JPH1085251A - 耳 覆 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、携帯時や収納時等の非使用時にコ
ンパクトにできる耳覆を提供するものである。 【解決手段】 耳覆１０には第１耳覆体１２と第２耳覆
体１４が対向して設けられている。これら第１耳覆体１
２と第２耳覆体１４は合成樹脂材で形成された逆Ｕ字形
状の連結体１６によって連結されている。第１耳覆体１
２と第２耳覆体１４の耳当接部２６にはブラケット２８
が立設され、ブラケット２８には係止片３０が第１の方
向である耳当接部２６に対して正面方向に回動可能に枢
支されている。また、係止片３０の先端部の外側には拡
頭ピン３２が立設され、拡頭ピン３２は前記連結体１６
の第１連結片２０及び第２連結片２２に貫通形成された
ピン挿入孔３４に挿入され、第１連結片２０及び第２連
結片２２は第１の方向と交差方向である第２の方向に回
動可能に枢支されている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、主に寒い時期に外
出したり、あるいはスキー，スケートをする場合等に使
用する耳覆に関する。

【０００２】

【従来の技術】寒い時期に外出したり、あるいはスキ
ー，スケート等をする場合等に耳が冷えるのを防止する
ために耳覆を使用する場合がある。しかし、従来の耳覆
は一方の耳を覆う第１耳覆体と他方の耳を覆う第２耳覆
体を連結する略逆Ｕ字形状の連結体は非可撓性材料で形
成されると共に連結体の一端部は第１耳覆体に固定さ
れ、他端部は第２耳覆体に固定されているため、耳覆を
使用しない場合に前記連結体が嵩張って邪魔になり耳覆
をコンパクトにすることができないという不具合があ
る。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記不具合
を解消すべく発明されたものであり、携帯時や収納時等
の非使用時にコンパクトにできる耳覆を提供するもので
ある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明は、
一方の耳を覆う第１耳覆体と、他方の耳を覆う第２耳覆
体と、前記第１耳覆体と第２耳覆体を連結する可撓性材
料から形成された連結体と、前記第１耳覆体及び第２耳
覆体の内側面に第１の方向に回動可能に取り付けられた
係止片と、前記第１耳覆体の係止片の先端部に前記第１
の方向と交差する方向である第２の方向に回動可能に係
止された前記連結体の一端部と、前記第２耳覆体の係止
片の先端部に前記第１の方向と交差する方向である第２
の方向に回動可能に係止された前記連結体の他端部と、
を有してなることを特徴としている。

【０００５】

【発明の実施の形態】図１乃至図６には本発明に係る耳
覆の一実施例が示されている。図３に示すように、本発
明の耳覆１０には一方の耳を覆う第１耳覆体１２と他方
の耳を覆う第２耳覆体１４が対向して設けられている。
これら第１耳覆体１２と第２耳覆体１４は逆Ｕ字形状の
連結体１６によって連結されている。この連結体１６は
前記第１耳覆体１２に取り付けられた第１連結片２０と
第２耳覆体１４に取り付けられた第２連結片２２とから
構成されている。これら第１連結片２０と第２連結片２
２は可撓性のある合成樹脂材で形成されている。前記第
１耳覆体１２と第２耳覆体１４は略円盤形状に形成され
ており、第１耳覆体１２と第２耳覆体１４の外側には毛
皮２４，２４が貼付され、防寒機能を果たすようになっ
ている。また、第１耳覆体１２と第２耳覆体１４の内側
には耳に直接当接する耳当接部２６，２６（図３には第
１耳覆体１２の耳当接部２６のみを示す）が形成されて
いる。図４乃至図６には、前記第１耳覆体１２の一部が
拡大状態で示されている。図５及び図６に示すように、
前記耳当接部２６にはブラケット２８が立設されてい
る。このブラケット２８には矩形状の係止片３０が第１
の方向である耳当接部２６に対して正面方向（図５及び
図６矢印Ａ方向）に回動可能に枢支されている。図５及
び図６に示すように、前記係止片３０の先端部の外側に
は頭部が拡径した拡頭ピン３２が立設されている。図１
及び図２に示すように、前記拡頭ピン３２は前記第１連
結片２０の基端部２０Ａに貫通形成されたピン挿入孔３
４に挿入され、前記第１連結片２０は前記第１の方向と
交差方向である第２の方向（図４矢印Ｂ方向）に回動可
能に枢支されている。前記ピン挿入孔３４は前記拡頭ピ
ン３２の頭部より小径の小径部３４Ａと拡頭ピン３２の
頭部より大径の大径部３４Ｂを連続させて形成されてい
る。従って、前記拡頭ピン３２はピン挿入孔３４の小径
部３４Ａに挿入されると不用意に拡頭ピン３２がピン挿
入孔３４から抜けないようになっている。なお、前記拡
頭ピン３２をピン挿入孔３４の小径部３４Ａから大径部
３４Ｂに移動させると、前記拡頭ピン３２はピン挿入孔
３４から抜けるので、連結体１６と第１耳覆体１２と第
２耳覆体１４とを分離することができるようになってい
る。なお、第１耳覆体１２の構成と第２耳覆体１４の構
成は同一であるので重複を避けるため、第２耳覆体１４
の構成の説明は省略する。図３に示すように、前記第１
連結片２０の先端部には第１枠体３６が形成され、第２
連結片２２の先端部には第２枠体３８が形成されてい
る。第１枠体３６には第２連結片２２の中間部が挿入さ
れ、第２枠体３８には第１連結片２０の中間部が挿入さ
れ、連結体１６全体の長さを調節できるようになってい
る。

【０００６】次に、実施例の作用について説明する。耳
覆１０を使用する場合は一方の耳に第１耳覆体１２を対
応させ、他方の耳に第２耳覆体１４を対応させると共に
連結体１６を頭部に対応させて耳覆１０を着用する。前
記連結体１６を長くしたい場合は第１連結片２０と第２
連結片２２を共に離間方向に引っ張ることにより連結体
１６を長くできる。また、前記連結体１６を短くしたい
場合は第１連結片２０と第２連結片２２を共に接近方向
に押すことにより連結体１６を短くできる。従って、頭
部のサイズに合わせて連結体１６の長さを自由に調節す
ることができる。耳覆１０を携帯する場合や収納する場
合は図１及び図２に示すように連結体１６の第１連結片
２０と第２連結片２２を円弧状に曲げると共に係止片３
０を耳当接部２６に対して垂直になるようにブラケット
２８を中心として第１の方向に回動させ、第１連結片２
０と第２連結片２２を拡頭ピン３２を中心として第２の
方向に回動させる。これにより、第１連結片２０と第２
連結片２２は図２に示すように円弧状態になって重なり
合い第１耳覆体１２と第２耳覆体１４とを当接すること
により、図１に示すように耳覆１０をコンパクトにする
ことができる。従って、耳覆体１０の連結体１６は図１
及び図２に示す状態になるので、連結体１６が嵩張って
邪魔になることがないので、耳覆１０をコンパクトにす
ることができる。

【０００７】なお、実施例では連結体１６を第１連結片
２０と第２連結片２２とから構成し、連結体１６の長さ
調節を自由に行えるようにしたが、これに限定されるも
のではなく長さ調節を行うことはできないが連結体１６
を１本の可撓性材料で形成してもよいことは勿論であ
る。また、実施例では連結体１６の第１連結片２０と第
２連結片２２を合成樹脂材で形成したが、これに限定さ
れるものではなく可撓性材料であれば金属等他の材料で
形成してもよいことは勿論である。

【０００８】

【発明の効果】以上説明したように本発明の耳覆は、連
結体を折り曲げると共に連結体の一端部及び他端部を回
動することにより耳覆をコンパクトにでき、携帯する場
合や収納する場合に嵩張らないという優れた効果を有す
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る耳覆をコンパクトにした状態の斜
視図である。

【図２】本発明に係る耳覆をコンパクトにした状態の連
結体の斜視図である。

【図３】本発明に係る耳覆の使用状態を示す斜視図であ
る。

【図４】本発明に係る耳覆の第１耳覆体の一部拡大図で
ある。

【図５】本発明に係る耳覆の第１耳覆体の一部拡大図で
ある。

【図６】本発明に係る耳覆の第１耳覆体の一部拡大図で
ある。

【符号の説明】

１０・・・耳覆 １２・・・第１耳覆体 １４・・・第２耳覆体 １６・・・連結体 ２０・・・第１連結片 ２２・・・第２連結片 ３０・・・係止片

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 一方の耳を覆う第１耳覆体と、他方の耳
   を覆う第２耳覆体と、前記第１耳覆体と第２耳覆体を連
   結する可撓性材料から形成された連結体と、前記第１耳
   覆体及び第２耳覆体の内側面に第１の方向に回動可能に
   取り付けられた係止片と、前記第１耳覆体の係止片の先
   端部に前記第１の方向と交差する方向である第２の方向
   に回動可能に係止された前記連結体の一端部と、前記第
   ２耳覆体の係止片の先端部に前記第１の方向と交差する
   方向である第２の方向に回動可能に係止された前記連結
   体の他端部と、を有してなることを特徴とする耳覆。