JPH1087204A - エレベータの非常救出装置 - Google Patents

エレベータの非常救出装置

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JPH1087204A
JPH1087204A JP24752996A JP24752996A JPH1087204A JP H1087204 A JPH1087204 A JP H1087204A JP 24752996 A JP24752996 A JP 24752996A JP 24752996 A JP24752996 A JP 24752996A JP H1087204 A JPH1087204 A JP H1087204A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
car
emergency
tread
treads
rescue
Prior art date
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Pending
Application number
JP24752996A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Tsurui
昭宏 鶴井
Yoshio Innami
義雄 印南
Masamitsu Saito
正光 斎藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1087204A publication Critical patent/JPH1087204A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】救出作業者に対し緊急の際の安全性,機動性に
優れたエレベータの非常救出装置を提供する。 【解決手段】建屋の横梁25を両側に挟んで昇降するよ
うにそれぞれ対になって並設された乗かご1の対向側面
に、それぞれ非常救出用の開口部4と、それを塞ぐ扉5
と、開口部4の下側に起倒自在に設けられた踏板、及び
手摺を有するエレベータ非常救出装置で、踏板は一段目
の動作によって横梁の手前まで設置される踏板13と、
二段目の動作によって横梁25を覆うべく設置される踏
板15から構成され、手摺は踏板13に対応する手摺1
6と、踏板15に対応する手摺16から構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は不停止階床で乗かご
が非常停止した際、乗客を安全に救出する装置を備えた
エレベータの非常救出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置は実開昭54−45061
号公報に示されているように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構造で、乗かごが
不停止階床で横梁に対向せずに非常停止した場合に踏板
を延長させるに際して、まず初めに救出側踏板を設置
し、次に被救出側踏板を設置し、その後に前記踏板に対
し別の踏板を乗せて設置するという作業を要した。救出
作業者は被救出側踏板を設置する過程で、救出側乗かご
と被救出側乗かごとの距離の半分に満たない救出側踏板
上から作業せねばならず困難であり、非常救出時には時
間的な緊急を要すにも拘わらず、きわめて慎重な作業を
要した。
【0004】本発明の目的は、救出作業者に対し緊急の
際の安全性,機動性に優れたエレベータの非常救出装置
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の非常救出装置
は、建屋の横梁を両側に挟んで昇降するように並設され
た乗かごの対向側面に、それぞれ非常救出用の開口部
と、それを塞ぐ扉と、前記開口部下側に起倒自在に設け
られた踏板、及び手摺を有するエレベータ非常救出装置
で、前記踏板は一段目の動作によって前記横梁の手前ま
で設置される第一踏板と、二段目の動作によって前記横
梁を覆うべく設置される第二踏板から構成され、前記手
摺は前記第一踏板に対応する第一手摺と、前記第二踏板
に対応する第二手摺から構成されている。
【0006】本発明は以上の構成で、救出側踏板を一段
目の動作,二段目の動作によって救出側乗かごと被救出
側乗かごとの距離の半分を超えた位置にまで設置するこ
とが出来、その結果、救出側踏板から被救出側乗かごま
での足場の存在しない領域が少なくなり、被救出側踏板
を設置する作業で安全に作業することが出来る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
1ないし図3によって説明する。乗かごが不停止階床の
範囲内に停止した時を考慮したエレベータで、1A,1
Bは乗かごでそれぞれかご枠2A,2Bとかご室3A,
3Bとから構成されている。かご室3A,3Bには非常
救出用の開口部4A,4Bが設けられており、それを塞
ぐようにかご室3A,3Bの室壁に扉5A,5Bが回転
支持されている。
【0008】かご枠2A,2Bには手摺6A,6B、フ
レーム7A,7Bがそれぞれ止めピン8A,8B及び9
A,9Bによって軸支される。フレーム10A,10B
は手摺6A,6Bとフレーム7A,7Bにそれぞれ止め
ピン11A,11B及び12A,12Bによって軸支さ
れる。これら手摺6A,6Bとフレーム7A,7B及び
10A,10Bが一組のリンク機構を構成する。
【0009】踏板13A,13Bはフレーム7A,7B
に固定して取り付けられ、その先端部にはヒンジ14
A,14Bを介して踏板15A,15Bが結合されてお
り、踏板15A,15Bは踏板13A,13Bに対し折
り畳み自在な構造となっている。
【0010】手摺16A,16Bは止めピン17A,1
7Bによってフレーム10A,10Bと軸支されてい
る。手摺16A,16Bの先端部にはフック18A,1
8Bが設けられており不使用時にはフレーム10A,1
0B上の止めピン19A,19Bに固定されている。
【0011】フレーム10A,10B上部には、止めピ
ン21A,21Bにより支持材20A,20Bが軸支さ
れ、支持材20A,20Bの先端部には止めピン22A,
22Bを介し支持材23A,23Bが可回転的に接続さ
れている。支持材23A,23Bの先端部にはフック
(図示せず)が設けられており不使用時には止めピン2
1A,21Bに掛けて保持される。
【0012】踏板15A,15Bの先端部には、支持材
23A,23Bのフック部を取り付けるための止めピン
24A,24Bが設けられている。踏板15A,15B
を踏板延長の目的で開いた状態で使用する時には、支持
材23A,23Bのフックを止めピン21A,21Bか
ら外し、踏板15A,15B先端部の止めピン24A,
24Bに掛ける。支持材20A,20Bと支持材23
A,23Bは一体構造をなし踏板15A,15Bを支持
する。
【0013】通常運転時、踏板15A,15Bは踏板1
3A,13B上に折り重ねられた状態にある。通常運転
時にはこれらリンク機構で構成される非常救出装置は図
3に二点鎖線で示すようにかご枠2A,2B側に収納さ
れている。
【0014】25は建屋に設置された横梁で乗かご1A
と乗かご1Bの中央部に位置し、乗かご1A,1Bをガ
イドするガイドレール取付用に使用される。
【0015】次に非常救出動作について説明する。乗か
ご1Bが不停止階床で横梁25に対向せずに非常停止し
た。その乗客27を救出する際、隣接する乗かご1Aを
同レベルまで移動させた後停止させ、救出作業に移る。
【0016】まず、かご室3Aの扉5Aを開いて非常救
出用の開口部4Aを開放する。しかる後かご枠2A側に
収納された手摺6A,フレーム7A及び10Aから構成
される一組のリンク機構を前に倒し設置する。
【0017】次に踏板13A上に折り重ねられた踏板1
5Aを起こし前方に倒す。踏板15Aを前方に倒す過程の
途中で、図3に二点鎖線で示されるように、支持材23
Aのフックを止めピン21Aから外し踏板15A先端部
の止めピン24Aに取り付ける。その後、踏板15Aを
水平に設置する。踏板13A,13Bは横梁25の手前
まで、踏板15A,15Bは横梁25を覆う位置にまで
設置されるべき大きさとする。
【0018】救出作業者26は踏板15Aを足場とし、
乗かご1B側のかご枠2B側に収納された手摺6B,フ
レーム7B及び10Bから構成されるリンク機構を手前
に倒して設置し、乗かご1Aと乗かご1B間に落下の危
険を生じさせるような領域をなくす。被救出側の踏板1
5Bは踏板13B上に折り重ねられたままの状態で使用
する。
【0019】手摺16Aのフック18Aを止めピン19
Aから外し、被救出側のフレーム10B上の止めピン1
7Bに取り付け、乗かご1Aと乗かご1B間全ての領域
に手摺が備わるようにする。
【0020】救出作業者26は乗かご1Bの扉5Bを押
して開き開口部4Bを開放し、乗客27を乗かご1Bか
ら乗かご1Aへ誘導する。
【0021】上記実施例は、乗かご1Bが横梁25に対
向せずに停止した場合を説明したが、次に乗かご1Bが
横梁25に対向して停止した場合の非常救出動作を図4
によって説明する。まず隣接する乗かご1Aを同レベル
まで移動させた後停止させ、かご室3Aの扉5Aを開い
て非常救出用の開口部4Aを開放する。その後、かご枠
2A側に収納された手摺6A,フレーム7A及び10A
から構成される一組のリンク機構を前に倒し設置する。
踏板15Aは踏板13A上に折り重ねられたままの状態
で使用する。
【0022】救出作業者26は踏板15A及び横梁25
を足場とし、乗かご1B側のかご枠2Bに収納された手
摺6B,フレーム7B及び10Bから構成されるリンク
機構を手前に倒して設置し、乗かご1Aと乗かご1B間
に落下の危険を生じさせるような領域をなくす。被救出
側の踏板15Bは踏板13B上に折り重ねられたままの
状態で使用する。
【0023】以下の手摺16Aの設置から乗客27の誘
導までの動作は、上記の実施例の動作と同様である。
【0024】上記実施例によれば、踏板15Aを支持材
20A及び23Aで支持しそれらが一体構成となってい
るため、被救出側乗かご1Bと独立して踏板の延長設置
が可能で、非常救出装置の設置作業時の安全性を高める
ことが出来る。
【0025】さらに、折り畳み式構造により踏板13A
と踏板15Aが一体であるために、延長部踏板の特別な
保管管理が不要で緊急の際の機動性に優れた効果を発揮
することが出来る。また、折り畳み式構造の踏板によ
り、使い勝手に優れ、かつコンパクトに収納可能であ
る。
【0026】さらに、踏板15Aに対応した手摺16A
を設けたことにより移動時の安全性を増し、また乗客2
7に安心感を与えることが出来る。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、救出作業者に対し緊急
の際の安全性,機動性に優れたエレベータの非常救出装
置を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における一実施例の側面図。
【図2】図1の平面図。
【図3】図1の説明図。
【図4】乗かごが横梁に対向して停止した場合の図3相
当の説明図。
【符号の説明】
4A,4B…非常救出用開口部、5A,5B…扉、6
A,6B,16A,16B…手摺、13A,13B,15
A,15B…踏板、20A,20B,23A,23B…
支持材、25…横梁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建屋の横梁を両側に挟んで昇降するように
    並設された乗かごの対向側面に、それぞれ非常救出用の
    開口部と、それを塞ぐ扉と、前記開口部下側に起倒自在
    に設けられた踏板及び手摺を有するエレベータ非常救出
    装置において、前記踏板は一段目の動作によって前記横
    梁の手前まで設置される第一踏板と、二段目の動作によ
    って前記横梁を覆うべく設置される第二踏板から構成さ
    れ、前記手摺は前記第一踏板に対応する第一手摺と、前
    記第二踏板に対応する第二手摺から構成されていること
    を特徴とするエレベータの非常救出装置。
JP24752996A 1996-09-19 1996-09-19 エレベータの非常救出装置 Pending JPH1087204A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008050152A (ja) * 2006-08-28 2008-03-06 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータの救出装置
CN105366505A (zh) * 2015-11-25 2016-03-02 江南嘉捷电梯股份有限公司 一种带有安全门的轿厢及采用该轿厢的电梯组
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