JPH1086669A - 自動車用ウエザストリップ - Google Patents

自動車用ウエザストリップ

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JPH1086669A
JPH1086669A JP8269357A JP26935796A JPH1086669A JP H1086669 A JPH1086669 A JP H1086669A JP 8269357 A JP8269357 A JP 8269357A JP 26935796 A JP26935796 A JP 26935796A JP H1086669 A JPH1086669 A JP H1086669A
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JP
Japan
Prior art keywords
weather strip
glass
wiping
seal portion
door glass
Prior art date
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Pending
Application number
JP8269357A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Mizutani
安志 水谷
Sukenori Aritake
祐則 有竹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP8269357A priority Critical patent/JPH1086669A/ja
Publication of JPH1086669A publication Critical patent/JPH1086669A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車のドアガラス昇降時にその外面を払拭
するウエザストリップのガラス払拭性能を向上させ、か
つ耐久性を向上させること。 【解決手段】 ウエザストリップ4の取付基部41の側
面から伸び出してドアガラス3の外面を払拭する上下二
段のシール部44,45のうち、上段のシール部44
を、取付基部41との接続部を頂点とし、平面状とした
ガラス払拭部443を底辺とする断面三角形状に形成
し、下段のシール部45を、ガラス払拭部453を頂点
とし、取付基部41の側面を底辺とする断面三角形状に
形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車ドアのベル
トラインに沿って取付けられてドアガラス昇降時にガラ
ス面を払拭するウエザストリップ、特にドアガラスの外
面を払拭するウエザストリップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2および図3に示すように自動車のド
ア外板1のウエストラインを形成する上縁10には、該
上縁10とドアガラス3の外面との隙間をシールすると
ともに、ドアガラス3昇降時にその外面を払拭するウエ
ザストリップ4が取付けられている。またドア内板2の
上縁にも同様のウエザストリップ5がガーニッシュ6を
介して取付けられている。このうち外側のウエザストリ
ップ4は、ドアガラス3の外面には水滴や多量のほこり
等が付着することから、特にすぐれたガラス払拭性能が
要求される。
【0003】外側のウエザストリップ4は一般に塩化ビ
ニル等の合成樹脂からなり、取付基部41と、取付基部
41から伸び出す上下二段のリップ状のシール部42,
43を備えている。なお、内側のウエザストリップ5
も、ウエザストリップ4と同材質からなり、ドア内板2
を覆うガーニッシュ6に取付けるに適した基部構造とさ
れている以外はウエザストリップ4と実質的に同一構造
としてある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】内外のウエザストリッ
プ4,5のうち、特にドア外板1に取付けられる外側の
ウエザストリップ4は、日射や温度差の大きい外気温に
直接にさらされることから、へたりが生じ、ドアガラス
3の昇降の繰返しによりシール部42,43には次第に
永久変形が生じてガラス払拭性能が低下する。またリッ
プ状のシール部42,43には長さ方向に波打ち状の永
久変形が生じやすく、部分的にガラス払拭性能が失われ
る場合が生じ得る。
【0005】そこで本発明は、ドアガラス外面が均一、
確実に払拭され、かつ良好なガラス払拭性能が長期にわ
たり維持され得るウエザストリップを提供することを課
題としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は自動車のドア外
板のウエストラインに沿って取付けられて、ドアガラス
昇降時にその外面を払拭するウエザストリップにおい
て、取付基部からドアガラス方向に伸び出す上下二段の
シール部のうち、上段のシール部を、取付基部との接続
部を頂点とし、平面状としたドアガラス払拭部を底辺と
し、平面状とした上下の側面部を斜辺とする断面三角形
の中空状に形成し、下段のシール部を、ドアガラス払拭
部を頂点とし、平面状とした上下の側面部を斜辺とし、
上下の側面部が接続する取付基部の側面を底辺とする断
面三角形の中空状に形成したことを特徴とする(請求項
1)。
【0007】下段のシール部の上下の側面部には中間位
置に屈曲部または薄肉部を形成する(請求項2)。
【0008】ウエザストリップの少なくとも上記上下の
シール部をオレフィン系熱可塑性エラストマーで構成す
る(請求項3)。
【0009】両シール部を断面三角形の中空状としたこ
とで、一枚板のリップ状シール部に比べて屈曲変形させ
たときの形状復元力が良好となり永久変形が生じにく
い。上段のシール部のガラス払拭部を平面状としてドア
ガラス面と面接触せしめたから、ドアガラス下降時に上
段のシール部により先ずガラス面が均一に払拭され、続
いてドアガラス面とほぼ線接触する下段のシール部の尖
頭状の払拭部で払拭の仕上げがされる。
【0010】下段のシール部の側面部に屈曲部または薄
肉部を形成することで、ドアガラスの昇降に伴いシール
部の先端側が容易に反転変形する。シール部をオレフィ
ン系熱可塑性エラストマーで構成することで、合成樹脂
のシール部に比べてゴム弾性が良好となり、かつ劣化が
少なく永久変形が生じにくい。
【0011】
【発明の実施の形態】図1に示すように、インナパネル
11とアウタパネル12とからなる自動車のドア外板1
の接合された上縁10にはこれに沿ってウエザストリッ
プ4が取付けてある。ウエザストリップ4の取付基部4
1は逆U字形の断面形状で、ドア外板1の上縁10を覆
うように設置され、内部対向面から突出する保持リップ
411が上記上縁10を挟み付けることで保持せしめら
れている。取付基部41には同形状のインサート部材4
12が埋設してある。
【0012】取付基部41のドアガラス3と対向する側
面からは、上下二段にシール部44,45が伸び出して
いる。上段のシール部44は、上下の側面部441,4
42およびガラス払拭部443がいずれも平面状で、両
側面部441,442を斜辺とし、ガラス払拭部443
を底辺とする断面三角形の中空状に形成してあり、両側
面部441,442が交わる頂点で取付基部41の内側
の側面に接続する構造としてある。ガラス払拭部443
は、シール部44の自由状態で、ドアガラス3に対し
て、上方へ向けて次第にラップ代が大きくなる傾斜面と
してあり、全面に植毛7が施してある。取付基部41に
接続する上記頂点、即ちシール部44の根元は、シール
部44の他の部分よりも若干厚肉としてある。
【0013】下段のシール部45は、取付基部41の側
面の上下に間隔をおいた位置から伸び出し先端で交わる
平面状の上下の側面部451,452を斜辺とし、取付
基部41の側面を底辺とする断面三角形の中空状に形成
してある。上下の側面部451,452の中間位置には
それぞれ対向方向へ突出する屈曲部454が側面部長手
方向に一連に形成してある。
【0014】ドアガラス3の内面を払拭するウエザスト
リップ5は、取付基部51から伸び出す上下二段のリッ
プ状のシール部52,53を備えており、取付基部51
が、ドア内板2を覆うガーニッシュ6の、ドアガラス3
と対向する上端にクリップ等の手段で取付けられてい
る。取付基部51にはインサート部材54が埋設され、
シール部52,53には植毛7が施してある。ウエザス
トリップ5の形状および取付構造は従来周知のものであ
る。
【0015】上記構造のウエザストリップ4において、
外面に水やほこりが付着したドアガラス3が閉状態から
下降すると、先ず上段のシール部44がガラス外面を払
拭し、続いて下段のシール部45がガラス外面を払拭す
る。シール部44は、払拭の均一性を重視した構造とし
てあり、平面状としたガラス払拭部443がガラス外面
と面接触することで、ガラス外面をなでるようにして過
不足のない均一な払拭がなされる。またシール部44は
断面三角形としてあり、三辺による形状保持力により、
ドアガラス3への押付けおよびドアガラス3の移動によ
る撓み変形に対する形状復元力にすぐれているから、永
久変形が生じにくく耐久性がある。
【0016】一方、シール部45は、払拭の完全性(仕
上げ性)を重視した構造としてあり、払拭部453を形
成する断面三角形の頂点部付近がガラス外面に線接触に
近い状態で圧接することにより、シール部44による払
拭後にガラス外面に薄膜状に残存する水やほこりを完全
に払拭する。シール部45も、断面三角形状としてある
から、シール部44と同様に形状復元性にすぐれ、永久
変形が生じにくい。
【0017】下段のシール部45において、その上下の
側面部451,452に屈曲部454を設けて屈曲変形
を容易としたのは、先端部の形状保持力を緩和するため
であり、ドアガラス3の昇降に伴って先端部が首振り状
に変位し、ガラス開閉力の増大を防いでいる。同様に上
段のシール部44は、三角形の頂点をなす根元部を中心
に首振り状に変位することでガラス開閉力の増大を防い
でいる。
【0018】なお、上記シール部45の上下の側面部4
51,452に屈曲変形性を与える手段として、側壁4
51,452に切込みを設けて薄肉としてもよい。
【0019】ウエザストリップ4,5は、構成材料を押
出成形することにより得られる。構成材料としては、従
来のように塩化ビニル等の合成樹脂を用いることもでき
るが、熱可塑性エラストマー、特にオレフィン系熱可塑
性エラストマー(TPO)を用いることが望ましい。オ
レフィン系熱可塑性エラストマーとしては、エチレン・
プロピレン・ジエン共重合体(EPDM)とポリプロピ
レン(PP)のブレンド物を主成分とする材料が用いら
れ得る。これに含まれるゴム成分により合成樹脂よりも
高い弾性率が与えられ、かつ温度による材質劣化が少な
く長期にわたり弾性が維持される。なお、ウエザストリ
ップ4,5はシール部のみをオレフィン系熱可塑性エラ
ストマーで構成し、取付基部を塩化ビニル等の合成樹脂
で構成してもよい。なお、ウエザストリップ4の取付基
部41は、断面逆U字形に限らず、他の形状および取付
構造が用いられ得る。
【0020】しかしてウエザストリップ4のシール部4
4,45を断面三角形に形成することに加え、ウエザス
トリップ4をオレフィン系熱可塑性エラストマーで構成
することで、ウエザストリップのガラス払拭性能および
耐久性により一層向上する。なお、上記の実施の形態で
は外側のウエザストリップのみシール部を断面三角形状
に形成したが、これを内側のウエザストリップのシール
部の構造に適用してもよい。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、ウエザストリップのド
アガラス面の払拭性能を、ドアガラスとの摺動抵抗を増
加することなく向上させることができ、かつすぐれた払
拭性能を長期にわたり維持させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のウエザストリップの図2のA−A線に
沿う位置での断面図である。
【図2】本発明のウエザストリップが適用される自動車
の側面図である。
【図3】従来のウエザストリップの、図2のA−A線に
沿う位置での断面図である。
【符号の説明】
1 ドア外板 2 ドア内板 3 ドアガラス 4 ドアガラス外面払拭用ウエザストリップ 41 取付基部 44 上段のシール部 441,442 側面部 443 ガラス払拭部 45 下段のシール部 451,452 側面部 453 ガラス払拭部 454 屈曲部 5 ドアガラス内面払拭用ウエザストリップ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のドア外板のウエストラインに沿
    って取付けられるウエザストリップであって、取付基部
    からドアガラス方向に伸び出してドアガラスの外面を払
    拭する上下二段のシール部を備えたウエザストリップに
    おいて、上段のシール部を、取付基部との接続部を頂点
    とし、平面状としたガラス払拭部を底辺とし、平面状と
    した上下の側面部を斜辺とする断面三角形の中空状に形
    成し、下段のシール部を、ガラス払拭部を頂点とし、平
    面状とした上下の側面部を斜辺とし、上下の側面部が接
    続する取付基部の側面を底辺とする断面三角形の中空状
    に形成したことを特徴とする自動車用ウエザストリッ
    プ。
  2. 【請求項2】 上記下段のシール部の上下の側面部の中
    間位置に屈曲部または薄肉部を形成して変形容易とした
    請求項1記載の自動車用ウエザストリップ。
  3. 【請求項3】 少なくとも上記両シール部をオレフィン
    系熱可塑性エラストマーで構成した請求項1記載の自動
    車用ウエザストリップ。
JP8269357A 1996-09-18 1996-09-18 自動車用ウエザストリップ Pending JPH1086669A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100482505B1 (ko) * 2002-09-25 2005-04-14 현대자동차주식회사 차량용 도어 인사이드 벨트 웨더스트립
JP2013107608A (ja) * 2011-11-24 2013-06-06 Toyota Motor Corp 車両用ドア構造

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