JPH1084601A - モータ駆動用電源装置 - Google Patents

モータ駆動用電源装置

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JPH1084601A
JPH1084601A JP8239613A JP23961396A JPH1084601A JP H1084601 A JPH1084601 A JP H1084601A JP 8239613 A JP8239613 A JP 8239613A JP 23961396 A JP23961396 A JP 23961396A JP H1084601 A JPH1084601 A JP H1084601A
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Atsushi Takehara
淳 竹原
Norihiro Ookubo
典浩 大久保
Kuniaki Miyaoka
邦明 宮岡
Hiroshi Shibuya
紘 渋谷
Tetsuo Fukuda
哲夫 福田
Nobuto Onuma
伸人 大沼
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータ駆動用電源装置、特に、電気自動車、
電気スクータ、電気自転車等の動力用モータを駆動する
のに適した電源装置を提供する。 【解決手段】 第1電力変換器の出力端をモータに結合
し、この第1電力変換器の入力端を電池及びコンデンサ
の直列回路にスイッチ回路を介して接続する。スイッチ
回路は、電池の両端、又は直列回路の両端を選択的に第
1電力変換器に結合する。第2電力変換器の入力端をモ
ータに結合し、その出力端は、コンデンサを充電可能な
ように結合する。制御回路は、アクセル等の状態に応じ
て、第1電力変換器、第2電力変換器及びスイッチ回路
を制御する。この制御回路は、モータの力行時に、モー
タの必要とする電力に応じてスイッチ回路の導通及び非
導通を制御して、コンデンサからモータに供給する電力
を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータ駆動用電源
装置、特に、電気自動車、電気スクータ、電気自転車等
の動力用モータを駆動するのに適した電源装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電気自動車、電気スクータ、電気自転車
用の動力用モータを駆動する電源装置としては、電池及
びコンデンサを並列接続し、この並列回路からの出力を
電力変換器を介してモータに供給するハイブリッド電源
装置が従来から多数提案されている。この場合、モータ
の負荷変動に応じて、コンデンサは、短時間ながら大電
力をモータに供給する機能を果たし、電池は、小電力な
がら長時間にわたって平均電力をモータへ供給する機能
を果たす。これは、電池のピーク負荷を減らし、電池の
寿命を延長すると共に、実質的に電力容量を拡大するた
めである。
【0003】かかる従来のモータ駆動用電源装置の一例
を図8に示す。高電圧を発生するために直列接続された
複数個の電池のグループ10と、直列接続された複数個
のコンデンサのグループ12とは、マイナス(−)側が
共通電位となり、プラス(+)側が電流制御回路14を
介して並列接続されている。なお、電流制御回路14
は、電池グループ10から過電流が流れるのを防止する
ためのものであり、電池グループ10及びコンデンサ・
グループ12の並列回路からの電圧は、モータ駆動回路
である電力変換器16を介して直流モータ18の両端に
供給される。電力変換器16は、チョッパ又はインバー
タであり、図示しない制御回路によりその動作が制御さ
れる。
【0004】電力変換器16にチョッパを用いる場合の
一例を図9に示す。入出力端子40及び42は、電力変
換器16の左側の2つの端子に対応し、入出力端子54
及び56は、電力変換器16の右側の2つの端子に対応
する。端子40及び42間には、パワー・トランジス
タ、絶縁ゲート・トランジスタ(IGBT)、電界効果
トランジスタ(FET)などのトランジスタ44及び4
6のドレイン・ソース(又はコレクタ・エミッタ)が図
示のように直列接続され、これらトランジスタのゲート
(又はベース)が制御回路からの制御パルス信号を受け
る。トランジスタ44及び46のコレクタ及びエミッタ
間(又は、ドレイン及びソース間)には、ダイオード4
8及び50が逆極性に夫々接続され、これらダイオード
48及び50の共通接続点がチョーク・コイル52を介
して端子54に接続される。また、端子40及び42間
には、スイッチング素子であるトランジスタの動作によ
って生じる電源の電圧変動を安定化させるために、電解
コンデンサ41を接続する。
【0005】モータ18を回転駆動させる力行時には、
電力変換器16内のトランジスタ46が常時非導通とな
り、トランジスタ44が制御回路からの制御パルス信号
に応じて導通及び非導通を繰り返す。よって、電力変換
器16は、電池グループ10及びコンデンサ・グループ
12の並列回路からの電圧を制御パルス信号の導通及び
非導通の時間比、即ち、衝撃係数に応じて降圧して、モ
ータ18に供給する。また、モータ18への駆動電圧の
供給を停止させる回生時には、モータ18が発電機とし
て機能する。この間、制御回路により、電力変換器16
内のトランジスタ44が常時非導通に制御され、トラン
ジスタ46が制御回路からの制御パルス信号に応じて導
通及び非導通を繰り返す。よって、電力変換器16は、
モータ18が発電した電圧(回生電圧)を昇圧してコン
デンサ・グループ12を充電(蓄電)する。コンデンサ
・グループ12に充電したエネルギーをモータの力行時
に再利用して、電源装置全体の効率を改善している。ま
た、力行時には、制御パルス信号の衝撃係数に応じて電
力変換器16の降圧の程度を制御することにより、モー
タの回転速度や、トルク等を制御できる。
【0006】従来のモータ駆動用電源装置の他の例を図
10に示す。図8の従来技術との相違点は、電池グルー
プ10及びコンデンサ・グループ12のプラス側を半導
体スイッチ20により、交互に高速で選択し、選択され
た電圧を電力変換器16に供給する点である。なお、半
導体スイッチ20には、パワー・トランジスタ、絶縁ゲ
ート・トランジスタ(IGBT)、電界効果トランジス
タ(FET)などを利用でき、スイッチ制御回路22
で、スイッチ20の高速切換を制御する。この従来技術
も図8の場合と同様に、モータ18の力行時には、電力
変換器16がスイッチ20の出力電圧を降圧してモータ
18に供給する。また、モータ18の回生時には、モー
タ18の発電電圧を電力変換器16が昇圧し、スイッチ
20を介してコンデンサ・グループ12を充電する。こ
の充電したエネルギー(蓄電エネルギー)は、図8の従
来技術と同様に、モータの力行時に再利用される。
【0007】ところで、モータを駆動するための電力を
コンデンサから得るには、コンデンサは、大容量でなけ
ればならない。しかし、大容量のコンデンサであって
も、コンデンサの充電エネルギーは電池に比べると1桁
以上小さいため、コンデンサに蓄積されたエネルギーを
有効利用する必要がある。コンデンサの蓄電エネルギー
を総て使用するということは、コンデンサの電圧がゼロ
になるまで使うということである。しかし、図8及び図
10に示した従来技術は、コンデンサ12の電圧も用い
て電力変換器16によりモータ18を駆動しているが、
この駆動にはある程度以上の電圧が必要である。よっ
て、コンデンサ12の電圧がゼロになる前に、電力変換
器16及びモータ18が動作しなくなるので、コンデン
サ12の蓄電エネルギーを使いきることができない。こ
れは、コンデンサ12の端子に昇圧回路を設けても、結
局は同じであり、コンデンサ12の蓄電エネルギーを使
いきることができない。
【0008】また、大容量コンデンサの主流は、電気二
重層コンデンサであるが、このコンデンサは、電解液の
電気分解を防止するために、1セル当たりの電圧を1〜
5ボルト程度にしかできない。よって、モータを駆動す
るためには、モータが必要とする電圧まで高くしなけれ
ばならないので、複数個の電気二重層コンデンサを直列
接続しなければならない。しかし、各コンデンサでの電
圧のバランスの問題が生じる。この問題は、直列接続し
た総てのコンデンサを充電した後に、コンデンサが内部
抵抗により自己放電するが、この自己放電のバラツキが
非常に大きいことに起因する。このため、時間経過に伴
って、あるコンデンサでは、その電圧がゼロ・ボルトに
なってしまう。この状態では、放電すると、ゼロ・ボル
トのコンデンサが下限を守れなくなり、また、充電する
と、別のコンデンサが上限を守れなくなるので、充電及
び放電ができなくなってしまう。
【0009】そこで、上述のコンデンサの蓄電エネルギ
ーを使いきれないという問題と、複数のコンデンサを直
列接続した場合の問題を解決するために、図11に示す
モータ駆動用電源装置が提案されている。この電源装置
では、モータ18の力行時に、第1電力変換器28が、
電池26及びコンデンサ24の直列回路の電圧を降圧し
て、モータ18に駆動電圧を供給する。また、モータ1
8の回生時には、第2電力変換器32が、モータ18か
らの発電電圧を受けて降圧し、コンデンサ24に充電電
圧を供給する。なお、電力変換器28及び32の降圧動
作は、制御回路34からの制御パルス信号により制御す
る。また、コンデンサ24の両端には、極性反転防止用
ダイオード36が接続されている。モータ18の力行時
にコンデンサ24の放電が進むと充電電圧が低下し、つ
いには蓄電量がゼロになると極性が反転してしまうが、
このダイオード36は、コンデンサ24の極性が反転し
ようとすると導通して、この極性反転を防止する。しか
し、コンデンサ24の極性が反転しない期間中は、ダイ
オード36は非導通なので、電源装置の動作に影響しな
い。
【0010】この図11に示すモータ駆動用電源装置に
よれば、コンデンサ24及び電池グループ26を直列接
続しているので、コンデンサ24の蓄電電圧が低下して
も、直列回路全体の電圧は電力変換器28及びモータ1
8を駆動するのに十分な程高く、モータ18の力行時に
コンデンサ24の蓄電エネルギーを完全にゼロになるま
で使用できる。また、コンデンサ24の電圧が電池グル
ープ26の電圧のように高い必要がなく、低くてもよい
ので、多数のコンデンサを直列接続する必要がない。よ
って、コンデンサの電圧のバランスの問題が小さくな
り、大容量のコンデンサを低電圧仕様のまま使える。よ
って、コンデンサ24として、安価な電気二重層コンデ
ンサを使用できる。
【0011】なお、第1電力変換器28及び第2電力変
換器32は、図8及び図10の電力変換器16と異な
り、一方向の降圧による電力変換を行う。これら第1及
び第2電力変換器の夫々が、チョッパ回路及びDC/D
Cコンバータの一方であるか、又は第1電力変換器がイ
ンバータで、第2電力変換器がAC/DCインバータで
ある。一例として、チョッパの場合を図12に示す。こ
の図12において、入力端58及び出力端68の間に、
上述のトランジスタ44又は46と同様なトランジスタ
62と、チョーク・コイル66の直列回路を接続し、こ
れらトランジスタ62及びコイル66の共通接続点と、
入力端60及び出力端70との間にダイオード64を接
続する。トランジスタ62のゲート(又はベース)を制
御回路34からの制御パルス信号により制御して、この
トランジスタ62を交互に導通及び非導通として、制御
パルス信号の衝撃係数に応じて、入力端58及び60間
の電圧を降圧して、出力端68及び70間に出力する。
なお、端子58及び59間には、スイッチング素子であ
るトランジスタの動作によって生じる電源の電圧変動を
安定化させるために、電解コンデンサ59を接続する。
【0012】
【本発明が解決しようとする課題】ところで、図11に
示す従来のモータ駆動用電源装置では、コンデンサ24
の電圧がゼロでない限り、モータ18の力行中、即ち、
コンデンサ24の放電期間中に、コンデンサ24には常
に電流が流れる。電池26及びコンデンサ24の力行電
力の配分は、これら電池26及びコンデンサ24に流れ
る電流が等しいので、夫々の電圧比となり、この配分比
を任意に変更できない。そのため、モータ18の要求電
力の総てを電池24でまかなえる程度に、この要求電力
が少ない場合であっても、コンデンサ24に充電された
電力を無駄に消費していた。
【0013】この状態を図13を参照して更に説明す
る。図11の電源回路の場合、電池26及びコンデンサ
24の間で、電気自動車などの加速(時点0から時点t
1まで)、速度維持(時点t1から時点t2まで)、減
速(時点t2から時点t3まで)に対して、電力の分担
が図13に示すように行われる。なお、領域B(点の領
域)は、電池26が分担した電力を示し、領域C1(正
の部分の縦線領域)は、コンデンサ24が放電により分
担した電力を示し、領域C2(負の部分の縦線領域)
は、コンデンサ24がモータの回生電力で充電される領
域を示す。この電力の分担は、上述のように、これら電
池26及びコンデンサ24に流れる電流が等しいので、
任意に変更できない。
【0014】コンデンサ24のエネルギーの蓄積容量が
大きければ問題はないが、コンデンサ24のエネルギー
密度は、電池26の場合よりも1桁少ないので、不必要
なときに、コンデンサ24の蓄積エネルギーを無駄に消
費してしまうと、いざ大電力が必要なときに、コンデン
サ24の残存エネルギーが少ないという問題が生じる。
すなわち、モータ18の要求電力が大きいときに、コン
デンサ24からの放電電力を多くし、要求電力が小さい
ときに、コンデンサ24からの放電電力を小さくする方
が、コンデンサ24に受電された電力を効率よく使用で
き、望ましい。
【0015】したがって、本発明の目的は、モータの力
行時にコンデンサの蓄電エネルギーを完全にゼロになる
まで使用できると共に、電池及びコンデンサの電力負担
の割合を任意に制御して、コンデンサの蓄電エネルギー
をより一層効率的に使用できるモータ駆動用電源装置を
提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
したモータ駆動用電源装置は、図1及び図3に示すよう
に、電池26及びコンデンサ24の直列回路と;出力端
がモータ18に結合された第1電力変換器28と;この
第1電力変換器28の入力端を電池26の両端又は直列
回路の両端に選択的に結合させるスイッチ回路72、7
5と;入力端がモータ18に結合され、出力端がコンデ
ンサ24を充電可能に結合された第2電力変換器32
と;第1電力変換器28、第2電力変換器32及びスイ
ッチ回路72を制御する制御回路73とを具えている。
この制御回路73は、モータ18の力行時に、モータ1
8の必要とする電力に応じてスイッチ回路72の導通及
び非導通を制御して、コンデンサ24から得る電力を調
整する。
【0017】本発明の請求項2に記載したモータ駆動用
電源装置は、図4に示すように、電池26及びコンデン
サ24の直列回路と;第1入出力端の一方が第1スイッ
チ回路77を介して電池26のコンデンサと反対側の端
部(プラス端)に結合され、第2入出力端がモータ18
に結合された第1電力変換器16と;この第1電力変換
器16の第1入出力端の他方を電池26の他端(マイナ
ス端)又はコンデンサ24の電池と反対側の端部(マイ
ナス端)に選択的に結合させる第2スイッチ回路72
と;入力端が第1電力変換器16の第1入出力端に結合
され、出力端がコンデンサ24を充電可能に結合された
第2電力変換器32と;第1スイッチ回路77、第2ス
イッチ回路72、第1電力変換器16及び第2電力変換
器32を制御する制御回路73とを具えている。制御回
路73は、モータ18の力行時に、第1スイッチ回路7
7を閉じ、モータ18の必要とする電力に応じて第2ス
イッチ回路72の導通及び非導通を制御して、コンデン
サ24から得る電力を調整する。
【0018】本発明の請求項3に記載したモータ駆動用
電源装置は、図5に示すように、電池26及びコンデン
サ24の直列回路と;第1入出力端が直列回路の両端に
スイッチ回路77を介して結合され、第2入出力端がモ
ータ18に結合された第1電力変換器16と;入力端が
第1電力変換器16の第1入出力端に結合され、出力端
がコンデンサ24を充電可能に結合され、入力端及び出
力端の間が絶縁された第2電力変換器320と;スイッ
チ回路77、第1電力変換器16及び第2電力変換器3
20を制御する制御回路73とを具えている。制御回路
73は、モータ18の力行時に、スイッチ回路77を閉
じ、モータ18の必要とする電力に応じて第2電力変換
器320を制御して、コンデンサ24から得る電力を実
質的に調整する。
【0019】本発明の請求項4に記載したモータ駆動用
電源装置は、図7に示すように、電池26及びコンデン
サ24の直列回路と;入力端が直列回路の両端に結合さ
れ、出力端がモータ18に結合された第1電力変換器2
80と;入力端がモータ18に結合され、出力端がコン
デンサ24を充電可能に結合された第2電力変換器32
0と;第1電力変換器280及び第2電力変換器320
を制御する制御回路73とを具えている。制御回路73
は、モータ18の力行時に、モータ18の必要とする電
力に応じて第2電力変換器320を制御して、コンデン
サ24から得る電力を実質的に調整する。
【0020】
【発明の実施の形態及び実施例】図1は、本発明のモー
タ駆動用電源装置の好適な第1実施例のブロック図であ
り、図11の電源装置と類似している部分がある。例え
ば、一般的な大容量コンデンサである1個の雷気二重層
コンデンサ24と、例えば、蓄電池である複数の電池2
6を直列接続し、直列回路とする。この直列回路の電池
グループ26のコンデンサ24の反対端(プラス端)
は、単方向性第1電力変換器28の左側の入力端の一方
(上側)に結合し、コンデンサ24のマイナス端は、ス
イッチ回路72を介して、第1電力変換器28の左側の
入力端の他方(下側)に結合する。スイッチ回路72の
スイッチ素子は、例えば、リレー、コンタクター、パワ
ー・トランジスタ、絶縁ゲート・トランジスタ(IGB
T)、電界効果トランジスタ(FET)である。また、
このスイッチ回路72の開閉は、制御回路73からの制
御信号により制御する。コンデンサ24及び電池グルー
プ26の共通接続点と、第1電力変換器28及びスイッ
チ回路72の共通接続点とを単方向性第2電力変換器3
2の左側の出力端に結合する。また、コンデンサ24及
びスイッチ回路72の直列回路の両端には、極性反転防
止用のバイパス・ダイオード36を結合する。第1電力
変換器28の右側の出力端及び第2電力変換器32の右
側の入力端にモータ30を結合する。制御回路73は、
電力変換器28及び32の動作も制御する。
【0021】第1電力変換器28は、モータ18の力行
時に、コンデンサ24及び電池グループ26の直列回路
からの電圧、又は電池26のみからの電圧を降圧してモ
ータ18に供給する単方向性のチョッパ又はインバータ
である。第2電力変換器32は、モータ18の回生時
に、モータ18の発電電圧を降圧して、コンデンサ24
に供給する単方向性のチョッパまたはAC/DCコンバ
ータである。これら第1及び第2電力変換器がチョッパ
の場合、図12に示す回路を利用できる。この場合、端
子58及び60が入力端であり、端子68及び70が出
力端である。また、トランジスタ62のゲート(又はエ
ミッタ)は、制御回路73からの制御信号を受ける。
【0022】第1電力変換器16、第2電力変換器32
及び制御回路73の動作電力は、電池26、又は電池2
6及びコンデンサ24の直列回路から直接得てもよい
し、電池26又は直列回路の出力をDC/DCコンバー
タを介して得てもよい。また、電池26とは別の補助電
源を設けて、そこから得てもよい。さらに、第1電力変
換器28の力行電力から得たり、第2電力変換器32の
回生電力から得てもよい。
【0023】本発明のモータ駆動用電源装置が電気自動
車に使用されている場合、制御回路73は、アクセル7
4、ブレーキ76及びクラッチ78の状態に応じて、電
力変換器28及び32に導通/非導通の制御信号を供給
すると共に、スイッチ回路72に開閉制御信号を供給す
る回路であり、例えば、マイクロプロセッサ・システム
により構成できる。すなわち、制御回路73は、クラッ
チ78が結合している状態で、回生状態及び力行状態の
いずれかであると判断する。この状態で、アクセル74
がオンで且つブレーキ76がオフであると、力行状態で
あると判断し、その他の場合、即ち、アクセル74及び
ブレーキ76が共にオフである場合か、アクセル74に
関係なくブレーキ76がオンである場合は、回生状態で
あると判断する。制御回路73は、この判断に応じて、
適切な制御信号を発生する。
【0024】次に、モータ18の消費する電力の分担状
態を示す図2を参照して、図1の第1実施例の動作を更
に説明する。なお、図2は、図13と同様に、領域Bが
電池グループ26の分担する電力領域を示し、領域C1
がコンデンサ24の分担する領域を示し、領域C2がコ
ンデンサ24への回生電圧による充電を示す。モータ1
8が力行状態であると制御回路73が判断すると、この
制御回路73は、第2電力変換器32内のトランジスタ
62を非導通に維持して、この第2電力変換器32の動
作を停止させる。よって、第2電力変換器32は、接続
されていないのと同様になる。制御回路73は、モータ
18の力行状態において、モータに供給される電圧及び
電流を検出する(検出回路は図示しない)と共に、アク
セル74の状態を検出して、モータ18がどの程度の電
力を要求するかを判断する。
【0025】図2に示す時点0から時点t1までのよう
に、モータ18の要求電力が小さい場合、総ての電力を
電池グループ26のみでまかなうことができるので、制
御回路73は、スイッチ回路72を開く(非導通にす
る)。よって、電池グループ26のみがダイオード36
を介して電力を第1電力変換器28に供給する。第1電
力変換器28は、この電圧を降圧して、モータ18に供
給する。
【0026】アクセル74の設定との関係で、コンデン
サ24からも電力を供給しなければならないレベル(設
定値)、即ち、電池のみの電力分担ではまかなえきれな
いレベルに達したと、制御回路73が時点t1で判断す
ると、この制御回路73がスイッチ回路72を閉じる
(導通にする)。よって、コンデンサ24に充電された
電気エネルギーによりある電圧と、電池グループ26の
電圧とが加算されて、この加算された電圧が第1電力変
換器28により降圧されて、直流モータ18に供給され
る。よって、コンデンサ24及び電池グループ26から
の電流が、第1電力変換器16、モータ18及びスイッ
チ回路72を介してコンデンサ24に戻り、閉回路が形
成され、モータ18が回転する。
【0027】また、アクセル74の設定との関係で、時
点t2において、モータ18の要求電力が設定値未満に
なると、制御回路73は、スイッチ回路72を再び非導
通にする。よって、コンデンサ24が切り離されて、電
池グループ26のみが第1電力変換器28により降圧さ
れてモータ18に電力を供給する。この状態が時点t3
まで続く。時点0から時点t3までは、モータ18の力
行期間中であるので、制御回路73は、アクセル74の
状態及びモータ18に供給される電力との関係から、第
1電力変換器28に供給する制御パルス信号の衝撃係数
を制御して、運転者が希望するように、モータ18の回
転状態を制御する。また、制御回路73は、電源の電圧
が変動してもモータの動作が変わらないように、電力変
換器28に供給する制御パルス信号を制御する機能を持
つ。
【0028】スイッチ回路72が導通している期間中、
コンデンサ24及び電池グループ26は直列接続なの
で、コンデンサ24の電圧が順次低下していっても、電
池グループ26の上端の電圧は、常に少なくとも電池の
電圧だけは十分にあるので、コンデンサ24の電圧がゼ
ロになるまで、このコンデンサ24の電気エネルギーを
利用できる。ところで、時点t1及びt2間におけるモ
ータ18の力行時には、大容量コンデンサ24の放電が
進むにつれて、充電電圧が低下し、蓄電量がゼロになる
と、極性が反転してしまう。ダイオード36は、コンデ
ンサ24の極性が反転しようとすると導通して、この極
性反転を防止する。コンデンサ24の極性が反転しない
期間中は、ダイオード36は非導通であり、また、スイ
ッチ回路72が非導通の期間中は、ダイオード36が導
通しているので、図1の装置の動作に影響しない。
【0029】時点t3において、モータ18が回生状態
であると制御回路73が判断すると、この制御回路73
は、スイッチ回路72を導通状態にし、第1電力変換器
28内のトランジスタ62を非導通にしてその動作を停
止させる。また、制御回路73は、第2電力変換器32
内のトランジスタ62を適切な衝撃係数で繰り返し導通
及び非導通にして、第2電力変換器32を動作させる。
よって、コンデンサ24及び電池グループ26からの電
圧が第1電力変換器28を通過せず、モータ18に駆動
電圧が供給されない。よって、モータ18は、発電機と
して機能し、発電電圧、即ち、回生電圧を発生する。こ
の回生電圧は、第2電力変換器32を介してコンデンサ
24に供給され、このコンデンサ24を充電する。この
充電電圧が、モータの力行時に再利用される。
【0030】図3は、本発明の好適な第2実施例のブロ
ック図である。この第2実施例は、図1に示す第1実施
例と類似しているので、異なる点のみを以下に説明す
る。図1の実施例では、スイッチ回路72は、コンデン
サ24のマイナス端と第1電力変換器28の共通電位端
(左側下の端子)との間に接続された単極単投スイッチ
であるが、図3の実施例では、スイッチ回路72の代わ
りに双極単投スイッチ回路75を用い、固定端子をコン
デンサ24の夫々の端部に接続し、可動端子を第1電力
変換器28の共通電位端に接続している。モータ18の
力行期間中に、モータ18の必要電力が小さい場合に
は、制御回路73の制御により、スイッチ回路75が電
池グループ26のマイナス端を選択して、コンデンサ2
4を切り離す。また、モータ18の必要電力が大きい場
合には、制御回路73の制御により、スイッチ回路75
がコンデンサ24のマイナス端を選択して、第1電力変
換器28がコンデンサ24及び電池グループ26の直列
回路から電力を受けるようにする。力行期間中のその他
の動作は、図1の実施例と同じである。また、回生期間
中は、制御回路73が第1電力変換器28の動作を停止
させるので、スイッチ回路75の選択はいずれでもよ
い。
【0031】図4は、本発明の好適な第3実施例のブロ
ック図である。この第3実施例では、コンデンサ24及
び電池グループ26を直列接続する。この直列回路の電
池グループ26のプラス端は、第1半導体スイッチ回路
77を介して、双方向性第1電力変換器16の左側の入
出力端の一方(上側)に結合し、コンデンサ24のマイ
ナス端は、第2スイッチ回路72を介して、第1電力変
換器16の左側の入出力端の他方(下側)及び単方向性
第2電力変換器32の左側の出力端の下側、即ち、基準
電位源に結合する。第2電力変換器32の右側の入力端
は、第1電力変換器16の左側の入出力端に結合され、
第2電力変換器32の左側の出力端は、第2スイッチ回
路72を介してコンデンサ24を充電可能に接続され
る。第1電力変換器16の左側の入出力端がモータ18
に結合される。コンデンサ24及び第2スイッチ回路7
2の直列回路の両端には、極性反転防止用のバイパス・
ダイオード36を結合する。図1の場合と同様の制御回
路73が、第1スイッチ回路77、第2スイッチ回路7
2、第1電力変換器16及び第2電力変換器32を制御
する。なお、第1電力変換器16及びモータ18の接続
間に他の回路、例えば、第2電力変換器32が接続され
ていないので、第1電力変換器16及びモータ18の予
め設定された最適な組み合わせを、マッチングを崩すこ
となく、そのまま利用できる点に留意されたい。また、
第1電力変換器16には図9に示すチョッパを使用で
き、第2電力変換器32には、図12に示すチョッパを
使用できる。
【0032】モータ18の力行時には、制御回路73
は、スイッチ回路77を導通状態に維持し、第2電力変
換器32の動作を停止させ、第1電力変換器16に適切
な衝撃係数の制御パルス信号を供給して、第1電力変換
器16が左側からの入力電圧を降圧して、モータ18に
供給できるようにする。この力行時において、モータ1
8の要求電力が設定値よりも低い場合、電池グループ2
6からの電力のみで充分なので、制御回路73はスイッ
チ回路72を非導通にする。よって、電池グループ26
からの電流は、第1スイッチ回路77を介して第1電力
変換器16に加わり、この第1電力変換器16からの戻
り電流は、ダイオード36を介して電池グループ26に
戻る。モータ18の要求電力が設定値よりも高くなる
と、電池グループ26及びコンデンサ24の両方からの
電力を第1電力変換器16が受けるために、制御回路7
3はスイッチ回路72を導通にする。よって、電池グル
ープ26及びコンデンサ24の直列回路からの電流は、
第1スイッチ回路77を介して第1電力変換器16に加
わり、この第1電力変換器16からの戻り電流は、第2
スイッチ回路72を介してコンデンサ24に戻る。な
お、ダイオード36の動作は、第1及び第2実施例と同
じである。
【0033】モータ18の回生時には、制御回路73
は、第1スイッチ回路77を非導通にし、第2スイッチ
回路72を導通させ、第2電力変換器32を適切に動作
させる。なお、第1電力変換器16は、スイッチ回路7
7の非導通により、電池グループ26からの電力を受け
ないので、モータ18に電力を供給できない。よって、
第2電力変換器32は、モータ18の回生電力を第1電
力変換器16を介して受け、適切に降圧して、コンデン
サ24を充電する。
【0034】なお、電力変換器16が、チョッパ又はイ
ンバータの何れの場合にも、これらチョッパ又はインバ
ータ用の電源電圧がモータ18の起電力よりも高いと、
スイッチング素子(トランジスタ)の導通及び非導通の
時間比(衝撃係数)を調整することによって、昇圧での
回生電力制御が可能である。しかし、モータ18の起電
力よりも電源電圧が低いときには、チョッパ又はインバ
ータが単なる整流器として作用するだけで、回生電力の
制御が不能となるが、第2電力変換器32が回生電力を
制御してコンデンサ24を充電できるので問題ない。よ
って、モータ18が発電した電力を、第1電力変換器1
6で整流(制御不能状態にある)した後、第2電力変換
器32で降圧(制御可能状態にある)してもよいし、第
1電力変換器16で昇圧(制御可能状態にある)した
後、第2電力変換器32で降圧(制御可能状態にある)
してもよい。また、この実施例では、第2電力変換器3
2の入出力端間を絶縁することにより、モータ18が停
止期間中でも、スイッチ回路77及び72を導通させ、
第2電力変換器32を動作させることにより、電池グル
ープ26からコンデンサ24に充電を行うことができ
る。
【0035】図5は、本発明の好適な第4実施例のブロ
ック図である。この実施例は、図4の実施例の第2スイ
ッチ回路72がない場合に類似しているが、第2電力変
換器320が、入力側(右側の端子)及び出力側(左側
の端子)の間が絶縁された一般的なDC/DCコンバー
タで構成されている。また、第2電力変換器320が、
入力側及び出力側の間が絶縁せずに、第1電力変換器1
6の第1入出力端と第2入出力端との間を絶縁してもよ
い。図6は、図5の実施例におけるモータ18の供給電
力の状態を示す図であり、領域Cは、コンデンサ24か
らの電力供給を示し、領域Bは、電池グループ26から
の電力供給を示す。時点0〜t3の期間のモータ18の
力行時には、スイッチ回路77を導通させ、モータ18
の要求電力が小さいとき(時点0〜t1及び時点t2〜
t3の期間)には、第2電力変換器320を動作させ
て、電池26及びコンデンサ24の直列回路からの電力
を部分的に第2電力変換器320を介してコンデンサ2
4に戻す点が図4の実施例と異なる。よって、コンデン
サ24は、放電と充電との差引で、実質的にコンデンサ
24の放電電力を低減できるので、モータの要求電力の
小さいときに、コンデンサ24の蓄積エネルギーを温存
できる。この場合、第2電力変換器320の動作の制御
に応じて、電池26及びコンデンサ24の直列回路から
の放電電流を連続的に任意に制御できる。
【0036】また、力行時において、モータ18の要求
電力が大きいとき(時点t1〜t2の期間)には、制御
回路73が第2電力変換器320の動作を停止させ、コ
ンデンサ24への充電を停止する。よって、電池26及
びコンデンサ24の両方からの電力を、第1電力変換器
16を介して、モータ18に供給できる。なお、第2電
力変換器320の入力側及び出力側が絶縁されていない
場合、第1電力変換器16と、入出力間の絶縁されてい
ない第2電力変換器とを同時に動作させると、スイッチ
回路77及び第2電力変換器を介して、電池26が短絡
して動作しなくなる。よって、第2電力変換器320の
入力側及び出力側を絶縁する必要がある。
【0037】モータ18の回生期間は、図4の実施例の
場合と同様に、制御回路73がスイッチ回路77を非導
通にし、モータ18の回生電力を第1電力変換器16及
び第2電力変換器320を介してコンデンサ24を充電
してもよい。しかし、スイッチ回路77を導通にする
と、回生電力をコンデンサ24及び電池26の両方に戻
すことができる。この場合、制御回路73が第2電力変
換器320を通過する電力を大きくすると、コンデンサ
24の回生電力の分配量が多くなり、逆にこの通過電力
を小さくすると、電池26への回生電力の分配量が多く
なる。満充電状態に近いコンデンサ24に回生電力を戻
すと過電圧になってしまうが、このような場合には、電
池26に回生電力の一部を戻すことができる。なお、図
6の時点t3〜t6の期間中は、この回生状態を示し、
時点t4〜t5の期間中に、スイッチ回路77が導通し
て、電池26に回生電力を戻している。この図5の実施
例は、図4の実施例と異なり、モータ18の動作中に、
電池26からコンデンサ24を充電できる。
【0038】図7は、本発明の好適な第5実施例のブロ
ック図である。この実施例は、図1の実施例と類似して
いるが、スイッチ回路72を用いず、第2電力変換器3
20に、入力側及び出力側が絶縁されたDC/DCコン
バータを用いている。この第2電力変換器320の動作
は、図5の実施例の場合と同じであるが、第1電力変換
器16を介さずに、モータ16の回生電力を直接受け
る。その他の動作は、図5の場合と同様である。
【0039】本発明の好適な実施例について上述した
が、当業者には、本発明の要旨を逸脱することなく、種
々の変形及び変更が可能である。モータは実施例で説明
したもの(DCモータ)以外にも、DCブラシレスモー
タ、交流誘導モータ、交流同期モータでもよく、また、
単相モータでも3相モータでもよい。第1電力変換器に
は、これらのモータに対応したチョッパまたはインバー
タを、第2変換器には、チョッパまたはDC/DCコン
バータを使用することができる。コンデンサとしては、
複数のコンデンサを並列接続したものを用いてもよい。
さらに、1個のコンデンサの代わりに、少数のコンデン
サを直列接続して用いてもよい。なお、少数のコンデン
サを直列接続する場合、各コンデンサの電圧のバラツキ
は、多数のコンデンサの直列接続の場合よりも少ないの
で、さほど問題にならない。電池とコンデンサの電力分
担の割合は、図2と図13に示した割合に限られるもの
ではなく、種々の変形が可能である。図1のスイッチ7
2、図3のスイッチ75、図4のスイッチ72は、モー
タの要求電力が小さいと判断された期間中、非導通のま
まにすることもできるし、導通/非導通を高速で切り換
えることもできる(従来技術・図10のスイッチ20と
同様)。この場合、導通比率が多いほどコンデンサが多
く使われ、逆に導通比率が小さいほど電池が多く使われ
る。
【0040】
【本発明が奏する効果】上述の如く、本発明のモータ駆
動用電源装置によれば、電池及びコンデンサを直列接続
して用いるので、モータの力行時にコンデンサの蓄電エ
ネルギーを完全にゼロになるまで使用できる。電池にコ
ンデンサを直列接続して放電すると、電池単独の場合よ
りもコンデンサのぶんだけ電圧を高くすることができ
る。ここで、第1の電力変換器に供給される電力が同じ
であれば電圧が高くなったぶんだけ、電池の放電電流、
即ち負荷を減らすことができる。また、力行時のモータ
の要求電力に応じて、スイッチ回路が電池及びコンデン
サの直列回路からコンデンサを切り離したり、力行時に
電池からコンデンサに供給する電力を制御するので、電
池及びコンデンサの電力負担の割合を任意に制御して、
コンデンサの蓄電エネルギーをより一層効率的に使用で
きる。電気自動車が市街地を走行する場合には、加速
(力行)と減速(回生)が適宜繰り返され、コンデンサ
も加減速に合わせて放電(力行)と充電(回生)が繰り
返される。したがって、コンデンサは走行状態を反映し
た電圧域を保つことになり、力行時に電池の負荷を低減
する効果も持続する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモータ駆動用電源装置の好適な第1実
施例のブロック図である。
【図2】図1の動作を説明するために、モータ要求電力
を表す図である。
【図3】本発明のモータ駆動用電源装置の好適な第2実
施例のブロック図である。
【図4】本発明のモータ駆動用電源装置の好適な第3実
施例のブロック図である。
【図5】本発明のモータ駆動用電源装置の好適な第4実
施例のブロック図である。
【図6】図5の動作を説明するために、モータ要求電力
を表す図である。
【図7】本発明のモータ駆動用電源装置の好適な第5実
施例のブロック図である。
【図8】従来のモータ駆動用電源装置の一例のブロック
図である。
【図9】電力変換器の一例の回路図である。
【図10】従来のモータ駆動用電源装置の他の例のブロ
ック図である。
【図11】従来のモータ駆動用電源装置の更に他の例の
ブロック図である。
【図12】電力変換器の他の例の回路図である。
【図13】図11の動作を説明するために、モータ要求
電力を表す図である。
【符号の説明】
16 第1電力変換器 18 モータ 24 コンデンサ 26 電池 28 第1電力変換器 32 第2電力変換器 36 ダイオード 72 スイッチ回路 73 制御回路 74 アクセル 75 スイッチ回路 76 ブレーキ 77 スイッチ回路 78 クラッチ 320 第2電力変換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02J 1/00 306 8110−5H H02M 7/72 // H02M 7/72 H01G 9/00 301Z (72)発明者 宮岡 邦明 広島市中区小町4番33号 中国電力株式会 社内 (72)発明者 渋谷 紘 広島市中区小町4番33号 中国電力株式会 社内 (72)発明者 福田 哲夫 神奈川県横浜市港北区新吉田町4415−2 株式会社東京アールアンドデー横浜事業所 内 (72)発明者 大沼 伸人 神奈川県横浜市港北区新吉田町4415−2 株式会社東京アールアンドデー横浜事業所 内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池及びコンデンサの直列回路と、 出力端がモータに結合された第1電力変換器と、 該第1電力変換器の入力端を上記電池の両端又は上記直
    列回路の両端に選択的に結合させるスイッチ回路と、 入力端が上記モータに結合され、出力端が上記コンデン
    サを充電可能に結合された第2電力変換器と、 上記第1電力変換器、上記第2電力変換器及び上記スイ
    ッチ回路を制御する制御回路とを具え、 該制御回路は、上記モータの力行時に、上記モータの必
    要とする電力に応じて上記スイッチ回路の導通及び非導
    通を制御して、上記コンデンサから得る電力を調整する
    ことを特徴とするモータ駆動用電源装置。
  2. 【請求項2】 電池及びコンデンサの直列回路と、 第1入出力端の一方が第1スイッチ回路を介して上記電
    池の上記コンデンサと反対側の端部に結合され、第2入
    出力端がモータに結合された第1電力変換器と、 該第1電力変換器の上記第1入出力端の他方を上記電池
    の他端又は上記コンデンサの上記電池と反対側の端部に
    選択的に結合させる第2スイッチ回路と、 入力端が上記第1電力変換器の上記第1入出力端に結合
    され、出力端が上記コンデンサを充電可能に結合された
    第2電力変換器と、 上記第1スイッチ回路、上記第2スイッチ回路、上記第
    1電力変換器及び上記第2電力変換器を制御する制御回
    路とを具え、 該制御回路は、上記モータの力行時に、上記第1スイッ
    チ回路を閉じ、上記モータの必要とする電力に応じて上
    記第2スイッチ回路の導通及び非導通を制御して、上記
    コンデンサから得る電力を調整することを特徴とするモ
    ータ駆動用電源装置。
  3. 【請求項3】 電池及びコンデンサの直列回路と、 第1入出力端が上記直列回路の両端にスイッチ回路を介
    して結合され、第2入出力端がモータに結合された第1
    電力変換器と、 入力端が上記第1電力変換器の上記第1入出力端に結合
    され、出力端が上記コンデンサを充電可能に結合され、
    上記入力端及び上記出力端の間が絶縁された第2電力変
    換器と、 上記スイッチ回路、上記第1電力変換器及び上記第2電
    力変換器を制御する制御回路とを具え、 該制御回路は、上記モータの力行時に、上記スイッチ回
    路を閉じ、上記モータの必要とする電力に応じて上記第
    2電力変換器を制御して、上記コンデンサから得る電力
    を実質的に調整することを特徴とするモータ駆動用電源
    装置。
  4. 【請求項4】 電池及びコンデンサの直列回路と、 入力端が上記直列回路の両端に結合され、出力端がモー
    タに結合された第1電力変換器と、 入力端が上記モータに結合され、出力端が上記コンデン
    サを充電可能に結合された第2電力変換器と、 上記第1電力変換器及び上記第2電力変換器を制御する
    制御回路とを具え、 該制御回路は、上記モータの力行時に、上記モータの必
    要とする電力に応じて上記第2電力変換器を制御して、
    上記コンデンサから得る電力を実質的に調整することを
    特徴とするモータ駆動用電源装置。
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