JPH108851A - 断熱サッシ - Google Patents

断熱サッシ

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JPH108851A
JPH108851A JP8159951A JP15995196A JPH108851A JP H108851 A JPH108851 A JP H108851A JP 8159951 A JP8159951 A JP 8159951A JP 15995196 A JP15995196 A JP 15995196A JP H108851 A JPH108851 A JP H108851A
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JP
Japan
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heat insulating
indoor
outdoor
sash
frame
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Pending
Application number
JP8159951A
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English (en)
Inventor
Kazuyoshi Yakita
和伊 焼田
Hiroaki Tanaka
宏明 田中
Takanori Hirose
孝則 広瀬
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Sankyo Aluminium Industry Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Aluminium Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 断熱サッシおよび開閉障子の断熱性能を高め
る。 【解決手段】 室内側部材2と室外側部材3を断熱部材
11で結合してサッシ枠1を構成する。室内側部材2に
遮蔽部29を有する気密材28を設け、遮蔽部29を断
熱部材11に当接させ、室内側部材2の室外側面を覆
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、室内側部材と室
外側部材を断熱材で結合し、室外側部材の温度状態が室
内側部材に伝導しないようにした断熱サッシに関する。
【0002】
【従来の技術】室内側部材と室外側部材を断熱材で結合
した断熱サッシは周知であり、例えば、実開昭58−6
4794号公報の断熱ドアでは、外枠1aと内枠1bを
断熱材11で結合して断熱サッシとしている。特開平7
−197753号公報のドアでは、室外側部材1e〜1
hと室内側部材1i〜1mをブリッジ材1n〜1rで結
合して断熱サッシとしている。これらの断熱サッシは、
室外側部材と室内側部材間の熱伝導を断熱材で遮断する
ので、特に寒冷地で使用するサッシとして結露の防止や
温熱の漏出防止に効果がある。
【0003】しかし、従来の断熱サッシのサッシ枠1
(図10)は、室内側部材2と室外側部材3を断熱部材
11で結合して、室内側部材2と室外側部材3間の熱伝
導を防止してはいるが、障子4(ドアを含む)を開ける
と外気が直接に室内側部材2の室外側面S1に接触する
構造が一般的である。この構造であると、外気が室内側
部材2の温熱状態を左右するので、断熱効果が低下す
る。また、障子4が閉じた状態にあって、障子4とサッ
シ枠1間の空間Pが密閉された状態にあっても室外側部
材3の内周側面S2は外気温度となるので、室内側部材
2の室外側面S1との間で熱勾配が変化し、熱放射によ
ってやはり断熱効果が低下する。
【0004】この点、実開昭58−64794号公報の
断熱ドアでは、一つの例として、気密舌片36を延設し
た気密材32を内アタッチメント3b(室内側部材)の
四周に設け、舌片36の先端縁を外アタッチメント3a
(室外側部材)に当接している。これよって、断熱空気
層が舌片36によって2分され、内アタッチメント3b
が冷却されることはないとしている。しかし、舌片36
の先端縁は外アタッチメント3aに当接しているのであ
るから、この部分を介する熱伝動によって、内アタッチ
メント3aの温熱状態が影響を受け易い。
【0005】また、特開平7−197753号公報のド
アにおいても、下枠1dの室内側部材1mに気密材2d
を取り付け、水平部sでブリッジ材1rの上面を覆い、
先端を室外側部材1hの上面に当接している。これによ
り、下枠1dの室内側部材1mは外気に直接触れず、断
熱性を確保できるとしている。しかし、気密材2dの先
端は室外側部材1hの上面に当接しており、この部分を
介する熱伝動によって、室内側部材1mの温熱状態が影
響を受け易い。なお、ブリッジ材の上面を覆う気密材を
設けるのは下枠部分のみで、上枠、左右の縦枠にも設け
る技術思想はなく、断熱性を確保できる程度が低い。さ
らに、これらには障子自体の断熱構造に付いて開示がな
い。
【0006】開閉障子の断熱構造として、パネルを装着
する框枠を室内側部材と室外側部材に分割し、これらを
断熱材で結合するものは、例えば、実開昭58−200
91号公報や実開昭62−11996号公報に開示され
ているように周知である。
【0007】しかし、断熱構造の障子框4´(図11)
においても室内側部材2と室外側部材3が形成するパネ
ル装着溝Rの内部では室外側から室内側に空間がつなが
っており、障子框4´自体に室内側材2と室外側部材3
間の熱伝導はなくても、外気と同じ温熱状態にある室外
側部材3へ向けて密閉された空気を伝わる熱伝導や熱放
射によって室内側部材2の温熱状態が影響を受け、断熱
性が劣化するが、従来技術の断熱サッシにはこれに対応
する構成を見出せない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明は断熱性能の
良い断熱サッシ枠および開閉障子の提供を課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
〔断熱サッシ〕サッシ枠と開閉障子で断熱サッシを構成
する。断熱サッシは、開閉窓用、嵌殺し窓用、採光窓用
あるいは出入り口用等種々の形態を取り得る。ドア板は
開閉障子に含める。
【0010】サッシ枠は室内側部材と室外側部材を断熱
部材で熱的に分離して結合した枠材で構成する。室内側
部材と室外側部材は多くがアルミ合金の押出し形材であ
るが、硬質合成樹脂の押出し成形品のこともある。断熱
部材は硬質の発泡ポリエチレンなどで合成樹脂が多く用
いられる。通常、成形時に室内側部材と室外側部材を連
結部でつないでおき、断熱結合部分に断熱樹脂を流し込
んで硬化させた後、連結部を切除して室内側部材と室外
側部材を熱的に分離する。あるいは、別途に成形してお
いた断熱部材(ブリッジ)を室内側部材と室外側部材間
に配置してその両端部をカシメ付けて両部材を結合する
構成のものもある。
【0011】サッシ枠および断熱部材の素材は、種々の
ものを選択可能であり、また、室内側部材と室外側部材
を断熱部材で結合する構造も種々のものを採用すること
ができる。サッシ枠における室内側部材の断面構造は用
途に応じて種々であるが、少なくとも、開閉障子の室内
側面の周囲に当接する気密材を取り付けたものとする。
【0012】気密材は従来のタイト材と同じ材質で良い
が、形態として遮蔽部を一体に有する。遮蔽部は断熱材
料が良く、サッシ枠が完成した時、サッシ枠を構成する
枠材の室内側部材と室外側部材を結合している断熱部材
側に延び出す連続したものとする。そして、断熱サッシ
が完成したとき、気密材の遮蔽部は、先端を断熱部材に
当接し、室内側部材の屋外側面を外部から遮蔽した状態
とする。この室内側部材の屋外側面を遮蔽した状態は、
サッシ枠の全周において生じる。
【0013】この構成によれば、室内側部材が外気にさ
らされず、断熱性能が高い。また、遮蔽部の先端縁は断
熱部材に当接しているので、この個所からの熱伝導はき
わめて小さく、室外側部材によって室内側部材の温熱状
態が影響を受けることがない。
【0014】気密材の素材は、ブチルゴムなど種々のも
のを採用できるが、開閉障子との当接部を軟質に、室内
側部材との係合部を硬質に形成し、さらに遮蔽部を硬質
部分から延び出して形成することがある。この構成であ
ると、特に出入り口に使用する断熱サッシでは、ドアの
開閉の際に気密材の当接部が変形するなどして移動して
も、係合部は移動しないので、遮蔽部も変位せず、遮蔽
部による室内側部材の遮蔽状態が確実に維持されるとい
う利点がある。
【0015】〔開閉障子〕障子框にパネルを装着して開
閉障子を構成する。障子框は框材を組み付けて形成す
る。框材は、主としてアルミ合金の押出し形材であり、
室内側部材と室外側部材を断熱部材で熱的に分離して結
合する。通常、サッシ枠と同様、室内側部材と室外側部
材を連結部でつないで一体に成形し、その状態で両部材
を断熱材で結合し、ついで、連結部を切り離す手段が採
用される。断熱材の形態、種類は種々に採用することが
できる。障子框は内周側に、室内側部材と室外側部材お
よび断熱部材とで形成されるパネル取付け用の溝を備え
るものとする。
【0016】障子框の溝にパネルを装着し、溝の室内側
部材にシール材を取り付け、パネルの室内側面の周囲に
当接させる。シール材は断熱材料が良く、ブチルゴムな
ど比較的軟質の弾性材で形成され、通常のシール部の他
に、断熱部材側に延び出す遮蔽部を連続して有してい
る。遮蔽部は先端を断熱部材に当接し、室内側部材の室
外側面を遮蔽する。シール材は溝の室外側部材に取り付
け、パネルの室外側面に当接させると共に遮蔽部の先端
部を断熱材に接触させる。この構成によっても同様に室
内側部材の室外側面を遮蔽することができる。
【0017】外気温に近くなる障子框内部の空間(溝)
において、室内側部材が遮蔽部で覆われるので、空間の
状況によって、室内側部材の温熱状態が影響を受けるこ
とがない。前記の断熱構造としたサッシ枠にこの開閉障
子を装着して断熱サッシとすることがある。サッシ枠、
開閉障子共に断熱性能が高く、全体として断熱性能の良
いサッシを得られる。
【0018】
【発明の実施の形態】図3、図4は、すべり出し窓を構
成する断熱サッシ5を示し、サッシ枠1と開閉障子4を
有する。サッシ枠1(図5)は、枠材である上枠7、下
枠8および左右の縦枠9,10を矩形に組み付けて構成
している。これらの枠材はそれぞれ室内側部材(付加符
号aを付す)と室内側部材(同bを付す)とに分割され
ており、両部材はそれぞれ熱的に分離されて、断熱部材
11で結合されている。
【0019】上枠7の室外側部材7aは、内周側に段部
12を有して室外側に向いた当り面13を有し、室内側
部材7bは内周側に突出壁14を備え、その室外側に気
密材取付け部15を形成している。下枠8の室外側部材
8aは、内周側に段部16を有して室外側に向いた当り
面17を有し、室内側部材8bは内周側に段部18を備
え、その室外側に気密材取付け部19を形成している。
【0020】左縦枠9(図9)の室外側部材9aは、内
周側に突出壁20を有して室外側を当り面21とし、室
内側部材9bは内周側に突出壁22を備え、その室外側
に気密材取付け部23を形成している。右縦枠10の室
外側部材10aは、内周側に突出壁24有して室外側を
当り面25とし、室内側部材10bは内周側に突出壁2
6を備え、その室外側に気密材取付け部27を形成して
いる。
【0021】当り面13,17,21,25は室内外方
向で同じ平面上に配置され、気密材取付け部15,1
9,23,27は室内外方向で前記とは異なる同じ平面
上に配置されている。そして、気密材取付け部15,1
9,23,27には一本の連続した気密材28が取付け
られている。すなわち、気密材28はサッシ枠1の内周
に沿い室外側に向いてぐるりと取付けられる。
【0022】気密材28はブチルゴムでできた長手方向
に一様な成形品であり(図1)、長手方向に沿って遮蔽
部29を一体に有すると共に断面において当接部30と
係合部31を有する。そして、この気密材28は硫化の
程度を調節して係合部31を硬質に当接部を軟質に成形
し、硬質の係合部31から遮蔽部29を突出させてい
る。
【0023】気密材28をサッシ枠1の気密材取付け部
15,19,23,27に取り付けると、遮蔽部29の
先端は断熱部材21の中間部に当接して各枠材における
室内側部材2の室外側面を覆い、外部から遮断する。開
閉障子4は、框材である上框32、下框33および左右
の縦框34,35を矩形に組み付けて障子框4´を構成
している。これらの框材はそれぞれ室内側部材(付加符
号aを付す)と室内側部材(同bを付す)とに分割され
ており、両部材断熱部材36で結合されている。すなわ
ち、障子框4´は室内側部材2と室外側部材3を断熱部
材36で結合してある。
【0024】上框32(図6)の室外側部材32aは、
内周側に突出壁37を有して室内側に向いたシール材取
付け部38を有し、また、外周側に突出壁39を有して
室内側に向いたタイト材取付け部40を有する。上框3
2の室内側部材32bは内周側に突出壁41を備え、そ
の室外側にシール材取付け部42を有している。下框3
3の室外側部材33aは、内周側に突出壁43を有して
室内側に向いたシール材取付け部44を有し、また、外
周側に突出壁45を有して室内側に向いたタイト材取付
け部46を有する。下框33の室内側部材33bは内周
側に突出壁47を備え、その室外側にシール材取付け部
48を有している。
【0025】左縦框34(図8)の室外側部材34a
は、内周側に突出壁49を有して室内側に向いたシール
材取付け部50を有し、また、外周側に突出壁51を有
して室内側に向いたタイト材取付け部52を有する。左
縦框34の室内側部材34bは内周側に突出壁53を備
え、その室外側にシール材取付け部54を有している。
【0026】同様に、右縦框35の室外側部材35a
は、内周側に突出壁55を有して室内側に向いたシール
材取付け部56を有し、また、外周側に突出壁57を有
して室内側に向いたタイト材取付け部58を有する。右
縦框35の室内側部材35bは内周側に突出壁59を備
え、その室外側にシール材取付け部60を有している。
【0027】シール材取付け部38,44,50,56
は、室内外方向で同じ平面上に配置され、タイト材取付
け部40,46,52,58は室内外方向で前記とは異
なる同じ平面上に配置されている。シール材取付け部3
8,44,50,56には通常のガラス用シール材61
が装着され、タイト材取付け部40,46,52,58
には通常のタイト材62が装着されている。
【0028】シール材取付け部42,48,54,60
に遮蔽部63を備えたシール材64(図2)が装着され
る。遮蔽部63はシール材64の本体64aと一体に長
手方向に沿って形成され、ある程度の剛性を備えるよう
に形成されている。
【0029】室内側部材2と室外側部材3を断熱部材3
6で結合すると、内周側に室外側部材のシール材取付け
部38,44,50,56と室内側部材のシール材取付
け部42,48,54,60および断熱部材36とでパ
ネル取付け用の溝R(空間)が形成される。障子框4´
の内周にパネル取付け用の溝Rが連続して存在する。
【0030】シール材取付け部38,44,50,56
にシール材61を装着し、パネル取付け用の溝Rにガラ
ス板6を嵌め込む。ついで、シール材64をその遮蔽部
63の先端が、各框材の断熱部材36の中間部に当接す
るようにして押し込み、シール材取付け部42,48,
54,60に固定する。
【0031】これによって開閉障子4は完成し、障子框
4´の溝Rの内部において、室内側部材3の室外側面が
シール材64の遮蔽部63によって覆われ、室外側から
遮断されている。
【0032】ついで、開閉障子4を断熱構造のサッシ枠
1に嵌め込み装着する。すると、開閉障子4は閉じた状
態で、サッシ枠1の内周側に突出している当り面13,
17,21,25に室外側から当接し、同時に、開閉障
子4の室内側面の周囲が、サッシ枠1の内周で室内側に
位置する気密材28に当接し、室内側と室外側が完全に
遮断される。
【0033】そして、開閉障子4とサッシ枠1間の空間
Pでは、室内側部材2の室外側面が外気から遮断され、
また、開閉障子4の障子框4´の溝Rにおいても室内側
部材2の室外側面が室外側から遮断されているので、外
気、および室外側部材の状況が室内側部材の温熱状況に
影響することがきわめて少なくなる。図9に示す構造
は、シール材64を溝Rの室外側部材3に取り付けてパ
ネル6の室外側面の周囲に当接させると共に、その遮蔽
部63の先端部を断熱材に当接させている。これによっ
て室内側部材の室外側が遮蔽されており、シール部材が
パネル6の室内側にある場合と同様に、室内側部材の温
熱状況が外気や室外側部材の状況に影響されることがき
わめて少ない。
【0034】
【発明の効果】請求項1に記載の構成によれば、サッシ
枠を構成する室内側部材に設けた気密材が遮蔽部を備
え、この遮蔽部で室内側部材の室外側面を外部から遮蔽
しているので、室外側部材から断熱部材により熱的に分
離されている室内側部材の温熱状態が室外側部材の状況
に影響されにくい。また、遮蔽部の先端は断熱部材に当
接しているので、室内側部材の温熱状態がこの箇所から
の熱伝導によって影響されることがほとんどない。この
結果、断熱サッシの断熱性能が向上する。請求項2に記
載の構成によれば、請求項1に記載の構成が発揮する効
果に加え、開閉障子の開閉で気密材が変形しても遮蔽部
の変位が少なく、遮蔽部の先端縁が断熱部材から離れて
しまうことがない。
【0035】請求項3に記載の構成によれば、遮蔽部の
先端が断熱部材の中間部に当接していることにより、遮
蔽部を通じての熱伝導による室内側部材への熱的影響が
より少なくなり、また、気密材が変形しても遮蔽部の変
位が少なく、遮蔽部の先端縁が断熱部材から離れてしま
うことがないので、断熱サッシの断熱性能がさらに向上
する。請求項4に記載の構成によれば、断熱性のサッシ
枠に断熱性の障子が組み合わされて断熱サッシとしての
断熱性能が向上すると共に、障子框を構成する室内側部
材を遮蔽部によって室外側から遮断ているので、断熱性
能がさらに向上する。
【0036】請求項5に記載の構成によれば、シール材
の配置がパネルの室外側ではあるが、請求項4に記載の
構成がそれぞれに奏するのと同様の効果を発揮するする
ことができる。請求項6に記載の構成によれば、請求項
4または請求項5に記載の構成が発揮する効果に加え、
さらに、遮蔽部の先端が室内側部材と室外側部材を熱的
に分離している断熱材の中間部に当接し、遮蔽部からの
熱伝導をできるだけ抑制して断熱効果をさらに向上させ
ることができる。
【0037】請求項7に記載の構成によれば、請求項1
〜6に記載の構成が発揮する効果に加え、サッシ枠側ま
たは障子框側あるいは双方の遮蔽部が断熱材であること
により、この部分からの熱伝導がほとんどなくなり、そ
れぞれに、さらに断熱性能の優れた断熱サッシを得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】サッシ枠の要部を断面で示す平面図
【図2】開閉障子の要部を断面で示す平面図
【図3】断熱サッシの縦断面図
【図4】断熱サッシの横断面図
【図5】サッシ枠の縦断面図
【図6】開閉障子の縦断面図
【図7】サッシ枠の横断面図
【図8】開閉障子の横断面図
【図9】開閉障子の要部を断面図で示す平面図
【図10】サッシ枠の要部を断面で示す平面図(従来
例)
【図11】開閉障子の要部を断面で示す断面図(従来
例)
【符号の説明】
1 サッシ枠 34 左縦框 2 室内側部材 35 右縦框 3 室外側部材 36 断熱部材 4 開閉障子 37 突出壁 5 断熱サッシ 38 シール材取
付け部 6 ガラス 39 突出壁 7 上枠 40 タイト材取
付け部 8 下枠 41 突出壁 9 左縦枠 42 シール材取
付け部 10 右縦枠 43 突出壁 11 断熱部材 44 シール材取
付け部 12 段部 45 突出壁 13 当り面 46 タイト材取
付け部 14 突出壁 47 突出壁 15 気密材取付け部 48 シール材取
付け部 16 段部 49 突出壁 17 当り面 50 シール材取
付け部 18 段部 51 突出壁 19 気密材取付け部 52 タイト材取
付け部 20 突出壁 53 突出壁 21 当り面 54 シール材取
付け部 22 突出壁 55 突出壁 23 気密材取付け部 56 シール材取
付け部 24 突出壁 57 突出壁 25 当り面 58 タイト材取
付け部 26 突出壁 59 突出壁 27 気密材取付け部 60 シール材取
付け部 28 気密材 61 シール材 29 遮蔽部 62 タイト材 30 当接部 63 遮蔽部 31 係合部 64 シール材 32 上框 33 下框
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年7月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 断熱サッシ
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、室内側部材と室
外側部材を断熱材で結合し、室外側部材の温度状態が室
内側部材に伝導しないようにした断熱サッシに関する。
【0002】
【従来の技術】室内側部材と室外側部材を断熱材で結合
した断熱サッシは周知であり、例えば、実開昭58−6
4794号公報の断熱ドアでは、外枠1aと内枠1bを
断熱材11で結合して断熱サッシとしている。特開平7
−197753号公報のドアでは、室外側部材1e〜1
hと室内側部材1i〜1mをブリッジ材1n〜1rで結
合して断熱サッシとしている。これらの断熱サッシは、
室外側部材と室内側部材間の熱伝導を断熱材で遮断する
ので、特に寒冷地で使用するサッシとして結露の防止や
温熱の漏出防止に効果がある。
【0003】しかし、従来の断熱サッシのサッシ枠1
(図)は、室内側部材2と室外側部材3を断熱部材1
1で結合して、室内側部材2と室外側部材3間の熱伝導
を防止してはいるが、障子4(ドアを含む)を開けると
外気が直接に室内側部材2の室外側面S1に接触する構
造が一般的である。この構造であると、外気が室内側部
材2の温熱状態を左右するので、断熱効果が低下する。
また、障子4が閉じた状態にあって、障子4とサッシ枠
1間の空間Pが密閉された状態にあっても室外側部材3
の内周側面S2は外気温度となるので、室内側部材2の
室外側面S1との間で熱勾配が変化し、熱放射によって
やはり断熱効果が低下する。
【0004】この点、実開昭58−64794号公報の
断熱ドアでは、一つの例として、気密舌片36を延設し
た気密材32を内アタッチメント3b(室内側部材)の
四周に設け、舌片36の先端縁を外アタッチメント3a
(室外側部材)に当接している。これよって、断熱空気
層が舌片36によって2分され、内アタッチメント3b
が冷却されることはないとしている。しかし、舌片36
の先端縁は外アタッチメント3aに当接しているのであ
るから、この部分を介する熱伝動によって、内アタッチ
メント3aの温熱状態が影響を受け易い。
【0005】また、特開平7−197753号公報のド
アにおいても、下枠1dの室内側部材1mに気密材2d
を取り付け、水平部sでブリッジ材1rの上面を覆い、
先端を室外側部材1hの上面に当接している。これによ
り、下枠1dの室内側部材1mは外気に直接触れず、断
熱性を確保できるとしている。しかし、気密材2dの先
端は室外側部材1hの上面に当接しており、この部分を
介する熱伝動によって、室内側部材1mの温熱状態が影
響を受け易い。なお、ブリッジ材の上面を覆う気密材を
設けるのは下枠部分のみで、上枠、左右の縦枠にも設け
る技術思想はなく、断熱性を確保できる程度が低い。さ
らに、これらには障子自体の断熱構造に付いて開示がな
い。
【0006】開閉障子の断熱構造として、パネルを装着
する框枠を室内側部材と室外側部材に分割し、これらを
断熱材で結合するものは、例えば、実開昭58−200
91号公報や実開昭62−11996号公報に開示され
ているように周知である。
【0007】しかし、断熱構造の障子框においても室内
側部材2と室外側部材3が形成するパネル装着溝の内部
では室外側から室内側に空間がつながっており、障子框
自体に室内側材2と室外側部材3間の熱伝導はなくて
も、外気と同じ温熱状態にある室外側部材3へ向けて密
閉された空気を伝わる熱伝導や熱放射によって室内側部
材2の温熱状態が影響を受け、断熱性が劣化する。しか
し、従来技術の断熱サッシにはこれに対応する構成を見
出だせない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明は断熱性能の
良い断熱サッシ枠および開閉障子の提供を課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】 〔断熱サッシ〕サッシ枠と開閉障子で断熱サッシを構成
する。断熱サッシは、開閉窓用、嵌殺し窓用、採光窓用
あるいは出入り口用等種々の形態を取り得る。ドア板は
開閉障子に含める。
【0010】サッシ枠は室内側部材と室外側部材を断熱
部材で熱的に分離して結合した枠材で構成する。室内側
部材と室外側部材は多くがアルミ合金の押出し形材であ
るが、硬質合成樹脂の押出し成形品のこともある。断熱
部材は硬質の発泡ポリエチレンなどで合成樹脂が多く用
いられる。通常、成形時に室内側部材と室外側部材を連
結部でつないでおき、断熱結合部分に断熱樹脂を流し込
んで硬化させた後、連結部を切除して室内側部材と室外
側部材を熱的に分離する。あるいは、別途に成形してお
いた断熱部材(ブリッジ)を室内側部材と室外側部材間
に配置してその両端部をカシメ付けて両部材を結合する
構成のものもある。
【0011】サッシ枠および断熱部材の素材は、種々の
ものを選択可能であり、また、室内側部材と室外側部材
を断熱部材で結合する構造も種々のものを採用すること
ができる。サッシ枠における室内側部材の断面構造は用
途に応じて種々であるが、少なくとも、開閉障子の室内
側面の周囲に当接する気密材を取り付けたものとする。
【0012】気密材は従来のタイト材と同じ材質で良い
が、形態として遮蔽部を一体に有する。遮蔽部は断熱材
料が良く、サッシ枠が完成した時、サッシ枠を構成する
枠材の室内側部材と室外側部材を結合している断熱部材
に当接する連続したものとする。そして、断熱サッシが
完成したとき、気密材の遮蔽部は断熱部材に当接し、室
内側部材の屋外側面を外部から遮蔽した状態とする。こ
の室内側部材の屋外側面を遮蔽した状態は、サッシ枠の
全周において生じる。
【0013】この構成によれば、室内側部材が外気にさ
らされず、断熱性能が高い。また、遮蔽部は断熱部材に
当接しているので、この個所からの熱伝導はきわめて小
さく、室外側部材によって室内側部材の温熱状態が影響
を受けることがない。
【0014】気密材の素材は、ブチルゴムなど種々のも
のを採用できるが、開閉障子との当接部を軟質に、室内
側部材との係合部を硬質に形成し、さらに遮蔽部を硬質
部分から延び出して形成することがある。この構成であ
ると、特に出入り口に使用する断熱サッシでは、ドアの
開閉の際に気密材の当接部が変形するなどして移動して
も、係合部は移動しないので、遮蔽部も変位せず、遮蔽
部による室内側部材の遮蔽状態が確実に維持されるとい
う利点がある。
【0015】〔開閉障子〕障子框にパネルを装着して開
閉障子を構成する。障子框は框材を組み付けて形成す
る。框材は、主としてアルミ合金の押出し形材であり、
室内側部材と室外側部材を断熱部材で熱的に分離して結
合する。通常、サッシ枠と同様、室内側部材と室外側部
材を連結部でつないで一体に成形し、その状態で両部材
を断熱材で結合し、ついで、連結部を切り離す手段が採
用される。断熱材の形態、種類は種々に採用することが
できる。障子框は内周側に、室内側部材と室外側部材お
よび断熱部材とで形成されるパネル取付け用の溝を備え
るものとする。
【0016】障子框の溝にパネルを装着し、溝の室内側
部材に気密材を取り付け、パネルの室内側面の周囲に当
接させる。気密材は断熱材料が良く、ブチルゴムなど比
較的軟質の弾性材で形成され、通常のシール部の他に、
断熱部材に当接する遮蔽部を連続して有している。遮蔽
部は断熱部材に当接し、室内側部材の室外側面を遮蔽す
る。気密材は溝の室外側部材に取り付け、パネルの室外
側面に当接させると共に遮蔽部を断熱材に接触させる。
【0017】外気温に近くなる障子框内部の空間(溝)
において、室内側部材が遮蔽部で覆われるので、空間の
状況によって、室内側部材の温熱状態が影響を受けるこ
とがない。前記の断熱構造としたサッシ枠にこの開閉障
子を装着して断熱サッシとすることがある。サッシ枠、
開閉障子共に断熱性能が高く、全体として断熱性能の良
いサッシを得られる。
【0018】
【発明の実施の形態】図、図は、すべり出し窓を構
成する断熱サッシ5を示し、サッシ枠1と開閉障子4を
有する。サッシ枠1(図5)は、枠材である上枠7、下
枠8および左右の縦枠9,10を矩形に組み付けて構成
している。これらの枠材はそれぞれ室内側部材(付加符
号aを付す)と室内側部材(同bを付す)とに分割され
ており、両部材はそれぞれ熱的に分離されて、断熱部材
11で結合されている。
【0019】上枠7の室外側部材7aは、内周側に段部
12を有して室外側に向いた当り面13を有し、室内側
部材7bは内周側に突出壁14を備え、その室外側に気
密材取付け部15を形成している。下枠8の室外側部材
8aは、内周側に段部16を有して室外側に向いた当り
面17を有し、室内側部材8bは内周側に段部18を備
え、その室外側に気密材取付け部19を形成している。
【0020】左縦枠9(図9)の室外側部材9aは、内
周側に突出壁20を有して室外側を当り面21とし、室
内側部材9bは内周側に突出壁22を備え、その室外側
に気密材取付け部23を形成している。右縦枠10の室
外側部材10aは、内周側に突出壁24を有して室外側
を当り面25とし、室内側部材10bは内周側に突出壁
26を備え、その室外側に気密材取付け部27を形成し
ている。
【0021】当り面13,17,21,25は室内外方
向で同じ平面上に配置され、気密材取付け部15,1
9,23,27は室内外方向で前記とは異なる同じ平面
上に配置されている。そして、気密材取付け部15,1
9,23,27には一本の連続した気密材28が取付け
られている。すなわち、気密材28はサッシ枠1の内周
に沿い室外側に向いてぐるりと取付けられる。
【0022】気密材28はブチルゴムでできた長手方向
に一様な成形品であり(図1)、長手方向に沿って遮蔽
部29を一体に有すると共に断面において当接部30と
係合部31を有する。そして、この気密材28は硫化の
程度を調節して係合部31を硬質に当接部を軟質に成形
し、硬質の係合部31から遮蔽部29を突出させてい
る。
【0023】気密材28をサッシ枠1の気密材取付け部
15,19,23,27に取り付けると、遮蔽部29は
断熱部材21に当接して各枠材における室内側部材2の
室外側面を覆い、外部から遮断する。この実施形態にお
いて、遮蔽部29の先端が断熱部材21の中間部に当接
している。開閉障子4(図5,7)は、框材である上框
32、下框33および左右の縦框34,35を矩形に組
み付けて障子框4´を構成している。これらの框材はそ
れぞれ室内側部材(付加符号aを付す)と室内側部材
(同bを付す)とに分割されており、両部材断熱部材3
6で結合されている。すなわち、障子框4´は室内側部
材2と室外側部材3を断熱部材36で結合してある。
【0024】上框32(図)の室外側部材32aは、
内周側に突出壁37を有して室内側に向いた気密材取付
け部38を有し、また、外周側に突出壁39を有して室
内側に向いたタイト材取付け部40を有する。上框32
の室内側部材32bは内周側に突出壁41を備え、その
室外側に気密材取付け部42を有している。下框33の
室外側部材33aは、内周側に突出壁43を有して室内
側に向いた気密材取付け部44を有し、また、外周側に
突出壁45を有して室内側に向いたタイト材取付け部4
6を有する。下框33の室内側部材33bは内周側に突
出壁47を備え、その室外側に気密材取付け部48を有
している。
【0025】左縦框34(図)の室外側部材34a
は、内周側に突出壁49を有して室内側に向いた気密材
取付け部50を有し、また、外周側に突出壁51を有し
て室内側に向いたタイト材取付け部52を有する。左縦
框34の室内側部材34bは内周側に突出壁53を備
え、その室外側に気密材取付け部54を有している。
【0026】同様に、右縦框35の室外側部材35a
は、内周側に突出壁55を有して室内側に向いた気密材
取付け部56を有し、また、外周側に突出壁57を有し
て室内側に向いたタイト材取付け部58を有する。右縦
框35の室内側部材35bは内周側に突出壁59を備
え、その室外側に気密材取付け部60を有している。
【0027】気密材取付け部38,44,50,56
は、室内外方向で同じ平面上に配置され、タイト材取付
け部40,46,52,58は室内外方向で前記とは異
なる同じ平面上に配置されている。気密材取付け部3
8,44,50,56には通常のガラス用気密材61が
装着され、タイト材取付け部40,46,52,58に
は通常のタイト材62が装着されている。
【0028】気密材取付け部42,48,54,60に
遮蔽部63を備えた気密材64が装着される。遮蔽部6
3は気密材64の本体と一体に長手方向に沿って形成さ
れ、ある程度の剛性を備えるように形成されている。
【0029】室内側部材2と室外側部材3を断熱部材3
6で結合すると、内周側に室外側部材の気密材取付け部
38,44,50,56と室内側部材の気密材取付け部
42,48,54,60および断熱部材36とでパネル
取付け用の溝R(空間)が形成される。障子框4´の内
周にパネル取付け用の溝Rが連続して存在する。
【0030】気密材取付け部38,44,50,56に
気密材61を装着し、パネル取付け用の溝Rにガラス板
6を嵌め込む。ついで、気密材64をその遮蔽部63の
先端が、各框材の断熱部材36の中間部に当接するよう
にして押し込み、気密材取付け部42,48,54,6
0に固定する。
【0031】これによって開閉障子4は完成し、障子框
4´の溝Rの内部において、室内側部材3の室外側面が
気密材64の遮蔽部63によって覆われ、室外側から遮
断されている。
【0032】ついで、開閉障子4を断熱構造のサッシ枠
1に嵌め込み装着する。すると、開閉障子4は閉じた状
態で、サッシ枠1の内周側に突出している当り面13,
17,21,25に室外側から当接し、同時に、開閉障
子4の室内側面の周囲が、サッシ枠1の内周で室内側に
位置する気密材28に当接し、室内側と室外側が完全に
遮断される。
【0033】そして、開閉障子4とサッシ枠1間の空間
Pでは、室内側部材2の室外側面が外気から遮断され、
また、開閉障子4の障子框4´の溝Rにおいても室内側
部材2の室外側面が室外側から遮断されているので、外
気、および室外側部材の状況が室内側部材の温熱状況に
影響することがきわめて少なくなる。
【0034】
【発明の効果】請求項1に記載の構成によれば、サッシ
枠を構成する室内側部材に設けた気密材が遮蔽部を備
え、この遮蔽部で室内側部材の室外側面を外部から遮蔽
しているので、室外側部材から断熱部材により熱的に分
離されている室内側部材の温熱状態が室外側部材の状況
に影響されにくい。また、遮蔽部の断熱部材に当接して
いるので、室内側部材の温熱状態がこの箇所からの熱伝
導によって影響されることがほとんどない。この結果、
断熱サッシの断熱性能が向上する。請求項2に記載の構
成によれば、請求項1に記載の構成が発揮する効果に加
え、開閉障子の開閉で気密材が変形しても遮蔽部の変位
が少なく、遮蔽部の先端縁が断熱部材から離れてしまう
ことがない。
【0035】請求項3に記載の構成によれば、断熱性の
サッシ枠に断熱性の障子が組み合わされて断熱サッシと
しての断熱性能が向上すると共に、障子框を構成する室
内側部材を遮蔽部によって室外側から遮断ているので、
断熱性能がさらに向上する。
【0036】請求項4に記載の構成によれば、請求項1
に記載の構成が発揮する効果に加え、サッシ枠側ま
たは障子框側あるいは双方の遮蔽部が断熱材であること
により、この部分からの熱伝導がほとんどなくなり、そ
れぞれに、さらに断熱性能の優れた断熱サッシを得るこ
とができる。請求項5に記載の構成によれば、気密材が
断熱部材に当接していることにより、遮蔽部を通じての
熱伝導による室内側部材への熱的影響がより少なくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】サッシ枠の要部を断面で示す平面図
【図2】断熱サッシの縦断面図
【図3】断熱サッシの横断面図
【図4】サッシ枠の縦断面図
【図5】開閉障子の縦断面図
【図6】サッシ枠の横断面図
【図7】開閉障子の横断面図
【図8】サッシ枠の要部を断面で示す平面図(従来例)
【符号の説明】 1 サッシ枠 34 左縦框 2 室内側部材 35 右縦框 3 室外側部材 36 断熱部材 4 開閉障子 37 突出壁 5 断熱サッシ 38 気密材取付
け部 6 ガラス 39 突出壁 7 上枠 40 タイト材取
付け部 8 下枠 41 突出壁 9 左縦枠 42 気密材取付
け部 10 右縦枠 43 突出壁 11 断熱部材 44 気密材取付
け部 12 段部 45 突出壁 13 当り面 46 タイト材取
付け部 14 突出壁 47 突出壁 15 気密材取付け部 48 気密材取付
け部 16 段部 49 突出壁 17 当り面 50 気密材取付
け部 18 段部 51 突出壁 19 気密材取付け部 52 タイト材取
付け部 20 突出壁 53 突出壁 21 当り面 54 気密材取付
け部 22 突出壁 55 突出壁 23 気密材取付け部 56 気密材取付
け部 24 突出壁 57 突出壁 25 当り面 58 タイト材取
付け部 26 突出壁 59 突出壁 27 気密材取付け部 60 気密材取付
け部 28 気密材 61 気密材 29 遮蔽部 62 タイト材 30 当接部 63 遮蔽部 31 係合部 64 気密材 32 上框 33 下框
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図5】
【図7】
【図3】
【図4】
【図8】
【図6】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内側部材と室外側部材を断熱材で結合
    したサッシ枠とサッシ枠内に組み込まれる開閉障子とを
    備え、室内側部材に開閉障子の室内側面に当接する気密
    材を取付け、気密材は断熱部材側に延び出す遮蔽部を有
    しており、遮蔽部の先端を断熱部材の中間部に当接し室
    内側部材の室外側面を外気から遮蔽してあることを特徴
    とした断熱サッシ。
  2. 【請求項2】 室内側部材と室外側部材を断熱材で結合
    したサッシ枠とサッシ枠内に組み込まれる開閉障子とを
    備え、室内側部材に開閉障子の室内側面に当接する気密
    材を取付け、気密材は障子との当接部を軟質に室内側部
    材への取付け部を硬質に形成し、硬質部分から断熱部材
    側に延び出す遮蔽部を有しており、遮蔽部で室内側部材
    の室外側面を外気から遮蔽してあることを特徴とした断
    熱サッシ。
  3. 【請求項3】 気密材の遮蔽部は先端を断熱材の中間部
    に当接してあることを特徴とした請求項2に記載の断熱
    サッシ。
  4. 【請求項4】 開閉障子は室内側部材と室外側部材を断
    熱部材で結合した障子框と、室内側部材と室外側部材お
    よび断熱部材とで形成される溝に取付けられるパネル
    と、溝に取り付けてパネルの室内側面と室内側部材の室
    外側面との間をシールするシール材とを備え、シール材
    が断熱部材側に延び出す遮蔽部を有して室内側部材の室
    外側面を外気から遮蔽していることを特徴とした請求項
    1〜請求項3のいずれか一つに記載の断熱サッシ。
  5. 【請求項5】 開閉障子は室内側部材と室外側部材を断
    熱部材で結合した障子框と、室内側部材と室外側部材お
    よび断熱部材とで形成される溝に取付けられるパネル
    と、溝に取り付けてパネルの室外側面と室外側部材の室
    内側面との間をシールするシール材とを備え、シール材
    が断熱部材側に延び出す遮蔽部を有して室内側部材の室
    外側面を外気から遮蔽していることを特徴とした請求項
    1〜請求項3のいずれか一つに記載の断熱サッシ。
  6. 【請求項6】 シール材に設けた遮蔽部の先端を断熱部
    材の中間部に当接してあることを特徴とした請求項4ま
    たは請求項5に記載の断熱サッシ。
  7. 【請求項7】 遮蔽部を断熱材料で形成してあることを
    特徴とした請求項1〜請求項6のいずれか一つに記載の
    断熱サッシ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018003310A (ja) * 2016-06-28 2018-01-11 Ykk Ap株式会社 建具
DE102013204639B4 (de) 2012-03-26 2018-05-30 Fujitsu Ten Limited Radareinrichtung und Zieldetektierverfahren

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DE102013204639B4 (de) 2012-03-26 2018-05-30 Fujitsu Ten Limited Radareinrichtung und Zieldetektierverfahren
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