JP2005526118A - リンス可能な皮膚コンディショニング組成物 - Google Patents
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Abstract
高内相エマルションを含み、界面活性剤を実質的に含まないリンス可能な皮膚コンディショニング組成物は、コンディショニング剤、皮膚に有効な成分及び/又は他の従来の化粧品成分又はスキンケア成分の皮膚上への優れた付着性を提供する。このようなリンス可能な皮膚コンディショニング組成物は、改良された審美性をも有する。
Description
本発明は、リンス可能な皮膚コンディショニング組成物に関する。より具体的には、本発明は、界面活性剤を実質的に含まない高内相エマルションを含む皮膚コンディショニング組成物に関する。
潤い効果を提供する皮膚コンディショニング組成物が知られている。これらの組成物の多くは、界面活性剤で安定化された乳化コンディショニング油又はその他同様の物質を含む水性系である。通常は、皮膚に潤いを与える組成物は、入浴後、及び再適用が必要な場合は一日を通して、皮膚に適用されるようになっているローションの形態である。
皮膚は、皮膚の構造の骨組を形成するケラチン及びコラーゲン繊維状タンパク質を覆い保護する数層の細胞から成り立っている。これらの層の最も外側は、角質層と呼ばれ、8nmの厚さの層に囲まれた25nmのタンパク質の束から構成されていることが知られている。陰イオン性界面活性剤及び有機溶媒は、典型的には角質層の膜に浸透し、脱脂(即ち、角質層からの脂質の除去)によって角質層の完全な状態を壊す。皮膚表面の微細構成のこの破壊がざらざらした感触をまねき、最終的には界面活性剤又は溶媒がケラチンと相互に作用して、炎症を起こす可能性もある。
現在では、角質層全体に適切な水分勾配を維持することがその機能性のために重要であると認識されている。この水分は時には角質層の可塑剤であると考えられ、その大部分は体内に由来する。寒冷気候におけるように湿度があまりにも低い場合は、角質層の外側の層に組織を適度に可塑化するための水分が不十分となり、皮膚は剥げ落ち始め、かゆくなる。角質層における水分量が不十分であると、皮膚の浸透性もまた、ある程度減少する。一方、皮膚の外側が長い間、高い水分濃度にさらされると、究極的には角質層はそれ自身の3〜5倍の結合水を吸収する。これは皮膚を膨張させてひだを寄せ、その結果、水分及び保湿剤分子に対する皮膚の浸透性はおよそ2〜3倍に増加する。シャワー又は入浴においては皮膚が潤い、保湿剤の吸収が高いため、皮膚に対して保湿剤を送達するのに理想的な時間として認識されている。
シャワー中又は入浴中のローションを介して、上述の皮膚コンディショニング効果を送達することがさらに望ましい。残念ながら、シャワー中/入浴中、保湿剤はしばしば皮膚から容易に洗い流される。界面活性剤が存在する場合は、これは特に正しい。
したがって、シャワー中及び/又は入浴中に保湿剤及び/又は他の皮膚に有効な成分を効果的に付着させ、皮膚が洗浄、動作及び休養中に直面し得る有害な相互作用にもかかわらず、角質層が障壁機能及び水保持機能を最適性能で維持することを補助する組成物が必要である。
このような皮膚ケア組成物の性質として望ましいのは、良好な肌触り、水分保持性、保湿性、吸収性、及び擦り込み特性などを提供することである。皮膚に高い保湿性をもたらす方法の1つは、グリセリンのような多価アルコール様の保湿剤物質を組成物に組み入れることである。しかし、高い濃度の多価アルコールを有し、それ故に皮膚に残った場合に高いレベルの保湿性を有する皮膚組成物は、消費者によりシャワー中及び/又は入浴中に簡単に洗い流されてしまう。望ましい皮膚への効果を送達する代替方法は、ペトロラタムのような油溶性スキンケア成分をスキンケア組成物に組み入れることである。水中油エマルションとして油を組み込む組成物は、エマルションを安定化させなければならず、これは通常、界面活性剤(通常は、ローションについては非イオン性界面活性剤、泡立て製品については陰イオン性又は両性界面活性剤)を用いて行われる。この場合も、このような組成物は、界面活性剤で安定化されている場合、界面活性剤による油の乳化に起因して、皮膚への付着性が悪い。
油をより効果的に付着させるために使用される他の従来法は、油中水エマルションを介して油を送達する方法である。しかし、このような組成物は、美観が悪く(脂っぽく)、皮膚の上で広がりにくく、シャワー室及び/又はお風呂場の床を滑りやすくして危険であるという大きなトレードオフを有する。
消費者に非常に受け入れられるリンス可能な皮膚コンディショニング組成物を介して、皮膚に有効量の皮膚コンディショニング成分を付着させることは、大きな難問である。理論によって束縛されることを望まないが、油溶性コンディショニング剤は、ほとんどのボディウォッシュ組成物及びボディローション組成物中に存在する界面活性剤によって容易に乳化されることが考えられる。そのためコンディショニング剤は、身体洗浄プロセスの間に洗い流される。皮膚を洗浄するだけでなく、さらに皮膚に潤いも与える1つで2つの機能をもった(two-in-on)ボディウォッシュ製品を配合する試みがなされているが、それは一般に、リーブオン型ローションと同じレベルで皮膚に潤いを与えるのに十分な量の皮膚コンディショニング成分を付着させない。この不十分なコンディショニングレベルは、消費者の必要性を満たしていない。
それ故に、ヒトの皮膚に改善されたコンディショニング効果及び他のスキンケア効果を与えることのできるリンス可能な皮膚コンディショニング組成物が依然として必要である。さらに、心地よい触感特性及び皮膚コンディショニング剤及び/又は皮膚ケア剤の向上した付着を示すリンス可能な皮膚コンディショニング組成物が依然として必要である。べたつき感又は粘着度が低く、しかも保湿性が高く、同時に優れた肌触り、皮膚の柔軟性及び皮膚の滑らかさを与えるシャワーローション組成物及び/又は入浴ローション組成物に対する要望もまた依然として存在する。
予想外にも、高内相水中油エマルションを含む組成物が、優れた油付着性、優れた保湿効果を示し、べたつき感又は粘着度は低く、優れた製品安定性を有することがわかった。これらの組成物は、濡れた皮膚に対して優れた広がり性を維持しながら、驚くべき高い粘度で配合可能である。この組成物はまた、良好な肌触り、皮膚の柔軟性及び皮膚の滑らかさの利益を示す。高内相エマルションを用いる他の利益は、製造するのが非常に容易で、配合は油滴サイズを大きく制御し、刺激性が低く、同じ製品で以前には不適合性であった材料を乳化可能にすることである。これらの利益及び他の利益は、非常に詳細に以下に議論される。
本発明は、皮膚に有効な成分をさらに含んでもよい、リンス可能な皮膚コンディショニング組成物を提供する。これらの組成物は、適用中及び/又は適用後に改善された美観性及び肌触りを与え、皮膚コンディショニング成分の所望の皮膚領域への付着又は有効性を改善するのに特に有用である。本発明の組成物の利益は、さらに改良される。
本発明は、記載された組成物を用いて皮膚を整える方法をさらに提供する。
本発明は、記載された組成物を用いて皮膚を整える方法をさらに提供する。
本発明は、水中油エマルションを含むリンス可能な皮膚コンディショニング組成物を提供することによって前述の要求を満たし、その際前記組成物は、少なくとも約2%の付着効率(DE)を有し、ここでDE=[W後−W0]/[W前−W0]×100である。本発明は、(a)(i)油;(ii)安定剤;(iii)水を含む少なくとも1つの高内相エマルションと、(b)従来の化粧品成分及びスキンケア成分である残部とを含む、リンス可能な皮膚コンディショニング組成物にさらに関する。
本発明は、(i)約20重量%〜約90重量%の油;(ii)約0.1重量%〜約10重量%の安定剤;(iii)約9.5重量%〜約79.5重量%の水;及び(iv)約0重量%〜約2重量%の香料を含む、リンス可能な皮膚コンディショニング組成物にさらに関する。
本発明は、シャワー及び/又は入浴中に適用され、洗い流される場合、ヒトの皮膚に対して皮膚を整え、及び/又は皮膚に潤いを与えるという利益を提供し、I.油、安定剤、水を含む少なくとも1つの高内相エマルションと、II.従来の化粧品成分及びスキンケア成分である残部とを含むリンスオフ皮膚コンディショニング組成物を含む容器を含む商業用物品にさらに関し、この組成物は、界面活性剤を実質的に含まず、前記容器は、通常のように皮膚を洗浄および洗い流し、水の流れの外において皮膚上で製品を滑らかに広げ、簡単に洗い流し、タオルでパットドライするとの指示を含む、皮膚を整え皮膚に潤いを与えるための指示を有する。
本発明は、(A)I.(i)油;(ii)安定剤;(iii)水;及びII.従来の化粧品成分及びスキンケア成分である残部を含む少なくとも1つの高内相エマルションを含み、組成物が界面活性剤を実質的に含まないリンス可能な皮膚コンディショニング組成物を調製する工程;(B)工程(A)の製品を濡れたヒトの皮膚に適用する工程;並びに(C)皮膚から製品を洗い流す工程を含む、皮膚を整える方法にさらに関する。
すべての引用された文書は、関連の部分において参考として本明細書に組み込まれ;いずれの文書の引用も、それが本発明に関して先行技術であるということの承認として解釈されるべきではない。
本発明の特定の実施形態を以下に詳細に記載する。
本明細書で使用するとき、「周囲条件」という用語は、特に指示がない限り、1気圧、50%の相対湿度、及び25℃のもとでの周囲の条件のことを指す。
本明細書で使用するとき、「皮膚コンディショニング組成物」という用語は、特に指示がない限り、皮膚への局所塗布を目的とする本発明の組成物のことを指す。
本明細書で使用するとき、用語「リンス可能な」という用語は、特に指示がない限り、ユーザーの要望に依存して適用後に皮膚から洗い流すか、又は皮膚に残ることの両方が可能な組成物のことを指す。
本明細書で使用するとき、全ての百分率、割合及び比率は、特に指示がない限り、全組成物の重量による。このようなすべての重量は、記載した成分に関する限り活性濃度に基づくものであり、そのため特に指定されない限り、市販材料に含まれる可能性のある溶媒又は副生成物は含まない。
本発明の皮膚コンディショニング組成物及び方法は、本明細書に記載の本発明の必須要素及び制限、並びに本明細書に記載の、あるいはそれ以外の毛髪又は皮膚に対する局所適用を目的とした皮膚コンディショニング組成物に有用ないかなる追加成分若しくは任意成分、構成成分、又は制限を含む、これらから成る、又はこれらから本質的に成ることができる。
(製品形態)
本発明のリンス可能な皮膚コンディショニング組成物は、皮膚への局所適用のために意図された、液体又は半液体、クリーム又はムース組成物である。本発明の組成物及び方法を規定するために考慮される製品形態は通常はリンス可能な配合物であり、それは製品が皮膚に局所的に適用されて、その後続いて(即ち数分で)水によって洗い流されるか、そうでなければ基材又はその他の好適な除去手段を用いて拭取られることを意味する。しかし、本組成物を、本発明の精神を逸脱することなく、リーブオン型ローションとして使用してもよいことが意図される。
本発明のリンス可能な皮膚コンディショニング組成物は、皮膚への局所適用のために意図された、液体又は半液体、クリーム又はムース組成物である。本発明の組成物及び方法を規定するために考慮される製品形態は通常はリンス可能な配合物であり、それは製品が皮膚に局所的に適用されて、その後続いて(即ち数分で)水によって洗い流されるか、そうでなければ基材又はその他の好適な除去手段を用いて拭取られることを意味する。しかし、本組成物を、本発明の精神を逸脱することなく、リーブオン型ローションとして使用してもよいことが意図される。
本発明の全ての要素は、以下に詳細に記載される。
(高内相エマルション)
本発明のリンス可能な皮膚コンディショニング組成物は、油、安定剤、及び水を含む少なくとも1つの高内相(HIP)エマルションを含む。上記組成物は、陰イオン性、両性、双極性、陽イオン性又は非イオン性の界面活性剤を含む界面活性剤を実質的に含まない。「実質的に含まない」とは、組成物が、約3%未満、好ましくは約1%未満、より好ましくは約0.5%未満、なおより好ましくは約0.25%未満、及び最も好ましくは約0.1%未満の界面活性剤を含むことを意味する。任意に、上記組成物は、他の皮膚に有効な成分及び従来の化粧品成分又はスキンケア成分を含んでもよい。
HIPエマルションと従来のエマルションとの主な相違点は、HIPエマルションが粘度を構築するための高油分充填(high oil-packing)を使用することである。
本発明のリンス可能な皮膚コンディショニング組成物は、油、安定剤、及び水を含む少なくとも1つの高内相(HIP)エマルションを含む。上記組成物は、陰イオン性、両性、双極性、陽イオン性又は非イオン性の界面活性剤を含む界面活性剤を実質的に含まない。「実質的に含まない」とは、組成物が、約3%未満、好ましくは約1%未満、より好ましくは約0.5%未満、なおより好ましくは約0.25%未満、及び最も好ましくは約0.1%未満の界面活性剤を含むことを意味する。任意に、上記組成物は、他の皮膚に有効な成分及び従来の化粧品成分又はスキンケア成分を含んでもよい。
HIPエマルションと従来のエマルションとの主な相違点は、HIPエマルションが粘度を構築するための高油分充填(high oil-packing)を使用することである。
(油類)
本発明のリンス可能な皮膚コンディショニング組成物は、通常は、約20%〜約90%の油、より好ましくは25%〜70%の油、なおより好ましくは25%〜60%の油、最も好ましくは30%〜40%の油を含む。本明細書で使用するのに好適な油としては、約12.5(cal/cm3)0.5未満、好ましくは約11.5(cal/cm3)0.5未満の全体的な溶解度パラメーターを有する天然材料及び合成材料が挙げられる。本明細書で記載される油についての溶解度パラメーターは、物質の相対極性を確立するための化学分野で周知の方法によって決定される。溶解度パラメーター及びそれらを決定するための手段の記載は、C.D.ボーン(C.D.Vaughn)、「製品、包装、浸透及び保存における溶解性効果(Solubility Effects in Product,Package,Penetration and Preservation)」、103、化粧品及びトイレタリー(Cosmetics and Toiletries)、47〜69、1988年10月;及びC.D.ボーン、「化粧品製剤における溶解度パラメーターの使用(Using Solubility Parameters in Cosmetics Formulation)」、36、化粧品化学誌(J.Soc.Cosmetic Chemists)、319〜333、1988年9月/10月に記載されている。
本発明のリンス可能な皮膚コンディショニング組成物は、通常は、約20%〜約90%の油、より好ましくは25%〜70%の油、なおより好ましくは25%〜60%の油、最も好ましくは30%〜40%の油を含む。本明細書で使用するのに好適な油としては、約12.5(cal/cm3)0.5未満、好ましくは約11.5(cal/cm3)0.5未満の全体的な溶解度パラメーターを有する天然材料及び合成材料が挙げられる。本明細書で記載される油についての溶解度パラメーターは、物質の相対極性を確立するための化学分野で周知の方法によって決定される。溶解度パラメーター及びそれらを決定するための手段の記載は、C.D.ボーン(C.D.Vaughn)、「製品、包装、浸透及び保存における溶解性効果(Solubility Effects in Product,Package,Penetration and Preservation)」、103、化粧品及びトイレタリー(Cosmetics and Toiletries)、47〜69、1988年10月;及びC.D.ボーン、「化粧品製剤における溶解度パラメーターの使用(Using Solubility Parameters in Cosmetics Formulation)」、36、化粧品化学誌(J.Soc.Cosmetic Chemists)、319〜333、1988年9月/10月に記載されている。
「全体的な溶解度パラメーター」とは、油混合物の全体的な溶解度パラメーターを約12.5(cal/cm3)0.5未満まで下げるために他の油とブレンドする場合、12.5(cal/cm3)0.5よりも高い溶解度パラメーターを持つ油を使用することが可能であることを意味する。例えば、少量のジエチレングリコール(sol par=13.61)は、ラノリン油(sol par=7.3)と、12.5(cal/cm3)0.5未満の溶解度パラメーターを有する混合物を作るための共溶解剤とブレンドされ得る。
これらの油としては、限定されないが、炭化水素油類及びワックス類、シリコーン類、脂肪酸誘導体類、コレステロール、コレステロール誘導体類、ジグリセリド類、トリグリセリド類、植物油類、植物油誘導体類、アセトグリセリドエステル類、アルキルエステル類、アルケニルエステル類、ラノリン及びその誘導体類、ワックスエステル類、蜜蝋誘導体類、ステロール類及びリン脂質類、並びにこれらの組み合わせを挙げることができる。
本明細書に用いるのに好適な炭化水素油及びワックスの非限定例としては、ペトロラタム、鉱油、微晶性ワックス類、ポリアルケン類、パラフィン類、ケラシン、オゾケライト、ポリエチレン、ペルヒドロスクアレン、ポリアルファオレフィン類、水素添加ポリイソブテン類及びこれらの組み合わせが挙げられる。
本明細書で用いるのに好適なシリコーン油の非限定例としては、ジメチコーンコポリオール、ジメチルポリシロキサン、ジエチルポリシロキサン、混合C1〜C30アルキルポリシロキサン類、フェニルジメチコーン、ジメチコノール、及びこれらの組み合わせが挙げられる。好ましいのは、ジメチコーン、ジメチコノール、混合C1〜C30アルキルポリシロキサン、及びこれらの組み合わせから選択される不揮発性シリコーンである。本明細書に有用なシリコーン油の非限定例は、米国特許第5,011,681号(チオッティ(Ciotti)ら)に記載されている。
本明細書で用いるのに好適なジグリセリド類及びトリグリセリド類の非限定例としては、ヒマシ油、大豆油、マレアート化大豆油のような誘導体化した大豆油類、ベニバナ油、綿実油、コーン油、クルミ油、ピーナッツ油、オリーブ油、タラ肝油、アーモンド油、アボカド油、パーム油及びゴマ油、植物油類、ヒマワリ種子油、並びに植物油誘導体類;ココヤシ油及び誘導体化したココヤシ油、綿実油及び誘導体化した綿実油、ホホバ油、カカオバター、並びにこれらの組み合わせが挙げられる。さらに、部分的又は完全に水素添加された上記のいかなる油もまた好適である。
本明細書で用いるのに好適なアセトグリセリドエステル類の非限定例としては、アセチル化モノグリセリド類が挙げられる。
本明細書で用いるのに好適なアセトグリセリドエステル類の非限定例としては、アセチル化モノグリセリド類が挙げられる。
本明細書で用いるのに好適なアルキルエステル類の非限定例としては、脂肪酸のイソプロピルエステル類、及び長鎖脂肪酸の長鎖エステル類、例えば、SEFA(脂肪酸のショ糖エステル類)が挙げられる。ラウリルピロリドンカルボン酸、ペンタエリスリトールエステル類、芳香族モノエステル類、ジエステル類又はトリエステル類、セチルリシノレエート、それらの非限定例としては、イソプロピルパルミテート、イソプロピルミリステート、セチルリコノレエート及びステアリルリコノレエートが挙げられる。他の例は、ヘキシルラウレート、イソヘキシルラウレート、ミリスチルミリステート、イソヘキシルパルミテート、デシルオレエート、イソデシルオレエート、ヘキサデシルステアレート、デシルステアレート、イソプロピルイソステアレート、ジイソプロピルアジペート、ジイソヘキシルアジペート、ジヘキシルデシルアジペート、ジイソプロピルセバケート、アシルイソノナノエートラウリルラクテート、ミリスチルラクテート、セチルラクテート、及びこれらの組み合わせである。
本明細書で用いるのに好適なアルケニルエステル類の非限定例としては、オレイルミリステート、オレイルステアレート、オレイルオレエート、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
本明細書で用いるのに好適なラノリン及びラノリン誘導体類の非限定例としては、ラノリン、ラノリン油、ラノリンワックス、ラノリンアルコール類、ラノリン脂肪酸類、イソプロピルラノレート、アセチル化ラノリン、アセチル化ラノリンアルコール類、ラノリンアルコールリノレエート、ラノリンアルコールリコノレエート、ヒドロキシル化ラノリン、水素添加ラノリン及びこれらの組み合わせが挙げられる。
本明細書で用いるのに好適なラノリン及びラノリン誘導体類の非限定例としては、ラノリン、ラノリン油、ラノリンワックス、ラノリンアルコール類、ラノリン脂肪酸類、イソプロピルラノレート、アセチル化ラノリン、アセチル化ラノリンアルコール類、ラノリンアルコールリノレエート、ラノリンアルコールリコノレエート、ヒドロキシル化ラノリン、水素添加ラノリン及びこれらの組み合わせが挙げられる。
さらに他の好適な油としては、ミルクトリグリセリド類(例えば、ヒドロキシル化ミルクグリセリド)及びポリオール脂肪酸ポリエステル類が挙げられる。
さらに他の好適な油としては、ワックスエステル類が挙げられ、その非限定例としては、蜜蝋及び蜜蝋誘導体類、鯨蝋、ミリスチルミリステート、ステアリルステアレート、及びこれらの組み合わせが挙げられる。カルナウバ及びキャンデリラワックスのような植物ワックス類;コレステロール、コレステロール脂肪酸エステル類のようなステロール類;並びにレシチンのようなリン脂質類及び誘導体、スフィンゴ脂質類、セラミド類、スフィンゴ糖脂質類、並びにこれらの組み合わせもまた有用である。
さらに他の好適な油としては、ワックスエステル類が挙げられ、その非限定例としては、蜜蝋及び蜜蝋誘導体類、鯨蝋、ミリスチルミリステート、ステアリルステアレート、及びこれらの組み合わせが挙げられる。カルナウバ及びキャンデリラワックスのような植物ワックス類;コレステロール、コレステロール脂肪酸エステル類のようなステロール類;並びにレシチンのようなリン脂質類及び誘導体、スフィンゴ脂質類、セラミド類、スフィンゴ糖脂質類、並びにこれらの組み合わせもまた有用である。
(安定剤)
本発明のリンス可能な皮膚コンディショニング組成物は、通常は、約0.1%〜約10%、好ましくは約0.5%〜約5%、より好ましくは約0.5%〜約3%の安定剤を含む。好ましい安定剤は、標準的な表張力装置及び当業者に公知の方法、例えば、ASTM D1331−89(2001)方法A、「表面張力」によって測定される場合、25℃で60mN/m未満にならないところまで水の表面張力を下げる任意の安定剤である。好ましい安定剤は、60mN/m以上の水中で最低表面張力を示す。好適な安定剤は、油滴の合体を阻害することによって、及び/又は油相と水相との相分離を阻害することによって、水中油エマルションの安定性を高める。
本発明のリンス可能な皮膚コンディショニング組成物は、通常は、約0.1%〜約10%、好ましくは約0.5%〜約5%、より好ましくは約0.5%〜約3%の安定剤を含む。好ましい安定剤は、標準的な表張力装置及び当業者に公知の方法、例えば、ASTM D1331−89(2001)方法A、「表面張力」によって測定される場合、25℃で60mN/m未満にならないところまで水の表面張力を下げる任意の安定剤である。好ましい安定剤は、60mN/m以上の水中で最低表面張力を示す。好適な安定剤は、油滴の合体を阻害することによって、及び/又は油相と水相との相分離を阻害することによって、水中油エマルションの安定性を高める。
好適な安定剤のいくつかは、ペムレン(Pemulen)TR−1(アクリレート/C10〜30アルキルアクリレートクロスポリマー−ノベオン(Noveon))、ペムレン(Pemulen)TR−2(アクリレート/C10〜30アルキルアクリレートクロスポリマー−ノベオン)、ETD2020(アクリレート/C10〜30アルキルアクリレートクロスポリマー−ノベオン)、カルボポール(Carbopol)1382(アクリレート/C10〜30アルキルアクリレートクロスポリマー−ノベオン)、ナトロゾル(Natrosol)CSプラス330、430、ポリサーフ(Polysurf)67(セチルヒドロキシエチルセルロース−ハーキュレス(Hercules))、アクリン(Aculyn)22(アクリレート/ステアレス−20メタクリレートコポリマー−ローム・アンド・ハース(Rohm & Haas))、アクリン25(アクリレート/ラウレス−25メタクリレートコポリマー−ローム・アンド・ハース)、アクリン28(アクリレート/ベヘネス−25メタクリレートコポリマー−ローム・アンド・ハース)、アクリン46(Peg−150/ステアリルアルコール/SMDIコポリマー−ローム・アンド・ハース)、スタビレン(Stabylen)30(アクリレート/ビニルイソデカノエート−3V)、ストラクチャー(Structure)2001(アクリレート/ステアレス−20イタコネートコポリマー−ナショナル・スターチ(National Starch))、ストラクチャー3001(アクリレート/セテス−20イタコネートコポリマー−ナショナル・スターチ)、ストラクチャープラス(アクリレート/アミノアクリレート/C10〜30アルキルPeg20イタコネートコポリマー−ナショナル・スターチ)、クアトリソフト(Quatrisoft)LM−200(ポリクアテルニウム−24)、チタン、亜鉛、鉄、ジルコニウム、ケイ素、マンガン、アルミニウム及びセリウムの金属酸化物類、ポリカーボネート類、ポリエーテル類、ポリエチレン類、ポリプロピレン類、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリアミド類、ポリアクリレート類、シクロデキストリン類並びにこれらの混合物である。
シクロデキストリンは、可溶化された、水溶性の非錯体化型シクロデキストリンである。本明細書で使用するとき、用語「シクロデキストリン」には、6〜12個のグルコース単位を含有する非置換型シクロデキストリン類、特にα−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン、γ−シクロデキストリン及び/又はこれらの誘導体及び/又はこれらの混合物のような、既知のいかなるシクロデキストリンも挙げられる。
本明細書での使用に好適な好ましい水溶性シクロデキストリン誘導体類の例は、ヒドロキシプロピルα−シクロデキストリン、メチル化α−シクロデキストリン、メチル化β−シクロデキストリン、ヒドロキシエチルβ−シクロデキストリン、及びヒドロキシプロピルβ−シクロデキストリンである。
シクロデキストリン類の混合物を使用することも好ましい。このような混合物は、広範囲の分子サイズを有する、より広範囲の香料分子と複合体を形成することができる。好ましくは、シクロデキストリンの少なくとも1部分は、α−シクロデキストリン及びその誘導体類、γ−シクロデキストリン及びその誘導体類、並びに/又は誘導体化されたβ−シクロデキストリン、並びにこれらの混合物である。
本発明への使用にとりわけ好ましいシクロデキストリンは、α−シクロデキストロン、β−シクロデキストロン、ヒドロキシプロピルα−シクロデキストリン、ヒドロキシプロピルβ−シクロデキストリン、及びこれらの混合物である。
(水)
本発明のリンス可能な皮膚コンディショニング組成物は、通常は、約9.5%〜約79.5%の水を含む。
本発明のリンス可能な皮膚コンディショニング組成物は、通常は、約9.5%〜約79.5%の水を含む。
(香油)
本発明の好ましい組成物は、任意に香料を含有してもよい。好適な香料は、化粧品分野及び芳香剤分野において当業者に公知のものである。存在する場合、香料は、従来の方法を介して、本発明に従って組成物に添加することができる。従来の方法を介して添加される場合、香料成分は、組成物全体に対して約0%〜約2%の量で添加することができる。
本発明の好ましい組成物は、任意に香料を含有してもよい。好適な香料は、化粧品分野及び芳香剤分野において当業者に公知のものである。存在する場合、香料は、従来の方法を介して、本発明に従って組成物に添加することができる。従来の方法を介して添加される場合、香料成分は、組成物全体に対して約0%〜約2%の量で添加することができる。
HIPエマルションを介して香料を添加することが特に望ましい。理論によって束縛されないが、HIPエマルションを介して組み込まれる香料は、高い率で皮膚に付着すると考えられる。それ故に、これらの香料は、より長く持続する香りを本組成物に与えることができ、したがって消費者にとってより喜ばしい体験を提供し得る。香料を含有するHIPエマルションは、上に記載されるように調製され、上に列挙された安定剤で安定化される。別個のHIPエマルションを介して組み込まれる場合、HIPエマルションは、HIPエマルションの約20%〜約70%の香油と配合される。シクロデキストリンは皮膚に残り、長く持続する芳香を与えることができるため、香料高内相エマルション中にシクロデキストリンを含むことがしばしば有益である。全組成物中の香料の全体的な濃度は、組み込む方法にかかわらず、0%〜約2%である。
(ゲル網状組織)
本発明の皮膚コンディショニング組成物は、ゲル網状組織を含んでもよい。ゲル網状組織は、陽イオン性界面活性剤、固体脂肪化合物及び水を含む。ゲル網状組織は、通常は、1.0rpmのせん断速度でブルックフィールド粘度計を用いて250℃で測定される場合、約5,000cps〜約40,000cps、好ましくは約10,000cps〜約30,000cps、より好ましくは約12,000cps〜約28,000cpsの粘度によって特徴付けられる。理論によって限定されることを意図しないが、ゲル網状組織が、コンディショニング剤及び/又は他の皮膚に有効な成分の皮膚上への付着を顕著に高めると考えられる。
本発明の皮膚コンディショニング組成物は、ゲル網状組織を含んでもよい。ゲル網状組織は、陽イオン性界面活性剤、固体脂肪化合物及び水を含む。ゲル網状組織は、通常は、1.0rpmのせん断速度でブルックフィールド粘度計を用いて250℃で測定される場合、約5,000cps〜約40,000cps、好ましくは約10,000cps〜約30,000cps、より好ましくは約12,000cps〜約28,000cpsの粘度によって特徴付けられる。理論によって限定されることを意図しないが、ゲル網状組織が、コンディショニング剤及び/又は他の皮膚に有効な成分の皮膚上への付着を顕著に高めると考えられる。
非常に好まれる実施例では、ゲル網状組織は、肌触りの向上、組成物の広がり性、及び他の実質的効果を提供する層状ゲル網状組織である。一般に、層状ゲル網状組織における好ましい陽イオン性界面活性剤は、1つ又は2つの長鎖(例えば、C12〜30)アルキル基及び第三級又は第四級アミン基を含有する。1つ又は2つのC16〜22アルキル鎖を有する第三級アミン基が好ましい。
本発明において有用な陽イオン性界面活性剤の非限定的な例には、次のCTFA名称を有する物質が含まれる:クアテルニウム−8、クアテルニウム−14、クアテルニウム−18、クアテルニウム−18メトサルフェート、クアテルニウム−24、及びこれらの混合物。
好ましい陽イオン性界面活性剤の中では、少なくとも16個の炭素を有する少なくとも1つのアルキル鎖を分子内に含有しているものが好ましい。このような好ましい陽イオン性界面活性剤の非限定的な例には:ジオレイオールエチル(dioleyolethyl)ヒドロキシエチモニウムメトサルフェート(methoulfate)、例えば、クローダ(Croda)から商品名インクロクァット(INCROQUAT)TMC−80や三洋化成(Sanyo Kasei)(日本、大阪)からエコノール(ECONOL)TM22で入手可能なベヘニルトリメチルアンモニウムクロリド;例えば、ニッコー・ケミカル(Nikko Chemical)(日本、東京)から商品名CA−2350で入手可能なセチルトリメチルアンモニウムクロリド、水素添加タローアルキルトリメチルアンモニウムクロリド、ジアルキル(14〜18)ジメチル(dirnethyl)アンモニウムクロリド、ジタローアルキルジメチルアンモニウムクロリド、ジ水素添加タローアルキルジメチル(dirnethyl)アンモニウムクロリド、ジステアリルジメチル(dirnethyl)アンモニウムクロリド、ジセチルジメチル(dirnethyl)アンモニウムクロリド、ジ(ベヘニル/アラキジル)ジメチルアンモニウムクロリド、ジベヘニルジメチルアンモニウムクロリド、ステアリルジメチル(dirnethyl)ベンジルアンモニウムクロリド、ステアリルプロピレングリコールホスフェートジメチルアンモニウムクロリド、ステアロイルアミドプロピルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、ステアロイルアミドプロピルジメチル(arnidopropyldirnethyl)(ミリスチルアセテート)アンモニウムクロリド、及びN−(ステアロイルコラミノ(colarnino)ホルミルメチル)ピリジニウムクロリドが挙げられる。
陽イオン性界面活性剤としてさらにまた好ましいものは、置換基の少なくとも1つが、ラジカル連鎖中の置換基又は連鎖として存在する1つ以上の芳香族、エーテル、エステル、アミド、又はアミノ部分を含有し、その際、RI”〜R’04ラジカルの少なくとも1つが、アルコキシ(好ましくはC,〜C3アルコキシ)、ポリオキシアルキレン(好ましくはC1〜C3ポリオキシアルキレン)、アルキルアミド、ヒドロキシアルキル、アルキルエステル、及びこれらの組み合わせから選択される1つ以上の親水性部分を含有する、親水性置換型陽イオン性界面活性剤である。好ましくは、親水性置換型陽イオン性界面活性剤は、上述の範囲内に位置する2〜約10の非イオン性親水性部分を含有する。本発明で有用な親水性置換型陽イオン性界面活性剤の非限定例には次のCTFA名称:クアテルニウム−16、クアテルニウム−26、クアテルニウム−27、クアテルニウム−30、クアテルニウム−33、クアテルニウム−43、クアテルニウム−52、クアテルニウム−53、クアテルニウム−56、クアテルニウム−60、クアテルニウム−61、クアテルニウム−62、クアテルニウム−70、クアテルニウム−71、クアテルニウム−72、クアテルニウム−75、クアテルニウム−76加水分解コラーゲン、クアテルニウム−77、クアテルニウム−78、クアテルニウム−79加水分解コラーゲン、クアテルニウム−79加水分解ケラチン、クアテルニウム−79加水分解乳タンパク質、クアテルニウム−79加水分解シルク、クアテルニウム−79加水分解大豆タンパク質、及びクアテルニウム−79加水分解小麦タンパク質、クアテルニウム−80、クアテルニウム−81、クアテルニウム−82、クアテルニウム−83、クアテルニウム−84を有する物質、並びにこれらの混合物が挙げられる。
非常に好ましい親水性置換型陽イオン性界面活性剤としては、ジアルキルアミド(dialkylarnido)エチルヒドロキシエチルモニウム塩、ジアルキルアミドエチルジモニウム塩、ジアルキロイルエチルヒドロキシエチルアモニウム(hydroxyethylamonium)塩、ジアルキロイルエチルジモニウム(ethyidimonium)塩、及びこれらの混合物が挙げられ;例えば、市販されている次のような商品名のものがある:ウィトコケミカルズ(Witco Chemicals)(米国コネティカット州グリーンウイッチ)製のバリソフト(VARISOFT)110、バリソフト222、バリソフトK1215及びバリクアット(VARIQUAT)638、マッキンタイア(Mclntyre)製のマックプロ(MACKPIRO)KLP、マックプロ(MACKPIRO)WLK、マックプロ(MACKPRO)MLP、マックプロNSP、マックプロ(MACKPIRO)NLW、マックプロ(MACKPIRO)WWP、マックプロ(MACKPIRO)NLP、マックプロSLP、アクゾー(Akzo)製のエトクアッド(ETHOQUAD)18/25、エトクアッド0/12PG、エトクアッドC/25、エトクアッドS/25、及びエトデュオクアッド(ETHODUOQUAD)、ヘンケル(Henkel)(ドイツ)製のデヒクアット(DEHYQUAT)SP、並びにICIアメリカス(ICI Americas)(米国デラウェア州ウィルミントン)製のアトラス(ATLAS)G265。
第一級、第二級、及び第三級脂肪族アミン類の塩も、好適な陽イオン性界面活性剤である。このようなアミン類のアルキル基は、好ましくは約〜約22個の炭素原子を有し、また置換型又は非置換型であることができる。
特に有用なのは、アミド置換された第三級脂肪アミン類である。このようなアミン類には、本明細書で有用なものとして、ステアラミドプロピルジメチルアミン、ステアラミドプロピルジエチルアミン、ステアラミドエチルジエチルアミン、ステアラミドエチルジメチルアミン、パルミタミドプロピルジメチルアミン(palmitamidopropyidimethylamine)、パルミタミドプロピルジエチルアミン(paimitamidopropyldiethylamine)、パルミタミドエチルジエチルアミン、パルミタミドエチルジメチルアミン、ベヘンアミドプロピルジメチルアミン、ベヘンアミドプロピルジエチルアミン、ベヘンアミドエチルジエチルアミン、ベヘンアミドエチルジメチルアミン、アラキドアミドプロピルジメチルアミン、アラキドアミドプロピルジエチルアミン、アラキドアミドエチル(ethyi)ジエチルアミン、アラキドアミドエチルジメチルアミン、及びジエチルアミノエチルステアラミドがある。
特に有用なのは、アミド置換された第三級脂肪アミン類である。このようなアミン類には、本明細書で有用なものとして、ステアラミドプロピルジメチルアミン、ステアラミドプロピルジエチルアミン、ステアラミドエチルジエチルアミン、ステアラミドエチルジメチルアミン、パルミタミドプロピルジメチルアミン(palmitamidopropyidimethylamine)、パルミタミドプロピルジエチルアミン(paimitamidopropyldiethylamine)、パルミタミドエチルジエチルアミン、パルミタミドエチルジメチルアミン、ベヘンアミドプロピルジメチルアミン、ベヘンアミドプロピルジエチルアミン、ベヘンアミドエチルジエチルアミン、ベヘンアミドエチルジメチルアミン、アラキドアミドプロピルジメチルアミン、アラキドアミドプロピルジエチルアミン、アラキドアミドエチル(ethyi)ジエチルアミン、アラキドアミドエチルジメチルアミン、及びジエチルアミノエチルステアラミドがある。
ジメチルステアラミン、ジメチルソイアミン、ソイアミン、ミリスチルアミン、トリデシルアミン、エチルステアリルアミン、N−タロープロパンジアミン、エトキシル化(5モルのエチレンオキシドを使用した)ステアリルアミン、ジヒドロキシエチルステアリルアミン及びアラキジルベヘニルアミンも有用である。これらのアミン類は、カチオン種を得るために、通常、酸と組み合わせて使用される。本明細書において有用な好ましい酸としては、L−グルタミン酸、乳酸、塩酸、リンゴ酸、コハク酸、酢酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、L−グルタミン酸塩酸塩、L−アスパラギン酸、及びこれらの混合物;より好ましくはL−グルタミン酸、乳酸、クエン酸が挙げられる。
脂肪族アルコール化合物及び陽イオン性界面活性剤は、全組成物の約0.1重量%〜約20重量%、好ましくは約0.1重量%〜約15重量%、より好ましくは約0.1重量%〜約10重量%の濃度で皮膚コンディショニング組成物中に含まれる。
本明細書で有用な脂肪族アルコール類は、約14〜約22個の炭素原子、好ましくは約16〜約22個の炭素原子を有するものである。これらの脂肪族アルコール類は飽和しており、直鎖又は分枝鎖アルコールであることができる。
脂肪アルコール類の非限定例には、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、及びこれらの混合物が挙げられる。
本明細書で有用な脂肪族アルコール類は、約14〜約22個の炭素原子、好ましくは約16〜約22個の炭素原子を有するものである。これらの脂肪族アルコール類は飽和しており、直鎖又は分枝鎖アルコールであることができる。
脂肪アルコール類の非限定例には、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、及びこれらの混合物が挙げられる。
本明細書で有用な脂肪酸類は、約10〜約30個の炭素原子、好ましくは約12〜約22個の炭素原子、より好ましくは約16〜約22個の炭素原子を有するものである。これらの脂肪酸類は飽和しており、直鎖又は分枝鎖の酸であることができる。また、本明細書の要件を満たす、二酸、三酸、及び他の多酸も含まれる。
また本明細書には、これらの脂肪酸類の塩も含まれる。脂肪酸類の非限定的な例としては、ラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、セバシン酸、及びこれらの混合物が挙げられる。
固体脂肪族化合物は、単一かつ高純度の化合物が好ましい。
また本明細書には、これらの脂肪酸類の塩も含まれる。脂肪酸類の非限定的な例としては、ラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、セバシン酸、及びこれらの混合物が挙げられる。
固体脂肪族化合物は、単一かつ高純度の化合物が好ましい。
純粋なセチルアルコール、ステアリルアルコール、及びベヘニルアルコールの群から選択される純粋な脂肪アルコール類の単一化合物が非常に好ましい。本明細書で「純粋」とは、化合物が少なくとも約90%、好ましくは少なくとも約95%の純度を有することを意味する。高純度のこれらの単一化合物は、消費者が組成物を洗い流すときに、皮膚からの良好な洗い流しやすさを提供することができる。
本明細書において有用な市販の固体脂肪族化合物類としては、セチルアルコール、ステアリルアルコール、及び新日本理化(Shin-nihon Rika)(日本、大阪)から商品名KONOLシリーズとして及びNOF(日本、東京)から商品名NAAシリーズとして入手可能なベヘニルアルコール;和光化学(Wako Chemical)(日本、大阪)から商品名1−ドコサノール(1-DOCOSANOL)として入手可能な純粋ベヘニルアルコール、アクゾ(Akzo)(米国イリノイ州シカゴ)から商品名ネオ−ファット(Neo-Fat)として、ウィトコ社(Witco Corp.)(米国オハイオ州ダブリン)から商品名ヒストリン(HYSTRENE)として及びヴェヴィ(Vevy)(イタリア、ジェノバ)から商品名ダーマ(DERMA)として入手可能な各種脂肪酸類が挙げられる。
多脂肪族アルコール類によってもゲル網状組織を形成できるが、モノ脂肪族アルコール類が好ましい。ゲル網状組織を形成するに当たっては、陽イオン性界面活性剤及び/又は固体脂肪族化合物は、最初に水に混合しても、懸濁させても、及び/又は溶解してもよい。
付着効率:
本発明の組成物は、全組成物の少なくとも約2重量%、好ましくは約3重量%〜約40重量%、より好ましくは約4重量%〜約30重量%、最も好ましくは約4重量%〜約20重量%の付着効率(DE)で皮膚コンディショニング剤又は皮膚に有効な成分を皮膚に付着させ、ここで、DE=[W後−W0]/[W前−W0]×100である。付着効率は、以下に記載される方法を用いて決定される。
本発明の組成物は、全組成物の少なくとも約2重量%、好ましくは約3重量%〜約40重量%、より好ましくは約4重量%〜約30重量%、最も好ましくは約4重量%〜約20重量%の付着効率(DE)で皮膚コンディショニング剤又は皮膚に有効な成分を皮膚に付着させ、ここで、DE=[W後−W0]/[W前−W0]×100である。付着効率は、以下に記載される方法を用いて決定される。
以下で記載される試験方法は、皮膚コンディショニング剤及び他の任意の皮膚に有効な成分の付着レベルを決定するのに使用される。
厚さ0.07mm(3mil)の透明なポリエチレンシートを21.5cm×32.0cmに切断する。シートの両側にエタノールを噴霧し、ペーパータオルで拭取り、2〜3時間吊り下げて乾燥させる。各シートの初期重量を、4桁化学てんびんを用いて測定し、W0として記録する。
1枚の厚い溝付きビニルシェルフカバー(即ち、シェルフ用「溝付きイージーライナー」)を25×33cm(10×13インチ)のプラスチッククリップボードにとめる。溝は幅約5mmで、溝と溝との間は約5mm隔てられ、厚さ約1.6mmで、0.55mmの厚さの谷部分をもつ。溝は、クリップボードの長さの短い方向に沿い、基調となる質感を与える役割を果たす。
1枚のポリエチレンシートをクリップを用いてクリップボードに貼り付け、基調となる溝付きビニルカバーをそのシートで覆う。1グラムのリンス可能な皮膚コンディショニング組成物をそのシートに適用し、シートの全ての縁まで手でシート上に30秒間広げる。再びシートを計量する。リンス前のこの重量をW前として記録する。
シートを温水(37.7〜40.5℃(100〜105°F))で30秒間リンスし、その際、水流はシートの上端部にあて、シートの長さ方向に下方に流す。水の流速は210〜230ml/10秒である。乾燥させるために洗濯バサミを用いて一端からシートを吊るし、一晩乾燥させる(例えば、48.8℃(120°F)、相対湿度5%で8時間より長く)。シートを次の日に再び計量する。リンス後のこの重量をW後として記録する。
付着効率を次のように計算する:付着効率=[W後−W0]/[W前−W0]×100。
(レオロジー)
本発明の組成物は、好ましくは約20〜約200Pa、好ましくは約30〜約100Pa、より好ましくは約50〜約90Paの降伏応力を有する。好ましい組成物はまた、約1,000cP〜約20,000cP、好ましくは約1,500cP〜約10,000cP、なおより好ましくは約2,000cP〜約7,000cPの範囲の粘度を有する。降伏応力及び粘度は、以下に記載されるような当業者によく知られた方法を用いて測定することができる。
本発明の組成物は、好ましくは約20〜約200Pa、好ましくは約30〜約100Pa、より好ましくは約50〜約90Paの降伏応力を有する。好ましい組成物はまた、約1,000cP〜約20,000cP、好ましくは約1,500cP〜約10,000cP、なおより好ましくは約2,000cP〜約7,000cPの範囲の粘度を有する。降伏応力及び粘度は、以下に記載されるような当業者によく知られた方法を用いて測定することができる。
降伏応力:
直径4cmの平行プレートの外形を有し、ギャップを1mmに設定したレオメーター、例えば、TAインストルメンツ−ウォーターズ(TA Instruments-Waters)LLC(デラウェアニューキャッスル19720)によって製造されるTAインストルメンツAR2000応力レオメーターが使用される。組成物をレオメーターのベースプレートに25℃で置き、上側のプレートをベースプレートから1mmの距離に配置し、組成物は両プレートの間に封じ込まれている。組成物を妨害することなく、過剰の組成物をスパチュラでプレートの縁に除去する。コントローラー及びコンピューター(レオメーターに備え付けられている)を用いて、全測定時間3分で、対数増加率で応力が10倍になるのに一連の50ステップにおいて、出発値0.1Paから最終値1,000Paでサンプル上の応力を増加させるように、レオメーターをプログラミングする。分析のために、データを電子ファイルに収集する。最初に、データを応力/Paの対数対ひずみの対数としてプロットし、降伏応力を決定する。降伏応力、又は製品が流れ始める時点での応力は、データが、応力の対数対ひずみの対数曲線のよじれとして明らかな、流れていない状態から流れる状態への推移を示す点である。流れていない領域でのデータは、回帰するか、又は流れていないデータを通して単純に直線を引くことによって線形化され;流れる領域でのデータは、回帰するか、又は同様の直線を引くことによって線形化され、この回帰直線又は直線の交点が、降伏応力であると決定される。好ましい製品について、組成物は増大する応力と共に、流れていない状態から流れている状態に迅速にシフトするため、降伏応力でのデータ曲線において急カーブとして顕著な降伏応力が示される。この方法で降伏応力を示さない組成物については、降伏応力は、低い値、即ち1Paであるとされるか、又はニュートン流体のように0Paであるとされる。
直径4cmの平行プレートの外形を有し、ギャップを1mmに設定したレオメーター、例えば、TAインストルメンツ−ウォーターズ(TA Instruments-Waters)LLC(デラウェアニューキャッスル19720)によって製造されるTAインストルメンツAR2000応力レオメーターが使用される。組成物をレオメーターのベースプレートに25℃で置き、上側のプレートをベースプレートから1mmの距離に配置し、組成物は両プレートの間に封じ込まれている。組成物を妨害することなく、過剰の組成物をスパチュラでプレートの縁に除去する。コントローラー及びコンピューター(レオメーターに備え付けられている)を用いて、全測定時間3分で、対数増加率で応力が10倍になるのに一連の50ステップにおいて、出発値0.1Paから最終値1,000Paでサンプル上の応力を増加させるように、レオメーターをプログラミングする。分析のために、データを電子ファイルに収集する。最初に、データを応力/Paの対数対ひずみの対数としてプロットし、降伏応力を決定する。降伏応力、又は製品が流れ始める時点での応力は、データが、応力の対数対ひずみの対数曲線のよじれとして明らかな、流れていない状態から流れる状態への推移を示す点である。流れていない領域でのデータは、回帰するか、又は流れていないデータを通して単純に直線を引くことによって線形化され;流れる領域でのデータは、回帰するか、又は同様の直線を引くことによって線形化され、この回帰直線又は直線の交点が、降伏応力であると決定される。好ましい製品について、組成物は増大する応力と共に、流れていない状態から流れている状態に迅速にシフトするため、降伏応力でのデータ曲線において急カーブとして顕著な降伏応力が示される。この方法で降伏応力を示さない組成物については、降伏応力は、低い値、即ち1Paであるとされるか、又はニュートン流体のように0Paであるとされる。
粘度:
組成物の粘度を決定するために、上で得られた同じデータを、粘度(センチポアズ、即ちcP)対せん断速度(秒の逆数、即ちS-1)としてプロットする。100S-1のせん断速度での粘度は、データを注意して見ることによって容易に決定され、必要な場合は、粘度−せん断速度データから補間することができる。この試験で最も高い応力ですら100S-1のせん断速度に到達しない場合、組成物は、十分な高いせん断速度が得られるまで、応力10倍あたり同じ測定時間(応力10倍あたり1分)を用いて、より高い応力範囲で再試験される。
組成物の粘度を決定するために、上で得られた同じデータを、粘度(センチポアズ、即ちcP)対せん断速度(秒の逆数、即ちS-1)としてプロットする。100S-1のせん断速度での粘度は、データを注意して見ることによって容易に決定され、必要な場合は、粘度−せん断速度データから補間することができる。この試験で最も高い応力ですら100S-1のせん断速度に到達しない場合、組成物は、十分な高いせん断速度が得られるまで、応力10倍あたり同じ測定時間(応力10倍あたり1分)を用いて、より高い応力範囲で再試験される。
(任意成分)
本発明の皮膚コンディショニング組成物は、組成物の物理的、化学的、美容的、もしくは審美的特性を改質し得るその他の任意成分、又は皮膚に付着した際に追加的な「活性」構成成分として機能するその他の任意成分をさらに含んでもよい。組成物はまた、任意の不活性成分をさらに含んでもよい。これらの任意成分の多くは、パーソナルケア組成物に用いられることが知られているが、そのような任意物質が本明細書の必須物質と適合性があるか、又はそうでなければ本明細書の製品性能を大きく損なうものではないならば、本明細書の皮膚コンディショニング組成物にも用いることができる。
本発明の皮膚コンディショニング組成物は、組成物の物理的、化学的、美容的、もしくは審美的特性を改質し得るその他の任意成分、又は皮膚に付着した際に追加的な「活性」構成成分として機能するその他の任意成分をさらに含んでもよい。組成物はまた、任意の不活性成分をさらに含んでもよい。これらの任意成分の多くは、パーソナルケア組成物に用いられることが知られているが、そのような任意物質が本明細書の必須物質と適合性があるか、又はそうでなければ本明細書の製品性能を大きく損なうものではないならば、本明細書の皮膚コンディショニング組成物にも用いることができる。
本発明のリンス可能な皮膚コンディショニング組成物は、約0.1%〜約0.75%の従来の保存剤を任意に含んでもよい。本発明の組成物中で使用してもよい保存剤の非限定例は、ベンジルアルコール、メチルパラベン、プロピルパラベン、DMDMヒダントイン、メチルクロロイソチアゾリン(methylchloroisothiaoline)、メチルイソチアゾリノン、イミダゾリジニルウレアフェノキシエタノール、安息香酸ナトリウム、及び安息香酸である。EDTA及びその塩は、しばしば保存をさらに強化するために使用される。
このような任意成分は、最も典型的には、化粧品での使用が認められている物質、及びCTFA化粧品成分ハンドブック(CTFA Cosmetic Ingredient Handbook)、第2版(トイレ化粧品・香料工業協会(Cosmetic,Toiletries,and Fragrance Association,Inc.)、1988年、1992年)などの参考文献に記載されているものである。これらの任意の物質は、本発明の組成物のいかなる態様においても使用することができる。
更なる任意成分には、合成又は天然の粘土(ケイ酸塩)を挙げることができ、高温相の安定性を供給するのに使用される。合成粘土の例はラポナイトであり、0.05〜2%、最も好ましくは0.075〜1.0%の合成層状ケイ酸塩である。ゲルホワイトMAS(Gelwhite MAS)のようなケイ酸アルミニウムマグネシウム粘土、及びゲルホワイトL(Gelwhite L)という名称のベントナイトなどの天然粘土も有用である。ゲルホワイトMAS(Gelwhite MAS)及びゲルホワイトL(Gelwhite L)は両方とも、0.1〜1%、最も好ましくは0.2〜0.5%の範囲で有用である。
その他の任意成分としては、製品の安定性、塗布美容性、皮膚の軟化、コンディショニングなどの様々な製品効果を向上させるシリコーンエラストマー粉末及び流体が挙げられる。組成物内のシリコーンエラストマーの濃度は、好ましくは、組成物の約0.1重量%〜約20重量%、より好ましくは約0.5重量%〜約10重量%である。これに関連して重量パーセントは、シリコーンエラストマー物質自体の重量を基準とし、配合工程で通常シリコーンエラストマー物質に付随するシリコーン含有流体は除外する。本明細書に任意で用いるのに好適なシリコーンエラストマーには乳化及び非乳化シリコーンエラストマーがあり、その非限定例は、U.S.S.N.09/613,266(プロクター・アンド・ギャンブル社(Procter & Gamble Company)に譲渡されている)に記載されている。
(皮膚に有効な成分)
本発明の皮膚コンディショニング組成物は、皮膚への使用に好適で、またそうでなければ組成物の他の選択成分と適合性がある、皮膚に有効な成分を任意にさらに含んでいてもよい。皮膚に有効な成分は、上に記載される油類とブレンドすることができ、主な高内相エマルションの一部分として含まれることができる。この場合には、油は皮膚に有効な成分のキャリアとして機能する。皮膚に有効な成分はまた、別個の高内相エマルションの一部分として含まれてもよい。皮膚に有効な成分はまた、高内相エマルションプレミックスのいずれの一部分でもない場合、付加成分として含まれてもよい。
本発明の皮膚コンディショニング組成物は、皮膚への使用に好適で、またそうでなければ組成物の他の選択成分と適合性がある、皮膚に有効な成分を任意にさらに含んでいてもよい。皮膚に有効な成分は、上に記載される油類とブレンドすることができ、主な高内相エマルションの一部分として含まれることができる。この場合には、油は皮膚に有効な成分のキャリアとして機能する。皮膚に有効な成分はまた、別個の高内相エマルションの一部分として含まれてもよい。皮膚に有効な成分はまた、高内相エマルションプレミックスのいずれの一部分でもない場合、付加成分として含まれてもよい。
本明細書に用いるのに好適な皮膚に有効な成分の非限定例は、CTFA化粧品成分ハンドブック(CTFA Cosmetic Ingredient Handbook)、第2版(1992年)(これにはスキンケア業界で一般的に用いられ、本発明の組成物に用いるのに好適である多種多様な化粧品及び薬品成分が含まれる)に記載されている。このような皮膚に有効な成分の非限定例としては、研磨材、吸収剤、審美性要素、例えば、芳香剤、顔料、発色剤/着色剤、精油、皮膚感覚剤、収れん剤等(例えば、丁子油、メンソール、カンファー、ユーカリ油、オイゲノール、メンチルラクテート、ウィッチヘーゼル留出物)、抗ニキビ剤、固化防止剤、抗菌剤(例えば、ヨードプロピルブチルカルバメート)、酸化防止剤、着色剤、化粧用収れん剤、化粧用殺生物剤、薬物収れん剤、外用鎮痛剤、乳白剤、pH調整剤、皮膚漂白剤及び美白剤(例えば、ヒドロキノン、コウジ酸、アスコルビン酸、マグネシウムアスコルビルホスフェート、アスコルビルグルコサミン)、皮膚コンディショニング剤及び/又は保湿剤、即ち、グリセリン、皮膚鎮静剤及び/又は回復剤(例えば、パンテノール及び誘導体類(例えば、エチルパンテノール)、アロエベラ、パントテン酸及びその誘導体類、アラントイン、ビサボロール、並びにグリシルリチン酸ジカリウム)、レチノイド(例えば、レチノールパルミテート)、トコフェリルニコチネート、皮膚処理剤、ビタミン及びその誘導体類が挙げられる。しかしながら、本発明のいかなる実施形態においても、本明細書で有用な活性物質は、それらが提供する効果又は前提とされるそれらの作用様式によって分類することができる。しかしながら、本明細書で有用な活性物質は、場合によっては複数の効果を与え、又は複数の作用様式を介して機能することを理解されたい。それゆえ、本明細書での分類は便宜上のことであって、活性物質を列記される1つの又は複数の特定の用途に限定しようとするものではない。皮膚に有効な成分は以下でさらに詳細に記載される。
A)剥離活性物質
本明細書で使用するための皮膚に有効な成分は、剥離活性物質を含むことができ、その好ましい濃度は、非界面活性剤を含有する活性物質については、組成物の約0.1重量%〜約10重量%、より好ましくは約0.2重量%〜約5重量%、なおより好ましくは約0.5重量%〜約4重量%の範囲、界面活性剤を含有する活性物質については、約0.1%〜約3%、より好ましくは約0.2%〜約3%、なおより好ましくは約0.5%〜約3%の範囲である。剥離活性物質は、本発明の皮膚外観効果を増進させる。例えば、剥離活性物質は皮膚の質感(例えば、滑らかさ)を改善する傾向がある。本明細書で使用するのに好適な剥離系の1つは、スルフヒドリル化合物及び双極性界面活性剤を含有し、米国特許第5,681,852号(ビセット(Bissett))に記載されている。
本明細書で使用するのに好適な他の剥離系は、サリチル酸及び双極性界面活性剤を含有し、米国特許第5,652,228号(ビセット(Bissett))に記載されている。
本明細書で使用するための皮膚に有効な成分は、剥離活性物質を含むことができ、その好ましい濃度は、非界面活性剤を含有する活性物質については、組成物の約0.1重量%〜約10重量%、より好ましくは約0.2重量%〜約5重量%、なおより好ましくは約0.5重量%〜約4重量%の範囲、界面活性剤を含有する活性物質については、約0.1%〜約3%、より好ましくは約0.2%〜約3%、なおより好ましくは約0.5%〜約3%の範囲である。剥離活性物質は、本発明の皮膚外観効果を増進させる。例えば、剥離活性物質は皮膚の質感(例えば、滑らかさ)を改善する傾向がある。本明細書で使用するのに好適な剥離系の1つは、スルフヒドリル化合物及び双極性界面活性剤を含有し、米国特許第5,681,852号(ビセット(Bissett))に記載されている。
本明細書で使用するのに好適な他の剥離系は、サリチル酸及び双極性界面活性剤を含有し、米国特許第5,652,228号(ビセット(Bissett))に記載されている。
B)抗ニキビ活性物質
本明細書に用いる皮膚に有効な成分はまた抗ニキビ活性物質を含むことができ、その好ましい濃度は組成物の約0.01重量%〜約50重量%、より好ましくは約1重量%〜約20重量%の範囲である。本明細書に用いるのに好適な抗ニキビ活性物質の非限定例としては、レゾルシノール、イオウ、サリチル酸、過酸化ベンゾイル、エリスロマイシン、亜鉛、及びその他同様の物質が挙げられる。
本明細書で用いるための好適な抗ニキビ活性物質の非限定例は、米国特許第5,607,980号(マカティー(McAtee)らに発行)に記載され、その記載を本明細書に参考として組み込む。
本明細書に用いる皮膚に有効な成分はまた抗ニキビ活性物質を含むことができ、その好ましい濃度は組成物の約0.01重量%〜約50重量%、より好ましくは約1重量%〜約20重量%の範囲である。本明細書に用いるのに好適な抗ニキビ活性物質の非限定例としては、レゾルシノール、イオウ、サリチル酸、過酸化ベンゾイル、エリスロマイシン、亜鉛、及びその他同様の物質が挙げられる。
本明細書で用いるための好適な抗ニキビ活性物質の非限定例は、米国特許第5,607,980号(マカティー(McAtee)らに発行)に記載され、その記載を本明細書に参考として組み込む。
C)抗皺活性物質/抗皮膚萎縮活性物質
本明細書に用いる皮膚に有効な成分は、抗皺活性物質又は抗皮膚萎縮活性物質も含むことができ、それには、イオウ含有D型及びL型アミノ酸並びにその誘導体及び塩、特にN−アセチル誘導体類で、好ましい例としてはN−アセチル−L−システイン;チオール類、例えばエタンチオール;ヒドロキシ酸(例えば、乳酸及びグリコール酸のようなα−ヒドロキシ酸、又はサリチル酸及びサリチル酸誘導体類、例えばそのオクタノイル誘導体のようなβ−ヒドロキシ酸)、フィチン酸、リポ酸;リソフォスファチド酸、及び表皮剥脱剤(例えばフェノールなど)が挙げられる。また、ナイアシンアミドも好適である。
本明細書に用いる皮膚に有効な成分は、抗皺活性物質又は抗皮膚萎縮活性物質も含むことができ、それには、イオウ含有D型及びL型アミノ酸並びにその誘導体及び塩、特にN−アセチル誘導体類で、好ましい例としてはN−アセチル−L−システイン;チオール類、例えばエタンチオール;ヒドロキシ酸(例えば、乳酸及びグリコール酸のようなα−ヒドロキシ酸、又はサリチル酸及びサリチル酸誘導体類、例えばそのオクタノイル誘導体のようなβ−ヒドロキシ酸)、フィチン酸、リポ酸;リソフォスファチド酸、及び表皮剥脱剤(例えばフェノールなど)が挙げられる。また、ナイアシンアミドも好適である。
本明細書の皮膚に有効な成分としてのヒドロキシ酸にはサリチル酸及びサリチル酸誘導体類が含まれ、その好ましい濃度は、組成物の約0.01重量%〜約50重量%、より好ましくは約0.1重量%〜約10重量%、さらにより好ましくは約0.5重量%〜約2重量%の範囲である。
本明細書で使用するための好適な抗皺活性物質の他の非限定例は、米国特許第6,217,888号(オブロング(Oblong)らに発行)中に記載される。
本明細書で使用するための好適な抗皺活性物質の他の非限定例は、米国特許第6,217,888号(オブロング(Oblong)らに発行)中に記載される。
D)酸化防止剤/ラジカルスカベンジャー
本明細書に用いる皮膚に有効な成分は、酸化防止剤又はラジカルスカベンジャーを含むこともでき、その好ましい濃度は組成物の約0.1重量%〜約10重量%、より好ましくは約1重量%〜約5重量%の範囲である。
本明細書に用いる皮膚に有効な成分は、酸化防止剤又はラジカルスカベンジャーを含むこともでき、その好ましい濃度は組成物の約0.1重量%〜約10重量%、より好ましくは約1重量%〜約5重量%の範囲である。
本明細書に用いる酸化防止剤又はラジカルスカベンジャーの非限定例としては、アスコルビン酸及びその塩、脂肪酸のアスコルビルエステル、アスコルビン酸誘導体類(例えば、マグネシウムアスコルビルホスフェート、ナトリウムアスコルビルホスフェート、アスコルビルソルベート)、トコフェロール、トコフェロールアセテート、その他のトコフェロールエステル類、ブチル化ヒドロキシ安息香酸類及びそれらの塩、6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチルクロマン−2−カルボン酸(トロロクス(Trolox)(登録商標)の商品名で市販されている)、没食子酸及びそのアルキルエステル類、特に没食子酸プロピル、尿酸及びその塩及びそのアルキルエステル、ソルビン酸及びその塩、リポ酸、アミン(例えば、N,N−ジエチルヒドロキシルアミン、アミノグアニジン)、スルフヒドリル化合物(例えば、グルタチオン)、ジヒドロキシフマル酸及びその塩、リシンピドレート、アルギニンピロレート(pilolate)、ノルジヒドログアイアレチン酸、バイオフラボノイド類、クルクミン、リジン、メチオニン、プロリン、超酸化物不均化酵素、シリマリン、茶抽出物、グレープスキン/シード抽出物、メラニン、並びにローズマリー抽出物が挙げられ、これらを使用してもよい。
E)キレート剤
本明細書に用いる皮膚に有効な成分は、キレート化剤を含むこともできる。本明細書で使用するとき、「キレート化剤(chelating agent)」又は「キレート剤(chelator)」とは、金属イオンが容易に化学反応に加わったりしないように、又は化学反応を触媒したりしないように、錯体を形成することによって系から金属イオンを除くことができる皮膚に有効な成分のことを指す。
本明細書に用いる皮膚に有効な成分は、キレート化剤を含むこともできる。本明細書で使用するとき、「キレート化剤(chelating agent)」又は「キレート剤(chelator)」とは、金属イオンが容易に化学反応に加わったりしないように、又は化学反応を触媒したりしないように、錯体を形成することによって系から金属イオンを除くことができる皮膚に有効な成分のことを指す。
本明細書に用いる皮膚に有効な成分としてのキレート化剤は、好ましくは組成物の約0.1重量%〜約10重量%、より好ましくは約1重量%〜約5重量%の濃度範囲で配合される。好適なキレート化剤の非限定例は、米国特許第5,487,884号(ビセット(Bissett)ら、1996年1月30日発行);PCT国際公開特許WO91/16035(ブッシュ(Bush)ら、1995年10月31日発行);PCT国際公開特許WO91/16034(ブッシュ(Bush)ら、1995年10月31日発行)に記載されている。
本発明の組成物の活性相に用いるのに好ましいキレート化剤としては、フリルジオキシム、フリルモノオキシム、及びこれらの誘導体類が挙げられる。
本発明の組成物の活性相に用いるのに好ましいキレート化剤としては、フリルジオキシム、フリルモノオキシム、及びこれらの誘導体類が挙げられる。
F)フラボノイド類
本明細書に用いる皮膚に有効な成分は、毛髪又は皮膚に用いるのに好適なフラボノイド化合物を含むことができ、その好ましい濃度は組成物の約0.01重量%〜約20重量%、より好ましくは約0.1重量%〜約10重量%、より好ましくは約0.5重量%〜約5重量%の範囲である。
本明細書に用いる皮膚に有効な成分は、毛髪又は皮膚に用いるのに好適なフラボノイド化合物を含むことができ、その好ましい濃度は組成物の約0.01重量%〜約20重量%、より好ましくは約0.1重量%〜約10重量%、より好ましくは約0.5重量%〜約5重量%の範囲である。
皮膚に有効な成分として用いるのに好適なフラボノイド化合物の非限定例としては、非置換フラバノン類、モノ−置換フラバノン類及びこれらの混合物などのフラバノン類;非置換カルコン類、モノ−置換カルコン類、ジ−置換カルコン類、トリ−置換カルコン類、及びこれらの混合物から選択されるカルコン類;非置換フラボン類、モノ−置換フラボン類、ジ−置換フラボン類、及びこれらの混合物から選択されるフラボン類;1つ以上のイソフラボン類;非置換クマリン類、モノ−置換クマリン類、ジ−置換クマリン類、及びこれらの混合物から選択されるクマリン類;非置換クロモン類、モノ−置換クロモン類、ジ−置換クロモン類、及びこれらの混合物から選択されるクロモン類;1つ以上のジクマロール類;1つ以上のクロマノン類;1つ以上のクロマノール類;これらの異性体(例えばシス/トランス異性体);並びにこれらの混合物が挙げられる。本明細書で使用するとき、「置換した」という用語は、フラボノイドの1つ又は複数の水素原子が独立して、ヒドロキシル、C1〜C8アルキル、C1〜C4アルコキシル、O−グリコシド等、又はこれら置換基の混合物で置換されているフラボノイドを意味する。
適切なフラボノイド類の例としては、非置換フラバノン、モノ−ヒドロキシフラバノン類(例えば、2’−ヒドロキシフラバノン、6−ヒドロキシフラバノン、7−ヒドロキシフラバノンなど)、モノ−アルコキシフラバノン類(例えば、5−メトキシフラバノン、6−メトキシフラバノン、7−メトキシフラバノン、4’−メトキシフラバノンなど)、非置換カルコン(特に、非置換トランス−カルコン)、モノ−ヒドロキシカルコン類(例えば、2’−ヒドロキシカルコン、4’−ヒドロキシカルコンなど)、ジ−ヒドロキシカルコン類(例えば、2’,4−ジヒドロキシカルコン、2’,4’−ジヒドロキシカルコン、2,2’−ジヒドロキシカルコン、2’,3−ジヒドロキシカルコン、2’,5’−ジヒドロキシカルコンなど)、及びトリ−ヒドロキシカルコン類(例えば、2’,3’,4’−トリヒドロキシカルコン、4,2’,4’−トリヒドロキシカルコン、2,2’,4’−トリヒドロキシカルコンなど)、非置換フラボン、7,2’−ジヒドロキシフラボン、3’,4’−ジヒドロキシナフトフラボン、4’−ヒドロキシフラボン、5,6−ベンゾフラボン、及び7,8−ベンゾフラボン、非置換イソフラボン、ダイゼイン(7,4’−ジヒドロキシイソフラボン)、5,7−ジヒドロキシ−4’−メトキシイソフラボン、大豆イソフラボン類(大豆から抽出した混合物)、非置換クマリン、4−ヒドロキシクマリン、7−ヒドロキシクマリン、6−ヒドロキシ−4−メチルクマリン、非置換クロモン、3−ホルミルクロモン、3−ホルミル−6−イソプロピルクロモン、非置換ジクマロール、非置換クロマノン、非置換クロマノール、並びにこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。
これらのフラボノイド(flavanoid)化合物のうち、好ましいものは、非置換フラバノン、メトキシフラバノン類、非置換カルコン、2’,4−ジヒドロキシカルコン、イソフラボン、フラボン、及びこれらの混合物であり、より好ましいのは大豆イソフラボンである。
本明細書の皮膚に有効な成分として用いるのに好適なフラボノイド(flavanoid)化合物の他の非限定例は、米国特許第5,686,082号及び同第5,686,367号に記載されている。
本明細書の皮膚に有効な成分として用いるのに好適なフラボノイド(flavanoid)化合物の他の非限定例は、米国特許第5,686,082号及び同第5,686,367号に記載されている。
G)抗炎症剤
本組成物に用いるための皮膚に有効な成分は抗炎症剤を含むことができ、その好ましい濃度は、組成物の約0.1重量%〜約10重量%、より好ましくは約0.5重量%〜約5重量%の範囲である。
本組成物に用いるための皮膚に有効な成分は抗炎症剤を含むことができ、その好ましい濃度は、組成物の約0.1重量%〜約10重量%、より好ましくは約0.5重量%〜約5重量%の範囲である。
本明細書に用いるのに好適なステロイド性抗炎症剤の非限定例としては、コルチコステロイド類、例えばヒドロコルチゾン、ヒドロキシルトリアムシノロン、α−メチルデキサメタゾン、デキサメタゾン−ホスフェート、ベクロメタゾンジプロピオネート類、クロベタゾールバレレート、デソニド、デソキシメタゾン、デソキシコルチコステロンアセテート、デキサメタゾン、ジクロリゾン、ジフロラソンジアセテート、ジフルコルトロンバレレート、フルアドレノロン、フルクロロロンアセトニド、フルドロコルチゾン、フルメタゾンピバレート、フルオシノロンアセトニド、フルオシノニド、フルコルチンブチルエステル類、フルオコルトロン、フルプレドニデン(フルプレドニリデン)アセテート、フルランドレノロン、ハルシノニド、ヒドロコルチゾンアセテート、ヒドロコルチゾンブチレート、メチルプレドニゾロン、トリアムシノロンアセトニド、コルチゾン、コルトドキソン、フルセトニド、フルドロコルチゾン、ジフルロゾンジアセテート、フルラドレノロン、フルドロコルチゾン、ジフルオロゾンジアセテート(diflurosone diacetate)、フルラドレノロンアセトニド、メドリゾン、アムシナフェル、アムシナフィド、ベタメタゾン及びそのエステル残部、クロロプレドニソン、クロロプレドニソンアセテート、クロコルテロン、クレシノロン、ジクロリゾン、ジフルプレドネート、フルクロロニド、フルニソリド、フルオロメタロン、フルペロロン、フルプレドニソロン、ヒドロコルチゾンバレレート、ヒドロコルチゾンシクロペンチルプロピオネート、ヒドロコルタメート、メプレドニゾン、パラメタゾン、プレドニゾロン、プレドニゾン、ベクロメタゾンジプロピオネート、トリアムシノロン、並びにこれらの混合物が挙げられる。使用に好ましいステロイド性抗炎症剤は、ヒドロコルチゾンである。
非ステロイド性抗炎症剤も、組成物の活性相における皮膚に有効な成分として本明細書に用いるのに好適である。本明細書に用いるのに好適な非ステロイド性抗炎症剤の非限定例としては、オキシカム類(例えば、ピロキシカム、イソキシカム、テノキシカム、スドキシカム(sudoxicam)、CP−14,304);サリチル酸塩類(例えば、アスピリン、ジサルシド(disalcid)、ベノリレート(benorylate)、トリリセート(trilisate)、サファプリン(safapryn)、ソルプリン(solprin)、ジフルニサル、フェンドサル(fendosal));酢酸誘導体類(例えば、ジクロフェナク、フェンクロフェナク(fenclofenac)、インドメタシン、スリンダク、トルメチン、イソキセパク(isoxepac)、フロフェナク(furofenac)、チオピナク(tiopinac)、ジドメタシン(zidometacin)、アセメタシン、フェンチアザク(fentiazac)、ゾメピラク(zomepirac)、クリンダナク(clindanac)、オキセピナク(oxepinac)、フェルビナク、ケトロラク);フェナメート類(例えば、メフェナム酸、メクロフェナム酸、フルフェナム酸、ニフルム(niflumic)酸、トルフェナム酸);プロピオン酸誘導体類(例えば、イブプロフェン、ナプロキセン、ベノキサプロフェン(benoxaprofen)、フルルビプロフェン、ケトプロフェン、フェノプロフェン、フェンブフェン、インドプロフェン(indopropfen)、ピルプロフェン、カルプロフェン、オキサプロジン、プラノプロフェン、ミロプロフェン(miroprofen)、チオキサプロフェン(tioxaprofen)、スプロフェン、アルミノプロフェン、チアプロフェニック(tiaprofenic));ピラゾール類(例えば、フェニルブタゾン、オキシフェンブタゾン、フェプラゾン(feprazone)、アザプロパゾン(azapropazone)、トリメタゾン(trimethazone));及びこれらの組み合わせ、並びに皮膚科学的に許容可能なこれらの塩又はこれらのエステル類が挙げられる。
好適な抗炎症又は同様のその他の皮膚に有効な成分のその他の非限定例としては、キャンデリラロウ、ビサボロール(例えば、αビサボロール)、アロエベラ、植物ステロール類(例えば、フィトステロール)、マンジスチャ(Manjistha)(アカネ属の植物、特にルビア・コルディフォリア(Rubia Cordifolia)からの抽出物)、及びグッガル(Guggal)(コミフォラ(Commiphora)属の植物、特にコミフォラ・ムクル(Commiphora Mukul)からの抽出物)、コーラノキ抽出物、カモミール、ムラサキツメクサ抽出物、ムチヤギ(sea whip)抽出物、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
好適な抗炎症又は同様のその他の皮膚に有効な成分の他の非限定例としては、グリチルレチン酸、グリチルリチン酸、及びこれらの誘導体類(例えば塩及びエステル類)を含むカンゾウ(植物属/種名グリチルリチア・グラブラ(Glycyrrhiza glabra))科の化合物が挙げられる。前記化合物の好適な塩としては、金属及びアンモニウム塩が挙げられる。好適なエステル類には、C2〜C24、好ましくはC10〜C24、より好ましくはC16〜C24の、酸の飽和又は不飽和エステル類が挙げられる。前述の具体的な非限定例としては、油溶性カンゾウ抽出物、グリチルリチン酸及びグリチルレチン酸自体、グリチルリチン酸モノアンモニウム、グリチルリチン酸モノカリウム、グリチルリチン酸二カリウム、1−β−グリチルレチン酸、グリチルレチン酸ステアリル、及び3−ステアリルオキシ−グリチルレチン酸、3−スクシニルオキシ−β−グリチルレチン酸二ナトリウム、並びにこれらの組み合わせが挙げられる。
H)抗セルライト剤
本発明の組成物に用いる皮膚に有効な成分としての抗セルライト剤の非限定例としては、キサンチン化合物、例えばカフェイン、テオフィリン、テオブロミン、アミノフィリン、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
本発明の組成物に用いる皮膚に有効な成分としての抗セルライト剤の非限定例としては、キサンチン化合物、例えばカフェイン、テオフィリン、テオブロミン、アミノフィリン、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
I)局所麻酔剤
本発明において用いる皮膚に有効な成分として局所麻酔剤が挙げられ、その非限定例としては、ベンゾカイン、リドカイン、ブピバカイン、クロロプロカイン、ジブカイン、エチドカイン、メピバカイン、テトラカイン、ジクロニン、ヘキシルカイン、プロカイン、ケタミン、プラモキシン、フェノール、及び薬学的に許容可能なこれらの塩、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
本発明において用いる皮膚に有効な成分として局所麻酔剤が挙げられ、その非限定例としては、ベンゾカイン、リドカイン、ブピバカイン、クロロプロカイン、ジブカイン、エチドカイン、メピバカイン、テトラカイン、ジクロニン、ヘキシルカイン、プロカイン、ケタミン、プラモキシン、フェノール、及び薬学的に許容可能なこれらの塩、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
J)日焼け活性物質
本発明に用いる皮膚に有効な成分は日焼け活性物質を含み、その好ましい濃度は組成物の約0.1重量%〜約20重量%の範囲である。このような日焼け剤の非限定例としては、ジヒドロキシアセトンが挙げられ、これはDHA又は1,3−ジヒドロキシ−2−プロパノンとしても知られている。
本発明に用いる皮膚に有効な成分は日焼け活性物質を含み、その好ましい濃度は組成物の約0.1重量%〜約20重量%の範囲である。このような日焼け剤の非限定例としては、ジヒドロキシアセトンが挙げられ、これはDHA又は1,3−ジヒドロキシ−2−プロパノンとしても知られている。
K)美白剤
本明細書に用いる皮膚に有効な成分は美白剤を含むことができ、その好ましい濃度は組成物の0.1重量%〜約10重量%、より好ましくは約0.2重量%〜約5重量%、より好ましくは約0.5重量%〜約2重量%の範囲である。本明細書に用いるのに好適な美白剤の非限定例としては、コウジ酸、アルブチン、アスコルビン酸及びこれらの誘導体類(例えば、マグネシウムアスコルビルホスフェート又はナトリウムアスコルビルホスフェート)、及び抽出物(例えば、くわの実抽出物、胎盤抽出物)、並びに二酸化チタン及び酸化亜鉛が挙げられる。また、本発明に用いるのに適切な美白剤の非限定例としては、PCT国際公開特許WO95/34280、PCT国際公開特許WO95/07432、及びPCT国際公開特許WO95/23780に記載のものも挙げられる。
本明細書に用いる皮膚に有効な成分は美白剤を含むことができ、その好ましい濃度は組成物の0.1重量%〜約10重量%、より好ましくは約0.2重量%〜約5重量%、より好ましくは約0.5重量%〜約2重量%の範囲である。本明細書に用いるのに好適な美白剤の非限定例としては、コウジ酸、アルブチン、アスコルビン酸及びこれらの誘導体類(例えば、マグネシウムアスコルビルホスフェート又はナトリウムアスコルビルホスフェート)、及び抽出物(例えば、くわの実抽出物、胎盤抽出物)、並びに二酸化チタン及び酸化亜鉛が挙げられる。また、本発明に用いるのに適切な美白剤の非限定例としては、PCT国際公開特許WO95/34280、PCT国際公開特許WO95/07432、及びPCT国際公開特許WO95/23780に記載のものも挙げられる。
L)皮膚鎮静活性物質及び皮膚回復活性物質
本発明において使用するための皮膚に有効な成分としては、皮膚鎮静活性物質及び皮膚回復活性物質が挙げられ、その好ましい濃度は、組成物の約0.1重量%〜約30重量%、より好ましくは約0.5重量%〜約20重量%、なおより好ましくは約0.5重量%〜約10重量%の範囲である。本明細書に用いるのに好適な皮膚鎮静活性物質又は皮膚回復活性物質の非限定例としては、パンテノール酸誘導体類(例えば、パンテノール、デクスパンテノール、エチルパンテノール)、アロエベラ、アラントイン、ビサボロール、及びグリチルリチン酸二カリウムが挙げられる。
本発明において使用するための皮膚に有効な成分としては、皮膚鎮静活性物質及び皮膚回復活性物質が挙げられ、その好ましい濃度は、組成物の約0.1重量%〜約30重量%、より好ましくは約0.5重量%〜約20重量%、なおより好ましくは約0.5重量%〜約10重量%の範囲である。本明細書に用いるのに好適な皮膚鎮静活性物質又は皮膚回復活性物質の非限定例としては、パンテノール酸誘導体類(例えば、パンテノール、デクスパンテノール、エチルパンテノール)、アロエベラ、アラントイン、ビサボロール、及びグリチルリチン酸二カリウムが挙げられる。
M)抗菌活性物質
本発明の組成物において使用するための皮膚に有効な成分は抗菌活性物質を含んでもよく、その好ましい濃度は、組成物の約0.001重量%〜約10重量%、より好ましくは約0.01重量%〜約5重量%、なおより好ましくは約0.05重量%〜約2重量%の範囲である。
本発明の組成物において使用するための皮膚に有効な成分は抗菌活性物質を含んでもよく、その好ましい濃度は、組成物の約0.001重量%〜約10重量%、より好ましくは約0.01重量%〜約5重量%、なおより好ましくは約0.05重量%〜約2重量%の範囲である。
本明細書に用いる抗菌活性物質の非限定例としては、β−ラクタム剤、キノロン剤、シプロフロキサシン、ノルフロキサシン、テトラサイクリン、エリスロマイシン、アミカシン、2,4,4’−トリクロロ−2’−ヒドロキシジフェニルエーテル、3,4,4’−トリクロロバニリド、フェノキシエタノール、フェノキシプロパノール、フェノキシイソプロパノール、ドキシサイクリン、カプレオマイシン、クロルヘキシジン、クロルテトラサイクリン、オキシテトラサイクリン、クリンダマイシン、エタンブトール、イセチオン酸ヘキサミジン、メトロニダゾール、ペンタミジン、ゲンタマイシン、カナマイシン、リネオマイシン、メタサイクリン、メテナミン、ミノサイクリン、ネオマイシン、ネチルミシン、パロモマイシン、ストレプトマイシン、トブラマイシン、ミコナゾール、塩酸テトラサイクリン、エリスロマイシン、亜鉛エリスロマイシン、エリスロマイシンエストレート、ステアリン酸エリスロマイシン、硫酸アミカシン、塩酸ドキシサイクリン、硫酸カプレオマイシン、グルコン酸クロルヘキシジン、塩酸クロルヘキシジン、塩酸クロルテトラサイクリン、塩酸オキシテトラサイクリン、塩酸クリンダマイシン、塩酸エタンブトール、塩酸メトロニダゾール、塩酸ペンタミジン、硫酸ゲンタマイシン、硫酸カナマイシン、塩酸リネオマイシン、塩酸メタサイクリン、ヒプル酸メテナミン、マンデル酸メテナミン、塩酸ミノサイクリン、硫酸ネオマイシン、硫酸ネチルミシン、硫酸パロモマイシン、硫酸ストレプトマイシン、硫酸トブラマイシン、塩酸ミコナゾール、ケタコナゾール、塩酸アマンファジン、硫酸アマンファジン、オクトピロックス、パラクロロメタキシレノール、ナイスタチン、トルナフテート、亜鉛ピリチオン、クロトリマゾール、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
N)日焼け止め活性物質
本発明の組成物に用いる皮膚に有効な成分は、日焼け止め活性物質を含んでいてもよく、それは有機又は無機の日焼け止め活性物質のいずれでもよい。本明細書で有用な無機日焼け止め剤は、金属酸化物、例えば約15nm〜約100nmの平均一次粒径を有する二酸化チタン、約15nm〜約150nmの平均一次粒径を有する酸化亜鉛、約15nm〜約150nmの平均一次粒径を有する酸化ジルコニウム、約15nm〜約500nmの平均一次粒径を有する酸化鉄、及びこれらの混合物である。
本発明の組成物に用いる皮膚に有効な成分は、日焼け止め活性物質を含んでいてもよく、それは有機又は無機の日焼け止め活性物質のいずれでもよい。本明細書で有用な無機日焼け止め剤は、金属酸化物、例えば約15nm〜約100nmの平均一次粒径を有する二酸化チタン、約15nm〜約150nmの平均一次粒径を有する酸化亜鉛、約15nm〜約150nmの平均一次粒径を有する酸化ジルコニウム、約15nm〜約500nmの平均一次粒径を有する酸化鉄、及びこれらの混合物である。
本組成物に用いる日焼け止め活性物質の濃度は、好ましくは組成物の約0.1重量%〜約20重量%、より典型的には約0.5重量%〜約10重量%の範囲である。日焼け止め活性物質の正確な量は、選んだ日焼け止め剤(1又は複数)及び所望の日焼け防止指数(SPF)に応じて変化する。
多種多様な従来の有機日焼け止め活性物質も本明細書に用いるのに好適であり、それらの非限定例としては、p−アミノ安息香酸、その塩及びその誘導体類(エチル、イソブチル、グリセリルエステル類;p−ジメチルアミノ安息香酸);アントラニレート類(即ち、o−アミノ−ベンゾエート類;メチル、メンチル、フェニル、ベンジル、フェニルエチル、リナリル、ターピニル、及びシクロヘキセニルエステル類);サリチレート類(アミル、フェニル、オクチル、ベンジル、メンチル、グリセリル、及びジ−プロピレングリコールエステル類);ケイ皮酸誘導体類(メンチル及びベンジルエステル類、a−フェニルシンナモニトリル;ブチルシンナモイルピルベート);ジヒドロキシケイ皮酸誘導体類(ウンベリフェロン、メチルウンベリフェロン、メチルアセト−ウンベリフェロン);トリヒドロキシケイ皮酸誘導体類(エスクレチン、メチルエスクレチン、ダフネチン及びそのグルコシド類、エスクリン並びにダフニン);炭化水素類(ジフェニルブタジエン、スチルベン);ジベンザールアセトン及びベンザールアセトフェノン;ナフトールスルホネート類(2−ナフトール−3,6−ジスルホン酸及び2−ナフトール−6,8−ジスルホン酸のナトリウム塩);ジヒドロキシナフトエ酸及びその塩;o−及びp−ヒドロキシビフェニルジスルホネート類;クマリン誘導体類(7−ヒドロキシ、7−メチル、3−フェニル);ジアゾール類(2−アセチル−3−ブロモインダゾール、フェニルベンゾキサゾール、メチルナフトキサゾール、様々なアリールベンゾチアゾール類);キニーネ塩類(ビスルフェート、スルフェート、クロリド、オレエート、及びタンネート);キノリン誘導体類(8−ヒドロキシキノリン塩、2−フェニルキノリン);ヒドロキシ−又はメトキシ−置換ベンゾフェノン類;尿酸及びビオルル酸;タンニン酸及びその誘導体類(例えば、ヘキサエチルエーテル);(ブチルカルボトール(carbotol))(6−プロピルピペロニル)エーテル;ヒドロキノン;ベンゾフェノン類(オキシベンゼン、スルイソベンゾン、ジオキシベンゾン、ベンゾレゾルシノール、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、オクタベンゾン;4−イソプロピルジベンゾイルメタン;ブチルメトキシジベンゾイルメタン;エトクリレン;オクトクリレン;[3−(4’−メチルベンジリデンボルナン−2−オン)、テレフタリリデンジカンファースルホン酸及び4−イソプロピル−ジ−ベンゾイルメタンが挙げられる。これらの日焼け止め剤のうち、好ましいものは2−エチルヘキシル−p−メトキシシンナメート(パルソール(PARSOL)MCXとして市販されている)、4,4’−t−ブチルメトキシジベンゾイル−メタン(パルソール1789として市販されている)、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、オクチルジメチル−p−アミノ安息香酸、ジガロイルトリオレエート、2,2−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、エチル−4−(ビス(ヒドロキシ−プロピル))アミノベンゾエート、2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート、2−エチルヘキシル−サリチレート、グリセリル−p−アミノベンゾエート、3,3,5−トリ−メチルシクロヘキシルサリチレート、メチルアントラニレート、p−ジメチル−アミノ安息香酸又はアミノベンゾエート、2−エチルヘキシル−p−ジメチル−アミノ−ベンゾエート、2−フェニルベンゾイミダゾール−5−スルホン酸、2−(p−ジメチルアミノフェニル)−5−スルホンベンゾオキサゾイン酸、オクトクリレン、及びこれらの組み合わせである。
本明細書に用いるのに好適な他の日焼け止め活性物質の非限定例としては、米国特許第4,937,370号(サバテリ(Sabatelli)、1990年6月26日発行)、及び米国特許第4,999,186号(サバテリ及びスピルナック(Spirnak)、1991年3月12日発行)に記載されているものが挙げられる。記載されたこのような日焼け止め活性物質のうち、好ましいものには、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノンの4−N,N−(2−エチルヘキシル)メチルアミノ安息香酸エステル;4−ヒドロキシジベンゾイルメタンを伴うN,N−ジ−(2−エチルヘキシル)−4−アミノ安息香酸エステル;4−ヒドロキシジベンゾイルメタンを伴う4−N,N−(2−エチルヘキシル)メチルアミノ安息香酸エステル;2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゾフェノンの4−N,N−(2−エチルヘキシル)メチルアミノ安息香酸エステル;4−(2−ヒドロキシエトキシ)ジベンゾイルメタンの4−N,N−(2−エチルヘキシル)−メチルアミノ安息香酸エステル;2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゾフェノンのN,N−ジ−(2‐エチルヘキシル)−4−アミノ安息香酸エステル;及び4−(2−ヒドロキシエトキシ)ジベンゾイルメタンのN,N−ジ−(2−エチルヘキシル)−4−アミノ安息香酸エステル並びにこれらの混合物がある。特に好ましい日焼け止め活性物質には、4,4’−t−ブチルメトキシジベンゾイルメタン、2−エチルヘキシル−p−メトキシシンナメート、フェニルベンゾイミダゾールスルホン酸、及びオクトクリレンが挙げられる。
0)視覚的な皮膚向上剤
本発明の組成物において使用するための皮膚に有効な成分は、視覚的な皮膚向上成分を含んでもよい。これらは、例えば、しみ、小皺、皺、傷等のような皮膚の不完全な外観を隠す成分を含み、限定されないが、二酸化チタン、酸化亜鉛及び酸化鉄を含む。本明細書で使用するためにまた好適なのは、皮膚上に付着した場合に光を拡散する有機粒子である。これらの成分の好ましい濃度は、組成物の約0.001重量%〜約10重量%、より好ましくは約0.01重量%〜約5重量%、なおより好ましくは約0.05重量%〜約2重量%である。
本発明の組成物において使用するための皮膚に有効な成分は、視覚的な皮膚向上成分を含んでもよい。これらは、例えば、しみ、小皺、皺、傷等のような皮膚の不完全な外観を隠す成分を含み、限定されないが、二酸化チタン、酸化亜鉛及び酸化鉄を含む。本明細書で使用するためにまた好適なのは、皮膚上に付着した場合に光を拡散する有機粒子である。これらの成分の好ましい濃度は、組成物の約0.001重量%〜約10重量%、より好ましくは約0.01重量%〜約5重量%、なおより好ましくは約0.05重量%〜約2重量%である。
(使用方法)
本発明はまた、
(A)
I.(i)油;
(ii)安定剤;
(iii)水;及び
II.従来の化粧品成分及びスキンケア成分である残部
を含む少なくとも1つの高内相エマルションを含むリンス可能な皮膚コンディショニング組成物を調製する工程;
(B)工程(A)の製品を濡れたヒトの皮膚に適用する工程;及び
(C)皮膚から製品を洗い流す工程
を含む、本発明の皮膚コンディショニング組成物を用いる方法に関する。
本発明はまた、
(A)
I.(i)油;
(ii)安定剤;
(iii)水;及び
II.従来の化粧品成分及びスキンケア成分である残部
を含む少なくとも1つの高内相エマルションを含むリンス可能な皮膚コンディショニング組成物を調製する工程;
(B)工程(A)の製品を濡れたヒトの皮膚に適用する工程;及び
(C)皮膚から製品を洗い流す工程
を含む、本発明の皮膚コンディショニング組成物を用いる方法に関する。
理論によって束縛されることを望まないが、製品の効力は、消費者が使用指示を理解し、それに従って製品を使用する能力に関係があると考えられる。含まれる指示セットは、適用される製品の写真又は図、並びに注意書きを含んでもよい。それ故に、本発明はまた、シャワー及び/又は入浴中に適用され洗い流される場合に、ヒトの皮膚に対して皮膚を整え、及び/又は皮膚に潤いを与えるという利益を提供し、
I.
i)油;
ii)安定剤;
iii)水
を含む少なくとも1つの高内相エマルションと、
II.従来の化粧品成分及びスキンケア成分である残部と
を含むリンスオフ皮膚コンディショニング組成物を含む容器を含む商業用物品に関し、
ここで、組成物は界面活性剤を実質的に含まず、前記容器は、通常どおりに皮膚を洗浄及び洗い流し、水の流れの外において皮膚上で製品を滑らかに広げ、簡単に洗い流し、タオルでパットドライするとの指示を含む、皮膚を整え皮膚に潤いを与えるための指示を有する。
I.
i)油;
ii)安定剤;
iii)水
を含む少なくとも1つの高内相エマルションと、
II.従来の化粧品成分及びスキンケア成分である残部と
を含むリンスオフ皮膚コンディショニング組成物を含む容器を含む商業用物品に関し、
ここで、組成物は界面活性剤を実質的に含まず、前記容器は、通常どおりに皮膚を洗浄及び洗い流し、水の流れの外において皮膚上で製品を滑らかに広げ、簡単に洗い流し、タオルでパットドライするとの指示を含む、皮膚を整え皮膚に潤いを与えるための指示を有する。
(製造方法)
本発明の皮膚コンディショニング組成物は、所望の製品形態を作る及び配合するのに好適ないかなる既知の又はその他の有効な技術によって調製されてもよい。本発明の特定の実施形態に適用されるような方法の具体的な非限定例を、次の実施例に記載する。例示の目的のみのために、以下の好適な製造方法は、2つの高内相エマルションプレミックスを使用し、単一の製品を調製する。選択される特定の油及び安定剤の性質に依存して、製造方法に特定の変更が加えられる必要があり得ることが当業者によって理解される。しかし、最終製品を形成するために、1つ又は任意の数のプレミックスが作られ共に混合できることが考えられる。
本発明の皮膚コンディショニング組成物は、所望の製品形態を作る及び配合するのに好適ないかなる既知の又はその他の有効な技術によって調製されてもよい。本発明の特定の実施形態に適用されるような方法の具体的な非限定例を、次の実施例に記載する。例示の目的のみのために、以下の好適な製造方法は、2つの高内相エマルションプレミックスを使用し、単一の製品を調製する。選択される特定の油及び安定剤の性質に依存して、製造方法に特定の変更が加えられる必要があり得ることが当業者によって理解される。しかし、最終製品を形成するために、1つ又は任意の数のプレミックスが作られ共に混合できることが考えられる。
油プレミックスは、以下のように調製される:
1.周囲温度の水を容器に添加する。
2.水に安定剤を添加する。
3.85℃に到達するまで、プロペラブレードを用いて水と安定剤とを加熱混合する。
4.安定剤が完全に水和されるまで85℃で混合を続ける(粘度は、安定剤が水和するにつれて増大し、安定剤が水和されると減少する−ほぼ30分。
5.別個の容器に、油を添加し、85℃で加熱混合する。
6.水/安定剤混合物にゆっくりと油を添加し、プロペラブレードの速度を上げる。
7.85℃で5分間混合を続ける。
8.保存剤を混合物に添加し、75℃まで温度を下げる。
1.周囲温度の水を容器に添加する。
2.水に安定剤を添加する。
3.85℃に到達するまで、プロペラブレードを用いて水と安定剤とを加熱混合する。
4.安定剤が完全に水和されるまで85℃で混合を続ける(粘度は、安定剤が水和するにつれて増大し、安定剤が水和されると減少する−ほぼ30分。
5.別個の容器に、油を添加し、85℃で加熱混合する。
6.水/安定剤混合物にゆっくりと油を添加し、プロペラブレードの速度を上げる。
7.85℃で5分間混合を続ける。
8.保存剤を混合物に添加し、75℃まで温度を下げる。
任意の数の油プレミックスを上述のように調製することができ、最終製品において、単独で又は他の油プレミックスと組み合わせて使用されることができる。皮膚に有効な成分も油プレミックス中に含まれることができる。
(脂肪族アルコールゲル網状組織の主要ミックス)
9.周囲温度の水を容器に添加する。
10.ステアルアミドプロピルジメチルアミン及びグルタミン酸及び安定剤を水に添加する。
11.85℃に到達するまで、プロペラブレードを用いて混合物を加熱混合する。
12.安定剤が完全に水和されるまで85℃で混合を続ける(粘度は、安定剤が水和するにつれて増大し、安定剤が水和されると減少する−ほぼ30分。
13.脂肪族アルコールを熱混合物に添加し、脂肪族アルコールが完全に溶解するまで混合を続ける。
14.高せん断混合機に5分間移す。
9.周囲温度の水を容器に添加する。
10.ステアルアミドプロピルジメチルアミン及びグルタミン酸及び安定剤を水に添加する。
11.85℃に到達するまで、プロペラブレードを用いて混合物を加熱混合する。
12.安定剤が完全に水和されるまで85℃で混合を続ける(粘度は、安定剤が水和するにつれて増大し、安定剤が水和されると減少する−ほぼ30分。
13.脂肪族アルコールを熱混合物に添加し、脂肪族アルコールが完全に溶解するまで混合を続ける。
14.高せん断混合機に5分間移す。
(油プレミックスの添加)
15.油プレミックスを75℃まで冷却し、必要ならば、静電混合機(又はミル)を通して所望の粒径を達成させ、次いで、脂肪族アルコールゲル網状組織の主要ミックスタンクに攪拌しながら添加する。
15.油プレミックスを75℃まで冷却し、必要ならば、静電混合機(又はミル)を通して所望の粒径を達成させ、次いで、脂肪族アルコールゲル網状組織の主要ミックスタンクに攪拌しながら添加する。
(任意成分、即ち保存剤及び香料の添加)
16.最初に固体保存剤を添加し、次いで、液体保存剤を添加する。
17.ゆっくりと混合し、バッチ全体を移動させる。
18.混合物を42℃まで冷却し、残りの保存剤、芳香剤及び他の従来の成分を添加する。
15分間攪拌を続ける。
16.最初に固体保存剤を添加し、次いで、液体保存剤を添加する。
17.ゆっくりと混合し、バッチ全体を移動させる。
18.混合物を42℃まで冷却し、残りの保存剤、芳香剤及び他の従来の成分を添加する。
15分間攪拌を続ける。
以下の実施例は、本発明の範囲内の実施形態をさらに記載し説明する。これらの実施例は単に説明の目的だけで示されており、そして本発明の精神及び範囲から逸脱することなく本発明の多くの変形が可能であるので、本発明を限定するものとして解釈すべきではない。特に明記しない限り、例示した量は全て、全組成物の重量を基準にする濃度、即ち重量/重量百分率である。
例示した組成物のそれぞれは、適用中及び適用後に、脂っぽい又はべたつく肌触りを低減させるなどの改善された化粧品を提供し、調製された各組成物から送達される皮膚コンディショニング剤の付着又は有効性を改善する。
本発明の特定の実施形態を説明及び記載したが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、様々なその他の変形と変更が可能であることは、当業者に明らかである。したがって、本発明の範囲内である全てのこのような変形及び変更の全てが添付の特許請求の範囲内であるということを意図する。
Claims (8)
- リンス可能な皮膚コンディショニング組成物であって、
(a)
(i)油;
(ii)安定剤;
(iii)水
を含む少なくとも1つの高内相エマルションと、
(b)従来の化粧品成分及びスキンケア成分である残部と
を含み;前記リンス可能な皮膚コンディショニング組成物は、少なくとも2%の付着効率(DE)(ここで、DE=[W後−W0]/[W前−W0]×100);1,000cP〜20,000cPの粘度;及び20Pa.〜200Pa.の降伏応力を有することをさらに特徴とする水中油エマルションである、皮膚コンディショニング組成物。 - 香料によってさらに特徴づけられ、前記香料がエマルションの高内相中に存在し、前記高内相が脂肪ゲル網状組織に組み込まれている、請求項1に記載のリンス可能な皮膚コンディショニング組成物。
- 皮膚に有効な成分によってさらに特徴づけられ、前記皮膚に有効な成分が、前記エマルションの油相に添加されている、請求項1又は2に記載のリンス可能な皮膚コンディショニング組成物。
- アクリレート/C10〜C30アルキルアクリレートクロスポリマー、セチルヒドロキシエチルセルロース、アクリレート/ステアレス−20メタクリレートコポリマー、アクリレート/ラウレス−25メタクリレートコポリマー、アクリレート/ベヘネス−25メタクリレートコポリマー、PEG−150/ステアリルアルコール/SMDIコポリマー、アクリレート/ビニルイソデカノエート、アクリレート/ステアレス−20イタコネートコポリマー、アクリレート/セテス−20イタコネートコポリマー、アクリレート/アミノアクリレート/C10〜C30アルキルPEG20イタコネートコポリマー、ポリクアテルニウム−24、チタン、亜鉛、鉄、ジルコニウム、ケイ素、マンガン、アルミニウム及びセリウムの金属酸化物、ポリカーボネート類、ポリエーテル類、ポリエチレン類、ポリプロピレン類、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリアミド類、ポリアクリレート類、シクロデキストリン類及びこれらの混合物から成る群から選択される安定剤によってさらに特徴づけられる、請求項1〜3のいずれか1項に記載のリンス可能な皮膚コンディショニング組成物。
- (i)20重量%〜90重量%の油;
(ii)0.1重量%〜10重量%の安定剤;
(iii)9.5重量%〜79.5重量%の水;及び
(iv)0重量%〜2重量%の香料
を含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載のリンス可能な皮膚コンディショニング組成物。 - 前記油が、炭化水素油類、ワックス類、シリコーン類、脂肪酸類の誘導体類、コレステロール、コレステロール誘導体類、ジグリセリド類、トリグリセリド類、植物油類、植物油誘導体類、アセトグリセリドエステル類、アルキルエステル類、アルケニルエステル類、ラノリン、ラノリン誘導体類、ワックスエステル類、蜜蝋誘導体類、ステロール類、リン脂質類及びこれらの混合物から成る群から選択される、請求項1〜5のいずれか1項に記載のリンス可能な皮膚コンディショニング組成物。
- シャワー又は入浴中に適用され洗い流される場合に、ヒトの皮膚に対して利益を与える、皮膚を整え皮膚に潤いを与えるということをさらに特徴とし、
A.
1)油;
2)安定剤;及び
3)水
を含む少なくとも1つの高内相エマルションと、
B.従来の化粧品成分及びスキンケア成分である残部と
をさらに特徴とするリンスオフ皮膚コンディショニング組成物をさらに特徴とする容器をさらに特徴とする商業用物品であって;
ここで、前記容器が、通常どおりに皮膚を洗浄および洗い流し、水の流れの外において皮膚上で製品を滑らかに広げ、簡単に洗い流し、タオルでパットドライするとの指示を含む、皮膚を整え皮膚に潤いを与えるための指示を有する、商業用物品。 - A.
(1)(a)油;
(b)安定剤;
(c)水;及び
(2)従来の化粧品成分及びスキンケア成分である残部
を含む少なくとも1つの高内相エマルションを含むリンス可能な皮膚コンディショニング組成物を調製する工程;
B.工程1の製品を濡れたヒトの皮膚に適用する工程;及び
C.前記皮膚から前記製品を洗い流す工程
をさらに特徴とする、皮膚を整える方法。
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US10/142,217 US20030211069A1 (en) | 2002-05-09 | 2002-05-09 | Rinsable skin conditioning compositions |
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