JPH1084329A - Ｏｆｄｍ変調信号の伝送方法およびｏｆｄｍ送信装置、受信装置 - Google Patents
Ｏｆｄｍ変調信号の伝送方法およびｏｆｄｍ送信装置、受信装置Info
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- JPH1084329A JPH1084329A JP8238917A JP23891796A JPH1084329A JP H1084329 A JPH1084329 A JP H1084329A JP 8238917 A JP8238917 A JP 8238917A JP 23891796 A JP23891796 A JP 23891796A JP H1084329 A JPH1084329 A JP H1084329A
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】 ＯＦＤＭ変調方式を用いたディジタル放送に
おいて、サービス時間率、場所率を確保するためには増
幅器の動作点を高くとると、ＯＦＤＭ変調信号のピーク
において歪みを発生し易くなる。 【解決手段】 送信側においては、入力符号化信号 に複素符号系列 （ここに、Ｓk ＝ｐｋ2 ，ｐはゼロでない任意の実数、
０≦ｋ≦Ｎ，Ｎは総キャリア数）を乗算（４）した後逆
ＦＦＴ（２）するようにしてＯＦＤＭ変調信号 を生成して送信し、受信側においては、受信信号をＦＦ
Ｔした信号に複素符号系列 （ここに、Ｓk は上記Ｓk に同じ）を乗算してＯＦＤＭ
復調出力信号を得るようにした。
おいて、サービス時間率、場所率を確保するためには増
幅器の動作点を高くとると、ＯＦＤＭ変調信号のピーク
において歪みを発生し易くなる。 【解決手段】 送信側においては、入力符号化信号 に複素符号系列 （ここに、Ｓk ＝ｐｋ2 ，ｐはゼロでない任意の実数、
０≦ｋ≦Ｎ，Ｎは総キャリア数）を乗算（４）した後逆
ＦＦＴ（２）するようにしてＯＦＤＭ変調信号 を生成して送信し、受信側においては、受信信号をＦＦ
Ｔした信号に複素符号系列 （ここに、Ｓk は上記Ｓk に同じ）を乗算してＯＦＤＭ
復調出力信号を得るようにした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】放送衛星においては、太陽電
池による発生電力を使用するため、中継増幅器の出力に
制限があるが、本発明は、そのような衛星系（地上系に
対して）でのディジタル放送等に使用するのに適してい
る周波数直交分割多重（ＯＦＤＭ：Orthogonal Frequen
cy Division Multiplexing）変調信号の伝送方法および
ＯＦＤＭ送信装置、受信装置に関する。
池による発生電力を使用するため、中継増幅器の出力に
制限があるが、本発明は、そのような衛星系（地上系に
対して）でのディジタル放送等に使用するのに適してい
る周波数直交分割多重（ＯＦＤＭ：Orthogonal Frequen
cy Division Multiplexing）変調信号の伝送方法および
ＯＦＤＭ送信装置、受信装置に関する。
【０００２】
【発明が解決しようとする課題】従来、ＯＦＤＭの各キ
ャリアの変調方式には、ＢＰＳＫ，ＱＰＳＫなどの位相
変調がある。これらの変調方式では多重された各キャリ
アの基準位相は一定であり、各変調信号のとりうる位相
はＢＰＳＫの場合２値、ＱＰＳＫの場合４値と限られて
いる。従って、この方式では各キャリアの位相がそろい
やすく、ＯＦＤＭ時間軸信号上に振幅のピークが発生す
る場合がある。
ャリアの変調方式には、ＢＰＳＫ，ＱＰＳＫなどの位相
変調がある。これらの変調方式では多重された各キャリ
アの基準位相は一定であり、各変調信号のとりうる位相
はＢＰＳＫの場合２値、ＱＰＳＫの場合４値と限られて
いる。従って、この方式では各キャリアの位相がそろい
やすく、ＯＦＤＭ時間軸信号上に振幅のピークが発生す
る場合がある。
【０００３】例えば、放送用中継増幅器においては、発
生電力、増幅器効率に制限があるなかでサービス時間
率、場所率を確保するために飽和領域付近で使用されて
いる。また、ＯＦＤＭ変調方式を用いたディジタル放送
においてもサービス時間率、場所率を確保するためには
増幅器の動作点を高くとることが望まれる。しかし一方
で、このように動作点を高くとると、ＯＦＤＭ変調信号
の振幅ピークにおいて歪みを発生し易くなる。
生電力、増幅器効率に制限があるなかでサービス時間
率、場所率を確保するために飽和領域付近で使用されて
いる。また、ＯＦＤＭ変調方式を用いたディジタル放送
においてもサービス時間率、場所率を確保するためには
増幅器の動作点を高くとることが望まれる。しかし一方
で、このように動作点を高くとると、ＯＦＤＭ変調信号
の振幅ピークにおいて歪みを発生し易くなる。
【０００４】本発明の目的は、上記のような発生電力、
増幅器効率に制限がある状況において、ＯＦＤＭ信号の
振幅ピークを抑え高い動作点で歪みの少ない伝送を行う
ことにある。
増幅器効率に制限がある状況において、ＯＦＤＭ信号の
振幅ピークを抑え高い動作点で歪みの少ない伝送を行う
ことにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明においては、伝送すべき情報に影響を与える
ことなく、ＯＦＤＭ各キャリアの基準位相を拡散させ、
または、ＯＦＤＭ各キャリアの振幅を変化させることに
よって信号の振幅ピークを抑制しようとするものであ
る。これら基準位相の拡散、ないし振幅の変化を行わせ
るために、本発明では、入力符号化信号に伝送情報に影
響を与えないように（受信側で、影響を与えないように
補正する場合を含む）特定の信号（Ｓ）を乗算し、それ
をもとにＯＦＤＭ変調を行い、各キャリアの伝送を行
う。
め、本発明においては、伝送すべき情報に影響を与える
ことなく、ＯＦＤＭ各キャリアの基準位相を拡散させ、
または、ＯＦＤＭ各キャリアの振幅を変化させることに
よって信号の振幅ピークを抑制しようとするものであ
る。これら基準位相の拡散、ないし振幅の変化を行わせ
るために、本発明では、入力符号化信号に伝送情報に影
響を与えないように（受信側で、影響を与えないように
補正する場合を含む）特定の信号（Ｓ）を乗算し、それ
をもとにＯＦＤＭ変調を行い、各キャリアの伝送を行
う。
【０００６】いま、信号（Ｓ）乗算して各キャリアの基
準位相を拡散させる場合、各キャリアの位相はそろいに
くくなり、振幅のピークを抑えて伝送を行うことができ
る。この場合、受信側において、上記送信側で乗算した
信号（Ｓ）に対応した信号（Ｓ* ）をＯＦＤＭ復調信号
に乗算して正しい情報を復元するようにする。
準位相を拡散させる場合、各キャリアの位相はそろいに
くくなり、振幅のピークを抑えて伝送を行うことができ
る。この場合、受信側において、上記送信側で乗算した
信号（Ｓ）に対応した信号（Ｓ* ）をＯＦＤＭ復調信号
に乗算して正しい情報を復元するようにする。
【０００７】また、各キャリアがＢＰＳＫ，ＱＰＳＫな
ど振幅方向に情報を持たない場合、送信側で信号（Ｓ）
を乗算するにあたり、位相がそろって振幅ピークを生じ
るキャリアと逆位相の成分を持つキャリアの振幅を大き
くするように乗算する信号（Ｓ）を選ぶことによって、
信号ピークを抑えた伝送を行うことできる。ここで、信
号（Ｓ）の乗算は離散時間での計算だけで行うことがで
きるため、ソフトウェアによって柔軟に対応することが
できる。
ど振幅方向に情報を持たない場合、送信側で信号（Ｓ）
を乗算するにあたり、位相がそろって振幅ピークを生じ
るキャリアと逆位相の成分を持つキャリアの振幅を大き
くするように乗算する信号（Ｓ）を選ぶことによって、
信号ピークを抑えた伝送を行うことできる。ここで、信
号（Ｓ）の乗算は離散時間での計算だけで行うことがで
きるため、ソフトウェアによって柔軟に対応することが
できる。
【０００８】すなわち、本発明ＯＦＤＭ変調信号の伝送
方法は、送信側においては、入力符号化信号に複素符号
系列
方法は、送信側においては、入力符号化信号に複素符号
系列
【外６】 （ここに、Ｓk ＝ｐｋ2 ，ｐはゼロでない任意の実数、
０≦ｋ≦Ｎ，Ｎは総キャリア数）を乗算した後逆ＦＦＴ
するようにしてＯＦＤＭ変調信号を生成して送信し、受
信側においては、受信信号をＦＦＴした信号に複素符号
系列
０≦ｋ≦Ｎ，Ｎは総キャリア数）を乗算した後逆ＦＦＴ
するようにしてＯＦＤＭ変調信号を生成して送信し、受
信側においては、受信信号をＦＦＴした信号に複素符号
系列
【外７】 （ここに、Ｓk は前記Ｓk に同じ）を乗算してＯＦＤＭ
復調信号を得るようにしたことを特徴とするものであ
る。
復調信号を得るようにしたことを特徴とするものであ
る。
【０００９】また、本発明ＯＦＤＭ変調信号の伝送方法
は、受信側におけるＯＦＤＭ復調のために必要な前記複
素符号系列
は、受信側におけるＯＦＤＭ復調のために必要な前記複
素符号系列
【外８】 （ここに、Ｓk ＝ｐｋ2 ，ｐはゼロでない任意の実数、
０≦ｋ≦Ｎ，Ｎは総キャリア数）に関する情報を、前記
入力符号化信号に含ませ、または当該ＯＦＤＭ伝送用伝
送路以外の伝送路にて送信側から受信側に予め伝送する
ようにしたことを特徴とするものである。
０≦ｋ≦Ｎ，Ｎは総キャリア数）に関する情報を、前記
入力符号化信号に含ませ、または当該ＯＦＤＭ伝送用伝
送路以外の伝送路にて送信側から受信側に予め伝送する
ようにしたことを特徴とするものである。
【００１０】また、本発明ＯＦＤＭ送信装置は、少なく
とも入力符号化信号に複素符号系列
とも入力符号化信号に複素符号系列
【外９】 （ここに、Ｓk ＝ｐｋ2 ，ｐはゼロでない任意の実数、
０≦ｋ≦Ｎ，Ｎは総キャリア数）を乗算する手段を具え
てなることを特徴とするものである。
０≦ｋ≦Ｎ，Ｎは総キャリア数）を乗算する手段を具え
てなることを特徴とするものである。
【００１１】また、本発明ＯＦＤＭ受信装置は、少なく
とも受信信号をＦＦＴした信号に複素符号系列
とも受信信号をＦＦＴした信号に複素符号系列
【外１０】 （ここに、Ｓk ＝ｐｋ2 ，ｐはゼロでない任意の実数、
０≦ｋ≦Ｎ，Ｎは総キャリア数）を乗算する手段を具え
てなることを特徴とするものである。
０≦ｋ≦Ｎ，Ｎは総キャリア数）を乗算する手段を具え
てなることを特徴とするものである。
【００１２】また、本発明ＯＦＤＭ変調信号の伝送方法
は、ＢＰＳＫＯＦＤＭおよびＱＰＳＫＯＦＤＭ変調信号
のいずれかの変調信号を生成して送信するＯＦＤＭ変調
信号の伝送方法において、前記いずれかの変調信号がと
りうる位相の正と負の成分の振幅を、前記いずれかの変
調信号の振幅ピーク時において等しくするような複数の
定数を入力符号化信号の値に応じてそれぞれ乗算した
後、逆ＦＦＴしてＯＦＤＭ変調信号を生成して送信する
ようにしたことを特徴とするものである。
は、ＢＰＳＫＯＦＤＭおよびＱＰＳＫＯＦＤＭ変調信号
のいずれかの変調信号を生成して送信するＯＦＤＭ変調
信号の伝送方法において、前記いずれかの変調信号がと
りうる位相の正と負の成分の振幅を、前記いずれかの変
調信号の振幅ピーク時において等しくするような複数の
定数を入力符号化信号の値に応じてそれぞれ乗算した
後、逆ＦＦＴしてＯＦＤＭ変調信号を生成して送信する
ようにしたことを特徴とするものである。
【００１３】また、本発明ＯＦＤＭ送信装置は、ＢＰＳ
ＫＯＦＤＭおよびＱＰＳＫＯＦＤＭ変調信号のいずれか
の変調信号を生成して送信するＯＦＤＭ送信装置におい
て、少なくとも前記いずれかの変調信号がとりうる位相
の正と負の成分の振幅を、前記いずれかの変調信号の振
幅ピーク時において等しくするような複数の定数を入力
符号化信号の値に応じてそれぞれ乗算する手段を具えて
なることを特徴とするものである。
ＫＯＦＤＭおよびＱＰＳＫＯＦＤＭ変調信号のいずれか
の変調信号を生成して送信するＯＦＤＭ送信装置におい
て、少なくとも前記いずれかの変調信号がとりうる位相
の正と負の成分の振幅を、前記いずれかの変調信号の振
幅ピーク時において等しくするような複数の定数を入力
符号化信号の値に応じてそれぞれ乗算する手段を具えて
なることを特徴とするものである。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照し、発明の
実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。図１
は、送信符号系列（入力符号化信号）
実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。図１
は、送信符号系列（入力符号化信号）
【外１１】 を直−並列変換した信号に、符号系例
【外１２】 （本明細書前段では、単に（Ｓ）にて表した）を乗算し
て伝送する本発明によるＯＦＤＭ送信装置の一実施形態
を示している。なお、本実施形態は、ＢＰＳＫＯＦＤＭ
に位相の拡散を行って信号ピークを抑制する実施形態で
ある。
て伝送する本発明によるＯＦＤＭ送信装置の一実施形態
を示している。なお、本実施形態は、ＢＰＳＫＯＦＤＭ
に位相の拡散を行って信号ピークを抑制する実施形態で
ある。
【００１５】図１において、入力符号化信号としての符
号系列
号系列
【外１３】 をシリアル−パラレル変換器１において直−並列変換し
て並列信号にし、さらに逆ＦＦＴ回路（Invers Fast Fo
urier Transform circuit)２およびパラレル−シリアル
変化器３を介して変換器３の出力端子からＯＦＤＭ変調
信号が得られる。ここまでは通常のＯＦＤＭ変調信号発
生のプロセスである（但し、図１において乗算器４がな
い場合）。
て並列信号にし、さらに逆ＦＦＴ回路（Invers Fast Fo
urier Transform circuit)２およびパラレル−シリアル
変化器３を介して変換器３の出力端子からＯＦＤＭ変調
信号が得られる。ここまでは通常のＯＦＤＭ変調信号発
生のプロセスである（但し、図１において乗算器４がな
い場合）。
【００１６】これに対し、本発明においては、図１に示
すように、シリアル−パラレル変換器１と逆ＦＦＴ（Ｉ
ＦＦＴ）回路２との間の各並列線の間にそれぞれ乗算器
４を介挿し、入力符号化信号である符号系列
すように、シリアル−パラレル変換器１と逆ＦＦＴ（Ｉ
ＦＦＴ）回路２との間の各並列線の間にそれぞれ乗算器
４を介挿し、入力符号化信号である符号系列
【外１４】 と符号系列
【外１５】 との間で乗算を行い、その乗算結果が逆ＦＦＴ回路２に
供給されるようにする。なお、図１の構成は一例であ
り、本発明においては、符号系列
供給されるようにする。なお、図１の構成は一例であ
り、本発明においては、符号系列
【外１６】 に符号系列
【外１７】 が相互に乗算されるような構成であればよく、図１に示
す回路配置に従う必要はない。
す回路配置に従う必要はない。
【００１７】ここで、入力符号系列
【外１８】 は、Ｎ個の２値（１，−１のいずれかをとる）の符号系
列であり、符号系列
列であり、符号系列
【外１９】 は符号系列
【外２０】 の位相を拡散するための複素符号系列
【外２１】 である。（Ｓk は受信側で予め既知の系列であり、例え
ば、各キャリアの遅れ時間が周波数に比例するように、
ば、各キャリアの遅れ時間が周波数に比例するように、
【数１】 ただし、ｐはゼロでない任意の実数、０≦Ｋ≦Ｎ，Ｎは
総キャリア数である。） こうして、２値の入力符号系列
総キャリア数である。） こうして、２値の入力符号系列
【外２２】 は、位相拡散のための複合符号系列
【外２３】 と乗算器４によって相互に乗算される。乗算の結果、位
相拡散されたＯＦＤＭ変調信号
相拡散されたＯＦＤＭ変調信号
【外２４】 がパラレル−シリアル変換器３の出力端子に得られる。
【００１８】図２（ａ），（ｂ）は、上述したＢＰＳＫ
ＯＦＤＭ変調信号生成時に符号系列（複素符号系列）
ＯＦＤＭ変調信号生成時に符号系列（複素符号系列）
【外２５】 を乗算しない（通常のＢＰＳＫＯＦＤＭ）ときと、本発
明によって乗算したときの変調信号の各キャリアのコン
スタレーションの一例をそれぞれ示している。また、図
３（ａ），（ｂ）は、それらに対応したＯＦＤＭ変調信
号の信号波形の一例をそれぞれ示している。図２および
図３から、位相拡散された信号の時間軸波形は、位相拡
散されない場合に比べ各キャリアの位相がそろいにくく
なり（図２（ｂ））、振幅のピークが抑えられた信号
（図３（ｂ））として伝送されることが分かる。
明によって乗算したときの変調信号の各キャリアのコン
スタレーションの一例をそれぞれ示している。また、図
３（ａ），（ｂ）は、それらに対応したＯＦＤＭ変調信
号の信号波形の一例をそれぞれ示している。図２および
図３から、位相拡散された信号の時間軸波形は、位相拡
散されない場合に比べ各キャリアの位相がそろいにくく
なり（図２（ｂ））、振幅のピークが抑えられた信号
（図３（ｂ））として伝送されることが分かる。
【００１９】図４は、上述の方法で送信された（すなわ
ち、位相拡散して送信された）信号を受信した受信信号
をＦＦＴした信号
ち、位相拡散して送信された）信号を受信した受信信号
をＦＦＴした信号
【外２６】 に複素符号系列
【外２７】 （本明細書前段では、単に（Ｓ* ）で表した）を乗算し
て正しい受信符号系列
て正しい受信符号系列
【外２８】 を復元する本発明によるＯＦＤＭ受信装置の一実施形態
を示している。
を示している。
【００２０】図４において、受信信号
【外２９】 をシリアル−パラレル変換器５において直−並列変換し
て並列信号にし、さらにＦＦＴ回路６においてＯＦＤＭ
復調する。この復調されたＯＦＤＭ復調信号に複素符号
系列
て並列信号にし、さらにＦＦＴ回路６においてＯＦＤＭ
復調する。この復調されたＯＦＤＭ復調信号に複素符号
系列
【外３０】 を乗算するための各乗算器７がＦＦＴ回路（fast Fouri
er Transform circuit)６とパラレル−シリアル変換回
路８との間に配置される。
er Transform circuit)６とパラレル−シリアル変換回
路８との間に配置される。
【００２１】複素符号系列
【外３１】 は、送信側でＯＦＤＭ変調時に複素符号系列
【外３２】 を乗算し、変調波を位相拡散させたため、受信側でも位
相拡散された信号が受信されてしまい、そのままでは正
しい受信符号系列
相拡散された信号が受信されてしまい、そのままでは正
しい受信符号系列
【外３３】 を復元できなくなるのを逆補正するための符号系列で、
具体的には、複素符号系列
具体的には、複素符号系列
【外３４】 （Ｓk は受信側で予め既知の系列であり、例えば、Ｓk
＝ｋ2 ；ただし０≦Ｋ≦Ｎ（Ｎ：総キャリア数））であ
る。また、最終的に復元される符号系列
＝ｋ2 ；ただし０≦Ｋ≦Ｎ（Ｎ：総キャリア数））であ
る。また、最終的に復元される符号系列
【外３５】 はｋ個の１または−１の符号系列である。
【００２２】これにより、受信信号
【外３６】 はシリアル−パラレル変換５を経てＦＦＴ６によりＦＦ
Ｔされ乗算器７の被乗算端子に入力される。一方、位相
拡散を逆補正ための符号系列
Ｔされ乗算器７の被乗算端子に入力される。一方、位相
拡散を逆補正ための符号系列
【外３７】 は受信側において予め既知であり、乗算器７の乗算端子
に入力される。乗算器出力には２値（−１，１）の受信
符号系列
に入力される。乗算器出力には２値（−１，１）の受信
符号系列
【外３８】 が復元され、パラレル−シリアル変換器８を介して取り
出される。
出される。
【００２３】以上において、正しいＯＦＤＭ復調のため
に受信側で必要となる複素符号系列
に受信側で必要となる複素符号系列
【外３９】 は、何らかのかたちで受信側に伝送されなければならな
い。これは複素符号系列
い。これは複素符号系列
【外４０】 そのものを伝送するのでなく、それが受信側で再現でき
る情報が送られればよい。伝送方法としては、送信側で
入力符号化信号に含ませ、伝送済みのシンボルの中で伝
送しておくか、それとは別の伝送路で伝送してもよい。
る情報が送られればよい。伝送方法としては、送信側で
入力符号化信号に含ませ、伝送済みのシンボルの中で伝
送しておくか、それとは別の伝送路で伝送してもよい。
【００２４】また、図１、図４でそれぞれＯＦＤＭ変調
および復調を行う際に本発明において使用する符号系列
および復調を行う際に本発明において使用する符号系列
【外４１】
【外４２】 は時間的に一定（変化しない）ものとしたが、これは、
送信符号系列を送信側で既知の方法でシンボルごとに変
化させ位相拡散を行って伝送し、受信側で逆補正するよ
うにしても、なおピークのたちやすい送信符号系列
送信符号系列を送信側で既知の方法でシンボルごとに変
化させ位相拡散を行って伝送し、受信側で逆補正するよ
うにしても、なおピークのたちやすい送信符号系列
【外４３】 を拡散することが可能である。
【００２５】上述例においては、ＯＦＤＭ信号の各キャ
リアの振幅が情報をもつ場合を考慮して（実際には、上
述例のＢＰＳＫＯＦＤＭの場合はもたないが、多値ＱＡ
ＭＯＦＤＭの場合には情報をもつ）、送信側で複素符号
系列
リアの振幅が情報をもつ場合を考慮して（実際には、上
述例のＢＰＳＫＯＦＤＭの場合はもたないが、多値ＱＡ
ＭＯＦＤＭの場合には情報をもつ）、送信側で複素符号
系列
【外４４】 を乗算して位相拡散させると、その位相情報が失われる
ため、これを回復させるために受信側で複素符号系列
ため、これを回復させるために受信側で複素符号系列
【外４５】 を乗算した。
【００２６】これに対し、ＢＰＳＫＯＦＤＭ，ＱＰＳＫ
ＯＦＤＭなどでは各キャリアの位相のみに情報があり、
各キャリアの振幅方向には情報をもたない。そこで、例
えばＢＰＳＫＯＦＤＭの場合、図１の
ＯＦＤＭなどでは各キャリアの位相のみに情報があり、
各キャリアの振幅方向には情報をもたない。そこで、例
えばＢＰＳＫＯＦＤＭの場合、図１の
【外４６】 として、送信符号系列
【外４７】 が１の場合Ｎ／（２Ｎ1 ）、また、−１の場合Ｎ／（２
Ｎ2 ）なる定数をそれぞれ送信符号系列（入力符号化信
号に相当）に乗算するものとする。ここで、Ｎはシンボ
ル長、Ｎ1 ，Ｎ2 はそれぞれシンボル中の
Ｎ2 ）なる定数をそれぞれ送信符号系列（入力符号化信
号に相当）に乗算するものとする。ここで、Ｎはシンボ
ル長、Ｎ1 ，Ｎ2 はそれぞれシンボル中の
【外４８】 の１，−１の個数である。こうすることにより、伝送信
号
号
【外４９】 の振幅ピーク時には１と−１あるいは正と負の成分の大
きさが等しくなるため、前述例と同様に振幅のピークを
抑えて伝送することができる。この場合、受信側では、
各キャリアの振幅方向には情報をもたないため、正しい
符号復元のためのキャリア拡散の逆補正を必要としな
い。
きさが等しくなるため、前述例と同様に振幅のピークを
抑えて伝送することができる。この場合、受信側では、
各キャリアの振幅方向には情報をもたないため、正しい
符号復元のためのキャリア拡散の逆補正を必要としな
い。
【００２７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
衛星放送などの発生電力に制限のある増幅器において
も、時間率、場所率を確保する目的をもって、より高い
動作点で動作させても歪の少ないＯＦＤＭ伝送をするこ
とが可能となる。
衛星放送などの発生電力に制限のある増幅器において
も、時間率、場所率を確保する目的をもって、より高い
動作点で動作させても歪の少ないＯＦＤＭ伝送をするこ
とが可能となる。
【図１】本発明によるＯＦＤＭ送信装置の一実施形態を
示している。
示している。
【図２】従来および本発明によるＯＦＤＭ変調信号の各
キャリアのコンスタレーションの一例を示している。
キャリアのコンスタレーションの一例を示している。
【図３】従来および本発明によるＯＦＤＭ変調信号の信
号波形の一例を示している。
号波形の一例を示している。
【図４】本発明によるＯＦＤＭ受信装置の一実施形態を
示している。
示している。
１，５ シリアル−パラレル変換器 ２ 逆ＦＦＴ回路 ３，８ パラレル−シリアル変換器 ４，７ 乗算器 ６ ＦＦＴ回路
Claims (6)
- 【請求項１】 送信側においては、入力符号化信号に複
素符号系列 【外１】 （ここに、Ｓk ＝ｐｋ2 ，ｐはゼロでない任意の実数、
０≦ｋ≦Ｎ，Ｎは総キャリア数）を乗算した後逆ＦＦＴ
するようにしてＯＦＤＭ変調信号を生成して送信し、 受信側においては、受信信号をＦＦＴした信号に複素符
号系列 【外２】 （ここに、Ｓk は前記Ｓk に同じ）を乗算してＯＦＤＭ
復調信号を得るようにしたことを特徴とするＯＦＤＭ変
調信号の伝送方法。 - 【請求項２】 請求項１記載のＯＦＤＭ信号の伝送方法
において、受信側におけるＯＦＤＭ復調のために必要な
前記複素符号系列 【外３】 （ここに、Ｓk ＝ｐｋ2 ，ｐはゼロでない任意の実数、
０≦ｋ≦Ｎ，Ｎは総キャリア数）に関する情報を、前記
入力符号化信号に含ませ、または当該ＯＦＤＭ伝送用伝
送路以外の伝送路にて送信側から受信側に予め伝送する
ようにしたことを特徴とするＯＦＤＭ変調信号の伝送方
法。 - 【請求項３】 少なくとも入力符号化信号に複素符号系
列 【外４】 （ここに、Ｓk ＝ｐｋ2 ，ｐはゼロでない任意の実数、
０≦ｋ≦Ｎ，Ｎは総キャリア数）を乗算する手段を具え
てなることを特徴とするＯＦＤＭ送信装置。 - 【請求項４】 少なくとも受信信号をＦＦＴした信号に
複素符号系列 【外５】 （ここに、Ｓk ＝ｐｋ2 ，ｐはゼロでない任意の実数、
０≦ｋ≦Ｎ，Ｎは総キャリア数）を乗算する手段を具え
てなることを特徴とするＯＦＤＭ受信装置。 - 【請求項５】 ＢＰＳＫＯＦＤＭおよびＱＰＳＫＯＦＤ
Ｍ変調信号のいずれかの変調信号を生成して送信するＯ
ＦＤＭ変調信号の伝送方法において、前記いずれかの変
調信号がとりうる位相の正と負の成分の振幅を、前記い
ずれかの変調信号の振幅ピーク時において等しくするよ
うな複数の定数を入力符号化信号の値に応じてそれぞれ
乗算した後、逆ＦＦＴしてＯＦＤＭ変調信号を生成して
送信するようにしたことを特徴とするＯＦＤＭ変調信号
の伝送方法。 - 【請求項６】 ＢＰＳＫＯＦＤＭおよびＱＰＳＫＯＦＤ
Ｍ変調信号のいずれかの変調信号を生成して送信するＯ
ＦＤＭ送信装置において、少なくとも前記いずれかの変
調信号がとりうる位相の正と負の成分の振幅を、前記い
ずれかの変調信号の振幅ピーク時において等しくするよ
うな複数の定数を入力符号化信号の値に応じてそれぞれ
乗算する手段を具えてなることを特徴とするＯＦＤＭ送
信装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8238917A JPH1084329A (ja) | 1996-09-10 | 1996-09-10 | Ｏｆｄｍ変調信号の伝送方法およびｏｆｄｍ送信装置、受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8238917A JPH1084329A (ja) | 1996-09-10 | 1996-09-10 | Ｏｆｄｍ変調信号の伝送方法およびｏｆｄｍ送信装置、受信装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1084329A true JPH1084329A (ja) | 1998-03-31 |
Family
ID=17037202
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8238917A Pending JPH1084329A (ja) | 1996-09-10 | 1996-09-10 | Ｏｆｄｍ変調信号の伝送方法およびｏｆｄｍ送信装置、受信装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1084329A (ja) |
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-
1996
- 1996-09-10 JP JP8238917A patent/JPH1084329A/ja active Pending
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