JPH1086333A - ニスコーティング装置 - Google Patents

ニスコーティング装置

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JPH1086333A
JPH1086333A JP24051496A JP24051496A JPH1086333A JP H1086333 A JPH1086333 A JP H1086333A JP 24051496 A JP24051496 A JP 24051496A JP 24051496 A JP24051496 A JP 24051496A JP H1086333 A JPH1086333 A JP H1086333A
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signals
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Toshihiko Sato
寿彦 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被塗工物上のニス品質を目的に応じ常に良好
に維持できるニスコーティング装置をえる。 【解決手段】 温度調節装置10を持つニス着ローラ2
a、同ニス着ローラに向けて設けられる膜厚検出器8、
被塗工物表面に向けて設けられる反射率検出器11、膜
厚検出器および反射率検出器の出力を受け制御信号を温
度調節装置へ送る演算制御器9を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷機の後工程
で、インライン又はオフラインで適用されるニスコーテ
ィング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のニスコーティング装置を図7によ
り説明する。
【0003】ニス舟6に下部がつかったニス元ローラ
1,ニス着ローラ2,版胴3,圧胴4が順次配置されて
いる。ニス舟6にはニス供給装置5の給供口とリターン
口がつながれている。
【0004】以上において、ニス供給装置5から温度調
整されたニスがニス舟6に送られる。ニス元ローラ1は
表面にニスをつけ回転し、ニスをニス着ローラ2を経て
版胴3へ移す。
【0005】被塗工物7は版胴3と圧胴4に狭まれ移動
し、版胴3から表面にニスを移され、送り出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のニスコーテ
ィング装置では、多量の液状ニスが温度調整されて、ニ
ス舟との間を循環されている。
【0007】一方、被塗工物上にコーティングされたニ
ス表面の品質は、被塗工物の表面条件,ニス性状及び塗
工速度によって変化するため、適正条件を見出す必要が
ある。一般的には、供給ニスの温度を変更し、ニス性状
を変化させながら適正温度を見出すための塗工作業が繰
返されるが、ニス供給装置のタンク内にある多量のニス
の温度は、短時間に変更することができないため、作業
効率化の障害となっている。
【0008】また、ニス舟内のニス温度を変更しても、
ニス元ローラから被塗工物の表面に転写される間に各ロ
ーラ表面で放熱し温度が不均一になるため、ニス表面の
品質が変動する問題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため次の手段を講ずる。
【0010】すなわち、ニスコーティング装置として、
温度調節手段を持つニス着ローラと、同ニス着ローラに
向けて設けられる膜厚検出手段と、被塗工物表面に向け
て設けられる反射率検出手段と、上記膜厚検出手段およ
び反射率検出手段の出力を受け制御信号を上記温度調節
手段へ送る演算制御手段とを設ける。
【0011】以上において、膜厚検出手段はニス着ロー
ラの表面のニス膜厚を検出し出力する。また反射率検出
手段は、ニスが表面に塗られた塗工物表面の反射率を検
出して出力する。
【0012】演算制御手段はこれらの出力を受け、目的
に応じ、予め設定入力された膜厚信号および反射率信号
をもとに、ニス着ローラの表面温度が適正値になるよう
制御する制御信号を温度調節手段へ送る。温度調節手段
は入力に応じて作動し、ニス着ローラの表面温度を適切
な温度に維持する。
【0013】このようにして、ニス着ローラの表面温度
が、応答性よく適切な温度に制御されるので、被塗工物
表面のニス品質を目的に応じ容易に設定でき、かつ良好
に保持できる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図1〜図
6により説明する。なお、従来例で説明した部分は、同
一の番号をつけ説明を省略し、この発明に関する部分を
主体に説明する。図1にて、ニス着ローラ2aの表面に
向け塗膜検出器8が設けられる。また圧胴4から出た被
塗工物7の表面に向け反射率検出器11が設けられる。
ニス着ローラ2aは図2と図3に示すように、内筒13
上に隙間をあけてニッケルメッキの鋼製のローラシェル
12が同軸に配置され、一方の軸から流体が供給され、
この隙間を通って他方の軸から流出するようになってい
る。流体は温度調節装置10から常温または加温され、
例えば流量50〜100(L/分)で循環供給される。
【0015】演算制御器9は塗膜検出器8と反射率検出
器11の出力を受け制御信号を温度調節装置10へ送
る。
【0016】以上において、塗工開始に当たり、演算制
御器9に、目的に応じて、要求する膜厚信号及び表面反
射率信号を設定した後、ニス着ローラ2aの温度をニス
の種類に応じた適正温度、例えば30〜50℃の範囲で
設定する。この設定した適正温度信号を演算制御器9か
ら温度調節装置10へ送り、これを作動して一定温度の
流体をニス着ローラ2の隙間に供給し、ニス着ローラ2
を適正温度に保持する。同時に膜厚検出器8からの膜厚
検出信号及び表面反射率検出器11からの検出信号を演
算制御器9へ送る。演算制御器9では、あらかじめ設定
した要求信号とこの検出信号に基づいて、ニス着ローラ
2aの適正温度を演算し、この結果得られた制御信号を
温度調節装置10へ送り、これを作動して、ニス着ロー
ラ2aの適正温度を補正する。
【0017】ニス着ローラ2aの温度と、ニス着ローラ
2a上の膜厚及び塗工品質との間には密接な関係があ
る。図4は、ニス着ローラ2aの温度と、ニス着ローラ
2a上の膜厚との関係を示している。これよりニス着ロ
ーラ2aの温度を変えることによってニス着ローラ2a
上の膜厚を制御することができることがわかる。図5
は、ニス着ローラ2aの温度と塗工後の表面反射率検出
器10によって検出された信号(平滑性)の関係を示し
ている。この図よりニス着ローラ2aの温度を変えるこ
とによって、平滑性が制御できることがわかる。図6
は、被塗工物7に塗布されたニス表面を、表面反射率検
出器11によって検出される光沢と塗布膜厚の関係を示
している。これより、ニス着ローラ2aの温度を変える
ことによって、塗布膜厚を変化させ、ニス表面の光沢を
制御することができることがわかる。なお、表面反射率
検出器11の取付位置は、この位置に限定するものでは
ない。例えば排紙部及び検品台であっても良い。
【0018】以上のようにして、ニス着ローラ2aの表
面温度が応答性よく適切な温度に制御されるので、被塗
工物表面のニス品質を、目的に応じ容易に設定でき、か
つ良好に保持できる。
【0019】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
ニス着ローラの表面温度が、応答性よく適切な温度に制
御されるので、被塗工物表面のニス品質を目的に応じ容
易に設定でき、かつ良好に保持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の構成系統図である。
【図2】同一形態のニス着ローラの断面図である。
【図3】同一形態の図2のA−A断面図である。
【図4】同一形態の作用説明図である。
【図5】同一形態の作用説明図である。
【図6】同一形態の作用説明図である。
【図7】従来例の構成系統図である。
【符号の説明】
1 ニス元ローラ 2,2a ニス着ローラ 3 版胴 4 圧胴 5 ニス供給装置 6 ニス舟 7 被塗工物 8 膜厚検出手段(膜厚検出器) 9 演算制御手段(演算制御器) 10 温度調節手段(温度調節装置) 11 表面反射率検出手段(反射率検出器)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温度調節手段を持つニス着ローラと、同
    ニス着ローラに向けて設けられる膜厚検出手段と、被塗
    工物表面に向けて設けられる反射率検出手段と、上記膜
    厚検出手段および反射率検出手段の出力を受け制御信号
    を上記温度調節手段へ送る演算制御手段とを備えてなる
    ことを特徴とするニスコーティング装置。
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Cited By (6)

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