JPH1037379A - 連結用枠材と枠付きパネル - Google Patents
連結用枠材と枠付きパネルInfo
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- JPH1037379A JPH1037379A JP20883596A JP20883596A JPH1037379A JP H1037379 A JPH1037379 A JP H1037379A JP 20883596 A JP20883596 A JP 20883596A JP 20883596 A JP20883596 A JP 20883596A JP H1037379 A JPH1037379 A JP H1037379A
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- Japan
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- panel
- frame material
- frame
- fitting
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 大型、高強度、低熱伝導率、耐熱性、耐候
性、軽量、低コストの連結用枠材の提供を目的とする。 【構成】 鋼板などの剛性薄板材料を用い、ロールフォ
ーミングなどで、嵌合溝や嵌合凸条をもった柱状枠材を
形成する。この枠材で四周辺を囲ってパネルを形成す
る。
性、軽量、低コストの連結用枠材の提供を目的とする。 【構成】 鋼板などの剛性薄板材料を用い、ロールフォ
ーミングなどで、嵌合溝や嵌合凸条をもった柱状枠材を
形成する。この枠材で四周辺を囲ってパネルを形成す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、建築物の構造材の枠
材などに用いる、薄鋼板などの高強度材料からなる連結
用枠材、並びに、連結用枠材を側端に持つ長方形パネル
に関する。
材などに用いる、薄鋼板などの高強度材料からなる連結
用枠材、並びに、連結用枠材を側端に持つ長方形パネル
に関する。
【0002】
【従来の技術と問題点】間仕切りパネルなど室内用のパ
ネルの連結用枠材としては、従来アルミニウムや合成樹
脂を素材とした押出成形品が用いられてきた。これらの
押出成型によると、所謂、逆テーパーの断面形状が高い
精度で大量生産できるので、嵌合できる枠材の生産が比
較的容易に入手できるので、好都合である。
ネルの連結用枠材としては、従来アルミニウムや合成樹
脂を素材とした押出成形品が用いられてきた。これらの
押出成型によると、所謂、逆テーパーの断面形状が高い
精度で大量生産できるので、嵌合できる枠材の生産が比
較的容易に入手できるので、好都合である。
【0003】建築物の構造材などに使用する連結用枠材
としては、大型、高強度、低熱伝導率、不燃性、耐熱
性、耐候性、軽量、低コストなどが要求されるが、アル
ミニウム製品は、高強度を出すためには厚肉の製品が必
要となるため、コスト高にになる。又、熱伝導率がよい
ので断熱し難いこと、耐熱性能が悪いことに難がある。
合成樹脂製品では強度、不燃性、耐熱性、耐候性などの
面で使用し難い。
としては、大型、高強度、低熱伝導率、不燃性、耐熱
性、耐候性、軽量、低コストなどが要求されるが、アル
ミニウム製品は、高強度を出すためには厚肉の製品が必
要となるため、コスト高にになる。又、熱伝導率がよい
ので断熱し難いこと、耐熱性能が悪いことに難がある。
合成樹脂製品では強度、不燃性、耐熱性、耐候性などの
面で使用し難い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記の諸
性能を満足させる製品を提供することを目的とする。
性能を満足させる製品を提供することを目的とする。
【0005】
【問題点を解決する手段】この目的のために、この発明
では、亜鉛メッキを施した薄鋼板やステンレス鋼板など
を用い、ロールフォーミング成形やベンダー成形などの
方法により、嵌合溝や嵌合凸条を持った柱状枠材を成形
するものである。断熱性能には問題が残るが、内部に断
熱材を容易に充填できる構造として、この問題を解決せ
んとするものである。
では、亜鉛メッキを施した薄鋼板やステンレス鋼板など
を用い、ロールフォーミング成形やベンダー成形などの
方法により、嵌合溝や嵌合凸条を持った柱状枠材を成形
するものである。断熱性能には問題が残るが、内部に断
熱材を容易に充填できる構造として、この問題を解決せ
んとするものである。
【0006】
【作用】亜鉛メッキ鋼板やステンレス鋼板を用いると、
大型で、高強度で、不燃性・耐熱性、耐候性に優れた構
造部材が得られる。断熱性能は断熱材を充填することで
解決するものである。
大型で、高強度で、不燃性・耐熱性、耐候性に優れた構
造部材が得られる。断熱性能は断熱材を充填することで
解決するものである。
【0007】
【実施例1】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細
に説明する。図1に示すのは、板厚3ミリメートル、巾
40センチメートルの亜鉛メッキ鋼板を、ロールフォー
ミング成形した嵌合溝10付きの柱状の雌枠材1Aであ
る。基本外形は略10センチメートルの略正方形で、両
端にクランク状に屈折されたフランジ11の付いた背面
12に連続して、両側に平らな側面13が形成され、両
側面に挟まれた端面14の中央に3センチメートル巾の
開口部15があり、その奥に巾5センチメートル、深さ
4センチメートル巾の底面16を有する、所謂、逆テー
パー状の嵌合溝10を形成する。フランジ11、嵌合溝
の底面16中央には、ボルト溝17を連続的に形成し、
ボルト溝には10センチメートル間隔で長孔の連結孔1
8を設ける。フランジの先端同士を連結して、完結した
断面形状とすることも可能である。
に説明する。図1に示すのは、板厚3ミリメートル、巾
40センチメートルの亜鉛メッキ鋼板を、ロールフォー
ミング成形した嵌合溝10付きの柱状の雌枠材1Aであ
る。基本外形は略10センチメートルの略正方形で、両
端にクランク状に屈折されたフランジ11の付いた背面
12に連続して、両側に平らな側面13が形成され、両
側面に挟まれた端面14の中央に3センチメートル巾の
開口部15があり、その奥に巾5センチメートル、深さ
4センチメートル巾の底面16を有する、所謂、逆テー
パー状の嵌合溝10を形成する。フランジ11、嵌合溝
の底面16中央には、ボルト溝17を連続的に形成し、
ボルト溝には10センチメートル間隔で長孔の連結孔1
8を設ける。フランジの先端同士を連結して、完結した
断面形状とすることも可能である。
【0008】図2に示すのは、柱状の雄枠材1Bであ
り、上記雌枠材1Aと同じ材料・成形方法により、同じ
大きさの基本外形を持ち、嵌合溝10の代わりに嵌合凸
条19を付設したものである。嵌合凸条19は嵌合溝1
0に嵌合する形状・大きさで、先端が巾5センチメート
ル、高さ4センチメートル、根元部分の巾が3センチメ
ートルの逆台形である。フランジ11、嵌合凸条の端面
14には、雌枠材同様に10センチメートル間隔で連結
孔18を設ける。フランジの先端同士を連結して、完結
した断面形状とすることも可能である。
り、上記雌枠材1Aと同じ材料・成形方法により、同じ
大きさの基本外形を持ち、嵌合溝10の代わりに嵌合凸
条19を付設したものである。嵌合凸条19は嵌合溝1
0に嵌合する形状・大きさで、先端が巾5センチメート
ル、高さ4センチメートル、根元部分の巾が3センチメ
ートルの逆台形である。フランジ11、嵌合凸条の端面
14には、雌枠材同様に10センチメートル間隔で連結
孔18を設ける。フランジの先端同士を連結して、完結
した断面形状とすることも可能である。
【0009】図3に示すのは、一側端に雌枠材1Aを、
他側端に雄枠材1Bを取り付けたパネル2で、大きさ
は、短辺が1メートル、長辺が2メートル、厚さ10セ
ンチメートルである。パネル2の両面、周囲のフランジ
11に囲まれた部分には表面板21を貼り付ける。表面
板と表面板の間、パネルの内部には芯材20を装填す
る。
他側端に雄枠材1Bを取り付けたパネル2で、大きさ
は、短辺が1メートル、長辺が2メートル、厚さ10セ
ンチメートルである。パネル2の両面、周囲のフランジ
11に囲まれた部分には表面板21を貼り付ける。表面
板と表面板の間、パネルの内部には芯材20を装填す
る。
【0010】パネル2をパネルハウスなどの組立に用い
る場合には、断熱性能を要求されるので、図に示すよう
に、雌雄の枠材1A・1Bの内部の空間、並びに、芯材
20の空間に断熱材22を充填して断熱パネルとする。
る場合には、断熱性能を要求されるので、図に示すよう
に、雌雄の枠材1A・1Bの内部の空間、並びに、芯材
20の空間に断熱材22を充填して断熱パネルとする。
【0011】このように形成したパネル2は、側端の嵌
合溝10と嵌合凸条19とを互いに嵌合することによ
り、パネル2同士を連結して壁面を作ることが可能とな
る。
合溝10と嵌合凸条19とを互いに嵌合することによ
り、パネル2同士を連結して壁面を作ることが可能とな
る。
【0012】
【実施例2】図4に示すのは、雌パネル2Aからなる側
端部同士を突きつけた状況である。両側端の嵌合溝10
が合体されて杵状空間3Aが形成される。図5に示すの
は、二個の嵌合凸条19を合体した状態の長尺の杵状雇
実3Bである。雇実の両端面14には、10センチメー
トル間隔で長孔形の連結孔18を付設しておく。図4の
杵状空間3Aに、図5の杵状雇実3Bを差し込んで両側
のパネルを連結することが可能である。
端部同士を突きつけた状況である。両側端の嵌合溝10
が合体されて杵状空間3Aが形成される。図5に示すの
は、二個の嵌合凸条19を合体した状態の長尺の杵状雇
実3Bである。雇実の両端面14には、10センチメー
トル間隔で長孔形の連結孔18を付設しておく。図4の
杵状空間3Aに、図5の杵状雇実3Bを差し込んで両側
のパネルを連結することが可能である。
【0013】雇実を用いて連結する場合には、例えば、
パネルの高さよりも長い雇実を用いて、複数枚のパネル
を一度に連結することも可能であるし、パネルの端部と
連結箇所をずらすことにより、全体を一体化することも
可能なので望ましい。雌・雄枠材と雇実は共に、薄鋼板
のロールフォーミング成形やベンダー成形により生産す
ることができる。アルミニウムや樹脂の押出成形品に比
べて、内部に広い空間が形成されるので、断熱材を充填
したり、補強材を装填するのに好都合である。
パネルの高さよりも長い雇実を用いて、複数枚のパネル
を一度に連結することも可能であるし、パネルの端部と
連結箇所をずらすことにより、全体を一体化することも
可能なので望ましい。雌・雄枠材と雇実は共に、薄鋼板
のロールフォーミング成形やベンダー成形により生産す
ることができる。アルミニウムや樹脂の押出成形品に比
べて、内部に広い空間が形成されるので、断熱材を充填
したり、補強材を装填するのに好都合である。
【0014】
【実施例3】図6に示すように、薄鋼板を素材として、
ロールフォーミング成形やベンダー加工で、一辺10セ
ンチメートルの完結した長尺の角柱4を形成する。この
角柱を基本材として、隣接する二側面40に嵌合凸条1
9を形成して二面連結柱4B2 を形成する。図7には、
同様な方法で三側面に嵌合凸条19を付設した三面連結
柱4B3 を示す。図8には、四側面全面に嵌合凸条19
を付設した四面連結柱4B4 を示す。図面は省略する
が、角柱の一面だけに嵌合凸条を付設した連結柱4Bも
端部の処理などに便利である。
ロールフォーミング成形やベンダー加工で、一辺10セ
ンチメートルの完結した長尺の角柱4を形成する。この
角柱を基本材として、隣接する二側面40に嵌合凸条1
9を形成して二面連結柱4B2 を形成する。図7には、
同様な方法で三側面に嵌合凸条19を付設した三面連結
柱4B3 を示す。図8には、四側面全面に嵌合凸条19
を付設した四面連結柱4B4 を示す。図面は省略する
が、角柱の一面だけに嵌合凸条を付設した連結柱4Bも
端部の処理などに便利である。
【0015】これらの連結柱は何れも角柱と嵌合凸条と
からなるものである。全部を一体に成形することも可能
ではあるが、それぞれを別個に生産し、熔接などの方法
で接合して形成することも可能である。
からなるものである。全部を一体に成形することも可能
ではあるが、それぞれを別個に生産し、熔接などの方法
で接合して形成することも可能である。
【0016】図9に示すのは、長方形のパネル2であ
る。嵌合溝10付き雌枠材1A四本で周囲を囲った長方
形の枠体5をベースにしてある。枠体の隅部では雌枠材
を45度に斜めに切断し、切断面同士を突きつけて額縁
状に接合してある。枠体5の表裏には、周囲四辺のフラ
ンジ11に薄板状の表面板21を貼り付ける。内部空間
には芯材20や断熱材22などを充填してパネル2を完
成する。
る。嵌合溝10付き雌枠材1A四本で周囲を囲った長方
形の枠体5をベースにしてある。枠体の隅部では雌枠材
を45度に斜めに切断し、切断面同士を突きつけて額縁
状に接合してある。枠体5の表裏には、周囲四辺のフラ
ンジ11に薄板状の表面板21を貼り付ける。内部空間
には芯材20や断熱材22などを充填してパネル2を完
成する。
【0017】図10に示すのは、上記パネルの隅部の接
合補助材6である。3ミリメートル厚の亜鉛メッキ鋼板
からなる直角三角形の筋交部61と、二夾辺に直交して
付設した連結片62とからなる。連結片62にはそれぞ
れ二個の楕円状の連結孔18を設ける。雌枠材で枠体を
構成する場合、図11に示すように、接合補助材6の連
結片62を、雌枠材1Aの嵌合溝のボルト溝17に沿わ
せ、双方の連結孔18を貫通してボルトナットで固定す
る。熔接によって接合してもよい。筋交部61が筋交い
として働くので枠体が確りするし、パネルの強度を向上
させる効果が大きい。
合補助材6である。3ミリメートル厚の亜鉛メッキ鋼板
からなる直角三角形の筋交部61と、二夾辺に直交して
付設した連結片62とからなる。連結片62にはそれぞ
れ二個の楕円状の連結孔18を設ける。雌枠材で枠体を
構成する場合、図11に示すように、接合補助材6の連
結片62を、雌枠材1Aの嵌合溝のボルト溝17に沿わ
せ、双方の連結孔18を貫通してボルトナットで固定す
る。熔接によって接合してもよい。筋交部61が筋交い
として働くので枠体が確りするし、パネルの強度を向上
させる効果が大きい。
【0018】
【実施例4】前実施例で説明したパネルを用いてパネル
ハウスを組み立てる例を示す。図12に示すように、連
結柱4B2 〜4B4 を用いて、その嵌合突起19にパネ
ルの嵌合溝10を嵌合して組み立てることができる。
又、図13に示すように、パネル2を上下に連結するこ
とも可能である。この場合、水平方向に敷設するパネル
の端部は嵌合溝の代わりに、嵌合凸条19に上から載せ
る載荷枠6を用いるのが施工上望ましい。
ハウスを組み立てる例を示す。図12に示すように、連
結柱4B2 〜4B4 を用いて、その嵌合突起19にパネ
ルの嵌合溝10を嵌合して組み立てることができる。
又、図13に示すように、パネル2を上下に連結するこ
とも可能である。この場合、水平方向に敷設するパネル
の端部は嵌合溝の代わりに、嵌合凸条19に上から載せ
る載荷枠6を用いるのが施工上望ましい。
【0019】尚、上記実施例では嵌合凸条と嵌合溝とは
ピッタリと内面が合致する例を説明した。このような場
合には、凸条を横から溝に差し込んで嵌合させるもので
あるが、必ずしもの方法に限定する必要はない。嵌合し
たものが、簡単にぬけて仕舞わない限り、双方の形状を
選択することがきる。例えば、図14に示すように、嵌
合溝10は入口が狭まっていて、奥が円形に拡がってお
り、嵌合凸条19は、根元が縊れ、先端が尖った矢尻の
ような形状で、溝と凸条を合わせて押し込むことができ
る。しかし、一端入ると簡単にはぬけない。と、いうよ
うな形状でもよい。
ピッタリと内面が合致する例を説明した。このような場
合には、凸条を横から溝に差し込んで嵌合させるもので
あるが、必ずしもの方法に限定する必要はない。嵌合し
たものが、簡単にぬけて仕舞わない限り、双方の形状を
選択することがきる。例えば、図14に示すように、嵌
合溝10は入口が狭まっていて、奥が円形に拡がってお
り、嵌合凸条19は、根元が縊れ、先端が尖った矢尻の
ような形状で、溝と凸条を合わせて押し込むことができ
る。しかし、一端入ると簡単にはぬけない。と、いうよ
うな形状でもよい。
【0020】図15に示すように、嵌合凸条19と嵌合
溝10を嵌合させる場合には、両者の間にプラスチック
やゴムなどからなる緩衝シート7を介在させるのが、騒
音の防止・気密の保持などの面で望ましい。両者の間の
空隙が大きい場合には、接着材やシーリング材で隙間を
充填するのが望ましい。
溝10を嵌合させる場合には、両者の間にプラスチック
やゴムなどからなる緩衝シート7を介在させるのが、騒
音の防止・気密の保持などの面で望ましい。両者の間の
空隙が大きい場合には、接着材やシーリング材で隙間を
充填するのが望ましい。
【0021】図16に示すように、雄枠材1Bは、内部
が空洞になっているので、大きな耐力が要求される場合
には、内部に補強筋8を挿入してコンクリートや樹脂モ
ルタル81などを注入して補強することができる。又、
嵌合凸条19の部分に、別に成形した補強板82を重ね
てことで、補強することも可能である。同様な補強方法
の一つとして一定の間隔で、竹の節のような横断方向の
補強材を接合するのも効果であるし、必要箇所に、内嵌
する筒状体や半筒状体を装填することも有力な方法であ
る。
が空洞になっているので、大きな耐力が要求される場合
には、内部に補強筋8を挿入してコンクリートや樹脂モ
ルタル81などを注入して補強することができる。又、
嵌合凸条19の部分に、別に成形した補強板82を重ね
てことで、補強することも可能である。同様な補強方法
の一つとして一定の間隔で、竹の節のような横断方向の
補強材を接合するのも効果であるし、必要箇所に、内嵌
する筒状体や半筒状体を装填することも有力な方法であ
る。
【0022】上記では、雄枠材の補強方法を説明した
が、雄枠材に限らず、雌枠材や各種連結柱の場合にも、
同様な補強が可能である。尚、角柱とパネルの組み合わ
せでは、角柱側に嵌合凸条を付設し、パネル側に嵌合溝
を付設した例を示したが、逆に角柱側に嵌合溝を、パネ
ル側に嵌合凸条を付設しても差支えない。又、パネルと
しては、両面に表面板のある厚みのあるパネルの例を示
したが、表面板は単板でもよいし、ネット状のものを用
いてネットフェンスに用いるとか、土木工事の法面の抑
え材などとして使用することなども可能である。
が、雄枠材に限らず、雌枠材や各種連結柱の場合にも、
同様な補強が可能である。尚、角柱とパネルの組み合わ
せでは、角柱側に嵌合凸条を付設し、パネル側に嵌合溝
を付設した例を示したが、逆に角柱側に嵌合溝を、パネ
ル側に嵌合凸条を付設しても差支えない。又、パネルと
しては、両面に表面板のある厚みのあるパネルの例を示
したが、表面板は単板でもよいし、ネット状のものを用
いてネットフェンスに用いるとか、土木工事の法面の抑
え材などとして使用することなども可能である。
【0023】
【発明の効果】この発明はこのように構成されているの
で、次のような効果を有する。 1.周囲に嵌合機能を有するパネルを容易に入手できる
ので好都合である。 2.パネルは工場生産が可能で、パネル同士は簡単な嵌
合で繋ぐことができるので、現場での作業が楽であり、
経済的である。 3.自由に設計・組み合わせができるので、パネルハウ
ス、仮設物置、仕切壁、防音壁、ネットフェンスなどな
ど、各種用途に用いることができる。 4.安価で強度の優れた鋼材を使用できるので、安価で
高強度の枠材ができる。 5.嵌合溝や嵌合凸条は、互いに嵌合する目的ではある
が、リブ効果をもたらすので、枠材の強度増大にも大い
に効果がある。 6.枠材は中空なので、中に補強材を挿入することもで
きるし、断熱材などを挿入することも可能である。配線
や配管のスペースとして使用も可能である。 7.枠材には予め連結孔を設けておいて、ボルト締めな
どによる連結も併用可能であるので都合がよい。
で、次のような効果を有する。 1.周囲に嵌合機能を有するパネルを容易に入手できる
ので好都合である。 2.パネルは工場生産が可能で、パネル同士は簡単な嵌
合で繋ぐことができるので、現場での作業が楽であり、
経済的である。 3.自由に設計・組み合わせができるので、パネルハウ
ス、仮設物置、仕切壁、防音壁、ネットフェンスなどな
ど、各種用途に用いることができる。 4.安価で強度の優れた鋼材を使用できるので、安価で
高強度の枠材ができる。 5.嵌合溝や嵌合凸条は、互いに嵌合する目的ではある
が、リブ効果をもたらすので、枠材の強度増大にも大い
に効果がある。 6.枠材は中空なので、中に補強材を挿入することもで
きるし、断熱材などを挿入することも可能である。配線
や配管のスペースとして使用も可能である。 7.枠材には予め連結孔を設けておいて、ボルト締めな
どによる連結も併用可能であるので都合がよい。
【0024】更に敷衍すると、本発明の枠材や連結柱
は、強度面から肉厚が要求されるアルミニウムやプラス
チックの押出成形品と異なり、内部に広い空間が形成で
きるので、この内部の空間に補強材や断熱材を注入した
り、配線や配管などのスペースとして使用することも可
能である。又、本発明の枠材や連結柱は、板を基材とし
たフォーミング加工やベンダー加工で成形によるので、
平板の状態の時に、必要な孔明けが可能である。従っ
て、自動的に、且つ、同時に多数の孔明けが簡単に行え
る。これに対して、押出加工成形品の場合には、成型後
の孔明けをするので、面倒な手作業を要し、どうしても
人手に頼らざるを得ない。薄板の曲げ加工による本発明
の枠材や連結柱と、押出加工のアルミニウムやプラスチ
ックの製品との根本的は差となっている。
は、強度面から肉厚が要求されるアルミニウムやプラス
チックの押出成形品と異なり、内部に広い空間が形成で
きるので、この内部の空間に補強材や断熱材を注入した
り、配線や配管などのスペースとして使用することも可
能である。又、本発明の枠材や連結柱は、板を基材とし
たフォーミング加工やベンダー加工で成形によるので、
平板の状態の時に、必要な孔明けが可能である。従っ
て、自動的に、且つ、同時に多数の孔明けが簡単に行え
る。これに対して、押出加工成形品の場合には、成型後
の孔明けをするので、面倒な手作業を要し、どうしても
人手に頼らざるを得ない。薄板の曲げ加工による本発明
の枠材や連結柱と、押出加工のアルミニウムやプラスチ
ックの製品との根本的は差となっている。
【図 1】 雌枠材の一例を示す平面断面図である。
【図 2】 雄枠材の一例を示す平面断面図である。
【図 3】 パネルの一例を示す平面断面図である。
【図 4】 雌枠材を突き合わせた状況を示す平面断面
図である。
図である。
【図 5】 杵状雇実の一例を示す平面断面図である。
【図 6】 二面連結柱の一例を示す平面図である。
【図 7】 三面連結柱の一例を示す平面図である。
【図 8】 四面連結柱の一例を示す平面図である。
【図 9】 パネルの一例を示す平面図(表面材を一部
切欠)である。
切欠)である。
【図10】 接合補助材の一例を示す斜視図である。
【図11】 接合補助材の使用状況を示す平面部分断面
図である。
図である。
【図12】 パネルを平面的に連結した状況を示す平面
図である。
図である。
【図13】 パネルを立体的に連結した状況を示す正面
図である。
図である。
【図14】 枠材の嵌合状況の一例を示す平面断面図で
ある。
ある。
【図15】 枠材の嵌合状況の一例を示す平面断面図で
ある。
ある。
【図16】 枠材内部の補強状況の一例を示す平面断面
図である。
図である。
1A 雌枠材 1B 雄枠材 10 嵌合溝 19 嵌合凸条 2 パネル 3A 杵状空間 3B 杵状雇実 4B2 二面連結柱 4B3 三面連結柱 4B4 四面連結柱 5 枠体 6 載荷枠 7 緩衝シート 8 補強筋
Claims (7)
- 【請求項1】 剛性薄板を屈折ないし屈曲させて形成し
た柱状枠材の、少なくとも一外面に、嵌合溝、並びに/
ないし、嵌合凸条が、長手方向に連続的に形成されたこ
とを特徴とした、連結用枠材。 - 【請求項2】 二以上の構成部材が、接合されて形成さ
れたことを特徴とした、請求項1記載の、連結用枠材。 - 【請求項3】 剛性薄板は防錆加工を施した鋼板である
ことを特徴とした、請求項1ないし請求項2記載の、連
結用枠材。 - 【請求項4】 嵌合溝は、開口よりも巾広い奥部を有
し、嵌合凸条は根元よりも巾広い挿入部を有することを
特徴とした、請求項1ないし請求項3記載の、連結用枠
材。 - 【請求項5】 柱状枠材の、少なくとも一外面に、長手
方向に所定の間隔で複数の連結孔が設けられたことを特
徴とした、請求項1ないし請求項4記載の、連結用枠
材。 - 【請求項6】 柱状枠材の内部空間に、補強材、並びに
/ないし、断熱材を装填したことを特徴とした、請求項
1ないし請求項5記載の、連結用枠材。 - 【請求項7】 請求項1ないし請求項6記載の連結用枠
材を、少なくとも相対する二端辺に設けてなる、枠付き
パネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20883596A JPH1037379A (ja) | 1996-07-19 | 1996-07-19 | 連結用枠材と枠付きパネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20883596A JPH1037379A (ja) | 1996-07-19 | 1996-07-19 | 連結用枠材と枠付きパネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1037379A true JPH1037379A (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=16562902
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20883596A Pending JPH1037379A (ja) | 1996-07-19 | 1996-07-19 | 連結用枠材と枠付きパネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1037379A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007231679A (ja) * | 2006-03-02 | 2007-09-13 | Sekisui Chem Co Ltd | 内壁パネルとその取付構造 |
CN103758278A (zh) * | 2014-01-26 | 2014-04-30 | 中格复合材料(南通)有限公司 | 夹芯板 |
CN107012982A (zh) * | 2017-04-25 | 2017-08-04 | 江苏跃发建设工程有限公司 | 一种彩钢夹芯板 |
JP2018127891A (ja) * | 2018-05-11 | 2018-08-16 | 有限会社ハリックス | プレハブ簡易住宅 |
KR20220002725U (ko) * | 2021-05-10 | 2022-11-17 | 주식회사 범산시스텍 | 건축용 판재의 테두리 마감 부재 |
-
1996
- 1996-07-19 JP JP20883596A patent/JPH1037379A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007231679A (ja) * | 2006-03-02 | 2007-09-13 | Sekisui Chem Co Ltd | 内壁パネルとその取付構造 |
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CN103758278B (zh) * | 2014-01-26 | 2016-05-04 | 中格复合材料(南通)有限公司 | 夹芯板 |
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