、前記たる木の露呈端が締結部材によ
り固定されるブラケットとを有することを特徴とする。
【0009】本発明の東屋の棟構造では、複数のたる木
を放射状に連結するにあたり、たる木の露呈端を棟剛体
の開口部に挿通させ、締結部材によりブラケットに固定
するので、たる木の一端の締結力は、ブラケットおよび
棟剛体で受けることになる。したがって、芯材、棟剛体
およびブラケットの強度を選択することにより、必要と
される強度を有する擬木製東屋の棟構造を提供すること
ができる。また、この締結力はたる木のプラスチック製
中空成形体には殆ど働かないので、割れや欠けなどが生
じるおそれもなく、寒暖差の大きい環境で使用される擬
木製東屋の耐久性が高まることになる。さらに、棟剛体
は環状に形成され、たる木を連結する端部は当該環状壁
面の内側で連結されるので、外観上、連結部分が隠蔽さ
れ、見栄えの点でも良好となる。
を放射状に連結するにあたり、たる木の露呈端を棟剛体
の開口部に挿通させ、締結部材によりブラケットに固定
するので、たる木の一端の締結力は、ブラケットおよび
棟剛体で受けることになる。したがって、芯材、棟剛体
およびブラケットの強度を選択することにより、必要と
される強度を有する擬木製東屋の棟構造を提供すること
ができる。また、この締結力はたる木のプラスチック製
中空成形体には殆ど働かないので、割れや欠けなどが生
じるおそれもなく、寒暖差の大きい環境で使用される擬
木製東屋の耐久性が高まることになる。さらに、棟剛体
は環状に形成され、たる木を連結する端部は当該環状壁
面の内側で連結されるので、外観上、連結部分が隠蔽さ
れ、見栄えの点でも良好となる。
【0010】本発明の擬木の連結構造および擬木製東屋
の棟構造において、中空成形体を構成するプラスチック
は特に限定されないが、資源の再利用化という観点か
ら、例えば廃プラスチックで構成することが好ましい。
の棟構造において、中空成形体を構成するプラスチック
は特に限定されないが、資源の再利用化という観点か
ら、例えば廃プラスチックで構成することが好ましい。
【0011】また、本発明に係る中空成形体の外表面に
は、樹皮模様や板目模様その他の模様を形成したり、着
色することが好ましく、これにより天然木材と外観上差
異のない自然な擬木を得ることができる。
は、樹皮模様や板目模様その他の模様を形成したり、着
色することが好ましく、これにより天然木材と外観上差
異のない自然な擬木を得ることができる。
【0012】さらに、本発明に係る中空成形体の外表面
の断面形状は、特に限定されず、円,矩形,三角形,多
角形、その他用途に応じた形状に形成することができ
る。この場合、中空部の内壁の断面形状は、外表面の断
面形状と同じであっても良いし、異なる形状であっても
良い。例えば、中空成形体の外表面の断面形状が矩形で
あっても、中空部の内壁の断面形状を円とすることがで
きる。
の断面形状は、特に限定されず、円,矩形,三角形,多
角形、その他用途に応じた形状に形成することができ
る。この場合、中空部の内壁の断面形状は、外表面の断
面形状と同じであっても良いし、異なる形状であっても
良い。例えば、中空成形体の外表面の断面形状が矩形で
あっても、中空部の内壁の断面形状を円とすることがで
きる。
【0013】本発明の擬木の連結構造および擬木製東屋
の棟構造において、前記芯材は金属製であることが好ま
しいが、特に限定されず、用途によってはFRPなどの
高強度プラスチックを用いることもできる。
の棟構造において、前記芯材は金属製であることが好ま
しいが、特に限定されず、用途によってはFRPなどの
高強度プラスチックを用いることもできる。
【0014】この場合、前記芯材は、前記プラスチック
製中空成形体の中空部の内壁と隙間を保有させて充填さ
れていることが好ましい。プラスチックと金属とは一般
に熱膨張係数が大きく異なり、プラスチックの方が10
〜20倍大きい。したがって、プラスチック製中空成形
体に金属製芯材を隙間なしに充填すると、屋外環境の温
度変化によって金属製芯材に比しプラスチック製中空成
形体が大きく膨張および収縮をすることにより、当該プ
ラスチック製中空成形体に亀裂を生じるおそれがある。
製中空成形体の中空部の内壁と隙間を保有させて充填さ
れていることが好ましい。プラスチックと金属とは一般
に熱膨張係数が大きく異なり、プラスチックの方が10
〜20倍大きい。したがって、プラスチック製中空成形
体に金属製芯材を隙間なしに充填すると、屋外環境の温
度変化によって金属製芯材に比しプラスチック製中空成
形体が大きく膨張および収縮をすることにより、当該プ
ラスチック製中空成形体に亀裂を生じるおそれがある。
【0015】しかしながら、本発明では、芯材がプラス
チック製中空成形体の中空部の内壁と隙間を保有させて
充填されているので、熱的変動によるプラスチック製中
空成形体の膨張および収縮を当該隙間で吸収することが
でき、亀裂の発生を防止することができる。
チック製中空成形体の中空部の内壁と隙間を保有させて
充填されているので、熱的変動によるプラスチック製中
空成形体の膨張および収縮を当該隙間で吸収することが
でき、亀裂の発生を防止することができる。
【0016】この意味で、本発明に係る隙間の寸法は、
中空成形体を構成するプラスチックと芯材を構成する材
質との熱膨張係数および擬木の寸法により決定すること
が好ましく、一般的な擬木としては1mm〜5mmの隙
間を設けることが好ましい。隙間が狭すぎると熱膨張お
よび熱収縮に充分対応できず、逆に隙間が広すぎると芯
材が抜けやすくなって作業性が悪くなり、また別途抜け
止めの措置を施す必要が生じるからである。
中空成形体を構成するプラスチックと芯材を構成する材
質との熱膨張係数および擬木の寸法により決定すること
が好ましく、一般的な擬木としては1mm〜5mmの隙
間を設けることが好ましい。隙間が狭すぎると熱膨張お
よび熱収縮に充分対応できず、逆に隙間が広すぎると芯
材が抜けやすくなって作業性が悪くなり、また別途抜け
止めの措置を施す必要が生じるからである。
【0017】本発明の擬木の連結構造における剛体、お
よび本発明の擬木製東屋の棟構造における棟剛体は、金
属製であることが好ましいが、特に限定されず、用途に
よってはFRPなどの高強度プラスチックを用いること
もできる。
よび本発明の擬木製東屋の棟構造における棟剛体は、金
属製であることが好ましいが、特に限定されず、用途に
よってはFRPなどの高強度プラスチックを用いること
もできる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1(A)は本発明の擬木製東屋の
実施形態を示す正面図、図1(B)は同じく平面図、図
2は図1のA部を示す拡大縦断面図、図3は図1のB部
を示す拡大断面図、図4及び図5は図1のA部の組立手
順を説明するための縦断面図、図6は、本発明の擬木の
連結構造の実施形態を示す図であって、図6(A)は図
1のD部に相当する拡大縦断面図、図6(B)は同図
(A)のB−B線に沿う断面図、図6(C)は同図
(B)のC−C線に沿う端面図である。
基づいて説明する。図1(A)は本発明の擬木製東屋の
実施形態を示す正面図、図1(B)は同じく平面図、図
2は図1のA部を示す拡大縦断面図、図3は図1のB部
を示す拡大断面図、図4及び図5は図1のA部の組立手
順を説明するための縦断面図、図6は、本発明の擬木の
連結構造の実施形態を示す図であって、図6(A)は図
1のD部に相当する拡大縦断面図、図6(B)は同図
(A)のB−B線に沿う断面図、図6(C)は同図
(B)のC−C線に沿う端面図である。
【0019】本実施形態の擬木製東屋100では、図1
に示すように、4本の支柱10,10,…が地中に形成
されたコンクリート基礎50上に立設されている。この
支柱10は、図2に示されるように、上端が開口したプ
ラスチック製中空成形体11の中空部12に芯材13が
充填されてなる円柱状擬木であって、表面11aには樹
木の樹肌模様、例えば樹皮模様が形成されている。
に示すように、4本の支柱10,10,…が地中に形成
されたコンクリート基礎50上に立設されている。この
支柱10は、図2に示されるように、上端が開口したプ
ラスチック製中空成形体11の中空部12に芯材13が
充填されてなる円柱状擬木であって、表面11aには樹
木の樹肌模様、例えば樹皮模様が形成されている。
【0020】支柱10の長さL10は、東屋100の軒高
さH1 及び支柱10の埋設深さH2により任意に定めら
れるが、本実施形態の東屋100では、軒高さH1 を例
えば2200mm、支柱10の地中埋設深さH2 を例え
ば700mmとしているので、支柱の長さL10は例えば
2900mmである。
さH1 及び支柱10の埋設深さH2により任意に定めら
れるが、本実施形態の東屋100では、軒高さH1 を例
えば2200mm、支柱10の地中埋設深さH2 を例え
ば700mmとしているので、支柱の長さL10は例えば
2900mmである。
【0021】また、支柱10の中空成形体11の肉厚t
11は、東屋100に必要とされる強度から少なくとも4
0mm程度は必要であるが、厚肉にし過ぎると中実状に
近くなってコスト高で重くなり、しかも芯材13の挿入
も困難となるので好ましくない。支柱10の外径D
10は、東屋100に必要とされる強度に応じて定められ
るが、本実施形態では例えばφ200mmである。支柱
10の少なくとも上端は開口して形成されるが、両端を
開口させることもできる。少なくとも一端を開口するの
は、中空成形体11を射出成形した後に芯材13を挿入
するためである。
11は、東屋100に必要とされる強度から少なくとも4
0mm程度は必要であるが、厚肉にし過ぎると中実状に
近くなってコスト高で重くなり、しかも芯材13の挿入
も困難となるので好ましくない。支柱10の外径D
10は、東屋100に必要とされる強度に応じて定められ
るが、本実施形態では例えばφ200mmである。支柱
10の少なくとも上端は開口して形成されるが、両端を
開口させることもできる。少なくとも一端を開口するの
は、中空成形体11を射出成形した後に芯材13を挿入
するためである。
【0022】支柱10のプラスチック製中空成形体11
の中空部12に充填される芯材13は、金属管が好まし
いが、場合によっては繊維強化プラスチック(FRP)
製管を用いることも可能である。本実施形態では、例え
ばφ114.3mm,板厚例えば3.5mmの金属管を
用いている。
の中空部12に充填される芯材13は、金属管が好まし
いが、場合によっては繊維強化プラスチック(FRP)
製管を用いることも可能である。本実施形態では、例え
ばφ114.3mm,板厚例えば3.5mmの金属管を
用いている。
【0023】この芯材13である金属管は、後述する射
出成形装置にてプラスチック製中空成形体11を成形し
たのち、その中空部12に挿入されるが、その際、中空
部12の内壁と金属管13の外壁との間に所定の隙間を
設けることが好ましい。すなわち、屋外に設置される東
屋100においては、環境温度の変動によって支柱10
を構成する材料が膨張または収縮を繰り返すことになる
が、プラスチックの膨張率は金属の約10〜20倍と大
きいので、これを所定の隙間で吸収する必要があるから
である。所定の隙間として、中空部12の内壁と金属管
13の外壁との間に1mm〜5mmが設けられているこ
とが好ましい。1mm未満では、膨張及び収縮に対して
充分に対応することができずプラスチック11側に亀裂
が生じるおそれがあり、逆に5mmを超えると金属管1
3が抜けやすくなって作業性が劣り、また別途抜け止め
の工夫を施す必要が生じるからである。
出成形装置にてプラスチック製中空成形体11を成形し
たのち、その中空部12に挿入されるが、その際、中空
部12の内壁と金属管13の外壁との間に所定の隙間を
設けることが好ましい。すなわち、屋外に設置される東
屋100においては、環境温度の変動によって支柱10
を構成する材料が膨張または収縮を繰り返すことになる
が、プラスチックの膨張率は金属の約10〜20倍と大
きいので、これを所定の隙間で吸収する必要があるから
である。所定の隙間として、中空部12の内壁と金属管
13の外壁との間に1mm〜5mmが設けられているこ
とが好ましい。1mm未満では、膨張及び収縮に対して
充分に対応することができずプラスチック11側に亀裂
が生じるおそれがあり、逆に5mmを超えると金属管1
3が抜けやすくなって作業性が劣り、また別途抜け止め
の工夫を施す必要が生じるからである。
【0024】本実施形態の東屋100において、4本の
支柱10の上端(以下、「上ば」ともいう)には、都合
4本の軒げた20,20,…が掛け渡されており、この
軒げた20は、図2に示されるように、両端が開口した
プラスチック製中空成形体21の中空部22に芯材23
が充填されてなる擬木であって、表面21aには樹木の
樹肌模様、例えば板目模様が形成されている。この軒げ
た20は、支柱10の上ばをつないで、後述するたる木
30を受けるもので、角柱状に形成され、断面矩形状の
中空部22には、芯材である金属角管23が挿入されて
いる。
支柱10の上端(以下、「上ば」ともいう)には、都合
4本の軒げた20,20,…が掛け渡されており、この
軒げた20は、図2に示されるように、両端が開口した
プラスチック製中空成形体21の中空部22に芯材23
が充填されてなる擬木であって、表面21aには樹木の
樹肌模様、例えば板目模様が形成されている。この軒げ
た20は、支柱10の上ばをつないで、後述するたる木
30を受けるもので、角柱状に形成され、断面矩形状の
中空部22には、芯材である金属角管23が挿入されて
いる。
【0025】軒げた20の長さL20は、支柱間隔により
定まるが、本実施形態の東屋100では、軒げた20の
長さは例えば3000mmである。また、軒げた20の
中空成形体21の肉厚t21x ,t21y は、東屋100の
軒げた20として必要とされる強度から少なくとも1〜
5mm程度は必要であるが、厚肉にし過ぎると中実状に
近くなってコスト高で重くなり、しかも芯材23の挿入
も困難となるので好ましくない。本実施形態では、長辺
部の肉厚t21x を例えば37.5mm、短辺部の肉厚t
21y を例えば50mmとしている。軒げた20の外径D
20x ,D20y も、東屋100に必要とされる強度に応じ
て定められるが、本実施形態では例えば250mm×1
50mmである。
定まるが、本実施形態の東屋100では、軒げた20の
長さは例えば3000mmである。また、軒げた20の
中空成形体21の肉厚t21x ,t21y は、東屋100の
軒げた20として必要とされる強度から少なくとも1〜
5mm程度は必要であるが、厚肉にし過ぎると中実状に
近くなってコスト高で重くなり、しかも芯材23の挿入
も困難となるので好ましくない。本実施形態では、長辺
部の肉厚t21x を例えば37.5mm、短辺部の肉厚t
21y を例えば50mmとしている。軒げた20の外径D
20x ,D20y も、東屋100に必要とされる強度に応じ
て定められるが、本実施形態では例えば250mm×1
50mmである。
【0026】軒げた20のプラスチック製中空成形体2
1の中空部22に充填される芯材23は、金属角管が好
ましいが、場合によっては繊維強化プラスチック(FR
P)製角管を用いることも可能である。本実施形態で
は、例えば150mm×75mm,板厚4.5mmの金
属角管23を用いている。
1の中空部22に充填される芯材23は、金属角管が好
ましいが、場合によっては繊維強化プラスチック(FR
P)製角管を用いることも可能である。本実施形態で
は、例えば150mm×75mm,板厚4.5mmの金
属角管23を用いている。
【0027】この芯材である金属角管23も、後述する
射出成形装置にてプラスチック製中空成形体21を成形
したのち、その中空部22に挿入されるが、その際、上
述した支柱20の場合と同様、中空部22の内壁と金属
角管23の外壁との間に、1mm〜5mmの隙間を設け
ることが好ましい。
射出成形装置にてプラスチック製中空成形体21を成形
したのち、その中空部22に挿入されるが、その際、上
述した支柱20の場合と同様、中空部22の内壁と金属
角管23の外壁との間に、1mm〜5mmの隙間を設け
ることが好ましい。
【0028】各軒げた20の両端は、図3に示されるよ
うに、45度の角度に削落されて、隣接する軒げた20
の端部と合わせられ、折り曲げられた鋼板61,62を
介してボルト63及びナット64により接合されてい
る。また、この軒げた20の両端には、後述する長ボル
ト41及びスリーブ42,43を挿入するための半円孔
24,25が形成されている。なお、図3に仮想二点鎖
線で示す「26」は、軒げた20やたる木30を組み付
けたのち取り付けられる軒げた端部の装飾用偽装材であ
り、これも擬木により構成されている。
うに、45度の角度に削落されて、隣接する軒げた20
の端部と合わせられ、折り曲げられた鋼板61,62を
介してボルト63及びナット64により接合されてい
る。また、この軒げた20の両端には、後述する長ボル
ト41及びスリーブ42,43を挿入するための半円孔
24,25が形成されている。なお、図3に仮想二点鎖
線で示す「26」は、軒げた20やたる木30を組み付
けたのち取り付けられる軒げた端部の装飾用偽装材であ
り、これも擬木により構成されている。
【0029】図1(B)に示されるように、東屋100
の棟(むね)70と軒げた20との間には、8本のたる
木30,30,…が架設されており、このうち4本のた
る木30Aは、4本の軒げた20で構成される四角形の
四隅に、残りの4本のたる木30Bはこの四角形の辺
に、それぞれ掛け渡されている。
の棟(むね)70と軒げた20との間には、8本のたる
木30,30,…が架設されており、このうち4本のた
る木30Aは、4本の軒げた20で構成される四角形の
四隅に、残りの4本のたる木30Bはこの四角形の辺
に、それぞれ掛け渡されている。
【0030】このたる木30は、図2に示されるよう
に、上端が開口したプラスチック製中空成形体31の中
空部32に芯材33が充填されてなる擬木であって、角
柱状に形成され、断面円状の中空部32には芯材である
金属管33が挿入されている。また、このたる木30
は、屋根下地の野地板80を受けるために設けられた部
材で、表面30aには樹木の樹肌模様、例えば板目模様
が形成されている。なお、野地板80も板状の擬木から
構成されている。
に、上端が開口したプラスチック製中空成形体31の中
空部32に芯材33が充填されてなる擬木であって、角
柱状に形成され、断面円状の中空部32には芯材である
金属管33が挿入されている。また、このたる木30
は、屋根下地の野地板80を受けるために設けられた部
材で、表面30aには樹木の樹肌模様、例えば板目模様
が形成されている。なお、野地板80も板状の擬木から
構成されている。
【0031】たる木30の長さL30は、棟70と支柱1
0または軒げた20との間隔により定まるが、本実施形
態の東屋100では、支柱10との間に架設されるたる
木30Aの長さは例えば2700mm、軒げた20との
間に架設されるたる木30Bの長さは例えば2000m
mである。また、たる木30の外径D30x ,D30y は、
東屋のたる木として必要とされる強度に応じて定められ
るが、本実施形態では例えば150mm×150mmで
ある。たる木30の中空成形体31の肉厚t31も、東屋
のたる木として必要とされる強度から少なくとも1〜5
mm程度は必要であるが、厚肉にし過ぎると中実状に近
くなってコスト高で重くなり、しかも芯材33の挿入も
困難となるので好ましくない。本実施形態では、たる木
30の肉厚t31を最薄部分で44.75mmとしてい
る。
0または軒げた20との間隔により定まるが、本実施形
態の東屋100では、支柱10との間に架設されるたる
木30Aの長さは例えば2700mm、軒げた20との
間に架設されるたる木30Bの長さは例えば2000m
mである。また、たる木30の外径D30x ,D30y は、
東屋のたる木として必要とされる強度に応じて定められ
るが、本実施形態では例えば150mm×150mmで
ある。たる木30の中空成形体31の肉厚t31も、東屋
のたる木として必要とされる強度から少なくとも1〜5
mm程度は必要であるが、厚肉にし過ぎると中実状に近
くなってコスト高で重くなり、しかも芯材33の挿入も
困難となるので好ましくない。本実施形態では、たる木
30の肉厚t31を最薄部分で44.75mmとしてい
る。
【0032】たる木30のプラスチック製中空成形体3
1の中空部32に充填される芯材33は、金属管または
金属角管が好ましいが、場合によっては繊維強化プラス
チック(FRP)製管またはFRP製角管を用いること
も可能である。本実施形態では、例えばφ60.5m
m,板厚2.3mmの金属管33を用いている。
1の中空部32に充填される芯材33は、金属管または
金属角管が好ましいが、場合によっては繊維強化プラス
チック(FRP)製管またはFRP製角管を用いること
も可能である。本実施形態では、例えばφ60.5m
m,板厚2.3mmの金属管33を用いている。
【0033】この芯材である金属管33も、後述する射
出成形装置にてプラスチック製中空成形体31を成形し
たのち、その中空部32に挿入されるが、その際、上述
した支柱10および軒げた20の場合と同様、中空部3
2の内壁と金属管33の外壁との間に、1mm〜5mm
の隙間を設けることが好ましい。
出成形装置にてプラスチック製中空成形体31を成形し
たのち、その中空部32に挿入されるが、その際、上述
した支柱10および軒げた20の場合と同様、中空部3
2の内壁と金属管33の外壁との間に、1mm〜5mm
の隙間を設けることが好ましい。
【0034】本実施形態の東屋100において、支柱1
0の上ば、軒げた20の端部およびたる木30の連結部
40は、図2に示す構造とされている。すなわち、開口
した支柱10の上ばの金属管13には、ナット44が溶
接されており、このナット44は長ボルト41の下端に
形成されたネジ部41aに係合する。また、たる木30
の中空成形体31には通孔31a,31bが形成され、
一方、たる木30の金属管33には通孔を有する凹部3
3a,33bが形成されている。この凹部33a,33
bは、金属製スリーブ45,42がそれぞれ嵌合するよ
うに形成され、またこれらの凹部33a,33bに形成
された通孔は、長ボルト41が貫通可能な寸法に開設さ
れている。
0の上ば、軒げた20の端部およびたる木30の連結部
40は、図2に示す構造とされている。すなわち、開口
した支柱10の上ばの金属管13には、ナット44が溶
接されており、このナット44は長ボルト41の下端に
形成されたネジ部41aに係合する。また、たる木30
の中空成形体31には通孔31a,31bが形成され、
一方、たる木30の金属管33には通孔を有する凹部3
3a,33bが形成されている。この凹部33a,33
bは、金属製スリーブ45,42がそれぞれ嵌合するよ
うに形成され、またこれらの凹部33a,33bに形成
された通孔は、長ボルト41が貫通可能な寸法に開設さ
れている。
【0035】軒げた20の端部には、既述したように半
円孔24,25が上下にわたって形成されており、金属
角管23に形成された半円孔部分は長ボルト41のみが
貫通する径であるが、中空成形体21に形成された半円
孔部分は金属製スリーブ42,43がそれぞれ貫通する
径となっている。したがって、図2に示すように、軒げ
た20に長ボルト41を貫通させるとともに、2つの金
属製スリーブ42,43をこの半円孔24,25にセッ
トすると、上下2つの金属製スリーブ42,43の端部
は金属角管23に当接することになる。
円孔24,25が上下にわたって形成されており、金属
角管23に形成された半円孔部分は長ボルト41のみが
貫通する径であるが、中空成形体21に形成された半円
孔部分は金属製スリーブ42,43がそれぞれ貫通する
径となっている。したがって、図2に示すように、軒げ
た20に長ボルト41を貫通させるとともに、2つの金
属製スリーブ42,43をこの半円孔24,25にセッ
トすると、上下2つの金属製スリーブ42,43の端部
は金属角管23に当接することになる。
【0036】ここで、上側の金属製スリーブ42の上端
は、たる木30の金属管33の凹部33bに当接するの
で、当該上側の金属製スリーブ42は、軒げた20の金
属角管23とたる木30の金属管33との間で挟持さ
れ、その結果、長ボルト41を締め付けた際の軒げた2
0とたる木30との締結力は、当該金属製スリーブ42
に作用することとなる。
は、たる木30の金属管33の凹部33bに当接するの
で、当該上側の金属製スリーブ42は、軒げた20の金
属角管23とたる木30の金属管33との間で挟持さ
れ、その結果、長ボルト41を締め付けた際の軒げた2
0とたる木30との締結力は、当該金属製スリーブ42
に作用することとなる。
【0037】また、下側の金属製スリーブ43の下端
は、ナット44に当接するので、当該下側の金属製スリ
ーブ43は、軒げた20の金属角管23とナット44が
固定された支柱10の金属管13との間に挟持され、そ
の結果、長ボルト41を締め付けた際の軒げた20と支
柱10との締結力は、当該金属製スリーブ43に作用す
ることとなる。
は、ナット44に当接するので、当該下側の金属製スリ
ーブ43は、軒げた20の金属角管23とナット44が
固定された支柱10の金属管13との間に挟持され、そ
の結果、長ボルト41を締め付けた際の軒げた20と支
柱10との締結力は、当該金属製スリーブ43に作用す
ることとなる。
【0038】また、長ボルト41の上端は、たる木30
の中空成形体31の通孔31aから突出し、このネジ部
41bにワッシャナット46が締め付けられるが、この
長ボルト41の上端に挿入された金属製スリーブ45の
下端はたる木30の金属管33の凹部33aに当接する
とともに、上端はワッシャナット46に当接する。すな
わち、金属製スリーブ45の上端は、中空成形体の通孔
31aから僅かに突出する長さに形成されており、ワッ
シャナット46を締め付けても、当該ワッシャナット4
6は中空成形体31に接触しない。したがって、ワッシ
ャナット46の締結力は、金属製スリーブ45を介して
たる木30の金属管33に作用することとなる。
の中空成形体31の通孔31aから突出し、このネジ部
41bにワッシャナット46が締め付けられるが、この
長ボルト41の上端に挿入された金属製スリーブ45の
下端はたる木30の金属管33の凹部33aに当接する
とともに、上端はワッシャナット46に当接する。すな
わち、金属製スリーブ45の上端は、中空成形体の通孔
31aから僅かに突出する長さに形成されており、ワッ
シャナット46を締め付けても、当該ワッシャナット4
6は中空成形体31に接触しない。したがって、ワッシ
ャナット46の締結力は、金属製スリーブ45を介して
たる木30の金属管33に作用することとなる。
【0039】本実施形態の東屋100において、この連
結部40は以下の手順で組み立てられる。すなわち、予
めナット44が溶接された支柱10をコンクリート基礎
50上に立設したのち、図4に示すように、この支柱1
0のナット44に長ボルト41の下端ネジ部41aを螺
合する。次いで、軒げた20の通孔25に金属製スリー
ブ43を挿入した状態で、長ボルト41を軒げた20に
挿通させながら、軒げた20を支柱10の上ばに載置す
る。なお、金属製スリーブ43は、図4に示すように軒
げた20の通孔25に予め挿入しておいて、これを長ボ
ルト41に挿通させても良いし、あるいは金属製スリー
ブ43をまず長ボルト41に挿入したのち、軒げた20
を長ボルト41に挿入しながら、金属製スリーブ43を
軒げた20の通孔25に嵌合させても良い。
結部40は以下の手順で組み立てられる。すなわち、予
めナット44が溶接された支柱10をコンクリート基礎
50上に立設したのち、図4に示すように、この支柱1
0のナット44に長ボルト41の下端ネジ部41aを螺
合する。次いで、軒げた20の通孔25に金属製スリー
ブ43を挿入した状態で、長ボルト41を軒げた20に
挿通させながら、軒げた20を支柱10の上ばに載置す
る。なお、金属製スリーブ43は、図4に示すように軒
げた20の通孔25に予め挿入しておいて、これを長ボ
ルト41に挿通させても良いし、あるいは金属製スリー
ブ43をまず長ボルト41に挿入したのち、軒げた20
を長ボルト41に挿入しながら、金属製スリーブ43を
軒げた20の通孔25に嵌合させても良い。
【0040】次いで、図5に示すように、長ボルト41
に金属製スリーブ42を挿入して、この金属製スリーブ
42を軒げた20の通孔24に嵌合させたのち、長ボル
ト41の上端をたる木30の通孔31a,31bに挿入
する。この場合、たる木30の上側の通孔31aに金属
製スリーブ45を挿入した状態で長ボルト41を挿入し
ても良いし、あるいは長ボルト41をたる木30の通孔
31a,31bに挿入したのち金属製スリーブ45を長
ボルト41に挿入し、たる木30の通孔31aに嵌合さ
せても良い。
に金属製スリーブ42を挿入して、この金属製スリーブ
42を軒げた20の通孔24に嵌合させたのち、長ボル
ト41の上端をたる木30の通孔31a,31bに挿入
する。この場合、たる木30の上側の通孔31aに金属
製スリーブ45を挿入した状態で長ボルト41を挿入し
ても良いし、あるいは長ボルト41をたる木30の通孔
31a,31bに挿入したのち金属製スリーブ45を長
ボルト41に挿入し、たる木30の通孔31aに嵌合さ
せても良い。
【0041】最後に、長ボルト41の上端のネジ部41
bにワッシャナット46を締め付けることにより、支柱
10の上ばに、軒げた20の端部およびたる木30を組
み付けることができる。
bにワッシャナット46を締め付けることにより、支柱
10の上ばに、軒げた20の端部およびたる木30を組
み付けることができる。
【0042】このようにして組み付けられた支柱10、
軒げた20およびたる木30は、何れも中空成形体1
1,21,31の中空部12,22,32に金属管1
3,33または金属角管23が充填されてなる擬木であ
るが、長ボルト41による締結力、すなわち長ボルト4
1のネジ部41aとナット44、およびネジ部41bと
ワッシャナット46との締結力は、上から順に、金属製
スリーブ45、たる木30の金属管33の凹部33a,
33b、金属製スリーブ42、軒げた20の金属角管2
3、金属製スリーブ43およびナット44に作用するこ
ととなり、これらの部材は全て金属製であることから、
充分大きい連結強度を得ることができる。また、プラス
チック製中空成形体11,21,31には必要以上の負
荷が作用しないので、亀裂等の発生を防止することがで
き耐久性の点でも好ましい東屋100を提供することが
できる。
軒げた20およびたる木30は、何れも中空成形体1
1,21,31の中空部12,22,32に金属管1
3,33または金属角管23が充填されてなる擬木であ
るが、長ボルト41による締結力、すなわち長ボルト4
1のネジ部41aとナット44、およびネジ部41bと
ワッシャナット46との締結力は、上から順に、金属製
スリーブ45、たる木30の金属管33の凹部33a,
33b、金属製スリーブ42、軒げた20の金属角管2
3、金属製スリーブ43およびナット44に作用するこ
ととなり、これらの部材は全て金属製であることから、
充分大きい連結強度を得ることができる。また、プラス
チック製中空成形体11,21,31には必要以上の負
荷が作用しないので、亀裂等の発生を防止することがで
き耐久性の点でも好ましい東屋100を提供することが
できる。
【0043】一方、本実施形態の擬木製東屋100にお
いて、棟70の連結部分は図6に示す構造とされてい
る。すなわち、棟70には、正八角形の環状壁面72a
と円盤状のベース72bとを有する金属製棟剛体72が
設けられ、環状壁面72aの各壁面には、たる木30の
金属管33が挿通可能な開口部73が形成されている。
また、環状壁面72aの各面の内側には、図6(C)に
示す断面形状の金属製ブラケット75が溶接等の手段に
より接合されており、この金属製ブラケット75は、た
る木30の金属管33が載置され当該金属管33の外径
より僅かに広い断面コ字状のブラケット部分75aと、
このブラケット部分75aを補強する補強板75bとか
らなる。
いて、棟70の連結部分は図6に示す構造とされてい
る。すなわち、棟70には、正八角形の環状壁面72a
と円盤状のベース72bとを有する金属製棟剛体72が
設けられ、環状壁面72aの各壁面には、たる木30の
金属管33が挿通可能な開口部73が形成されている。
また、環状壁面72aの各面の内側には、図6(C)に
示す断面形状の金属製ブラケット75が溶接等の手段に
より接合されており、この金属製ブラケット75は、た
る木30の金属管33が載置され当該金属管33の外径
より僅かに広い断面コ字状のブラケット部分75aと、
このブラケット部分75aを補強する補強板75bとか
らなる。
【0044】本実施形態において、環状壁面72aを構
成する部材は例えば厚さ9mmの鋼板であり、これを受
けるベース72bは例えば厚さ6mmの鋼板である。ま
た、ブラケット75のブラケット部分75aは例えば厚
さ4.5mmの鋼板、補強板は4.5mmの鋼板であ
る。ただし、鋼板以外にも、例えばFRPなどの高強度
プラスチックを用いて環状壁面72a、ベース72b、
ブラケット75を構成することもできる。
成する部材は例えば厚さ9mmの鋼板であり、これを受
けるベース72bは例えば厚さ6mmの鋼板である。ま
た、ブラケット75のブラケット部分75aは例えば厚
さ4.5mmの鋼板、補強板は4.5mmの鋼板であ
る。ただし、鋼板以外にも、例えばFRPなどの高強度
プラスチックを用いて環状壁面72a、ベース72b、
ブラケット75を構成することもできる。
【0045】一方、棟70部分におけるたる木30の上
端は、同図に示されるように、金属管33が露呈するよ
うに中空成形体31が削落されており、当該削落された
中空成形体31の端面は環状壁面72aに対面する。ま
た、たる木30の一端の金属管33には、ボルト74a
が挿通するボルト孔33cが形成され、これに対応する
ブラケット部分75aにもボルト孔75cが形成されて
いる。
端は、同図に示されるように、金属管33が露呈するよ
うに中空成形体31が削落されており、当該削落された
中空成形体31の端面は環状壁面72aに対面する。ま
た、たる木30の一端の金属管33には、ボルト74a
が挿通するボルト孔33cが形成され、これに対応する
ブラケット部分75aにもボルト孔75cが形成されて
いる。
【0046】この棟70部分において、8本のたる木3
0を金属製棟剛体72に連結するには、まず金属製棟剛
体72の各環状壁面72aの内側にブラケット75をそ
れぞれ溶接接合しておく。そして、たる木30の上端の
金属管33を環状壁面72aの各開口部73に、中空成
形体31の端面が環状壁面72aの外表面に対面するま
で、それぞれ挿入し、金属管33のボルト孔33cおよ
びブラケット75aのボルト孔75cにボルト74aを
挿通させ、ナット74bを締め付ける。最後に、環状壁
面72aの上面には、化粧板76が取り付けられる。
0を金属製棟剛体72に連結するには、まず金属製棟剛
体72の各環状壁面72aの内側にブラケット75をそ
れぞれ溶接接合しておく。そして、たる木30の上端の
金属管33を環状壁面72aの各開口部73に、中空成
形体31の端面が環状壁面72aの外表面に対面するま
で、それぞれ挿入し、金属管33のボルト孔33cおよ
びブラケット75aのボルト孔75cにボルト74aを
挿通させ、ナット74bを締め付ける。最後に、環状壁
面72aの上面には、化粧板76が取り付けられる。
【0047】このようにして、連結された棟70にあっ
ては、たる木30の上端の締結力は、金属製ブラケット
75および金属製棟剛体72で受けることになるので、
たる木30の金属管33、金属製棟剛体72および金属
製ブラケット75の強度を選択することにより、充分な
強度を有する擬木製東屋の棟構造を提供することができ
る。
ては、たる木30の上端の締結力は、金属製ブラケット
75および金属製棟剛体72で受けることになるので、
たる木30の金属管33、金属製棟剛体72および金属
製ブラケット75の強度を選択することにより、充分な
強度を有する擬木製東屋の棟構造を提供することができ
る。
【0048】また、この締結力は、たる木30のプラス
チック製中空成形体31には殆ど働かないので、割れや
欠けなどが生じるおそれもなく、寒暖差の大きい環境で
使用される擬木製東屋の耐久性が高まることになる。
チック製中空成形体31には殆ど働かないので、割れや
欠けなどが生じるおそれもなく、寒暖差の大きい環境で
使用される擬木製東屋の耐久性が高まることになる。
【0049】さらに、金属製棟剛体72は環状に形成さ
れ、たる木30を連結する上端は、当該環状壁面72a
の内側で連結されるので、外観上、たる木30とブラケ
ット75との連結部分が隠蔽され、見栄えの点でも良好
となる。
れ、たる木30を連結する上端は、当該環状壁面72a
の内側で連結されるので、外観上、たる木30とブラケ
ット75との連結部分が隠蔽され、見栄えの点でも良好
となる。
【0050】なお、本実施形態に係る擬木は、図7に示
す成形装置200を用いて製造することができる。図7
は本発明に係る擬木の成形装置の一例を示す断面図であ
る。
す成形装置200を用いて製造することができる。図7
は本発明に係る擬木の成形装置の一例を示す断面図であ
る。
【0051】同図に示す成形装置200では、上型21
0および下型212が金型架台220上に設けられてお
り、この上下金型210,212の左側は閉じられ、右
側にはマンドレル230の挿入口214が形成されてい
る。上下金型210,212の内面は、擬木の外表面に
施される樹皮模様や板目模様に応じた内面形状となって
いる。
0および下型212が金型架台220上に設けられてお
り、この上下金型210,212の左側は閉じられ、右
側にはマンドレル230の挿入口214が形成されてい
る。上下金型210,212の内面は、擬木の外表面に
施される樹皮模様や板目模様に応じた内面形状となって
いる。
【0052】ここで、従来の押出成形法で擬木を成形す
ると、外表面に樹皮模様や板目模様を形成しようとして
も、押し出し方向に一様な模様しか形成できず、天然樹
木とは異なる不自然な擬木しか製造できない。しかしな
がら、この成形装置200では射出成形法によって成形
されるので、外表面に形成される樹皮模様や板目模様を
天然のものと殆ど同じにすることができ、違和感のない
自然な擬木を得ることができる。
ると、外表面に樹皮模様や板目模様を形成しようとして
も、押し出し方向に一様な模様しか形成できず、天然樹
木とは異なる不自然な擬木しか製造できない。しかしな
がら、この成形装置200では射出成形法によって成形
されるので、外表面に形成される樹皮模様や板目模様を
天然のものと殆ど同じにすることができ、違和感のない
自然な擬木を得ることができる。
【0053】この上下金型210,212の内部に形成
されるキャビティには、バルブ216を介して、図示し
ない混練押出機から溶融樹脂が注入される。なお、上型
210および下型212には、それぞれ冷却水循環通路
218が形成されており、キャビティ内に注入された溶
融樹脂の冷却を行う。
されるキャビティには、バルブ216を介して、図示し
ない混練押出機から溶融樹脂が注入される。なお、上型
210および下型212には、それぞれ冷却水循環通路
218が形成されており、キャビティ内に注入された溶
融樹脂の冷却を行う。
【0054】上下金型210,212に挿入されるマン
ドレル230は、上述した中空成形体11,21,31
の中空部12,22,32を形成するための中子であっ
て、マンドレル移動機構240によって金型キャビティ
の中心軸に対して平行に移動する。すなわち、マンドレ
ル移動機構240を構成する移動台車241は、走行梁
242に沿って走行し、これにより当該移動台車241
に結合されたマンドレル230は、金型内に挿入され又
は金型から引き抜かれる。マンドレル230の端部と移
動台車241の中核部材243の上端とは連結ボルト2
44により結合されている。
ドレル230は、上述した中空成形体11,21,31
の中空部12,22,32を形成するための中子であっ
て、マンドレル移動機構240によって金型キャビティ
の中心軸に対して平行に移動する。すなわち、マンドレ
ル移動機構240を構成する移動台車241は、走行梁
242に沿って走行し、これにより当該移動台車241
に結合されたマンドレル230は、金型内に挿入され又
は金型から引き抜かれる。マンドレル230の端部と移
動台車241の中核部材243の上端とは連結ボルト2
44により結合されている。
【0055】走行梁242は、内向きに対向した断面コ
字状の梁からなり、当該梁のコ字状の上面を上部動輪2
45が走行し、走行梁242底面に下から下部動輪24
6が接し、さらに内側面に側部動輪247が接するよう
になっている。また、移動台車241の中核部材243
は、その中央部分で駆動軸248に螺合しており、モー
タ249を駆動してローラチェーン250を介して駆動
軸248を回転させると、駆動軸248に螺合した移動
台車241が走行梁242に沿って移動することにな
る。このように、移動台車241は走行梁242に拘束
されて直線性を保持しながら移動するので、マンドレル
を金型中心線に沿って正確に挿入、あるいはマンドレル
を冷却固化した樹脂体から引き抜くことができる。な
お、マンドレル230にも、冷却水循環通路232が形
成されており、キャビティ内に注入された溶融樹脂の冷
却を行う。
字状の梁からなり、当該梁のコ字状の上面を上部動輪2
45が走行し、走行梁242底面に下から下部動輪24
6が接し、さらに内側面に側部動輪247が接するよう
になっている。また、移動台車241の中核部材243
は、その中央部分で駆動軸248に螺合しており、モー
タ249を駆動してローラチェーン250を介して駆動
軸248を回転させると、駆動軸248に螺合した移動
台車241が走行梁242に沿って移動することにな
る。このように、移動台車241は走行梁242に拘束
されて直線性を保持しながら移動するので、マンドレル
を金型中心線に沿って正確に挿入、あるいはマンドレル
を冷却固化した樹脂体から引き抜くことができる。な
お、マンドレル230にも、冷却水循環通路232が形
成されており、キャビティ内に注入された溶融樹脂の冷
却を行う。
【0056】この成形装置200を用いて擬木を成形す
るには、まず上型210を開いた状態で、マンドレル2
30を前進させてキャビティ内に位置させたのち、上型
210を閉じる。次いで、バルブ216を開いて混練押
出機から溶融樹脂をキャビティ内へ注入する。この樹脂
の注入が完了するとバルブ216を閉じ、所定時間経過
後にマンドレル230を後退させキャビティ内から引き
抜く。
るには、まず上型210を開いた状態で、マンドレル2
30を前進させてキャビティ内に位置させたのち、上型
210を閉じる。次いで、バルブ216を開いて混練押
出機から溶融樹脂をキャビティ内へ注入する。この樹脂
の注入が完了するとバルブ216を閉じ、所定時間経過
後にマンドレル230を後退させキャビティ内から引き
抜く。
【0057】樹脂の注入完了からマンドレル230を引
き抜くまでの時間は、注入された樹脂の熱容量、中空成
形体の肉厚、長さ、冷却能力などにより異なり、予め実
験などにより決定されるが、中空成形体を構成する樹脂
製品の外表面温度が60〜70℃、中空部の内面温度が
60〜70℃となるように設定することが好ましく、具
体的には20分〜50分程度である。この程度の温度に
冷却した状態でマンドレル230を引き抜くことで、中
空成形体の中空部の形状を維持しつつ、しかも過大な引
張り力を要しないので、容易にマンドレル230を引き
抜くことができる。この引き抜きタイミングが遅すぎる
と、樹脂の収縮によりマンドレル230の引き抜きが困
難となる。
き抜くまでの時間は、注入された樹脂の熱容量、中空成
形体の肉厚、長さ、冷却能力などにより異なり、予め実
験などにより決定されるが、中空成形体を構成する樹脂
製品の外表面温度が60〜70℃、中空部の内面温度が
60〜70℃となるように設定することが好ましく、具
体的には20分〜50分程度である。この程度の温度に
冷却した状態でマンドレル230を引き抜くことで、中
空成形体の中空部の形状を維持しつつ、しかも過大な引
張り力を要しないので、容易にマンドレル230を引き
抜くことができる。この引き抜きタイミングが遅すぎる
と、樹脂の収縮によりマンドレル230の引き抜きが困
難となる。
【0058】マンドレル230を引き抜いたのちは、さ
らに冷却を継続し、その後金型210,212を開いて
中空成形体を取り出す。このように、本成形装置200
を用いた射出成形法では、キャビティ内の樹脂が完全に
硬化する前にマンドレル230を引き抜き、その後冷却
によって完全硬化させるので、得られた中空成形体に
は、温度差による残留応力や熱収縮による残留応力がな
い。したがって、割れや欠けなどが生じるおそれが少な
く、耐久性にも優れて安全に使用することができるの
で、寒暖差の大きい環境で使用されがちな擬木に適用し
て好ましい。
らに冷却を継続し、その後金型210,212を開いて
中空成形体を取り出す。このように、本成形装置200
を用いた射出成形法では、キャビティ内の樹脂が完全に
硬化する前にマンドレル230を引き抜き、その後冷却
によって完全硬化させるので、得られた中空成形体に
は、温度差による残留応力や熱収縮による残留応力がな
い。したがって、割れや欠けなどが生じるおそれが少な
く、耐久性にも優れて安全に使用することができるの
で、寒暖差の大きい環境で使用されがちな擬木に適用し
て好ましい。
【0059】こうして成形された中空成形体は、その
後、中空部に金属管や金属角管などの芯材が充填され、
上述したように、東屋100の建設に供される。
後、中空部に金属管や金属角管などの芯材が充填され、
上述したように、東屋100の建設に供される。
【0060】なお、以上説明した実施形態は、本発明の
理解を容易にするために記載されたものであって、本発
明を限定するために記載されたものではない。したがっ
て、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技
術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨
である。
理解を容易にするために記載されたものであって、本発
明を限定するために記載されたものではない。したがっ
て、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技
術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨
である。
【0061】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、擬木
の一端において芯材を露呈させ、剛体に固定されたブラ
ケットと芯材の露呈端とを締結部材により連結するの
で、締結力は芯材、剛体およびブラケットに作用するこ
とになる。したがって、これら芯材、剛体およびブラケ
ットの強度を選択することにより、必要とされる強度を
有する擬木の連結構造を提供することができる。また、
この締結力は擬木のプラスチック製中空成形体には殆ど
働かないので、割れや欠けなどが生じるおそれもなく、
擬木の耐久性が高まることになる。
の一端において芯材を露呈させ、剛体に固定されたブラ
ケットと芯材の露呈端とを締結部材により連結するの
で、締結力は芯材、剛体およびブラケットに作用するこ
とになる。したがって、これら芯材、剛体およびブラケ
ットの強度を選択することにより、必要とされる強度を
有する擬木の連結構造を提供することができる。また、
この締結力は擬木のプラスチック製中空成形体には殆ど
働かないので、割れや欠けなどが生じるおそれもなく、
擬木の耐久性が高まることになる。
【0062】これに加え、擬木製東屋の棟剛体は環状に
形成され、たる木を連結する端部は当該環状壁面の内側
で連結されるので、外観上、連結部分が隠蔽され、見栄
えの点でも良好となる。
形成され、たる木を連結する端部は当該環状壁面の内側
で連結されるので、外観上、連結部分が隠蔽され、見栄
えの点でも良好となる。
【図1】(A)は本発明の擬木製東屋の実施形態を示す
正面図、(B)は同じく平面図である。
正面図、(B)は同じく平面図である。
【図2】図1のA部に相当する拡大縦断面図である。
【図3】図1のB部を示す拡大横断面図である。
【図4】図1のA部の組立手順を説明する縦断面図であ
る。
る。
【図5】図1のA部の組立手順を説明する縦断面図であ
る。
る。
【図6】本発明の擬木の連結構造の実施形態を示す図で
あって、(A)は図1のD部に相当する拡大縦断面図、
(B)は(A)のB−B線に沿う断面図、(C)は
(B)のC−C線に沿う端面図である。
あって、(A)は図1のD部に相当する拡大縦断面図、
(B)は(A)のB−B線に沿う断面図、(C)は
(B)のC−C線に沿う端面図である。
【図7】本発明に係る擬木の成形装置の一例を示す断面
図である。
図である。
100…擬木製東屋 10…支柱 11…プラスチック製中空成形体 12…中空部 13…金属管(芯材) 20…軒げた 21…プラスチック製中空成形体 22…中空部 23…金属角管(芯材) 30,30A,30B…たる木 31…プラスチック製中空成形体 32…中空部 33…金属管(芯材) 50…コンクリート基礎 70…棟 72…棟剛体 72a…環状壁面 72b…ベース 73…開口部 74a,74b…ボルト、ナット(締結部材) 75…ブラケット 75a…ブラケット部分 75b…補強板 80…野地板
Claims (2)
- 【請求項1】プラスチック製中空成形体の中空部に芯材
が充填されてなる擬木の一端と、剛体とを連結する擬木
の連結構造であって、前記擬木の一端において前記芯材
を露呈させ、前記剛体に固定されたブラケットと前記芯
材の露呈端とを締結部材により連結したことを特徴とす
る擬木の連結構造。 - 【請求項2】プラスチック製中空成形体の中空部に芯材
が充填されてなる複数のたる木を放射状に連結する擬木
製東屋の棟構造において、 その一端において前記芯材が露呈したたる木と、 環状壁面を有し、当該環状壁面に前記たる木の露呈端が
挿通される複数の開口部が形成され、前記東屋の棟を構
成する棟剛体と、 前記環状壁面の内側に固定され、前記たる木の露呈端が
締結部材により固定されるブラケットとを有することを
特徴とする擬木製東屋の棟構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26358796A JPH1088727A (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | 擬木の連結構造および擬木製東屋の棟構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26358796A JPH1088727A (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | 擬木の連結構造および擬木製東屋の棟構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1088727A true JPH1088727A (ja) | 1998-04-07 |
Family
ID=17391627
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26358796A Pending JPH1088727A (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | 擬木の連結構造および擬木製東屋の棟構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1088727A (ja) |
-
1996
- 1996-09-12 JP JP26358796A patent/JPH1088727A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20050216 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050301 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050705 |