JPH1087871A - 衝撃緩衝材 - Google Patents
衝撃緩衝材Info
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- JPH1087871A JPH1087871A JP8263510A JP26351096A JPH1087871A JP H1087871 A JPH1087871 A JP H1087871A JP 8263510 A JP8263510 A JP 8263510A JP 26351096 A JP26351096 A JP 26351096A JP H1087871 A JPH1087871 A JP H1087871A
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- elastomer
- shock
- impact
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- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
- Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 シリコーンバウンシングパテ等のパテ或いは
ゲル等を使用せず、軽量であり、優れた衝撃緩衝性能を
有する衝撃緩衝材を提供する。 【解決手段】 連泡性樹脂発泡体、特に低反発性の軟質
ポリウレタンフォームの気泡内表面に、3官能以上の架
橋剤を用いてなるポリウレタンエラストマーからなる被
膜を形成し、その密度が0.3g/cm3 未満である衝
撃緩衝材を得る。低反発性の軟質フォームとしては、J
IS K6401によって測定した反発弾性率が20%
以下、特に10%以下の軟質フォームを使用する。この
衝撃緩衝材は、上記の軟質フォームの表面にエラストマ
ー原料を流延し、その後、例えば複数組の2本のロール
間を連続的に通過させて、エラストマー原料を軟質フォ
ームに十分含浸させ、次いで、100〜150℃の温度
で10〜60分間加熱し、架橋エラストマーからなる被
膜を形成して製造する。
ゲル等を使用せず、軽量であり、優れた衝撃緩衝性能を
有する衝撃緩衝材を提供する。 【解決手段】 連泡性樹脂発泡体、特に低反発性の軟質
ポリウレタンフォームの気泡内表面に、3官能以上の架
橋剤を用いてなるポリウレタンエラストマーからなる被
膜を形成し、その密度が0.3g/cm3 未満である衝
撃緩衝材を得る。低反発性の軟質フォームとしては、J
IS K6401によって測定した反発弾性率が20%
以下、特に10%以下の軟質フォームを使用する。この
衝撃緩衝材は、上記の軟質フォームの表面にエラストマ
ー原料を流延し、その後、例えば複数組の2本のロール
間を連続的に通過させて、エラストマー原料を軟質フォ
ームに十分含浸させ、次いで、100〜150℃の温度
で10〜60分間加熱し、架橋エラストマーからなる被
膜を形成して製造する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連泡性樹脂フォー
ム、特に低反発性のポリウレタンフォームを基材とし、
このフォームの連通孔の内表面に特定のポリウレタンエ
ラストマーからなる被膜を設けてなる緩衝衝撃材に関す
る。本発明の緩衝衝撃材は、椅子、ヘルメット等の保護
具及び各種シューズ等のスポーツ用具などの衝撃緩衝性
を要する用途において使用することができる。
ム、特に低反発性のポリウレタンフォームを基材とし、
このフォームの連通孔の内表面に特定のポリウレタンエ
ラストマーからなる被膜を設けてなる緩衝衝撃材に関す
る。本発明の緩衝衝撃材は、椅子、ヘルメット等の保護
具及び各種シューズ等のスポーツ用具などの衝撃緩衝性
を要する用途において使用することができる。
【0002】
【従来の技術】従来より、椅子及びヘルメット等の保護
具などの衝撃緩衝材としては、樹脂発泡体、エアーマッ
ト、ゲル及びパテなどが使用されている。そして、パテ
の一種としてホウ素原子を含むシロキサンからなるシリ
コーンバウンシングパテがよく知られている。このシリ
コーンバウンシングパテは、緩やかな荷重が加わった場
合は、その変形に柔軟に追随する。しかし、衝撃的に荷
重が加わった場合は、弾性的な応答をする。例えばヘル
メット等の保護具を人体の所要部位に装着する際の緩や
かな変形に対しては、パテは柔軟に追随し、所要部位に
確実に装着される。一方、強打、衝撃等、保護具に短時
間に強い力が加わった場合には、パテは弾性的に応答
し、容易に変形破壊することなく人体を保護する。
具などの衝撃緩衝材としては、樹脂発泡体、エアーマッ
ト、ゲル及びパテなどが使用されている。そして、パテ
の一種としてホウ素原子を含むシロキサンからなるシリ
コーンバウンシングパテがよく知られている。このシリ
コーンバウンシングパテは、緩やかな荷重が加わった場
合は、その変形に柔軟に追随する。しかし、衝撃的に荷
重が加わった場合は、弾性的な応答をする。例えばヘル
メット等の保護具を人体の所要部位に装着する際の緩や
かな変形に対しては、パテは柔軟に追随し、所要部位に
確実に装着される。一方、強打、衝撃等、保護具に短時
間に強い力が加わった場合には、パテは弾性的に応答
し、容易に変形破壊することなく人体を保護する。
【0003】シリコーンバウンシングパテは、上記のよ
うに実用的に十分な衝撃緩衝性能を有する。しかし、衝
撃緩衝性能以外の所要特性においては種々の問題があ
る。例えば、衝撃緩衝材の軽量化が難しく、且つ非常に
高価である。しかも、所定の形状に追随させるためには
緩やかな変形に追随する素材とする必要がある。また、
賦形性に乏しいため、製品として所要の形状を維持させ
るためには、他の素材によって梱包或いは包装等する必
要がある。
うに実用的に十分な衝撃緩衝性能を有する。しかし、衝
撃緩衝性能以外の所要特性においては種々の問題があ
る。例えば、衝撃緩衝材の軽量化が難しく、且つ非常に
高価である。しかも、所定の形状に追随させるためには
緩やかな変形に追随する素材とする必要がある。また、
賦形性に乏しいため、製品として所要の形状を維持させ
るためには、他の素材によって梱包或いは包装等する必
要がある。
【0004】特開平6−220242号公報には、網状
体又はフォームの骨格格子表面を、上記のパテによって
コーティングした衝撃緩衝材料が開示されている。しか
し、この衝撃緩衝材料では、コーティングするパテは上
記のように非常に高価であり、しかも製造工程もたいへ
ん長い。そのため、得られる衝撃緩衝材料も相当に高価
なものとなる。また、製造過程において有機溶剤を多量
に使用するため、人体への安全性及び環境汚染等への影
響が懸念される。更に、この有機溶剤が網状体又はフォ
ームを溶解又は破壊する恐れもあり、使用し得る網状体
又はフォームの種類が制限されるとの問題もある。
体又はフォームの骨格格子表面を、上記のパテによって
コーティングした衝撃緩衝材料が開示されている。しか
し、この衝撃緩衝材料では、コーティングするパテは上
記のように非常に高価であり、しかも製造工程もたいへ
ん長い。そのため、得られる衝撃緩衝材料も相当に高価
なものとなる。また、製造過程において有機溶剤を多量
に使用するため、人体への安全性及び環境汚染等への影
響が懸念される。更に、この有機溶剤が網状体又はフォ
ームを溶解又は破壊する恐れもあり、使用し得る網状体
又はフォームの種類が制限されるとの問題もある。
【0005】尚、上記の網状体又はフォームにシリコー
ンバウンシングパテをコーティングした衝撃緩衝材料の
他に、ゲル或いはパテの軽量化を図った衝撃緩衝材も提
案されている。例えば、特開昭62−159601号公
報には、ゲル物質中に微小中空体を混入した衝撃緩衝材
が記載されている。また、特開平4−117974号公
報には、シリコーンバウンシングパテに微小中空体を混
入した衝撃緩衝材が開示されている。しかし、これらは
いずれも衝撃の吸収、緩和をゲル又はパテに全面的に依
存しており、ゲル又はパテの使用なくしては衝撃緩衝材
としてまったく機能し得ないものである。
ンバウンシングパテをコーティングした衝撃緩衝材料の
他に、ゲル或いはパテの軽量化を図った衝撃緩衝材も提
案されている。例えば、特開昭62−159601号公
報には、ゲル物質中に微小中空体を混入した衝撃緩衝材
が記載されている。また、特開平4−117974号公
報には、シリコーンバウンシングパテに微小中空体を混
入した衝撃緩衝材が開示されている。しかし、これらは
いずれも衝撃の吸収、緩和をゲル又はパテに全面的に依
存しており、ゲル又はパテの使用なくしては衝撃緩衝材
としてまったく機能し得ないものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の衝撃
緩衝材の問題点を解決するものであり、シリコーンバウ
ンシングパテ等を使用することなく、優れた衝撃緩衝性
能を有する衝撃緩衝材を提供することを目的とする。そ
して、本発明の衝撃緩衝材は、その構成部材それぞれ単
独では実質的に十分な衝撃緩衝性能を有しない。それに
もかかわらず、構成部材を組み合わせることによって優
れた衝撃緩衝性能が発現されるものである。
緩衝材の問題点を解決するものであり、シリコーンバウ
ンシングパテ等を使用することなく、優れた衝撃緩衝性
能を有する衝撃緩衝材を提供することを目的とする。そ
して、本発明の衝撃緩衝材は、その構成部材それぞれ単
独では実質的に十分な衝撃緩衝性能を有しない。それに
もかかわらず、構成部材を組み合わせることによって優
れた衝撃緩衝性能が発現されるものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1発明の衝撃緩衝材
は、連泡性樹脂フォームと、該連泡性樹脂フォームの連
通孔の内表面に設けられた被膜とからなる衝撃緩衝材で
あって、該被膜は、3官能以上の架橋剤を用いてなるポ
リウレタンエラストマーからなることを特徴とする。
は、連泡性樹脂フォームと、該連泡性樹脂フォームの連
通孔の内表面に設けられた被膜とからなる衝撃緩衝材で
あって、該被膜は、3官能以上の架橋剤を用いてなるポ
リウレタンエラストマーからなることを特徴とする。
【0008】上記「連泡性樹脂フォーム」としては、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化
ビニル、ポリウレタン、フェノール樹脂、ユリア樹脂、
アクリル樹脂及びシリコーン樹脂等からなる連泡性のフ
ォームが挙げられる。これらフォームとしては、連泡性
のポリウレタンフォーム及びシリコーン樹脂フォームが
好ましい。特に可撓性等に優れ、物性等についても幅広
いものが用意されている連泡性軟質ポリウレタンフォー
ム(以下、単に軟質フォームという。)がより好適であ
る。この軟質フォームは、ポリオール、ポリイソシアネ
ートの他、発泡剤、整泡剤及び触媒等を原料とし、常
法、例えばワンショット法、プレポリマー法等によって
製造したものを使用することができる。
リエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化
ビニル、ポリウレタン、フェノール樹脂、ユリア樹脂、
アクリル樹脂及びシリコーン樹脂等からなる連泡性のフ
ォームが挙げられる。これらフォームとしては、連泡性
のポリウレタンフォーム及びシリコーン樹脂フォームが
好ましい。特に可撓性等に優れ、物性等についても幅広
いものが用意されている連泡性軟質ポリウレタンフォー
ム(以下、単に軟質フォームという。)がより好適であ
る。この軟質フォームは、ポリオール、ポリイソシアネ
ートの他、発泡剤、整泡剤及び触媒等を原料とし、常
法、例えばワンショット法、プレポリマー法等によって
製造したものを使用することができる。
【0009】上記の軟質フォームとしては、第2発明の
ように、そのJIS K6401によって測定した反発
弾性率が20%以下であるものが好ましい。このように
反発弾性率の低い軟質フォームとしては、一般に低反発
フォームとして提供されているものを用いることができ
る。この反発弾性率は15%以下、特に10%以下、更
には5%以下と低いことが好ましい。このように低反発
性のフォームであれば、広い範囲の歪速度に渡って優れ
た衝撃緩衝性能を有する衝撃緩衝材を得ることができ
る。そして、このようなフォームと特定のポリウレタン
エラストマーとを組み合わせることにより、特に優れた
衝撃緩衝性能を有する衝撃緩衝材とすることができる。
この反発弾性率が20%を越える場合は、緩やかな変形
に対する柔軟な追随性及び衝撃的な強い荷重に対する弾
性的な応答のいずれもが不十分となり、優れた性能の衝
撃緩衝材が得られないことがある。
ように、そのJIS K6401によって測定した反発
弾性率が20%以下であるものが好ましい。このように
反発弾性率の低い軟質フォームとしては、一般に低反発
フォームとして提供されているものを用いることができ
る。この反発弾性率は15%以下、特に10%以下、更
には5%以下と低いことが好ましい。このように低反発
性のフォームであれば、広い範囲の歪速度に渡って優れ
た衝撃緩衝性能を有する衝撃緩衝材を得ることができ
る。そして、このようなフォームと特定のポリウレタン
エラストマーとを組み合わせることにより、特に優れた
衝撃緩衝性能を有する衝撃緩衝材とすることができる。
この反発弾性率が20%を越える場合は、緩やかな変形
に対する柔軟な追随性及び衝撃的な強い荷重に対する弾
性的な応答のいずれもが不十分となり、優れた性能の衝
撃緩衝材が得られないことがある。
【0010】また、軟質フォームの連通孔の直径或いは
そのセル数は特に制限されるものではなく、また必ずし
も均一である必要もない。しかし、ウレタンエラストマ
ーからなる被膜を形成するための原料を連通孔内に容易
に含浸させるため、その比重を0.02〜0.08、特
に0.04〜0.07程度とすることが好ましい。軟質
フォームの比重がこの範囲であれば、エラストマー原料
を容易に連通孔内に含浸させることができ、且つ連通孔
の内表面全面に渡って均等に被膜を形成することができ
る。この軟質フォームの比重は、含浸させる際のエラス
トマー原料の粘度及び所要の衝撃吸収性能等によって、
適宜のものを選べばよい。
そのセル数は特に制限されるものではなく、また必ずし
も均一である必要もない。しかし、ウレタンエラストマ
ーからなる被膜を形成するための原料を連通孔内に容易
に含浸させるため、その比重を0.02〜0.08、特
に0.04〜0.07程度とすることが好ましい。軟質
フォームの比重がこの範囲であれば、エラストマー原料
を容易に連通孔内に含浸させることができ、且つ連通孔
の内表面全面に渡って均等に被膜を形成することができ
る。この軟質フォームの比重は、含浸させる際のエラス
トマー原料の粘度及び所要の衝撃吸収性能等によって、
適宜のものを選べばよい。
【0011】上記「被膜」の厚さは特に限定はされず、
所要の衝撃吸収性能によって10〜300μm、特に3
0〜150μm、更には50〜100μm程度とすれば
よい。被膜の厚さが10μm未満では、十分な衝撃緩衝
性能を有する緩衝材が得られないことがある。また、被
膜を厚くしても、衝撃吸収の観点からは特に問題はな
い。しかし、300μm以上とすることは、通常の被膜
形成の操作では容易ではない。この被膜厚さは、エラス
トマー原料の組成、軟質フォームの比重、連通孔内にエ
ラストマー原料を含浸させる方法等によって、適宜調整
することができる。
所要の衝撃吸収性能によって10〜300μm、特に3
0〜150μm、更には50〜100μm程度とすれば
よい。被膜の厚さが10μm未満では、十分な衝撃緩衝
性能を有する緩衝材が得られないことがある。また、被
膜を厚くしても、衝撃吸収の観点からは特に問題はな
い。しかし、300μm以上とすることは、通常の被膜
形成の操作では容易ではない。この被膜厚さは、エラス
トマー原料の組成、軟質フォームの比重、連通孔内にエ
ラストマー原料を含浸させる方法等によって、適宜調整
することができる。
【0012】また、上記「ポリウレタンエラストマー」
は、通常の原料を用いて生成させることができる。ポリ
オールとしては、分子量が1000〜5000程度のポ
リエーテルポリオール、ポリエステルポリオール等を使
用することができる。また、ポリイソシアネートとして
は、トルエンジイソシアネート(TDI)又はピュア、
クルードタイプを問わずジフェニルメタンジイソシアネ
ート(MDI)或いは変性MDI、プレポリマータイ
プ、カルボジイミド変性タイプ等が主に用いられる。更
に、クルードMDIとTDIとの混合物等を使用するこ
ともできる。尚、イソシアネートインデックスは80〜
120、特に80〜100程度に設定することが好まし
い。
は、通常の原料を用いて生成させることができる。ポリ
オールとしては、分子量が1000〜5000程度のポ
リエーテルポリオール、ポリエステルポリオール等を使
用することができる。また、ポリイソシアネートとして
は、トルエンジイソシアネート(TDI)又はピュア、
クルードタイプを問わずジフェニルメタンジイソシアネ
ート(MDI)或いは変性MDI、プレポリマータイ
プ、カルボジイミド変性タイプ等が主に用いられる。更
に、クルードMDIとTDIとの混合物等を使用するこ
ともできる。尚、イソシアネートインデックスは80〜
120、特に80〜100程度に設定することが好まし
い。
【0013】ポリオールには、通常、架橋剤及び触媒な
どが配合される。触媒としては、主としてスタナスオク
トエート等の金属触媒を用いるが、これにアミン系触媒
を併用してもよい。上記の金属触媒の配合量は、ポリオ
ールを0.05モルとした場合に、0.0001〜0.
0057モル、特に0.001〜0.0035モル程度
とすればよい。
どが配合される。触媒としては、主としてスタナスオク
トエート等の金属触媒を用いるが、これにアミン系触媒
を併用してもよい。上記の金属触媒の配合量は、ポリオ
ールを0.05モルとした場合に、0.0001〜0.
0057モル、特に0.001〜0.0035モル程度
とすればよい。
【0014】また、上記の3官能以上の架橋剤として
は、グリセリン、トリメチロールプロパン等の3価アル
コール及びペンタエリスリトール等の4価アルコールな
どを、単独又は併用して使用することができる。また、
これらのエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド付
加物等を用いることもできる。この3官能以上の架橋剤
の分子量は50〜700程度のものが好ましい。また、
その配合量は、ポリオールを0.05モルとした場合
に、0.001〜0.05モル、特に0.003〜0.
04モルとすることが好ましい。この範囲の配合量であ
れば、所要の架橋構造を有するポリウレタンエラストマ
ーからなる被膜が形成され、且つ十分な衝撃吸収性能を
有する衝撃緩衝材を得ることができる。
は、グリセリン、トリメチロールプロパン等の3価アル
コール及びペンタエリスリトール等の4価アルコールな
どを、単独又は併用して使用することができる。また、
これらのエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド付
加物等を用いることもできる。この3官能以上の架橋剤
の分子量は50〜700程度のものが好ましい。また、
その配合量は、ポリオールを0.05モルとした場合
に、0.001〜0.05モル、特に0.003〜0.
04モルとすることが好ましい。この範囲の配合量であ
れば、所要の架橋構造を有するポリウレタンエラストマ
ーからなる被膜が形成され、且つ十分な衝撃吸収性能を
有する衝撃緩衝材を得ることができる。
【0015】尚、架橋剤としては、上記の3官能以上の
ものと、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、1,4ブタンジオール等の2官能のものとを併用す
ることもできる。しかし、2官能の架橋剤の量比が高ま
るにつれて、衝撃緩衝性能が低下する。そのため、3官
能の架橋剤の配合量を、ポリオールを0.05モルとし
た場合に、少なくとも0.003モル以上、特に第3発
明のように0.0035〜0.02モル、更には0.0
038〜0.02モルとすることがより好ましい。
ものと、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、1,4ブタンジオール等の2官能のものとを併用す
ることもできる。しかし、2官能の架橋剤の量比が高ま
るにつれて、衝撃緩衝性能が低下する。そのため、3官
能の架橋剤の配合量を、ポリオールを0.05モルとし
た場合に、少なくとも0.003モル以上、特に第3発
明のように0.0035〜0.02モル、更には0.0
038〜0.02モルとすることがより好ましい。
【0016】本発明では、軟質フォーム及びポリウレタ
ンエラストマーいずれの原料においても、上記の各種成
分の他、必要に応じて各種の添加剤等を配合することが
できる。そのような添加剤等としては、難燃剤、着色
剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤等、通常、フォーム或い
はエラストマーの生成に使用されるものが挙げられる。
これら添加剤等の配合量は、得られる衝撃緩衝材の衝撃
緩衝性能を損なわない程度とすればよい。
ンエラストマーいずれの原料においても、上記の各種成
分の他、必要に応じて各種の添加剤等を配合することが
できる。そのような添加剤等としては、難燃剤、着色
剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤等、通常、フォーム或い
はエラストマーの生成に使用されるものが挙げられる。
これら添加剤等の配合量は、得られる衝撃緩衝材の衝撃
緩衝性能を損なわない程度とすればよい。
【0017】シリコーンバウンシングパテは、動的粘弾
性において周波数依存性を有する。即ち、パテの粘性が
歪速度依存性を有し、優れた衝撃緩衝性能が発現され
る。一方、ポリウレタンは、一般に、粘性の歪速度依存
性が小さく、この観点からの衝撃緩衝性能は劣ってい
る。しかし、本発明では、特に低反発性の軟質フォーム
と、適度に架橋したポリウレタンエラストマーとを組み
合わせることにより、上記のパテを使用した衝撃緩衝材
料と同等或いはそれ以上の性能を有する衝撃緩衝材を得
ることができる。周波数1Hz、25℃において動的粘
弾性を測定した結果によれば、損失係数(損失弾性率/
貯蔵弾性率)は、シリコーンバウンシングパテが0.1
3程度、通常の軟質フォームが0.20程度であるのに
対して、本発明の衝撃緩衝材は0.70〜0.95、特
に0.85〜0.92と高く衝撃緩衝性に優れている。
性において周波数依存性を有する。即ち、パテの粘性が
歪速度依存性を有し、優れた衝撃緩衝性能が発現され
る。一方、ポリウレタンは、一般に、粘性の歪速度依存
性が小さく、この観点からの衝撃緩衝性能は劣ってい
る。しかし、本発明では、特に低反発性の軟質フォーム
と、適度に架橋したポリウレタンエラストマーとを組み
合わせることにより、上記のパテを使用した衝撃緩衝材
料と同等或いはそれ以上の性能を有する衝撃緩衝材を得
ることができる。周波数1Hz、25℃において動的粘
弾性を測定した結果によれば、損失係数(損失弾性率/
貯蔵弾性率)は、シリコーンバウンシングパテが0.1
3程度、通常の軟質フォームが0.20程度であるのに
対して、本発明の衝撃緩衝材は0.70〜0.95、特
に0.85〜0.92と高く衝撃緩衝性に優れている。
【0018】また、本発明の衝撃緩衝材と通常の軟質フ
ォームとの動的粘弾性の比較を行った。その結果、周波
数1Hz、25℃における本発明の衝撃緩衝材の貯蔵弾
性率は4.53×105 dyn/cm2 、損失弾性率は
3.94×105 dyn/cm2 (損失係数は0.80
となる。)であった。一方、通常の軟質フォームでは、
貯蔵弾性率は2.68×106 dyn/cm2 、損失弾
性率は4.85×105 dyn/cm2 (損失係数は
0.18となる。)であった。このように本発明の衝撃
緩衝材は、通常の軟質フォームに比べて、その粘性が弾
性に比べて極めて大きく、この性質によって緩やかな変
形に対する追随性と、短時間に強い力が加わった場合の
弾性的な挙動とが併せ奏される。
ォームとの動的粘弾性の比較を行った。その結果、周波
数1Hz、25℃における本発明の衝撃緩衝材の貯蔵弾
性率は4.53×105 dyn/cm2 、損失弾性率は
3.94×105 dyn/cm2 (損失係数は0.80
となる。)であった。一方、通常の軟質フォームでは、
貯蔵弾性率は2.68×106 dyn/cm2 、損失弾
性率は4.85×105 dyn/cm2 (損失係数は
0.18となる。)であった。このように本発明の衝撃
緩衝材は、通常の軟質フォームに比べて、その粘性が弾
性に比べて極めて大きく、この性質によって緩やかな変
形に対する追随性と、短時間に強い力が加わった場合の
弾性的な挙動とが併せ奏される。
【0019】尚、本発明の衝撃緩衝材では、その特性
を、後記の短時間に大きな力が加わった場合に変形し難
い性質の指標であるサポート性パラメータ及び緩やかな
変形に容易に追随する性質の指標であるフィット性パラ
メータによって表すことができる。このサポート性パラ
メータが1.0〜3.0であって、且つフィット性パラ
メータが13000以下であることが好ましく、特に、
サポート性パラメータが1.1〜2.8であって、且つ
フィット性パラメータが3000〜12000の範囲が
好ましい。更にはこのサポート性パラメータが2.0〜
2.8であって、且つフィット性パラメータが3000
〜6000である場合には、より優れた性能の衝撃緩衝
材を得ることができる。
を、後記の短時間に大きな力が加わった場合に変形し難
い性質の指標であるサポート性パラメータ及び緩やかな
変形に容易に追随する性質の指標であるフィット性パラ
メータによって表すことができる。このサポート性パラ
メータが1.0〜3.0であって、且つフィット性パラ
メータが13000以下であることが好ましく、特に、
サポート性パラメータが1.1〜2.8であって、且つ
フィット性パラメータが3000〜12000の範囲が
好ましい。更にはこのサポート性パラメータが2.0〜
2.8であって、且つフィット性パラメータが3000
〜6000である場合には、より優れた性能の衝撃緩衝
材を得ることができる。
【0020】更に、本発明の衝撃緩衝材では、上記のよ
うに、特定の軟質フォームと架橋エラストマーとの特性
のバランスによって、優れた衝撃緩衝性が奏されるもの
である。しかし、シリコーンバウンシングパテを使用し
た従来の衝撃緩衝材では、その衝撃吸収性能は実質的に
シリコーンバウンシングパテのみに依存しており、網状
体又はフォームは、ほとんど寄与していないものと考え
られる。このように、本発明の衝撃緩衝材は、その構成
及びそれぞれの部材の機能、作用等、従来の衝撃緩衝材
とはまったく異なったものである。
うに、特定の軟質フォームと架橋エラストマーとの特性
のバランスによって、優れた衝撃緩衝性が奏されるもの
である。しかし、シリコーンバウンシングパテを使用し
た従来の衝撃緩衝材では、その衝撃吸収性能は実質的に
シリコーンバウンシングパテのみに依存しており、網状
体又はフォームは、ほとんど寄与していないものと考え
られる。このように、本発明の衝撃緩衝材は、その構成
及びそれぞれの部材の機能、作用等、従来の衝撃緩衝材
とはまったく異なったものである。
【0021】また、前記の特開平6−220242号公
報に記載の衝撃緩衝材料では、その比重は0.1〜0.
8の範囲と記載されている。しかし、シリコーンバウン
シングパテはポリウレタンエラストマーに比べて密度が
高い。従って、所要の衝撃緩衝性能を得るためには、衝
撃緩衝材料の密度が少なくとも0.3g/cm3 程度と
なる量のパテをコーティングする必要があるものと考え
られる。しかし、本発明の衝撃緩衝材では、その密度が
0.3g/cm3 未満、特に0.18〜0.25g/c
m3 程度であっても、十分な衝撃緩衝性能が得られる。
そのため、本発明の衝撃緩衝材は非常に軽量であり、軽
量であることが一つの重要な所要特性である衝撃緩衝材
の用途、例えば椅子、ヘルメット等の保護具、各種シュ
ーズ等のスポーツ用具などの用途において非常に有利で
あるといえる。
報に記載の衝撃緩衝材料では、その比重は0.1〜0.
8の範囲と記載されている。しかし、シリコーンバウン
シングパテはポリウレタンエラストマーに比べて密度が
高い。従って、所要の衝撃緩衝性能を得るためには、衝
撃緩衝材料の密度が少なくとも0.3g/cm3 程度と
なる量のパテをコーティングする必要があるものと考え
られる。しかし、本発明の衝撃緩衝材では、その密度が
0.3g/cm3 未満、特に0.18〜0.25g/c
m3 程度であっても、十分な衝撃緩衝性能が得られる。
そのため、本発明の衝撃緩衝材は非常に軽量であり、軽
量であることが一つの重要な所要特性である衝撃緩衝材
の用途、例えば椅子、ヘルメット等の保護具、各種シュ
ーズ等のスポーツ用具などの用途において非常に有利で
あるといえる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例によって詳
しく説明する。 (1) ポリウレタンエラストマーの配合 表1に実験例において用いたポリウレタンエラストマー
E0〜E4の組成を示す。尚、表1における各成分の詳
細は下記の通りである。 ポリオール:三洋化成株式会社製、商品名「GP−3
000」、3官能、分子量;3000
しく説明する。 (1) ポリウレタンエラストマーの配合 表1に実験例において用いたポリウレタンエラストマー
E0〜E4の組成を示す。尚、表1における各成分の詳
細は下記の通りである。 ポリオール:三洋化成株式会社製、商品名「GP−3
000」、3官能、分子量;3000
【0023】架橋剤: a)ジプロピレングリコール;2官能 b)三菱ダウ化学株式会社製、商品名「Isonol 1
00J」、2官能 c)トリメチロールプロパンと1,4−ブタンジオールと
の重量比で1:1の混合物 d)三井東圧化学株式会社製、商品名「MN−300」、
3官能、分子量;300 触媒:オクチル酸第一スズ(スタナスオクトエート) クルード−MDI
00J」、2官能 c)トリメチロールプロパンと1,4−ブタンジオールと
の重量比で1:1の混合物 d)三井東圧化学株式会社製、商品名「MN−300」、
3官能、分子量;300 触媒:オクチル酸第一スズ(スタナスオクトエート) クルード−MDI
【0024】
【表1】
【0025】(2) 軟質フォームの連通孔内表面へのエラ
ストマー被膜の形成 上記のポリオール、架橋剤及び触媒を、表1に記載の量
比(単位はモル)で攪拌、混合した。その後、これに表
1に記載のイソシアネートインデックスとなる量比のポ
リイソシアネートを加えてポリウレタンエラストマー原
料を調製した。次いで、この原料を、表2に記載の軟質
フォーム(株式会社イノアックコーポレーション製、商
品名「HR−80」、「ER−4」、「EGR−3」及
び「EGR−4」)からなる試片(形状;50×50×
厚さ0.8cm)の表面に流延した。このようにして、
エラストマー原料の一部がフォーム内に侵入し、含浸さ
れた状態のものを、複数組の2本のロール間を連続的に
通過させた。ロール間を通過させた後の軟質フォームの
表面には余剰のエラストマー原料は残っておらず、その
ほとんど全量がフォーム内に含浸された状態であった。
ストマー被膜の形成 上記のポリオール、架橋剤及び触媒を、表1に記載の量
比(単位はモル)で攪拌、混合した。その後、これに表
1に記載のイソシアネートインデックスとなる量比のポ
リイソシアネートを加えてポリウレタンエラストマー原
料を調製した。次いで、この原料を、表2に記載の軟質
フォーム(株式会社イノアックコーポレーション製、商
品名「HR−80」、「ER−4」、「EGR−3」及
び「EGR−4」)からなる試片(形状;50×50×
厚さ0.8cm)の表面に流延した。このようにして、
エラストマー原料の一部がフォーム内に侵入し、含浸さ
れた状態のものを、複数組の2本のロール間を連続的に
通過させた。ロール間を通過させた後の軟質フォームの
表面には余剰のエラストマー原料は残っておらず、その
ほとんど全量がフォーム内に含浸された状態であった。
【0026】その後、このエラストマー原料が含浸され
た軟質フォームを、100℃で10分間加熱し、エラス
トマー原料を反応させ、架橋させた。これによって、軟
質フォームの連通孔内表面に架橋ポリウレタンエラスト
マーの被膜が形成されてなる衝撃緩衝材を得た。尚、上
記加熱の温度及び時間は特に限定されないが、例えば1
00〜150℃の温度で、10〜60分間とすることが
できる。
た軟質フォームを、100℃で10分間加熱し、エラス
トマー原料を反応させ、架橋させた。これによって、軟
質フォームの連通孔内表面に架橋ポリウレタンエラスト
マーの被膜が形成されてなる衝撃緩衝材を得た。尚、上
記加熱の温度及び時間は特に限定されないが、例えば1
00〜150℃の温度で、10〜60分間とすることが
できる。
【0027】また、軟質フォームの表面へ流延する際の
エラストマー原料の温度を適宜設定し、その粘度を調整
して、形成される架橋エラストマー被膜を所望の厚さと
することができる。更に、ロールの間隙を変化させるこ
とにより、軟質フォームに含浸させるエラストマー原料
の量を変化させることによっても、被膜の厚さを調整す
ることができる。本発明では、軟質フォームの物性と、
架橋エラストマー被膜の物性及びその厚さ等を調整する
ことにより、衝撃緩衝材の衝撃緩衝性能を所望のものと
することができる。
エラストマー原料の温度を適宜設定し、その粘度を調整
して、形成される架橋エラストマー被膜を所望の厚さと
することができる。更に、ロールの間隙を変化させるこ
とにより、軟質フォームに含浸させるエラストマー原料
の量を変化させることによっても、被膜の厚さを調整す
ることができる。本発明では、軟質フォームの物性と、
架橋エラストマー被膜の物性及びその厚さ等を調整する
ことにより、衝撃緩衝材の衝撃緩衝性能を所望のものと
することができる。
【0028】以上のように、本発明では、軟質フォーム
にエラストマー原料を含浸させる工程において、有機溶
剤はまったく使用していない。そのため、溶剤除去の工
程が不要であるばかりでなく、人体に対して安全であ
り、且つ環境汚染の問題もほとんどないものと考えられ
る。また、有機溶剤を使用しないため、軟質フォームが
侵される恐れもなく、品質の安定した衝撃緩衝材を得る
ことができる。
にエラストマー原料を含浸させる工程において、有機溶
剤はまったく使用していない。そのため、溶剤除去の工
程が不要であるばかりでなく、人体に対して安全であ
り、且つ環境汚染の問題もほとんどないものと考えられ
る。また、有機溶剤を使用しないため、軟質フォームが
侵される恐れもなく、品質の安定した衝撃緩衝材を得る
ことができる。
【0029】(3) 性能評価 下記の方法によって落下衝撃試験及び静的圧縮試験を実
施した。それらの結果に基づきサンプルモデルパラメー
タを同定し、シミュレーションによってサポート性パラ
メータ(Xmin ;短時間に大きな力が加わった場合に変
形し難い性質の指標である。)及びフィット性パラメー
タ(E50;緩やかな変形に容易に追随する性質の指標で
ある。)を求めた。結果を表2及び図1に示す。また、
これらパラメータの値からサポートインデックス及びフ
ィットインデックスを求めた。結果を図2に示す。
施した。それらの結果に基づきサンプルモデルパラメー
タを同定し、シミュレーションによってサポート性パラ
メータ(Xmin ;短時間に大きな力が加わった場合に変
形し難い性質の指標である。)及びフィット性パラメー
タ(E50;緩やかな変形に容易に追随する性質の指標で
ある。)を求めた。結果を表2及び図1に示す。また、
これらパラメータの値からサポートインデックス及びフ
ィットインデックスを求めた。結果を図2に示す。
【0030】落下衝撃試験;厚さ20mmの試験片に重
量4kgの錘を鉛直方向に衝突させ、衝突してからの錘
の変位及び加速度を計測した。衝突時の錘の速度は0.
8〜1.4m/秒、試験片との衝突面積は15.9cm
2 とした。 静的圧縮試験;万能圧縮試験機により厚さ20mmの試
験片を50%圧縮し、30秒の応力緩和時間後の反力を
求めた。圧縮端子の圧縮面積は27.6cm2とした。
量4kgの錘を鉛直方向に衝突させ、衝突してからの錘
の変位及び加速度を計測した。衝突時の錘の速度は0.
8〜1.4m/秒、試験片との衝突面積は15.9cm
2 とした。 静的圧縮試験;万能圧縮試験機により厚さ20mmの試
験片を50%圧縮し、30秒の応力緩和時間後の反力を
求めた。圧縮端子の圧縮面積は27.6cm2とした。
【0031】サポート性パラメータ;厚さ20mmの試
験片を50%圧縮して静的歪みを加えた状態で、重量5
0kgの剛体を0.342m/秒の速度で衝突させた場
合の最大変位をサポート性パラメータとする。 フィット性パラメータ;厚さ20mmの試験片を50%
圧縮して静的歪みを加えた場合の弾性率E50をフィット
性パラメータとする。
験片を50%圧縮して静的歪みを加えた状態で、重量5
0kgの剛体を0.342m/秒の速度で衝突させた場
合の最大変位をサポート性パラメータとする。 フィット性パラメータ;厚さ20mmの試験片を50%
圧縮して静的歪みを加えた場合の弾性率E50をフィット
性パラメータとする。
【0032】サポートインデックス;サポート性パラメ
ータの値が0mmの場合のインデックス値を10とし、
サポート性パラメータの値が10mmの場合のインデッ
クス値を0として、この範囲においてそれぞれのサポー
ト性パラメータの値を逆比例的に割り当てる。 フィットインデックス;フィット性パラメータの値が0
kg/cm2 の場合のインデックス値を10とし、フィ
ット性パラメータの最大値を越える値におけるインデッ
クス値を0として、この範囲においてそれぞれのフィッ
ト性パラメータの値を逆比例的に割り当てる。
ータの値が0mmの場合のインデックス値を10とし、
サポート性パラメータの値が10mmの場合のインデッ
クス値を0として、この範囲においてそれぞれのサポー
ト性パラメータの値を逆比例的に割り当てる。 フィットインデックス;フィット性パラメータの値が0
kg/cm2 の場合のインデックス値を10とし、フィ
ット性パラメータの最大値を越える値におけるインデッ
クス値を0として、この範囲においてそれぞれのフィッ
ト性パラメータの値を逆比例的に割り当てる。
【0033】表2において、EVA(40C)は表面硬
度40(ASKER−C)のエチレン−酢酸ビニル共重
合樹脂の発泡体であり、SORBOTHANEはシリコ
ーンバウンシングパテ単体である。また、HR−80は
高弾性軟質フォーム、ER−1はラバーライクの高反発
弾性軟質フォーム、前出のEGR−3及びEGR−4は
低反発性の軟質フォームである。これら軟質フォーム
は、いずれも株式会社イノアックコーポレーション製で
ある。尚、上記の低反発性軟質フォームの反発弾性率
は、EGR−3が3%、EGR−4が6%と非常に低
い。一方、HR−80及びER−1の反発弾性率はいず
れも40%である。
度40(ASKER−C)のエチレン−酢酸ビニル共重
合樹脂の発泡体であり、SORBOTHANEはシリコ
ーンバウンシングパテ単体である。また、HR−80は
高弾性軟質フォーム、ER−1はラバーライクの高反発
弾性軟質フォーム、前出のEGR−3及びEGR−4は
低反発性の軟質フォームである。これら軟質フォーム
は、いずれも株式会社イノアックコーポレーション製で
ある。尚、上記の低反発性軟質フォームの反発弾性率
は、EGR−3が3%、EGR−4が6%と非常に低
い。一方、HR−80及びER−1の反発弾性率はいず
れも40%である。
【0034】
【表2】
【0035】表2の結果によれば、高反発性の軟質フォ
ームであるHR−80、ER−1と、架橋剤を使用して
いないエラストマーE0を組み合わせた実験例3、4で
は、サポート性パラメータ及びフィット性パラメータと
もに相当に大きく、非常に劣っていることが分かる。ま
た、低反発性の軟質フォームであるEGR−3、EGR
−4を用いているものの、架橋剤を使用していないエラ
ストマーE0を組み合わせた実験例5、6でも、サポー
ト性パラメータ及びフィット性パラメータの数値はとも
に大きく、実験例3、4同様に劣っていることが分か
る。
ームであるHR−80、ER−1と、架橋剤を使用して
いないエラストマーE0を組み合わせた実験例3、4で
は、サポート性パラメータ及びフィット性パラメータと
もに相当に大きく、非常に劣っていることが分かる。ま
た、低反発性の軟質フォームであるEGR−3、EGR
−4を用いているものの、架橋剤を使用していないエラ
ストマーE0を組み合わせた実験例5、6でも、サポー
ト性パラメータ及びフィット性パラメータの数値はとも
に大きく、実験例3、4同様に劣っていることが分か
る。
【0036】一方、低反発性の軟質フォームであるEG
R−3とポリウレタンエラストマーE1〜E4とを組み
合わせた実験例7〜12では、そのサポート性パラメー
タの数値は小さく、非常に優れていることが分かる。し
かし、エラストマーの生成に2官能の架橋剤を使用した
実験例7、8では、フィット性パラメータの数値が大き
く、この点で劣っていることが分かる。また、実験例9
では、3官能の架橋剤を使用しているが、配合量が少な
いため、架橋が十分ではなかったのか、同様にフィット
性パラメータの数値が大きい。
R−3とポリウレタンエラストマーE1〜E4とを組み
合わせた実験例7〜12では、そのサポート性パラメー
タの数値は小さく、非常に優れていることが分かる。し
かし、エラストマーの生成に2官能の架橋剤を使用した
実験例7、8では、フィット性パラメータの数値が大き
く、この点で劣っていることが分かる。また、実験例9
では、3官能の架橋剤を使用しているが、配合量が少な
いため、架橋が十分ではなかったのか、同様にフィット
性パラメータの数値が大きい。
【0037】更に、3官能の架橋剤を0.0040モル
配合したエラストマーを使用した実験例10〜12で
は、サポート性及びフィット性両パラメータの数値はい
ずれも小さく、優れた性能の衝撃緩衝材が得られている
ことが分かる。また、この衝撃緩衝材の密度が低下する
に伴い、サポート性パラメータの数値はやや大きくな
り、フィット性パラメータの数値はより低下しているこ
とも分かる。このように、密度によって両パラメータの
結果は相反する挙動をとるが、特に密度が0.25g/
cm3 以下の実験例11及び12の衝撃緩衝材は、性能
のバランスのとれた非常に好ましいものであることが分
かる。
配合したエラストマーを使用した実験例10〜12で
は、サポート性及びフィット性両パラメータの数値はい
ずれも小さく、優れた性能の衝撃緩衝材が得られている
ことが分かる。また、この衝撃緩衝材の密度が低下する
に伴い、サポート性パラメータの数値はやや大きくな
り、フィット性パラメータの数値はより低下しているこ
とも分かる。このように、密度によって両パラメータの
結果は相反する挙動をとるが、特に密度が0.25g/
cm3 以下の実験例11及び12の衝撃緩衝材は、性能
のバランスのとれた非常に好ましいものであることが分
かる。
【0038】次に、図1に示すサポート性パラメータと
フィット性パラメータについて説明する。図1は表2の
各数値をプロットしたものであり、図1において左下方
にプロットされた11、サポート性がやや低い位置にプ
ロットされた12及びフィット性がやや低い位置にプロ
ットされた10が、フィット性パラメータ及びサポート
性パラメータがともに優れた衝撃緩衝材である。
フィット性パラメータについて説明する。図1は表2の
各数値をプロットしたものであり、図1において左下方
にプロットされた11、サポート性がやや低い位置にプ
ロットされた12及びフィット性がやや低い位置にプロ
ットされた10が、フィット性パラメータ及びサポート
性パラメータがともに優れた衝撃緩衝材である。
【0039】また、図2はサポートインデックスとフィ
ットインデックスを表すものである。図2の各インデッ
クスは、前記のように各パラメータに基づいて求めたも
のであるため、各実験例の衝撃緩衝材のインデックスの
傾向は表2のパラメータの結果と同様である。図2にお
いて右上方にプロットされた11及び12及びフィット
性がやや低い位置にプロットされた10が、フィットイ
ンデックス及びサポートインデックスがともに優れた衝
撃緩衝材である。尚、図1及び図2において、斜線の範
囲内にプロットされる衝撃緩衝材は優れた性能を有する
ものであり、特に斜線が重なった範囲内のものはより優
れた特性を有する衝撃緩衝材である。
ットインデックスを表すものである。図2の各インデッ
クスは、前記のように各パラメータに基づいて求めたも
のであるため、各実験例の衝撃緩衝材のインデックスの
傾向は表2のパラメータの結果と同様である。図2にお
いて右上方にプロットされた11及び12及びフィット
性がやや低い位置にプロットされた10が、フィットイ
ンデックス及びサポートインデックスがともに優れた衝
撃緩衝材である。尚、図1及び図2において、斜線の範
囲内にプロットされる衝撃緩衝材は優れた性能を有する
ものであり、特に斜線が重なった範囲内のものはより優
れた特性を有する衝撃緩衝材である。
【0040】尚、本発明においては、前記具体的実施例
に示すものに限られず、目的、用途に応じて本発明の範
囲内で種々変更した実施例とすることができる。例え
ば、ポリウレタンエラストマーは発泡体、特に低倍率の
発泡体であっても構わない。また、ポリウレタンエラス
トマーのように、常温では流動性を有し、加熱によって
反応、硬化するタイプではないエラストマー或いは通常
のゴム等を使用することもできる。これらの場合は、適
宜の溶剤に溶解して軟質フォームに含浸させることがで
きる。
に示すものに限られず、目的、用途に応じて本発明の範
囲内で種々変更した実施例とすることができる。例え
ば、ポリウレタンエラストマーは発泡体、特に低倍率の
発泡体であっても構わない。また、ポリウレタンエラス
トマーのように、常温では流動性を有し、加熱によって
反応、硬化するタイプではないエラストマー或いは通常
のゴム等を使用することもできる。これらの場合は、適
宜の溶剤に溶解して軟質フォームに含浸させることがで
きる。
【0041】
【発明の効果】第1発明の衝撃緩衝材は、緩やかな変形
に対しては容易に追随し、また応力を取り除くとゆっく
りと原形に復する。そして、短時間に大きな力が加わっ
た場合には、その変形は最小限に止まるとともに、衝撃
は緩和される。しかも、非常に軽量であって、所望の形
状に形成することが容易であり、且つ極めて安価であ
る。また、製造工程において有機溶剤をまったく使用し
ないため、人体に対して安全であり、環境汚染の恐れも
少ない。更に、有機溶剤による軟質フォームの変質等も
ない。
に対しては容易に追随し、また応力を取り除くとゆっく
りと原形に復する。そして、短時間に大きな力が加わっ
た場合には、その変形は最小限に止まるとともに、衝撃
は緩和される。しかも、非常に軽量であって、所望の形
状に形成することが容易であり、且つ極めて安価であ
る。また、製造工程において有機溶剤をまったく使用し
ないため、人体に対して安全であり、環境汚染の恐れも
少ない。更に、有機溶剤による軟質フォームの変質等も
ない。
【図1】試作した衝撃緩衝材のサポート性とフィット性
とのバランスを各パラメータによって示すグラフであ
る。
とのバランスを各パラメータによって示すグラフであ
る。
【図2】試作した衝撃緩衝材のサポート性とフィット性
とのバランスを各インデックスによって示すグラフであ
る。
とのバランスを各インデックスによって示すグラフであ
る。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年11月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】(2)軟質フォームの連通孔内表面へのエ
ラストマー被膜の形成 上記のポリオール、架橋剤及び触媒を、表1に記載の量
比(単位はモル)で攪拌、混合した。その後、これに表
1に記載のイソシアネートインデックスとなる量比のポ
リイソシアネートを加えてポリウレタンエラストマー原
料を調製した。次いで、この原料を、表2に記載の軟質
フォーム(株式会社イノアックコーポレーション製、商
品名「HR−80」、「ER−1」、「EGR−3」及
び「EGR−4」)からなる試片(形状;50×50×
厚さ0.8cm)の表面に流延した。このようにして、
エラストマー原料の一部がフォーム内に侵入し、含浸さ
れた状態のものを、複数組の2本のロール間を連続的に
通過させた。ロール間を通過させた後の軟質フォームの
表面には余剰のエラストマー原料は残っておらず、その
ほとんど全量がフォーム内に含浸された状態であった。
ラストマー被膜の形成 上記のポリオール、架橋剤及び触媒を、表1に記載の量
比(単位はモル)で攪拌、混合した。その後、これに表
1に記載のイソシアネートインデックスとなる量比のポ
リイソシアネートを加えてポリウレタンエラストマー原
料を調製した。次いで、この原料を、表2に記載の軟質
フォーム(株式会社イノアックコーポレーション製、商
品名「HR−80」、「ER−1」、「EGR−3」及
び「EGR−4」)からなる試片(形状;50×50×
厚さ0.8cm)の表面に流延した。このようにして、
エラストマー原料の一部がフォーム内に侵入し、含浸さ
れた状態のものを、複数組の2本のロール間を連続的に
通過させた。ロール間を通過させた後の軟質フォームの
表面には余剰のエラストマー原料は残っておらず、その
ほとんど全量がフォーム内に含浸された状態であった。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】サポートインデックス;サポート性パラメ
ータの値が0mmの場合のインデックス値を10とし、
サポート性パラメータの値が10mmの場合のインデッ
クス値を0として、この範囲においてそれぞれのサポー
ト性パラメータの値を逆比例的に割り当てる。 フィットインデックス;フィット性パラメータの値が0
kg/cm2の場合のインデックス値を10とし、フィ
ット性パラメータの無限大(∞)におけるインデックス
値を0として、この範囲においてそれぞれのフィット性
パラメータの値を逆比例的に割り当てる。
ータの値が0mmの場合のインデックス値を10とし、
サポート性パラメータの値が10mmの場合のインデッ
クス値を0として、この範囲においてそれぞれのサポー
ト性パラメータの値を逆比例的に割り当てる。 フィットインデックス;フィット性パラメータの値が0
kg/cm2の場合のインデックス値を10とし、フィ
ット性パラメータの無限大(∞)におけるインデックス
値を0として、この範囲においてそれぞれのフィット性
パラメータの値を逆比例的に割り当てる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金子 靖仙 大阪府大阪市住之江区南港北1丁目12番35 号 美津濃株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 連泡性樹脂フォームと、該連泡性樹脂フ
ォームの連通孔の内表面に設けられた被膜とからなる衝
撃緩衝材であって、該被膜は、3官能以上の架橋剤を用
いてなるポリウレタンエラストマーからなることを特徴
とする衝撃緩衝材。 - 【請求項2】 上記連泡性樹脂フォームは、連泡性軟質
ポリウレタンフォームであり、該連泡性軟質ポリウレタ
ンフォームのJIS K6401によって測定した反発
弾性率は20%以下である請求項1記載の衝撃緩衝材。 - 【請求項3】 上記3官能以上の架橋剤の配合量は、上
記ポリウレタンエラストマーの生成に用いられるポリオ
ールを0.05モルとした場合に、0.0035〜0.
02モルである請求項1又は2記載の衝撃緩衝材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8263510A JPH1087871A (ja) | 1996-09-11 | 1996-09-11 | 衝撃緩衝材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8263510A JPH1087871A (ja) | 1996-09-11 | 1996-09-11 | 衝撃緩衝材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1087871A true JPH1087871A (ja) | 1998-04-07 |
Family
ID=17390538
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8263510A Pending JPH1087871A (ja) | 1996-09-11 | 1996-09-11 | 衝撃緩衝材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1087871A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003094346A (ja) * | 2001-09-18 | 2003-04-03 | Michimasa Hatana | 加工物や道具の作業用保持材と応用用具 |
JPWO2009001565A1 (ja) * | 2007-06-27 | 2010-08-26 | 学校法人日本大学 | マウスガード及びマウスガードの製造方法 |
JP2014523773A (ja) * | 2011-06-24 | 2014-09-18 | ジー−フォーム,エルエルシー | フレキシブルな衝撃保護ケース、その製造法、及びその使用法 |
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1996
- 1996-09-11 JP JP8263510A patent/JPH1087871A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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