JPH1086367A - インクジェットヘッド及びその製造方法 - Google Patents

インクジェットヘッド及びその製造方法

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JPH1086367A
JPH1086367A JP8249398A JP24939896A JPH1086367A JP H1086367 A JPH1086367 A JP H1086367A JP 8249398 A JP8249398 A JP 8249398A JP 24939896 A JP24939896 A JP 24939896A JP H1086367 A JPH1086367 A JP H1086367A
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JP
Japan
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substrate
conductive material
groove
ink jet
jet head
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JP8249398A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Sasaki
勉 佐々木
Michio Umezawa
道夫 梅沢
Osamu Naruse
修 成瀬
Masayuki Iwase
政之 岩瀬
Hideyuki Makita
秀行 牧田
Seiji Nagaba
誠治 長場
Nobuyasu Nakane
信保 中根
Tomoaki Nakano
智昭 中野
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘッドの組立作業性、ヘッドの信頼性が十分
でない。 【解決手段】 基板11に圧電素子の列設方向にセンタ
ー溝部19を形成して、この溝部19内に導電性材料2
0を塗布した基板11上面に導電性材料20を含めて共
通電極パターン14を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェットヘッ
ド及びその製造方法に関し、特に基板上に共通電極を形
成するインクジェットヘッド及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置は、記録時の振
動、騒音が殆どなく、特にカラー化が容易なことから、
コンピュータ等のデジタル処理装置のデータを出力する
プリンタの他、ファクシミリやコピー機等にも用いられ
るようになっている。このようなインクジェット記録装
置に用いられるインクジェットヘッドは、圧電素子、発
熱抵抗体等のアクチュエータ素子を記録信号に応じて駆
動することによってノズルからインク滴を吐出飛翔させ
て記録媒体上に画像記録を行なうものである。
【0003】このようなインクジェットヘッドとして、
例えば特開平8−142324号公報に記載されている
ように、基板上に複数の圧電素子を複数列列状に接合し
て配設すると共に、圧電素子の周囲に位置するフレーム
を接合し、これらの圧電素子及びフレーム上に、ダイア
フラム部を有する振動板を積層し、この振動板上に圧電
素子でダイアフラム部を介して加圧される加圧液室及び
この液室にインクを供給するインク供給路を形成する液
室形成部材を積層し、更にこの液室形成部材上にノズル
を形成したノズルプレートを積層したものがある。
【0004】このインクジェットヘッドにおいては、
基板表面側に予め所定深さの溝を形成しておき、この溝
の内壁面を含めて各圧電素子に接続する共通電極パター
ンを形成して、基板上に1枚の圧電素子を接合した後、
スリット加工を施すことによって、1枚の圧電素子を複
数の圧電素子に分割すると共に、スリット溝の切込み深
さを制限することで共通電極パターンがスリット溝で分
割されないようにして、各圧電素子に接続した共通電極
を形成するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したインクジェッ
トヘッドのように基板上に予め溝を形成してこの溝の内
壁面を含めて共通電極パターンを印刷等で形成すること
は作業性が必ずしも良好であるとは言えない。そこで、
平坦な基板上に共通電極パターンを形成しておき、スリ
ット加工で圧電素子と共に共通電極パターンも一旦分断
してしまい、その後、例えばフレームに形成した穴部内
に導電性材料を塗布することによって、分段された共通
電極パターンの各パターンを相互に接続することが考え
られる。
【0006】ところが、このようにした場合、導電性材
料として一液性熱硬化型導電性接着剤を用いて100℃
で熱硬化させると、基板と圧電素子との接合部が剥離す
ることがあり、ヘッドの信頼性が十分でない。これは基
板と圧電素子との接着層が使用する接着剤にもよるが5
0℃近傍で開放されて剥離を起こすことがあることに起
因している。そのため、二液性常温硬化型導電性接着剤
を使用することも考えられるが、この接着剤は硬化時間
が非常に長くなることやポットライフが短いために作業
性が悪く、組立工程に時間がかかることになる。
【0007】また、上述したように複数のアクチュエー
タ素子を列設した構造のインクジェットヘッドにあって
は、各圧電素子に駆動波形を与えた場合に共通電極の抵
抗によって各圧電素子への入力波形が変動することがあ
る。
【0008】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、複数のアクチュエータ素子を列設したインクジェ
ットヘッドにおけるヘッドの信頼性を向上することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1のインクジェットヘッドは、基板上に複数
のアクチュエータ素子を列状に配設し、前記基板上に複
数のアクチュエータ素子にそれぞれ接続した共通電極を
形成するインクジェットヘッドにおいて、前記基板には
前記複数のアクチュエータ素子の列設方向に溝部を形成
し、この溝部内に導電性材料を塗布し、この導電性材料
上に前記共通電極の一部を形成した構成とした。
【0010】請求項2のインクジェットヘッドは、上記
請求項1のインクジェットヘッドにおいて、前記導電性
材料が熱硬化型導電性接着剤である構成とした。
【0011】請求項3のインクジェットヘッドは、上記
請求項1又は2のインクジェットヘッドにおいて、前記
共通電極は複数のアクチュエータ素子の列設方向両端部
間の抵抗値が10Ωを越えない構成とした。
【0012】請求項4のインクジェットヘッドは、上記
請求項1乃至3のいずれかのインクジェットヘッドにお
いて、前記基板がセラミックス基板からなる構成とし
た。
【0013】請求項5のインクジェットヘッドは、上記
請求項1乃至4のいずれかのインクジェットヘッドにお
いて、前記複数の圧電素子を複数列配設し、各列間に前
記導電性材料を塗布する溝部を形成した構成とした。
【0014】請求項6のインクジェットヘッドの製造方
法は、基板上に複数のアクチュエータ素子を複数列配設
し、前記基板上に各列の複数のアクチュエータ素子に共
通に接続した共通電極を形成するインクジェットヘッド
の製造方法において、前記基板には各列間に前記複数の
アクチュエータ素子の列設方向に溝部を形成し、この溝
部内に導電性材料を塗布した後、基板表面に研削又はラ
ッピング加工を施し、次いで前記基板表面に前記導電性
材料表面を含めて前記共通電極を形成する構成とした。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。図1は本発明を適用するイン
クジェットヘッドの分解斜視図、図2は図1のノズル配
列方向と直交する方向の要部拡大断面図、図3は図1の
ノズル配列方向の要部拡大断面図である。
【0016】このインクジェットヘッドは、駆動ユニッ
ト1と、液室ユニット2と、ヘッドカバー3とを備えて
いる。駆動ユニット1は、セラミック、ガラスエポキシ
樹脂等からなる絶縁性の基板11上に、複数の積層型の
圧電素子12を接合して二列配置し、これらの各列の圧
電素子12の周囲を取り囲む液室支持部材であるフレー
ム部材13を接合している。ここで、複数の圧電素子1
2は、1つの圧電素子を基板11上に接合した後スリッ
ト加工を施して基板11に達するスリット溝11aを形
成することによって分割して形成したものである。
【0017】また、基板11上には共通電極パターン1
4及び個別電極パターン15を設け、これらの共通電極
パターン14及び個別電極パターン15はそれぞれ導電
性接着剤16を介して圧電素子12の各内部電極を交互
に接続した端面電極17,18と接続している。共通電
極パターン14は上述したスリット加工によって各圧電
素子2毎に分割されているが、基板11の中央部に形成
した圧電素子2の列設方向(チャンネル方向)の溝部1
9内に充填した導電性材料20によって各分割されたパ
ターンの導通を取るようにしている。
【0018】そして、基板11をヘッド支持部材である
スペーサ部材(ヘッドホルダ)21上に支持して保持
し、このスペーサ部材21内に配設したヘッド駆動用I
C等を有するPCB基板と駆動ユニット1の各圧電素子
12とを各電極パターン14,15に接合したFPCケ
ーブル22を介して接続している。
【0019】液室ユニット2は、金属或いは樹脂の薄膜
からなる振動板23と、液室隔壁部材を構成する3層構
造のフォトレジストフィルムからなる感光性樹脂層2
4,25,26と、ノズル孔27を形成した金属、樹脂
等からなるノズルプレート28とを順次を積層し、熱融
着して形成している。ノズルプレート28の表面には、
撥水性の表面処理膜である撥水膜29を形成し、この撥
水膜29の周囲には撥水処理を施していない非撥水処理
面30を設けている。
【0020】なお、これらの各部材によってノズル孔2
7が連通する加圧液室31と、この加圧液室31の両側
に位置する共通インク室32,32と、共通液室32か
ら加圧液室31へインクを供給するための流体抵抗部と
なるインク供給路33,33を形成している。
【0021】ノズルカバー(ヘッドカバー)3は、ノズ
ルプレート28の周縁部及びヘッド側面を覆う箱状に形
成したものであり、ノズルプレート28の撥水膜29に
対応して開口部を形成し、ノズルプレート28の非撥水
処理面30に接着剤にて接着接合している。
【0022】また、このインクジェットヘッドには、図
示しないインクカートリッジからのインクを液室に供給
するため、スペーサ部材21、基板11、フレーム部材
13及び振動板21にそれぞれインク供給穴35〜38
を設けている。
【0023】そこで、このインクジェットヘッドにおけ
る基板の共通電極パターンの形成について説明する。先
ず、図4及び図5に示すように、基板11に圧電素子の
列設方向にセンター溝部19を形成して、この溝部19
内に導電性材料20を塗布した基板11上面に導電性材
料20を含めて共通電極パターン14及び個別電極パタ
ーン15を形成する。
【0024】このようにした基板部品を使用することに
よって、図6及び図7に示すように、基板11上に圧電
素子を接合してダイシングソーなどで個々の圧電素子2
に分断加工するときに、基板11の溝部19の深さより
も浅いスリット溝11aで切込むことで、共通電極パタ
ーン14はスリット加工で分断されるものの、分断され
たパターンが導電性材料20で接続されているので、共
通電極として機能することができる。
【0025】この場合、共通電極パターン14の導通を
取るための導電性材料20の塗布硬化時には基板11上
に圧電素子を接合していない段階であるので、導電性材
料20として、二液性常温硬化型導電性接着剤に比べ
て、硬化時間が短く、ポットライフも長い一液性熱硬化
型導電性接着剤を使用して、熱硬化させても圧電素子2
の基板11からの剥離等の不都合を生じることがなくな
り、作業時間の短縮を図れると共に、ヘッドの信頼性も
向上する。
【0026】すなわち、スリット加工で分断される共通
電極パターン14の導通を取るには、例えば図8及び図
9に示すように、セラミックス基板11上に接合するフ
レーム部材としてセンターに穴部41aを形成したフレ
ーム部材41を用いて、基板11に圧電素子2及びフレ
ーム部材41を接合した後、フレーム部材41の穴部4
1a内に導電性接着剤を塗布することによっても行うこ
とができる。
【0027】この場合、導電性接着剤として一液性熱硬
化型導電性接着剤を用いて100℃程度で熱硬化させる
と、この熱をかけることによってスリット加工で分断さ
れた圧電素子2とセラミックス基板11との接着接合部
に剥離が生じ、ヘッドの信頼性が損なわれることがあ
る。これは、圧電素子2と基板11とを接着接合してい
る接着層42の残留応力が50℃近傍で開放されるため
である。しかし、導電性接着剤として二液性常温硬化型
導電性接着剤を用いることは、硬化時間やポットライフ
の点で作業性が悪くなることになる。
【0028】そこで、本発明に係るインクジェットヘッ
ドのように、基板に複数のアクチュエータ素子である圧
電素子の列設方向に溝部を形成し、この溝部内に導電性
材料を塗布し、この導電性材料上に共通電極の一部を形
成することによって、組立作業性の向上と共にヘッドの
信頼性の向上を図ることができる。
【0029】次に、上述したような基板面への電極パタ
ーンの形成工程について図10を参照して説明する。先
ず、同図(a)に示すように基板11にセンター溝部1
9を形成した後、同図(b)に示すように溝部19内に
ペースト状導電性材料20を塗布する。導電性材料20
は、銀ペースト(熱硬化型導電性樹脂)を使用し、ディ
スペンサー塗布装置を使用して塗布する。
【0030】このとき、溝部19に銀ペーストを塗布す
る際には気泡の混入がないようにする。気泡が混入する
と、共通電極の接続不良を発生させるおそれがある。ま
た、基板の溝部19に塗布する銀ペースト20上面は基
板表面よりも高くなるように塗布する。
【0031】そして、銀ペースト20の塗布が完了した
基板11を加熱炉に入れて銀ペーストを熱硬化させる。
その後、基板11の表面を加工機を使用して研削加工又
はラッピング加工し、同図(c)に示すように溝部19
の銀ペースト20の表面と基板11の表面とが1つの基
板面になるようにする。そのため、この基板11の溝部
19内に塗布した銀ペースト20の上面が基板11の面
より低いと加工量が多くなって、加工効率が低下するの
で、上述したように銀ペースト20の上面が基板11の
面より高くなるよう塗布する。
【0032】次いで、同図(d)に示すように、基板1
1の表面に厚さ1〜30μm程度の電極パターン14,
15を形成する。電極パターン14は溝部19の導電性
材料20表面にかかるように形成する。電極パターンの
形成方法としては、パターンメッキ法やパターン印刷法
などを用いることができる。ここでは、金メッキによっ
て電極パターンを形成している。
【0033】このように、基板には各列間に前記複数の
アクチュエータ素子の列設方向に溝部を形成し、この溝
部内に導電性材料を塗布した後、基板表面に研削又はラ
ッピング加工を施し、次いで基板表面に導電性材料表面
を含めて共通電極を形成することによって、作業性が向
上し、ヘッドの信頼性が向上する。
【0034】次に、共通電極パターン14を形成する上
で要求される性能について図11乃至図13を参照して
説明する。図11に示すように共通電極パターン14の
チャンネル方向両端部(圧電素子の列設方向)間の抵抗
値をパラメータとしてシュミレーションを行ったとこ
ろ、共通電極部A1からA2までの抵抗値が10Ωを越
えると、チャンネルによって圧電素子に対する入力波形
が変化することが判明した。
【0035】すなわち、図12に示すように立上げ時定
数trは、共通電極パターン14のチャンネル方向両端
部の抵抗値が10Ωを越えると増加する。同図では、両
端部に最も近いチャンネルであるch1と最も遠いチャ
ンネルch32の立上げ時定数変化を示している。ま
た、図13(a)、(b)に示すように両端部のチャン
ネル(ch1、ch64側)と中央部のチャンネル(c
h32)とでは入力波形の変化の度合いが違い、中央部
の時定数trは両端部の時定数trに対して増加が大き
くなる傾向にある。
【0036】このような波形変化があると、粒子化特性
に大きく影響すると考えられるので、共通電極のチャン
ネル方向両端部間の抵抗値が10Ωを越えないようにす
ることで、チャンネル間でのインク滴噴射特性のバラツ
キが低減し、ヘッドの噴射特性の信頼性が向上する。
【0037】なお、上記実施例においては、本発明を圧
電素子の変位方向にインク滴を吐出するサイドシュータ
方式のインクジェットヘッドに適用したが、圧電素子の
変位方向と直交する方向にインク滴を吐出するエッジシ
ュータ方式のインクジェットヘッドにも適用することが
できる。また、アクチュエータ素子として圧電素子等の
電機機械変換素子に代えて発熱抵抗体を用いる所謂バブ
ルジェット方式のインクジェットヘッドにも適用するこ
とができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1のインク
ジェットヘッドによれば、基板には複数のアクチュエー
タ素子の列設方向に溝部を形成し、この溝部内に導電性
材料を塗布し、この導電性材料上に共通電極の一部を形
成した構成としたので、ヘッドの組立作業性が向上する
と共に、ヘッドの信頼性が向上する。
【0039】請求項2のインクジェットヘッドによれ
ば、上記請求項1のインクジェットヘッドにおいて、導
電性材料が熱硬化型導電性接着剤である構成としたの
で、ヘッドの組立作業性が向上する。
【0040】請求項3のインクジェットヘッドによれ
ば、上記請求項1又は2のインクジェットヘッドにおい
て、共通電極は複数のアクチュエータ素子の列設方向両
端部間の抵抗値が10Ωを越えない構成としたので、各
チャンネル間でのインク滴噴射特性のばらつきが低減
し、ヘッドの信頼性が向上する。
【0041】請求項4のインクジェットヘッドによれ
ば、上記請求項1乃至3のいずれかのインクジェットヘ
ッドにおいて、基板がセラミックス基板からなる構成と
したので、ヘッドの組立作業性が向上すると共に、ヘッ
ドの信頼性が向上する。
【0042】請求項5のインクジェットヘッドによれ
ば、上記請求項1乃至4のいずれかのインクジェットヘ
ッドにおいて、前記複数の圧電素子を複数列配設し、各
列間に前記導電性材料を塗布する溝部を形成した構成と
したので、高集積度、高密度のインクジェットヘッドを
得ることができる。
【0043】請求項6のインクジェットヘッドの製造方
法によれば、基板には各列間に複数のアクチュエータ素
子の列設方向に溝部を形成し、この溝部内に導電性材料
を塗布した後、基板表面に研削又はラッピング加工を施
し、次いで基板表面に導電性材料表面を含めて共通電極
を形成する構成としたので、ヘッド組立作業性が向上
し、ヘッドの信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したインクジェットヘッドの分解
斜視図
【図2】図1のノズル配列方向と直交する方向の要部拡
大断面図
【図3】図1のノズル配列方向の要部拡大断面図
【図4】基板上に電極パターンを形成した状態の平面図
【図5】図5の正面図
【図6】基板上にスリット加工を施した状態の平面図
【図7】図5のA−A線に沿う断面図
【図8】本発明に係るインクジェットヘッドと比較する
ための他のインクジェットヘッドの基板上にスリット加
工を施した状態の平面図
【図9】図8のB−B線に沿う断面図
【図10】本発明に係るインクジェットヘッドの製造方
法の説明に供する斜視説明図
【図11】共通電極の抵抗値の説明に供する平面説明図
【図12】共通電極の抵抗値とチャンネルch1及びc
h32の立上がり時定数の関係を説明する線図
【図13】共通電極の抵抗値とチャンネルch1及びc
h32の入力波形の変形を説明する線図
【符号の説明】
1…アクチュエータユニット、2…液室ユニット、12
…圧電素子、19…溝部、20…導電性材料、23…振
動板、24,25,26…感光性樹脂層、28…ノズル
プレート。
フロントページの続き (72)発明者 岩瀬 政之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 牧田 秀行 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 長場 誠治 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 中根 信保 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 中野 智昭 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に複数のアクチュエータ素子を列
    状に配設し、前記基板上に複数のアクチュエータ素子に
    それぞれ接続した共通電極を形成するインクジェットヘ
    ッドにおいて、前記基板には各列間に前記複数のアクチ
    ュエータ素子の列設方向に溝部を形成し、この溝部内に
    導電性材料を塗布し、この導電性材料上に前記共通電極
    の一部を形成したことを特徴とするインクジェットヘッ
    ド。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のインクジェットヘッド
    において、前記導電性材料が熱硬化型導電性接着剤であ
    ることを特徴とするインクジェットヘッド。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のインクジェット
    ヘッドにおいて、前記共通電極は複数のアクチュエータ
    素子の列設方向両端部間の抵抗値が10Ωを越えないこ
    とを特徴とするインクジェットヘッド。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載のイン
    クジェットヘッドにおいて、前記基板がセラミックス基
    板からなることを特徴とするインクジェットヘッド。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載のイン
    クジェットヘッドにおいて、前記複数の圧電素子を複数
    列配設し、各列間に前記導電性材料を塗布する溝部を形
    成したことを特徴とするインクジェットヘッド。
  6. 【請求項6】 基板上に複数のアクチュエータ素子を複
    数列配設し、前記基板上に各列の複数のアクチュエータ
    素子に共通に接続した共通電極を形成するインクジェッ
    トヘッドの製造方法において、前記基板には各列間に前
    記複数のアクチュエータ素子の列設方向に溝部を形成
    し、この溝部内に導電性材料を塗布した後、基板表面に
    研削又はラッピング加工を施し、次いで前記基板表面に
    前記導電性材料表面を含めて前記共通電極を形成するこ
    とを特徴とするインクジェットヘッドの製造方法。
JP8249398A 1996-09-20 1996-09-20 インクジェットヘッド及びその製造方法 Pending JPH1086367A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011086896A (ja) * 2009-09-15 2011-04-28 Ricoh Co Ltd 圧電アクチュエータ、液体吐出ヘッド及び画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011086896A (ja) * 2009-09-15 2011-04-28 Ricoh Co Ltd 圧電アクチュエータ、液体吐出ヘッド及び画像形成装置

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