JPH1087475A - 乳化組成物 - Google Patents
乳化組成物Info
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- JPH1087475A JPH1087475A JP26779096A JP26779096A JPH1087475A JP H1087475 A JPH1087475 A JP H1087475A JP 26779096 A JP26779096 A JP 26779096A JP 26779096 A JP26779096 A JP 26779096A JP H1087475 A JPH1087475 A JP H1087475A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 べたつきや肌への異和感が少なく、肌の乾燥
を防ぐ保湿効果が大きく、その効果の持続性に優れ、さ
らに防腐力にも優れた乳化組成物を提供する。 【解決手段】 ウンデシレン酸のモノグリセリンエステ
ルと、常温において固型または半固型状の保湿剤とを含
有させる。
を防ぐ保湿効果が大きく、その効果の持続性に優れ、さ
らに防腐力にも優れた乳化組成物を提供する。 【解決手段】 ウンデシレン酸のモノグリセリンエステ
ルと、常温において固型または半固型状の保湿剤とを含
有させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は乳化組成物に関し、
さらに詳しくは、べたつきや肌への異和感が少なく、肌
の乾燥を防ぐ保湿効果が大きく、その効果の持続性に優
れ、さらに防腐力にも優れた乳化組成物に関する。
さらに詳しくは、べたつきや肌への異和感が少なく、肌
の乾燥を防ぐ保湿効果が大きく、その効果の持続性に優
れ、さらに防腐力にも優れた乳化組成物に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】乳化
組成物としては、乳液、クリーム、軟膏等のように、水
相成分と油相成分とを主要成分とする水中油型エマルシ
ョンまたは油中水型エマルションを剤型とするものがあ
る。従来、これらの水中油型エマルションまたは油中水
型エマルションには、しっとりさを持たせるため保湿剤
が含有されている。さらに、従来の水中油型エマルショ
ンまたは油中水型エマルションを製造する際には、界面
活性剤が用いられるのが普通である。
組成物としては、乳液、クリーム、軟膏等のように、水
相成分と油相成分とを主要成分とする水中油型エマルシ
ョンまたは油中水型エマルションを剤型とするものがあ
る。従来、これらの水中油型エマルションまたは油中水
型エマルションには、しっとりさを持たせるため保湿剤
が含有されている。さらに、従来の水中油型エマルショ
ンまたは油中水型エマルションを製造する際には、界面
活性剤が用いられるのが普通である。
【0003】しかし、従来の乳化組成物では、保湿効果
が大きく、その効果の持続性に優れたものとするために
保湿剤を多量に配合したり、あるいは常温において固型
または半固型状の保湿剤を配合することにより、べたつ
きや肌への異和感が大きかった。さらに、界面活性剤も
べたつきのある使用感となるため官能的に好ましくなか
った。このように、従来の乳化組成物では、保湿効果が
大きく、その効果の持続性に優れ、かつべたつきや肌へ
の異和感の少ない乳化組成物を得るのが非常に困難であ
った。
が大きく、その効果の持続性に優れたものとするために
保湿剤を多量に配合したり、あるいは常温において固型
または半固型状の保湿剤を配合することにより、べたつ
きや肌への異和感が大きかった。さらに、界面活性剤も
べたつきのある使用感となるため官能的に好ましくなか
った。このように、従来の乳化組成物では、保湿効果が
大きく、その効果の持続性に優れ、かつべたつきや肌へ
の異和感の少ない乳化組成物を得るのが非常に困難であ
った。
【0004】本発明は、このような観点からなされたも
のであり、保湿効果が大きく、その効果の持続性に優
れ、べたつきや肌への異和感の少ない乳化組成物を提供
することを目的とする。
のであり、保湿効果が大きく、その効果の持続性に優
れ、べたつきや肌への異和感の少ない乳化組成物を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討を行った結果、界面活性剤と
してウンデシレン酸のモノグリセリンエステルを用い、
これと常温において固型または半固型状の保湿剤とをあ
る範囲の割合で配合すると、保湿効果が大きく、その効
果の持続性に優れ、べたつきや肌への異和感が少ないと
共に、防腐力にも優れた乳化組成物が得られることを見
い出し、本発明を完成するに至った。
を解決するために鋭意検討を行った結果、界面活性剤と
してウンデシレン酸のモノグリセリンエステルを用い、
これと常温において固型または半固型状の保湿剤とをあ
る範囲の割合で配合すると、保湿効果が大きく、その効
果の持続性に優れ、べたつきや肌への異和感が少ないと
共に、防腐力にも優れた乳化組成物が得られることを見
い出し、本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち、本発明は、ウンデシレン酸のモ
ノグリセリンエステルと、常温において固型または半固
型状の保湿剤とを含有することを特徴とする乳化組成物
である。
ノグリセリンエステルと、常温において固型または半固
型状の保湿剤とを含有することを特徴とする乳化組成物
である。
【0007】以下、本発明の構成について詳述する。本
発明におけるウンデシレン酸のモノグリセリンエステル
としては、「NIKKOL MGU」として日光ケミカ
ルズ株式会社から市販されているものが使用性面より最
も好ましいが、これに限定されるものではない。
発明におけるウンデシレン酸のモノグリセリンエステル
としては、「NIKKOL MGU」として日光ケミカ
ルズ株式会社から市販されているものが使用性面より最
も好ましいが、これに限定されるものではない。
【0008】本発明におけるウンデシレン酸のモノグリ
セリンエステルの配合量は乳化組成物全量に対して0.
1〜10.0重量%が好ましく、さらに好ましくは0.
3〜5.0重量%である。この配合量が0.1重量%未
満では、べたつきが抑えられず、逆に10.0重量%を
越えて配合しても使用性の効果は変わらない。また。ウ
ンデシレン酸以外のグリセリンエステルを用いた場合に
は、べたつき、肌への違和感が生じてしまう。
セリンエステルの配合量は乳化組成物全量に対して0.
1〜10.0重量%が好ましく、さらに好ましくは0.
3〜5.0重量%である。この配合量が0.1重量%未
満では、べたつきが抑えられず、逆に10.0重量%を
越えて配合しても使用性の効果は変わらない。また。ウ
ンデシレン酸以外のグリセリンエステルを用いた場合に
は、べたつき、肌への違和感が生じてしまう。
【0009】本発明に用いられる常温において固型また
は半固型状の保湿剤としては、ポリエチレングリコール
(分子量1500〜20000)、ソルビトール、マル
チトール、ムコ多糖、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫
酸、エリスリトール、トリメチルグリシン、乳酸ナトリ
ウム、ピロリドンカルボン酸等が挙げられる。効果の面
では特にポリエチレングリコールが最も好ましい。
は半固型状の保湿剤としては、ポリエチレングリコール
(分子量1500〜20000)、ソルビトール、マル
チトール、ムコ多糖、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫
酸、エリスリトール、トリメチルグリシン、乳酸ナトリ
ウム、ピロリドンカルボン酸等が挙げられる。効果の面
では特にポリエチレングリコールが最も好ましい。
【0010】本発明に用いられる常温において固型また
は半固型状の保湿剤の配合量は乳化組成物全量に対して
0.5〜30.0重量%が好ましく、さらに好ましくは
1.0〜15.0重量%である。この配合量が0.5重
量%未満では優れた保湿効果が得られず、逆に30.0
重量%を越えるとべたつきが生じてしまう。また、液状
の保湿剤を用いた場合は高温での安定性が低下する。
は半固型状の保湿剤の配合量は乳化組成物全量に対して
0.5〜30.0重量%が好ましく、さらに好ましくは
1.0〜15.0重量%である。この配合量が0.5重
量%未満では優れた保湿効果が得られず、逆に30.0
重量%を越えるとべたつきが生じてしまう。また、液状
の保湿剤を用いた場合は高温での安定性が低下する。
【0011】本発明の乳化組成物は化粧品、医薬品、医
薬部外品など、外皮に適用されるものをいう。本発明の
乳化組成物には、上記必須成分の他に、化粧料や医薬品
等の皮膚外用剤に一般的に用いられる成分を、本発明の
所望の効果を損なわない範囲で配合することができる。
薬部外品など、外皮に適用されるものをいう。本発明の
乳化組成物には、上記必須成分の他に、化粧料や医薬品
等の皮膚外用剤に一般的に用いられる成分を、本発明の
所望の効果を損なわない範囲で配合することができる。
【0012】そのような成分としては、例えば、酸化チ
タン、マイカ、タルク、シルクパウダー、ナイロンパウ
ダー、セルロースパウダー、シリコンパウダー、ポリテ
トラフルオロエチレンパウダー、疎水化処理粉末等の粉
末成分;流動パラフィン、スクワラン等の炭化水素;オ
リーブ油、マカデミアナッツ油、椿油、ホホバ油、液状
ラノリンなどの動植物抽出油;シリコーン油、パーフル
オロ化油、脂肪酸、オクタノール、ヘキシルデカノー
ル、オクチルドデカノール、セタノール、ステアリルア
ルコール等の高級アルコール;マイクロクリスタリンワ
ックス、ビースワックス等のワックス類;固型パラフィ
ン、硬化油、牛脂、モクロウ、ミツロウ、キャンデリラ
ロウ、カルナバロウ、セレシン、ワセリン、ラノリン、
ラノリン誘導体、コレステロール、コレステロール誘導
体等の油分;ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸
オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル等が挙げ
られる。
タン、マイカ、タルク、シルクパウダー、ナイロンパウ
ダー、セルロースパウダー、シリコンパウダー、ポリテ
トラフルオロエチレンパウダー、疎水化処理粉末等の粉
末成分;流動パラフィン、スクワラン等の炭化水素;オ
リーブ油、マカデミアナッツ油、椿油、ホホバ油、液状
ラノリンなどの動植物抽出油;シリコーン油、パーフル
オロ化油、脂肪酸、オクタノール、ヘキシルデカノー
ル、オクチルドデカノール、セタノール、ステアリルア
ルコール等の高級アルコール;マイクロクリスタリンワ
ックス、ビースワックス等のワックス類;固型パラフィ
ン、硬化油、牛脂、モクロウ、ミツロウ、キャンデリラ
ロウ、カルナバロウ、セレシン、ワセリン、ラノリン、
ラノリン誘導体、コレステロール、コレステロール誘導
体等の油分;ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸
オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル等が挙げ
られる。
【0013】また、本発明の乳化組成物には更に各種任
意成分を配合することができ、常温において液状の保湿
剤としては、プロピレングリコール、ジプロピレングリ
コール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、ジ
グリセリン等が、防腐剤としては、パラオキシ安息香酸
エステル、安息香酸、安息香酸ナトリウム、ソルビン
酸、ソルビン酸カリウム、フェノキシエタノール等が、
さらに紫外線吸収剤としては、パラアミノ安息香酸、ホ
モメンチル−7N−アセチルアラントラニレート、ブチ
ルメトキシベンゾイルメタン、ジ−パラメトキシケイ皮
酸−モノ−2−エチルヘキサン酸グリセリル、アミルサ
リシレート、オクチルメトキシシンナメート、2,4−
ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ4−メト
キシベンゾフェノン等が、各種薬剤としては、ビタミン
Aおよびその誘導体、ビタミンB6塩酸塩、ビタミンB6
トリパルミテート、ビタミンB6ジオクタノエート、ビ
タミンB2およびその誘導体、ビタミンB12、ビタミン
B15およびその誘導体等のビタミンB類、アスコルビン
酸、アスコルビン酸硫酸エステル(塩)、アスコルビン
酸リン酸エステル(塩)、アスコルビン酸ジパルミテー
ト、アスコルビン酸ジグルコシド等のビタミンC類、α
−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェ
ロール、ビタミンEアセテート、ビタミンEニコチネー
ト等のビタミンE類、ビタミンD類、ビタミンH、パン
トテン酸、パンテチン等のビタミン類、ニコチン酸アミ
ド、ニコチン酸ベンジル、γ−オリザノール、アラント
イン、グリチルリチン酸(塩)、グリチルレチン酸およ
びその誘導体、ヒノキチオール、ムシジン、ビサボロー
ル、ユーカリプトール、チモール、イノシトール、サポ
ニン類 (サイコサポニン、ニンジンサポニン、ヘチマ
サポニン、ムクロジサポニン類)、パントテニルエチル
エーテル、エチニルエストラジオール、トラネキサム
酸、セファランチン、プラセンタエキス等が挙げられ
る。
意成分を配合することができ、常温において液状の保湿
剤としては、プロピレングリコール、ジプロピレングリ
コール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、ジ
グリセリン等が、防腐剤としては、パラオキシ安息香酸
エステル、安息香酸、安息香酸ナトリウム、ソルビン
酸、ソルビン酸カリウム、フェノキシエタノール等が、
さらに紫外線吸収剤としては、パラアミノ安息香酸、ホ
モメンチル−7N−アセチルアラントラニレート、ブチ
ルメトキシベンゾイルメタン、ジ−パラメトキシケイ皮
酸−モノ−2−エチルヘキサン酸グリセリル、アミルサ
リシレート、オクチルメトキシシンナメート、2,4−
ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ4−メト
キシベンゾフェノン等が、各種薬剤としては、ビタミン
Aおよびその誘導体、ビタミンB6塩酸塩、ビタミンB6
トリパルミテート、ビタミンB6ジオクタノエート、ビ
タミンB2およびその誘導体、ビタミンB12、ビタミン
B15およびその誘導体等のビタミンB類、アスコルビン
酸、アスコルビン酸硫酸エステル(塩)、アスコルビン
酸リン酸エステル(塩)、アスコルビン酸ジパルミテー
ト、アスコルビン酸ジグルコシド等のビタミンC類、α
−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェ
ロール、ビタミンEアセテート、ビタミンEニコチネー
ト等のビタミンE類、ビタミンD類、ビタミンH、パン
トテン酸、パンテチン等のビタミン類、ニコチン酸アミ
ド、ニコチン酸ベンジル、γ−オリザノール、アラント
イン、グリチルリチン酸(塩)、グリチルレチン酸およ
びその誘導体、ヒノキチオール、ムシジン、ビサボロー
ル、ユーカリプトール、チモール、イノシトール、サポ
ニン類 (サイコサポニン、ニンジンサポニン、ヘチマ
サポニン、ムクロジサポニン類)、パントテニルエチル
エーテル、エチニルエストラジオール、トラネキサム
酸、セファランチン、プラセンタエキス等が挙げられ
る。
【0014】また、ギシギシ、クララ、コウホネ、オレ
ンジ、セージ、ノコギリソウ、ゼニアオイ、センキュ
ウ、センブリ、タイム、トウキ、トウヒ、バーチ、スギ
ナ、ヘチマ、マロニエ、ユキノシタ、アルニカ、ユリ、
ヨモギ、シャクヤク、アロエ、クチナシ、サワラ、イザ
ヨイバラ等の有機溶媒、アルコール、多価アルコール、
水、水性アルコール等で抽出した天然エキス、モノラウ
リン酸ソルビタン、モノパルミチン酸ソルビタン、セス
キオレイン酸ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタン、
モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノス
テアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、ポリエチレ
ングリコールモノオレート、ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル、ポリグリコールジエステル、ラウロイルジ
エタノールアマイド、脂肪酸イソプロパノールアマイ
ド、マルチトールヒドロキシ脂肪酸エーテル、アルキル
化多糖、アルキルグルコシド、シュガーエステル等の非
イオン界面活性剤、ステアリルトリメチルアンモニウム
クロライド、塩化ベンザルコニウム、ラウリルアミンオ
キサイド等のカチオン界面活性剤、パルミチン酸ナトリ
ウム、ラウリン酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウ
ム、ラウリル硫酸カリウム、アルキル硫酸トリエタノー
ルアミンエーテル、ロート油、リニアドデシルベンゼン
硫酸、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油マレイン酸、ア
シルメチルタウリン等のアニオン界面活性剤、両性界面
活性剤、さらに色素、金属封鎖剤、酸化防止剤、香料、
被膜剤等がそれぞれ挙げられる。
ンジ、セージ、ノコギリソウ、ゼニアオイ、センキュ
ウ、センブリ、タイム、トウキ、トウヒ、バーチ、スギ
ナ、ヘチマ、マロニエ、ユキノシタ、アルニカ、ユリ、
ヨモギ、シャクヤク、アロエ、クチナシ、サワラ、イザ
ヨイバラ等の有機溶媒、アルコール、多価アルコール、
水、水性アルコール等で抽出した天然エキス、モノラウ
リン酸ソルビタン、モノパルミチン酸ソルビタン、セス
キオレイン酸ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタン、
モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノス
テアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、ポリエチレ
ングリコールモノオレート、ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル、ポリグリコールジエステル、ラウロイルジ
エタノールアマイド、脂肪酸イソプロパノールアマイ
ド、マルチトールヒドロキシ脂肪酸エーテル、アルキル
化多糖、アルキルグルコシド、シュガーエステル等の非
イオン界面活性剤、ステアリルトリメチルアンモニウム
クロライド、塩化ベンザルコニウム、ラウリルアミンオ
キサイド等のカチオン界面活性剤、パルミチン酸ナトリ
ウム、ラウリン酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウ
ム、ラウリル硫酸カリウム、アルキル硫酸トリエタノー
ルアミンエーテル、ロート油、リニアドデシルベンゼン
硫酸、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油マレイン酸、ア
シルメチルタウリン等のアニオン界面活性剤、両性界面
活性剤、さらに色素、金属封鎖剤、酸化防止剤、香料、
被膜剤等がそれぞれ挙げられる。
【0015】本発明に用いられるウンデシレン酸のモノ
グリセリンエステルと、常温において固型または半固型
状の保湿剤とを所定の割合で配合した乳化組成物は、保
湿効果が大きく、その効果の持続性に優れ、べたつきや
肌への異和感が少なく、さらに防腐力にも優れたもので
ある。
グリセリンエステルと、常温において固型または半固型
状の保湿剤とを所定の割合で配合した乳化組成物は、保
湿効果が大きく、その効果の持続性に優れ、べたつきや
肌への異和感が少なく、さらに防腐力にも優れたもので
ある。
【0016】
【実施例】以下に本発明の実施例を示し、本発明を更に
詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限
定されるものではない。配合量は重量%である。実施例
に先立ち、本発明の効果試験の評価項目および評価基準
に関して詳述する。
詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限
定されるものではない。配合量は重量%である。実施例
に先立ち、本発明の効果試験の評価項目および評価基準
に関して詳述する。
【0017】<安定性評価試験>各試料を、−10℃、
0℃、5℃、30℃、45℃の恒温槽に3ヵ月間保存
し、色調、臭い、外観性状および使用感の変化について
下記の基準によって評価した。 (評価基準) ◎:色調・臭い・外観性状・使用感のいずれにも全く変
化がない。 ○:色調・臭い・外観性状・使用感のいずれにもほとん
ど変化がない。 ×:色調・臭い・外観性状・使用感のいずれかに変化が
見られた。
0℃、5℃、30℃、45℃の恒温槽に3ヵ月間保存
し、色調、臭い、外観性状および使用感の変化について
下記の基準によって評価した。 (評価基準) ◎:色調・臭い・外観性状・使用感のいずれにも全く変
化がない。 ○:色調・臭い・外観性状・使用感のいずれにもほとん
ど変化がない。 ×:色調・臭い・外観性状・使用感のいずれかに変化が
見られた。
【0018】<官能評価試験>女性パネラー30名に各
試料を使用させ、べたつき、肌への異和感、しっとり
感、およびしっとり感の持続性について、表1の基準に
より評価点を求めた。
試料を使用させ、べたつき、肌への異和感、しっとり
感、およびしっとり感の持続性について、表1の基準に
より評価点を求めた。
【0019】
【表1】 ─────────────────────────────── ある ややある ない ─────────────────────────────── べたつき 0 1 2 肌への異和感 0 1 2 しっとり感 2 1 0 しっとり感の持続性 2 1 0 ───────────────────────────────
【0020】求めた評価点をもとに、次の基準により、
試料を評価した。 ○:評価点平均1.5以上。 △:評価点平均0.5以上、1.5未満。 ×:評価点平均0.5未満。
試料を評価した。 ○:評価点平均1.5以上。 △:評価点平均0.5以上、1.5未満。 ×:評価点平均0.5未満。
【0021】<防腐力判定試験>試料30mlに菌液を
接種後、塗抹法により菌数の変化を調べた。なお、接種
菌は、カビ、酵母、バクテリアを用いて、2週間経過時
までの菌数変化により防腐力を評価し、得られた結果を
以下の4段階の基準に分類した。なお、以下の分類のう
ち、◎ないしは○のものを合格と判定した。 (評価基準) ◎:早急に効果が認められる。 ○:徐々に効果が認められる。 △:ほとんど効果が認められない。 ×:全く効果が認められない。
接種後、塗抹法により菌数の変化を調べた。なお、接種
菌は、カビ、酵母、バクテリアを用いて、2週間経過時
までの菌数変化により防腐力を評価し、得られた結果を
以下の4段階の基準に分類した。なお、以下の分類のう
ち、◎ないしは○のものを合格と判定した。 (評価基準) ◎:早急に効果が認められる。 ○:徐々に効果が認められる。 △:ほとんど効果が認められない。 ×:全く効果が認められない。
【0022】下記の実施例1〜3、比較例1〜6に記載
の処方で乳液およびクリームを調製し、上記試験を行っ
た。その結果を表2に示す。
の処方で乳液およびクリームを調製し、上記試験を行っ
た。その結果を表2に示す。
【0023】 実施例1 乳液 POE(20)POP(2) セチルアルコールエーテル 1.0 重量% NIKKOL MGU 1.0 ジメチルポリシロキサン(20cs) 2.0 流動パラフィン 3.0 グリセリン 2.0 ポリエチレングリコール6000 2.0 エリスリトール 3.0 エチルアルコール 5.0 カルボキシビニルポリマー 0.3 ヒドロキシプロピルセルロース 0.1 2−アミノメチルプロパノール 0.1 プラセンタリキッド 1.0 パラオキシ安息香酸エチル 0.1 香料 適量 イオン交換水 残量 <製法>常法により乳液を製造した。
【0024】実施例2 乳液 ステアリン酸 2.0 重量% セタノール 1.0 ワセリン 3.0 ラノリンアルコール 2.0 流動パラフィン 8.0 スクワラン 3.0 オクチルメトキシシンナメート 2.0 POE(10)モノオレート 2.5 NIKKOL MGU 3.0 苛性カリ 0.15 トリメチルグリシン 3.0 ポリエチレングリコール20000 3.0 パラオキシ安息香酸エチル 0.15 香料 適量 イオン交換水 残量 <製法>常法により乳液を製造した。
【0025】実施例3 クリーム ステアリン酸 2.0 重量% ステアリルアルコール 7.0 還元ラノリン 2.0 スクワラン 5.0 オクチルドデカノール 6.0 POE(25)セチルエーテル 3.0 グリセリルモノステアレート 2.0 NIKKOL MGU 3.0 パラオキシ安息香酸エチル 0.1 香料 適量 トリメチルグリシン 5.0 エリスリトール 3.0 1,3−ブチレングリコール 2.0 イオン交換水 残量 <製法>常法によりクリームを製造した。
【0026】 比較例1 乳液 POE(20)POP(2) セチルアルコールエーテル 1.0 重量% ジメチルポリシロキサン(20cs) 2.0 流動パラフィン 3.0 プロピレングリコール 5.0 グリセリン 2.0 エチルアルコール 5.0 カルボキシビニルポリマー 0.3 ヒドロキシプロピルセルロース 0.1 2−アミノメチルプロパノール 0.1 プラセンタリキッド 1.0 パラオキシ安息香酸エチル 0.2 香料 適量 イオン交換水 残量 <製法>実施例1に準じる。
【0027】比較例2 クリーム ステアリン酸 2.0 重量% ステアリルアルコール 7.0 還元ラノリン 2.0 スクワラン 5.0 オクチルドデカノール 6.0 POE(25)セチルエーテル 3.0 グリセリルモノステアレート 2.0 パラオキシ安息香酸エチル 0.25 香料 適量 プロピレングリコール 5.0 1,3−ブチレングリコール 5.0 イオン交換水 残量 <製法>実施例3に準じる。
【0028】 比較例3 乳液 POE(20)POP(2) セチルアルコールエーテル 1.0 重量% モノオレイン酸グリセリル 1.0 ジメチルポリシロキサン(20cs) 2.0 流動パラフィン 3.0 グリセリン 2.0 ポリエチレングリコール6000 2.0 エリスリトール 3.0 エチルアルコール 5.0 カルボキシビニルポリマー 0.3 ヒドロキシプロピルセルロース 0.1 2−アミノメチルプロパノール 0.1 プラセンタリキッド 1.0 パラオキシ安息香酸エチル 0.1 香料 適量 イオン交換水 残量 <製法>常法により乳液を製造した。
【0029】比較例4 乳液 ステアリン酸 2.0 重量% セタノール 1.0 ワセリン 3.0 ラノリンアルコール 2.0 流動パラフィン 8.0 スクワラン 3.0 オクチルメトキシシンナメート 2.0 POE(10)モノオレート 2.5 ヘキサグリセリンモノラウレート 3.0 苛性カリ 0.15 トリメチルグリシン 3.0 ポリエチレングリコール20000 3.0 パラオキシ安息香酸エチル 0.15 香料 適量 イオン交換水 残量 <製法>常法により乳液を製造した。
【0030】比較例5 クリーム ステアリン酸 2.0 重量% ステアリルアルコール 7.0 還元ラノリン 2.0 スクワラン 5.0 オクチルドデカノール 6.0 POE(25)セチルエーテル 3.0 グリセリルモノステアレート 2.0 NIKKOL MGU 3.0 パラオキシ安息香酸エチル 0.1 香料 適量 プロピレングリコール 8.0 1,3−ブチレングリコール 2.0 イオン交換水 残量 <製法>常法によりクリームを製造した。
【0031】比較例6 クリーム ステアリン酸 2.0 重量% ステアリルアルコール 7.0 還元ラノリン 2.0 スクワラン 5.0 オクチルドデカノール 6.0 POE(25)セチルエーテル 3.0 グリセリルモノステアレート 2.0 モノステアリン酸グリセリル 3.0 パラオキシ安息香酸エチル 0.1 香料 適量 プロピレングリコール 8.0 1,3−ブチレングリコール 2.0 イオン交換水 残量 <製法>常法によりクリームを製造した。
【0032】
【表2】 ─────────────────────────────────── 実施例 比 較 例 ──────── ──────────────── 1 2 3 1 2 3 4 5 6 ─────────────────────────────────── 安定性 ◎ ◎ ○ × × ○ ○ × × ─────────────────────────────────── べたつき ○ ○ ○ △ × × × ○ △ 肌への異和感 ○ ○ ○ × × △ △ ○ × しっとり感 ○ ○ ○ △ △ ○ ○ △ × しっとり感の持続性 ○ ○ ○ △ △ ○ △ △ × ─────────────────────────────────── 防腐力試験効果 ○ ◎ ◎ △ △ △ × ◎ △ ───────────────────────────────────
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、ウンデシレン酸の
モノグリセリンエステルと常温において固型または半固
型状の保湿剤とを所定の割合で配合した本発明の乳化組
成物は、保湿効果が大きく、その効果の持続性に優れ、
べたつきや肌への異和感が少なく、さらに防腐力にも優
れたものである。
モノグリセリンエステルと常温において固型または半固
型状の保湿剤とを所定の割合で配合した本発明の乳化組
成物は、保湿効果が大きく、その効果の持続性に優れ、
べたつきや肌への異和感が少なく、さらに防腐力にも優
れたものである。
Claims (3)
- 【請求項1】 ウンデシレン酸のモノグリセリンエステ
ルと、常温において固型または半固型状の保湿剤とを含
有することを特徴とする乳化組成物。 - 【請求項2】 ウンデシレン酸のモノグリセリンエステ
ルの含有量が乳化組成物全量に対して0.1〜10.0
重量%であり、常温において固型または半固型状の保湿
剤の含有量が乳化組成物全量に対して0.5〜30.0
重量%である請求項1記載の乳化組成物。 - 【請求項3】 固型または半固形状の保湿剤がポリエチ
レングリコールである請求項1または2記載の乳化組成
物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26779096A JPH1087475A (ja) | 1996-09-18 | 1996-09-18 | 乳化組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26779096A JPH1087475A (ja) | 1996-09-18 | 1996-09-18 | 乳化組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1087475A true JPH1087475A (ja) | 1998-04-07 |
Family
ID=17449637
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26779096A Withdrawn JPH1087475A (ja) | 1996-09-18 | 1996-09-18 | 乳化組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1087475A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011126787A (ja) * | 2009-12-15 | 2011-06-30 | Shiseido Co Ltd | 乳化化粧料 |
JP2013155162A (ja) * | 2012-01-31 | 2013-08-15 | Mandom Corp | 毛髪用液状洗浄料 |
-
1996
- 1996-09-18 JP JP26779096A patent/JPH1087475A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011126787A (ja) * | 2009-12-15 | 2011-06-30 | Shiseido Co Ltd | 乳化化粧料 |
US8747827B2 (en) | 2009-12-15 | 2014-06-10 | Shiseido Company, Ltd. | Emulsified cosmetic composition |
JP2013155162A (ja) * | 2012-01-31 | 2013-08-15 | Mandom Corp | 毛髪用液状洗浄料 |
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